賢者の言葉「「90歳になったら、家を建ててはいけないという法律でもあるのですか?」
ピアニストの室井さんは、90歳で家を新築した。周りから散々反対をされて、彼女は「90歳になったら、家を建ててはいけないという法律でもあるのですか」と逆切れ(?)して家を新築した。彼女は現在100歳で、現役のピアニストである。
この言葉に高齢者の私はどれだけ勇気づけられたことか。家だけではない。高齢者が夢を抱いて、その実現に向けて取り組む。それを支えてくれる言葉である。
馬場恵峰先生は、60歳の時、家屋敷を担保に入れ、1億円の借金を背負って、日中友好資料館を建てた。24年かけて、その借金を返済した。その後ろ姿で、勇気を貰える。
今が闇でもよい。闇から光に向かって歩く時、人は生き甲斐を感じる。止っていては、ニュートンの第一法則で、永遠に止まったままだ。自分でダイナモを回さないと、永遠に止まったままだ。
私の夢は、地震に強い家を建てること。
南海トラフ巨大地震発生の危険性が高まる中、私は家の新築計画を立てている。
順序として家の土台、家の構造方式を検討している。
内装など、後からどうにでもなる。まず基礎(下積み)からである。
内装は、人間で言えば、お化粧や服装である。後からどうにでもなる。
家を造るための検討項目を、一つ一つ解決していく。
まず現地現物で、各ハウスメーカで問題点を比較して課題を解決していく。疑問が出れば、まずハウスメーカの展示家屋を見に行く。フットワークが大事なのだ。頭も悪く忖度してくれる援助者もいない私は、その弱点をフットワークで補うしかない。
それで多くのハウスメーカのモデルハウスを見学して、多くの知見を得た。各ハウスメーカの得意点、問題点が明らかになった。太陽光パネルや全館空調雄の問題点も明らかになった。ハウスメーカの思想も明らかになった。
力と財力なき高齢者は行動だけが、取り柄である。知識は力である。
下の絵は玲愛作「まだ夢をみれますか」 、上の書は馬場恵峰書
私の書斎の机に着くと、目に飛び込んでくる風景。
玲愛さんの絵が問いかけてくる、「まだ夢をみれますか?」と。
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2024-09-04 久志能幾研究所通信 2931号 小田泰仙
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