c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2018年4月 8日 (日)

変更連絡  馬場恵峰先生の岐阜講演会

 先に4月14日の馬場恵峰先生の岐阜講演会の案内をしましたが、幹事達のご都合で、場所が名鉄犬山ホテルに変更されました。

 今回の変更に関して運営の幹事達と議論をする過程で、危機管理、安全対策、参加者の命の保全、学びの素材の選択、倫理問題、道徳問題、遵法精神の面で価値観が大きく乖離していることが露見した。私は人生での危機管理として、幹事達と縁を切る決断をした。

 

経緯

 行事の運営方法について議論中に、3度目の会議中の携帯電話なので、堪忍袋の緒が切れて彼に注意したら逆切れされ、ホテルのレストランという公共の場で、かつ部外者のホテルの課長にいる前で、「なんでこんな嫌われ者のヤツを呼んだ」と罵詈雑言を浴びせてきた。その前も運転中の携帯電話である。これで4度目の倫理違反、法律違反である。他の幹事は黙りこくって無言である。擁護もない。私一人が悪者になった。

 

犯罪行為

 最近は電車に乗ると、必ず携帯電話の使用禁止がアナウンスされる。耳にタコができるほどである。その常識が通用しない相手では、話しても無駄である。

 つい最近、高速道路で無謀運転を注意した方が、注意に逆上した運転者に、追いかけられて停車を強制され、胸倉を掴まれたところを他車に追突されて亡くなられた事故を思い出した。

 2018年現在、改正法案が検討されており、携帯電話などを操作して交通の危険を生じさせた場合の罰則について、現状の「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」に引き上げる、とされている。さらに、直接交通の危険を生じない場合でも、現状の「5万円以下の罰金」から「6月以下の懲役または10万円以下の罰金」に厳罰化する方向だ。運転中の携帯電話は犯罪である。

 

決断

 こんなにも価値観が違う人たちとは、一緒に仕事はできないと判断したので、幹事を降りる事で筋を通した。他の幹事は私が辞めると言っても誰も引き止めもしない。

 人生の経営者として、決める時に決断をしないと、自分にも師にも仲間にも累が及ぶ。そいう輩と付き合っていると、己の人生経営が破綻する。悪縁と決別する決断が、人生での危機管理である。

 

 

お願い

 この経緯で私は名鉄犬山ホテルでの講演会への参加を取りやめました。そのため計画変更連絡が、私へは来ないので、講演会聴講希望の方は、名鉄犬山ホテルに直接、確認をお願いします。

 

2018-04-08

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

2018年3月28日 (水)

馬場恵峰先生宅に出張

本日、5時起きで陸路、長崎の馬場恵峰先生宅に出かけて、23時に帰宅しました。訪問目的は、先生への報告とお詫びです。この4月の恵峰師岐阜講演会の計画が、私の力及ばずで、他の幹事達のご都合主義で勝手に変更されてしまい、結果として恵峰先生の志に反する事態になりました。詳細は後日ブログで報告します。

2018-03-28   小田泰仙

2018年3月11日 (日)

生きた仕事には魂が宿る

 命に値段があるのは、その命が社会のために活動をして、そこから付加価値を生むからである。それができなくなったら、死と同じである。私は体と頭の健康管理をして、生涯現役を目指すため生涯自己挑戦を続けたいと精進している。

 馬場恵峰師は、2018年現在も91歳で現役である。83歳の三枝子奥様も書家として現役である。馬場恵峰師は書家としての活動以外に、東奔西走で講演会、指導、震災地慰霊訪問、中国での写経指導の引率と大忙しで、認知症になる暇がない。こういう人生でありたいと、手の届かないお手本にさせていただいている。感謝。

 今日2018年3月11日は東日本大震災が起きて7年目である。犠牲になられた方のご冥福をお祈りいたします。この件で、ご縁があった馬場恵峰師の震災への支援について報告をさせて頂きます。

 

東日本大震災での支援

 2011年4月2日、盛岡で東日本大震災の被害に遭われた朋友の齋藤明彦社長(㈱電創総合サービス)が、東北の皆さんを元気付けるため、書の師である馬場恵峰師(当時84歳、大村市)の元を訪問して、哀悼の書の揮毫を依頼された。そのとき、三陸海岸宮古浄土が浜の海水を持参して、それを使っての書の依頼である。その海水にまだ犠牲になられた方々の精霊が漂っていて、その精霊を鎮魂したいとの思いである。震災後のかたづけの多忙の時期で、家族や社員の方からは白い目で見られたにも関わらずの長崎訪問である。当時、斎藤社長の会社も甚大な被害を受け、てんてこ舞いの状態であった。従業員の方で亡くなられた方は見えなかったのがせめてもの幸いである。

 海水を使っての磨墨は、そのままではかなり書きにくいとのことで、恵峰師は薄めて書かれた。その書は、2011年4月16日の明徳塾でお披露目された。その時、私は初めてその経緯を知った。

 

同席のご縁

 齋藤社長が長崎の先生宅を訪問したとき、私もたまたま同席をするご縁を頂いた。私は先生の松尾芭蕉300年御忌で書かれた『奥の細道全集』を撮影するため訪問していた。齋藤社長とは机を並べて馬場先生の書を習う仲間である。齋藤社長とは長崎空港で別れたが、かなりお疲れのようであった。こういう無償の奉仕こそ生きた仕事である。

 考えるまもなく津波に押し流された方の無念さが偲ばれる。明日はわが身と思い、時間(命)の有限性を再認識して精進している。

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 恵峰先生の図書館にて(2011年4月2日) 撮影 小田

 左端が齋藤社長、右端が恵峰先生、中央は福田琢磨社長。

 手前がこの日、撮影した馬場恵峰書「奥の細道全集」

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 大阪府箕面市 加古川山荘にて(2011年4月16日 撮影)

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 上の書は、2011年4月2日、長崎県大村市の先生宅を訪問した時にお土産として頂いた。

 

恵峰師の震災地慰霊訪問

 馬場恵峰師は、老体に鞭打ち、計6回の東北訪問をされた。その間、岩手県知事を訪問、山田町や大槌町などを訪問して、追悼の書を贈呈された。夜は地域の皆さんへの講演活動をされ、皆さんを激励された。現地は交通路が遮断されているので、車で4時間も5時間もかけての遠路に足を延ばされた。頭が下がる思いである。

 岩手県知事を訪問時には、知事の名前を織り込んだ漢詩を贈呈され、知事を元気づけた。

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 第3回目東北地方講演会訪問 岩手県知事室にて東日本大震災・復興記念講演会と浄土ケ浜の海水でしたためた「鎮魂の書」を贈呈するため訪問。2012年10月2日

 左から齋藤社長、奥様、馬場恵峰先生、達増拓也岩手県知事、吉田県議、福田社長、齋藤社長のご子息

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 知事の名前を織り込んだ漢詩を贈呈

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 大槌町の佐々木副町長に贈呈 2012101日 撮影 福田琢磨

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 宮古市の山本正徳市長に贈呈 2012101日 撮影 福田琢磨

8 山田町の佐藤副町長に贈呈  2012101日 撮影 福田琢磨

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 大船渡市の角田副市長に贈呈 2012103日 撮影 福田琢磨

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 高齢の先生にはハードスケジュールである。さすがに疲れたと仰っていた。

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 岩手県 浄土ヶ浜

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 浄土ヶ浜で、恵峰先生ご夫妻と齋藤明彦さんとご子息 撮影 福田琢磨

義援金のご縁

 今回、齋藤明彦さんとのご縁に佛の差配を感じて、この震災への義援金として数回に分けて計50万円を送った。最初は日本赤十字に送っていたが、齋藤さんの助言で、途中から山田町役場に直接送ることとなった。その理由は、日本赤十字に送ると、2割が日本赤十字社の運営費に回されてしまう。またその用途が公表されないという。山田町役場に義援金を直接送ると、役場のHPに公開されるし、その用途も公開されるという。そうすれば山田町役場には、2割引きの義援金でなく、全額が届くのである。

 

2018-03-11

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2018年3月 1日 (木)

般若心経を英訳と和訳で理解する

 般若心経とは、「般若の心髄についての経典」である。ここでいう般若とは簡単に言うと「悟り」である。唐の玄奘(三蔵法師)が国禁を冒してまでして西域(インド)に行き、持ち帰った多数の仏教経典を漢訳し、600巻余に編纂した「大般若波羅蜜多経(大般若経)」。そのうち、大般若経の心髄(空に関する経文)のみを要約したお経が般若心経である。

 三蔵法師は重罪の国禁を犯してまでしてインドに行き、多数の経を持ち帰った。しかし帰国時は玄宗皇帝が、三蔵法師を国賓として出迎えたと言われる。

 

般若心経の和訳

 漢文の般若心経は、サンスクリット語を漢文に翻訳しているため、日本人には難解であるし、数多くの翻訳が出ていて、混乱を招いている。サンスクリット語を漢文に翻訳して、それをまた日本語に翻訳しているので、一部には間違った解釈をしているのもある。私もおぼろげには理解していたが、その真意はつかみかねていた。

 竹村日出夫著『般若心経は英語で読むとよくわかる』(みやび出版 2013年)は、サンスクリット語から英語に訳しているので、却ってその源意が良くわかる。

 2018年新春に、馬場恵峰師が10本の軸に各宗派の和訳の写経をされた。私は、2018年2月22日の写真撮影の折、その美しい和文で揮毫された般若心経の写経軸を見て、私の心にストんと落ちてきた。漢文の般若心経は難しいが、和文の美しい書で読むとよく理解できる。その和訳を文末に記します。

 

僧侶の堕落

 般若という言葉は、能面の「般若の面」の形相とは関係ない。お寺で、お酒を「般若湯」というのは、お坊さんの言い訳(?)である。僧侶は原則、精進に務め禁酒・禁煙のはずである。それが最近の風潮で、飲酒、喫煙、飽食で、肥満体の僧侶が目に付くのは、堕落の象徴である。ある地方で松本明慶仏像彫刻展を開催して、その会場に訪れた僧侶の過半が肥満体であったのは、日本仏教の堕落の象徴かもしれない。京都には各宗派の総本山があるので、全国から僧侶が研修の名目で集まるが、祇園で羽目を外す僧侶も多いと聞く。地方の地元では目立つので、僧侶もおとなしくしているが、檀家の目の届かない京都で羽目を外すようだ。檀家の目は逃れても仏様の目は逃れられない。日本で仏教が衰退するのも故あること。上に立つものが範を示さないと、その組織を衰退させる。どの世界にもあてはまることだ。今の僧侶は、お経読みのお経知らずになっている。難解な漢文でなく、せめて和文での般若心経を味わって学んで欲しい。

 菩提寺の住職が、私の先祖の戒名を間違って伝え、位牌と墓誌を作り直す顛末になったが、それは現代の僧侶の生き様の乱れを象徴していたようだ。仏様はよくお見通しである。僧侶が絶対だと思っていた私の目を覚まさせてくれた。その因縁で、恵峰先生に墓誌の文字を揮毫して頂けるご縁となった。この4月に、馬場恵峰師が岐阜に講演に来られるので、その折に、完成した墓誌を見て頂く計画である。

 

馬場恵峰師の和訳の般若心経

 ずっとー昔、観音さまが深い智慧を完成するという「深般若波羅蜜多」を修行していた時、物質や精神は皆、実態が、空の状態だということを悟り、すべての苦しみから抜け出すことが出来ました。

 舎利弗よ、この世における物質は実体のないもの空であり、実体がないということは、また物質(色)を離れてはありません。即ち物質は実体のないものであり、実体のないものが物質なのです。又それは感受作用(受)、知覚作用(想)、意志作用(行)、判断作用(識)といった精神も同じことです。

 舎利弗よ、この世におけるすべての現象は実体のない状態(空)ですから、生じたり消滅したりすることはなく、汚いとか、きれいということもありません。また増したり減ったりすることもないのです。

 空という立場においては、物質という規定もなく、精神もなく感覚器官や、その対象となるものもありません。視覚(眼)、聴覚(耳)、嗅覚(鼻)、味覚(舌)、触覚(身)、意識(意)も存在しなければ、それぞれの対象となる形あるもの声、香り、味覚、触観念もありません。視覚の世界から意識の世界に至るまで感覚の世界はないのです。道理に暗いということはなく、道理に暗いことが尽きることもありません。

 また老と死もなく、老と死が尽きることもないのです。苦しみや苦しみの原因(集)苦を滅することも、苦を滅する道もありません。智慧のなければ、悟りに達することもないのです。

 このように悟りに達する事を否定される境地に住むからこそ、仏の道を極めようとする者は、智慧の完成をよりどころにし、心を曇らせることがありません。曇りがないから恐怖もない。迷い、妄想からも遠く離れ、究極の悟りの境地に到達出来るのです。過去現在未来にわたる諸仏もすべて智慧の完成により悟りを得たのです。だからこれを知るべきです。

 般若波羅蜜多は大いなる真実の言葉、この上ない真の言葉比較するものもない真の言葉。すべての苦悩を除くもの。真実で虚しくない。だから般若波羅蜜多の真の言葉を説きましょう。

 行ける者よ、行ける者よ、彼岸に行ける者よ、彼岸に共に行ける者よ、悟りよ、幸いあれ、ここに完全なる智慧の心が完成する。

  平成30年初春10日午後5時 斎戒沐浴 三寶齋恵峰 馬場英男敬書

 

補足説明

 ここでいう「般若」とは「言葉にならない智慧」という意味である。だから我々も言葉では説明できない。維摩経には、維摩居士と釈迦の弟子の中で一番智慧があるとされる文殊菩薩が、知恵比べをする場面がある。その時、文殊菩薩が「般若は、言葉では語ることができない」と説明してしまう。維摩居士はひたすら沈黙である。文殊菩薩が言葉で説明してしまったので、文殊菩薩の負けである。

 

それでも敢えて説明すると、

 智慧とはPrajna(梵語)で、英語ではwisdom. The mental function which enable one to perceive without error and to distinguish what is true and what is false.( 誤りを犯さないように認知して、真実と虚偽を区別させる精神の働き)である。波羅蜜多とはParasite(梵語)の音訳で、「真理を知る力」である。現代訳では「完成」と訳し、「智慧の完成」となる。

 竹村日出夫著『般若心経は英語で読むとよくわかる』より

14k8a9318   馬場恵峰書 般若心経 和文(部分)

2018-03-01

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2018年2月28日 (水)

佛様の顔に泥を塗らない

自分の佛とは

 自分のとっての佛様とは誰か。その佛様の顔に己の我儘で泥を塗って、幸せになれるわけがない。今まで、佛様が段取りをしてくれたご縁の多くを、自分は蹴とばしてこなかったのかを、還暦を超えてから遅まきながら反省している。

 己にとって佛様とは、両親であり、恩師であり、上司、部下であった。意図せず、己に降りかかる種々のご縁が、佛様である。過去に若気の至りで、愚かなことをして、佛様の顔を汚していたことに、今になって気が付くのだ。その仏様は何も言わず黙って見守っていてくれた。気が付いた時には、両親も恩師も上司もこの世にいない。降りかかってきたご縁も今は、浦島太郎の玉手箱の煙のように消えた。いつか「親孝行したいとき親はなし」が訪れるのだ。

 巡り逢った仕事にも佛が宿る。その佛様の顔に泥を塗らないような仕事をせねばならぬ。その仕事に己の魂を宿すのだ。仕事に泥を塗るとは、己の魂に泥を塗ること。名誉欲と権力欲だけで、市長の座の長くいることは、その職と市民の顔に泥を塗ることだ。仕事の佛の顔が汚れたかどうかは、仕事の出来栄えを見れば良い。大垣市のように経済、人口が衰退していれば、大垣市長としてやるべきことを放棄して、仏様の市民の顔に泥を塗ったのだ。

 佛様が巡らすご縁は、その時は逆縁のように見える場合も多い。それが後年に、幸いの華として咲くのだが、その時は、自分の身を嘆き、神仏を恨むこともあろう。しかし、その逆境こそが自分を成長させてくれるご縁であった。それを恨むとは、佛様の顔に泥を塗る行為なのだ。冬の時は、自分に与えられた修行として行に励めばよいのだ。

 己の心には佛も住めば鬼も住む。鬼の心が悪事に手を染める。鬼の心が支配する心で、己の佛の手を黒く汚してはなるまい。佛の手を汚すのは餓鬼道である。

 

何故、佛の顔に泥を塗るか

 佛の顔に泥を塗るのは、心身が餓鬼道に落ちているからだ。自分の我儘、強欲、身勝手でモノと見るから、佛の心が分からないのだ。餓鬼は畜生にも劣る存在である。畜生は自然界に生きている。中立である。だから畜生は自然に合わせて生きている。だから畜生には飽食もなく、権力欲もなく名誉欲もない。それに対して餓鬼は、食べても食べても飽き足らず、集めても集めても飽き足らず、権力を持てば17年経ってもその座を離さず、それでいて名誉欲も限りない。自分で自分の欲を制御できないのだ。だから、己のために身を捧げてくれる仏様の顔に泥を塗るのだ。他山の石としたい。

 

和文の般若心経と佛法僧

 2018年2月22日、馬場恵峰先生宅を写真撮影のため訪問したとき、和文の般若心経の写経軸が目に留まった。和文の般若心経の写経は初めて見た。恵峰師の和訳の般若心経で、その上に、お釈迦様の顔が金色で印刷されていた。その周りに「佛法僧」の文字が揮毫されていた。その3文字は、お釈迦様の顔と手に墨が付かないように揮毫されていて、思わず見とれてしまった。馬場恵峰師の雅号「三寶齋恵峰」の三寶とは、「佛法僧」を意味する。

 2011年10月の明徳塾で恵峰師が、亡くなられたお弟子さんためにお棺に納めた書と同じ書(控えとして揮毫)を持参され、披露されたことがあった。お弟子さんはその書をまとって旅立たれた。その書には、お釈迦様のお顔が3面印刷されており、恵峰師が「南無阿弥陀仏」と、お釈迦様のお顔を汚さないように揮毫されていた。私はその書のことを思い出して、即、この軸の入手を決めた。

1img_6348  2011年10月8日撮影

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 2018年2月22日撮影

 

2018-02-28

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2018年2月16日 (金)

案内 馬場恵峰先生の岐阜講演会

馬場恵峰先生が来る4月14日に、明徳塾の同窓会のため岐阜市に来られます。午後に先生の講演、書の実演をされます。夜は塾生同士で懇親会ですが、午後の部の講演会は一般の方も参加を歓迎します。懇親会への参加は個別にご相談ください。

講演では、人生とは、経営者とは、人生の経営者の己の生き方とは、についてユーモアも交えた含蓄ある深いお話しがあるかと思います。参加希望者はメールにて小田まで連絡下さい。

 

日時  2018年4月14日(土) 13:00~17:00 

場所  長良川温泉 十八楼

    〒500-8009 岐阜市湊町10番地 電話:0582-262-1551

費用  2,000円

 

小田泰仙   e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

 

2017年12月24日 (日)

「五十尺竿頭進一歩感写経軸」出版案内

 表記の写真集『五十尺竿頭進一歩感写経軸』(50m写経巻物)を2017年12月24日に出版しました。購入を希望される方は、メールにて申し込みください。

 価格 3,000円 白黒印刷(表紙のみカラー)

 A4 横  全71頁

 送料360円

 

 本書は、2016年12月8日、卒寿記念恵峰写経書展での作品を集めて『報恩道書写行集』を出版したが、その写真集を編集する段階で、50m写経巻物の一部を掲載した。

 当初、三冊目の出版書籍は、「奥の細道」の予定でしたが、やはり卒寿記念として「50m写経巻物」も出版しておかねば片手落ちだと考え、急遽、予定を変更して出版に至りました。多量に売れる本ではないので、部数を限定しての出版です。

 馬場恵峰師に、「なぜ写経をするのか」と尋ねたことがある。その答えは「写経が一番のご先祖供養になる」であった。写経の一字一字に佛が宿る。そう思って筆を走らせる。それがご先祖供養である。今回、『報恩道書写行集』と『五十尺竿頭進一歩感写経軸』をセットで仏壇に供えてご先祖に出版を報告した。出版できるのも、命があってのこと。感謝である。合掌。

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 50m巻物を広げる恵峰師

 

2017-12-24

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2017年12月 9日 (土)

予告 「50m写経巻物」出版

 表記の書籍「五十尺竿頭進一歩感写経軸(巻) 卒寿記念恵峰」を2017年12月24日に出版します。12月7日に出版業者と打ち合わせをして、印刷工程に入りました。

 予価 3,000円 白黒印刷(表紙のみカラー)

 A4 横  全71頁

 

 馬場恵峰師が卒寿記念で50mの写経の巻物を書き上げたという話を聞いたのは、2016年11月29日の百m巻物の三度目の写真撮影をしていたときである。師はこの巻物で、般若心経を十種類の書体で書き上げたという。2016年12月8日、卒寿記念恵峰写経書展を見て、その写真撮影をした。その写真集を編集する段階で、50mの写経の巻物の一部を掲載せねば、画龍点晴だと痛感した。それで急遽、2016年12月22日に、写真撮影のため、長崎へ飛んだ。写真撮影で50m巻物を扱うのに、一人では無理なのでいつもの撮影協力隊の皆さんに応援を依頼した。年末の忙しい中で、自称(?)「熟女・一応主婦」の皆さんが快く手伝って頂けたことに感謝です。いつもは早割、シニア割引で長崎に飛んでいるが、年末のため、いつもの格安のシニア料金が通常のビジネスクラス並みの料金に跳ね上がっていたのは想定外でした。

 今回の撮影分を含め、この1ケ月間で、計3回も長崎に出向くことになり何か導かれた縁を感じた。今回、この50m写経軸を撮影するにあたり、前から懸案であった当家の墓誌を作り直す過程で、その裏面に彫る文章を再作成する決断ができた。計二十回弱の推敲を繰り返して完成した当家墓建立の経緯文である。その文面を先生に揮毫して頂くご縁ができたのも今回の写経軸の撮影での佛縁であると思う。ご先祖も喜んでおられると思う。

 当初、三冊目の出版書籍は、「奥の細道」の予定でしたが、やはり卒寿記念として「50m写経巻物」も出版しておくべきと考え、急遽、予定を変更して出版に至りました。

添付ファイル 目次50m1_20171207.pdfをダウンロード

下図は、出版物は表紙のみカラー、他は白黒です。

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 表紙

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 10種類の書体で書かれた般若心経

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 50m巻物を広げる恵峰師

 

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久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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2017年10月19日 (木)

お知らせ 「100m巻物写真集」発刊

10月11日に標記書籍を発刊しました。販売は10月22日から開始します。

詳細はホームページの「2ー出版」のページを参照ください。

2017ー10ー19

久志能幾研究所 小田泰仙  HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite

2017年9月24日 (日)

100m巻物の事前紹介

 馬場恵峰書「100m巻物」の内容を一部紹介します。私は50年経ったら、この巻物は日本の国宝になると思う。日本史上でも中国でも、この偉業は今後成し遂げられることはないであろう。単に100mの巻物を書いたのではなく、明治の三大書家の一人の書聖日下部鳴鶴をも凌ぐと思う名筆での揮毫である。この100mを連続して書き上げる力量のある書家が今後、出現することは想像できない。この師との出会い、師が240回も中国に行って出会った100m巻物素材との出会い、師の体力、円熟した技量とのご縁、酔狂な私との出会いが揃わないと、決して完成しなかった100m巻物写真集である。

 単に書の写真を撮ってまとめるのが写真集ではない。書を理解して、その美しさをどうそのページに表現するか、書に対しての思いがないと美しい写真集はできない。単にきれいに、見栄えよくスタジオで撮影してページに並べれてできた写真集では、人の心を打たない。そんな写真集を過去に多く見ていて、そんな写真集にはしたくないとして、心魂を込めて作り上げたのが、今回の写真集です。これは後世の子孫に残す日本の魂の宝です。

 今回は限定100部での出版です。ご期待ください。

 

2017-09-24

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