b-佛像彫刻・大佛師松本明慶 Feed

2021年10月28日 (木)

家を愛しみ、家の柱に釘一本打たず

 

 私は今までに12回引っ越しをした。累計で10の家に住んだ。その間、故郷の生まれた家、育った家、大垣の父の勤めた会社の社宅、新築の社宅、父が新築した実家、寮、アパート、賃貸マンションに住んできた。

 しかし私は今だかって住んだ家で、釘一本打ったことがない。釘を打てば、家が痛かろう、悲しむだろうと思うからだ。家だって精霊が籠っていると思うからだ。家の身になって考えよう。家は人生で自分を支えてくれるかけがいのない存在なのだ。人生で自分を包み込んで守ってくれる存在なのだ。

 

 私は釘やフックやピクチャーレール等を壁に付ける場合は、プロの大工さんに作業をしてもらって、自分ではしないようにしている。

 あえて自分でする場合は、万力やクランプ等で板を柱に固定して、それに備品をねじ止めして、直接、家の柱にねじ止めしないようにしている。

 

 私は母の躾で、歩く時は畳の縁や敷居を踏まないようにしている。後年、それは茶道の作法であることを知った。母は若いころ、花道の師範であった。

 今、来客があり、その人が家の中を歩く時を観察すれば、敷居を踏むか踏まないかで、その人の育ちが分かる。

 

自分の体に釘を打つ

 大病を経験して気が付いたことは、家が自分の人生を温かく支えてくれる存在であるように、自分の体こそが、自分の人生を全力で支えてくれている存在なのだ、である。

 今にして思うのは、その大事な体に幾度となく釘を打っていたのではないかと反省している。たとえば、酒を飲めば、肝臓の細胞がアルコールの分解をするため、細胞が自分の身を殺して無毒化する。肝臓の細胞が、分裂・再生を繰り返して、アルコールを無害の物質に分解する。食物は胃で消化だが、アルコールは肝臓で毒物と同じ分解工程を踏まないと体外に出て行かない。それで肝臓の細胞は痛んでくる。それを繰り返すと、細胞の分裂限界数を超え、肝硬変や癌に変化する。肝臓病になるのは、要は肝臓に「釘」を打ち続けたためだ。

 同じように、美味しいものには「毒」があり、それを食べれば、自分の体を痛めつけている。スィーツの糖は、血管内部の細胞を傷つける。それが糖尿病や認知症を起こす。脂ののった美味しいお魚は、その脂分が血管内部に付着して、血流を妨げる。そのため白血球等の免疫酵素の流れも悪くなり、病気の遠因となる。

 要は毒を食べ続けると、体の毒素分解能力が限界値を超えて、病気(癌、糖尿病、認知症)になるのだ。

 自分の体を愛しもう。「ご自愛を」とは自分に言うべき言葉である。

 観音菩薩様の目は慈しみの目で衆生を見守っている。自分が観音菩薩となって、自分を見守ろう。自分こそが佛様だ。菩薩とは仏道を修行する仏様である。

Img_32292s

 松本明慶大仏師作 聖観音菩薩像

2021-10-28  久志能幾研究所通信 2193   小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年10月27日 (水)

がん診察費の請求額75円に衝撃を受ける

 

 今日(10月27日)、先週に受けたがん検査(CT)の結果を聞くため、愛知県がんセンターに出向いた。診察が終わって会計の窓口で示された金額が、2つの診療科を受けて合計150円である。つまり一医師の診察費がたった75円で、絶句である。

 1週間前のがん検査(CT)では、1万円前後の検査費を支払った。それは納得できるが、今回は安すぎて絶句なのだ。

 検査結果は、がんの再発がなく、安心はしたが、診察費150円に心が乱れた。

 

2

医師のノウハウ代が激安

 衝撃を受けたのは、経験が豊かなガン専門医が検査のCT画像のデータをみて判断する技術料(がんの判別)が、たったの75円であること。それは経験豊かな医師への冒涜である。

 医師はCTの画像を見て、がんの有無を調べる。いくら機械の性能が良くても、医師がCTの画像で、小さながんを見逃せば、アウトなのだ。その結果は、医師の眼力にかかっている。それが75円なのだ。おかしいではないか。

 

病院の収入源

 だから医師は診察だけでは利益が出せないので、医療現場は、手術、高額機械での検査や薬投薬に、利益を求める。しかしCT装置やMRI等の設備費には、高い減価償却費がかかるので、結果として高い検診費となる。

 現代医療の代金は、薬代や手術代、検査費でそれが賄われており、医者の経験智の対価にはお金が払われていない。そのため病院経営を成り立たせるため、過剰な検診や投薬が行われている。それが今回の75円の診察費で明らかになった。

 本来の医療は、過剰な薬投入、過剰な検査、過剰な手術が施行されているようだ。まじめに未病を治す治療はできなくなっているようだ。

 現代の病院は高額の治療をするが、病気は治さない。そうしないと病院経営が成り立たない。過剰な医療をして、病気になれば、更に高額な医療を施す。医療費はうなぎのぼりである。悪魔のサイクルである。だから医療費が43兆円を超えた。

 この根本原因は、厚生省が医師の診察ノウハウを軽視していることだ。それが日本の社会が頭脳労働の価値を軽視している証しである。それが日本が米国のGAFAに負けて、成長できない根本原因である。だからこの30年間、日本人の給与は上がらなかった。欧米のそれは全て上昇しているにも関わらず、である。

 

医療がライン作業化で劣化

 だから癌の再発防止策を医師は患者に教えない。教えたくても医師もがんの本質が分かっていないのが現実だ。

 医師も、私は検査をする人、私は手術をする人、私は抗がん剤を投薬する人、と分業で仕事が進められ、他の科のことは関知しないようだ。だから検査をして、がんが見つかれば、手術をして、抗がん剤を投与して、後は定期的に検査をするという体制に縛り付けられる。それががんセンターの「標準コース」である。

 医師は患者が「標準コース」から外れることを嫌がる。だから患者が「標準コース」を拒否すると、「命の保証はしない」と脅す。私も実際に脅された。私は薬剤医師とけんか別れをして、抗がん剤治療から逃げた。

 医学の分業化、細分化の究極の姿が、病気は治りました。しかし患者は死にました、である。物事を細分化すればするほど、本質がみえなくなる。西洋の科学とは、物事を細分化して研究する学問である。それに対して東洋の学問は、俯瞰的に統合して考えるである。

 だから病院は、どうすれば癌が再発を防げるかの指導はしない。だから私は自分で癌再発防止の手段を必死に探し、日本全国(東京、名古屋、養老町、九州)を走り回って、その解決策を見つけた。

 

対処療法の末路

 「病気は元を断たなきゃだめなのよ」だが、医療現場の実態では、永遠にそれの実現が難しい状況である。医療現場は、対処療法オンリーである。だから医療費がこの40年間で4倍に増え、昨年度に43兆円を超えた。しかし患者も4倍に増えた。それなのに税収は60兆円しかない。何かが狂っている。これは医療の問題ではなく、政治の問題である。

 

危機管理

 自分の城である「体」は、自分で守るしかない。誰も助けてくれない。

 トヨタの鉄則「自分の城は自分で守れ」

 トヨタの鉄則は、キリスト様の言葉と同じである。

 「天は自ら助くる者を助ける」

 ベートーヴェンでさえ、

 「神に頼るとはなんたることか、自分で助けよ」という。

 私はトヨタの掟を守っているので、今も生きている。

 生き延びるためには賢くなければならぬ。

 知識だけでは生きていけない。

 

Dsc065661s

 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像

 

2021-10-27  久志能幾研究所通信 2192   小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年10月24日 (日)

新型コロナに負けた佛様。人は佛を目指せ、神になってはダメ

 

 私はおだ仏教の佛様になることは目指すが、おだ神教の神になろうとは思わない。それは人間の持つ真理に反するからだ。

 人は誰でも佛になれる。人は誰しも心に佛性をもっている。しかし人の心の中には、鬼も住めば、佛も住む。鬼にならないためには、佛道を学ぶしかない。それが成仏である。

 

新型コロナに負けた佛様

 この10月29日から、長野市の「ながの東急百貨店」で「大仏師松本明慶佛像彫刻展」が開催される。それに行く準備をしていて、合わせて善光寺にお参りすることを思いついた。今年は善光寺の秘仏が7年ぶりの御開帳となる年である。

 ところが、今年はコロナ禍の影響で、その御開帳が中止となったと聞こえてきた。つまり佛様が新型コロナに負けてしまったのだ。

 これは秘佛様が「秘神」であるなら、こんな御開帳中止などにはならないはずである。だって全能の神様であるなら、完全無欠で何事も予定通りにされてしまう。私は、これが佛の存在意味を象徴する出来事であると感じた。

 

神と佛

 「神」は示偏である。「神」とは、漢字の語源でも、目には見えない存在を示している。神とは「人ではない」存在である。つまり人でなし。だから人は、己の欠点を無くして完全無欠な人間を目指してはならない。それは神を目指すことだ。神は絶対の存在で、完全無欠である。

 

 「佛」は人偏である。「佛」は、人間が進化した姿を、漢字でも表現している。佛は人が修行をして成仏した形をしめす存在である。だから人は、修行をしても神を目指してはならない。完全無欠の存在の神を目指しては、「ひとでなし」になってしまう。人間として、欠点を持ったまま成長するのが正しい修行である。大きく成長すれば、それがその人の持つ欠点を覆い隠し、欠点が人間味として、人格に色を添える存在となる。人は欠点を持ったまま(角を持って)成熟すれば、「角熟」として成長する。人は、そんな精神の成長を目指すべきだ。

1

Photo

2021-10-23  久志能幾研究所通信 2188   小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年10月17日 (日)

ヤブ医者が施す洗脳、茹でガエルとなり殺される

 

医師の洗脳教育

 長年かかっている医師の洗脳教育で、多くの人の命が危険に晒されている。それに気が付いている人は少ない。加齢現象で病気を胡麻化す医者は、患者を間違った情報で洗脳している。それはヤブ医者である。病気になった原因を見付け、その対策を指導しない医者はやぶである。どんなものにも原因がある。それを放置して薬だけ処方する医者はヤブである。ほとんどの医者がこれに当てはまる。そうしないと医者はもうからない。

 現代の医者は高額医療機器を設備しているので、その投資の減価償却をせねばならぬ。やぶ医者は病院経営の為、患者を生かさず殺さず、引き止めねばならぬ。現代では医は仁術ではなく、算術・産術・惨術である。ヤブ医者を信じれば、ゆでガエルのように殺される。

 

文殊の知恵と普賢の賢さ

 多くの医師の意見(智慧)を聴くことは大事なことだ。しかしその中から、正しいと思う知恵を選択するには、賢さが必要だ。智慧があっても、間違った知恵で動けば、絞首台を上ることもある。病気を逆に悪化させることもある。それは正しい智慧を選ぶ賢さが足りなかったのだ。

 

Dsc065671s 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像 、 書は馬場恵峰師の揮毫

.

洗脳の結果

 その結果、この40年間で、日本の医療費が4倍に増え、患者も4倍に増えた。現在の日本の年間医療費総額は40兆円をはるかに超えた。日本の税収は60兆円である。収入の半分以上が医療費なんて、おかしいではないか。これだけ医療が発達して、医療費を膨大につぎ込んで、何故それで日本人の2人に一人ががんになる状況になったのだ。現在は65歳以上の人の15%が認知症である。40年前は、そんなことはなかった。

 

真因追及

 どんな病気でも、元を断たなきゃだめなのよ。対処療法では、病気は治らない。対処療法で患者を胡麻化しているうちに、患者はその病気の真因元が別の病気を発症させ、それで死ぬ。そうすればヤブ医者は、その間、投薬で儲けて、完全犯罪で人を殺せる。

 現代の医者は治療をするが、病気は治せない。いや、治す気がない。治せば、医療業界の経営が成り立たなくなるからだ。日本の医療業界は悪魔のサイクルに陥っている。それが今回の新型コロナ治療体制で、その綻びが明らかになった。

 病気を治すのは、本人である。本人が病気を治す気にならないと、病気は治せない。医者任せでは、絶対に病気は治せない。

.

成果主義を追求

 10年も同じ医者にかかって、病気が治らなければ、おかしいと思わなければならぬ。そう思わないなら、それは医師に洗脳された状態になっており、脳死状態である。医者の金儲けの生贄になったのだ。

 私も20年間も高血圧症で医者にかかったが、治らなかった。その間の医療費、通院時間が膨大な無駄であった。会社でも己の仕事の成果で人事査定されるではないか。我々は、医師の仕事の査定をせねばならぬ。それが医者を評価する成果主義だ。

 

ヤブ医者が洗脳で使う常套文言

「血圧が高いようだが、歳相応でこんなもんですよ。薬を出しておきます。」

「心臓の血管の一部が石灰質化していますが、誰にもある加齢現象ですよ。様子を見ましょう。薬を出しておきます」

「高血圧ですね。薬を出しておきます。」

「管理職の方はストレスが多いので、高血圧は常識です。薬を出しておきます。定年退職すれば、血圧は正常に戻りますよ。それまで我慢です」

「癌部は全て摘出しました。もう安心です。今まで通りの生活を送れます」

 

 90歳になっても、元気な人も大勢いるではないか。歳のせいだと、人を子ども扱いで胡麻化すな!

 

万病の元

 病気の原因は、狂った食生活、狂った生活習慣である。この40年間で、日本の食が大きく変わった。それにより癌、糖尿病、認知症が激増した。原因は明白であるが、それをあからさまにすると、日本経済を支える、食品業界、医療業界が大打撃を受けるから、「みんなで黙っていようね」と官・医・民・マスコミが結託して、利益確保を図っている。

 だから食品の添加物や農薬は、官僚が天下りを考えて、超ルーズになっている。日本の許可された添加物や農薬種類数は、数百を超えるが、欧米では20 種類ほどしか許可されていない。

 アメリカでは青少年への清涼飲料水の販売規制が厳しい。日本はその点で無法国家である。

 欧米でのたばこの規制は厳しいが、それに比べれば、日本はタバコに寛容すぎる。

 

命の液体

 すべての栄養素は、血液に乗って全身に送られる。その血液が汚れた食品で汚染されいれば、その汚れが血管内部に付着して、血管の流れを阻害する。

 血管内部の付着物が堆積すれば、必要量の血液が流れないので、自律神経が血圧を上げて血液を送る。それに対して降圧剤を服用すれば、必要な血が全身に行き渡らない。血液中に含まれる免疫酵素も必要量が細胞の末端まで行き届かない。また添加物等の毒素も全身の血管内に駆け巡り、堆積する。

 そうなれば病気になるのが自然の理である。病気にならない方が、異常である。病気になるように、なるようにと狂った食生活と薬漬け生活をして、そのうえ添加物まみれの食生活を送っているのだから、病気になって当たり前。それが癌、認知症の激増の真因であると私は推定した。私はそれで癌になったと確信した。

 

真の治療

 だから病気を治すには元を断たなきゃだめなのよ。私は病気の真因を見付けて、真島消化器クリニック(久留米市)の真島先生の食事療法の指導で、2年がかりで高血圧を治した。薬は使わない。薬は基本的に毒である。

 

2021-10-17  久志能幾研究所通信 2182   小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年10月 6日 (水)

コロナウイルスも生存競争で闘っている

 真の敵は人で、ウイルスではない

 新型コロナウイルス騒動の真の敵は、ウイルスではない。それに便乗して金儲けをしている人間どもである。正しい方針の決断ができない政治家である。コロナ対策に無頓着な非常識人である。

 コロナ感染者が急減して10月1日より、緊急事態宣言が解除されているが、その急減した原因を医療関係者さえも解明できていない。情けない。

 

ウイルスの目的

 コロナウイルスだって、人を殺そうと人間の体に侵入して、感染させるわけではない。感染元が死んでは、コロナウイルスも死んでしまう。新型コロナウイルス(全てのウイルス)は、生殖機能も移動手段も持たないので、自分の種の保存本能として細胞を増殖させるために、空気移動(空気感染)や接触感染で、人の体に入りこむにすぎない。自然の営みの一現象である。

 ウイルスだって生きて子孫を残さねばならぬ。それが人間に影響を及ぼすかどうかは、知ったことではない。それは大自然の中の生存競争で、自然淘汰の一つである。人が勝手に、活動範囲を広げて、感染防止に無頓着に今まで新型コロナウイルスの縄張りであった場所に入り込んだのが真の原因である。

 それは自然界に対して驕った行動をしてきた人間に対して、自然界からの鉄槌であった。自然界では人間は、小さな一つの種でしかない。その原則を忘れて、新型コロナウイルスと「闘う」からドタバタが起きる。

 

敵は人で、ウイルスではない

 今のドタバタは、この騒動の敵は、人であることだ。この騒動で金儲けをしようとしている輩たちである。ワクチンさえ打てばと思う人間が敵である。

 ワクチンを作り、打つだけが対策ではない。正しい医療体制のスキを突いて金儲けしようとする医療関係者が敵である。正しいウイルス医療体制を妨害する輩が跋扈するのが問題である。

 新型コロナウイルスを正しい疫病認定をしない厚生省役人が敵である。この疫病は5類に指定すれば、感染早期の患者も一般の病院で治療が出来る。それを診療拒否で在宅治療を強いるから重症化して死亡する事例が起きる。人災である。それが認定をエボラ熱のレベルの2類のままにするから、在宅医療で死亡者が増えている。政治の問題である。

P11408521s

  このポスターが政府の勘違いを表している(大垣市役所内で掲示)

.

宇宙根源の理

 ワクチンを開発し、ワクチンを2回打っても、感染拡大は収まらない。それは自然界の原理原則に反しているからだ。ワクチンでコロナが絶滅するわけがない。コロナだって必死で、それに対応する変身を遂げる。いたちごっこである。正し対応は、ウイルスとの共存である。たまにはウイルスの身になって考えよう。そうすれば解決策が出てくる。普く賢く考えて対処しよう。普賢菩薩になり切って考えよう。私のコロナ対策の統括責任者は、普賢菩薩様である。

 

コロナウイルス攻撃隊でも死屍累々

 一日に1千万人の東京都で5千人の感染者が出たとは、コロナ菌の攻撃で5千の部隊は感染攻撃に成功したが、残りの999万5千のコロナ攻撃部隊は、感染攻撃に失敗したのだ。コロナ菌が人間に侵入しても、人間の持つ強力な免疫細胞部隊に殺されたのだ。感染したとは、免疫力が弱い人間にコロナが大量に侵入して、免疫細胞がその防御戦争に負けたと言える。コロナ菌だって苦労しているのだ。

 

感染方程式で考えよう

・感染防止の基本は「自己免疫力強化、3密防止、手洗い、うがい」。

 

 感染方程式 A=VT/r^2

   ウイルスの感染力は、接するコロナ菌総数に比例して、

        その総接触時間に比例して、

        感染源からの距離の二乗に反比例する。

・その感染攻撃力を防ぐのが、自己免疫力である。

  狂った生活習慣を控えて、免疫力を維持する。

  同じ感染攻撃でも、免疫力が感染閾値よりも強ければ、感染しない。

・感染の元を断つ

  それが3密防止、手洗い、うがいである。

  なんでも元を断たなきゃダメなのよ。

  感染防止に無頓着な人を避けよう。胡散臭いものを避けよう。

  コロナ菌、コムロ菌、匂いを嗅げば分かる。

  嗅覚を大事にしよう。本能が命の危険を教えてくれる。

 

Dsc065661s

 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像

 

2021-10-05  久志能幾研究所通信 2170  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2021年9月28日 (火)

おだ仏教団、新型コロナワクチンを開発

 

 開発したのは、「己の持つ免疫酵素こそが最高の新型コロナワクチンである」との考え方である。

 生活習慣(運動、睡眠、お風呂)と食生活を見直して自分の持つ免疫力を向上させる取り組みこそが、新型コロナワクチンである。それは同時に、がん対策、認知症対策、万病対策にもなる取り組みである。それが守銭奴生活、餓鬼生活、奴隷生活、洗脳生活からの脱却である。自分の内なる力を信じよう。それがおだ仏教の教義である。

 

調律

 人としてあるべき姿から逸脱するから、コロナ菌にスキを突かれて、感染と言う負けを喫する。生活を律して、正しい状態に戻せば、コロナに負けない身体になる。

 生れてから、親から躾けられ、学校の集団生活で学び、実社会で人間関係を鍛えられてきた。しかし何時しか、その正しい規律が乱れてしまった。ピアノでも、工場出荷時から時間がたつと音程が崩れてきて、調律が必要になる。乱れやすい心をもった人間は、世間の誘惑に負けて乱れた生活となる。だから自分を律し直す機会をもつべきだ。

 今日(2021年9月28日)、3年ぶりにピアノの調律をしてもらった。かなり音程が乱れていた。人間様も同じで、定期的に師から、自分の生きざまを修正してもらうべきだと感じた。

 

自律

 自律神経とは良く名付けられた名称である。体の自律神経が働き、体を正常に保っている。意識しなくても体が、体内に侵入した外敵に対して、異常を検知して免疫酵素が出撃して戦っている。その免疫力を弱めてしまう原因が、「狂った生活」、「狂った食事」である。誰のせいでもない。己の自堕落な生活が、コロナに負けてしまう体制を作ったのだ。自律した生活を維持する心掛けが、真のコロナ対策である。

 自律や規律を無視して、集団で長時間の宴会をすれば、感染して当然である。そんな異常事態の状態では、免疫酵素の戦力半減である。

 

自分教

 人生は、おだ仏教に帰依すれば救われる。おだ仏教でなくても、各人の正しい「自分教」に帰依すればよい。私は、おだ佛教で自分を律している。それだけである。そうすれば救われる。

 人として生まれた以上、最低一人は迷いから救い、幸せにする義務がある。その一人が自分である。己が教祖として、自分を導くべきだ。現代社会は、その自分と言う教祖が、マスコミや世間の狂祖から洗脳されて「狂った生活」の地獄道をさ迷っている。

 

 人間という輩は、自分の体内に免疫酵素があることを意識もせず、金儲けに熱中して、新型コロナワクチンを有難がり、体内の免疫酵素に感謝などサラサラしない。

124k8a10911s  馬場恵峰書「佐藤一斎著 言志四録」より

039a01111s

 松本明慶大仏師作 虚空蔵菩薩坐像

 虚空蔵菩薩は、寅年の守り佛である。

 

2021-09-28  久志能幾研究所通信 2163   小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月27日 (月)

小さい不正を見逃すと「がん」になる

 

 高血圧症とは、己の健康に対する小さな「不正」行為が、長年蓄積されて高血圧になった現象である。それが「がん」の始まりでもある。

 高血圧とは、過剰糖質、過剰油分、脂肪分、添加物を「少しずつ」長年食べることで、血液中に悪性の脂分が流れる。その原因で、血管内部にプラークが溜まり、それが血流の流れを阻害して、血圧が上がる。血管内径が細くなれば、必要な血流を保つため、自律神経の作用で、血圧は上がる。

 汚れた液体を高速で水路に流すと、水路の曲がり角でその成分が壁にぶつかり、そこに汚れが堆積する。汚れの堆積は物理現象である。一度ついた汚れは簡単に落ちない。溜まる一方である。それと同じことが血管内部で起こっている。血は体内を1分間で一周するほど、高速で流れている。その速度は時速1800mである。最短の部位では23秒で体を一周する。

 

高血圧の原因、がんの原因

 高血圧症とは、要は食べてはいけないもの(不正)を少しずつ、長年食べてきた結果である。それが原因で、血管内径にプラークが溜まり、血管内径が細くなり、自律神経が必要を検知して血圧を上げないと、生命が維持できなくなる。

 それを降圧剤で血圧を下げれば、毛細血管の末端に必要な血が回らなくなる。血の成分には栄養素以外に、免疫酵素が含まれており、コロナ菌や癌細胞等の敵を防いでくれる。また毛細血管の末端の脳細胞に栄養がいかなくなると、認知症の原因となる。

 高血圧で、降圧剤を飲めばその免疫酵素も末端まで行かなくなり、免疫作用が機能しなくなる。その結果、がんにもなる。栄養が脳細胞に行かなくなれば、認知症である。

 がんと分かる大きさになるには、10年はかかる。私も高血圧で長年降圧剤を飲んできて、がんになった。父も降圧剤を長年飲んで、がんになった。父は睡眠薬まで常用していた。最悪である。

 

組織の「がん」細胞

 それは会社組織、各種の団体組織でも同じ現象である。だから小さい不正でも、見逃してはダメなのだ。私が組織の長として学んだ智慧である。問題を対処療法で処置すると、10年後、それはがん細胞に成長する。小さい不正を放置すると10年後に組織ががん化して会社倒産の原因となる。

 

パンアメリカン航空の破産の真因

 世界一のパンアメリカン航空が1991年に破産したのは、自社の組合員の悪あがきで高コストの経営体質を改善できなかったからだ。高コストの経営体質の原因は、パロットや乗務員が、客に出す高級アルコールや高級食材を、少しくらいいいだろうと、持ち帰っていた悪習が蔓延し、社員モラルが劣化していたのが隠れた原因であった。

 1980年代に入り急激に経営が悪化して、1985年にドル箱の日本を含む太平洋路線を売却し、立て直そうとしたが、1988年のパンアメリカン航空103便爆破事件と1990年の湾岸戦争が追い打ちとなり、1991年12月4日に会社破産し消滅した。世界一のパンアメリカン航空は、組織に「がん」細胞が蔓延して死んだのだ。

 

JALの倒産

 JALだって2009年に、驕りの経営と驕りの組合員の横着ブリが原因で倒産した。小さな驕りと言うガンの毒素が組合員に蔓延したのだ。そのとばっちりで、私はローマへの定年記念旅行が延期させられた。

 初期段階で、小さい不正をただすことが、賢者の勤めである。それを怠ると、組織のがんはすぐ増長して、東芝、日産、東電、三菱自動車、三菱電機等での不祥事のように不正に対して、感染爆発を起こす。

 

がんの成長プロセス

 会社や一般の組織の「がん」の成長プロセスは、人のがんの成長とは同じプロセスで増長する。

 文殊の知恵だとして、問題に対して小賢しい対処をすると、がん細胞になる。その対策で文殊の知恵が数多く集まり過ぎると、どれが正しいか判別できない。凡人の文殊の知恵には、正逆の知恵が氾濫している。玉石混合の知恵の中から賢い選択が必要となる。それを普賢菩薩は教えてくれる。

 

Dsc065661s

 松本明慶大仏師作 普賢菩薩像
 

2021-09-27  久志能幾研究所通信 2162   小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月26日 (日)

「悪魔のささやき」との闘い

 

 確かに「そんな小さなこと」は黙っていた方が、波風が立たず、平穏無事に社会は流れていく。「あっしには関係ないことでござんす」と言えば済む話である。私も非難されず、傷つくこともない。「あの人はできた温厚な方だ」と褒め殺しをされ、なあなあで慕われた方が楽だし、平穏な老後が送れる。

 「そんな小さなことは黙っていなはれ」という「悪魔のささやき」が耳元で聞こえる。人生はそれとの闘いである。その闘いは、己の魂の叫びと悪魔のささやきの闘いである。

Dsc03472s

  松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」

 

 リーダーは嫌なこと(正しいこと)を指摘して、なんぼの世界である。そうしないと組織が崩壊する。黙っていれば、その病気は他のグループに伝染する。新型コロナのように。 

 蟻の穴から堤も崩れる。堤防が決壊するのは、小さな蟻の穴からだ。組織も自分も同じである。

 

前職の会社のモラル崩壊

 40年前、職制会の宴会の後、ある課長が「どうせ会社の金だ。タクシーで次の店に行こう」と言って仲間とタクシーで二次会の場へ去って行った。

 役員の経営がルーズになると、下の課長たちも金使いがルーズになる。それが原因のモラル崩壊の現実を目のあたりにした。

 その30年後、会社はコンペチターに吸収合併され、市場からその名が消えた。当時の私の力では何ともならなかったが、その前兆はひしひしと感じていた。

 私は自分の部下の範囲で、間違ったことを防ぐ抵抗を続けていた。だから部下の不正は見逃さなかった。そうしたら上司もそういう不正をやっていて、私は飛ばされた。宮仕えの厳しさである。会社では正論を通せば、それが正しい行動であるわけではない。なにせ社員には家族がある。黙っているしかない場合が多い。

 

会社の不正と崩壊

 三菱自動車、三菱電機の不正でも同じである。

 タカタでも、エアバック死亡事故の発生当初は、正論を言った社員は飛ばされた。タカタは米国でエアバッグのリコール問題を起こした原因で、その対応の失敗から倒産に至った。ささいな指摘を会社の社長が抹殺したのが原因である。

 

2021-09-26  久志能幾研究所通信 2161  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月15日 (水)

白衣観音、オニの明慶師を笑顔に変える

 

 大仏師松本明慶先生は、仕事のオニ(魂)である。オニとは「鬼」が「云う」と書いて「オニ(魂)」である。私はこの10年間、全国のデパートで開催される松本明慶仏像彫刻展に、追っかけで走り回っている。その折、いつも松本明慶先生とツーショットの写真を撮らせてもらっていた。

Dsc04554sjpg

 オニ(魂)  松本明慶大仏師作

 

明慶先生の変身

 松本明慶先生は、当世の仏師の第一人者として、いつも威厳ある趣の顔でツーショットであった。しかし今回、名古屋・名鉄百貨店で開催された松本明慶仏像彫刻展(9月8日~13日)では、すこし勝手が違った。

 私とツーショットを撮る前、先生は婦人たちとの記念写真で、明慶先生はご婦人たちに「もっと笑って、笑って」と言って一緒に笑顔で写真に納まっていた。

 次に私とのツーショット時も、「小田さん、もっと笑って、笑って」である。この10年間で、こんなことは初めてである。私もいつもの真面目くさった顔を、今回は少し緩めて笑顔で写真に納まった。周りのお弟子さんたちも、明慶先生と私の笑顔をみて、素敵な顔ですねと世辞?を言う。

 

白衣観音のご指導

 聞けば、先生の白衣観音様(奥様・華明さん)から、「人生の後半になったのだから、もっと笑顔を見せて過ごすように」と、お叱りと言うか、お小言をされたようだ。今まで松本工房の統領として、40人の弟子の前では厳しい指導をするため、笑顔が少なく、顔つきも厳しくなっていたようだ。しかし、いま仏師として日本一の名声も得たし、後継者も成長したし、全国各地に大仏も数多く建立したし、高野山中門に四天王の納佛という大仕事もできた。それで華明さんが、明慶さんの行動を見かねて笑顔に関する助言されたようだ。

 

笑顔の力

 笑顔でいれば自然と仏様から愛される存在となる。笑顔で顔の筋肉を鍛えれば、幸運をつかむ力なる。笑顔は「顔施」といって、七布施の一つである。それで運命がよくなる。

 人は幸せだから笑うのではない。笑うから幸せになれるのだ。

 明慶さんの仏像の素晴らしさを見て、笑顔になれば幸せである。仏像を見て笑顔にならなければ、その出来が悪いというようなものだ。

 人は、人に恵むことで初めて救われる。幸せは、人から奪うことでは達成できない。お釈迦様は、托鉢でまわるなら、貧しい人の所に行きなさいと言われる。貧しいからこそ、ほんの少しでも人に恵むことで幸せになれる。それが顔施である。それが出来ないようでは、人生の成功はあり得ない。

Img_64011s

  馬場恵峰書

Img_6252s1

私の顔😐  2011年9月13日 名鉄百貨店で

P1000250s1

私の顔😐  ‎2017‎年‎1‎月‎11‎日  富山の名鉄百貨店で

P1070873s1

私の顔😊 2021年9月13日 名鉄百貨店で

Img_64181s

 馬場恵峰書

2021-09-15   久志能幾研究所通信 2150  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月13日 (月)

癌は佛様の化身。 佛様と出会い、生まれ変わる(2/2)

がんは佛さまの化身

 私はがんになって、船戸先生の指導でリボーン(生まれ変わり)ができた。がんに感謝である。リボーンせずそのままの狂った生活を続けていれば、別の病気で早死にしていただろう。

 がんは仏さまの化身である。仏様はがんに正しく向き合えと言っている。がんを患い、治療と再発防止を真剣に考えるとは、真剣に自分の生き方に向き合うことだ。自分に祈ることだ。病気を治すために自分に課した戒律を自分に百万遍誓うことだ。その誓いを守れないようでは、仏さまも味方になってくれまい。

 自分の戒律として、良眠生活、良食生活、加温生活、運動生活、微笑生活を誓っている。健康でなければ、何もできない。

 

戒律ある生活

 文殊菩薩は、宝刀で俗世間の煩悩を断ち切り、宝玉に詰まった知恵を授ける。多くの医師の知恵を借り(文殊の知恵)、その智慧を賢く選択して治療にあたる(普賢菩薩)。世の中の智慧は玉石混交である。自分の見識で一番正しい道を選ぶ事が、自分のまつりごと(御政道)である。

 真の宝物とは智慧である。我々が正しく生きるためには、「苦」が必要なのだ。人は必ず生老病死苦である。与えられた「苦」を昇華するためは、変わらなければならぬ。仏様は変えろと言われる。この世の全ては無常である。全てが無常であることは、「全ては変わる」、「全ては変えられる」。だから必然の変化(生老病死苦)に合わせて自分を変えればよい。それが仏様の教えである。

 自分を変えられない人は、時間が止まった状態である。それは死の世界。そういう人は、世を恨んで死んでいく。そんな人生を送ってはならない。

 

寂滅

 生は偶然で、死は必然である。ご縁も同じで出合いは偶然で、別れは必然である。我々は必ず死ぬ体を抱えて生きている。生とご縁を大事に労わりたい。生かされている以上は、人として志を高く掲げて、少しでも長生きして、少しでも多くの貢献を世に残したい。生かされた命を無為に生きてはならない。お釈迦様は死ぬ時に、あの世が有るとも無いとも言われなかった。だだ「精進せよ」とだけ言われて寂滅された。

Dsc016161s

4k8a04291s

 虚空蔵菩薩 松本明慶大仏師作

Dsc065732s 文殊菩薩 松本明慶大仏師作

Dsc065662s 普賢菩薩 松本明慶大仏師作

Sjpg 馬場恵峰書

2021-09-13  久志能幾研究所通信 2149  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。