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2019年8月

2019年8月24日 (土)

「自己チェックリスト」という仏様(4/5)

---謙虚---

謙虚さと笑いがあったか?

 謙虚しすぎると萎縮する。人生に勢いは必要だが行き過ぎは傲慢だ。 

現場主義

  五感の経験が直感力を高める。

  1日に一度は現場に。意識して何を観るかを考える。

上司,部下の陰口・厭味・愚痴・ぼやきを言ってないか?

  厭味を言う人間は2流

負け戦は誰でも反省する。勝ち戦の時にこそ反省を。

 なにか至らなかったことがあるはず。

 1日に1通の反省書を。記録に残すこと。

自慢話をしたり、褒めることを暗に強制しなかったか?

  自慢が謙虚を駆逐する。

何故か? 何故か? 何故か? 本当にそうか?

 思い込みは無いか?  再確認を

公私の区別が下へのシメシとなっているか?

 鬼神に対してやましいことをするなかれ

誰かに批判されたか?

  批判されて初めてプロの仕事。褒められるのはヒヨコ。*2

読書したら同じ時間だけ考えたか?

  思考なき読書は「洗脳」と同じ。

自分の立場と自尊心を混同するな。

人生とは、障害と困難の克服なのだ。

自分の弱さを知るには、失敗は正確な物差しとなる。

失敗は自分の弱さを正す機会だ。

本気でやっていると誰かが助けてくれる。

 

---その他---

叱るべきときに,叱っているか?

  好き嫌いで人を区別していないか?

  感情を込めなくては叱れない

自分自身の体の管理が出来ているか?

  特に酒に対して自制心は(酒は頭に悪い)

発表

 準備が自信をつけ、練習が自信を大きくし、場数が自信を持たせる。

  継続が自信を作り上げる。

成果は仲間と分かちあえ。

 

注記)*1:米長邦雄著『人間における勝負の研究』参照  *3:添付資料10-4 参照

   *2:添付資料10-3 参照    *4:耶律楚材   *5:川上哲治

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   松本明慶大仏師作 聖観音菩薩

     観音様の眼で観る事

P1010406s_2    馬場恵峰書 

2019-08-24   久志能幾研究所通信No.1313  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

「自己チェックリスト」という仏様(3/5)

---惜福*1---

報酬以上のサービスをすること。必ず報われる

具体的願望に対して、「代償」を差し出したか? 期限を決めたか?

念ずれば花開く

  「夢」に対して「思い・目標」があるか?

 行動しなければ,全てはただの夢。

  目標さえあれば、「政策・戦略」が出てくる。

過去の延長線での思考は「対策・戦術」。

  諦めさえしなければ夢は叶う。

     それを阻止するのが自分の心に住む「鬼」。

   ⇨ 道は後からついてくる

  一番入れこんだ者が勝つ。

  自分が一番入れ込んでいるか、貪欲だと断言できるか?

  夢は大きくしているか?   棒ほど願って針ほどかなう。

10倍の目標に。

  何も咲かない冬の日は、下へ下へと根を延ばせ。

   ⇨ 常に自己啓発しているか?

  年間目標,10年後の目標を(チェックを毎日)

TF式情報処理システムを

     T(今日),W(今週),M(今月),F(今年,将来、願望)

     を4つに物事を別けて、P→M→W→Fの順に考えていけ。

楽天的に過ごしたか? 

否定的言葉を使わなかったか? 自分が運がいいと信じているか?

  「自分は成功する」との自己確信の強さが成功への鍵。

楽天思考が自己の力を倍増する。

  明るく振る舞え。

ぶっちょう面や落ち込み状態では,来ているチャンスさえ見えない。

量より質に重点をおいているか?

  しかし,最後を決めるのは時間の絶対量。

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  馬場恵峰書 

2019-08-24   久志能幾研究所通信No.1312  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月23日 (金)

「自己チェックリスト」という仏様(2/5)

自己チェックリスト       1999.07.31

---変化---

分からなくても,とにかく前進しているか?

幸福は行動することによってもたらされる。

  行動しなければ何も生まれない。

潜在意識にひらめいたことは、直ちに実行せよ

不二の法門  考えるネタが無くなるまで考えています。

       ⇨ 色即是空・無念夢想

  万策が尽きるとも最低あと3案は用意せよ。

  仕方なしの諦めでは進展なし。

  投了は最後の最後迄粘ってから。それが次のステップに生きる。

  失敗しても最後まで踏みとどまる努力をしたか

  「真剣だと知恵が出る。中途半端だと愚痴がでる。

       いいかげんだと言い訳ばかり。」*5 

      自分の中にある可能性を最大限に信じよ

  愚痴、言い訳、ぼやき・悲観的言葉・落胆態度とは、次の手を封じるお呪い!

   ⇨ 現在は過去の因果因縁の積分値。他人の責任ではない。

すべて自分のまいた種。

  変化をさせたか、したか、新挑戦をしたか?

  人は変化を通して成長する。

   ⇨ 1日1項の変化。1日0.1歩でもいいから前進を。

  一ヵ月後に、上司へ自分の改善内容を説明できるか?

  課内の人不足、能力不足は禁句 

   ⇨  育てよ、不足でも始めてしまえ

  部下が働きやすい環境を作り、改善しています。

「一期一会」 出会いの種を蒔いています。

  出会いのチャンスは自分で作っています。

  今を最大限に生きる。それには自分自身の充実しかない。

管理者であるよりも、指導者として活動しています

  まず、自分の結論を出すこと。

  自己の価値観と自分で決断を。

  決断を人に任せれば、その人間に支配される。

  自分が主体となって,仕事を考えているか。

  他に流されていないか?

  一つ上のレベルの立場で仕事を?

  実務は課長まで,部長以上は別の仕事を

  決断・判断・職務を上司・部下に押しつけないこと。

  自分の職位での職務とは?

  人の目を気にしすぎ,気にしなさすぎはなかったか? 

  時には、鬼神をも恐ぬ決断を。

小さな変化を見逃しまいません。

 小さな変化に大きな問題が潜んでいる。

2番では駄目、何が何でも1番を目指しています。

一流では駄目、超一流*3を目指したか?     

  1番でなければ、この世では使い捨てにされる。

  同じ程度の能力者は掃いて捨てるほどいる。

目で見える状態に管理しているか?  

  測定できないものは管理できない。

常に困難な道を選べたか?  

  挑戦する意欲が人を大きくする

  安易な選択が障害を招く

何時,何処へ飛ばされてもいいように身辺整理を

  (机上,身の回り,引き出し)

  煩雑は凶を呼ぶ

他人との比較でなく、絶対価値との比較で考える

  比較するなら身近な回りとではなく、もっと広い世界との比較を

目標値の達成や資格を取得しても、それを継続

  勝って兜の紐を締めよ。それは途中の一通過点でしかない。

出来なかったことと、やらなかったことを混同していないか?

今の仕事が将来への布石になっているか?

 

2019-08-23   久志能幾研究所通信No.1311  小田泰仙

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「自己チェックリスト」という仏様(1/5)

 約20年前、私が中間管理職の時代は、あちこち頭をぶつけ、叩かれ、何度も落ち込んで、忸怩たる思いに突き落とされた。あるプロジェクトの孤軍奮闘で、錦の御旗を掲げて、猪突猛進しても、ふと後ろを振り返ると、誰も付いてきていないことを発見して、何度泣いたことやら。

 その時、自分で自分の行動のチェクリストを作り、PDCAを回して、匍匐前進をして、敵の弾に当たらないように、地雷を踏まないように慎重に進んだ。中間管理職でも上になると、誰も助言をくれない。グローバル経済主義社会では、人の失敗は喜びなのだ。上司も自分のことが精いっぱいで、助けてくれない。団塊世代の私の代わりは、掃いて捨てる程、沢山いる。だから自分で自分を律するしかない。職位が上になるほど、風当たりが強くなるのは、自然の理である。

 

小川敏市長の無能経営

 小川敏市長は、そんなことはお構いなく、ノー天気に市政を「経営」しているようだ。羨ましい限りである。やりたい放題の18年間の市政で、結果として大垣市は衰退した。

 小川敏市長は、自分は頭がいいと思っているので、人の意見は聞かないし、自己チェックなどしないだろう。取り巻きは、ヒラメばかりのようで誰も諫言しない。骨のある人材は、左遷させた。だから有能なブレーンがいない。前小倉満市長と大違いである。これでは大垣が衰退するのも故あること。まるで韓国の文在寅大統領のようである。文在寅大統領は毒饅頭の「反日運動」を食べ、小川敏市長は毒入りギネス水饅頭を食べた。それで毒が回り、本人は幸せ、回りや大垣市民は不幸せである。

 小川敏市長は、ドケチに徹して、小銭を稼いで大金を失っている。未来の大垣を失っている。小川敏市長は、人・モノ・金・情報を活用せず、予算をケチり、シルバー人材を首にして、大垣市役所職員を正規の業務以外にこき使い、園児達を金儲けのため炎天下で躍らせている。この18年間で約8,800人の小売商従業員の職を奪った。市民の不動産財産価値を半分に目減りさせた。大垣市民を不幸せにしている。それでいて無駄な宴会や祭り、派手な意味なきIT事業に無駄金を使っている。

 

人生経営とは

 皆さんも部下のある身なら、自己チェックリストを自作して、自分の人生経営することをお勧めする。最大の部下は己自身である。経営とは、自分の持てる経営資源(人モノ金時間)を、自分株式会社の社長として最大限に活用することである。特に人を活かすことが経営の要点である。その目的は、己を幸せにして、生き甲斐を創出することにある。

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 馬場恵峰書

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 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」

 

 次項(2/5~5/5)は、私の20年前の自己チェックリストである。今も活用中である。これは私の仏様、私を戒めてくれる魂(オニ)である。ご参考。

 

2019-08-23   久志能幾研究所通信No.1310  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

サウスウエスト航空『破天荒』経営に学ぶ

大垣市は「破滅行」経営

 サウスウエスト航空の経営方式の『破天荒』は、20年前に読んで感銘を受けた。最近の大垣市の破滅的経営に照らして、感じるところが多々ある。お役所でも市民のために、これくらいの発想で働けば、大垣市も発展する。

Photo_4      日経BP社         ダイヤモンド社

 

福岡市の最強経営

 福岡市の高島市長は、この会社のように既成概念にとらわれず、福岡市政治を改革して、福岡経済を成長路線に乗せた。政令都市で唯一、5年連続税収が過去最高を更新した。地価上昇率が東京都や大阪府のおよそ倍である。人口増加率も東京を抜いて一位である。

 

小川敏市政の 破滅行

 この会社と対極の考えが、小川敏市長の考えであろう。小川敏市長が、お山の大将で威張って旧態依然たる独裁経営に固執しているので、大垣は衰退の一途である。小川敏市政は、最弱の戦略を推進中である。

 大垣市は、小川敏市政18年間の無為無策で地価が半減である。人口密度も半減で、各種の経済統計が30~40%減の悲惨な状況である。小川敏市長の経営が無能としか言いようがない。

 

責任転嫁でシルバー人材を首

 小川敏市政は、市政100周年記念行事で金を痴呆的に使いすぎたようだ。なにせ当初の3億円余の予算を3億5千万円程使って、大赤字となったようだ。要は、ギネス水饅頭を食べ過ぎて、赤字という毒が回ったのだ。

 そのためスイトピアセンンタの駐車場係にシルバー人材センターの人を雇うカネさえ底をついて、その契約を破棄し、シルバーを首にして、市の正規職員が当番制でそのお役目を回している。担当者は、不慣れな業務でなおかつこの暑さで、駐車場の控えボックスと外を出入りして、その気温差に気の毒である。そのため街角の掃除でも、シルバー人材センターに頼む予算もなくなり、掃除が行き届かず、街頭が汚くなり、久しぶりに大垣にお盆帰省をした人が、大垣の汚さに呆れている。

 小川敏市長のアドバルーンを上げる節約は無駄遣いの隠れ蓑

 小川敏市長は、市民のために日本初の取り組みと各種の愚劣なIT化をぶち上げるが、どれだけの費用が必要かは、口が裂けても言わない。金ばかりかかり費用対効果が全くない事業ばかりである。要は市民一人当たり100円の節約のために、一人当たり数千円もの設備費用(市の予算は億円単位)をIT業者にばらまくのだ。

責任転嫁で保身

 このように小川敏市政のやることが支離滅裂で、8月22日に軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄決定を決めた韓国の文在寅政権とダブって見える。シルバー人材の人の首を切るとは、その人たちの生活を奪うことだ。それも小川敏市長の失政の責任をシルバーに押し付けている。文在寅政権が自分の経済政策の失敗の責任を日本に押し付けていると同じである。これでは大垣市も終わりである。

  小川敏市長の大垣市経営は、市民にとって破天荒どころか破滅行である。トップがダメだと、市もダメになる。だから大垣市は県下一の衰退をした。

 

自分の人生経営

 私は、自分の人生経営の改革に、このサウスウエスト航空の経営思想を参考にしている。デフレ経済下では、人と同じことをやっていては、衰退なのだ。智慧を出し、汗をかいて現状維持なのだ。破天荒くらいの経営をしてやっと上向くのだ。

(2019/8/23 小田)

 

2019-08-23   久志能幾研究所通信No.1309  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

書評『破天荒』

 これはサウスウエスト航空の歴史、経営方式の述べた興味深い本である。トップやマネジャーが明確な方向と方針を示せば、こんなにも会社が劇的に変化することを示した本である。この本は、部下を持つ管理職や、サービス業に従事する皆さんに是非読んでもらいたい。

 これは、既成概念に取らわれず、サービスの本質とは何かを従業員全員が考えて、突拍子もないアイデアで、サービスに徹した記録である。それ故、会社創立当初から、既得権ある航空会社からさまざまな妨害を受けて倒産させられそうになりながらも、他社を凌駕して高度成長を果たした成功物語の記録でもある。

ここに出てくる事例は、乗客に対するサービスが他社には真似できないことばかりで、かつ営利目的だけではない事例も多々ある。その事例には温かさがこもっている。そこには、利益のためではなく、従業員にとって、社会にとって、会社にとって、何がベストかを考えて行動する従業員の姿がある。社員と管理職の違いは何か、管理職の役目は何か、を考える上で非常に参考になる。航空会社はサービス業であるが、製造業の我々にも考えさせられる示唆が多くある。

 この会社、サウスウエスト航空の経営はとても風変わりである。それでいて、91年以降、年平均5%を越える売上高利益率は全米航空業界のトップの座を占めている。この5年間、この会社は路線網を132 %拡張し、年間拡張率は20~30%に達している。その点で、この会社の経営方針が並ではないことが証明される。この会社の経営方針は、書名のとおり「破天荒」である。しかし多くの示唆に富んでいた。(1998.08.26  小田)

 

書き抜き『サウスウエスト航空--驚愕の経営 破天荒』

ケビン・フライバーグ他著    日経BP社 1997年1800円

 

成功する秘訣(P143)

▼経営者の立場で考えよ --- 仕事に対しても人生に対しても。

 経営者は、誰が見ていようと見ていまいと結果を出すために行動する。

▼犠牲者ぶるな。

  何をするときでも、必ず結果を出せると信じよ。

▼他人を信頼せよ。

  相手に「あなたは信頼するに足る人だ」という意思表示をすれば、相手はその気持ちにこたえてくれる。

▼会社と個人の指名、ビジョン、価値観を明確に示せ

▼基本理念を実践せよ。

  他人に期待すること、要求することを、自分が実行するのだ。

 

成功する秘訣(P179)

▼新しい道を切り開け。成功に甘んじてはならない。

▼他人に「どうやったのか」と聞く前に、自分で「どうすべきか」を考えよ

 

◆個人としてサービスに取り組む◆ (P332)

 サウスウエスト航空では空港所長や各部長は、持ち時間の少なくとも1/3 はオフィスから外に出て、歩き回る必要があることを自覚している。仕事をしながら、時間をかけて従業員が直面している困難な問題を自分の目でしっかり確認するためのなのだ。

 誠意というのは獲得すべきものであって、既得権ではない。同社の役員や幹部社員は従業員の誠意を獲得しなければならず、従業員もまた上司の誠意を獲得しなければならない。

 

◆サービスは誠意から生まれる◆(P332)

 ウィンストン・チャーチルは、指導者の影響力は誠実さにあると言った。

「人の感情を呼び覚ますには、その前に自分自身がその感情に圧倒されなければないならい。人に信じてもらうには、自分で信じなければならいなと」。指導者が誠実で偽りのない本物のサービスの基調を決めるのである。

「我々は何を得ることによって生活をしているが、人生は与えことによって豊かになる」アルバート・シュパイツァー P341

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◆他の人にして欲しいことをまず自分から実戦せよ◆(P344)

 サウスウエスト航空の従業員が伝説的なサービスを提供し続ける1つの理由は、サービスの本当の意味を知っている指導者に率いられているからなのだ。指導者の行動を見て、従業員は信頼関係がいかに重要であるかを知り、サービスの本質を学ぶ---ピーター・ブロックの言葉を借りれば「上司に管理されるのではなく、奉仕されることによって、会社の繁栄のために意欲的に働くようになる」。サウスウエスト航空の指導者たちは会社を護ることに情熱を注いでいる。その一番重要な鍵こそ人々に奉仕することなのだ。

 

成功する秘訣(P360)

▼他の人にしてほしいことは、まず自分が実戦せよ。

▼情報が多いほど従業員は努力する。

▼模範的なサービスの体験から生きた伝説を生み出せ。

▼すべての人---顧客、同僚、友人、家族---に期待以上のものを与えることを習慣とせよ。

 

◆指導者たちは協力する◆(P363)

 サウスウエスト航空では、リーダシップは協力関係を通して発揮される。サウスウエスト航空の従業員は、指導者と協力者の役割を交代できる形で仕事をしているのだ。リーダシップの本質は、指導者と協力者の間に築かれる人間関係にほかならない。

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◆リーダシップの本質は奉仕者である◆(P378)

リーダシップとは、自分が率いる人々のために献身的に身を粉にして働く奉仕者にあることであり、人生の喜びや苦しみを分かち合うことなのだ。

 

◆人間は信頼されると、自信を持つようになる◆(P396)

 サウスウエスト航空は、こんな格言を実践してきたのだ。「人間は信頼されると、さらに大きく成長する」

 私たちの願いは、あなたがこの本に触発され一人の指導者として立ち上がり、思い切った挑戦をすることなのだ。つまり、人々にもっと自信を持ってもらいたいのである。人は自信を持つことによって、夢を描く想像力をはぐくみ、未知の世界に飛び込んで自分の夢を追求する大胆さ鍛え、人々の協力を得るための勇気と説得力を磨くようになる。

 

2019-08-23   久志能幾研究所通信No.1308  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月22日 (木)

「戒めの言葉」は進化する

 1999年に作った私の「戒めの言葉」は、2003年に下記に進化した。今はこれを継続している。この戒めの言葉を作ったきっかけは、米国統合参謀本部議長パウエルの「私の信条(パウエルの13カ条のルール)」の記事に触発されたためである。彼の信条も1991年から1995年と進化している。

 この彼の「私の信条」の進化を見て以来、私も「戒めの言葉」を進化させ、それを継続している。戒めの言葉を背負って生きているのは、仏様に見守られて生きると同じである。

 

今の私の「戒めの言葉」(2003年度版)

1 時間は命

2 失言に注意せよ(他人の価値観をまず受け入れよ)

3 無意識に攻撃的になりがちな自分を意識せよ

  (自分の立場と自尊心を混同するな)

4 傾聴せよ

5 目の前の現象を神の啓示として見よ。結果が正しい。

  (全ての事象の意味を考えよ)

  忍耐、現状は過去の積み重ね。一日は一生の微分値。

6 本気であれ。変わらなければ未だ本気ではない。

7 自分の意思で選択せよ。

  (一歩前に。無意識な選択を止め、決断を他人に任せるな)

8 ビジョンを持ち、その実現に貪欲であれ。

9 合理的言い訳を無くせ。

10 いつも冷静で親切であれ。

11 心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

12 世の中、まんざら捨てたものではない。

  (特に物事を前向きに考えるなら午前中)

13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

 

私の信条(パウエルの13カ条のルール)(1991年)

1 物事は最初に感じたほど悪くはないものだ。一晩寝ればよく見えるようになる。

2 怒れ、そしてそれを乗り越えろ。

3 議論にあまりにも自分を強く押し出しすぎないようにせよ。その議論が否定されたときには、自分もおなじ運命をたどらねばならない。

4 成せば成る。

5 結果をよく考えて行動せよ。

6 反対の事実をあげつらって、優れた判断の妨げになるようなことはするな。

7 人のことには口出しするな。人に自分の判断を任せるようなこともすべきでない。

8 細かいところを点検せよ

9 功績は分かち合おう。

10 平常心を保ち、人には親切に。

11 夢をもて。望みは高く。

12 自分のなかの不安や他人の懐疑心にはとらわれるな。

13 楽観的を貫けば鬼に金棒。

  責任ある地位に就くことは、往々にして人を怒らせるものだ。自分にどんなことができるかは、実際にやってみなければ決して分からない。

    米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル(Colin Powell)

      ボブ・ウッドワーズ著『司令官たち』(文芸春秋社 1991)

 注)『司令官たち』は1990年に起きた湾岸戦争を米国国防省内の人の動きで記録したドキュメンタリー。コーリン・パウエルは黒人で初の米国統合参謀本部議長。米軍の最高責任者としてこの湾岸戦争を遂行した。

 

パウエルの13カ条のルール(1995年)

第1 世の中まんざら捨てたものではない。

特に物事を前向きに考えるなら午前中である

第2 何でも我を忘れてやれば,必ず克服できる。

第3 自分の立場と自尊心を混同するな。

第4 やって出来ないことはない。

第5 何でも注意深く選択せよ。

第6 いい方向に向かっている時には、それに水を差すようなことを必ず言うやつがいるが,惑わされるな。

第7 他人の運命を決める事はできないのだから、自分の運命を他人に任せる事はない。第8 小さいことも見過ごすな。

第9 成果は仲間と分かちあえ。

第10 いつも冷静で親切であれ。

第11 ビジョンを持ち、その実現には貧欲であれ。

第12 自分の心に巣くう恐怖心や、他人の否定的見解にたじろぐな。

第13 常に楽観的であることは、自分の力を倍増する。

追加 「よい行いは必ず人の目に触れる」

 前米国統合参謀本部議長 コーリン・パウエル氏(Colin Powell)『日経ビジネス 1995.07.31』

 

2019-08-22   久志能幾研究所通信No.1307  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

AI時代に使う武器「5つの汗」

 人がかく汗には「体の汗」、「知識の汗」、「智慧の汗」、「心の汗」、「魂の汗」の5つがある。体の汗の仕事は、機械に取って変わられる。知識の汗の仕事は、コンピュータに置き換えられる。智慧と心と魂の汗をかく仕事が、人間の仕事である。心の汗の無い仕事は、付加価値のない仕事である。魂の汗のない仕事は、AIの機械に置き換えられる。それらの仕事に携わっていると失業する。

 

体の汗

 動いて「体の汗」をかいて仕事をするのは当たり前。なにせお客様からお金を頂いているのだから。汗をかかなければ月給泥棒である。人として汗をかいて体を動かさなければ、病気になる。なるべく楽をして、人を騙してでも金儲けしようとするから、世の中が荒んでくる。それが欧米のグローバル経済主義の本質である。

 

知識の汗

 先人が成し遂げた知識を学ぶことに汗をかきたい。そうすれば、先人の失敗の轍を踏まないですむ。先人の苦労の上に積み重ねて、より大きな成果が出せる。

 

智慧の汗

 それでもう少し「智慧の汗」をかいて仕事をすると、体力のいる作業が減り、仕事が効率的になり、より高品位な商品をお客さまに提供できる。智慧の汗をかかなければ、それは仕事ではなく、低賃金、低付加価値のルーチン作業である。それでは新しい付加価値は作れない。

 

心の汗

 その仕事に「心の汗」を付加すると、お客さまに感動を伝える仕事(商品)ができる。その汗とは、その仕事に対する思いと誠意から滲み出るものだ。どんな仕事でも、作る商品は後工程に対するサービスである。お客さまが感動しない商品を売っていては、競争の激しい時代、いつかは淘汰される。それは企業でも、役所でも、組織(含む家庭)でも、個人にもあてはまる冷酷な事実である。そうなると不幸になるのは会社、組織、個人、最後は家族が不幸になるのです。その責任は汗をかかなかった当人にある。心の汗をかくのにお金は不要である。

 

魂の汗

 その仕事は世のためになるのか。ご先祖が喜ぶのか。魂に問いかけたい。良いことなら、断じて行えば鬼神も退く。己は鬼が睨みつける刃のような視線に堪えられるか、自問したい、それだけ気迫で魂の汗をかけば、何事も成就できる。それがたとえ冷や汗でも、世のためになれば、良しとしたい。いくら成果が出ても、世のためにならないことでは、やったことにならない。

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 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」、馬場恵峰書「不動心」

 

汗をかかない弊害

 今、マスコミを賑わしているリストラ、倒産事件や不詳事は、すべてこの5つの汗をかかなかったためである。汗をかかなかった人は、社会や人に責任転嫁する。そして、自分はかわいそうな存在ですと同情をもらうのだ。なにせ人に責任転嫁するのは楽なのだ。しかし、それは被害者の人生である。原因を自分に求めないと事態は解決しない。

 

小川敏市長は「無汗の王」

 大垣市が衰退した原因は、小川敏市長がこの5つの汗をかかなかったため。彼がやった施策は、無為無策で汗の匂いがない。やることが自己顕示欲の塊のようなことばかり。だから後工程の大垣市民は喜ばない。小川敏市長の政策は、市民税を無駄遣いし、市民の財産を目減させ、業者だけを喜ばせた。大垣市民は、小川敏市長の強行した行事には呆れはしても、感動はしない。だから大垣市は地価が半分以下になった。

 小川敏市長の18年間にわたる無為無策で商店街が衰退した。市長就任時の2001年には、大垣市内で小売商店従業員(22,000人)が働いていたのに、2018年にはその約40%(約8,800人・回帰分析の推定値)が職を追われ、消えた。いわば大垣市のイビデン工業(単独3,525人)、太平洋工業(単独1,820人,グループ4,390人)が倒産して、その従業員が路頭に迷ったと同じなのだ。

 大垣経済は、そんな非常事態なのに、小川敏市長は、市政100周年記念行事の宴に酔い痴れ市民税3億4千万円の金をばらまいた。毒入り水饅頭の盃で乾杯(完敗?)である。市民税を浪費しても会計報告をしなくてマル秘にできるので、やりたい放題である。大垣市議会の一般質問でも、議員はヨイショの質疑ばかりである。地方紙も追求せず、黙認である。大垣市が寂れて当然である。

 

2019-08-22   久志能幾研究所通信No.1306  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月21日 (水)

小川敏市長は、無能政治で大垣市を破壊した

 18年間の小川敏市長の無為無策の無能政治の直撃を受けて、大垣経済は壊滅的な被害を受けた。

小川敏大災害 の 被害状況
 小川敏市長が、自己満足の無能な作業を18年間も続けるので、
 平均地価が 50.2% 安くなった。(2018年現在で)
 人口密度が 58.3% 減った。(2018年現在で)

 小売商店数は 46.7% も減った。(2018年推定)
 
小売商店数は 35.7% も減った。(2014年現在で)

 小売商店従業員は 39.8% が消えた。(2018年推定)
 
小売商店従業員は 30.4% が消えた。(2014年現在で)

 教育・学習支援の従業員の 58.8% が消えた。(8年間で)
  
 小売業商品販売額が 21.7% 減った
。(2018年推定)
 小売業商品販売額が 16.6% 減った。(2014年現在で)

   (2018年の値は回帰分析での推定値) 

   (以上は2001年~2014年 大垣商工会議所のデータ)

               地価は、大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

     https://tochidai.info/gifu/ogaki/  

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 以上は2001年から2014年(平成26年)までの統計値で、平成30年度の統計資料がまだ発表されていない。平成30年度は、回帰分析の推定値である。平成30年度の統計値では、もっとひどい状況だと推定される。

20190821

 添付資料 大垣市経済推移20190821.pdfをダウンロード


被害状況の隠蔽
 大垣商工会議所の資料「大垣市の産業」は、小川敏市長の意を受けて(推定)、そこに焦点が当たらないように隠蔽・ぼかして発表している。まるで戦争中の大本営発表と同じだ。一番の問題は、そのため大垣市民が小川敏大災害の被害を認識しないようにされていること。小川敏市長は、市制100周年記念行事で市民の眼を逸らしている。大垣市民も早く目を覚まさないと子孫が泣きを見る。

「大垣市の産業 - 大垣商工会議所」で検索
www.ogakicci.or.jp/service/keiei/pdf/sangyo.pdf

 

無能の証明
 小川敏市長は、無能な市長なのだ。それが18年間の市政で証明された。大垣市は、小川敏大災害を受けて、市内の全家屋が半壊したと同然である。
 18年間の小川敏市政の暴走で、大垣市は没落した。地価は半分になり、人口密度は半分になり、大垣駅前商店街は半分以上が消滅した。

 周りの市町村は小川敏市長のやり方にそっぽを向いた。だから全国で唯一の飛び地の市町村合併が強行された。それも上石津町は2重の飛び地である。
 大垣の発展に大恩のある養老線の存続問題で、回りの町村が小川敏市長に煮え湯を飲まされた。養老線存続のため、周りの市町村は泣き寝入りである。
 大垣市の街並みは、一見美しくなったが、掃除が行き届かず、汚くなった。大垣に久しぶりに帰郷した人が「大垣が寂れた~」が第一声である。小川敏市長が掃除の費用を、節約と称してケチったためである。
 住民サービスが貧弱になり、市民の人心と市役所職員のモチベーションは倦んだ。節約という大義名分で、出すべき金を削減したためである。
 文化芸術活動に金をケチったので、芸術活動が停滞した。

 大垣駅前商店街の活性化のためとして、元気ハツラツ市を10年近く開催しているが、効果がない。その行事のやり方でPDCAも回さず、却って大垣駅前商店街の衰退を促進している。利権に取りつかれてやめられないようだ。そんな腐敗したと噂される政治を小川敏市長は継続している。
 市制100周年記念行事の痴呆的無駄遣いの暴走を誰も止めらない。その公金の使用用途を行政側の都合でマル秘にする条令を作る暴挙をした。汚職が疑われる。国民の知る権利の侵害で、法違反の疑いがある。
 オレオレ詐欺IT風?の「住民票費用等スマホ決済システム」導入と無駄金を使う行政には、目を覆うばかりである。

2019-08-21   久志能幾研究所通信No.1305  小田泰仙
著作権の関係で、無断引用を禁止します。

頭を悪くしよう

「頭のいい人」ぶるのを止めると賢くなる。頭がいいのと知恵があるのは違う。

 

頭のいい人の欠点

 頭がいい人は、相手の問題点を先に見えて、自分の問題点に頭が回らない。

 一度思い込んだら、それが正しいとして猪突猛進である。自分は、一番頭がいいと盲信しているから、小川敏市長は、愚策を18年間も続けることが出来る。そんな愚かなことは凡人には無理である。

 頭のいい陸軍大学校出の参謀たちが、同じ戦法で何度も戦い、それを事前に察知して待ち構えていた英米軍に敗北した。それを一度ならず何度も続けた。敗北から学ぶことさえしない。頭のいい陸軍大学校出の参謀たちが、部下を万歳突撃、玉砕を命令して全員を死に追いやった。

 頭が良くても、名誉欲だけが強い陸軍大学校出の牟田口廉也中将が、無謀なインパール作戦を強行し、26,000人の犠牲者をだした。父の弟もその犠牲となった。牟田口廉也中将の強硬な主張により作戦は決行された。頭のいいと自ら信じている輩は。人の意見など聞かない。インパール作戦は、兵站を軽視した杜撰な作戦であったため、多くの犠牲を出して歴史的敗北を喫した。現在では史上最悪の作戦と言われている。牟田口廉也は生前、その誤りを認めることはなく、部下の無能のせいにして憚ることがなかった。

 小川敏市長は自分が正しいと思い込んでいるので、2018年のギネス水饅頭食い合いで世間の笑いものになっていても気にしない。それは痴呆認知症の前哨症状であるようだ。

 小川敏市長は、公金を無駄遣いしても、その使用用途は市の条令をつくり、マル秘にしてしまう。それを異常とは思わない異常さである。

 小川敏市長は、元気ハツラツ市で10年間も同じ過ちを繰り返して、大垣駅前繁華街が壊滅状態になっても、まだその誤りに気が付かない。この小川敏市政18年間で、大垣市の小売商店が35.7%消えた。30.4%の小売商店従業員たちが、働く場を追われた。大垣市の平均地価が半分以下になった。小川敏市長は、大垣駅前商店街の61%がシャッターを下したのに、その変化さえ気が付かない。認知症の気があるようだ。

 問題の先が見えて、最初から諦める。真因までは考える能力がない。

 やり繰りする方法があるのに、両方ともやる方法を探すことを放棄する。

 冷静で、まず相手の失点を突いてくる。

 頭がいいので目先の損得には鋭い。しかし10年後のことには目が行かない。だから小川敏市長は、10年前に、市役所近くの立体水門川駐車場の保守費が高すぎるとして、水門川駐車場を取り壊した。しかし、最近またその直ぐそばに立体水門川駐車場を作り直した。愚かである。

 燃えない。汗をかかない。

 相手がバカに見えて、話を聞かない。部下の作った原稿を馬鹿にして、思い付きで演説する。それが支離滅裂であることに気が付かない。

 相手の欠点ばかり見えて、まず他責にする。それで進歩が止まる。

 

大垣市没落の原因

 小川敏市長が、大垣を没落させた原因は以上である。彼は頭が良すぎたのだ。頭がよくて有名大学の卒業証書を入手することに最大の価値を置き、それに拘って翌年に東大に入り直した。だから頭がよくて、石の上にも3年などは、馬鹿らしくて、もしくは居る場所がなくなり、超一流の伊藤忠商事を辞めたようだ。

 

他山の石

 私は頭が悪かったので、嫌なことは一杯あったが、前職にしがみ付いて(我慢して)定年まで在籍した。今は幸せである。有名大学や資格試験に受かるための知識の全てを記憶はできなかったが、それを補填する智慧は身に付けた。試験に受かるための知識は自宅の書庫とコンピュータのハードディスクに収めた。その代わり現場で汗をかいて、実務に使える智慧を獲得した。

 人は他人の失敗からでも学べる。頭のいい人は、驕りそれをしない。

 

2019-08-21   久志能幾研究所通信No.1304  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。