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2020年9月

2020年9月30日 (水)

大垣市、市民を愚弄のプレミアム商品券

 

 大垣市はこの未曾有の新型コロナ危機のさなか、政府が指導したプレミアム商品券発行では、市民を馬鹿にした対応をした。他市が2~10割のプレミアを付けているのに、大垣市はたった1割のプレミアである。

 大垣市では、コロナ禍での市民への一人当たりの支援金が、海津市の10分の1である。更に呆れたことに、この状況下で、厚顔無比にも寄付金を募って「丸の内公園」整備を始めた。今はそんな時期か! 市民を愚弄している。

 新型コロナウイルス禍で困っている市民に援助を与えなければならない時期に、小川敏はその困窮している大垣市民に、ケチったプレミア商品券をいやいや発行して、さらにご丁寧に「丸の内公園」整備で寄付金を強奪するのだ。

 大垣市は他市よりも税金が高く、財政が豊かなのに、この有様である。こんな市長がのさばる限り、大垣市は没落の一途である。

 

大垣市のプレミア率は最低である。

 

各市プレミア商品券のプレミア率

 大垣市   10%  10,000円で11,000円の商品券

 可児市   20%  10,000円で12,000円の商品券

 郡上市   20%     10,000円で12,000円の商品券

 岐阜市   25%     4,000円で5,000円の商品券

 美濃加茂市 25%   4,000円で5,000円の商品券

 彦根市   25%  20,000円で25,000円の商品券

 長浜市   25%     4,000円で5,000円の商品券

 多治見市  25%     4,000円で5,000円の商品券

 関市    33%   9,000円で12,000円の商品券

 美濃市   40%   5,000円で7,000円の商品券

 羽島市   43%   7,000円で10,000円の商品券

 高山市   100%  5,000円で10,000円の商品券

 北方町   100%  5,000円で10,000円の商品券

 

コロナ対策費比較

            大垣市     海津市

人口          158,832人    33,004人(2020年1月1日)

令和2年度一般予算    603億円     150億円

コロナ対策費       2億円2480万円   5億円

市民一人当たり対策費   1,415円   15,149円

 

子供へ         5千円ギフト券    1万円を補助

市民へ          なし       3000円の買い物券

新生児に        なし        1万円を補助

一人親限定で      2万円

(数が少ない)

市長給与の減額     なし    市長の給与を 20%減

(財源確保)            副市長の給与を15%減

教育長の給与を10%減

        口先、カッコだけの対策  長が痛みを感じる対策

参考

小川敏コロナ対策は大便ごとき、海津市 ... - 久志能幾研究所通信

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  10月1日発行の「広報 おおがき」より

 

2020-09-30 久志能幾研究所通信 1768 小田泰仙

累計閲覧総数 210,270

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

大垣市、狂気の「丸の内公園整備」寄付金募集

 

 この新型コロナウイルス騒動で、日本国内も大垣市内も失業者増、経営不振、倒産増加、土地の暴落、等で国中が大騒ぎをしている。国は景気対策で、プレミアム商品券の発行を各行政都市に指導をしている。

 その非常事態の最中に、大垣市は寄付金を募集して「丸の内公園」整備である。その公園を整備して、どれだけ大垣の景気回復に貢献するのか。誰が恩恵を受けるのか。どれだけ大垣が活性化するのか。それで大垣市の付加価値が上がるとは思えない。小川敏が狂っているとしか思えない。

 

放漫予算

 そもそも県下一豪華な大垣新市庁舎を建てて、当然、その周辺の整備も含まれているはずの建設予算である。市民一人当たりの負担金で比較すると、大垣市新市庁舎建設費は県下一の高さである。それを更に、寄付金集めして「丸の内公園」整備など狂気の沙汰である。

 

時代に逆行

 大垣新市庁舎建設で126億円も散財したのに、その豊潤な建設費からやりくりできないのか。その市民一人当たりの費用では多治見市の65%も多いのだ。絶対額で2.4倍も使うのだ。電子化、省人化、効率化を図れば、もっと小さな市庁舎でよいはずだ。人口減少時代、経済縮小時代なのに、県下一の豪華な新市庁舎など時代に逆行している。狂っている。

 「丸の内公園」は大垣新市庁舎の付帯設備である。税金の使い方が間違っている。市長の小川敏は、税金を人の金だと思って、やりたい放題である。

 

費用はマル秘

 小川敏は姑息なことに、その募集金額の総額さえ表に出していない。「丸の内公園」整備にどれだけの費用が必要で、寄付金でどれだけ賄うのかは、マル秘なのだ。市民を馬鹿にしている。

 

市庁舎費用比較

 新市庁舎の建設費、大垣市は県下一豪華

 

      人口  新市庁舎費用  市民一人当たり負担

 大垣市   159千人  126億円  79千円(県下一)

 岐阜市   406千人  266億円  65千円 

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

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一般会計に占める寄付金比率比較

  令和2年度一般会計収入 うち寄付金額 比率

大垣市    603億6000万円  7.24億円  1.20%

岐阜市   1790億1000万円  2.10億円  0.12%

多治見市   417億5368万円  0.64億円  0.15%

高山市    422億3779万円  0.06億円  0.014%

刈谷市    607億8000万円    0.02億円   0.003%

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 10月1日発行の「広報 おおがき」より

 

2020-09-30 久志能幾研究所通信 1767 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月29日 (火)

天婦羅を食べて幸せに。家族は地獄に落ちる

 

 ストレス社会で生きていくために、レジリエンス(resilience)という力が必用である。

 

 レジリエンスとは、心理学の言葉で、社会的なハンディや己の不利な状況において、自身の生活習慣を対応させる個人の能力と定義される。それは己の不利な状況や、ストレスとして人間関係の葛藤、健康問題、金銭問題等の心配事である。

 レジリエンスとは、脆弱性の反対の概念で、自発的治癒力の意味である。精神的回復力、抵抗力、復元力、耐久力とも訳される。もともとは精神・心理学の領域で発達してきた概念である。うつ病などの気分障害の心理療法としてレジリエンスを高める訓練が取り入れられて来た

 

 このレジリエンスを下げる食事は、天婦羅等の揚げ物に使う植物油(n-6系多価不飽和脂肪酸)の影響が大きいという研究結果が出ている。要は、揚げ物に使う植物油を多くとると、鬱病になりやすいという。

 

認知症の原因

 それは、認知症、アルツハイマー型認知症にもつながると私は推定した。その原因は、油分が血管内部に堆積して、血管内部を細くして、血液が満足に流れなくなったためと推定した。脳内の毛細血管内部にプラークが溜まり、血液の酸素や栄養素が末端まで行かず、それが不足すれば、まともに頭が働かなくなるのは、素人でも容易に推察できる。

 私は定年後の国家資格受験勉強で、記憶力の著しい低下を覚えて、久留米市の真島消化器クリニックの門を叩いた。その記憶力低下の原因が血管内のプラーク堆積であることを突き止めた。

 真島院長の食事指導で、それ以来、油分の摂取はドクターストップである。約2年間の食事療法で、血圧も正常に戻り、心筋梗塞、脳梗塞、網膜静脈閉塞症、認知症の危険性が無くなった。

 その派生病気である認知症やアルツハイマーの発症は、脳内の血液が正常に流れない為と私は推定している。その原因は食事である。

 

201610142  私の右股部、大腿大動脈にできたプラーク 2.22mm(赤矢印部)

 真島消化器クリニックにて  2016年10月14日

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食事とレジリエンスとの関係調査

 日本医科大学の吉川栄省氏らのグループは、「長鎖n-3系多価不飽和脂肪酸」とレジリエンスとの関係を研究している。

 今回、日本企業に勤める会社員を対象に、食事とレジリエンスの関係を調べた。対象は715人で、平均年齢39.9歳、男性596人、全体の65.2%が既婚者、8割以上が大卒である。

 調査は食事内容と抑うつ症状の評価スコア、およびレジリエンスを評価する一連の質問に回答した。

 揚げ物に関して、この半年間で、ほとんど食べない、一か月に1~3食、1週間に1~2食、同じく3~4食、ほぼ毎日食べる、の頻度で確認した。

 結果は、揚げ物を食べる頻度が高いほど、レジリエンスが低下していると判明した。またレジリエンス尺度と抑うつ症状スコアは有意の関連していた。

 この項、医学ライター・井手ゆきえ著「揚げ物は控えめに」週刊ダイヤモンド 2016/10/29 より

 

本人極楽、家族は地獄

 認知症になれば本人は何も分からなくなるので、極楽である。しかし家族は地獄の苦しみを味わう。鬱になれば本人も地獄、家族も地獄である。

 その原因の一つが美味しい天婦羅等の揚げ物である。美味しいものには毒がある。私は医食同源の食事方針で、健康で命を永らえたい。だから私は、「油断」して油分は摂らない。油の乗った美味しいお魚もドクターストップである。

 

IT化推進?

 最近、自分のIT化が進んでいないか、チェックしよう。IT化とは、人と話していて、IT(それ、あれ)ばかり言って、言いたいことが出てこない症状をいう。それは脳内の血管がプラークで詰まっている症状だ。脳梗塞の危険性もある。IT化は人生を脳死に変える。

 

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2020-09-29 久志能幾研究所通信 1766  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

相手がどう思うか  磨墨知257-1

 

 自分の時間は何物にも代えがたいお宝だが、相手の時間の同じようにお宝である。だから何か行動をする場合、相手がどう思うかを第一に考えよう。相手の時間を大事にするから、自分の時間の価値が分かる。人は一人では生きていない。人と人の間で、コミュニケーションを取って生きるのが人間だ。そのコミュニケーション如何で、自分の人生を豊かにも貧しくもなる。

 

孤独と孤立

 その大事なコミュニケーションが取れない人は、人であっても人間でない。そういう人とは距離を置いて付き合わざるを得ない。そういう人との付き合いは、己が組織の長なら、然るべき対応をして規範を示さないと、組織が壊れてしまう。

 人間はコミュニケーションを取りたくないなら、孤独で過ごせばよい。しかし人間なら、孤独でも孤立してはならない。しかしコミュニケーションが取れない人は孤立する。最近はそういう人が増えて閉口である。

 

「相手がどう思うか」以前の問題

 わが町内でも、町内の共通の利益のために行う工事(用水路の清掃)に、自分のエゴを出して、協力を拒否する偏屈者が跋扈している。話しても問答無用では、コミュニケーションが取れない。「相手がどう思うか」とはそれ以前の問題である。理論と現実は乖離である。

 

正義の味方

 客観的に正しいこととされることと、人がどう受け止めるかは別問題である。正義に囚われると、人は悪魔になる。その正義が正しいかどうかは、神でも分からない。時代が変われば価値観も変わる。宗教が変われば、全く別世界になる。他人には他人の価値観がある。それに思い至らないのは、思慮が足りない未熟者である。ましてや、海外で仕事をしようとするなら尚更である。

 価値観が違っても、「人間」ならコミュニケーションは取れる。それが取れない「人」は、エイリアンであるので、付き合う必要は無かろう。そっと己が身を引けばよいのだ。君子危うきに近寄らず。

 

プロジェクトは時間の塊

 小さい時間は自分だけの世界で作れるが、大きな時間を造るには他人の協力なしには、大きな時間は作れない。あるプロジェクトを推進するとは、大きな時間を造るのだ。

 例えば、日本の新幹線プロジェクトでは、日本列島を小さくして、日本国内の移動時間を削減して、我々に大きな時間を与えた。しかしそのプロジェクトの推進でも、相手がどう受け止めるかを考えてコミュニケーションを取らないと、大きなしっぺ返しを受ける。

 

業務改革

 私も前職の会社で、業務改革の推進リーダとして苦労をした。ある業務改革案で、各部の部長から、総論賛成、各論反対に遭遇して、苦渋を味わった。それは大きな時間ロスを生む。だから正論ばかりでは、埒が明かない。業務改革は正論と権力で押し通すしかない。

 その状態で相手の状態を考えては、業務改革は進まない。考えるべき相手は、市場の動向である。業務改革で、その権力がないと惨めである。救いは正義の御旗でしかない。そのジレンマで私は悩んだ。改革は相手がどう思うかではなく、天がどう思うかである。天とは市場である。改革は、自分と天を信じて進めるしかない。改革をしないと、属する組織(会社)が、他社との競争に負けて、倒産してしまう。己も失業してしまう。その改革が遅れて、私の属する会社は市場から消えた。

 

振り返り

 それから20年経って当時を振り返ると、成果はともかく、自分を信じて邁進した当時の自分を褒めてあげたい。今も私はそのエネルギーを温存している。身の回りで問題があり、それを解決しようという気力が無くなれば、生きている価値がない。その気力を持ち続けることが、青春である。

 

社会の敵

 人生は綺麗ごとばかりではない。聖人の人生論でも、戦う時は闘わねばならぬ。平和時は正義を貫けばよい。しかし戦争になれば、聖人でさえも、真面目に人殺しをせねばならぬ。国を守らねばならぬ。そうしないと銃後の老いた親、妻子が敵に殺され、国が亡ぶ。

 お釈迦様は押し寄せる敵に3度素手で説いて追い返したが、4度目に敵はお釈迦様の部族を滅ぼした。それでお釈迦様は出家された。

 その相手が社会的なオイタをしたのなら、正しい糾弾をすべきである。手心を加える必要はない。その場合は「相手が思う」以上の非難をすること。相手は社会的に非常識で、厚顔無比の行いをしたのだから、罰を受けるのだ。そうしないと社会が迷惑を受ける。そうしないと社会の秩序がなくなり道徳が崩壊する。現代日本はその崩壊の兆しがあり、私はその警鐘を鳴らしている。

 

2020-09-29 久志能幾研究所通信 1765  小田泰仙

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2020年9月28日 (月)

媚中派の岐阜新聞 TikTok規制に反対

 

 新聞等のマスコミの自己主張の常套手段は、民衆の意見だと紙面で述べながら、それを隠れ蓑に新聞社の意見を載せ、読者を洗脳することだ。だから新聞やテレビを見る場合、我々はそれに洗脳されないように注意が必要だ。

 その手法は新聞社への声の欄でもよく見られる。そこに掲載される読者の意見は、新聞社の本音に合致した投書しか掲載されない。だからいくら正論でも、新聞社の本音に逆らう投書は、絶対に掲載されない。

 

TikTokは情報漏洩で危険

 トランプ大統領がTikTokは情報漏洩の恐れがあり禁止だとの見解を示している。役人の利権のために増税し、景気が悪化しても知ったことではないと思っている甘利元税務省会長さえも、TikTokは情報漏洩の危険を指摘している。それなのに、ノー天気に媚中派の岐阜新聞は、TikTok規制に反対の記事を載せる。

 記事中の最後で言い訳のようにその危険性を述べているだけだ。その本音は「岐阜新聞はTikTok規制に反対」である。これで岐阜新聞社は媚中派の新聞社であることが鮮明になった。

 岐阜新聞の本音の反対意見も若者に「困る」と代弁させて胡麻化している。岐阜新聞は政治の暗黒の世界を知らない世代をダシに使って、洗脳教育である。

 

中国共産党の犯している罪は、

1 ウイグル・チベットなどでの激しい人権弾圧

2 香港の国家安全法施行による一国二制度の破壊

3 技術・特許の盗用(開発費の削減)

4 「一帯一路」の美名で新興国への「高利貸し」もどき行為

5 東シナ海、南シナ海での軍事施設の建設で覇権の拡大

 

激しい人権弾圧

 現在の中国共産党はドイツ・ナチス党よりも酷いことをしているようだ。2050年には、日本は中国共産党に占領され、日本自治区になり下がるかもしれない。その時は、我々の愛する孫やひ孫が中国共産党政府に逆らい、その結果、強制収容所に入れられ、臓器販売目的で臓器を摘出されるかもしれない。

 チベット自治区は1955年に中共にチベット国が武力占領されて、中国に併呑された。それで約2割の住民が殺された。日本に換算すれば、2千万人が殺された。今は中国が、チベット・ウイグル族を中共に反対する不満分子として、強制収容に入れて、ドナーとして臓器を摘出している。現在の中国での臓器移植例は20万件である。臓器移植元は政府公式発表では、死刑囚だが、その死刑囚はたった?2000人である。

 チベット国が中国に占領されたのは、平和憲法がなかったためではなく、自衛する武力がなかったためである。だから媚中派議員は、日本の憲法改定に大反対である。憲法が改定されたら、中共が日本を武力攻撃しにくくなるからだ。

 

覇権の拡大

 現実は、中共・ロシアからの領空侵犯が昨年で999回もある。過去最高である。いわば隣のヤクザが刃物を持って毎日、家の周りをうろうろして、隙あらば強盗しようとしていると同じである。日本の憲法の制約で、航空自衛隊機が中国機を攻撃できないことを知っているので、中共はやりたい放題である。

 

 防衛省は4月、航空自衛隊による2018年のスクランブル(緊急)発進についてデータを公表した。同年は前年比95回増の999回で、統計を始めた1958年以来、過去2番目の多さとなった。

 スクランブル発進の記録の対象期間は、2018年4月1日から2019年3月31日まで。対象国・地域別の割合は、中国機約64%、ロシア機約34%、その他約2%だった。発進の対象領空は南西空域が最も多く、596回に及ぶ。

 大紀元 2019年04月17日 20時00分

 

 中国共産党の最終目的は、天皇陛下の首をちょん切ることだ。共産主義の教義にとって、天皇制は絶対に認められない存在である。日本が中国共産党に占領されたら、その悪夢が実現する。

 それなのに中国市場での金儲けに血走っている日本企業やマスコミは、中国の横暴に目をつむっている。日本人の堕落である。こんな根性だから、日本人の経営トップの不祥事が絶えない。

 

日本人のサル化

 要は日本人の指導層がサル化したのだ。中共からの賄賂の誘惑に毅然としなくなったのだ。自分だけ、今だけ良ければ、子孫のこと、未来の日本のことは知ったことではないのだ。サル化した輩は、未来の子孫のことを考えない。だから蓮舫議員のように、「二番ではダメですか」と日本の価値観を堕落させる議員・政党が跋扈するのだ。

 

二番の意味

 二番を目指すとは、限りなくビリに近い位置で満足し、基礎研究を放棄して、金儲けだけを目指す姿勢である。それは今だけ良ければよいサルの生き方だ。一番を目指さないから、研究開発やイノベーションの責任がないのだ。それでは昔のように、「日本の技術ただ乗り論」で、世界から叩かれるのだ。

 

サル化していた当時の民主党(2008年)

 当時の民主党は、今だけ良ければよいので、「コンクリートから人へ」の詐欺まがいのキャッチコピーで、災害を防ぐ国土保全インフラ投資を削った。

 20年後の今、そのダムが建設されなかったのが原因で、九州は水害の被害で苦しんでいる。すべて蓮舫議員の仕分けが原因である。蓮舫議員は自分の二重国籍問題さえ明確にしていないので、当時行った仕分けの反省が出るわけがない。そんな輩を選んだ選挙民の責任だ。

 主権国家として、自分の一票に責任が発生する。今の選択、決断のツケは20年後の子孫が尻拭いする。当時(2009年)の左寄りの新聞は、民主党の登場を大絶賛であった。その新聞が慰安婦事件で虚偽報道をして日本の外交を誤まらせた。そんな国民の敵の新聞の購読は止めよう。一人一人の選択が、日本の未来を決める。マスコミの洗脳教育から、目を覚まそう。

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 岐阜新聞 2020年8月11日

 

2020-09-28 久志能幾研究所通信 1764  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月27日 (日)

時間の戦略(改) 磨墨知38. 

 

 戦略とは「何をしないか=(略)」を選択する戦い手法である。全てに手を出していては時間がいくらあっても足らない。旧日本軍は戦線を拡大し過ぎて自滅した。

 時間は有限であり、何物にも変えられない資源なのだ。失った金は、稼げば取り戻せるが、失った時間は取り戻せない。

 自分に人生の理想の夢がある場合は、冗長な作業、世間話、人罪からの妨害、余興は人生の遊びとして扱うべきで、一定以上の割合にしてはならない。

 人生を脅かす魔モノのような存在が、病気である。その魔モノは、妖艶な美女如き美味食で、己を病気にさせる。美食こそが人生最大の抵抗勢力である。なにせ収入(税収60兆円)のうち、病気を治すための医療費(43兆円)が半分以上を占める現代である。それが抵抗勢力である。医療費に群がる輩が、己の人生を狂わせる。

 

 人生の理想(Ideal)=エネルギー(E) ÷ 抵抗勢力(R)

 

 戦争(病気も戦争だ)に勝つためには、戦略が必用だ。自分の持つエネルギーを増やすのは大変だ。夢を実現するために、それに対する抵抗勢力の力を減らせば、理想の実現エネルギーを大きくできる。

 私が食にこだわるのは、病気になりたくないためだ。病気が自分の夢を妨害する最大の抵抗勢力である。敵は身のうちである。

 

織田信長の戦略

 織田信長が鉄砲を最大限に活用したのは、尾張武士が弱かったからだ。信長は、弱い尾張武士を強くする戦術ではなく、戦わなくても(戦いを略する)、弱い兵士が鉄砲で相手を攻撃する戦略を考えた。武田信玄は武田四天王の力を合わせて、敵を突破しようとした。武田軍は日本最強の武士軍団で、赤備えとして恐れられた。だから飛び道具など必要でなかった。

 

ODA信永信用金庫の戦略

 自分の出来の悪い頭と身の回りの資源の貧弱さを理解すれば、抵抗勢力の力を弱めて、自分は飛び道具で武装するしかない。

 人生で最大の抵抗勢力とは、美食を餌に誘惑をかける食欲産業である。それが自分を病気にする。自分の自制心の無さが最大の敵である。

 現代の飛び道具とはIT機器である。そして自分の智慧である。凡人の自分が、人と同じことをしていて、勝てる(儲かる)ワケがない。

 人モノカネ情報が現代の資源である。それを司るのが時間である。それを有効活用するため、戦略をもって戦おう。私はIT投資にはケチケチしない。

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 テキスト「武道としての情報設計」(2006)

  

2020-09-27 久志能幾研究所通信 1763  小田泰仙

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2020年9月26日 (土)

朝日新聞社からの「危篤」連絡

 

 今朝(2020年9月25日、10:23)、朝日新聞の後藤という女性から電話がかかってきた。女性の声の一声が「朝日新聞の紙面が変わりました」と新聞購読勧誘である。私はそれを聞いて「俺は朝日が大嫌いだ!」と怒鳴って電話を切った。

 

問題点

 どこで私の電話番号の個人情報を入手したのだ。

 天下の大新聞社が不正に個人情報を入手して、新聞勧誘の電話をかけてるなんて、倫理規定に違反している。

 なぜ、勝手に人が憩いでいる時間帯に電話をかけてくるのだ。

 今時、電話勧誘の商売など、非常識である。時間泥棒である。

 曰く「紙面が変わりました?」

 なぜ経営が変わったと言えないだ。

 なぜ経営者が刷新されました、と言えないのだ。

 

対処療養では倒産

 朝日新聞は慰安婦事件の虚偽報道で販売部数が激減して、経営が苦しくなり、この勧誘電話を全国でかけまくっているのだろう。それは対処療養である。

 ウソの報道、偏向報道、再発防止なしの経営、それが現在の朝日新聞の報道ぶりである。昔と何も変わっていない。それが苦境の原因である。

 それを小手先の対処療法の「朝日新聞の紙面が変わりました」で進めるから、問題が解決しない。真因を明確にして、問題をつぶさないと経営危機は無くならない。それさえ分からないようだから、朝日新聞社は末期状態、危篤状態である。

 

己の危篤

 自分も人生の問題にぶつかって、小手先、対処療法の手を使っていないか、自省しよう。そうしないと人生の危篤状態に陥る。

 

 病気になり、解熱剤、鎮痛剤、降圧剤、抗がん剤、トクホ等の対処療法薬を使っていないか。

 トラブルになり、示談金、罰金、赤字補填、赤ちょうちんで和解、ゴマすり、値下げ、等で胡麻化すのは、すべて対処療法である。そのトラブルの真因を探さないと、問題は解決しない。また再発する。

 癌になって、世界最高の最高額の医療を受けても、なぜガンになったかの真因を探さないと、癌が再発する。かの世界一の金持ちのアップルのジョブズでさえ、癌には勝てなかった。享年56歳である。今、医学界やマスコミが追いかけている最先端医療技術は、単なる対処療法である。それでは癌は治らないし、無くならない。

 認知症の治療薬の開発競争が華々しい。しかし、認知症になる真因を見付け、それを防ぐ生活手段が、確実な認知症対策なのだ。それでは医薬品メーカは儲からないので、手を出さない。口が裂けて言わない。それが資本主義経済の不幸である。資本主義経済は金儲け至上主義で、人を幸せにする手段ではない。

 

企業の不祥事

 事故を起こしても、再発防止もせず、言い訳ばかりの記者会見で、担当者の首を切るだけの対処療法で済ませるから、三菱自動車は倒産寸前となった。エアバッグのタカタも同じである。

 会社が左前になったのに、その真因を追求せず、対処慮法として、ゴーンに経営を任せて、資産の切り売り、系列切り、従業員の首切り、開発費の削減だけの対策で済ませるから、日産はゴーンに骨までしゃぶられたのだ。

 

オレオレ詐欺投資

 人の言うことを妄信するから、金融商品で損をするのだ。銀行員のファイナンシャルプランナーの言うことを聞くから損をする。相手は手数料さえ稼げれば良いのだ。顧客が損をしても知ったことではないのだ。その損害を損切もせず、原因追及も真因も考えないから、何時まで経っても儲からない。

 自分の頭で考えなくて、修羅場の世界で儲かるはずがない。それで儲からないのは、勉強の絶対量が足りないのだ。知識・智慧が足りないのに、もうからない真因を追求せず、今まで通りの考えで投資をするから儲からない。それどころか破産に導かれる。

 

鴨がネギを背負って

 人を信用して、保証人になるから、破産するのだ。なぜその人間が、保証人を必用とするか、何故、己の所に来たかを考えないから、騙される。相手は貴方が騙しやすいカモだと「認定」したのだ。その人間がそういう状況になった真因を考えないからだ。己に人を見る眼が無かったのだ。

 それよりオダ仏教を信じなさい。そうすれば成仏(破産?)できる?

 人を信じるとは何と愚かなことか。自分自身を信じなさい。

 そのためには、学んで成長しなさい。

 成長しないから失敗する。

  知識を増やしても意味がない。どうせすぐ忘れる。

 知識よりも智慧が大事なのだ。

 

大垣市の場合

 大垣中心市街地活性化計画、元気ハツラツ市行事、大垣未来ビジョン等はすべて対処療法の計画である。なぜ大垣が衰退したかの真因を探らないから何時までも没落が続く。なにせ独裁者の小川敏が、自分がその原因だと考えないからだ。だから大垣は没落した。

5回のなぜ何故で真因を見つけよ5_

お陰様

 お陰様とは、みほとけが56億7000万年先から発する光で照らされて、できた影でその明暗部がハッキリと分かることをいう。真黒な暗夜に、みほとけの光に当たって真偽が浮かび上がる。事故や病気は、そのみほとけの光である。愚かな人間は、事故や病気にならなければ気が付かないのだ。事故や病気はみほとけの啓示なのだ。それで人生が終わったのではない。それから立ち直れば良いのだ。それがみほとけの慈悲である。 

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 馬場恵峰書 2011年4月2日  先生宅を訪問時、お土産として贈られる

2020-09-26 久志能幾研究所通信 1762  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月25日 (金)

餓死を選択しよう  磨墨知83.

 

 私は終末医療として、体中に多くの管を入れられ、ベッドに固定されたままで死にたくはない。それは生きているのではなく、生き長らせられている状態である。死にたくても死ねない。死なせてくれない。地獄である。人生は終わっている。

 管を鼻や口や血管に無理やり入れられるのは辛いもの。体が物を食べたくないといっているのに、無理やりに栄養分を管で流し込む。だから寝ているときに無意識の管を抜こうとする。それ故、病院側は両手をベッドに紐で括り付ける。自分の意思を表現できないのは、生きながらの地獄である。そこに人間の尊厳はない。それまでして生きたくはない。

 還暦を過ぎたら、延命治療の可否を家族に伝えておこう。

 

広田弘毅の母の餓死

 城山三郎著『落日燃ゆ』に出てくる広田弘毅の母は、死を予感してオランダ公使として赴任中の広田弘毅に会いたいと連絡する。広田弘毅は、立場上でオランダを離れるわけができず、それを母に伝えると、広田弘毅の母は、それ以来、食事を拒否して餓死された。その著を読んで30年経っても、その死にざまが、私の脳裏から消えない。

 

自然の摂理

 餓死は苦しくない。自然に眠るがごとく死ねる方法である。人は生まれ、老い、病気になり死を迎える。自然の摂理である。死ぬときは自分の意思であの世に逝こう。それが残された時間の有効利用である。家族の時間も大事にしよう。生きる自由があるのだから、死ぬ方法の選択があってしかるべきと思う。

 

母の死

 母は脳溢血で倒れ、幸いにも手術は成功して復帰したが、その半年後、脳梗塞になり、意識のないままベッドに半年間、横たわった。自力で呼吸できないので人工呼吸器をつけられ、自力で食べられないので、点滴で栄養素を体に送り込まれる状態が半年続いた。

 私は母を半年間見守ったが、見舞いに行っても、意識のない母を見るほど辛いものはない。それを看病する父も辛かったと思う。母が生前に延命治療の可否を意思表示するなら、決して了解しなかったと思う。そうまでして、家族をくるしめるような母ではなかった。

 

延命治療

 植物人間を生かす医療は、現代医学の傲慢さの表れではないのか。現代医学は神を目指しているようだ。延命治療をして、誰が幸せになるのか、根本思想が間違っている。意思表示ができない本人は不幸、家族も不幸である。不幸でないのは、延命治療で儲かる薬品業界、医療業界だけではないか。

 人間は、宇宙の中のチリから生まれた一つの生命体である。寿命が来たら、宇宙のチリに返る。それに逆らう現代医学界は、神への越権行為である。国はそれに資源を投入して、医療費ばかりが際限なく増大して、国全体が貧乏になっていった。

 現在、日本国の18年度の医療費は42兆6000億円を超えた。日本の収入である税収は60兆円なのだ。こんな状態で経済成長などできるはずがない。だから日本の経済成長率がたった1%なのだ。日本は病気が原因で、医療費を使いすぎて、貧困家庭に没落したようなものだ。その陰で、医療関係者はお金持ちになった。

 

因果応報

 悪い食生活、悪い生活習慣を長年、続ければ病気になって当然、それが自然界の摂理で、宇宙の理である。延命治療はその「理」に反している。病気になったのは、自然界の生存原理で、負けになる手段の選択をしたのだ。それで病気になって、健康な人におんぶにだっこでは、正しい生活を守ってきた人に不公平だ。治療を受ける権利には、正しい義務(体の健康管理)を果たさねばならぬ。不可抗力で病気になった人を公的支援するのならは許せる。我儘放題で食べ過ぎて病気になったのを救うのは、やり過ぎだ。

 

リース物件

 人の体は、仏様からのリース物件である。大事に使おう。タバコ、飲酒、食べ過ぎ等の狂った食生活、夜更かし、睡眠不足等の狂った生活習慣などは、仏様への冒涜である。そうなれば罰も当たろう。そうなれば仏様がリース物件を引き上げて(死)も致し方あるまい。

 

 

アンケート:

 死期が迫っている時に延命治療を望むか

 

           臨む  望まない 分からない

 自分への延命治療  11%   71%   17.9%

 家族への延命治療  24.6%  52%   23.4%

 

  厚生労働省:終末医療に関する調査(2008年)。

  合計は必ずしも100%にならない。

Img_64091s  馬場恵峰書

 

2020-09-25 久志能幾研究所通信 1761  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月24日 (木)

自分を追い詰める 愛は意地悪  磨墨知370.

 

 人間はぬくぬくしているとろくな事は考えない。自分を客観的に眺めて、表面的な己には春風を持って接し、内なる自分は寒風に晒して決断せよ。

 往々に凡人は、その逆をするから人生で失敗する。大抵の人間は、表面的な己にも大甘だし、内なる己にも大甘である。誰でも自分を溺愛している。だから日記も禁酒も禁煙も浮気もダイエットも三日坊主である。死を覚悟して構えないから、大甘の人間が自分を追い詰めるなど、できるはずがない。それを「愛の法則(Iの法則)」という。

 

愛の葛藤方程式(Iの法則)

 I=E÷R 

 (中学の物理で習った電流の法則。愛は意地悪と覚えた)

 自己愛(I)は電流と同じように、エネルギー(E)を抵抗勢力(R)で割る値である。分母の抵抗勢力への力を増せば、自己愛は小さくできる。

 愛の葛藤のエネルギーに対して、自分はどれだけの抵抗力を持っているかである。力とカネの無い者は、不倫の愛に手を出してはいけない。それは物理の法則である。

 愛は人を盲目にするから、その「理」が分からなくなる。愛は静かに温めるべきだが、それでは燃える恋にはならない。どうしたらよかんべえ。

 

もう一人の人間

 何故なら、自分の中に、もう一人の人間がいて、ある決断を引き止めているからだ。それはまるでスポーツカーで、最大馬力を出そうと左足でアクセルを最大限に踏みこんでいるのに、右足でブレーキをしっかり踏んでいるような愚かな姿である。それが人間の性がなせる行動である。その性は、今まで50年間かけて形成されえたカチンカチンの固定観念である。

 

変わりたくても変われない原因

 人は一日に20回の小さな決断をする。人は13歳ころまでに、約7.3万回の決断形成訓練がなされて、脳の97%が完成し、個人の性格が形成される。それから30年も経ち、50歳の人なら50年間で、20回×365日×50年=365,000回も、その決断が毎日繰り返されて、カチンカチンに強固になった固定観念が形成されている。そういう「訓練」を無意識にしてきた。

 例えば、自分が優柔不断な性格というなら、50年間、優柔不断な決断を、日常生活の決断に於いて36.5万回もしてきたのだ。例えば、昼食にソバかウドンかの選択でも、優柔不断でなかなか決められなかったはずだ。もし夢の中でハーレムや後宮に行くとしても、A女かB女かの選択で迷ってしまうだろう。私なら迷わない。両方選んでしまう(?)。だから50男になって、優柔不断にならないほうがおかしい。

 だから一度くらい思いついた考えで、おいそれと人は変わらない。変えられない。思いついた考えは氷山の一角で、その下にある固定観念に人間は支配されている。

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崖から翔べ!

 真剣に自己改革をしたいなら、固定観念で己を命令するもう一人の自分を振り切り、自分を断崖絶壁に追い詰めて、もう一人の自分を崖下に突き落とさねば、変わらない。自分は38兆個の細胞からなる体の支配者として、覚悟を示さねばならぬ。それでこそ、身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、である。

 私は癌になり余命宣告されたので、死んだ気になって、何でもできる。崖から翔べたのだ!(嘘です(笑)。それで変われれば苦労はない)

 

「真」の意味

 変わるために「真剣に」とは、自分の生首をかけることだ。「真」とは、人間の胴体から首を取った形を表した象形文字である。その昔、戦争で敵を打ち取って、その数を数える時、首のない胴体を数えた。それが「真」の象形文字の起源である。

 

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アイデア創造

 龍は追い詰められると真珠の玉の様な汗をかく。それが時間の創造の結晶である。

 アイデアも締め切りを設け、自分を追い詰めないと出てこない。だから漫画家や流行作家は、編集者からホテルに缶詰めにされて、やっと原稿の締め切りが守れる。会社の仕事でも納期があり、上司から責められるから、やっと納期を守るのだ。人間とはそんな弱い存在である。

 仕事でアイデアが必用なら、とにかくアイデアを最低100個出すことを自分に課し、紙に書き出すことだ。ただし真珠のようなアイデアは101個目にしか出てこない。

 エジソンも電球のフィラメントの発明で、9999個のアイデアを考え、実験を繰り返し、失敗を繰り替えして、10,000個目のアイデアで成功した。エジソンは天才ではなく、汗の人なのだ。凡人の我々は、それ以上の努力が必要だ。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

 

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1760  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年9月23日 (水)

知に働いて角を立てよ 大垣市が死亡事件隠蔽

磨墨知352.  

 情に竿さして流されるより、知に働いて角を立てたほうが、時間が創造できる。

 

 「知に働けば角が立つ。情に竿させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい。」 夏目漱石著『草枕』

 

 西郷隆盛は情に竿さし西南戦争を起こし、多くの人の命と時間を浪費した。大久保利通は知に働いて、角を立てて、自分の命を捧げて、日本の近代化の志を全うした。それで近代日本の時間を豊かにした。人間の格の高さが、立てた角を丸くしてくれる。

 トランプ大統領は、中共ウイルス問題、ウイグル族・チベット族の人権問題、知的財産泥棒問題で、知を働かせ、中共に角を立て、経済戦争を始めた。

 中国との関係で金儲けを企む日本の媚中派議員・財界は金と情に流されて、米国が始めた米中経済戦争のさ中、何方に付くかで右往左往である。まるで守銭奴コウモリだ。

 

日本の病状

 現代日本の閉塞感の原因は、小賢しい役人どもが、問題が起きないように、起きないようにと、何かあると「隠蔽」してしまうからだ。自分達の保身で汲々としているからだ。だから病状が深刻化する。

 それは役人を筆頭に、利害関係者が失うもの(利権)を多く抱えているからだ。そんなしがらみを捨てられないから、日本経済が停滞する。

 中韓の問題でも、問題が起きないように、起きないようにと相手の言うことに反論もせず、曖昧に対処するから、慰安婦問題、南京事件問題、竹島問題、領空侵犯事件がこじれてしまう。

 

大垣市が死亡事件を隠蔽

 問題があるなら晴天の下に晒して、大騒ぎをすればよい。それを大垣市商連の餅つき大会(2020年1月19日)での老人の死亡事件のように、問題にならないように、ならないようにと隠蔽するから、問題が大きくなる。この事件は大垣市HPで公式に広報した行事である。その行事で、大垣市の不手際で老人が死亡したのだ。大垣市長にその説明責任があるのに、それを小川敏は隠蔽逃走である。

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  大垣市のHP

 

角を過度に立てよ

 私は、現在、宮使えの会社を離れ、世俗を離れ、因習を手放したので、自由な時間を謳歌している。

 夏目漱石が亡くなったのは49歳である。それよりも私は長く生きてきたので、文豪と言われた人の49歳の考えの幼さを客観的に見る事が出来る。明治時代の因習に束縛されていては、進歩がなかろう。

 抵抗勢力に盾突いて、角を立てないと、改革はできない。それは前職の会社で業務改革のため御旗を立てて角を立てまくった経験から得た智慧である。表では、業務改革派として振舞う部長だが、裏に回ると私の足を引っ張るのだ。そんな痛い経験を何度もした。

 

50にして49の非を知る

 五十にして天命を知る(論語)であるが、夏目漱石は天命を知る前に天に召されたようだ。天命を知れば、角を立てるくらいは何の問題もない。

 年齢、学歴、世間体、親戚、固定観念のシガラミを捨て、角を立てることを気にしなければ、時間は創造できる。どうせ文句を言ってくる人間は、後30年もすれば死ぬのだ。どうせ己もいつかは死ぬ身で、死ぬ時は裸である。少しでも世のため、自分のためになるなら、角を立てよ。後は野となれ山となれ、で頑張ろう。

 

P1000710s   馬場恵峰書

2020-09-22 久志能幾研究所通信 1759  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。