c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2021年11月 2日 (火)

人の生きる目的は、大佛になること

 

人は動物として生まれて、躾と教育で人間に成長する。

人間に成長したら、次の目的は佛になることだ。

佛になるなら、もっと大きな大佛を目指すことだ。

小さな佛で満足してはならぬ。

 

海は水を辞せざるが故に、大海となった。

(自侘は時に随うて無窮なり、海の水を辞せざるは同時なり(修証義))

人は大海のように、人生の清濁を併せ飲む大佛になることだ。

そうすれば小さな欠点は見えなくなる。

神ではない。大神でもない。大佛になることだ。

佛こそは、人間が精進した後、昇華してなれる存在である。

しかし人がいくら頑張っても神にはなれない。

神になったら、「人でなし」だ。

己が仏師として、己の中にある佛を彫り出すことだ。

自分には、自分さえ知らない大きな能力が潜んでいる。

 

それを覆う無知や傲慢さを削ぎ落すには、己に傷がつく必要がある。

それが自分の中にある佛を創造することだ。

「創」とは絆創膏の「きず」「刂」(砥石)の象形文字である。

武士は刀で傷を受けても、なにクソと血が吹きあがる傷口に焼酎を吹き付ける。

その傷口から新しく強靭な細胞が再生される。

 

大佛大器を目指せ。大佛は全てを受け入れる大きな器である。

その器には大智大賢慈悲が入っている。

大佛は悲しみも喜びも総てを受け入れる大きな器である。

 

私はそれを目指して精進している。

大佛を納めるオダ仏教本殿を建てよう。

棒ほど願って針ほど叶う。

大仏を目指して、結果が小佛でもいいではないか。

小さな童地蔵が精進をして、大佛に変身する。

仏道を歩むプロセスが大事なのだ。

千里の道も一歩から。

大仏を目指さないと、小佛にさえなれない。

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西国二番札所・紀三井寺の佛頭(2m40cm)を製作中の松本明慶大仏師

 『大佛師 松本明慶 作品集』小学館より

 本図は大仏師松本明慶仏像彫刻美術館の掲載許可を得ています。

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  童地蔵  松本工房

 

4k8a02371s  馬場恵峰書

2021-11-02  久志能幾研究所通信 2197  小田泰仙

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2021年10月31日 (日)

自分を見失なわない、幸せの価値基準と出会うご縁

 

 人の行動は愚かさに満ちている。それは、歳を取り、人生の終わりがおぼろげに見えてくると、やっと分かる。バカなことはバカなことをして、やってはいけないと理解できる。格物致知とは、そのモノに接して、やってみて、知に至るのだ。いくら頭で考えても、やってみないと分からない。それほどに人は愚かである。だから多くの愚かなことして、その誤りに早く気がつくとよい。私の人生は、愚かさで一杯である。それで少し賢くなった。

 お釈迦様だって、多くの誤りをして悟りの境地の達せられた。我々凡人も、多くの誤まりをして悟ればよいのだ。

 

人生の選択

 人生の選択は、その選択で「幸せ」になれるかどうかで選択すべきである。往々に、目の前の選択がバラ色に見えて、その選択を惑わされて、間違った道に進みがちである。それは自分が欲に惑わされて、自分を見失い、真実が見えなくなって間違った道を選択するからだ。自分を第三者の目で、冷静に自分を見るべきだ。

 その選択(モノ、人、道)が、自分の人生で、自分の一部となり、人生を歩くうえで、助けてくれるかを考えて選択すべきなのだ。

 

薫習

 その人と付き合って、自分も相手も社会も幸せになるだろか。それを考えてご縁を結ぶべきだ。

 朱に交われば赤くなる。その朱が、自分の人生を彩ってくれれば良いが、悪い赤なら、毒である。後ろ向きの考えの人と付き合えば、自分も後ろむきになる。それで人生が好転するとは思えない。付き合っている時は、温室のような温かさで気楽ではあるが、刺激がなく、少しずつ人生パワーが削がれていく。まるでゆでガエルのように。

 人は良き人と付き合えば、薫習といって、その教えが体にしみ込んでくる。霧の中を歩めば、自ずと衣が濡れると同じ現象である。孟母三遷の教えも同じ意味である。

 だからこそ「3年かけて、師を探せ」である。私は馬場恵峰先生に15年間の指導とお付き合いをさせていただき、よき薫習を得たと感謝している。

 

モノには精霊が宿る

 そのモノを買って、自分も相手も社会も幸せになるだろか。モノに宿る精霊が人生を変える。

 私も数年前に、血迷ってレクサスLSを買ってしまって、当初は幸せいっぱいであった。しかし暫らくして不幸になっていった。要は、自分を見失い、分不相応なものを買ってしまったのだ。やっていけないことは、やってみないと分からないものだ。それで自分の愚かさレベルを再確認した。

 レクサスLS等の高級車は「二号さん」と一緒で、乗っている時は楽しいが、乗らない時の維持費が大変なのだ。重量税(88,000円)、保険代(88,000円)、駐車場代(年間250,000円)、車検代、ガソリン代等、が重くのしかかってきて耐えきれず、私は2年で手放した(実は別宅を買うことが急に決まり、金が必要になったため)。

出会うべきご縁

 しかし良い経験はできた。2018年、馬場恵峰先生ご夫妻が中部地区に来られた時、ご夫妻を送迎できるご縁ができて幸せであった。「良い車に乗れた」と馬場三根子先生から大喜びされた。あの時、レクサスLSを買うと言う縁を見逃せば、親とも慕う馬場恵峰先生ご夫妻に、良き思いをしてもらうことができなかった。その2年後にお二人共、急に亡くなられたからだ。また不思議なことに、馬場恵峰先生ご夫妻を犬山名鉄ホテルにお送りした数か月後、そのホテルが耐震強度不足とかで、壊されてしまい、この世から消滅してしまった。

 私がレクサスLSを買うと言うご縁は、早からず遅からず、出会うべきご縁であったようだ。

 レクサスLSは、今まで憧れの車であった。それを所有して乗り回してみて、当初は感激したが、しばらくすると麻痺して、ああこんなもんか、で終わってしまった。まるで麻疹のようなものだ。「何時かはクラウンではなく、いつかはレクサス」という夢から覚めた。金はかかったが、良き夢を見れて後悔はしていない。夢をみるのにもお金がかかるのだ。お金とは経験を得るための道具である。もっと分相応のお金持ちになってから、高級車は買えばよいと悟った。正に格物致知である。

 

P1100227s1 この車で馬場恵峰先生ご夫妻を彦根、関ヶ原合戦場跡、大垣、犬山にご案内した。

犬山名鉄ホテル前で。そのホテルもその後、壊されてこの世から消滅した。

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その組織に入って(入社)幸せ?

 その会社に入って、自分とその会社が幸せになるか、その会社で社会に貢献できるかを見極めないと、お互いが不幸になる。その会社がブラック企業なら完全にアウトである。自分の使命は何かを明確にしないと、お互いが幸せになれない。金だけを目的して働けば、自分を見失うことになる。

 私も若い頃のバブル期、金融業の給与の高さに羨望のまなざしを向けたが、今にして、泥臭い技術の道を歩んでよかったと回想している。金は一つの道具であって、目的にはならない。

 

食べ物の毒

 そのモノを食べて、真の幸せになれるかで、それを選択すべきだ。

 それを食べた時、それを嗜んだ時に幸せになれても、後年、その害毒で苦しめられては、騙されたことになる。例えば、煙草、酒、スィーツ等である。これは本能ではなく、理性で考えれば、すぐ正しい選択が出来る。その美味なる毒は、食べた当初は麻薬のように幸せにしてくれるが、20年後には地獄への片道切符に変貌する。

 酒は発癌性物質である。それで日本人の2人に一人ががんになる時代となった。認知症への誘導物質でもある。

 スィーツや清涼飲料水の過剰な糖質は血管内部を傷つけ、糖尿病、心筋梗塞、脳梗塞の遠因となる。

 タバコはがんの最大要因である。タバコで傷つけられた肺の組織は、二度と再生しない。酸素タンクを引きずって、街を歩いている人を見ると、煙草を吸わなくてよかったと思う。

 それも親がタバコを吸わないという「薫習」を私にしてくれたのだ。子供は親の言う事は聞かない。親のやっている通りにやる。親に感謝である。

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  馬場恵峰書 日中文化資料館蔵

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 馬場恵峰書  上の巻物を抜粋した板書を恵峰先生にお願いした

2021-10-30  久志能幾研究所通信 2195   小田泰仙

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2021年10月24日 (日)

新型コロナに負けた佛様。人は佛を目指せ、神になってはダメ

 

 私はおだ仏教の佛様になることは目指すが、おだ神教の神になろうとは思わない。それは人間の持つ真理に反するからだ。

 人は誰でも佛になれる。人は誰しも心に佛性をもっている。しかし人の心の中には、鬼も住めば、佛も住む。鬼にならないためには、佛道を学ぶしかない。それが成仏である。

 

新型コロナに負けた佛様

 この10月29日から、長野市の「ながの東急百貨店」で「大仏師松本明慶佛像彫刻展」が開催される。それに行く準備をしていて、合わせて善光寺にお参りすることを思いついた。今年は善光寺の秘仏が7年ぶりの御開帳となる年である。

 ところが、今年はコロナ禍の影響で、その御開帳が中止となったと聞こえてきた。つまり佛様が新型コロナに負けてしまったのだ。

 これは秘佛様が「秘神」であるなら、こんな御開帳中止などにはならないはずである。だって全能の神様であるなら、完全無欠で何事も予定通りにされてしまう。私は、これが佛の存在意味を象徴する出来事であると感じた。

 

神と佛

 「神」は示偏である。「神」とは、漢字の語源でも、目には見えない存在を示している。神とは「人ではない」存在である。つまり人でなし。だから人は、己の欠点を無くして完全無欠な人間を目指してはならない。それは神を目指すことだ。神は絶対の存在で、完全無欠である。

 

 「佛」は人偏である。「佛」は、人間が進化した姿を、漢字でも表現している。佛は人が修行をして成仏した形をしめす存在である。だから人は、修行をしても神を目指してはならない。完全無欠の存在の神を目指しては、「ひとでなし」になってしまう。人間として、欠点を持ったまま成長するのが正しい修行である。大きく成長すれば、それがその人の持つ欠点を覆い隠し、欠点が人間味として、人格に色を添える存在となる。人は欠点を持ったまま(角を持って)成熟すれば、「角熟」として成長する。人は、そんな精神の成長を目指すべきだ。

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2021-10-23  久志能幾研究所通信 2188   小田泰仙

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2021年10月21日 (木)

輸血2回で血の気が戻る。戒名の朱塗り

 

 2年前に墓誌に私の戒名を彫り、それに朱で色を付けた(まだ生きているから)。2年経って祖父の百回忌の折、その色落ち発見した。それで戒名の字に、朱で石屋さんに塗り直していただいた。今回は色落ちを少しでも長く持たせるため2度塗りをしたという。それを今日(2021年10月21日)、確認のため菩提寺に出かけた。

 そこで命の有限性と使命感に思いが至った。

 

再塗装

 墓誌の再塗装で、鮮やかな朱色に戒名が復活して(血の気が戻り)、やれやれである。生あるもの何時かは死(色が落ちる)である。何事も所行無常である。それを墓誌から教えてもらった。死んだ色(ペンキ)なら、半永久的だが、それでは後日、朱色を落せない。だから数年で色落ちすることが明白でも、朱の墨汁を使ってもらった。それを繰り返すことが生きている証である。墓参りごとにそれを確認すればよい。昨年はコロナ禍でそれが叶わなかったために、起きた出来事である。しかしそれを喜ばねばならぬ。死んでしまえば、それが叶わぬ。

 我々も必ず死ぬことが明白なのに、毎日、同じことを繰り返して生きている。それを喜ぶべきなのだ。

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 朱が落ちた状態 2021年10月12日 撮影

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 再塗装後 2021年10月21日 撮影

 

ホテル消滅

 菩提寺からの帰り路で、駅前にあったはずのビジネスホテル・ディークが、跡形もなく消えているのを発見して仰天した。このホテルは過去何度か利用したことがある。通りかかった人に聞けば、数か月前にそのホテルは経営不振で、店を廃業したとか。今は建屋が取り壊されて跡形もなく、更地になっていた。経営不振もコロナ禍が大きく影響したのだと推定される。墓誌の色といい、ホテルの建屋といい、所行無常を痛感した。生あるもの何時かは死である。

 つくづくと、どんな命も無常であること思い知った。自分の命も大事に使わねば、何時かは無に帰してしまう。残り少ないと思われる命を、最大限に使わねばとの思いを新たにした。

 

Dsc09266s 以前はこの場所に6階建てのホテルが存在した。 2021年10月21日撮影

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使命

 「使命」とは、命を使うことだ。頂いた自分の命を使って、人生で何をするかが、人に課せられた最大の課題である。毎日、同じことの繰り返しであっても、少しでも世のためになることを為し、無為に過ごすことのないように、と自分を戒めた。戒名とは、自分に対する戒めの名である。生前に戒名を頂く意味を改めて感じた。

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 書は馬場恵峰先生、文責は著者

 

2021-10-21  久志能幾研究所通信 2186   小田泰仙

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2021年10月19日 (火)

コロナ菌バラマキ賊団と遭遇して怒り心頭

 

 今日(2021年10月19日)、半年ごとの定期検診のため、愛知県がんセンターに出向いた。その途中の電車内で、新型コロナ菌を拡散させるが如き行動を取る非常識人たちに遭遇した。それとの遭遇戦記である。

 新型コロナウイルス対策では、各人の衛生観念と他人に迷惑をかけまいという公共心(道徳心)の高さが、最大の効果がある。それが日本と外国の感染状況の差だと思う。

 

ケース1

 常識ある人は、電車内での会話を控えるか、小さな声で話すのが新型コロナウイルス対策の常識マナーである。車内アナウンスでも、それのお願い放送が頻繁である。それなのに、大垣から名古屋までのJR電車内で、隣の列に座った二人連れの中年ビジネスマンが、マスクはしていても喋り通しで、不愉快になった。

 一ノ宮駅までは、二人の話し声は小さかったので我慢したが、急に興が乗ったのか、大きな声で喋りだした。思い余って、「すいません」と頭上に掲げられた「車内のマナー」ポスターを指さして睨んでやった。流石にビジネスマンなのか、効果ありで黙った。偶然と言うか、丁度よい場所にそのポスターがぶら下げてあった。神仏のご加護である。

 

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 私の座った席の頭上にあったポスター 

ケース2

 今度は、地下鉄で名古屋駅から本山駅まで行くとき、私は優先席に座った。ところが私の頭の上で、二人の恰幅のよい2人の外人がマスク越しに大きな声で話をしだした。人相の悪そうな外人だったので、「コリャ、注意してもダメだわ」と観念して、別の車両に退散した。

 日本ではコロナ感染状況は収束に向かっているが、英国では感染状況が再拡大に向かっている。日本でも、ワクチン接種が行き渡ったようだし収束傾向だが、まだほとんどの人がマスクをしている。

 ニュース番組で英国の風景を見ると、ワクチン接種が行き渡ったようで、ほとんどの人がマスクなどしていない。外人と日本人の衛生観念(道徳心)の差が、日英の感染状況の差を生んでいると思う。

 

ケース3

 帰路の名古屋から大垣のJR車内での事態。二人づれのオバンが対面かけの席に座って、名古屋から大垣まで、ずっと大きな声で喋りまくっていた。私はその席から4列ほど離れていたので、注意もできず、見ているだけであったが、同じ車両内で、気分が悪かった。喋りまくっているオバタリアンの前に座っているのは、中年のおじさんと若い女性であった。二人がオバタリアンに何も言わないのが、もどかしかった。通勤時間帯となり、車内が満席状態で、席の移動もままならない状態である。

 日本の公共心を破壊するのは、中年のオバタリアンたちである。今のままでは、子供への躾が台無しである。大人なら、言うべきことを言わないと、日本が駄目になる。私は少し恥ずかしい気はするが、勇気を持って注意の声を上げている。

 私は、そういう小さな行動の積み重ねが日本を良くすると信じる。

 「一燈を掲げて暗夜を行く」。そういう心構えで生きていきたい。

 

4k8a18761s 馬場恵峰書

2021-10-19  久志能幾研究所通信 2184   小田泰仙

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2021年10月17日 (日)

ヤブ医者が施す洗脳、茹でガエルとなり殺される

 

医師の洗脳教育

 長年かかっている医師の洗脳教育で、多くの人の命が危険に晒されている。それに気が付いている人は少ない。加齢現象で病気を胡麻化す医者は、患者を間違った情報で洗脳している。それはヤブ医者である。病気になった原因を見付け、その対策を指導しない医者はやぶである。どんなものにも原因がある。それを放置して薬だけ処方する医者はヤブである。ほとんどの医者がこれに当てはまる。そうしないと医者はもうからない。

 現代の医者は高額医療機器を設備しているので、その投資の減価償却をせねばならぬ。やぶ医者は病院経営の為、患者を生かさず殺さず、引き止めねばならぬ。現代では医は仁術ではなく、算術・産術・惨術である。ヤブ医者を信じれば、ゆでガエルのように殺される。

 

文殊の知恵と普賢の賢さ

 多くの医師の意見(智慧)を聴くことは大事なことだ。しかしその中から、正しいと思う知恵を選択するには、賢さが必要だ。智慧があっても、間違った知恵で動けば、絞首台を上ることもある。病気を逆に悪化させることもある。それは正しい智慧を選ぶ賢さが足りなかったのだ。

 

Dsc065671s 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像 、 書は馬場恵峰師の揮毫

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洗脳の結果

 その結果、この40年間で、日本の医療費が4倍に増え、患者も4倍に増えた。現在の日本の年間医療費総額は40兆円をはるかに超えた。日本の税収は60兆円である。収入の半分以上が医療費なんて、おかしいではないか。これだけ医療が発達して、医療費を膨大につぎ込んで、何故それで日本人の2人に一人ががんになる状況になったのだ。現在は65歳以上の人の15%が認知症である。40年前は、そんなことはなかった。

 

真因追及

 どんな病気でも、元を断たなきゃだめなのよ。対処療法では、病気は治らない。対処療法で患者を胡麻化しているうちに、患者はその病気の真因元が別の病気を発症させ、それで死ぬ。そうすればヤブ医者は、その間、投薬で儲けて、完全犯罪で人を殺せる。

 現代の医者は治療をするが、病気は治せない。いや、治す気がない。治せば、医療業界の経営が成り立たなくなるからだ。日本の医療業界は悪魔のサイクルに陥っている。それが今回の新型コロナ治療体制で、その綻びが明らかになった。

 病気を治すのは、本人である。本人が病気を治す気にならないと、病気は治せない。医者任せでは、絶対に病気は治せない。

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成果主義を追求

 10年も同じ医者にかかって、病気が治らなければ、おかしいと思わなければならぬ。そう思わないなら、それは医師に洗脳された状態になっており、脳死状態である。医者の金儲けの生贄になったのだ。

 私も20年間も高血圧症で医者にかかったが、治らなかった。その間の医療費、通院時間が膨大な無駄であった。会社でも己の仕事の成果で人事査定されるではないか。我々は、医師の仕事の査定をせねばならぬ。それが医者を評価する成果主義だ。

 

ヤブ医者が洗脳で使う常套文言

「血圧が高いようだが、歳相応でこんなもんですよ。薬を出しておきます。」

「心臓の血管の一部が石灰質化していますが、誰にもある加齢現象ですよ。様子を見ましょう。薬を出しておきます」

「高血圧ですね。薬を出しておきます。」

「管理職の方はストレスが多いので、高血圧は常識です。薬を出しておきます。定年退職すれば、血圧は正常に戻りますよ。それまで我慢です」

「癌部は全て摘出しました。もう安心です。今まで通りの生活を送れます」

 

 90歳になっても、元気な人も大勢いるではないか。歳のせいだと、人を子ども扱いで胡麻化すな!

 

万病の元

 病気の原因は、狂った食生活、狂った生活習慣である。この40年間で、日本の食が大きく変わった。それにより癌、糖尿病、認知症が激増した。原因は明白であるが、それをあからさまにすると、日本経済を支える、食品業界、医療業界が大打撃を受けるから、「みんなで黙っていようね」と官・医・民・マスコミが結託して、利益確保を図っている。

 だから食品の添加物や農薬は、官僚が天下りを考えて、超ルーズになっている。日本の許可された添加物や農薬種類数は、数百を超えるが、欧米では20 種類ほどしか許可されていない。

 アメリカでは青少年への清涼飲料水の販売規制が厳しい。日本はその点で無法国家である。

 欧米でのたばこの規制は厳しいが、それに比べれば、日本はタバコに寛容すぎる。

 

命の液体

 すべての栄養素は、血液に乗って全身に送られる。その血液が汚れた食品で汚染されいれば、その汚れが血管内部に付着して、血管の流れを阻害する。

 血管内部の付着物が堆積すれば、必要量の血液が流れないので、自律神経が血圧を上げて血液を送る。それに対して降圧剤を服用すれば、必要な血が全身に行き渡らない。血液中に含まれる免疫酵素も必要量が細胞の末端まで行き届かない。また添加物等の毒素も全身の血管内に駆け巡り、堆積する。

 そうなれば病気になるのが自然の理である。病気にならない方が、異常である。病気になるように、なるようにと狂った食生活と薬漬け生活をして、そのうえ添加物まみれの食生活を送っているのだから、病気になって当たり前。それが癌、認知症の激増の真因であると私は推定した。私はそれで癌になったと確信した。

 

真の治療

 だから病気を治すには元を断たなきゃだめなのよ。私は病気の真因を見付けて、真島消化器クリニック(久留米市)の真島先生の食事療法の指導で、2年がかりで高血圧を治した。薬は使わない。薬は基本的に毒である。

 

2021-10-17  久志能幾研究所通信 2182   小田泰仙

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2021年10月15日 (金)

百回忌、血の気が失せ、墨汁を輸血

 

 祖父の百回忌法要(2021年10月12日)で、お墓前に行って、私の戒名を彫ってある墓誌を見て、驚いた。2年前に、墓誌に私の戒名を刻んで、朱を入れた。生前に墓誌に戒名を刻む場合は、まだ生きて血が巡っている意味で、朱の色を付ける。その朱がほとんど剥離していたためだ。それでは死んだ人の意味になってしまう。慌てて、「輸血」として再塗装を石屋さんにお願いした。

 

赤ペンキは不可

 この場合は、耐久性のある赤ペンキではダメである。ペンキでは、いざという場合(死亡時)に、その赤塗料が簡単に取れないので、朱の墨汁で色を付ける。だだしその耐用年数は少ない。色が落ちる度ごとに塗るしかない。今回はコロナ禍と私の病気のため墓参りが長期間出来ず、時間が経ってしまったための事態である。

 その耐用年数が分かっただけ、一つの知見である。生あるものは必ず死である。生ある「朱の戒名」の色付けも、何時かは薄くなる(死)である。再生が必要だ。諸行無常である。

 

戒名を授戒

 葬式の時に戒名を授かるのは、死亡後の応急処置である。やはり生前に、きちんと来世の名前を授かるのが正式手順である。皆さんも生前に戒名をいただくことを勧めます。それこそが終活の大事な一項目である。その他の終活の事務は、残った人がやってくれる。一番大事な戒名は、自分の意志で決めよう。

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 墓誌に刻んで朱を入れた私の戒名。「泰観院」は私の院号である。

 書は馬場恵峰先生の揮毫

 うっすらと一部に朱が残っている。

 

2021-10-15  久志能幾旧研究所通信 2180   小田泰仙

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2021年10月12日 (火)

死に際の教え、火葬場の教え

 

私のインプラント手術ドタキャン

 8年ほど前、馬場三根子先生(当時80歳くらい)から、「小田さんは若いから、インプラントを入れるなら覚悟して入れなさい。インプラントを入れると、MRI(電磁波検査)が受けられなくなる。」と助言を受けた。それで私はインプラント治療を手術の2時間前にドタキャンした。三根子先生の助言で、寸前で助かった。

 

馬場恵峰先生のインプラント

 恵峰先生は、死の1か月ほど前から、インプラントの入れ歯を外しておられた。加齢現象で、以前に作った入れ歯が合わなくなり、はめると痛いので、インプラントの入れ歯を外していると言われた。入れ歯を外された先生の顔は、急激に老けたようなお顔となった。いつもの若々しい(歳のわりには)お顔とは、別人のようであった。

 馬場恵峰先生は、その姿を晒して弟子に教えていたのだ。それが死に際の教えだ。

 人は加齢とともに骨も縮んで来る。インプラントは永遠に変化ないが、体は変化する。一度入れたインプラントも段々と歳を取るごとに合わなくなる。そんなことを金儲け主義の歯医者は、インプラントの手術前には「告知」しない。

 

三根子先生の喉仏

 2020年3月3日に亡くなられた馬場三根子先生の火葬が終わり、その灰葬でのことである。三根子先生のお骨は、とてもきれいなお骨であった。先生の喉仏のお骨は、「こんな美しい喉仏は見たことがない。よほど立派な方のようだ」と火葬場の職員が言われた。その職員と三根子先生とは面識がない。

 

灰葬で現れるインプラント

 残念なことは、インプラントの残骸も火葬の骨の中に埋もれていた。それがインプラントの手術をしたことが露見してしまう。故人の病歴が露見するのだ。それが残念であった。それは恵峰先生の灰葬でも同じであった。

 

喉仏

 火葬場で拾い上げられる喉仏は、男性の喉仏ではない。男性の喉仏は「喉頭隆起」と呼ばれる軟骨部分で、火葬の際に焼けてしまうため遺骨として残ることはない。

 骨上げの際に喉仏と呼ぶ部分は、背骨のひとつ。背骨のうち上から2番目にある「軸椎」と呼ばれる部分を指す。そのため喉仏は性別に関係なく、女性にも存在する。

 この喉仏は、形が座禅を組んでいる仏様に似ていることから、体に宿っていた仏様と考えられるようになった。そのため、数ある骨の中でも特別扱いされ、もっとも大切に拾われる。

 火葬のあとに喉仏の骨がきれいに残っていると「生前の行いがよかった」と信じられており、火葬場の係員に褒められることもある。

天礼社のHPより編集  https://www.naratenreisya-43-0008.net/nodobotoke/

 

馬場三根子先生の命日

 今日(2021年10月12日)、私の祖父の百回忌の法要を執り行った。その帰り道で、懇意の石屋さんから「3月3日は桜田門外の変の日で、井伊直弼公の命日だ」と言われ仰天した。私は言われるまで、全く気がつかなかったが、そのめぐり合わせに仰天である。

 馬場恵峰師の先祖は、武田信玄軍団の四天王の一人である馬場春信公である。武田家滅亡後、井伊長政公は100名余の武田家臣を受け入れた。獰猛な武田家臣団を浪人のままにしておくと、争いの元になると、井伊長政が家康に進言して実現した。井伊家の赤備えは、武田軍の赤備えを徳川家康公より許されて使用したもの。2018年、私は恵峰先生ご夫妻を彦根にそのご縁で案内したばかりであった。

 

赤備え 

 赤備えは、戦国時代から江戸時代にかけて行われた軍団編成の一種。構成員が使用する甲冑や旗指物などの武具を、赤や朱を主体とした色彩で整えた編成を指す。戦国時代では赤以外にも黒色・黄色等の色で統一された色備えがあったが、当時の赤色は高級品である辰砂で出されており、戦場でも特に目立つため、赤備えは特に武勇に秀でた武将が率いた精鋭部隊であることが多く、後世に武勇の誉れの象徴として語り継がれた。

 赤備えを最初に率いた武将は甲斐武田氏に仕えた飯富虎昌とされ、以後赤備えは専ら甲斐武田軍団の代名詞とされる。

  この項、wikipedia「赤備え」より

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  井伊家の赤備え  彦根市役所にて  2021年10月12日撮影

2021-10-12  久志能幾旧研究所通信 2177   小田泰仙

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2021年10月10日 (日)

洗耳拭目  プラの分類廃棄を止める

 

 耳を洗って、目を拭い、現実を見つめ、隠れた真実を見つけよう。騙されてはならない。何が真実なのかを知ろう。

 

ごみ分類

 行政からの「ご指導」で、ごみ分類をして、プラスチックゴミを分類して出している。そのため、生ごみが燃えにくいので、油を投入して燃やしているという。中部大学の武田先生は、これを無駄なリサイタルとして批判している。プラスチックの再利用には莫大なエネルギーがいる。エントロピーの理論から、それは自然界の理に反したこと。プラスチックは、再利用としてこね回せば、その分、エネルギーを浪費するのだ。そのまま燃やすのが地球に一番やさしいという。

 

再生紙の矛盾

 再生紙が新品の紙より高いのは、その分、地球のエネルギーを浪費している証である。常識で考えればわかる。その赤字分を税金で補填している。製品にって、使い方を分けないと、エネルギーの無駄遣いである。アルミなどは、再利用しても採算があう。それ以外は、考え物だ。

 

ささやかな抵抗

 それで私もそこそこに(10%ほど)生ごみにプラスチックを混ぜて廃棄している。全て捨てると、ゴミ回収券が足りなくなるので、「適当に」である。

 古紙も再利用すると、余分のエネルギーが必要で、コストも高くなる。

 業者も分類されたゴミを全て再利用しているわけではない。そこに脱税まがいの不正が横行しているという。

 

「EV化」という美名に隠れた牙

 地球環境を考えるなら、総合的に考えないと、逆に地球環境を痛めている。ポリ袋の有料化も、おかしな対策である。もっと大きな悪が見過ごされ、一般市民にしわ寄せが強いられている。これは「中国利権にどっぷりつかった小泉ファミリーの陰謀である」とネットでは騒いでいる。

 今が流行?のEV化は、逆に地球環境に悪い影響を与えている。EV化は中国の覇権を強化する戦略なのだ。日本を弱体化する陰謀なのだ。だれがそれで益を得るかを見定めよう。その陰でウイグル族等への奴隷労働、人権侵害が横行している。EV化は、中国の秘めた牙を隠すカモフラージュだ。中国共産党はEV化の展開において、レアメタル、太陽光パネル原料の供給で、世界を支配する意図がある。中国は、その資源の世界の最大供給元として、その資源が戦略物質となっている。

 日本は長年、省エネに努めてきたではないか。エネルギー消費量も欧米に比べれば少ない。最大のエネルギーの浪費国は中国や米国である。私も技術者として、製品開発で、その取り組みに身を捧げていた。それは日本の技術者の全員がそうであった。設計者や開発者が、製品開発で念頭に置くことは、まず省エネであった。日本の技術者はもって自信と誇りを持とう。EV化は、省エネ化をさぼっていた欧米・中国の僻みであると私は思う。

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 馬場恵峰書

 

2021-09-19   久志能幾研究所通信 2175  小田泰仙

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2021年10月 9日 (土)

😿 わが愛娘が洗脳されて、脳死となった 

 

 あるお父さんの悲劇のお話しです。「ロ身汚とジュリェット」の現代版である。自分がその立場に置かれたら、どうしただろうか。それを自分がその父親の立場であるとして模擬検証をした。明日は我が身かもしれない。

 

状況説明

 あるハンサムな宗教教祖が、金目当てでわが愛娘を洗脳してしまった。父親は彼を出入り禁止にしたが、娘はスカイプで隠れて連絡を取り合って、長い間に少しずつ洗脳されてしまったようだ。恋は人を盲目にする筋書きである。彼の宗教とは拝金主義教の一種である。洗脳されると親の言いうことなど全く聞かなくなる。娘は彼にクレジットの「家族カード」まで作らされて、彼の家族に数千万円も使われてしまった。世間一般の目から見て、相手の行動は非常識きわまりなく、明確に違法でもあるが、娘はそれさえ判別できない。娘の人生経験が少ないため、相手に洗脳され現実を認識できなくなる「認知症」になった。認知症になるとは、脳死である。愛娘が死んだのだ。 

 

地下鉄サリン事件

 最高学府を出ても、学校もまともに出てない男に洗脳されて、サリンを撒いた若者達もいた。オウム真理教も法律的には、正規に登録された宗教法人である。サリンを撒いて人が死ねば、重犯罪になるのに、その状況が判断できず、教祖の命令のままで地下鉄サリン事件を起こした。それと同じ症状に愛娘が陥ってしまった。常識を認知できない状態で、「人には結婚の自由がある」とは、その主張をする前提が間違っている。

 

ユダヤ人虐殺

 正常な人間でも洗脳されると、人殺しでも実行する。ナチスは合法的に選挙で選ばれた政党であった。平凡なドイツ市民がヒトラーに心酔して洗脳された。ナチスに心酔して、ユダヤ人迫害に喜んで手を貸した。普通のドイツ人が、アウシュビッツで400万人のユダヤを殺した。虐殺に手を下した男達は、狂人でもなく、家族を愛する普通の一般市民であった。日曜日になれば、教会で賛美歌を歌う真摯なキリスト教徒だった。ナチスに心酔したとは、洗脳されたのだ。洗脳は人を狂人にする。

 今でもドイツは、あの虐殺はヒトラーの狂人がやったとひとごとにするが、彼を選挙で選んだのは、ドイツ国民なのだ。

 

民主党を選んだのは国民

 2009年9月の総選挙で、民主党が政権を取った。その2年後、2011年3月11日、東日本大震災対策と福島原発事故対策を迷走させたのは民主党である。当時の鳩山党首の演説に国民が洗脳されて、民主党に投票したのが、その遠因である。誰の責任でもない。国民が洗脳されて民主党を選んだのだ。かように人は簡単に騙される。一人を騙すのは難しいが、多人数を騙すのは簡単である。純粋培養された貴人を騙すのはもっと簡単である。

 

私も新興宗教団体に洗脳される寸前だった

 2011年当時、私も洗脳される状況になりかけた。私がG経営研究会(全国組織)に入会して、そこの元会長から某新興宗教団体に入会を誘われた。入会金は38万円で、京都で教祖直々に入会の秘儀が3日間あるという。試しに入会して、ダメならやめれば良いと安易な気持ちで入会を承諾した。

 元会長から誘われれば、新人なら信用してしまう。その宗教団体は、正規に登録された宗教法人である。それがオウム真理教と同じ手段で、信徒を洗脳する団体であった(信徒数は数十万人)。その宗教団体は今でも健在で、時折、週刊誌に大きな広告が掲載される。疑惑問題で週刊誌にも頻繁に話題にもされる怪しい宗教団体である。

 私が入会承諾後、ネット上でその団体の実態を知り、大慌てで入会を断り、死地を脱出した。直前に気が付けたのは、普賢菩薩様のお陰だ。ある宗教に入会しようとした目的は、知識を増やしたい欲のなせること。世の中には多くの文殊の知恵があり、玉石混合の状態である。だから知識を得るより、その選択が重要なのだ。知識の量より選択の賢さである。

 その宗教に入ると、なにかと寄進が強制され、最終的に平均一千万円程の財産を貢がされることになる。その金額は、その教団が建てた本殿建物費用と信徒数から算出した。オウム真理教でも、信徒は出家して全財産を貢いで入会しなければならぬ。だから簡単には後戻りできない。 

 

洗脳は新型コロナウイルスより怖しい

 さように洗脳とは恐ろしい伝染病だ。新型コロナウイルスより怖しい。洗脳されるとは、その人がその人ではなくなる症状である。人間の死である。人間社会で、人間として正常な状態では暮らせないことである。

 一度洗脳されると、簡単には洗脳は融けない。教祖もそれが融けないような細工を連続して施す。私が誘われた宗教団体では、退会の意志を示すと「退会すると、無間地獄に落ちるぞ」と大勢の信徒が家に押しかけて大声で騒ぐという。「ご奉仕活動へ参加」という名目で強制労働があり、信徒間の相互監視体制が凄い。中国共産党以上である。

 事件後、20年間、指名手配から逃亡して逮捕されたオウム信徒も、まだ麻原教祖からの洗脳が融けていなかった。かように洗脳されるとは、怖しいこと。新型コロナなどかわいいもの。

 

論理の積み上げ

 愛娘の結婚問題も、その要点は洗脳問題であると私は考える。私は医師でもないから、娘の病気はよく分からないが、状況を観察するとそれが原因ではないようだ。専門家もそれを指摘している。その病気なら、仕事も私的行動もできなくなるはずだ。その病気の公表は、皆の非難を防ぐためのようだ。

 以上は事実から導いた論理的な結論である。事実を積み上げて、結論を出す。それが私の技術者としての思考方法である。国民の意見まで封じたら、独裁共産主義の恐怖政治国家となってしまう。

 

間違った対応

 ところが多くの俗人は、優柔不断で、まず世間体を考え、問題が起きても場当たり的に対処療法的な行動を取るから、ますます泥沼に入り込んでいく。職を賭けてでも娘をお守りしようとする気概ある人がいないから、こうなってしまった。泣いて馬謖を斬る決断をするしかない。それが愛娘のためである。臭いものは元を断たなきゃだめなのよ。

 愛娘にどれだけ嫌われても、娘がどれだけ傷ついても、最悪のことを避けるため、決断するしかない。娘が意図的に「洗脳」という精神の病気に犯されたのだから、強権を発動するしかない。大きな観点で決断するしかない。

 

陰謀?

 このドタバタの陰には、巨大な裏組織の影が見え隠れするという情報さえもある。それを考えると今までの騒動が納得される。普通の神経の若者なら、あれだけ世間からバッシングを受ければ引くものだ。彼も闇の巨大組織から脅迫されているのかもしれない。もう後には引けないのだろう。彼もその闇組織から洗脳されているのだろう。そう考えれば、すべてが納得できる。

 

親、社長、リーダの使命

 リーダはどれだけ嫌われても、結果をだすのが使命である。敵に好かれて組織を滅ぼしては意味がない。ヒトラーは演説という洗脳技術で、(一時的には)、凄い結果を出した。それほどに、彼の演説技術は素晴らしかった。しかし美味しいものには毒がある。素晴らしすぎるものには、猛毒がある。

 

自衛戦争

 なにかおかしいと感じる感性を大事にしよう。置かれた場所で全力を出そう。私はそうやって受験戦争、ビジネス戦争、詐欺商売防衛戦争、新興宗教防衛戦争を生き延びてきた。戦争で最大の敵は、甘言という洗脳に騙されやすい自分自身である。

 

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      馬場恵峰書

2021-10-09  久志能幾研究所通信 2174   小田泰仙

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