c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2020年5月14日 (木)

言葉は人を活かし、人を殺しもする

 

 言霊というように、言葉には魂が宿っている。だから、人に向かって吐く言葉は、人を活かす言葉を使うこと。その言葉の影響を一番受けるのは、己である。だからこそ後ろ向きの言葉は使ってはならない。

 人生は塞翁が馬と達観して、愚痴を言わない、良き友を持つこと。自分の職場を超えて、自分の人生のゆとりと豊かさを育てることを忘れない。健康に気をつけて、無理をしない、無駄をしないこと。

 

 「あなたがいなくては困る」と言われないように、後継者を作りながら、新しい人生ではなく、今まで築いた人生に新たに油を注いでいく。新しいものを持って来るのではない、自分を磨き上げるのだ。自分の中に金脈が埋まっている。

 

 自力他力と祈ってみても所詮旅路は自力なり

 

理想の人生

 人生とはかくありたいと行動すべし。かくありたいと思わないと、早く老いぼれる。認知症への道をまっしぐらである。現在の日本では65歳以上は、15%が認知症である。日々、頭を使わず、自分の行動に責任感を持たないから、惚けるのだ。

 

男の人生

20代  ハンサムにする

   身だしなみをきちんとする

30代  強く生きていく心を教える

40代  財力に心を砕く

50代  賢く物事の判断をきちっと行う

60代  聖人の道を歩く   

     何事もこだわらないように

70代  色んなことに精通する 

      学んだことを人に捧げる

80代  静かに自分の人生を静観する人間になる

90代  指南役になる     

     「あなたがいなくては困る」という人間になること

女の人生

 女に生まれたのではないのだ。

女になるために生まれたのだ。

20代  美しくありたい

30代  たくましく成長する

40代  明朗に過ごす

50代  辛いけど辛抱強く生きる

60代  人のことを素直に聞く

70代  人の噂をしない

      一談一笑

80代  九施を行う

90代  憧れを持つ

      人間は憧れを持たなければ廃人も同じ

 

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  馬場恵峰師 大志塾 2014年10月5日

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Img_64021   馬場恵峰書 2006年

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 本稿は、「太志塾」2014年10月5日、馬場恵峰師が講演された内容を、最近の情勢に鑑み、まとめ直しました。

 

2020-05-14 久志能幾研究所通信 1585  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月13日 (水)

自然との対話を大切に

 

 深夜の色紙書きを終え、朝を覚ますと窓の外にすすきが揺れていた。

 太志塾またおいでよとすすき揺れ  恵峰

 

 ついさっきまで冬だったのに、春を飛ばしてもう夏日が頻繁に出現する。すぐに秋がやってくる。自然界の営みは、声無き経を唱えけり。

 

 その時にならないと頭が回らないのでは、いくら理屈をこね回しても儲からない。ゆかしく楽しく生きることが大切だ。自然と対話する人間にならないと長生きができない。口先だけで利口なことを言っても人は付いてこない。己の足元を見ていく生きかたが大切である。

 自然界との対話を拒否した拝金主義者が、奴隷のように労働者をこき使い、先進国が血の滲む思いで開発した製品を開発費ゼロでコピーして金儲けに狂走した。そうやって構築したサプライチェーンを、今回の新型コロナウイルスが破壊した。自然界、経済界の理を無視して暴走した人間への天上界からの鉄槌ではないのか。

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 馬場恵峰先生 「太志塾」2014年10月5日

 

付加価値を生む環境

 今回(2014年10月)、日本人3名のノーベル賞を受賞したことで中国、韓国は知識層を中心に打ちひしがれているはずです。たとえどんなに経済成長を続け、強大な軍事力を誇っても、その国が世界中の尊敬を集めることはありません。重要なのは、どれだけ人類史上に残す知的財産や文化的財産、すなわち普遍的価値を生み出したかに尽きます。また、それによってのみ、国民に真の自信と誇りが備わるのです。

 ノーベル賞の受賞者が輩出する国には2つの条件があります。

 第一に、幼年期から成長していく過程で、身近に美しいものがなければなりません。豊かな自然や優れた芸術、文学に触れて美的感受性を養うことが必要です。数学や物理学などのサイエンにとって、美的感受性は知能指数や偏差値よりも大事です。

 日本には緑の山々や、繊細な四季の移り変わりがあります。それ自体が世界的にも大変珍しい。加えて素晴らしい文学、絵画、彫刻も多数存在し、美に触れる機会にも恵まれています。

 第二に、精神性を尊ぶ風土も不可欠です。要するに、金儲けや実用性だけを追及せず、役に立たないと思えても精神性の高いものには敬意を払う土壌が肝要と言えます。『万葉集』にしても、日本では1400年も前から一般庶民が腹の足しにもならない歌を詠んでいる。そこに価値を生み出すことが何よりも大切です。多くの科学分野では、100年後に芽が出るか、100年後に実用化するかどうか分からないことも研究しています。それを“単なる無駄”と考えてしまったら人類に進歩はないんですね。

 中国や韓国にも有能な人材はたくさんいますが、残念ながら彼らの多くは金融関係や弁護士、医者といった“金になる”仕事に就いたり、海外へと流失していく。利益だけを優先すると“無駄な”科学に人材が向わなくなるわけです。

     数学者・藤原正彦氏(『週刊新潮』2014年10月23日号)

 

人の重きを置いた経営

 これは経営にも当てはまる。単に金儲けだけのグローバル経済主義は、1%の人だけの幸せを追求するが、99%の人たちを不幸に陥れる邪悪な思想である。なんのために経営をするのか、自然をめでる余裕がない経営者に、良い経営も長生きも出来ないと恵峰先生はすすきを例に、塾生を諭している。

 2020年5月現在、新型コロナウイルスで世界経済が麻痺している。グローバル経済主義の行きつく果てである。拝金主義の企業は、部分最適を目指して世界で一番安いコストで入手できるサプライチェーンを構築した。今、世界はその咎を受けている。部分最適で激安の製品を提供しても、個人には幸せをもたらさない。

 

私の抵抗

 私はささやかな抵抗で、100円ショップでモノは買わない。なるべく高く付加価値のある製品を買い、それを長く使うようにしている。最近、意思を持ってアップル製品やソフトバンク、中国製品とは縁を切ってきた。

 100円ショップの製品は、海外の奴隷のような環境で作られている。中国製品、韓国製品は先進国が苦労をして開発した製品の技術を盗み、製造するから安くできる。その分、先進国の雇用が無くなる。100円製品が売れると、その分の国内の雇用がなくなる。後日、自分の雇用や給与に影響を受ける。それは自然界、経済界の対話を拒否している。私は宇宙根源の理に反していると思ったから、その製品には手を出さなかった。

 アップル製品、ソフトバンクの製品は、金の腐臭が感じられる。一見安いのだが、いつの間にか、課徴金で縛られて金を吸い取られるようだ。

 

 本稿は、「太志塾」2014年10月5日で、馬場恵峰師が講演された内容を、今回の新型コロナウイルス騒動に思いを馳せて、まとめ直しました。

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  馬場恵峰書

 

2020-05-13 久志能幾研究所通信 1583  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月12日 (火)

わかっているであろうか

 

忘れてはならぬものは     恩義

捨ててはならぬものは     義気、人情

与えなければならないのは   人情

繰り返してはならないものは  過ち

通してはならないものは    我意

笑ってはいけないものは    人の失敗

 

 人から聞いた話も咀嚼をして自分のものにしてから、部下に話をしないと相手は聴いてくれない。自分のものにしてから、自分の我意を通していくこと。

 

 話しをするにしても、自分の解釈を付加して付加価値を出すべきだと私(小田)は思う。私が講師として前職の会社で新入社員を教えた時は、講義資料は全て自分で作った。それを作る過程で多くの学びがあった。 

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 焦っても躓けば元もこも無い。まず足下を固めること。

 馬場恵峰書  2006年

 

 本稿は、「太志塾」2014年10月5日で、馬場恵峰師が講演された内容をまとめました。

 

2020-05-12 久志能幾研究所通信 1582  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月11日 (月)

私の「人生哲学と仕事の掟」

 

1.自分の天命を知る

 何のために生きているかを考える。

 何の為になら死ねるかを知る。

 人生のスタートはそこから。

 

2.健康が最優先

 健康管理が最優先。生死は神仏の管轄範囲。

 

3.三年かけて師を探せ

 師なくして、人生は歩めない。

 恩返しとして、師を超えよ。

 

4.「人生とは仕事」と認識せよ

 人生の中で一番多くの時間を占めるのが仕事である。

 仕事が楽しく、有意義でないと、人生はつまらない。

 そうでなくては、生きていく価値がない。

 

5.事に仕えて、人に仕えるな

 世のためになる「こと」に身を捧げよ。

 人生は与えたことが、自分に返ってくる。

 集めた物ではない。集めた物は、あの世に持って行けない。

 

6.人生とは使える「持ち時間」と認識せよ

 時間は命なのだ。

 だから自分の時間は当然として、人様の時間も命として扱え。

 

7.人生は人生劇場

 自分はどんな仮面を被って演技をするのか。

 自分の人生劇場の役割を認識せよ。

 舞台に上がるまでも人生である。修行時代。

 舞台を降りるまでも人生である。死ぬ間際まで。

 

8.選択と決断をせよ

 決断をしないから、やったことが無意味になる。

 二択の選択で迷ったら、エイヤで決めろ。

 何方を選んでも差がない。迷うだけ時間の無駄。

 即決は不要だが、早期に決めよ。社長の仕事は決めること。

 選んだ方を最高に持っていくのが己の仕事である。

 社長の仕事は、50.1対49.9の選択肢を決める。

 

9.自分の行動の目的を明確にせよ

 何のために、それをやるのか、自省せよ。

 

10.目的達成の為、危機管理を徹底

 強大な堤防も蟻の一穴から崩壊する。

 

11.関心のあるテーマにも春夏秋冬あり

 自分の成長に合わせて、関心あるテーマも変わる。

 自分の商品(売りもの、能力)も変化する。変化させよ。

 万物は流転する。般若心経の神髄は無常である。

 

12.なんでもいいから、一番を取る

 私は大学で特待生、総代で卒業証書を頂いた。

 それがその後の人生の支えになった。

 会社創立60周年記念行事で、論文で一番を取った。

 それが論理構成で人を説得する自信となった。

 私は49歳で科学工業英語検定1級に合格した。

 この制度の20年間で389番目である。(英検1級合格者は数万人)

 会社では英語は私が一番だった。それで日本語がうまくなった。

 

13.買うものを一流品にする

 モノを買うとは、自分を買う事。

 良いものは高くても、長く使える。結局お得。

 100金ショップには近づかない。

 100金品は、日本の正規の労働者に失礼である。

 後日、それの復讐を受ける。だから日本のデフレが解決しない。

 

14.値切らない

 値切るとは自分をディスカウント(安売り)すること。

 買うお店を決めるのは当然だが、そのお店の店員を決めておくと、「負けろ」と言わなくても、相手が勝手に最大限の値引きをしてくれる。私は、負けろと言ったことがない。

 

15.孤独を恐れない

  人と群れない。人に迎合して生きない。

  自分に自信がないと、人と群れたがる。

 

16.経営のカンを養うため、多くの経験(失敗)をせよ

 失敗しないと智慧が付かない。

 再発防止をしないと智慧にならない。

 

17.身に降りかかる問題や事件は、神様からの啓示と見よ

 じたばたしない。沈むときは底まで沈め。

 沈んだら、後は浮かぶしかない。

 春の来ない冬はない。冬は自己充電の時期。

 人生で全戦全勝はあり得ない。それでは却って不幸をまねく。

 

18.現地現物で

 何ごとも自分の目で確認せよ。

 問題が解決するまで、現場を動くな。

 たとえそこが遠方でも飛んでいけ。

 私はニューヨークもミシガンもウィーンにも飛んだ。

 

19.何故なぜを5回繰り返せ

 対処療法ではなく、真因を見付けて根本対策を打て。

 

20.本とは智者の命である。

 著者が体験した同じことを自分がするなら、膨大な時間が必用だ。それが1000円チョットで読める。そう考えて、本代をケチらない。

 

21.戦略と戦術を区別せよ

 戦わなくても勝てる手段を考えよ。戦いを「略」せよ。

 

22.遠きを計って、近きを計らず

  遠きを計る者は富み、近くを計る者は貧す。

 10年後を考えて、手を打て。目先の利益に囚われるな。

 人生で最大の投資先は、己の教育

 人は常に学びながら歳を取る。

 One does grow old ever learning.

   G.KINGSLEY WARD

   

23.アイデアとは、財産である

 他人のアイデアには対価を払え。

 対価を払わないレベルの人たちとは縁を切れ。

 それは価値観の違う世界に住む人たち。

 

24.事件に対して、「自分が当事者なら」と考える癖をつけよ

 常に第三者の目を持て

 

25.悪縁を見破れ

 一度でも裏切った人とは縁を切れ。一度あることは二度三度と続く。

 仁義礼智信のある人と付き合え。

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,   damn hard to put back together again to its original form.

   “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

26.価値観を固定するな

 状況が変われば、価値観も変わる。それに固執すると身の破滅。

 戦争になれば、正義のために人殺しをせねば、己と家族が殺される。

 会社で不正を強いられたら、不正をしないと家族が路頭に迷う。そういう会社に縁があった己の因縁を除去するのが真の対策である。

 学生時代、勉学をさぼったから、そういうレベルの会社・部署しか入れなかったのが原因である。だから黙って悪縁の場から去るのも手である。己の能力がないから、そんなレベルの仕事を与えられた。それの真因を探って、能力を向上させて運命を良くするのが解決手段。「親の因果が子に報い」の意味をかみしめよ。

 

27.朝令暮改をせよ

 状況は一刻一刻と変化する。自分も成長して、価値観が変わる。それに合わせて、決断を変えよ。君子豹変でよい。

 

28.物事を数値化して、判断せよ

  数値化できない話は、眉唾と思え。

  ミニ「ヒトラー」の演説に騙されるな。

  それが嘘でも100回も聞かされれば、洗脳されてしまう。

  日本は、政府とマスコミの嘘で太平洋戦争に追いやられた。

  この30年、日本は政府とマスコミの嘘で経済敗戦を迎えた。

  大垣市は、小川敏と御用新聞に騙されて没落した。

  私の母は日本政府、日本銀行を信用していなかった。

  祖父は1946年の新円切り替えで、退職金の全てを失った。

 

29.優先順位を考えよ

 食品の食べる順番でさえ、それの順番を変えると人生(健康)が変わる。ましてや人生でやるべきことの順番は、人生を左右する。人生で一番大事なことは何かを考えよ。文章ではそれをトピックセンテンス(核文)という。人生のトピックイベント(核事)を見極めろ。人生の一大事をするため、不要不急のことは後回しである。

 

30.「後は野となれ山となれ」が信条

 どれだけやっても、死後100年経てば、此の世から己の痕跡は消える。此の世の栄華を誇った天下人も同じ運命であった。ゆく川の流れは絶えずして、元の水にあらず。祇園精舎の鐘の音、勝者必滅の条理あり。

 だから私は昨年の癌の手術前に、葬儀と死後50年間分の法要の費用を払い、死後の段取りをしてから、「心安らかにして」手術に臨んだ。墓は5年前に改建した。

 だからやれるだけのことを精一杯やって成仏しよう。それがオダ仏教の教義。死に際で、やり足らなかったと後悔をしないために。悪いことでなければ、人生はやったモノ勝ちである。私は神仏を信じている。

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  馬場恵峰書

2020-05-11 久志能幾研究所通信 1581   小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

「心の杖」を支えに人生を歩く

 

 1.人の親切にすがる杖

 2.無理をしない、無駄をしない、不精をしない杖

 3.自分に辛切な杖

 4.神仏の教えの深説の杖

 

 年老いて金を持っているから手が震える。私(恵峰)は何ももっていないので、軽々と筆を動かせる(1億円を使ってしまったので)。遠き道を自分の業を背負って歩くこと。そうすれば新しい自分というものを掴むことができる。

 

 恵峰先生は60歳のとき、実家の土地家屋を抵当に入れ、1億円の借金をして社会奉仕のため日中文化資料館を建設された。その返済に24年の年月を要した。

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日中文化資料館  350坪の敷地に黄山を模した木が植えられている。

左隅は掃除をされる恵峰先生。

図書館前に「比翼連理の松」(長恨歌の玄宗皇帝と楊貴妃を表した木)

恵峰先生が広い庭を、毎日、朝晩掃除するので、草一本生えていない。先生は隣の家の敷地まで掃除をされるとか。敷地が350坪もあると掃除のし甲斐がある? これが恵峰先生の健康の秘訣。

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 馬場恵峰先生と玄関の「迎客の松」  ‎2019‎年‎11‎月‎14‎日、‏‎17:28撮影

 

縁あって人間に生まれたからには、ご恩にむくいないと申し訳ない。

書くことの大切さを知り、自分の子孫に自分の書いたものを残せ。

自分を磨くのは、自分の手で書いたものだけである。

「10回読むより一回書け」が、恵峰先生の言葉である。

 

 同じことが仕事・人生でも言える。10回、口で理屈を述べるより、汗をかいて涙を流して一回実行した事が血にも肉にもなる。本で読んだだけのことは、修羅場では何の役にも立たない。それは私がある研修で、臨死体験の研修で特に痛感した。会社生活の修羅場でも、それは同じであった。

 その修羅場に出会うのも、人間として生まれたから。恵まれた生活が送れたから、その修羅場に出会えた。極貧生活を送っていたら、その修羅場にも出会えないかもしれない。修羅場の前には贅沢三昧の極楽生活があったはず。それで修羅場を経験してそれをプラスに解釈して、人生を転換すれば、人間的成長がある。この世で無駄な事象はない。

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  心の杖は堪忍の木から生まれる。遠き道を「心の杖」を頼りに行く。

  馬場恵峰書  1999年

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    馬場恵峰書、2012年

 

本稿は、「太志塾」2014年10月5日で、馬場恵峰師が講演された内容を基にまとめました。

 

2020-05-11 久志能幾研究所通信 1580 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月10日 (日)

講演会の講師の心得

会議の議長の心得も同じ

 与えられた時間内で、10分でも早く終ること。時間を超過するなんてとんでもない。それは時間泥棒。時間は命、一瞬一生。講演会・会議の主役は講師ではない、主役は聴衆である。聴衆の時間を奪ってはならない。

 命とは人生という舞台の間で使える持ち時間である。

 人生時間の価値は1秒1円である。

 社長の時間価値は1時間1万円である。

 

 明徳塾でも馬場恵峰先生は、必ず時間前に講義を終わった。それに対して大学の先生はその時間管理がだらしなかった。

 

時間オーバ

 講義時間を超過する講師は、時間管理ができていない。奢れる講師が自己満足で言いたいことを言って、時間オーバする。たかだか90分の講義で、講義ストーリを計画できず、話す内容の時間配分をしないのでは、己の人生時間も管理できない。

 会議が時間通りに終わらないのは、時計が遅れているのではなく、会議が遅れているのだ。会議運営の時間管理ができていないのだ。終了時間になったら、会議室から退室して、終り次のスケジュールの行動に移ればよい。遅れているのは会議であり、自分の人生時計ではない。

 

主役

 主役は聴衆である。脇役が上手でないと歌舞伎はうまく行かない。会社でも社長が頭でっかちではうまく行かない。

 自分の身の回りの整理整頓を。まず時間の整理整頓を。

 一瞬一瞬の積み重ねが一日となり、その積み重ねが一生になる。今そこの生き様が人生を表している。今が本番。

 

エピソード

 2015年4月、M経営塾ОB会が高野山大学で行われ、M社の元社員で某大学客員教授が講演をした。高野山の会場が出発地の京都から遠方であったので、事務局が段取りをして午前中の予定を少し前出しして、バスでの出発時間が少し早くなるように調整をした。なぜなら京都駅から遠隔地に帰る塾生も多くいるからだ。

 ところが何を勘違いしたか、その講師が「予定より時間が30分ほどあるので、もう少し喋る」といってくだらない話を続けた。講師の時間管理で、その講師のレベルが分かる。時間は命なのだ。自分が講師として喋るときは、心して臨みたい。

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  馬場恵峰書、

 本稿は、「太志塾」(2014年10月5日)で、馬場恵峰師が講演された内容を基にまとめました。

 

2020-05-10 久志能幾研究所通信 1579 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

「いのち」とは「胃脳血」。天命を知る

 胃  食材

 脳  考え

 血  全身を巡る

 

 先祖、親、師、友のご恩があって今の自分がある。夢夢「自分が」ではないと思うべし。

 正しく命を全うするためには、馬鹿になることが大切。それを利巧ぶるからうまく行かない。馬鹿にならないと100mの巻物は書けない。馬鹿にならないと中国に(自費で)240回も行けない。2020年現在までで、一回30万円の渡航費として、計7,200万円が消えた。金は残っていないが、ご縁と智慧が付いた。

 近所の暇人が言う「どげんか用があって中国に行くばってん?」

 用があるから中国に行くのではない、用を作りに行くのだ。そこから新しいご縁が始まる。馬鹿になって己の道を精進しないと、年老いてから後悔する。人の馬鹿を笑っている者が、最期に笑われる本当の馬鹿になる。

 

 自分の人生を謳歌するのが仕事ではない。人として、後に続く子孫のために仕事をするのだ。「ひと」とは「霊」が「止」まると書く。縁あって人間に生まれたのだ。豚に生まれなかった幸せを考えよう。

 

天命

 天は人に天命を全うするために天分を授けて世に送り出す。その天命が書かれた手紙を開封せず、無為に生きて、天に召される人は多い。その天からの手紙を真剣に読まないからだ。

 

 天命を自覚しないと、国の税金を使った東大を出ても年寄りがいなく、ギネスに騙されて水饅頭共食いの痴態に酔いしれる市長に成り下がる。大垣藩のご先祖の御恩を忘れた痴れ者である。己が何の為に、天が人よりの優れた頭脳を授けたかに考えが及ばない。愚か者である。

 

 本稿は、「太志塾」(2014年10月5日)で馬場恵峰師が講演された内容をまとめました。

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    馬場恵峰書

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 馬場恵峰書 「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)

 

2020-05-10 久志能幾研究所通信 1578 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月 5日 (火)

写ッシー君は魂(オニ)を睨む

芸術とは

 音楽とは音を素材に使った心(魂)の会話なのだ。芸術とは心の表現とそれに接せる人との会話である。絵画、彫刻、写真等は、全てその会話の媒介物(仏)でしかない。介在仏の芸術作品には魂が籠っている。私はそれにこだわって美術作品、芸術作品に接している。私の撮る写真には魂を込めている。だから名画と呼ばれる作品は、人の命と同じ価値がある。

 「魂(オニ)」とは己のうちにある「鬼」が「云う」と書いて魂である。

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 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」、背景は馬場恵峰書

 

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裏切り行為

 私はこの5年間、多くの演奏中の写真を撮ってきた。しかし、その写真を撮ってプリントやCDを進呈しても、相手は当然と思い、感謝の言葉を言ってくれる人など皆無に近かった。カメラマンとは黒子の存在で、人扱いをされていないようだ。

 河村先生からはその都度、お礼が来ているので、気にならなかったが、それ以外の人は、礼状もお礼の言葉さえ全くない。たまに忘れたころに年賀状が届き、ついでのようにお礼が書いてある。お礼を期待して写真を撮っているのではないので、今まで気にも留めなかった。しかし河村先生が亡くなられて、その問題点に疑問を感じるようになった。

 

 

人間性の問題

 ある音楽関係者は、写真を送っても礼一つ言わず、その写真の出来映えに文句さえいう有様である。私に写真を撮ることを要求して、撮らせて当然と思っているようだ。私もカメラマンのプロとしてプライドがある。

 ある人は先生の名声を利用して事前の演奏会宣伝で売名行為に走っている。それに地方紙が悪乗りして記事を掲載しても、肝心の本番の演奏会の記事は掲載がない。売名行為が明白である。その人からも、以前にある演奏会の写真送付の依頼があり、その写真を送っても、礼の言葉の一つさえない。

 地方紙に私の撮影した写真が著作権違反で引用されたこともあった。それも勝手にトリミングされての掲載であった。私が魂を込めた作品を踏んづけたのだ。

 それに対照的なのが馬場恵峰先生の書友達である。写真を送ると書友の方だと、必ず手紙、それも毛筆かペンでも直筆の礼状が来る。その差は顕著である。

 

芸術家とは

 芸術家は、自分の才能に惚れて、往々に我儘な性格になるようだ。小さい頃からちやほやされ、プレゼントされても当然の世界に浸るのかもしれない。芸術家は華やかな世界だが、離婚者も多い。自分の稀有な才能に自惚れて、我慢が出来ない性格になるのかも知れない。

 芸術家である前に、一人の人間としてありたい。河村義子先生はピアニストである前に、人間味のある主婦であり、母であり、教育者であった。しかし、そこまで弟子達を指導できなかった先生が不憫である。河村先生に群がった人の中には、そうでない人が多くいたようだ。

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 チェリストTIMMとの共演 音楽堂 2017年9月29日 

 

2020-05-05   久志能幾研究所通信 1569 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年5月 4日 (月)

「知情意」の世界を考察

「知情意」を活かす

 人生成功の秘訣は、切り替えを早くすること。何時までも愚痴っていてはダメ。それを「智慧がない」という。智慧ある人はグズグズしない。人生はいつもルンルン気分の時ばかりではない。不遇の時でも、愚痴を言わず、早く気持ちを切り替えよう。その不運は、いつまでも続かない。

 心豊かな人は無理をしない。ジックリと見ていく心がある。それがである。情とは「忄(心)」が「青い」と書く。つまり心が青春である状態である。心が青いから、余裕があり、感受性が豊かなのだ。「怕」とは「心」が老人のように「白く」なって、恐れている状態を示す。心が老化しては、感情は動かない。

 何ごとも「有意」で事に当たる。「無意識」で行動してはダメである。どんな状況でも、どんな些細なことでも、真剣に「意」を込めて事に当たる。無意識にやってはダメなのだ。

 馬場恵峰師の知己塾(2006年12月2日)での言葉を編集・加筆。  

 

西洋人と日本人の差

 「知情意」とは「知性」、「感情」、「意思」の意味で、哲学者カントが提唱した言葉と言われる。人間はこの3つのバランスの上で動いている。西洋人は、知と論理構成を優先して動いている。テクニカルライティングもその技法は、論理構成が主体である。それが発展してAI技術となっている。

 ところが日本では論理構成より情が優先される場合が多い。その「情」には義理、徳、恩義、情熱、悲情が含まれ、人は論理だけで物事を処理しているわけではない。

 人に頼み事をお願いに行って「君の言うことはさっぱり分からないが、私は君が好きだから、賛同してあげる」と支離滅裂な展開になることがある。

 私は会社時代では、この論理性を最優先にして仕事を進め、文書で相手を説得してきた。しかし私の文書は、冒頭に結論を単刀直入で書くので「君の書く文書はキツイ」と敬遠され、仕事が理屈通りに行ったわけではない。

 「日本人だから“情”を大事にして何が悪い。ものごとは論理だけではない」と暗に煙たがられてうまく行かないことが多かった。要は、「俺はあんたが嫌いだ。言うことの理屈は合っているが、賛同できない」である。ミシガン大学で学んだ論理構成の無力さに途方に暮れた。

 コミュニケーションは相手に合わせて、その論理構成を変える必要があるようだ。コミュニケーションとは意思の伝達である。文書で当方の意図は「伝」はされても、実際の相手の心に「達」するのは難しい。日本では、それには「情」を付加することが必要のようだ。だから私は文書に人格を込めて、その「情」以上の価値を込めるように心がけている。

 

2020-05-04 久志能幾研究所通信 1566 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2020年5月 3日 (日)

「人の上に立つ」とは、

 

 人の上に立つということは、真っ白な衣を着て、ぬかるみを歩くようなものだ。泥を撥ねまいとして、一歩一歩細心の注意をして歩く。その繊細さがなければ、その団体は知らず知らず堕落していくのだ。  (P363)

  神渡良平著『一粒の麦 丸山敏雄の世界』致知出版社

 

私の管理職としての反省

 私も会社時代、管理職として出世欲があったせいで、つい良き意味での暴走をしたこともあった。堕落をしたわけではなく、功名心、正義心を出し過ぎて失敗した。これは正しいことだと全力で前を向いて突走っていて、ふと後を振り返ったら、誰も付いてきていなくて愕然としたことが多々あった。それは会社が要求する理想と現場が乖離していたのが原因である。私はその失敗から、経営学と人間学の勉強にのめり込んだ。

 一人の中間管理職がいくら頑張っても、会社は動かない。実務を動かすのは社員である。方針決定は社長である。全員がその気にならないと、業務改革は進まない。

 

支配欲

 中間管理職でも、人はつい人を支配したいという欲にかられる。人を支配する心の動きは、競争心であり、創造の力ではない。それでは人を動かせない。会社や社会を変えるのは人である。世の中は正しいことが、常に通るほど単純ではない。もっとドロドロした世界である。それを体験したことが良き経験である。それで智慧が付いた。

 

綺麗ごとだけでは、世の中を渡れない

 私が管理職として心がけたことは、不正に手を染めない事だ。後日、仕事の身体検査をされ、不正が露見することは恥であり、絶対に避けねばならぬ。不正だけは絶対にしてはならない。これだけは自負を持って取り組んだ。逆にその正義感から、会社生活では、足をすくわれた。皮肉なもの。会社はそんなに綺麗ごとばかりでない。

 正しいことが、常に正しいことではない。ハーレムで泥棒をしてはいけないと叫んでも、狂っていると思われるだけだ。ハーレムでは泥棒をしないと生きていけない。

 人殺しは犯罪だが、国家間の戦争になれば、真面目に人殺しをしなくてはならない。戦争では人殺しは正義となる。一人を殺せば犯罪だが、10万人を殺せば、英雄である。東京大空襲・日本大空襲を指揮して非戦闘員100万人を虐殺した。米軍の将軍は、戦後、日本から勲章を授かった。昭和天皇は、その授与式を拒否された。本人も言う。「米国が負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう」と。

 

小川敏の市長としての立場

 小川敏の大垣市政を見ていて、とても小川敏の行動が上記の「人の上に立つ」というレベルとは思えない。彼にあるのは、支配欲と名誉欲だけである。私は過去の経験に照らして小川敏の心境がよく見える。

 下記はその堕落だらけの状況である。これでは大垣市の没落も必然である。大垣市の復活には小川敏のリコールが必用である。

 

小川敏市政の堕落

 ドローン墜落人身事故で責任放棄して逃走

 行政の予算使用用途のマル秘条令を制定

  市制100周年記念行事の不明朗会計

  市制100周年記念行事の会計報告がマル秘

  元気ハツラツ市での会計報告なし

 岐阜県下一贅沢な新市庁舎建設

  それと対照的な大垣駅前の極貧ビル群

  その上で、金が足りないと寄付を募集。恥さらし

 岐阜県下一給与の高い大垣市役所職員

  それでいて、児童生徒一人当たりの教育費が県下最低

  なおかつ、教職員の給与が県下最低

 大垣市長5選。無投票当選で連続3選。

  対抗馬が出れないように、大垣財界に事前工作

  長期政権で腐敗しなかった例は歴史上にない。

 19年間に及ぶ独裁政治で、役人がヒラメ病状態になっている。

  その弊害に気が付けば、5期も市長の座に座るのは狂気である。

  ヒラメになれば不正も見て見ぬふりをするようになる。

  ヒラメ病症候群は、新型コロナウイルスのように職員に蔓延する。

  19年に及ぶ小川敏独裁政治では、何を提案しても却下される。

  あるのは予算カットだけ。

  大垣は日本と同じでデフレ経済に陥っている。大垣没落である。

  諦め病ウイルスが、大垣市職員に蔓延している。

P1060652s

  馬場恵峰書

 

2020-05-03 久志能幾研究所通信 1564 小田泰仙

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