2024年2月 5日 (月)

縮命 クレジットカードで飽食、一杯食わされる

 

マイクロプラスチックは人体に危険である。解説と防御策を記する。

 

 平均的な人間は、一週間でクレジットカード1枚分のマイクロプラスチックを摂取しているというオーストラリア・ニューカッスル大学の研究結果が発表された。それから計算すると、成人の50年後の古希には、食べた量がクレジットカード2600枚と一杯である。

 

人間が日常生活で飲み込むプラスチック、週にカード1枚分 豪研究 - CNN.co.jp

https://www.cnn.co.jp/fringe/35138381.html

 

 今まで(2021年現在)、63億トンのプラスチックが廃棄され、リサイクルされたのは9%だけ。海洋に投棄されたプラスチックは太陽光の紫外線等で劣化して、微細なマイクロプラスチックに分解し、海の中を漂う。それを魚介類が食べて、それを人間が食べる。それで食物濃縮が行われる。

 マイクロプラスチックの成分は、PETが半分、ポリスチレンが1/3、ポリエチレン1/4の比率である。PETはペットボトルの材料になる。ポリスチレンはカップ麺等の容器に使われている。ポリエチレンは、スーパーやコンビニで買い物で使うレジ袋や食材を保存する際に使うラップフィルムの素材である。

 

 マイクロプラスチックは人工物であるので、体内では異物として免疫細胞が排除するため闘う。しかし無機質物体のため、免疫細胞には無為の戦いで、排除できない。そのため免疫細胞は疲弊する。その分、免疫機能が低下する。

 プラスチックにはホルモン攪乱剤(環境ホルモン)を放出する種類もある。それが不妊や癌、アレルギー、早期成熟、発達障害等を発症する。

 免疫機能が低下すると万病の元になる。コロナ感染、がん、認知症、糖尿病、血管障害、不妊症、鬱病、発達障害等である。

 

 今までの研究で、実験用マウスにマイクロプラスチックを5週間食べさせたら、腸内の炎症が起き、腸内細菌が異常になることが分かっている。更に心臓血管のトラブルも発生した。心臓の筋肉が炎症を起こして、筋肉が死んでしまった。要は内臓が機能不全を起こした。これと同じことが人間の腸内でも起きていると推定される。

(YouTube 「血液中にプラスチック 腸に悪影響」Dr.ishiguroより)

 

マイクロプラスチックの流出量

 ペットボトル500mlの水から    240,000個  

 ホットコーヒーを紙コップから    25,000個

 プラスチックまな板から(1年間で) 7,000万個

 プラスチックティーパック1杯から    100億個

 

水のペットボトル1本に24万個のプラスチック片が含まれていた…ナノプラスチックへの暴露を低減する3つの方法 | Business Insider Japan

https://www.businessinsider.jp/post-280971

 

紙コップでコーヒーを1杯飲むと2万5000個のマイクロプラスチックを摂取することになる - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20201220-coffee-tea-paper-cups-microplastic/

 

プラスチックのまな板を使うと「年間7000万個以上のマイクロプラスチック」にさらされる可能性があるとの研究結果 - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20230702-boards-microparticles/

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プラスチック製ティーバッグが100億個以上のプラスチック粒子をカップに放出していると判明 - GIGAZINE

https://gigazine.net/news/20190927-plastic-teabags-release-billions-microparticles/

 

 

自己防衛

 マイクロプラスチックの恐ろしさを知って、自己防衛として、下記の対策を取った。マイクロプラスチックは一度、体に入れると排出が難しいので、少しでも体内に入れないような予防的な取り組みが必要だ。現代社会では完全な排除はできないが、少しでも被害を少なくと、取り組んでいる。

 

 テレビを見ない

  テレビのCMでは、プラスチックで包装された食品ばかりである。

  テレビでは、あれ食え、これ食え、と洗脳教育である。

  毒物ばかりのCMで、それがガンになる原因である。

  美味しいものには毒がある。美しいバラにはトゲがある。

 ペットボトルの飲料水は飲まない。

   唯一対象外としたのは、非常用長期保存水。

   非常時だから仕方ない。まず生き延びることが大事だ。

   幸い大災害が来ず、賞味期限が来たら未開封でも捨てる。

   2ℓで100円の安いペットボトル水を、2年保管する。

   それで1年に一本を廃棄するなら防災用として許せる費用である。

 

   ペットボトル製造過程でアンチモンが使われる。そのペットボトルを、防災用として夏の暑い状態の保管庫に保管する場合や、炎天下の車の中に放置するとアンチモンが発癌性物質に変わり出てくるようだ。ご用心。

 

 紙コップでのホット飲料は飲まない

   自販機のホットコーヒー、スターバックスの紙コップコーヒー、

   新幹線内販売のホットコーヒー

 プラスチックまな板を木製に変更

 プラ容器入りの醤油をビン詰めの醤油に変更

 プラスチックのタッパーを全廃

 プラスチックの容器を全廃

   ガラス製、陶器製に変更

 プラスチックのおしゃもじを木製に変更

 プラスチックのスプーンを全廃

   金属製のスプーンに変更

 サランラップを全廃

   直接食品と接せると、マイクロプラスチックが移る。

 大型の魚の摂取を控える 

   魚の体内に多量に入っているようだが、私は肉はあまり食べないので、せめて大型の魚は止めて、小さな魚を選んで食べている。大型の魚には、生物濃縮の法則で、汚染物質が大型魚に濃縮されている。

 

 

以下 Wikipediaより                                                        

マイクロプラスチック - Wikipedia

マイクロプラスチック 

 マイクロプラスチックは、(生物物理学的)環境中に存在する微小なプラスチック粒子であり、特に海洋環境において極めて大きな懸念材料となっている[1]。一般には、直径 5 mm 以下のプラスチック粒子または、プラスチック断片と定義されている[2][3][4]。海洋研究者の一部は1 mmよりも小さい顕微鏡サイズの全てのプラスチック粒子[5]と定義している。この定義は、現場での採取に一般に使用されるニューストンネットのメッシュサイズが333 μm (0.333 mm) であることから適切でないとの議論もあり[6]、5 mmよりも小さい粒子と定義している研究者もいる[7][8]。

 

 マイクロプラスチックは、 もともとは、レジ袋、コンビニの弁当箱、ペットボトルの蓋などの[要検証 – ノート] プラスチックゴミ(一般的にプラゴミと呼ばれる)である。プラスチック製品の大半は石油を使われているが、そのまま固めるのではなく、石油にさらにエネルギーを加えて化学合成して作られる。全世界で年間[いつ?]に製造されるプラスチック製品は約4億トンであり、その用途は、約半分が容器、包装などに使われている。これらの製品は一度使用すると捨てられる「使い捨て製品」が多く、代表的なものはレジ袋である。現在[いつ?]日本では全国で年間約300億枚のレジ袋が消費されている。その他のプラスチック製品としてペットボトル、食品パッケージ、コンビニの弁当箱などがあり、これらを合計すると、日本では1世帯1日あたり約数百グラムのプラスチックゴミが発生する。プラスチックゴミは人間が的確に処理していれば海に影響を及ぼすことはない。ポイ捨てされたもの、ゴミ箱からあふれて処理されず放置されたものなどが河川や下水に侵入したり、風に飛ばされたりして最終的に海へ流れ着いている。海洋を汚染するマイクロプラスチックの大半は人間が日々の生活で排出されたものに由来している。[9]

 マイクロプラスチックは、マイクロサイズで製造された一次的マイクロプラスチックとより大きな二次的マイクロプラスチックに区別できる[10][11]。一次的マイクロプラスチックの例として、化粧品があげられる。二次的マイクロプラスチックは大きなサイズで製造されたものが、自然環境中で5㎜以下に破砕・細分化したものである主に、ペットボトルやビニール袋が紫外線などに晒されて劣化することで発生すると考えられている。どちらも人体・環境に甚大な悪影響を与える。

 

 

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 メーカの炊飯器に付属してたプラ製おしゃもじ

 

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 プラ容器を廃棄

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2024-02-05  久志能幾研究所通信 2819号  小田泰仙

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2024年2月 4日 (日)

「孟母参戦の教え」、逃げるが勝ち(2) 勧告

 

 韓国の価値観は、「他人との競争に負けるな」である。それは歴史の反動から来ている。韓国は、長年の儒教の教えと、カーストのような身分社会の弊害のDNA、戦後の過当競争社会で人間性が偏向してしまった。

 そんな国にいくら勧告をしても無駄である。

 

強固な身分制度

 朝鮮王朝時代の身分制度は、王様を頂点に、両班、中人、常人、賤民に分かれていて、白丁や奴婢は賤民の中に入る。 彼らは、長い間、人間以下の扱われ方をしてきた。これらの階層は世襲されたため、そこから抜け出すことは不可能に近かった。今の韓国の価値観を形成された根本原因は、貴族階級(両班)の堕落した生活、腐敗である。支配階級の堕落・腐敗が、長く人民の精神を興廃させた。

 その両班の末裔が、今は財閥として韓国に君臨している。だから現代でも大韓航空のピーナッツ姫横暴事件や、サムソンの横暴な犯罪行為が起きている。

 日本の場合、支配階級の武士は権力を持っていたが、贅沢はしなかった。武士は学問もあった。農民は武士の反感を持っても、畏敬の念を持ち、軽蔑はしなかった。また農民でも能力があれば世の出ることが出来た。二宮尊徳はその一人である。

 しかし、韓国ではカースト制と同じ鉄壁の身分制度であり、身分の差を超えることは不可能であった。両班は特権に溺れ、何もせず一日中タバコをふかして、無為にすごしていた。労働は奴隷の階級がする。

 韓国の奴隷あつかいの農民は支配階級の腐敗して搾取しかしない貴族を軽蔑していた。しかし奴隷同然の身分で、何ともならない現実が、韓国の「恨」の文化を生んだ。それが日本と韓国を隔てる大きな差である。

  その当時の李王朝の実態は、ヨーロッパの商人や日本人などが記録した文献で明らかにされている。

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「恨」の文化

 韓国の価値観を形成された要因の一つに歴史的な「恨」の文化ある。それは中国に近隣した地理的関係で、長年、辛酸をなめてきた歴史境遇が原因にある。支配階級の貴族(両班)も中国にはへつらうしかなく、そのはけ口を貴族は民衆を人間以下に扱うことで憂さを晴らした。その悪習癖が代々、子孫に受け継がれた。

 

 朝鮮民族にとっての「恨」は、単なる恨みや辛みだけでなく、無念さや悲哀や無常観、(虐げる側である優越者に対する)あこがれ[3]や妬み、悲惨な境遇からの解放願望など、様々な感情をあらわすものであり、この文化は「恨の文化」とも呼ばれる。

 

 韓国大統領を務めた金大中は、著書『金大中哲學與對話集——建設和平與民主』のなかで、以下のように述べている[5]。

 「韓国の文化は「恨」の文化です。私たちの民族は憂患と苦難の民族であり、cは挫折を味わった民族の希望、「恨」は挫折を味わった民族の夢を実現するための準備なのだと思います。確かに私たちは、歴史のなかで「恨」とともに生きてきたことは事実です。…しかし、常に自分自身を慰め、励まし、その結果、未来に向かって生きていくことができた。私たちの民族は、畑の雑草のように、踏みつけられ、そして蘇る。 …韓国人は2000年間、文化的アイデンティティを捨てなかった。…韓国人は、大きな苦難に耐え、あらゆる方法で忍耐してきた。」

(この項、wikipedaより)

 

洗脳教育

 韓国は1948年、日本の敗戦により、棚ぼたの餅式に連合軍の力で独立ができた。その背景があるから、その後の言動は自虐的である。それを隠すため、自国歴史の捏造をして学生たちに教えてきた。ある意味、洗脳教育である。

 その結果で生まれたのは、韓国が生産する品が、「恨」、「条約無視」、「反日運動」、「ゴールポストずらし」の常識では考えられない幼児性である。国家として、自立できず、何か気を引こうという幼児性が感じられる。子供が女の子に、好きだけど、それが素直に言えず、いじめをして気を引こうとするようなものだ。

 この反動として50年間、韓国政府は、歴史を捏造して反日洗脳教育を若者にしてきた。若い時から洗脳教育を受ければ、人間がおかしくなる。

 韓国は儒教の影響で、ものつくりをする人間を下に見る文化である。だから韓国では職人が育っていない。電灯がないから韓国建築技術もお粗末である。儒教では、何も生産しない、手を汚さない役人が一番偉いという価値観である。

約束反故

 韓国は日本との慰安婦問題で何回もゴールをずらしている。要は、韓国には約束を守る意思はない。慰安婦は単なる売春婦である。それも韓国人のブローカーが韓国の貧しい家庭を騙して日本に斡旋しただけである。日本は正規の金を払っている。当時は歴史的社会的に売春が正当な商売と認められていたので、それを今更言っても仕方がない。

 ウィーン条約で、大使館前に日本政府を侮辱する慰安婦像などを建てることは禁止されている。韓国人には、国際条約など知ったことではない。

 反日運動で、日本の国旗を燃やし、安倍首相の写真を燃やすのは、宣戦布告に値する。

 そんな国と付き合う必要はないが、世界の常識である。

泥棒

 韓国は、戦後の混乱時、自衛隊が結成される前、当時の李承晩大統領は、どさくさまぎれて竹島を盗んでおいて、居直っている。泥棒の居直りである。李承晩は元両班の貴族の出で、戦争中はアメリカでくらしていた。戦前に日本が韓国を併合して、身分制度を撤廃した。そのため李承晩は、自分達の特権を奪われたことを、恨み骨髄に及ぶほど日本を憎んでた。日本の敗戦後、韓国は棚ぼた式で独立を果たし、それに便乗して李承晩は竹島を占領した。

 しかし国土を盗むのは、戦争行為である。こんな特権階級に憧れるレベルの人間が、韓国の指導者であったので、その後の韓国の歴史は決まった。日本政府の弱腰が情けない。

 先日、韓国がホワイト国に復帰したが、禁止輸出電子部品を中国に横流ししていたことが露見した。長年培われた悪癖は治らない。韓国は、ビジネスで信用が出来ないため、断交しても日本は困らない。困るのは裏で利権を貪っているゴキブリどもだけである。

  また日本が30年かけて開発したマスカットやイチゴが、韓国人に盗まれて、韓国内で栽培繁殖されて販売されている。その損害額100億円。彼らには窃盗したという罪悪感はない。彼らには道徳心がない。

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歴史のIF

 過去の韓国併合がこれらの軋轢の元凶のようだが、それが韓国の本質である。そうしなければ、韓国はソ連の領土になっており、中国(当時の清)が日清戦争で負けなければ、韓国は中国の一部に編入されただろう。現在の日本の置かれた状況が更に悪化していたかもしれない。日本が統治した結果で、今の韓国があると考えた方がよい。

 

 現在の日本の状況は、ごろつき国家が日本を取り囲んでいる状況には変わらない。それもそろって核を持っている。それを踏まえ、自国の守りを固めるしか手がない。ヤクザに囲まれたら、自衛するしかない。ヤクザも相手がプロレスラーには手出しをしない。それと同じで、しっかりと国防を固めねば、侵略される。

 そんなおり、今の韓国では、日本の防衛の足手まといになる。

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「孟母三遷の教え」

 過去をいくらIFで考えても意味がない。現状を認識して、今できる最大限のことをするのが人生で最良の道である。自分の過去も黒歴史で一杯だが、それを踏まえた行動が、今の成長の糧となっている。そう考えればよい。そのための人の観相学がある、国の性格をみる観国相学があり、付き合う相手如何で、国の命運にかかわる。だから相手国の国相の観察は重要だ。その中から我々は付き合うべき国を選択することが智慧である。大人の対応が必要だ。だから「孟母三遷の教え」である。交遊関係構築の基本に戻ろう。

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信用

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

 無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

   “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 ビジネスでの花瓶とは信用である。何度でも書くが、信用できない国や人とは付き合ってならない。韓国の約束反故は数知れず。信用できない人、国とは距離を置く、それが賢人の対応である。

 またそんな人や国を誠意で接すれば変えられると思うのは傲慢である。人や国の性格は変えられない。それには歴史の壁がある。どんなに頑張っても歴史は変えられない。だから、それを見極めて、危ない人や国から、そーと去ることだ。脱兎の如く逃げることだ。自分たちが変わることだ。我々は変わらねばならぬ。日本にはそれより大きな脅威が迫っている。

 

 

2024-02-04  久志能幾研究所通信 2818号  小田泰仙

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2024年2月 3日 (土)

知識と智慧は阿吽の関係、癌の発症で格物致知

 

 知識の佛様は文殊菩薩、智慧の佛様は普賢菩薩である。人生は知識だけでは乗り切れない。実践を経た智慧がないと成功しない。古希を迎えて知る現実である。

知識偏重の害

 若いころは、ご先祖から頂いた才能の恩恵で、有名大学を出て、ちやほやされ社会で出世するエリートが多い。若い時はちやほやされたため、過保護で過ごして大した失敗も経験せず、エリート意識で頭だけが高いいまま歳を取る。そんな輩が要職に就いたり、下野して都市の要職に就くと、末路は悲惨である。本人は悲惨でなくても、都市や周りが悲惨になる。東日本大震災のとき、原発事故の対応で、愚劣な対応をして、原子炉爆発の一歩手前まで追い込んだ民主党の管直人首相がいた。そんなレベルの御仁が地方都市の長になれば都市が衰退没落する、また実際衰退した。

 

ご本尊様

 オダブツ教の泰観院本殿?には、守り佛として虚空蔵菩薩、両脇に文殊菩薩、普賢菩薩を納めらられている。私は毎日、ご本尊として手を合わせている。ガンの手術後の5年の療養生活で、やっとその深い意味に思い至った。知識と知恵は、阿吽の呼吸であることだ。それを文殊菩薩像、普賢菩薩像は表現している。

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佛は己の内にあり

 天の理で発症したガンに、人間様の考えた泥縄式の対処療法では完全には太刀打ちできない。持って生まれた免疫力を高めてガンに対するのが内なる仏の力である。それががんの再発を防ぐ。それが知識と智慧の合わせ技である。人間の体には佛が住む。それを誤った生活習慣、食生活で痛めつけてていた。それでがんが発症した。現代医学の力技だけでは、がんは治らない。

 

文殊菩薩、普賢菩薩

 お寺の大門に配置された仁王さんは阿形と吽形で門の両脇を守っている。阿形は口を開き、吽形は口を閉じて、門に入る人々を睨んでいる。

 文殊菩薩は両手を開き、知識を広く受け入れている。右手に宝刀を、左手に寶玉を持ち、座っている獅子の目はかっと見開いている。宝刀と宝玉は、道具を使ってでも知識を得ようという姿勢である。今風に言えば、ITツールを駆使して情報取集である。

 普賢菩薩は何も持たず、手を合わせて、今まで得た知識を熟成させ、それが賢さ、智慧として表している。座っている像は目を閉じている。まさに阿吽である。

 

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 松本明慶大仏師作 文殊菩薩

  衆知を集め、文殊の知恵を出せと教える佛様。

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 松本明慶大仏師作 普賢菩薩

  多くの選択肢から正しく選択し、賢く決断せよと教える佛様。

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格物致知

 知識だけではダメなのだ。いくら知識を溜め込んでも、それを実戦で使わないと、絵に描いた餅になる。その知識を智慧のレベルに上げて、賢さを使わないと、この世ではものにならない。

 格物致知とは、ものに出会って、血みどろの体験をして、初めて知に至るとの言葉である。私はガンに出会い、血みどろの治療体験をして、初めて知に至った。それまでガンは知識としては知っていたが、表面的な理解であった。実際に自分がガンになり、その治療を受けて、初めてガンの真実に達した。

 

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 馬場恵峰書

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お知らせ

 下記の記事を一部更新しました。

 

 

2024-02-03  久志能幾研究所通信 2817号  小田泰仙

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観国相学、コンペチター研究

「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。

  無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken,    damn hard to put back together again to its original form.

  “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

 

 ビジネスでの花瓶とは信用である。信用状態を観れば、その人、国が分かる。

 

 国という環境が人を作る。人が国を動かし、国の性格を決める。それは人相と同じように国相がある。それを観察すれば、その国の本性が分かる。弱肉強食の時代、グローバル経済主義の蔓延した現代、競合相手国の国相をしっかりと観察することが重要だ。それは対人関係でも同じである。その国の「生産品」でもそれを観察できる。昔の列強諸国は、「植民地」を生産していた。

 共産主義に染まると、どうして国相が悪くなる。中国共産党は「ジェノサイド」、「領土拡大(一路一帯)」を生産している。中国共産党は第二次世界大戦中のナチスより酷いことをしている。それは国連も認めている事実である。

 

中国の本質

 連日の領空侵犯、領海侵犯、領土窃盗、条約破棄、イノベーションするくらいなら技術を盗む方が安上がりと技術盗用、頻繁に無実のスパイ容疑で邦人を拘束、処理水を汚染水といちゃもんを付ける、英語で日本の誹謗中傷をネットで世界中に宣伝している。これは準戦争状態である。そんな国と友好関係を結ぶのは正気の沙汰ではない。

 敵の友人は、我が国の敵である。

 

中国の価値観は、「人を信用するな」

 それは地続きの国土で、他国からの侵略、争いが絶えなかった歴史からくる生まれた価値観である。中国の歴史書『十八史略』では、王朝内の親族間での殺し合いの数えきれない歴史記述が記載されている。王朝内では親族が一番信用できない。親が子を殺し、子が親を殺す。王妃が王を殺す。それが中国王朝の2000年の歴史である。

 中国では、「約束は弱者が守るもの、強者は守らなくてよいという価値観である。 

 50年間も共産主義教育の洗脳教育、反日洗脳教育を若者にしてきた影響で、中国人は変質した。

 連日連夜、刃物を持って我家の回りをうろうろする人種と付き合うのは狂気である。連日、尖閣諸島の近辺で中共軍の領海侵犯、が起きている。昨年の領空侵犯は年間999回である。自衛隊のスクランブル費用だけで70億円を超える。それは血税である。そんな行為の国と友好関係が結べるのか? 

 裏ではウイグル族のジェノサイドである。中国はウイグル族を生きたまま臓器摘出して、高額で売っている。中国に行けば、1週間でドナーが見つかる。先進国なら数年は要する状況である。それを国連でも問題視されている。その非難決議に反対したのは、媚中派の公明党である。中国は歴史的に人食の風習があった国である。

 尖閣諸島、沖縄は中国の領土と主張し、脅しをかけてくる国とは断交で問題ない。

 

2024-02-03  久志能幾研究所通信 2816号  小田泰仙

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2024年2月 2日 (金)

「孟母参戦?の教え」、逃げるが勝ち(1)忠告シナ

 

 「孟母三遷の教え」とは、孫子の兵法の「逃げるが勝ち」が本音である。生存競争の激しい中国社会では「孟母参戦の教え」が必要であった。その中国社会の激しい生存競争に「参戦」するには、付き合う相手を選べ、危ない人からは逃げろ、という教えである。(新解釈?)

 兎がライオンと闘う羽目になったら、脱兎のごとく逃げるのが正しい戦い方だ。ライオンに戦いを挑む兎は、狂っている。

 それには逆らわず、逃げろと忠告(中国)シナである。

 

 「孟母三遷の教え」があるように、付き合う友人・友好国で、運命が変わる。それは2300年前からの中国の教えである。今でも大脳心理学上で理に合う言葉だ。

 

「孟母三遷の教え」

《「古烈女伝」母儀・鄒孟軻母から》孟子の母は、はじめ墓場のそばに住んでいたが、孟子が葬式のまねばかりしているので、市場近くに転居した。ところが今度は孟子が商人の駆け引きをまねるので、学校のそばに転居した。すると礼儀作法をまねるようになったので、これこそ教育に最適の場所だとして定住したという故事。教育には環境が大切であるという教え。また、教育熱心な母親のたとえ。三遷の教え。(デジタル大辞泉)

 

 

日本占領包囲網

売国行為

 日本の政治では、この戦略が無視され、利権に釣られたハイエナのような国会議員が、餌に喰いつき、挙句ハニートラップに引っかかり中国の犬になっている。情けないことは、その議員に投票する人が多数いることだ。いかに国民が政治に無関心になっているかである。日本の危機である。

 

無実のスパイ罪、大事な人質

 無能な拝金主義の経営者が、中国を巨大な市場と勘違いをして、中国に尻尾を振っている。悲惨なのは、鉄砲玉として中国に駐在させられている従業員である。多くの日本人が、無実のスパイ罪で逮捕されている。その数17人。行方不明の人も多いとかで実際はもっと多くの日本人が拘束されているようだ。中共は有事の際、中国駐在の日本人を人質として拘束するだろう。その数10万人。日本は危機管理がなっていない。早く帰国させるべきだ。

 そんな危険な国に従業員の命を危うくする現地駐在を命じる経営者は、経営者の資格がない。

 

日本の工場を潰せ

 外国に進出して、現地生産現地消費なら正当な企業活動だが、中国人の安い労働力を求めて中国に進出し、そこで生産して、それを日本に輸出すれば、日本の工場は閉鎖を余儀なくされ、日本人の雇用はなくなり、日本製品が売れなくなる。進出それで失業者が日本に溢れる。日本企業が中国に投資をして日本を潰す。その企業の経営者は国賊者である。

 企業が中国現地で稼いだ利益は外国に持ち出せない。そんなことには、愚かな経営者は考えが及ばないようだ。

 

 私が小学校の頃、大垣は繊維産業で栄えていたが、大手繊維メーカーは安い労働力を求めて中国に出て行き、大垣の繊維産業は消滅した。

 それが今では、全国の全産業に及んで、日本が衰退している。

 日本の企業が中国に労働力の安さに釣られて出て行っててから、日本産業の空洞化が始まった。日本国内に工場が無くなれば、当然、雇用が消滅する。中国の工場から、安い製品が日本になだれ込めば、日本産業が衰退するのは必然である。それが分からず、中国に工場を建てた経営者は、国賊である。

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開発するより技術は盗め

 長年の中国共産党の影響で、中国では「技術開発するより、技術は盗め」である。その方が安いから。日本企業が中国で工場を建てて生産すれば、技術は確実に抜かれる。

 中国人の留学生の多くが、日本の国立大学で研究(民間技術でも軍事に転用可な技術研究)を携わっている。その研究情報は中国に筒抜けである。日本の税金で、日本を攻める軍事が育成されている。

 つい最近、中国留学生のスパイ事件が露見して、中国人学生が逮捕された。これは氷山の一角だろう。

 そのスパイ行為の留学生にも、文科省の国費から月額14万5千円が支給されている。更に中国からも手当が支給されている(研究生・月額約4500元・日本円で約90,000円)。日本の学生よりメチャ裕福である。それは日本の血税である。貧しくなった日本の家庭から、頑張って大学に進学した日本人の苦学生にはその支給はない。

 

各国も警戒、日本の「中国人留学生スパイ」の実態 悪意なき学生を利用するアメとムチの手口 | 安全保障 | 東洋経済オンライン (toyokeizai.net)

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売国マスゴミ

 日本のマスコミの多くは、中国寄りで、中国の都合の悪い記事は流さない。それは日経やNHKも同じである。

 2012年、名古屋の河村市長が、南京事件の意見広告を中日新聞の広告に出そうとしたら、中日新聞がそれを拒否して炎上した事件がある。中日新聞は中国の息がかかっている。それ以来、私は中日新聞の購読を止めた。

 

 中国は、それで得た技術や儲けた金で日本を攻めて占領するための軍事にカネをつぎ込んでいる。そんな中国に媚びる媚中派議員は国賊である。

 

 現在は、岸田を筆頭に国益を考えない政治家が跋扈している。それに投票した国民の責任だ。

 

 このままの状態なら、2050年には、日本は中国日本自治区になってしまう。

 モンゴル、ウイグルが中国に侵略され飲み込まれたのは、平和憲法がなかったためではない。中共軍に抵抗できる軍備がなかったためである。

 

 断交している間が、お互い幸せな期間もあったという歴史的事実を振り返ろう。 同盟を結ぶとは、結婚すると同じである。断交とは友人と絶交と同じ。付き合ってはならない人とは絶交でよい。ヤクザの国とは断交でよい。付き合えば、危険が身に及ぶ。

 

 

2024-02-02  久志能幾研究所通信 2815号  小田泰仙

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2024年2月 1日 (木)

自分生産工場、加熱で人生作り、昇華

トヨタ生産システム:人作り、モノ作り

 

トヨタ生産システムの基本

 前工程は神様、後工程はお客様(生産はカンバンで)

 不良品を後工程に流さない(後工程はお客様)

 異常があればすぐラインを止める(アンドン)

 問題は何故なぜを5回繰り返して真因を探す(対処療法は禁止)

 神仏を尊崇、報恩感謝の生活(豊田綱領)

 

自分人生生産工場

 自分人生生産工場では大釜が据えられている。その釜とは自分自身の体である。その中に何を入れて料理するか、それが人生の仕事である。釜の下から、業火(試練、天災、イジメ、事故)等で加熱され、窯に入れた中身が料理される。土で出来た人間の体は、何時かは土に戻る。死んだ後に残るのは、料理され、昇華した物だけである。自分は何をこの世に残して旅立つのか、それが人生の使命である。

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前工程は神様、後工程はお客様

 与えられた材料・環境・条件で生産する。えり好みはできない。自分がパレスチナの紛争地区、中国、ロシア、ウクライナで生まれなかったことを喜ぼう。日本のこの時期に生れたことを喜ぼう。私のご先祖は生れた時期が悪く生まれ、戦争に駆り出され、極寒の地や灼熱の地で土となった。それを思うと自分の境遇に感謝して、置かれた場所で、最大最良の生産をして、後工程に花を流そう。

 

不良品を後工程に流さない

 自分人生工場の生産品は「信用」である。

 後工程はお客様である。人生工場の生産工程では、世の中に迷惑をかけないものを後工程に流す、である。世界の価値観は大きく異なる。人や国を観るなら、長年の歴史的事実、過去の言動を観て付き合い方を考えよう。付き合う人により、人生が変わる。付き合わない方が、良き人生を送れる場合が多い。

 日本の価値観は、人様に迷惑をかけるな、約束を守れ、お天道様が見ている、である。

 

 

カンバン式で、納期を基準に着工手順を決める

 人生では、期末試験、卒業、就職、天災遭遇、定年、旅立ちと、明確に来るべきイベントが決まっている。決められた時期に人生カンバンがその都度、一枚発行される。それを心して昇華して、次工程に流すのが、人間としての義務である。。

 カンバンが来ることは分かっているのだから、その準備と手順をあらかじめ決めておく。その意識がないから、慌てるのだ。

 日本列島に住む以上、一生のうち、一回は巨大地震のカンバンが発行される。南海トラフ巨大地震はこの2000年間で、100年毎に起きている。日本列島の定期行事である。それを人生の生産計画に入れて、その準備をすることが、人生の危機管理である。それがトヨタ生産システムである。災害に備えて、必要なものを備蓄しよう。災害大国日本で災害に合うのは、当たり前。それは、神様の前工程である。それに文句を言っても、すこしも解決の手助けにならない。相手は神様なのだ。

 

病気は自分と言う設備の保全不備

 その原因を「何故なぜを5回繰り返し」て真因を探すべし。対処療法ですませるから、病気が再発する。自分と言う設備が健康で稼働しないと、良い製品が生産できない。健康で生産活動をすることは、人生の義務である。

 自分生産工場はこの世に何を生み出すのか、自問しよう。それこそが使命である。

 

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 馬場恵峰書、文責は著者

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神仏を尊崇して、報恩感謝の生活(豊田綱領)

 トゲが一本が指に刺さっただけで、生活が乱れてしまう。何もなく平穏無事に暮らせることが如何に素晴らしいかを考えよう。人生の生産が平穏に出来ることを神仏に感謝しよう。まずそこから生産を始める。

 

 

「死」というカンバン

 人として生まれた以上、何時かは来るのが「旅立ち」である。その準備を予めするのが、トヨタ生産システムである。死のカンバンには、納期が明記されている。概ね80年後である。人生の定年延長、人生じまいの納期の延期は、自分で健康管理に精進すればできる。

 

 モノの仕掛けの最終工程は出荷である。人生生産ラインで、人として生まれれば、最終工程は出棺である。心して準備をしよう。

 看取り士の資格を取って、知識を得て、その準備をするのがよい。

 

 戒名を葬式の時受けるのは、臨時応急処置である。戒名は生前に、準備して頂くのが正式の工程である。葬式は、戒名を頂く授戒会とお別れの告別式から成る。生前に授戒会を受けるのが正式である。

 私は戒名は既に頂いたので、今年、授戒会の儀を受ける予定である。

 

2024-02-01  久志能幾研究所通信 2814号  小田泰仙

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2024年1月31日 (水)

南海トラフ巨大地震、亡国ゴキブリ議員の跋扈

 

 先日、Saganで入手した中島法晃さんの「龍」の画を壁に飾っていたら、その壁の下にゴキブリの死骸が転がっていたのが発見した。それを山路先生が見て、「このままでは、日本画の龍がゴキブリに喰われてしまう」と警告された。要は絵が虫食い状態になる恐れである。ゴキブリは日本画の素材が好物とのこと。それで、保護のため龍の絵をガラスケースに入れることになった。

 出来上がったケースは、まるで「箱入り龍」(箱入り娘?)で少し窮屈のようになってしまったが、致し方ない。今後、展示方法はケースを含め、考え直したい。ゴキブリに大事な絵を喰われるよりは、対策が先である。

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画竜点睛を欠く

 それで、画龍油虫、画竜点睛を欠く、日本政府の巨大地震対策の不備に考えが及んだ。要は日本は、経済発展ばかりに力を入れて、守りの防災を疎かにしてきた。今のゴキブリ国会議員は利権と裏金が大好きで、それを貪るのに夢中になって、防災を放置した。能登半島地震の惨状が、それを示している。

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 「箱入り龍」になる前の「自由奔放な龍」

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 箱入り龍?に変身  大事な箱入り娘です。
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砂上の楼閣

 日本経済は落ちぶれたと言われるが、中国のGDP統計水増し発表のウソもあり、ドイツ経済もまやかしがあり、日本はいまだ世界第二位の経済大国である。

 しかしそれは砂上の楼閣である。100年毎に一度起きている南海トラフ巨大地震が迫っており、それが起これば、砂上の楼閣はひとたまりもない。その被害規模は、東日本大震災の10倍と予想される。

 南海トラフ巨大地震で220兆円の損害、死者は32万人が出ることが予想される。そのために100兆円規模の防災対策が必要だ。それでその4割は減災できる。やるかやらないか、だけの問題である。

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防災予算の減額

 ところが、日本の防災予算は平成26年(2014)をピークに減少を辿り、8年後の令和4年には平成26年の半分になり、昭和53年(1978)と同じレベルである。つまり45年前の水準まで下落している。

 南海トラフ巨大地震が迫っているのに、日本政府の予算組みは狂気の沙汰である。極楽とんぼの極み、ゴキブリ跋扈の有様である。要は、役人や政治家のゴキブリが防災予算をかじってしまったのだ。役人や政治家のゴキブリは、龍の画をかじるゴキブリのように、大事な防災予算を喰っているのだ。

 

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令和4年版 防災白書|附属資料33 年度別防災関係予算額 : 防災情報のページ - 内閣府 (bousai.go.jp)

 

 

今度は戦争だ

 過去の太平洋戦争で320万人の日本人が亡くなった。その人災を思えば、南海トラフ巨大地震の準備にカネをかけて準備はできる。

 太平洋戦争(日中戦争を含む)の名目上の戦費総額は約7600億円。 日中戦争開戦時のGDPは228億円で、戦費総額のGDP比率を計算すると、33倍になる。国家予算に対する比率では280倍となる。

 

 南海トラフ巨大地震の来襲は、日本有史以来の大戦争である。今までは、こんなにも各地に都市が発達していなかった。だから過去の巨大地震での被害規模は日本経済規模に比べれば小さかった。今はその砂上の楼閣といえる都市の規模が多数で、巨大になっている。その対策に、国家予算と同額の100兆円レベルの投資が必要だ。10年計画で、毎年10兆円を投入するだけだ。

  誤ったコロナ対策で300兆円を無駄遣いした岸田政権である。その気になれば100兆円の捻出は、容易である。早く岸田政権の終わりを望むだけである。有言実行の指導者を期待したい。

 それを阻害するのは、パーティー券での裏金で蠢く利権優先の国賊議員たちである。無為無策の岸田政権である。ゴキブリやがん細胞のような議員を排除しないと、日本の未来は暗い。国民がしっかりと目を開いて国賊議員を選挙で排除することだ。

 私は、日本国を看取りたくはない。

 

2024-01-30  久志能幾研究所通信 2813号  小田泰仙

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2024年1月29日 (月)

死ぬ前に 会っておこう あの人に

 

 人は還暦を過ぎると、いつ死んでも不思議ではない。

 10年ほど前に、一緒に卒業研究をした学友から年賀状をいただいた。「そろそろゆっくりしたいね、一度会いたいね」とのコメントがあったので、4月ごろ、家に電話をしたら、1か月前に亡くなったと…. 死因は、急性の癌であった。享年62歳

 2年前に年賀状を頂いた高校の学友に連絡を取ろうとしたが、この2年間、全く連絡が取れなかった。今年の1月に、5年ぶりに開催された高校同窓会で、彼の死去を知った。享年71歳

 5年前に私のピアノの先生が亡くなられた。享年61歳。

 3年前に、馬場恵峰先生が亡くなられた。享年94歳。

 一昨年、音信がなかった叔母が亡くなった。享年86歳。

 一昨年末、従弟がコロナで急死した。享年77歳。

 

 そう、人は還暦を過ぎると死亡率が急増する。だから死ぬ前に、会いたい人には会っておこう。自分も明日が分からない。

 

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 馬場恵峰書

  良き桜が咲いた、明日花見に行こうと思ったら、春一番がきて、散ってしまった。

  いい花が咲いた、明日見に行こうと思ったら、夜に雨が降り、散ってしまった。

  今やるべきことを今やろう。会いたい人に会っておこう。

  人生は長いようであっという間でもあり、時間だけは無常に流れ続ける。

  自分も何時散るか分からない。

  人は生老病死。

  出会いは一期一会

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厚生労働省:平成20年人口動態統計月報年計(概数)の概況 によれば

 40歳代前半の人の死亡率は  121.6      

 70歳代前半の人の死亡率は 1 671.5

      平成20年で、10万人当たりで

 

厚生労働省:平成20年人口動態統計月報年計(概数)の概況 (mhlw.go.jp)

https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai08/kekka3.html

 

 つまり70歳代前半の死亡率は、40歳代前半の死亡率に対して、13.5倍である。70歳代前半の10万人に対して死亡者は1 671.5人、つまり同年代の人の1.6%の人がその年に亡くなる。

 つまり高校の同窓生400人中で、毎年6.4人が亡くなる。5年毎に同窓会を開けば、その時に32人の訃報に接することになる。それは自分の訃報かもしれない。人の訃報を聞いただけ、幸せかもしれない。明日は我が身なのだ。だからこそ、会いたい人には、早めにあっておこう。

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自問自答

 ただし、その人が本当に会いたい人ですか? 会うのに値する人ですか? 1時間相手と会うとは、その人の人生時間を1時間奪うこと、自分の残り少ない人生時間を1時間消費する事。その人がそれに値するか、自分にその価値が有るか自問しよう。その価値が出るように今かからで遅くないから人間的魅力を上げよう。

 

 仏法の掟は、生あるものは全て生老病死である。「法」と言う漢字は、水(さんずい)が上から下に「去る」と書いて、「法」である。重力のある地球上での宇宙根源の理である。

 

 

 

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 馬場恵峰書

 

 

 

下記の記事を更新しました。

 備蓄品リスト、トイレットペーパーを追記しました。

 

2024-01-29  久志能幾研究所通信 2812号  小田泰仙

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宗教を哲学する

 下記は私が今まで多くの著書を読んで得た私なりの宗教の解釈である。私の解釈だから正否は論外である。誰にも正否は分からない。

 哲学とは、存在と時間を考えること。

 

一神教の怖ろしさ

 一神教は、独裁政治と同じで、かなり危険である。ヒトラー、金正恩、毛沢東、習近平と独裁者には、その遺徳を広めるには限界があり、力でしか人民を支配できない。その独裁者も何時かは老いる。老いて死んだ後、残るのは人民支配方法だけである。その一つが共産主義、恐怖政治である。

 共産主義では支配者の党首のみが一番偉いので、その上にいく宗教の教祖の存在は許されない。共産国家では宗教は禁止である。だから中国共産党はダライ・ラマの存在を許さなかった。ダライ・ラマはインドに亡命した。

 ある意味で中国共産党も一神教の宗教である。だから中国共産党は共産党の教義に忠実で、妥協もなく、怖ろしい。

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共産主義黒書

 この100年間で、共産主義は約一億人を虐殺した。旧ソ連2,000万人、中国6,500万人、ベトナム100万人、北朝鮮200万人、カンボジア200万人、東欧100万人、ラテンアメリカ145万人、アフリカ170万人、アフガニスタン150万人(合計、約一億人)この数字は、それぞれの国で、共産主義体制になったために無残にも殺された人の数である。

(『共産主義黒書 ―犯罪・テロル・抑圧― 〈コミンテルン・アジア篇〉』著者 ステファヌ・クルトワ ジャン=ルイ・パネ ジャン=ルイ・マルゴラン〔著〕/高橋武智〔訳〕 体裁 A5判  414頁 発行 2006年7月25日)

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日本自治区?

 媚中派の国会議員は国賊者である。そいつに投票する人の気が知れない。中国共産党の最終目標は、日本占領、天皇陛下の処刑である。

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   上図は、中国外務省から流出したと言われる2050年極東マップ」である。

  2050年極東マップの真実 | 致知出版社公式アメーバブログ (ameblo.jp)

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除名処分

 日本共産党内でも黒茶番が行われている。絶対君主の党首に異論を唱えたら、除名処分であった。要は日本共産党は一神教の共産主義教である。除名処分は共産主義教を象徴した出来事である。

 日本共産党京都南地区委員会常任委員会は、2023年2月5日、松竹伸幸氏の除名処分を決定し、京都府委員会常任委員会が2月6日に承認し、除名処分が確定しました。(「しんぶん赤旗」2023年2月7日(火)より)

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ソ連共産党消滅

 一神教は絶対だから、その体質は時間が経っても変化しない。生まれ、そのまま死んでいく。ソ連共産党は何も変わらず、100年経たずに消滅した。(ソ連共産党は1912年に生まれ、1991年に解散した)

 民主主義は日々変化している。

 仏教での教えでは、人は時間と共に変化する。生まれ、成長し、老いて、死んで、佛になる。生老病死である。輪廻転生である。

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パレスチナ紛争 

 現在、パレスチナ近辺で、イスラエルとハマスの間で凄惨な争いが起きている。ハマスは宗教集団である。一神教同士の争いは妥協点がないので、解決の目途がない。一神教の弊害である。

 一神教は、絶対的な断定で人を判別し、時間の概念もないので、悪人は永遠に悪人であり地獄行きしかない。善人のみが天国に行ける。それは永遠に変化しない。これでは救いがない。

 ミケランジェロの「最後の審判」の絵はそれを象徴している。ロダンの「考える人」像は、その風景を見て悩んでいる姿である。

 それに対して、仏教の閻魔大王の裁きとは対照的である。閻魔大王は、地蔵菩薩の仮の姿で、被告人の弁護もしてくれる。そこに仏教での救いがある。そこから地蔵菩薩信仰が生まれた。

 仏教では、時間が経つと、生まれ変わりで輪廻転生する思想である。悪人でも地獄での「刑期?」が終わると、輪廻転生で、生まれ変わることができる。それが一神教と全てのモノには佛性があるという仏教の考えとの差である。

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 「考える人」像

  大垣興文地区センター前に設置されている

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 螺旋階段を眺める考える人

 螺旋階段を見て、自分は天国に上るのか、地獄に下るのか、を考えている?
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異教徒

 キリスト教では、教祖の教えを信じていない人種は、異教徒であり、異教徒は人間ではないので、殺しても罪にならない。16世紀のローマ法王は、そういう免罪符を十字軍に与えた。だから十字軍は敵国で残虐の限りを尽くした。宗教戦争はそういう恐ろしさがある。

 一神教では多様性を認めていないのだ。

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西洋列強の植民地政策 

 第二次世界大戦前、欧米が植民地獲得競争でもその思想が大きく影響している。要は植民地の原住民はキリスト教徒ではないので、人間ではないのだ。だから支配者は植民地の現地人に非道の限りをした。

 もし日本人が欧州の一員で、キリスト教徒なら、アメリカは原爆を広島長崎に落さなかった。当初、原爆はドイツが目標だったが、原爆が完成してもアメリカはドイツには落とさなかったはずだ。

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英国の植民地政策 

 英国は、自国の綿産業育成のため、インドから綿の栽培を強制して、インド人から自営の農作を禁止し、インド人を餓死させた。1943年、「人為的」に起きたベンガル飢饉では300万人が餓死し、英植民地インドにおける暗黒の歴史となっている。時の英国の指導者はチャーチルであった。彼がこの件で、その過ちを認めている回想録はない。彼にとって、インド人は人間ではないのだ。インド人はローマ法王が認めた異教徒であった。

 英国のインド支配の始まりは1757年のプラッシーの戦いからで、1770年にベンガル大飢饉で1000万人以上の餓死者が出た。その後の19世紀で350回の飢餓が発生し総餓死者3000万人以上。そして20世紀に入ってからは二つの世界大戦が起こり、インドは物的・人的に大英帝国を支える為、搾取をされ続けた。

 

 戦後、ビルマの捕虜収容所での事件である。英国兵は倉庫へのビルマ人の侵入者を射殺しても、死んだとは言わず、endと言った。ある時、ビルマの捕虜収容所の倉庫に侵入した現地人を英国兵は平然と射殺した。その後、彼は射殺死体を足で蹴り、「死んだ」ではなく「end」と言った。Endだから人間としての葬式も後始末も不要である。ゴミ扱いなのだ。Endなのだ。これは会田雄二著『アーロン収容所』(中公新書)に記載されている。元京都大学教授・会田雄二氏が捕虜として体験した事実である。英国人にとってビルマ人は異教徒で、人間ではないのだ。

 仏教は全てのモノに佛が宿る。一神教とは別世界の考えである。仏教は争いを好まない。一神教では、未登頂の世界最高峰の山に登れば、「自然を征服した」と豪語する人間を生み出した。それが一神教の本質を象徴している。仏教は自然の中(ご先祖を含めて)の一部が己であるとの教えである。己は全宇宙からの支えで生かされていると考えるのが法華経の教えである。仏教には自然を征服すると言う考えはない。

 

2024-01-28  久志能幾研究所通信 2811号  小田泰仙

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2024年1月27日 (土)

法華経の教えで人生を哲学する

 

 この一年弱、私は石原慎太郎著 現代語訳『法華経』(全509頁)(玄冬舎)を一日2頁のぺースで音読してきた。その読破が先日に終わった。現在、二順目の読誦に入っている。また並行して音読していた漢文の真訓対照『法華三部経』三木随法編著(全461頁)(東方出版)も、やっと337頁まできた。

 現代語訳『法華経』を読破して、石原慎太郎の解説でお釈迦様の教えに納得させられた。

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  石原慎太郎著 現代語訳『法華経』(全509頁)(玄冬舎)

  『法華三部経』三木随法編著(全461頁)(東方出版)

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 三木随法編著『法華三部経』

   漢文の読み下し文でおおよその意味はわかる。

   般若心経の全漢文のお経に比べれば理解は容易である。

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 下記は石原慎太郎著 現代語訳『法華経』の解説部で、それを加筆編集して要約することで、法華経がよく理解できた。

 また三木随法編著の漢文真訓対照『法華三部経』の漢文の読み下し文と、石原慎太郎著現代語訳『法華経』と併行して読んだことで、内容の理解が深まった。

  法華経は、正式名を妙法蓮華経という。お経の中でも早い時期に作成されたといわれており、主に天台宗と日蓮宗で読み上げられる。曹洞宗でも、「妙法蓮華経観世音菩薩普門品偈」がお勤めのお経として読まれている。

 法華経では、「今を生きることが最も大切である」「人は皆平等であり、どのような人も隔たりなく成仏して極楽浄土に行ける」という、仏教の原点の教えが説かれてる。

 それがキリスト教やイスラム教の一神教と違うところである。一神教は、厳密な教えで、それに背くと、地獄にしか行くしかない。まるで洋服を着るようで、礼服に合わせて生活するような感じである。ところが仏教では、まるで和服を着るように、人間にあわせて、その体を包み込んでくれるようだ。なにせどんな悪人でも、何妙法蓮華経と唱えれば、極楽浄土へ行ける。今の社会のように多様性を認めた宗教である。

 聞けば天台宗と日蓮宗の宗徒でも法華経の全てを通して読んだ人は少ないという。それを石原慎太郎著の現代訳『法華経』で全て読破できて、嬉しい。それでその本質がよく理解できた。

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石原慎太郎著現代語訳『法華経』の解説部を要約

 法華経はお釈迦様が、長年その布教活動をされてきて、亡くなる直前に説かれた最終形の法話である。法華経は、人生を生きていくうえで存在と時間の意味を教えてくれる哲学書である。なぜ自分が存在するか。その存在が時間とともに変化することを寓話で説いた説法である。

 法華経の教えでは、死者は不滅である。悟りを得てこの世を去った者は不滅であり、永遠性を保った私たちの先祖だと説いている。確かにご先祖は自分の中に生きている。それが他の宗教と違うところである。だから仏教では、ご先祖を大事に敬う。

 

 お釈迦様の臨終の席で弟子たちが「これからお釈迦様の教えを守り抜く」誓いを立てるが、お釈迦様は、「お前たち弟子に頼ることはない」と否定をされる。そうすると、地面が割れ、無数の菩薩たちが現れ出る様が描写をされている。それこそ単なる死者ではなく、ご先祖、仏の教えを受け継いだご先祖が、地面の下から湧き出て、復活したことを示している。つまりこれは、私たちをご先祖と力強く結びつけている教えを示している。

 我々は長い時間をかけて、自分とは何か、佛はどこにいるのかと探し回っている。しかしその佛といお宝は、自分の中の存在している。まるで青い鳥を探して旅をしていたチルチルとミチルの兄妹。 青い鳥を探し求めるも、結局捕まえられず家に戻ってくる。その青い鳥は家に居たのだ。その童話と同じである。そのことを、多くに寓話を用いて衆生に説いているのが法華経である。

 

 ホーキンズ博士が日本で講演をされた際、石原慎太郎氏が博士に「貴方がいう宇宙時間で、瞬間的というのは、何年ですか?」と問うと、博士は即座に「百年」と答えられた。これは非常に暗示的な回答である。我々人間は、この宇宙空間での100年の人生など瞬間的にしか生かされていないことを示している。

 お釈迦様は宇宙という概念を把握して、その存在の危険性も予言されている。『法華経』で説かれている宇宙の無限の広がりの中、時間という観念は、日常の春夏秋冬という変化にそって考えられている。我々が考えている時間は、位相の違うものとしてお釈迦様は説かれている。これはアインシュタインが思いつき、証明した時間に関する真実と同じである。

 哲学とは、存在と時間を考えることであるとアリストテレスは言う。その存在を変えてしまうのが時間である。それをめぐる存在として第16「如来寿量品」で説かれている。

 

 『法華経』は、無限の宇宙にも教えが及んでいるし、アインシュタインが気づいて説いた位相の違う時間についても解き明かしている。

 

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 馬場恵峰卒寿記念写経書展写真集  『報恩道書写行集』

     (久志能幾研究所刊)より

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キリスト教

 聖書は、キリストが愛を説いた一代記である。キリスト教の教義は後年、神学を基に付け足されて生まれた教義である。

 

イスラム教

 イスラム教はマホメットの高圧的な教えで、いわばマホメット家の家訓である。厳しい自然環境で生まれた家訓としてのイスラム教は、「目には目を、歯には歯を」と厳しい掟がある。温暖な地域で生まれた仏教には大きな寛容さがあるのとは大きな差である。

 

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 馬場恵峰先生宅で撮影   ‎2015‎年‎1‎月‎12‎日
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2024-01-27  久志能幾研究所通信 2810号  小田泰仙

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