c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2020年8月29日 (土)

病気予防で、リンパマッサージ

体の下水管掃除を

 私は体の保全・病気予防のため、朝晩のお風呂で、全身のリンパマッサージを欠かさない。老廃物が溜まると、疲労が蓄積されやすい。それが病気の元である。癌を再発させないためでもある。私は病気予防で、打てる手はすべて打つ方針で臨んでいる。

 リンパマッサージは、顔、首、手足のリンパ管を心臓に向かって流すようにマッサージをする。そのやり方は、ネットで数多く紹介されているので、そちらで検索してください。

 

リンパとは

 体の中を走る血液の管は、動脈・静脈である。いわば上水管である。血液は大事な栄養素・酸素を全身の末端の毛細血管にまで運び、その後、静脈から心臓に戻る。それに対してリンパ管は、体の老廃物を流す管である。いわば下水管である。

 リンパとは、毛細血管から浸出した液体で、タンパク質や脂肪、糖質の他、細菌やウィルス、老廃物を運んだりする役目である。網の目のように身体中に張り巡らされている「リンパ管」の中をリンパは流れている。リンパ管が合流して太くなる部分が「リンパ節」で、全身に約800ヶ所ある。

 血液は心臓というポンプで全身に送られるが、リンパ液は、リンパ管の中を低い速度で流れている(時速0.648km以下)。それに対して血液の流れ速度は、時速216kmである。リンパは心臓でのポンプ作用がないので、あまり体を動かさない生活を送ると、その流れが阻害されがちになる。また狂った食生活などをすると、リンパ液の流れが滞り、老廃物が多く溜まったままの状態になってしまう。

 

行政の下水管

 行政の組織は、人間の体と同じ形態である。行政の上水管とは、市の予算である。お金が回って市の組織が動き、お金で都市が作られ、市が活性化する。市の組織が動けば、その老廃物が下水管に流れる。ところが、市の組織に自浄作用がなく、自律神経が正常でないと、行政が滞り、老廃物や不正物が溜まり、組織がうまく動かない。

 

悪事例

 その事例が、大垣市制100周年記念行事であった。大垣市はじゃぶじゃぶと大金を下部組織に流したが(3億5千万円)、組織がまともでなく、動機がまとももでなく、まともでない行事が多かったので、腐敗物が下々の組織に堆積したようだ。小川敏は、大垣市制100周年記念行事にどんちゃん騒ぎのため3億5千万円も浪費した。それなのに、非常緊急事態の新型コロナウイルス対策で、わずか2億2480万円しか出さない。政治家として正常な予算配分ができないのは、政治的認知症ではないか。

 

予算の会計報告はリンパの流れ

 本来なら、会計報告で、心臓部にそれが流れるはずが、大垣市特例のマル秘条令を隠れ蓑に、報告がされず滞っている。その金で不正・汚職が行われたと巷では噂されている。大垣市制100周年記念行事は、まともな経済活動ではなかったためか、翌年の大垣市の公示地価は例年のように下落である。小川敏が市長になって連続19年間下落である。

 これが、組織が停滞した時に起こる下水管の醜態である。大垣市もリンパマッサージが必用だ。大垣市の組織に老廃物、腐敗物が溜まっている。だれか大垣行政組織の掃除をして欲しい。19年間も掃除をしないと、腐敗して当然である。

安倍首相の政権が長いといっても、たった7.6年間なのだ。大垣市長の小川敏は、現在5期目の19年目で、6選になれば24年間である。狂気の沙汰だ。

 

心の下水管の汚れ

 お金が溜まり、長期に安楽の座に居座り、贅沢をしだすと、心に老廃物が溜まる。楽をしようとするから、怠惰な虫が芽生える。栄養過多なエライ人のお話しばかりを聞いていると、いかにも己が偉くなったように錯覚する。それは心の栄養過多で、心が糖尿病になったのだ。溜まったお金は流さないと、腐ってくる。そのために寄進、布施をして下座業で、修行が必用だ。止っていてはダメなのだ。体を動かして、奉仕活動をしよう。寄進・布施・奉仕活動とはお金や物への執着心を捨てること。修身の勉強をしよう。積善の家には必ず余慶あり。

 新市長が誕生すれば、大垣の春は近い。

P10104421s   馬場恵峰書

2020-08-29 久志能幾研究所通信 1724  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月28日 (金)

安らかに永眠するために  安倍首相辞任に思う

安倍首相辞任

 今日8月28日、安倍首相が辞任した。それを聞いて人生の永眠に思いを馳せた。人生の成功の要は健康である。死んでもいいから、健康管理である。生死は神仏の管轄、健康管理は己の責任である。

 安倍さんも歴代の首相に比較すれば、やり残しはあるが、やるべきことをやり遂げての勇退である。それも人生だと感じた。魑魅魍魎の住む政治の世界で、病身を押して奮闘も大変であったと思う。

 小川敏のように、やるべきこともやらず、無為無策で大垣市長の座にしがみ付くよりは、職務が全うできないとして、辞任した安陪さんは偉いと思う。

 

永眠と安眠

 一日は人生の縮図である。夜、安らかに寝るための方法が、安らかに永眠する方法に相通じる。よく働いた一日は、安らかな眠りを誘う。よく働いた人生には、安らかな永眠が神仏よりご褒美で贈られる。

 夜、眠られないのは、単に一日、正しく働かず、体を使っておらず、疲れていないからだ。

 年老いて、仕事があり、世のためにやるべきことがあるとは、幸せである。朝、起きたけど、寝るまでやることがない人生は、地獄である。

 若くして死ぬと、生木が裂かれるような苦しみを味わうという。やるべきことをやり遂げて、老いて死ねば、枯れるように倒れて苦しみはない。

 だから人は一個の生物として、狂った人生ではなく、正しい人生を歩むべきなのだ。若くして病気になり死ぬとは、狂った生活、狂った考え、狂った食生活が原因である。要は宇宙根源の理に反した生活を送ったのだ。それを無理という。

 「無理」に気が付いた時に、それを直せばよい。直さないから地獄に落ちる。何事も正しい道に戻るのに、遅すぎることはない。

 「無理」に気が付いても、そのまま猛進する人が多すぎる。それを愚者という。賢者は引き返す勇気を持っている。

 

一日の終わり、人生の終わり

 仕事に精進して一日、やるべきことをやっていれば、疲れ果てて夜はバタンキューである。やりたいことではなく、やるべきことを嫌われてもやっておれば、やり残しの後悔はしない。

 私は前職では、正論の主張、業務改革推進等で、やり過ぎて嫌われた。嫌われても、やり切って良かったと思う。後は永眠だけである。だから定年延長せず、即、さよならをした。

 毎日の夜の寝る儀式は、永眠の練習である。毎日、よく働き、疲れて横になれば、寝つきが良く、よく安眠できる。たった一度だけ、目が覚めないのが永眠である。朝、起きてこないと思ったら、死んでいたのは理想の死にかただと思う。そこには死の苦しみはない。

 

人事異動

 どんなものにも寿命がある。生命も命があるように、職位にも命がある。その職位の命を輝かせて、全うすれば、良き永眠がある。

 人として生まれたら、志を立て、学んでその志を成就する能力を付ける。計画を立て、実行して、その成果を得たら、その道を後進に託す。

 職位にも命があり、永遠ではない。その職位に就いたら、最初の1年は黙って職場の状況を確認して、問題点を見付ける。それで改善案を作成して、2年目に種を蒔く。3年目にその収穫を確認する。4年目に後進に託す段取りをして、その職位を去る。それを職位にしがみ付くから、晩年を汚すことになる。

 

私の異動体験

 私も前職では、数多くの異動があった。職場に就いた時は、全て初心者で手探り状態である。私は異動でその新職場についたら、まず職場内に保管してある書類に全て目を通していた。それでその職場の概要と問題点が把握できる。それで何をやればよいか、分かってくる。

 自分のやること、やったことは全て書類に残す。自分が獲得したノウハウも書類に残す。これは私がこだわった仕事の流儀であった。だから私が異動でその職場を去るときは、引継ぎは必要でないようにした。私が残した書類を見ればよいのだ。

 

あの世への異動

 私が人生という職場を去るときは、公開の書類でやったことが、後世に残るようにしている。馬場恵峰先生の書の出版でも、ISIDに登録して、国会図書館に記録が残るようにしている。撮りためた写真もBDに記録して、事前に関係者に贈っている。

私の人生哲学

「やったことだけだよ。書いたことだけだよ。後に残るのは」

P1000710s  馬場恵峰書

2020-08-28 久志能幾研究所通信 1723  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年8月27日 (木)

SONYとCANONをチィルト&シフト

 商標「ソニー」とはsound(音)から発生させた名前である。その昔は、ソニー坊やがテレビCMで活躍していた。商標「キアノン」は観音さまから派生した名前である。私は同じ音に関するこの2人の仏様に助けてもらって、馬場恵峰先生の書を撮影している。

 ソニーはCCDの技術で世界最高レベルである。キアノンは今まで蓄積した一眼レフのレンズ群資産が世界最高である。私は馬場恵峰先生の書の撮影で、その両者の特性を生かして、ミラーレスSONY α7RⅣに、キアノンのチィルト&シフトレンズTS-E50mmを装着して、撮影している。

 SONY α7RⅣのCCDは、6100万画素である。CANON のチィルト&シフトレンズは固定焦点、手振れ補正無しのシフトレンズである。この種のレンズはソニーには製品がない。私はこの組み合わせで、このレンズにアダプターマウントをかませてソニーのボディに装着する。ピント合わせは手動、絞りはF8で固定、ISO200で固定、シャッタースピードを自動で設定して撮影する。少々使い勝手が悪いが、書画の撮影では三脚使用の撮影だから、オートフォーカスである必要はない。

 チィルト&シフトレンズは、通常の標準レンズに比べて10倍も値段が高く(約30万円)、購入には一大決心が必用であった。高価格であるだけ、画質は素晴らしい。

 書画の撮影は、一人ではできない。仏様のような書友の九州女性の皆さんに助けてもらっての撮影である。感謝。

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P1110703s  当初はCANON  EOS 5D-Ⅳにチィルト&シフトレンズで撮影  2018‎年‎10‎月‎11‎日

Sonycanon

以上、キアノンHPより

https://cweb.canon.jp/ef/special/ts-e/index.html

 

2020-08-27 久志能幾研究所通信 1722  小田泰仙

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2020年8月25日 (火)

私の命が一日一日、尽きていく

看々臘月尽(みよみよ ろうげつ つく)

 

 この意味は『命には終わりがある』。一日一日、命は尽きていく。死してその人の一生が終わる。自分の命も一日一日、容赦なく尽きていく。現実から目をそらさずに、「命には限りがある」をよく見なさいという意味の禅語である。

 「看看」と「看」を二つ重ねて「良く見なさい」である。「臘」とは「多く集まる」とか「つなぎ合わせる」という意味である。

 臘月は、十二月の別名である。月日の流れは、「歳月人を待たず」である。もう十二月も終わってしまう。一日一日を大切にしなさい、である。

 また「臘月」は、一年の終わりの12月で、私たちの人生や命という意味も暗示している。十二月があっという間に終わるのと同じように、人生もあっという間に終わってしまう。ぼんやり生きず、自分の命をしっかり見つめなさいとの警句である。

 「また今度やればいいや」と、つい後回しにしがちだ。しかし「今度という時間は二度と来ない」。「己の人生と向き合い、看々臘月尽の心を忘れずに人生を過ごせ」と禅師はいう。

 人生は退屈で眠たいものかもしれない。寝るのもよし、仕事をするもよし、勉強するのもヨシである。人生はバイキングレストランで、全て己の自由でやりたい放題である。人生で一番大切なことは、寝ていても遊んでいても、ふと気づいたときに、正しい道を意識して、そこに戻れるかどうかである。これが出来るかできないかで人生が変わる。そして時間は冷酷に過ぎてゆく。己が紅顔の少年であった時代は二度と戻って来ない。

 

 紅顔いずくへか去りにし、尋ねんとするに蹝跡無し、熟観ずる所に往時の再び逢うべからざる多し(修証義)

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 馬場恵峰書 修証義 部分

 馬場恵峰卒寿記念写経書展 写真集(久志能幾研究所刊)より

 

癌の定期検診

 2020年8月19日、愛知県がんセンターで、先週に実施したCTの定期検診の結果を聞きに行った。結果は良好で、特に異常は見つからなかった。ピロリ菌駆除も成功した。癌の手術後1年半、無事に生かしてもらったと仏様に感謝である。因果応報で、そうなるように、今までの「狂った生活」と「狂った食生活」を改め、「狂った医療」からも遠ざかり、生活姿勢を改善させて過ごしてきた。それが正しかったようだ。

 しかしいくら養生しても、あと50年も生きられるわけではない。一日一日、私の命は尽きていく。医師から最低、半年間は癌の病気では死なないと言われただけである。私の場合、手術後、5年後の生存率は51%で、統計計算上は、余命2.5年の命で、後1年の命である。新型コロナウイルスに罹れば、1週間で死ぬかもしれぬ。いくら健康でも不慮の事故に遭うやも知れぬ。明日の命は分からない。

 人の理論的寿命は120歳である。私は、せめてその9割の108歳まで生きたいと精進している。譲って8割の96歳である。長生きこそが親孝行である。

 

生きている間

 生きている間だけだ。お金を使えるのも、人に奉仕できるのも、美味しいものを食べられるのも、生きている間だけ。あの世にはお金は持って行けいないのだ。お金を使いたくても使えなくなる日がやってくる。食べたくても食べられない日がやってくる。だからこそ、やりたいことは、直ぐやるべきなのだ。

 世の中を見ると、此の世で使え切れない金を集めても、まだ足りないと餓鬼にように金を集めている輩がいる。そんなに集めて何に使うのか。もう時間がないのだ。

 命が残り少ないのに、まだ市長に座にしがみ付く愚か者がいる。市長退任後の時間がないのだ。何のために生きていたのか。それで市民が幸せならともかく、無能無策で、大垣は衰退して市民は地獄の苦しみなのだ。

 余分に食べれば、命を鉋で削るように、寿命を短くしている。余分に食べるとは、他の命を奪っている。その命が病気という形で復讐して襲ってくる。それが分かっていて飽食を止められないのを愚か者という。

 医師から余命宣告をされ、その土壇場になって、「金はいくらでも出すから助けてくれ」と医師に泣きついても遅い。医師からそれを拒否されて泣き崩れても因果応報なのだ。

 

奪うものは不幸である。与えるものが幸福なのだ。

 やれるときに、やりたいことをやっておくべきなのだ。そのうち、やりたくてもやれなくなる日が来る。だからこそ今に全力投球せよ、である。

 集めて集めてもきりがない。それより与えることが喜びである。それには限度がない。

 食べても食べてもキリがなく、結果は肥満の醜態となる。肥満は癌の遠因である。少食で満足すれば、美しく健康な体が手に入る。わかっちゃいるけど、やり通せない。そんな私に誰が育てた。自省したい。

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 馬場恵峰書

 

2020-08-25 久志能幾研究所通信 1719  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月21日 (金)

般若心経の「苦集滅道」とはPDCA

 般若心経で一番大事な言葉が、本文の中央に書かれた「苦集滅道」である。般若心経は、玄奘(600~664)が万巻の経典を278文字に集約したお経である。その「苦集滅道」の意味はPDCAである。現代の品質管理工学と同じことが、1400年前に既に般若心経で教えられている。つまり人間はこの2000年間、少しも進歩していない。

 

人の進化とは

 エジプトやギリシャの遺跡で、「最近の若い者は・・・」等の老人のぼやきが書かれた文書がよく発見される。私が後世の残す戯言なら、「最近の年寄りは、昔の老人より退化している」である。老人とは、経験を積んだ賢人であるべきなのだ。それが拝金主義の現代社会では、医学発達の成果で老いても体は元気だが、肝心の智慧がなく、利権に溺れて強欲な老害を振りまいている輩が多い。問題が起きても対処療法で済ませている。若者の模範となる智慧のある老人は少ない。

 

対処療法が氾濫

 人は苦しみに出会い、それから逃れようと様々な取り組みをするが、多くはその場しのぎの対処療養で済ませるから、少しも改善されない。それも科学技術の偽善で、間違った方向の改善が多い。一番の典型事例が、高血圧治療の降圧剤使用である。真因を探らず、対処療法の降圧剤の乱用である。

 また安易な逃避の典型が、お祈りとお布施の他力本願である。いくら時間をかけてお祈りをしても、そのトラブルの真因を追求せず、単に他力本願のお祈りだけをするから、少しも改善されない。苦から逃れるためのショートカットで、苦を無くそうなど、横着である。

 それに邪悪な新興宗教が付け込んで、金儲けをしている。苦しみの中、いくら祈っても、お札を貼っても、お布施を出しても、教祖や狂祖にすがっても、真因を除かないので、解決しない。

 

苦集滅道

 無苦集滅の「苦」とはトラブルの事である。その原因を探るため、現状把握として、データを「集」める。それを分析して、どうするかを計画(PLAN)する。その対策を実行(DO)して、苦を取り除く。それで本当に苦が「滅」したかをチェックして、再行動(ACTION)して、初めて「苦」が無くなる

 因果応報とし、人として正しい「道」から外れた行いをするから、苦を生じるのだ。お天道様に恥ずかしくない道を歩め、である。

 それが1400年前に作られた般若心経の神髄である。

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 10行目の中央に「苦集滅道」が書かれている。

  上図は自宅仏壇に供えるため、馬場恵峰先生に書いて頂いた般若心経 

 

2020-08-21 久志能幾研究所通信 1715  小田泰仙

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2020年8月17日 (月)

逆縁の菩薩1  東大入試中止

 当時、私にとってこんな不幸はないと嘆いた事件が、10年たって振り返ると、それは逆縁の菩薩であった事例が生涯で5度もある。それ以外にも、その当時は不幸な事件として嘆いたことが、後日それが運命の好転につながった事件が多い。その学びは、「不幸に出会っても自暴自棄になるのではなく、それをバネに精進することで、人生が好転する」である。

 

大学受験失敗

 私の最初の逆縁の菩薩とのご縁は、1969年東大入試中止である。私が東大にいけるわけではないが、東大に行く人が京大に、京大に行く人が名大にと、当時の受験生は1ランクを落として大学に進学した。私は例年ならカスカスで国立二期校に合格できるはずが、国立大学の受験はすべて失敗した。父の定年の関係で、浪人は許されないので、滑り止めで受けた私立大学に不本意ながら入学した。

 私は国立にいけなかった悔しさがあり、特待生を狙って学業に精を出した。当時の大学は、国立大学でも学生は遊んでいた。ましてや私立の大学生は遊んでいる。それを真面目に勉強して、戦術として特待生を狙うなら、特待生は意外と簡単に獲得できる。

 授業では、必ず最前列席に座って先生に顔を覚えてもらう。授業の欠席はしない。取れる単位は全て取る。出された課題レポートも真面目に取り組む。夏休み期間中も、後期の試験に向けて一定の勉強は欠かさない。アルバイトはしない。勉強することがアルバイトである。

 この2年間の精進で、予定通り全優に近い成績で、特待生になれた。授業料免除である。そのまま卒業まで一番を維持した。親孝行としてよかったと思う。ご褒美で、親から少々の贅沢をさせてもらった。

 

菩薩に見守られる

 そのお陰で、就職もトヨタ系に学校推薦のような形で入社できた。母は地元の会社に入ることを望んでいたが、私は母親から逃げたかったので、敢えて遠くの会社を選んだ。今、振り返ると、地元の会社ではその後の人生の展開が限定された。世界を舞台に仕事ができて幸せだったと思う。

 その後の人生で、大学をトップで卒業して、卒業式で総代になると、その後の人生でそれが目に見えぬ菩薩となる。一番と2番の差は限りなく大きいことを実感した。会社を辞めたくても、大学の名誉や後の卒業生のことを考える、勝手に辞められない。不真面目に勤めることも気が引ける。会社も並の国立大学出の同期よりも、特別扱いをしてくれる。おかげで若いときは、研究開発部で仕事をさせてもらい、海外経験を含めて多くの経験を積むことができた。同期で国立を出た人間が、もっとひどい職場に配属されているのを見ると、あのとき頑張って特待生を獲得してよかったと思う。それも国立大学受験を失敗した「お陰」である。

 

同窓生の自殺

 大学卒業の年、私のクラスで成績2番のS君が、4月1日の入社当日の夜、タイマーを使って感電自殺をした。いまだその原因は不明である。教室で彼の行動を横から見ていて、S君は真面目ではあったが、覇気が感じられなかったことだけは覚えている。私と張り合って1番を目指す生き方をしていれば、自殺など考えなかっただろうにと残念に思う。

 

背負った十字架

 私も会社時代、仕事で生きづまり何度も自殺を考えたが、お世話になった大学のご恩を考えて、それを思いとどまった。だから特待生という看板は、自殺防止、辞表防止にも役立っていた。

 逆縁の菩薩とは、自分を𠮟咤激励する守り佛の菩薩である。厳しさがあるから人間として成長できる。難題とは、なにも試練のない平穏無事な人生では、私が堕落すると佛様が考えて、私に授ける糧なのだ。それに真面目に取り組むのが人生だと思う。課題に取り組むから、能力が向上する。

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 馬場恵峰書

4k8a04291s 松本明慶大仏師作 虚空蔵菩薩

 

2020-08-17 久志能幾研究所通信 1710  小田泰仙

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2020年8月16日 (日)

マイ「ホワイトハウス」を入手

 老いの血迷いで、大人のおもちゃとして新事務所を入手した。それも衝動買いである。その新事務所のコードネームは「ホワイトハウス」である。

 この家は、私のサテライトオフィスであり、迎賓館でもあり、書画の展示室でもあり、ミニ音楽堂でもある。

 2012年頃からその入手を計画していたが、まさか本当に実現するとは思わなかった。やはり夢は見るものだ。特に土地や家屋は欲しいと言ってもご縁がないと手に入らない。今までに10件ほどの物件を探し回ったが、良き物件に縁がなかった。今回はたまたまご縁があり、とんとん拍子で入手できた。その朝に物件を見付け、夕方に買うと不動産屋に話した。我ながら、衝動買いに呆れた。単位時間当たりの購入金額の大きさは、過去最大である。良き時期に買ったと、今にして思う。もしあと2か月遅かったら、コロナ騒動で入手できなかったであろう。やはりご縁である。

  

決断

 私は癌を患い、手術後に余命宣告を受けてから、考え方が変わり、決断が早くなった。どうせ何時かは死ぬ身である。あと40年は生きれない。やれるとき、買える時、会える時に、やっておかないと、死ぬ間際に後悔する。そのうち、金があってもやれない、買えない、食べれない、会えない時が来る。その時では遅いのだ。動けるうちに、やりたいこと、やれることをやり切って、後は野となれ山となれ、である。

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馬場恵峰書

  

レクサスとの別れ

 その反動として、資金繰りでレクサスとお別れであった。流石にレクサスとの2面戦争はできず、同時に所有する資金は無かった。

 レクサスを欲しいと思っても、一度買ってしまうと、その「レクサス欲しい症候群」が、つきが落ちたように、無くなった。あの欲しい症候群は何だったんだ、という有様である。買わずにずっと欲しい症候群に罹っているより、買ってしまって、「ああこんなものか」と悟った方がよいようだ。もう二度とレクサスを買おうという気になれない。なんでも買える時に買うのが良き人生である。

 

大人の玩具

 馬場恵峰先生に本件を報告したら、呆れられるかと思いきや、「老人は大人のおもちゃを買って、人生を楽しみ、元気になるべきだ。良いことだ」と褒められた。

 馬場恵峰先生も60歳の時、家屋敷を担保に、1億円の借金を背負い、社会貢献として350坪の土地に日中文化資料館を建てた。その返済に24年間を要した。返済が終わるまで死ぬわけにいかぬと頑張って、84歳で完済である。それが恵峰先生の元気の秘訣であったようだ。

 やはり師の後姿の影響は大きいようだ。馬場恵峰先生の影響を受けた3人の経営者が還暦を過ぎてから、1億円の投資をして新しい事業を始めた。それが私の頭にあり、私だって、と今回の事務所の購入となった。だから決断は早かった。持つべきは、良き師である。けち臭い師に付いていれば、今回の購入はなかったであろう。

Dsc09638s_2   サテライトオフィスの離陸

 

2020-08-16 久志能幾研究所通信 1707  小田泰仙

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2020年8月13日 (木)

「コメント」という名の暴力が人を殺す

発信者の匿名性が人を悪魔にする

 

 ブログやSNSに対するコメント者は、匿名性を武器に、上から視線で言いたい放題である。文体も書きなぐりである。それは暴力ともいえる。

 ブログを書いた方は、コメント来れば、読まなければならぬ。書いたほうだけでなく、ブログやSNSの読者も嫌でもそれを目にする。それで若い子がそれを苦にして自殺に追い込まれた事件がよく新聞紙上に掲載される。最近はプロレスラーの木村さんが自殺に追い込まれた。

 ブログの文書は、公開される文書なので、何度も何度も校正を繰り返して磨かれた文体である。私はそういう手間をかけてブログに上げている。しかし、匿名のコメント者の文は、校正してある形跡はなく、書きなぐった文体がまき散らされている。匿名だから、無責任な低レベルの内容である。

 

殺人行為

 その暴力的なコメントを読むとは、人が一生の間で使える総時間から3分間を奪うこと。それもそのコメントは一人だけでなく多くに人が読む。匿名コメント者は社会の敵で、時間の強盗である。それが日本の生産性を引き下げている。

 それだけならまだしも、現実は、プロレスラーの木村さんがSNSの心ない中傷で自殺に追い込まれた。匿名のコメント者は、殺人者である。

 ある人と面会する場合も同じことである。ある人と面会するとは、その人の一生で使える時間の2時間を奪うことだ。命とは一生の間で使える時間のことだ。そう思って、覚悟して相手と面会しているか、胸に手を当てたい。匿名のコメント者は、けっしてそんなことは考えまい。

 私は癌を罹患して、医師から余命宣告を受けた身である。だから私は、無責任な匿名コメントには激怒である。時間は命なのだ。

 

匿名性で高まる攻撃性

 総務省は6月25日、ネット上で誹謗中傷された被害者が投稿者を特定しやすくするための制度改正に向けた有識者会議を開催。投稿者情報の迅速な開示に向けた新たな裁判手続きの創設を検討する方針が示され、高市早苗総務相も「裁判手続きに時間がかかる課題がある。議論を深めてほしい」と要請した。

 国が本腰を入れるきっかけとなったのは、出演したテレビ番組での振る舞いなどについてSNS上で誹謗中傷を受けていたプロレスラーの木村花さん(22)が死去した問題だった。

 

 誹謗中傷の書き込みをした投稿者を特定するためには現在、サイト運営者や接続業者(プロバイダー)に開示請求訴訟を起こさなければならないケースが多い。総務省は、より簡単な手続きで裁判所の決定を受けられる仕組みづくりとともに、裁判なしで事業者から任意の開示を受けやすくする方策も検討。7月にも改正の方向性を取りまとめる方針だ。ネット上で誹謗中傷がはびこる最大の理由は、書き込む側の匿名性にある。

 総務省の15年の調査によると、日本におけるSNSの匿名利用はFacebookの15.2%、Twitterは76.5%、Instagramは68.1%。他国に比べて高い水準といえる。

 木村さんのケースでは、主にInstagramをはじめとしたSNS上での誹謗中傷が激しかったとされる。ヤフーは、掲示板のコメント欄の監視で培った技術を、SNSの運営事業者などに提供すると表明している。

 サンケイ新聞 2020年07月09日 07時00分 公開

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/09/news040.html

 

P1050004s  馬場恵峰書

2020-08-13 久志能幾研究所通信 1704  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月12日 (水)

私のあるべき姿(人・モノ・金・時間・生き方)

オダ仏教生産システム

 

投資

 金が出来たら、自分の成長のために金を使え。そのために無駄遣いはするな。自分の一部となって、自分を助けてくれるモノに金を使え。能率アップ、時間創造、機会創出のために金を使え。自分という「人」こそが、ものを2倍にも10倍にもできる存在である(ドラッカー)。自分への教育投資で、その能力は100倍にもなる。

 お金を貯めても世間の価値観が変われば紙屑となる。戦争・敗戦になれば、全てが失われる。1952年の新円切替でもそれを示している。祖父はそれで、貯金してあった退職金の全てを失った。どんな時代になっても、お金を稼げる能力を作るために、自己投資をせよ。

 

モノ

 買うなら一番高いモノを買え。買って後悔しないものを買え。一生使えるモノを買え。高いモノには汗と魂が籠っている。金は時間(命)を全うするための道具である。命とは、自分が一生で使える総時間である。その時間を有効に使うために道具は使いこなせ。金を残して死んでも、誰のためにもならない。

 人の批判を恐れるな。人の価値観は、その人の成長により変わる。往々に他人は僻みで批判をする。惑わされるな。自分を信じよ。

 

時間

 時間(命)を生かして使え。時間が命を創造する。命とは、自分が一生で使える時間の総量である。その時間を効率よく使う為、健康に最大の注力をせよ。死んでもいいから、健康第一である。天才でない者は長生きすることだ(坂村真民)。

 時間を無駄にする人とは縁を切れ。此の世で一番大事な存在は自分である。お釈迦様もそれを言っておられる。その自分を大事にしない人は、他人をも大事にしない。だからそんな人とは縁を切れ。

 その最悪の存在が、自爆テロリストである。

 自爆テロリストは中東ではなく、身近にも存在する。ぼやき、自己否定ばかりで暗い話しばかりする人もテロリストである。その人に話を合わせていると、自分も暗くなる。自分の未来が暗い方向に引きずり込まれる。言葉の影響を一番受けるのは、自分である。

 嘘でもいいから、明るい未来を語れ。それが時間創造である。嘘でも100回言えば、本当になる。

 

お金

 お金を生かして使え。そのために活き金を使え。死に金とは、お金を泣かすこと。お金は女性名詞である。女を泣かせて、幸せは掴めない。お金を生かし、お金に喜んでもらうように使え。

 お金にも神仏が宿る。お金の使い方、扱い方で、恩返しがあり、罰当たりがある。お金は目的を持ち、感謝し貯めよ。お金を幽閉すれば、お金の復讐がある。

 お金を感謝の心を込めて旅立たせよ。そうすればお友達を連れて帰ってきてくれる。

 

ご縁

 命に係わるご縁があるなら、血縁を切ってでも、そちらを選べ。師が人生を左右する。身近な腐れ縁ほど恐ろしいものはない。

 遠くの親戚よりも身近な隣人である。私は癌を患って、痛感した。

 

トラブル

 問題が起きたことを喜べ。それは神仏が何かを直せと啓示している。人生で物事をやって何も起きなければ、それは挑戦ではない作業であったのだ。単純労働者の世界を脱して、新しい付加価値を産む世界を目指せ。

 何も事件が起きない人生とは、行けども行けども、何の風景が変わらない砂丘を旅するようなもの。それを繰り返せば、認知症へまっしぐら。

 問題が起きたら、対処療法でなく、真因を探して解決せよ。そこに人生のお宝が埋まっている。

「五戒の何故なぜ」を5回繰り返せ。計25回考えて真因を探せ。

  動機善なりや。(稲盛和夫氏)

  利他がありや。

  時間、時代に反していないか。

  場所と立場を変えて見たか。

  方法を変えてみたか。

 

神仏

 見えないものを大事にせよ。世の中は、プラスマイナスでゼロの世界。それが宇宙根源の理に合っているか考えよ。松下幸之助翁が信じたものが、宇宙根源様であった。

 見える世界ばかり追い求めても、限界がある。見えない世界を大事にすれば、神仏が助けてくれる。

 私は今、それを癌の治療を通じて実感している。私は神仏、ご先祖様、河村義子先生の霊に助けられて、今を生かされている。

Img_44121s  馬場恵峰書

2020-08-12 久志能幾研究所通信 1703  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年8月10日 (月)

書評『病気になりたくともなれない話』

宇田成徳著『病気になりたくともなれない話』致知出版社

 

木鶏クラブでの講演会 致知出版 2005416

講師  宇田成徳博士

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所感1

 医師ではない宇田博士が説く健康法(開運法、仕事術)は、実例のデータを多く示してくれるので納得してしまった。経営者ではなく、同じ開発者研究者(当時)で工学博士(元松下電器)であり、特許も多数持ち、R&D100アワード賞には輝いた方の体験談は、人生の師の言葉と合い通じる重みがある。心も頭も体も、そして運命も真理は同じである。

 日本の最近の社会がおかしくなったのではなく、自分達が食生活を悪い方向に変えてきた。それが病気の原因である。またこの50年で「心」の食べ物も悪くなった。社会がおかしくなるはずである。

 日本がおかしくなったのは、「狂った食事」、狂った生活」、「狂った教育」が原因である。だから狂った政治家が生まれた。

 

 

所感2 日本の政治

 日本がおかしくなったのは、政治家の悪政が原因である。日本は病気である。

 日本は30年来、不景気が続くのに、減税ではなく、なぜ増税なのか。狂っている。欧米が年間1500時間労働で、2~3%成長なのに、なぜ日本は2000時間労働で、成長率が1%なのか。日本の経営が狂っている。経営者が拝金主義に染まって、頭が固くなってしまったのだ。欧米は拝金主義ではあるが、頭が柔軟である。だからGAFAが成長している。

 大垣市がおかしくなったのは、小川敏が原因である。小川敏は大垣市をこれだけ衰退させた元凶なのに、その責任も感ぜず、6選を目指すのとは狂っている。日本の経済成長率が1%で、大垣市の成長率がマイナス1%である。小川敏の経済政策が狂っている。

 

宇田先生の健康と人生のキーワード

健全な精神は、健全な肉体に宿る。

人生は最高のことしか起こらない。

賢者は先人に学び、愚者は体験に学ぶ。素直な人は自然に学ぶ。

一は全て通じる。

親孝行をすれば実力は4倍になる。

客観性を磨くと、自分が見えてくる。

どうしたら喜んで貰えるか、どう見られているかを考えれば実力は4倍になる。

144k8a10931s 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」

 

 

私(宇田)の方針

 一は全て通じる。3年挑戦して、師を越えなかったらおかしいと思え。

 私は、企業として相手の会社と共同研究をしている時、その会社に出張で入るとき、「どうぞ○○の発展をお祈りします」と言って入る。会議でも相手のことを祈りながら発言する。

 友人にニッコリ笑ってもらう、喜んでもらおうと思えば、いくらでもアイデアが出てくる。

 私は、毎朝、なりたい自分をノートに書き出している。人は一番多く見たり聞いたりしたことが実現する。ならば自分でなりたい自分を毎日書き出さばよい。

 

就職試験論文に落ちたくても落ちない答案作成方針

(人生の生き様を書く)

論点

 ただひたすら生きる(60点)、

  社会の役に立つために働く (30点)

  知識の過多 (10点)

以上の合計点で合否が決まる。

1978~2003年で、宇田先生が指導した学生で落ちたのは一人だけ。

 

学び方

 賢者は他人の失敗に学ぶ、愚者は体験に学ぶ。

 素直な人は自然に学ぶ

 

病気は疲れた時に出る。疲れなければ寿命は125歳である。

1)水分をたっぷりとると病気は1/2になる

 オシッコは毒である。水が足りないとオシッコが薄い、濃縮されない。

 腎臓が150L/日の浄化をしている。腎臓は0時から休む、だから夜更しは腎臓に負荷をかける。それは疲れの元である。

 

2)ミネラルをたっぷりとれば1/5に減るはず

 昔(50年前)、アトピーはなかった。つまり食生活の変化が原因である。

 本に書いてあることは90%のみで、後の10%の大事なことは書いてない。それを探すのが真の読書である。

 

3) 冷たいものを避ければ1/4減る

 胃中の酵素が、食物を消化・溶かす働きをする。

 冷えると酵素の働きが弱くなる。だから冷たいものは避けること。

 

 私は(小田)は、朝起きると白湯を一杯飲む。決してコーヒではない。

 

4) 快便

 動物の排便は瞬間である。野生動物は便秘で悩まない。

 排便時間の長い人は食事を改善すること。「狂った食事」をしている。

 そんな生活では何時か、大腸がんになる。

 

5) 食べ過ぎは疲れの元

 食べ過ぎると消化不良となり、それが体に毒となり、この毒で体が疲れる。

 二十日ねずみの実験

 A  満腹ねずみ    6ヶ月の寿命

 B  Aの60%ねずみ  18ヶ月の寿命

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6) 怒ると疲れる

 怒りとは何か。ハリネズミは威嚇するとき針を立てる。動物の威嚇の名残が人間の怒りである。怒りは瞬間にエネルギーを燃焼させ、瞬時に老廃物が発生する。瞬時には体内で老廃物を処理できないので、尿毒ができ、自分で作った毒で疲れる。

 

7) 喜ぶと元気になる

 喜びの典型は犬が喜ぶとき。一番の喜びとはエサをもらったとき。パブロフの条件反射で唾液,胃液が出て、体中活発する。それが、喜びの原点である。人間も喜びが体を活性化させる。

 

8) SEXはなぜ快感なのか

 自然界に不必要なことは残らない。それは快感ではないからである。自然界での典型的なSEXはカマキリの交尾である。交尾のあとオスはメスに喰われるが、痛くはないはずである。自然界の麻酔が脳内に出てくるからだ。

 

2020-08-10 久志能幾研究所通信 1700  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。