2023年1月13日 (金)

「コンド―さん」と絶縁 ご縁のカンバン方式

 

 私は「今度、〇〇します」が口癖の人とは、意識的に縁を遠ざけている。そういう人には、「今度は」は永遠にやってこない。

 私ががんになり、それを伝えると、そういう人は「今度お見舞いに行くね」と言うが、その人が今だかって来たためしがなかった。現実に、そういう人が数人もいた。

 そのうちの一人から4年ぶりにメールの年賀が来て、「一度会いたいですね」と書いてあったので、何時もどうぞ、と返信したが、全く応答がない。

 私ががんになり、その件で、虚言を吐く多くの知人が明らかになり、喜ばしい限りだ。残り少ない人生で、そんな人と付き合いを避けることは、自分の人生時間を創造することなので嬉しいのだ。

 

 人生でやりたいことがあれば、今、やればよい。今度やろうとして、そんな「今度」は永遠にやってこない。いつやるの? 今でしょう!

 

トヨタ生産システム

 それをトヨタ生産システムでは、カンバン方式という。必要な時に必要な数だけを前工程から引いて、必要な数だけを生産して、後工程に流す。早からず、遅からず、である。 

 人生でやるべき事を確実にやっていれば、幸せのご縁は必ずやってくる。幸運の女神もトヨタ生産方式に則って幸運を生産している。トヨタ生産方式で生産すれば、効率的で、女神さまも楽なのだ。

 それが「縁ありて花開き、恩あって実を結ぶ」である。

  

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2023-01-13  久志能幾研究所通信 2588  小田泰仙

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2023年1月12日 (木)

私は芸術家の「おくり人」、閻魔様の前でお裁き

絵画懸賞応募の「おくり人」

 最近の芸術家は、ITを駆使しないと世に出られない。作成した絵画を応募する場合は、その作品を写真に撮り、適切なデータ量に調整して、ネットを通してデータとして事務局に「送る」ことをしないと、受け付けてもらえない。最近は、紙での応募がない場合が多い。

 現代では、作品が成仏するには、「おくり人」によって絵画懸賞応募の事務局の三途の川岸に辿り着かねば、閻魔様の前に辿り着けず、成仏さえできないのだ。

 

ITに疎いと閻魔様の前に行けない

 いくら高尚な芸術作品を生みだす画家でも、ITに疎い人が多い。ITに疎くては、世に作品を「送れない」。私は、芸術家の手足として「おくり人」になっている。

 最近の懸賞応募展では、作品の写真を撮り、写真のデータ量を調整して、ネットから応募である。紙での応募展は少ない。

 さらに、画廊で作品展を開催する場合、チラシや案内ハガキも自分で作成しなければならない。苦しみが一層増す。その場合、「おくりびと」が作品をデザイン配置して、チラシやハガキを作成する。だからハガキやチラシのその製作も、パソコンでの作業となる。最近の芸術家は大変である。

 

前後裁断、全身裁断

 今回、画家の山路徹氏が、岐阜の画廊「ギャラリー・サガン」で作品展を開催するので、その準備の依頼を私にされた。私は上記のチラシ作成、はがき作成、データ送付などの騒動に巻き込まれた。私は画像データの「おくり人」になってしまった。お陰で最近の展覧会関係の状況を知ることができた。それで智慧が一つ増えた。

 

 それもご縁である。それを昔の人は「犬も歩けば棒に当たる」という。だから家に閉じこもっていてはダメなのだ。自分で発信し、自分の足で動かないと、ご縁は手に入らない。地獄の閻魔様の前に出向いて、自分の作品の裁定をしてもらわないと、前に進めない。

 「具体的に動いてごらん  具体的な答えが出るから」 相田みつを

 さらに忙しい現代では、その三途の川の渡し舟に、5分でも乗り遅れると、舟は出てしまう。締め切りがあるのだ。それに遅れると閻魔様の裁定を受けられず成仏できず、幽霊になってしまう。まるでニューヨーク行きの飛行機の出発に5分遅れても、飛行機は離陸してしまうと同じである。だから私はデータの納期厳守の「おくりびと」になった。

 

 修羅場

 本日、その原稿対して特急の修正依頼が来た。前職で技術広報誌の編集長を担当していた経験があるので、なんとか締め切りの修羅場を凌げた。何でも経験はするものである。

 

 下図は、山路徹個展の作品紹介パンフレット(作成途中)です。

 2月に岐阜の画廊「ギャラリー・サガン」で展示会を開催予定です。

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山路徹展  令和5年2月4日~2月28日 

 【Gallery Sagan ギャラリーサガンのご案内】
  住所 岐阜市元浜町35-11 
  営業時間 11:00~17:00
  定休日 火曜日・水曜日
  お問い合わせ (TEL/090-7424-8924)(E-mail/g-sagan@hyper.ocn.ne.jp)

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2023-01-12  久志能幾研究所通信 2587  小田泰仙

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2023年1月11日 (水)

当方見聞録 不法投棄対策で防犯カメラ設置

 

 正月朝に自宅駐車場に枯れ植木が不法投棄をされたので、その対策として駐車場に防犯カメラを設置した(2023年1月10日)。工事業者の話では、最近は防犯カメラを設置の依頼が多く大忙しだとか。その時、ジパングの東方の業者から色々と見聞録の話を聞けたのでそれを含めて紹介する。自宅に防犯カメラを設置しなければならない世相とは、現代ジパングも変わってしまった。『東方見聞録』を書いたマルコポーロが生きていれば、安全な日本の変貌ぶりに驚くであろう。

 

 自宅前は車と人の通りが多いので、カメラ感度を上げると頻繁にセンサが反応して、頻繁に録画状態に陥る。それではメモリーが足りなくなるので、写せる範囲とその感度調整をして、設置した。

 今までは別の防犯カメラを目立たないように設置はしてあったが、今回はカメラの向きを変え、目立つように修正配置をした。カメラの存在を見せつけるだけでも大きな防犯効果がある。さらに「防犯カメラ作動中」との掲示もする予定である。

 これで自宅には10台程の防犯カメラを設置したことになる。それでも死角が発生するので、その都度、それの対策をしている。それが危機管理である。車にも5台のカメラを搭載した。まるでC国ウイグル地区並みである(笑)。

 2014年、駐車中に車に傷をつけられて、全面塗装をした苦い経験がある。費用は30万円である。警察には届けたが、犯人は捕まらない。今後を考えて自分で自己防衛するしかない。それで防犯カメラを設置した。

 

 ちなみに自宅防犯カメラのメーカはパナソニックで、防犯カメラ専門メーカ製ではない。専門メーカのそれは常時録画型で、画素数も荒く、録画時間が限定される。パナソニック製の防犯カメラは、人感センサーで反応した時だけ、ライトが点灯し、録画がされる。

 

事例1

 車の屋根が猫のいたずらで傷つけられて、近所とのいさかいになった家がある。証拠がないので、強く言えなかったが、防犯カメラの画像データを突き付けて解決したとのこと。

 

事例2

 自宅の空き地に頻繁に犬猫の死骸が放棄される事件があった。防犯カメラを付けたら、てき面に効果があり、それが無くなったという。

 

事例3

 隣家から「俺の家を写すな」とクレームが来て、そのカメラの位置を変えたという。プライバシー問題は難しいという事例である。

 

事例4

 私は燐家から、防犯カメラの照明が明るくて眠られないとクレームを付けられた。防犯カメラのセンサーが車の通るたびに反応して、ライトが点灯し、それが隣家の窓を照らしたからだ。

 それでライト点灯を止める設定にして、塀を建てて対応した。防犯カメラ以上にカネがかかった。

 

事例5

 事後処理だが、自宅駐車場からレクサスを瞬時に盗まれて、防犯カメラを設置した家もある。

 私もレクサスLS所有時は、盗難を恐れて駅前の立体駐車場を借りていた。そこは監視カメラが設置されている。レクサスは窃盗団に虎視眈々と狙われてるのだ。

 駅前の立体駐車場には月に22,000 円の費用がかかる。10年間で264万円である。税金と保険料は10年間で176万円である。それに耐えられないなら、レクサスを買う資格はない。本来、自宅に大きな扉付のガレージのない人はレクサスを買ってはダメなのだ。それがあって、レクサスを所有するのを分相応という。レクサスに分相応でない私は、レクサスLSを2年で手放した。

 

 防犯カメラを設置するには、回りの状況に注意して設置が必要である。

 

2023-01-11  久志能幾研究所通信 2586  小田泰仙

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2023年1月10日 (火)

108歳目標(15/16) 詐欺型「侵型コロナウイルス」を防ぐ

 

 人生は多くの毒菌から身を守ることで長寿を達成できる。長寿を妨げるのは、人の悪縁(心の隙に侵入する詐欺型の「侵型コロナウイルス」)によってもたらされる人災である。悪縁により、前向きの意欲が削がれ、生きる気力が無くなる。カネも奪われる。結果として長生きできない。

 結論として、詐欺型の「侵型コロナウィルス」に感染した輩には近寄ってはならない。ソーシャルディスタンスをとり、心に防毒マスクをして、手ではなく、その人との縁から足を洗う事。東大卒の学歴も、社長という肩書も、元会長という肩書も、経営研究会という錦の名目も、それは粗製乱造のワクチンと同じように信用できない。虚名のワクチンを信用し過ぎると超過破産の憂き目にあう。

 

ワクチンの期待外れ

 その悪縁も、相手が社長だから信用できるわけではない。社長と言っても、日本全国には会社が386万社あり、そのうち99.7%は中小零細企業である。そのうち大企業はわずか1000社ほどだ。残りの385万9000社は、中小企業の社長である。だから社長と言っても吐いて捨てるほど存在する。私は信用してつきあった社長に裏切られた。それまで、社長と言えば、大企業の人徳ある社長をイメージしていたからだ。

 東大卒とのワクチンブランドを信用してはならない。働ける期間を40年とすると、その間の東大卒の人間は40万人も存在するのだ。それだけの人数がいれば、ピンからキリまで存在する。ブランドの大学卒の首相が日本を危機に陥れた事例は、数多い。

 歌舞伎町を歩けば、全員が「社っ長さん!」と客引きに呼び止められる。コロナワクチンを打ったから安全ではないと同じで、会社の社長だから、また経営研究会の会員だから信用できるわけではない。私はコロナワクチンを信じていなかったが、経営研究会という名のワクチンにも裏切られた。社会を生き延びていくための詐欺的「侵型コロナウイルス」対策が必要である。

 

ガン予防

 人はガンでは死なない。ガンで免疫力が低下して、入ってきたばい菌により、肺炎等の炎症を起こして死ぬ。だから私は、がんの術後の療養として、体力向上、免疫力向上を心掛けている。狂った生活習慣、狂った食生活を避けている。がんは生活習慣病である。だからその生活習慣を正さないと治らないし、再発する。詐欺的「侵型コロナウイルス」対策も、元を断たなきゃ真の対策とならない。

 往々に、詐欺的「侵型コロナウイルス」に感染した医師は、対処療法しかしない。その医師は、拝金病も併発している。なぜなら対処療法の方が短期に効果が出て、なおかつ儲かるからだ。しかし降圧剤を代表例に言うと、対処療法では長期で認知症、ガン、心筋梗塞、脳梗塞になりがちである。

 

大垣市の病状

 組織はカネを餌にする詐欺型「侵型コロナウイルス」のような輩によって、ボロボロにされる。政治家の利権行為は、組織の生き血を吸う新型コロナウイルスと同じである。それが原因で大垣市は衰弱した。新型コロナウイルスのような利権政治家だけが太った。

 今回の「ゴミ袋有料化政策」で、一部の利権業者がまた暴利で太るようだ。これも詐欺型「侵型コロナウイルス」による病状である。

 大垣市は寄付金を業者から他市よりも10倍以上もたかっている。業者も大垣市からたかられれば、その分、どこかで取り戻す行動に「写す」のが自然の理である。業者も生きて行かねばならぬ。そういう積み重ねで、大垣市は生き血を吸われ、衰退した。都市の価値は公示地価で計算される。いわば大垣市の市場価値である。市場の評価は神の如くである。それによれば、この20年間で、大垣の価値は半値以下に暴落である。

 結論は、「人は、朱に交われば赤くなる」である。詐欺型「侵型コロナウイルス」に交われば、強烈な病気に罹患する。人が詐欺型「侵型コロナウイルス」をもった人と交われば、その人の強欲な病原性性格が転写される。

 

大垣市

 支庁や議員や業者が利権という侵型コロナウイルスに犯されれば、その都市を取り仕切る為政者の利権第一主義の経済となる。その結果、大垣駅前商店街は衰退し、20年間前の60%が店を閉め、80%の店がシャッターを下ろしたことになった。いわば生き血を抜かれたのだ。大垣駅前商店街は幽霊通りとなった。

 

共産国家

 C国共産党に染まれば、赤くなる。赤くなれば領土拡大の猛者に変身する。日本共産党も同じで、その最終目的は、天皇陛下の首をちょん切ることなのだ。その共産党を支持する日本人がいることが信じられない。そんなに共産党がよいと思うなら、C国に移民すればよい。

 先進国では、共産党の存在自体が法律で禁止されている。日本だけ、共産党が許されるのは、異常である。共産党の党是は、民主主義の否定なのだから。

 

米国

 それに対して、良性のアメリカ菌に接すれば、アメリカンドリームを夢見る前向きの精神に転写される。政党は己の宣伝に余念がない。それはプロパガンダである。その中身で正悪がきまる。どちらが正しいかは、分からないが、私は民主主義が正しいと思う。だから私は民主主義のプロパガンダを発信する。

 プロパガンダ(羅: propaganda)は、特定の思想・世論・意識・行動へ誘導する意図を持った行為をいう。

 

某家庭

 KK問題のように、穢れた悪性縁者に犯されると、一家が滅亡する事態となる。KKの叔父祖母が自殺、父も自殺である。彼のその後の行動も異常である。なにか脳が疫病に犯されたと言わざるを得ない。つまり穢れた詐欺型「侵型コロナウイルス」に犯されたのだ。

 

某社長からの感染を水際で防止

 経営研究会の元会長から、統一教会と同じレベルの新興宗教団体に誘われたことがある。元会長とのブランドで盲信してしまい、もう少しで詐欺型「侵型コロナウイルス」に感染寸前であった。そうなれば破産であった。

 

 拝金性「侵型コロナウィルス」感染の社長に車検を頼むと、車を営業車代わりに乗り回される事態となる。その悪事は、私の車に取り付けてあったドライブレコーダーにシッカリと記録されていた。運転中の携帯電話の営業活動会話もしっかりと録音されていた。

 その社長は、毎回、違った外車で私の家に来ていた。上記の件を考えると、顧客が車検に出した高級車を勝手に乗り回していたようだ。私はその不正の発覚後、その輩と縁を切った。その後、10年が経つが、その会社は全く発展していない。その原因は、推して知るべきだ。

 

 もう一人の社長は、親が遠くの県にある会社を倒産させ、岐阜県に夜逃げしてきた経歴がある。その20年後、自分の会社も経営不振で整理する事態となった。その社長が、ホテル宴会のドタキャンをやり、そのドタキャンの賠償金を踏み倒しである。

 私は、その社長達とは経営研究会の仲間として付き合っていた。しかしある種の腐臭に気が付いて、縁を切った。詐欺型「侵型コロナウイルス」は腐臭を発するのだ。それに気が使いない人が、心の内部に侵入されて感染する。

 

感染防止

 詐欺型「侵型コロナウイルス」感染を防ぐには、距離を取る(ソーシャルディスタンス)、マスクをする(賄賂を拒否、親密な付き合いを避ける)、手洗い(菌の除去、定期的な監査、悪縁から足を洗う)をするである。自己防衛策の当たり前を当たり前にする。それしか感染を防ぐ手段はない。

自分を滅ぼすのは、自分のガードの甘さである。

危機管理意識の無さである。

自分の城は自分で守れ。

耳を洗い、目を拭って相手の本性を見抜け。

 

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2023-01-09  久志能幾研究所通信 2585  小田泰仙

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2023年1月 8日 (日)

不法投棄事件 その後の経過

 

 2022年12月31日12時~2023年1月1日12時、駐車場に植木の不法投棄犯罪があった。大垣市のゴミ袋有料化に伴う、予想された不祥事である。

 些細な不法投棄事件ではあるが、今後のことを考えて1月2日、警察に通報した。警察は30分ほどで来てくれて、近所の防犯カメラの調査と現場の写真撮影をした。警察官から、犯人が分かった場合に、来宅させて謝罪をさせるか否かの質問があった。私は犯人と面会などしたくもないので、警察からの厳重注意をお願いした。

 

警察より報告

 1月8日に警察より電話があり、防犯カメラに写っていた像が、暗くて犯人を特定できなかったとのこと。警察は犯人と疑われる人物を訪問し、職務質問をしたが、犯行を否定されたとか。明確な証拠がないので、それ以上の追及は難しかったとのこと。その人物は数か月前、この町内で植木を盗んだ犯人である。その人は認知症が疑われる人物である。

 小さな犯罪を放置すると、凶悪犯罪が蔓延る。数か月前、町内で植木盗難が頻発した。被害の家が警察に被害届を出した。警察の捜査の結果、犯人が特定された。その時は、防犯カメラにその犯人が写っていたのが決め手となった。

 また以前も町内で不法投棄をする輩(元町内の住人で、転居した人物)がいた。町内ごみ担当委員が張り込みをして、不法投棄する現場を現行犯として押さえた。後日、警察よりその家に厳重注意のため家庭訪問をしてもらった。本来、不法投棄は、罰金刑、懲役刑が科される犯罪である。警察の警告の効果てきめんで、それ以降はその輩の違法投棄は無くなった。

 

破れ窓理論

 小さな犯罪を放置すると、不用心な街となってしまう。きちんとした対応が必要です。不法投棄で、熱海の土石流のような災害が起こり、多くの人が犠牲となることもある。だから小さな犯罪を見逃してはならない。不法投棄する非常識人はまた、再度、類似の不法投棄を犯す。だからその都度、正式の警察への対応をすべきである。それが市民の義務である。

 前科があると、今回のような事件が起きると、最初の捜査対象になる。それも前科のある人物には見えない圧力となる。それが犯罪の抑止力になる。

 

今後の対策

 防犯カメラを設置する手配をした。公示は今月中。今でも設置しているが、駐車場までカバーするように改造工事を行う。

 

 不法投棄とは、ゴミを法律に反した方法で処分する犯罪行為。 日本では“廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (以下、廃棄物処理法)”にて、ゴミを無暗に捨ててはならないと定められている。

 不法投棄を行った対象者には、5年以下の懲役もしくは1,000万円以下の罰金、または両方を科される。対象となるのは、業者と処理を依頼した排出事業者。 法人に対しては3億円以下の罰金が科される。

 

新型コロナウイルス並みの害毒

 自分を滅ぼすものは、自分である。些細な不正を繰り返すと、段々と大胆になり、大きな不正を犯すようになる。それが人生を破滅に導く。自分を厳しく律することが、人生の破滅を防ぐ。

 金銭感覚にだらしない人は、新型コロナウイルスと同様に危険である。そういう人とは付き合わないことだ。それを孟母三遷の教えという。

 

 行政でも小さな利権を見逃すと、大きな利権を追い求めるようになる。それががん細胞のように広がると、その都市が滅亡する。大垣市のように。この20年間で、これだけ短期間に大幅に没落した都市はない。大垣市行政の利権体質が大垣市を没落に導いたのだ。その微分として表れが「ゴミ袋有料化政策」である。「ゴミ袋有料化政策」は利権の塊である。

 

2023-01-07  久志能幾研究所通信 2584  小田泰仙

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2023年1月 7日 (土)

「♪夕焼け小焼け」で死を伝える

 

 2019年12月12日の「生き活き教養塾」で、馬場恵峰先生は童謡「夕焼け小焼け」を通して自分の死を暗示された。その翌日、恵峰先生は中国の友人に別れを告げるため、北京に向けて最後の中国旅行に出発された。鈍感な我々は、その暗示に気が付かなかった。恵峰先生はその1年後に亡くなられた。

 そして私は恵峰先生の三回忌(2022年12月24日)に参列し、元旦に大垣フォーラムホテルに泊まって、やっとその暗示に気が付いた。当時の先生が自分の死が近いことを察して、皆さんにお別れのメッセージを託したのだ。それに今まで気が付かなかった自分の鈍さに呆れるばかりである。恵峰先生ご夫妻をこのホテルのスィートルームにお泊めして良かったと思う。

 

 縁ありて花開き、恩有りて実を結ぶ

 

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童謡「夕焼け小焼け」

 童謡「夕焼け小焼け」は人生哲学の唄である。恵峰先生が旧第五高学校(現熊本大学)で心理学の教授から、その意味を教えられたという。時に太平洋戦争開戦の直前である。

 

夕焼け小焼けで日が暮れて

山のお寺の鐘が鳴る

お手々つないで皆帰ろう

烏と一緒に帰りましょう

子供が帰った 後からは

まるい大きな お月さま

小鳥が夢を 見るころは

空にはきらきら 金の星

    中村雨虹作詞、草川信作曲、大正8年に発表 

 

歌詞の意味

夕焼け小焼けで日が暮れて♪

 人生劇場で盛大に赤く燃えた人も、静かに燃えた人も、何時かは人生劇場の幕が下りる。自分がどれだけ人生で燃えたかを死の床で振り返る。

 私、恵峰も92歳、いつしか歳老い、人生が暮れようとしている。

山のお寺の鐘が鳴る♪

 己の葬式で導師が叩く鐘の音に合わせて、参列者が己のために合掌する。

お手々つないで皆帰ろう♪

 どんな人も必ず死ぬ。皆で一緒に浄土に還るのだ。

 遅いか早いかである。死ねば皆、佛である。

 その差の年月は、長い歴史上では誤差範囲である。

カラスと一緒に帰りましょう♪

 頭の黒い人間でも一緒に浄土に還っていく。雀でも白鳥でもなく、一緒に帰っていくのは黒いカラスなのだ。

 一緒に逝くのは、黒い喪服を着たカラスなのだ。悪いことをしたカラスでも「一緒に」浄土にいくのだ。

 カラスは仏教では重要な位置付けの鳥である。インドの古代仏教では大黒天様がカラスの頭の姿で描かれることがある。カラスがヒンドゥー教と入り混じって取り入れられたブータンでは、ワタリガラスが国鳥である。

 

 宗教学者の山折哲雄氏は、「夕焼け小焼け」の歌詞の背景には、『般若心経』の真言があるという。般若心経の最後の部分は「ぎゃーてい ぎゃーてい はーらーぎゃーてい はらそうぎゃーてい ぼーじーそわか」である。その意味は、「いきましょう。ゆきましょう。囚われなき悟りの世界へ人々と共に行きましょう。」である。

 

子供が帰った 後からは♪

まるい大きな お月さま♪

小鳥が夢を 見るころは♪

空にはきらきら 金の星♪

 

 夢の中で、自分の金のような人生目標が空に輝いている。

 死ぬまでにその目標に向かって少しでも実現したい。

 皆が眠った(死の)後は、丸い大きなお月様(佛様)が皆を見守っている。

 だから安心して眠りなさい。

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  馬場恵峰書

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  馬場恵峰先生   2019年12月12日、11:07

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「夕焼け小焼け」の教え

 私は馬場恵峰先生の解説を聞いて、初めてこの童謡の意味を知った。

 だからこそ、永眠する前に精一杯の精進をして自分の夢を実現させたいと決意した。それでこそ金の星の夢を抱いた人間である。

 私は4年前、大病をして死期への時間意識に目覚めた。人は必ず死ぬ。その見極めをして、決断すべきを決断して、死の間際に悔いが残らないようにしたい。やらない悔いよりもやって失敗した悔いの方がよい。大垣フォーラムホテルに宿泊して、先生の遺言に目が覚めた。

  

2023-01-07  久志能幾研究所通信 2583  小田泰仙

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2023年1月 6日 (金)

元旦初荷 不法投棄 大垣没落の原因

 

 元旦に外泊して、1月2日に自宅に帰したら、駐車場に植木の不法投棄があり、不幸の初荷に怒り心頭であった。大垣市のゴミ袋有料化に伴う、予想された不祥事であった。

 これは些細な不法投棄事件ではあるが、今後のことを考えて警察に通報した。警察は30分ほどで来てくれて、近所の防犯カメラの調査と現場の写真撮影をした。警察官から、犯人が分かった場合に、来宅させて謝罪をさせるか否かの質問があった。私は犯人に面会などしたくないので、警察から厳重注意をしてもらうようにお願いをした。

 

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破れ窓理論

 小さな犯罪を放置すると、凶悪犯罪が蔓延る。だから、即、警察に連絡して記録に残してもらった。数か月前、町内で植木泥棒が頻発し、近所の家が警察に被害届を出した。警察の捜査の結果、犯人が特定された。その時は、防犯カメラにその犯人が写っていたのが決め手となった。

 また以前も町内で不法投棄をする輩(以前、町内に住んでいて転居した)がおり、町内ごみ担当委員がごみ置き場に張り込みをして、不法投棄する現場を現行犯として押さえた。後日、警察よりその家に厳重注意のため家庭訪問をしてもらった。本来、不法投棄は、罰金刑、懲役刑が科される犯罪である。警察の警告の効果てきめんで、それ以降はその輩の違法投棄は無くなった。

 小さな犯罪を放置すると、不用心な街となってしまう。きちんとした対応が必要だ。不法投棄で、熱海の土石流のような災害が起こり、多くの人が犠牲となることもあるのだ。だから小さな犯罪を見逃してはならない。

 不法投棄する非常識人はまた、再度、類似の不法投棄を犯す。だからその都度、正式の警察への対応をすべきである。それが市民の義務である。

 不法投棄とは、ゴミを法律に反した方法で処分する犯罪行為。 日本では“廃棄物の処理及び清掃に関する法律 (以下、廃棄物処理法)”にて、ゴミを無暗に捨ててはならないと定められている。

  不法投棄を行った対象者には、5年以下の懲役もしくは1,000万円の罰金、または両方を科される。対象となるのは、業者と処理を依頼した排出事業者。 法人に対しては3億円以下の罰金が科される。

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蟻の穴から堤も崩れる「韓非子‐喩老」

 シンガポールは美しい街だ。しかしそれは厳しいゴミ捨て罰金という制度で守られいる。シンガポールではゴミのポイ捨てでも、罰金刑である。初犯は最高1000シンガポールドル(約8万円)で、再犯は最高2000シンガポールドル(約16万円)に加え、公共の施設の清掃などのボランティア活動が科されることもある。日本のモラルが崩壊する中、そういう防御策も必要かもしれない。

 今回のような不法投棄を行っても、必ず捕まるという体制をとるのも必要だろう。小さな犯罪が社会を崩壊させる。だから不法投棄を見付けたら、警察に通報である。

 

大垣市の崩壊も「蟻の穴から堤も崩れた」

 大垣市がこれだけ没落したのは、行政が小さな不法行政を罪重ね、議員は利権行為をやり放題が許されると思わせたのが原因である。

 元気ハツラツ市行事での不正の疑惑、

 大垣市政100周年行事の不正疑惑、

 執行中の行政案件費用の秘密条令を制定

  (不正を隠しますとのミエミエ条令である)、

 ゴミが増えていないのに利権漁りのゴミ袋有料化 等々

 

 石田仁大垣市長、小川敏前市長がやりたい放題で、小さな墓穴を掘り続けたために大垣市は没落したと私は確信する。そうでもなければ、西濃の小京都と呼ばれたブランドの大垣がこれだけ没落したのは異常である。公示地価がこの20年間で半値以下に暴落したのだ。

 

 

2023-01-06  久志能幾研究所通信 2582  小田泰仙

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2023年1月 3日 (火)

一念の計は、山籠もり禊にあり

 

 今年の大晦日と元旦は、大垣フォーラムホテルに籠って「一念の計(一年の計)」を考えた。山籠もりとして、ホテルの最高の部屋に籠り、外界の喧騒を断ち切り、冷水で身を清め、今までの人生の振り返り、今後の人生を考える時間を持てたのは、有意義であった。それは私の禊ぎでもあった。それが一事一心一念道である。

 大垣フォーラムホテルさんからの厚遇に感謝である。これも亡き馬場恵峰先生の陰ながらの御差配と感じた。

 

展望

 その修行は、ホテルの天井界(8階)にある一番大きな部屋を利用した。その部屋は通常の部屋の3倍の広さである。寝室も居間とは別にあり、トイレも洗面台もクローゼットも2つある部屋である。居間には台所の流しも備わっている。宮様も利用するお部屋である。天上界からの展望も素晴らしく、初日の出(ただし1月2日。元旦は寝過ごして拝めなかった)も拝めた。冷水シャワーで身も清めた。

 また展望の視野内に、元三洋電機(羽島市)のアーチ型の巨大なソーラーパネルも眺められて、その最後の姿を拝んだ。このパネルは今年中には撤去されるとのこと。時代の流れを感じた。その現実に万物の生老病死を突き付けられた。生物だけではなく、建物にも生老病死があり、永遠の命はないことを思い知らされた。

 やりたいことが出来るのは、生きているうち、今のうちなのだ。自分の今までの人生を展望して、残りの人生を精一杯に生きようと決意した。今、生きていることが奇跡なのだ。

 人の生は偶然だが、死は必然である。

 人生計画は死から逆算して、立案すべきである。

 いつまでもあると思うな 親と自分の命。

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    天井界の部屋

 

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       元三洋電機のアーチ型ソーラーパネル  ホテル8階の部屋より   2023年1月2日

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振り返り

生老病死、ご縁は夢幻

 この部屋は、2018年4月、私が馬場恵峰先生ご夫妻を彦根と関ヶ原合戦場跡に案内した後、大垣で恵峰先生をお泊めした部屋である。翌日、私は恵峰先生ご夫妻を名鉄犬山ホテルへレクサスLSでお送りした。三根子先生に大変喜んでもらえて幸せであった。

 そのレクサスLSも、恵峰先生が大垣に来られることが決まり、それならばと構えていたら、ご縁で直前に入手できた。しかし、私はレクサスLSの維持費の高さに音を上げて2年後には手放した。別荘と二号さんは、持ってはならないのだ。乗らない時の維持費が大変なのだ。しかしそれも良きご縁で、よき経験であった。早からず、遅からず、ご縁はやってくる。恵峰先生ご夫妻をレクサスLSで送迎できたことは稀有の必然のようなご縁であった。今は、レクサスLSを買う気になれない。それは佛のご差配であったようだ。レクサスLS所有は108の夢の一つであったが、実際それを所有して見ると、「ああこんなもんか」と現実に目が覚めるのだ。それも良き経験である。今ではそれは夢幻であった。それも人生を振り返るための貴重な経験である。人生ではやってはいけないことをやってみて、やってはならないと悟るのだ。人とは愚かな存在だ。

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「佛様のお裁き」 

 その翌日の10月21日、馬場恵峰先生は塾ОB会の講師として、名鉄犬山ホテルに泊られた。しかしそのホテルは1年後の2019年8月に急に閉鎖された。耐震強度問題が露見して、安全上の観点で、取り壊されてこの世から消滅した。それも因果である。先生が泊まられた時、事故が起きなくてよかったと思う。宿泊客の命を最優先にした名鉄さんの決断は素晴らしいと思う。建物さえ、生老病死の因縁があり、あっという間に消滅する。まるで人の生死のようだ。

 それが今回、ご縁があり、私自身が大垣フォーラムホテルのその部屋に泊まることになった。自分でその部屋に泊まってみて、恵峰先生ご夫妻を極上のいい部屋にお泊めして良かったと改めて思った。

 翌日に恵峰先生が泊まられた名鉄犬山ホテルの部屋は普通室であった。馬場恵峰先生はその会の講演者なのだから、一般よりも格上の部屋にすべきだと思う。それが講師の先生への敬意である。

 その酷い扱いに比べて、私はよいことをしたと、改めて4年前のことを思い出し、嬉しくなった。それは名鉄犬山ホテルを予約した幹事達の人格の低さから起きた事件である。人格に低い人間は、何をやってもダメなのだ。当時、私はその幹事たちと事前準備をしている途中で、彼らの人格の低さに反吐が出て、私は幹事役を辞退して縁を切った。

 「佛様のお裁き」が、幹事達のドタキャンの露見とその後の不祥事である。そしてその思い出のホテルの取り壊しである。私は、その時の自分の絶縁の決断を褒めてあげたいと思う。悪縁と付き合うと、その分の大事な人生時間が潰される。

 そのOB会の直前、その幹事たちのドタキャン失態が露見した。私はその幹事役を降りていたので関係が無かった。しかし馬場恵峰先生の名誉のため、私はその後始末に走り回ることになった。恵峰先生と相談して、迷惑をかけた旅館に塾ОBの代表としてお詫びをして、先生の書を進呈した。その書は「縁あって花開き、恩あって実を結ぶ」の掛け軸であった。

 違和感を覚える人との付き合いは、心配が現実の危ない事件に発展する。この件で、よき知恵を授かった。その感性を大事にすることが危機管理である。

P1100226s 名鉄犬山ホテル   2018‎年‎3‎月‎27‎日撮影(事前調査で訪問)

 その1年後、取り壊された。その跡地には2022年3月1日、新しいホテルが開業した。

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  名鉄犬山ホテル前の駐車場で  この車で恵峰先生を送迎した。

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歳月人を待たず

 その翌年の2019年2月、私はガンの手術を受け、病床に伏した。手遅れ寸前で5年後の生存率は、51%の状態であった。なんとか生き延びることが出来た。佛さまが助けて下さったようだ。

 その10か月後の2019年12月13日、恵峰先生は自身の死を悟られたようで、中国へお世話になった方々に最後の挨拶をするため中国旅行に出発された。その前日、「夕焼け小焼け」の童謡の意味を先生の教室で解説された。それが恵峰先生の生徒たちへの最後のメッセージであったようだ。三根子先生は、その3か月後の2020年3月3日に突然、亡くなられた。それから新型コロナウイルスが猛威を振るい、私が九州に行けなくなり、8か月が経ったら、恵峰先生が倒れられた。その後、一月ほど寝込まれ2021年1月1日、亡くなられた。

 恵峰先生が死の床で繰り返し口にされたのは、「縁あって花開き、恩あって実を結ぶ」、「ありがとう、ありがとう」の感謝の言葉であった。

 もう恵峰先生をこの大垣フォーラムホテルの部屋にお泊めする機会はこない。私は1週間前(2022年12月24日)に馬場恵峰先生の三回忌に参列したばかりで、一連の流れに、歳月人を待たず、を痛感した。

 故馬場恵峰先生の高台に立つ図書館2階の書斎からは、長崎空港、九州高速道路、長崎新幹線(当時は建設途中)が眺められて、恵峰先生は、よく思索にふけっておられた。このホテル8階からの眺めも、同じように、名神高速道路の車、東海道新幹線の走る姿が眺められて、感慨にふけさせられた。

 

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 日中文化資料館の図書館2階からの眺め  2011年4月2日

  大村湾の長崎空港と目の前に九州高速道路と長崎新幹線の予定地が見える。

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今後の計画

ホテルでのお仕事

 私は、その部屋の6人用会議机に資料を広げ、もう一つの机にはノートPCを置き、人生計画作成のお仕事に没頭した。作業エリアが広く、資料を広げたままに出来るため、私は今までになく快適に思索を練ることが出来た。年に一度、静かな環境で自分の人生を振り返ることは良いことだ。

 部屋には計2台の大型テレビが設置されていたが(居間に1台、寝室に1台)、一度も電源は入れなかった。未来の計画をして夢を見たいのに、下世話で騒々しいテレビなど見る気にならない。

 禁酒しているので酒は一滴も飲まず、コーヒーと白湯だけで過ごした。この宿泊は、今までの穢れを落とす山籠もりの禊なのだから。

 

持ち込んだ資料は、

 「人生計画・自戒」のクリアファイル、

 「死ぬまでにやりたい108の夢」のクリアファイル、

 「人生の課題」のクリアファイル、

 青山俊董著『わが人生をどう料理するか』、

  叔母が青山俊董堂長より頂いた本で、叔母が私に贈ってくれた。

  青山俊董堂長は、私の叔母(京都の尼寺の住職)の師である。

 田口佳史著『超訳 言志四録』、

 松本明慶友の会会誌「苦楽吉祥」最新号、

 大村智博士の新聞記事、

 書抜きした京大カードから抜粋した約50枚で、ある。

 

 「人生計画・自戒」のクリアファイルには、「18歳から105歳までの人生実績・計画表」、自戒の言葉、「家系図」、研修記録、自分の性格分析等がファイルされている。自戒の言葉や年度計画も40年前からの資料が残してある。その変遷が、それで自分の歴史であり、自分の成長も辿れる。年に一度、それらを見直して今後の10年間の予定を考えている。

 「108の夢」のクリアファイル、には「死ぬまでにやりたい108の夢」の資料がファイルされている。今までの実績、これからやりたいことのリストを更新した。まだやりたいことが108個まで出しきれていないのが残念だ。紙にやりたいことを書いておくと、自然と実現するものだ。夢の実現には、まず見える形にするのが、秘訣である。

 「課題」のクリアファイルには、教育問題、認知症問題、少子化問題、日本再生、大垣再生、資金調達等の自分で考えたいテーマの資料(雑誌の切り抜き等)をファイルしている。それを見直して、新たな知見を書き込んだ。

 溜め込んだ情報と知識を、賢さで智慧に消化すると新たな知見が浮かんでくる。そのために場を変えてみるのも効果があった。それも極端に変えるのも良いことだ。それで惰性の人生が変えられる。

 ニュートンの運動力学第一法則は、止まっているものは永遠に止まっている、である。それを変えるには、少しの力を与えればよい。

 

 

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 大きな机の上に広げた資料を展望

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永眠の練習

 部屋の寝室には大きなダブルベッドと普通サイズ(それでもデカい)のベッドの2つが設置されていた。貧乏性の私は初日は、大きなダブルベッドは遠慮して、普通サイズのベッドで寝た。しかし翌日の夜、気を取り直して、使えるものを使わないと勿体ないと考え直し、2日目は大きなダブルベッドを使って、永眠の練習をした。お陰で熟睡が出来きて、日の出前に目が覚め、2日の日の出を拝むことが出来た。

 人は毎日が永眠の練習である。一生の内、一度だけ目が覚めない時がある。それが永眠(死)である。私は次の言葉が大好きだ。

 よく働いた一日は、安らかな眠りが与えられる。よく働いた一生は安らかな永眠を賜る。

             ゲーテ

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2023-01-03  久志能幾研究所通信 2581  小田泰仙

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2023年1月 1日 (日)

生涯目標 魂と人格の成長

 明けましておめでとうございます。

 私の年度目標・生涯目標は、自分の魂の成長と人格の向上です。それが人としての最大の課題である。課題とは、目標と現実の乖離をいう。その乖離を少なくする取り組みが修行である。

 いくら知識を持っても、有名大学を出ていても、カネが沢山あっても、地位が高くても、大きな屋敷に住んでいても、人格の低い人間は、何をやってもダメである。人格が低くては、出せる成果に限界がある。その人格は魂の支配下にある。

 

子供は動物

 どんな高貴な人でも、子供は人間ではなく、動物である。人は、躾、教育、経験を経て人間になる。人は艱難辛苦を経て魂が成長した人間になる。人間とは、人と人の間の社会でまともな生活が出来る人である。親が子供に教えるべきは、魂の成長と人格の向上である。

 今、日本で頻発している悲惨な事件は、その躾が軽視されているために起こる。「息子には、お小遣いを月50万円あげているから、息子が不良になるわけがない」と警察に怒鳴りこんだ有名女優が存在する。その息子は覚せい剤で何度も捕まっている。彼女は良妻賢母役の女優業が忙しく、実の息子には何の躾もしなかった。

 日本の現代社会で「誰でもよかった」と無差別殺人が頻発している。全て親の教育の失敗である。親が命の大切さ、子孫の永続を教えなかったのが原因だ。

 「日本は嫌いだ」と言いながら日本国民の税金で外国で豪遊している元皇族がいる。親の後姿を見て育った結果である。子供は親の言うことは聞かない。親がやっているようにする。反面教師の実例である。

 動物から人間になっても、人格が低いと、全てが下品な振る舞いの人生となる。その親の子供も成長して下品になる。

 

積める人生

 「人生はつまらい」と嘆く人は人格が低い。つまらないことをつめるのには、高い人格が必要だ。つめないから、つまらない人格になる。

 

見えない世界

 高い人格に成長すると、見えないものも目えてくる。山の5合目から見える景色と、山頂から見える景色がまるで違うのと同じである。

 仏様の世界でも52段階の位がある。最高階の第52位にはお釈迦さが居られる。その次に即位されるという現在51位の弥勒菩薩様は、56億7千万年後に現れるとされる。つまり弥勒菩薩様は、あと56億7千万年間の修行を積まないと、お釈迦様の段位の悟りに到達できないのだ。位を一段でも上げる修行は厳しく長い年月が必要である。

 

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人間としての修行

 修行を積み、長所を伸ばし、人格が高くなると、持てる欠点も人間味となって、味のある人間になる。人間の欠点はなくしてはならない。欠点のない完璧な人間になれば、人ではなくなってしまう。それは神である。それでは人でないので、「人でなし」である。欠点を持ったまま、熟してこそ、欠点が人間味となり、人格が上がる。それが角熟である。人として技を磨き、精神を高揚させることが修行である。

 人には108の煩悩がある。その煩悩を消すのが修行である。煩悩を一つ消せば、位が一つ上がる。私は年に一つずつ煩悩を消していきたい。そのため、108歳まで修行が必要だと私は判断した。

 煮ても焼いても食えぬ喰えん人間が下品なのだ。味のある人間は喰える人だ。人間社会で美味しく食べてもらってこそ、社会への貢献である。カマキリは、交尾が終わると、雄は雌に頭から喰われてしまう。生体系の摂理で、麻酔が分泌されて、食われても雄には苦しみはない。その雄の体が子供の栄養となるからだ。それが種の保存の摂理である。

 

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 自著の「修身」のテキストより

 

魂の成長

  人には魂がある。その魂の本質は「鬼」である。その「鬼」が「云う」と書いて、「魂」である。本来、人は鬼なのだ。その鬼を「人に非ず」と書いて、「佛」である。人と超越した存在の「佛」になるために修行がある。

 己の中は佛も住めば、鬼も住む。此の世は全てプラスマイナスの世界である。己の中には、「向上しよう」とする己と、「そんな辛気臭いことは止めとけ」と足を引っ張る鬼のようなもう一人の己がいる。その鬼が自分のいやらしい面をよく知っていて誘惑してくる。それを克服するのが修行である。鬼に見つめられれば、襟を正さなければならぬ。私は国家試験の受験勉強中に、机の前に松本明慶大仏師作の「魂(おに)」を置いて、睨んでもらって勉強をした。

 しかし受験には失敗した。そのお陰で、致命的な病気が発見できて、治療を始めることができた。そのため、突然死のなる手前で、間に合い、手遅れにならなかった。その時、治療を始めなければ、今頃、心筋梗塞、脳梗塞になってこの世を去っていただろう。認知症にもなっていただろう。ただ癌にはなってしまったが、死は免れた。受験失敗も仏様からの啓示である。それで良き経験を積むことが出来た

 

 

Dsc04554sjpg 松本明慶大仏師作 「魂(オニ)」

Dsc09818s 松本明慶大仏師作  

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 馬場恵峰書

 

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 聖人の要素だけでできた人間はいない。その鬼を抑え込んでこそ、人間である。それを抑え込む過程が修行である。内なる鬼を抑えられなければ、本能のままに生きる犬畜生と同じである。

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2023-01-01  久志能幾研究所通信 2580  小田泰仙

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2022年12月31日 (土)

カルト教団の手口 地獄ツアーへのお誘い

カルト政党 

 統一教会の被害者救済法案では、公明党からの骨ぬ抜き工作が酷く、政府の法案が有名無力になっている(週刊誌報道)。なぜ自民党はそんな危ない宗教団体の党と連立を組むのか。自民党が情けない。創価学会は、フランスでカルト教団として認定されている。統一教会、創価学会の信徒は、脱会しようとすると、「地獄に落ちるぞ」と脅迫されるそうだ。

 

カルト教団からの勧誘

 2011年頃、私は定年退職後、経営の勉強をしようとG経営研究会(会員100名ほど)に入会した。私が総会後にクロークでコートを取り間違えた縁がきっかけで、元会長氏からN新興宗教団体に誘われることになり、入会寸前まで行った。なにせ紹介してきた相手がG経営研究会の元会長さんで会社の社長ある。信用しないわけがない。その教団は日本13大宗教の一つという。試しに入ってダメならすぐ脱会すればよいと安易に考えて決断した。

 入会金は38万円と微妙な金額である。京都で3日間の秘密の入会儀式があるという。安すぎると安っぽい教団と思われるし、50万円以上なら、躊躇してしまう。それで試しの入団を決めた。

 

暗転

 その後、その元会長に某会計事務所に連れていかれ、そこでその教団の詳細説明を受け、入会を勧められた。その所長は、その地区のボスのようだ。その後、その会計事務所の所長から「ネット情報は嘘ばかりだから、見ないように」と注意をうけた。

 しかしネット記事を見るなと言われると、逆に怪しく感じネット上で情報を確認した。そしてその教団の酷さを発見して、慌てて入会を思いとどまった。くわばらくわばらであった。

 

ほめ殺し

 元会長は「小田さん、貴方は選ばれたのです。選ばれる人は稀有なのです」と私の自尊心をコチョコチョとくすぐり、言葉巧みに入会を勧めてきた。「貴方の家は未来永劫救われるのです」と。この手法は商売でも応用できそうだ。

 そう、信徒には新会員獲得のノルマがあり、必死なのだ。それだけ必死になれば、どんな商売でも成功する。彼は選ぶ道を誤ったようだ。人生では努力よりも、選択が大事である。間違った道を選択し、そこでどれだけ頑張っても絞首台が待っているだけだ。

 

入会儀式

 その秘密の入会儀式のため京都に行く道中、紹介者が監視役のように付き添い、他人とは接触しないようにするという。気が変わり途中で逃げられることを防いでいるようだ。

 その紹介者も新信徒獲得のノルマがあるようだ。正式の仏教、キリスト教では、信徒の獲得は戒律で禁止されている。だから新興宗教は怪しい。

 秘密の儀式内容は、心理学を悪用した洗脳教育のようだ。真っ暗な部屋の中でガンガンと音楽を流し、思考を停止させて洗脳させる方法である。その方法は、米軍がベトナム戦争で精神を病んだ軍人を社会復帰させる為に開発された心理学応用の治療手法の悪用である。

 私も1999年頃、ある自己啓発セミナーで同じような手法で「洗脳」された経験がある。それは考え方を前向きにする正当な方法であったので、私には良い影響を与えた。たぶんオウム真理教も同じ手口を悪用したと推定される。

 

脱会すれば地獄行き?

 その教団では、脱会を申し出ると、地域の信徒が大勢で自宅に押しかけてきて「脱会すれば無間地獄に落ちるぞ」と家の回りで大騒ぎをして脱会を阻止するという。信徒も真面目に脅迫しないと、教団から睨まれ、過度な寄進を強要されそうになるので、真剣に脅迫してくるという。そうやって相互監視、相互脅迫の自縛システムで教団を守っている。オウム真理教も、麻原が大勢の信徒の前で脱会しようとした人を集団リンチ死させている。同じ手口である。一緒にリンチに手を貸さないと、今後は自分が集団リンチの憂き目にあう。その場は世間から隔絶した教団内部である。だれも助けてくれない。だから脱会は難しい。

 無間地獄に落ちるのは、大変なのだ。親殺しをしないと無間地獄には行く資格がない。それを脅しで使うのはブラックジョークである。

 

真の地獄

 地獄はあの世にはない。狂った新興宗教団体に入会した状況が地獄なのだ。思考停止で、教団のロボットになることが地獄である。その地獄の中で、サリンを撒いて、絞首刑台に上った高学歴の若者が多数いた。バタフライ効果で、安陪さん暗殺のような事件が起きる。自民党とカルト教団の公明党が組んで、日本を間違った道に進ませることが地獄への道なのだ。ウイグル族を強制労働で強制収容所に隔離し、生きたまま臓器を取り出すことをしているのが中国共産党である。その中国共産党を擁護する公明党と組む自民党では、日本は地獄に落ちる。

 

入会費用

 入会後も、色んな名目でカネをむしり取られる。入会前の説明では、年間で数万円程度のはずが、結果はとんでもない金額になる。そんなことは事前には何も教えてもらえない。教団本部の建設費用、信徒数から計算すると一人1千万円を超える金額がむしり取られている。

有名企業の会長とかも信徒に名を連ねているが、宣伝塔である。彼らは教団から優遇され、嫌な思いはさせられていない。真剣に入団を進めている。有名人には天国で、一般信徒は地獄である。宣伝塔の桜田淳子は天国組なのだ。それはK国の将軍様用の歌姫扱いとよく似ているようだ。

 オウム真理教では、全財産を教団に貢いで入団である。それが出家である。だから脱会しても帰る場所もない状態である。残るも地獄、去るも地獄である。

 またご奉仕の名目で教団本部の掃除に駆り出される。それも本部の本殿の一般見学者達に目に触れられないように、とんでもない時間指定で遠方より駆り出される。その肉体的疲労で、その帰路に交通事故で亡くなられた方もいるという。奉仕地獄である。

 その後の情報で、新本殿建設の為、富士山麓に土地を入手したとの週刊新潮の記事にあった。

 以前、岐阜県で町長が襲われる事件があった。どうも新本殿を建てるための土地の入手を巡っての因果のようだ。あくまで噂であるが、そんな噂が出るだけ、怖ろしい。火のない所に煙は立たぬ。

敵もITを駆使

 ネット上のヤバい情報では、教団のIT部隊がその書き込みを削除するという。また教団のIT部隊によりWikipedia情報も書き換えが頻繁にされている。私もその情報の書き換えを目のあたりにした。教団に都合の悪い情報は直ぐ消されるのだ。

 お葬式があると、教団がそれを取り仕切り、香典は全て持って行ってしまう。それでは死んでも浮かばれまい。

 信徒獲得のため、一般向けに教団の本殿の見学会が開催されている。その見学会では、一般見学客が信徒の掃除する場面とかち合わないように、調整がされている。また信徒は一般見学客と口をきいてはならない戒律があるようだ。ご奉仕の名目の強制労働がバレては困るからだ。その見学ツアーも、各所で頻繁に点呼が行われ、見学者が勝手に境内を見て回れないように監視されている。何も知らない見学者は極楽のような本部本殿を見学して感激だけすることになる。地獄で知らぬが佛である。

地獄

 自分が考えることを止めた時、地獄が出現する。自分が破産しても、1億円を統一教会のような団体に寄進するのだ。自分を信じず、安易に他に頼り、自惚れもせず、自分の思考技を磨く精進をしなかった罰である。それが「佛様のお裁き」である。因果応報である。自分の頭で考える訓練をしていれば、どこかで踏みとどまれる。

 

普賢菩薩

 人生で必要なのは知識ではなく、智慧なのだ。賢さなのだ。私は毎日、普賢菩薩様に手を合わせている。頭が悪くても、賢さがあれば地獄は避けられる。私はオダ仏教の教祖だと自惚れている。オダ仏教は曹洞宗トヨタ教の末寺である。法典はトヨタ生産システムである。神仏を敬えど頼らず、自分で解決する。自工程完結で、何故なぜを5回繰り返し、答えを出す。

 

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 松本明慶大仏師作 普賢菩薩

  多くの選択肢から正しく選択し、賢く決断せよと教える佛様。

 

2022-12-31  久志能幾研究所通信 2579  小田泰仙

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