2023年1月27日 (金)

観音菩薩が見る、観る、視る

 

 彩色佛師が最大の注意を払うのが、仏師が目として彫り上げた部分に、目を画くことだ。仏師が意図して彫り上げた点から一分もずれてはならない。目は口以上に心を表している。

 観音菩薩様の目は、慈しみの目で拝む人を観ておられる。しかし横から見た観音菩薩様の目は、拝む人を厳しい目で視ておられた。真正面から見る観音菩薩様の目と、横から見る観音菩薩様の目は違っていた。菩薩とは、如来になるため仏道を修行中の佛様である。そのため人を観る眼を養い、修行しておられる。優しいだけでは佛の座に就けないのだ。

 その目を表現した「瑠璃観音菩薩像」を松本明観さんに解説してもらった。その目を描くのは、仏像彩色師・岩田明彩さんである。

 瑠璃観音菩薩とは、東の瑠璃浄土を守る薬師如来に仕える観音菩薩である。薬師如来は瑠璃壺を携えている。瑠璃壺は薬を入れる壺である。つまり薬壺である。西の浄土を守るのが、大日如来様である。東は生れてくる世界、西は死んでいく世界。その東を守っているのが薬師如来、西の浄土を守っているのが大日如来である。

 場所は2023年1月22日、福井市西武百貨店で開催されていた「松本明慶仏像彫刻展」会場である。

 

 

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 慈しみの目で拝む人を観ておられる

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  衆生を厳しい目で見つめる観音菩薩様
 

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  瑠璃観音菩薩像 松本明慶大仏師作

 

 

現地現物、選択と決断

 現地現物とは、問題が起きた時、自分で現地に行き、自分の目で、良く見て、観て、視て、素直な心で状況を完全に把握することである。そして多くの選択肢から一つを選択して、実行を決断する。それに対して罵詈雑言を浴びても、それに忍耐することである。何時かは真実が明らかになる。忍耐の「忍」とは、自分の心に刃を向け、「それでよいか、よいか」と自分に問うことである。

 現地現物はトヨタ生産方式の基本である。

 

 馬場恵峰先生は過去に5回も保証人になる依頼を断ったという。保証人を頼みに来た人たちは、後日全て破産した。

 彼らは、仏の恵峰先生なら無条件で保証人になってくれるはずと思っていた。依頼人に「なぜ私に保証人を頼むのだ」と聞いたら「もう馬場恵峰先生しか頼むところが無い」であった。

 恵峰先生は、相手を良く見て、観て、視て、素直な心で決断し、保証人になることを断った。その後、その5人の依頼人は、全員破産した。もし馬場恵峰先生が保証人を引き受けていれば、先生も破産していた。先生のその後の人生は無かっただろう。日中文化資料館も消えていただろう。

 人生の荒波を航海するには、人を見る眼が大事である。お人好しだけでは難破する。お釈迦様でも全ての人を説法はしなかった。

 

 赤い羽根共同募金活動でも、善意の裏で蠢くどす黒い邪心を良く観ないと、自分の人生も社会も破綻する。観音菩薩様の目で、良く見て、観て、視て、素直な心で状況を完全に把握することである。

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P10506591s 馬場恵峰書

 

見る、観る、視る

 「見る」は、無意識で、受動的である。

 「観る」には、前提として動植物や自然、試合や芸能などの対象を見きわめようという意識や行動がある。能動的である。

 「視る」は「調査をする時など気を付けてよく見る時」に用いる。「視点」や「視線」と使われることからも分かるように、「どこかに行って、目的物をみる」、「目の前にある物に視線を集中させてみる」、「一点に集中して見る、一ヵ所を注意深く見る」と、能動的な意味を表している。

 

四苦八苦

 娑婆から聞こえてくる「音」は、心して観なければ、真実には到達できない。だから耳は二つあるのだ。

 「目」の字の四方八方に枝が伸びて「耳」である。

 「目」を横にすれば「四」である。四苦八苦の「四」である。

 

 四苦八苦とは、仏教における苦(ドゥッカ)の分類である。根本的なドゥッカを生・老・病・死の四苦とする。

 生苦とは、衆生の生まれることに起因する苦しみである。

 老苦とは、 衆生の老いていくことに起因する苦しみで、体力、気力など全てが衰退していき自由が利かなくなる苦しみである。

 病苦とは、 様々な病気があり、痛みや苦しみに悩まされる仏教問題である。

 死苦とは、 死への恐怖、その先の不安などの自覚である。衆生が免れることのできない死という苦しみ。また、死ぬときの苦しみ、あるいは死によって生ずるさまざまな苦しみなどである。

 

 根本的な上記の四つの苦に加え、下記の4つを含めて四苦八苦という。

 愛別離苦とは、親・兄弟・妻子など愛する者と生別・死別する苦しみ。愛する者と別離する苦しみである。

 怨憎会苦とは、怨み憎んでいる者に会う苦しみである。

 求不得苦とは、求める物が思うように得られない苦しみである。

 五蘊盛苦とは、五蘊(人間の肉体と精神)が思うがままにならない苦しみである。

 

 

2023-01-27  久志能幾研究所通信 2598  小田泰仙

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観音菩薩像の撮影許可は、松本工房より頂いています。

 

2023年1月26日 (木)

赤ん羽根狂同墓金、腹黒鼠が公金チュ―チュ―

 

 大垣市から毎年末、一戸当たり400円の「赤ん羽根共同墓金」の上納金を出すようにとお触れが回ってくる。町内には生活保護を受けている家庭もある。そんなことお構いなしに、強制募金命令である。

 市民が真実の情報をネットを通して知っている現代社会では、赤い羽根共同募金の金を不正に使ってはあかんのです。そんなことをすれば、すぐ露見して穴を掘るのです。

 今までは既存のマスコミは、国民を洗脳するために真実を報道しなかった。しかし、現代ではSNS等で真実がすぐ拡散し、嘘がすぐばれる。

 私の町内では従来、町会費から戸数割り当ての4万円が払われていた。一戸一戸集金に回るのは、班長さんの負荷が大きいので会費に組み込み、機械的に大垣市に「上納」である。これは長年続いている慣習である。だからこの件は、町民が町内の役員をやらないと知らないままだ。他の町内会も同じようである。それを大垣市が悪用して寄付を強制する体制になっていた。

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キャッシュバック

 その集めた募金総額に応じて、集めた団体には、募金額の7%が褒賞としてキャッシュバックされる。そのカネの使い道は闇の中である。善意のお金が鼠にチュ―チュ―されている。だから私は、赤い羽根共同募金に不信感を覚える。

 そのキャッシュバック通知書も、赤い羽根共同募金会の大垣支部長の石田仁市長名で各自治会に出されているようだ。石田市長は、募金を錦の御旗で市民からたかり、ゴミ袋有料化政策で市民に大嘘をいって増税で攻める。大垣市の税金は県下でも他市よりも高いのだ。役人達は利権のアガリでのうのうとしている。

 その結果として大垣市の役人の給与は全国的に上位にある。それに対して大垣市民の年収ランクは300位程度で、全国で平均並みである。要は役人の給与は、お手盛りでもらい過ぎなのだ。また大垣市の税金は県下一高いようだ。しかし市民への住民サービスは県下最低である。

 大垣市役所職員年収 685万円  全国67位( 全国792市中で上位)

 大垣市民の年収   320万円 全国280位

 不適切な募金の使い道はローマに通じるように、全て汚役人の利権の貪りに通じている。ローマは一日にして成らず。この不正利得は、役人が戦後70年間に亘って少しずつ利権を拡大して強奪してきたのだ。

 

公金不正使用

 数年前に町内の会合で、赤い羽根共同募金の自由化を提案したが、大垣市と利権でつながっているボスから反対されて、提案は潰された。

 後年、そのボスは国からの助成金を自分達の会で不適切に使っていたことが露見した。それは公金横領に相当する犯罪である。そのボスは次年度の役員から排除された。

 要は腹黒い鼠が公金を赤い舌を出してチュ―チュ―である。

 

従来の募金

 当町内では2年前から、赤い羽根共同募金(大垣市への上納金)を一戸400円(合計4万円)の計算ではなく、町としての「志」として1万円にすることにした。

 そうしたら大垣市のアホな事務局担当者は、その領収書を(1万円÷400円=と電卓を叩いて)25軒分として発行した(笑)。これはブラックジョークではなく、オツムがお花畑のおとぎ話である。担当者も、大垣市汚役人から洗脳され、市民から金を巻き上げるのが当然という頭になっていた。

 

不正発覚

 今回、赤い羽根共同募金のカネがColaboに違法に流れ、大問題としてネット上で大炎上している。しかし既存のマスコミや地上波は、敢えて無視して報道されていない。やっとサンケイが報道を始めた程度である。だからネットを見ない高齢者はその騒動を全く知らないようだ。どうも既存のマスコミは裏で闇とつながっているようだ。これでマスコミは洗脳装置であることが露見した。

 

今後の対応                                    

 当町内は、来年度から赤い羽根共同募金へは、各自の自由参加とすることにする予定である。従来、赤い羽根募金に回していたカネを防災関係に回す予定である。南海トラフ大地震は2035年±5年でくることが確実視されているからだ。その準備でカネが必要である。

 

 

Colabo どす黒い「赤い羽根共同募金」で炎上

  

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2023-01-25  久志能幾研究所通信 2597  小田泰仙

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2023年1月24日 (火)

ご案内 山路徹個展「絵・詩」

 

 私の美術の師である山路徹先生が、岐阜の画廊 Sagan で個展を開催します。

 山路先生は、私より10歳上。それなのに絵は大量に描くし、木工の芸術的な机も作られるし、絵の懸賞応募展に精力的に応募するし、東走西奔と私以上にエネルギッシュである。私は先生の作品の写真撮影で支援している。

 私がメルカリで購入したドラフターも京都からバンで運んでいただけた。先生は私の運転走行距離よりもはるかに長い距離を乗られる。車も3台所有である。師とご縁をつなぐなら、エネルギッシュな師を選ぶべきだと思う。その点で、恵峰先生もエネルギッシュであった。

 私は山路先生に岐阜県内の画廊、美術館、骨董店、喫茶店、古民家によく案内してもらっている。幸せである。先生の紹介でラジコンヘリコプター(インテリアとして展示用)も格安で手に入れた。齢108歳のドイツ製掛け時計も先生の付き合いの骨董屋で格安で手に入れた。

 私の家には、山路先生の木工の机等の作品が、30点以上もある。まるで山路徹作品展示館である。松本明慶先生の仏像を展示するテーブルも山路先生に特注で作ってもらった。

 他の情報はカテゴリー「m-木魂-作品展示室」を参照ください。

 

日時  2023年2月4日~2月28日

    11;00~17:00(最終日は16:00まで)

    水・木定休 19日臨時休業

場所  画廊 Sagan

 

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2023-01-24  久志能幾研究所通信 2596  小田泰仙

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蟹一杯で36,000円 口は一つ、耳二つ 😿で諦め

 

 2023年1月22日、福井市西武百貨店で開催されている松本明慶仏像彫刻展に出かけた。帰りに蟹を食べようと思ったが、あまりの値段の高さに恐れをなし、蟹を食べずに、駅弁で済ませて帰ってきた。

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皇室献上

 5年程前、福井市で蟹を食べたが、その時は2万円ほどであった。確かに美味かったが、今、冷静に考えると一回の食事代で2万円は考えてしまう。それから私も大病をした。またウクライナ戦争も発生した。それで今は蟹の値段も爆上げとなっていた。福井駅の蟹販売店では、一杯3万6千円で売られていた。その上段に置かれた極上品の蟹には、「皇室献上」と書かれ、5万6千円の値札が付いていた。

 

 商売として、「皇室献上」と書かれた看板をそれみよがしに掲げるのは、何か下品と感じた。特に最近は、穢れた話題ばかりが流れる皇室関係である。お店も常識ある商売をして欲しいと思った。それを見て、その店でおみやげ品まで買う気が無くなった。仏様が耳元で「止めとけ、やめとけ」と囁いたようだ。食品関係の商売は、味だけでなく、感性や佛性が大いに影響する。なにせ他の命を頂いているのだ。

 

喰いの悟り

 蟹に一杯3万6千円の金を出すなら、地元大垣で5千円のメシを7回食べた方が良いと判断して、蟹は諦め、昼食は駅弁で済ませた。その駅弁は釜めしであったが、容器がプラスチックであった。駅弁の冷めた釜めしを食べるくらいなら、温かい蕎麦の方がよかったと後悔した。

 どんな極楽品でも一度試すと、ああこんなもんか、と悟りが得られる。その同じ極楽を何度も試すのは愚か者である。人間の感覚はすぐ麻痺をするものだ。

 

さるおん方のゲテモノ食い

 さる高貴なA御方は、税金を使っての飽食に飽きて、国際条約で保護された動物カピバラをゲテモノ食いされていた。ゲテモノ食いをすると、誇りも羞恥心も遵法精神も消えるようだ。それが世間に明るみになり、国民の批判の嵐に晒されている。人が驕りで贅沢三昧をした場合の末路である。反面教師として国民の模範になるはお笑いである。KK問題は起こるべくして起きたようだ。それを因果応報という。

 

智慧と賢さ

 人は食べて1合、飲んで一升、寝て1畳、立って半畳である。それ以上を望むと、地獄の落し穴が待っている。お天道様の下で、人間として健康に、謙虚に暮らすのが最高の生き方である。

 私は今までは美味いものを大食いしていた。その結果、私は大病を患い死線をさまよった。私は何度も愚かな試行錯誤を経て、やっと悟りに境地に達した。やはり人間は痛い目を経験しないと知恵がつかない。

 

誘惑の多い娑婆で生きていくために必要なのは、知識と賢さである。

知識泥棒では人は大成しない。実体験で得た智慧しか役に立たない。

口から多すぎる食料を入れるから、病気になる。

 だから仏様が口は一つで十分と制限した。

頭に入れる栄養が、長生きをさせてくれる。

 だから仏様が両耳で法話をしっかりと聞けと二つにされた。

 

大事を恐れることなかれ、小事を侮るなかれ。

 大事とは大病である。小事とは日々の食事である。

 大事とは使命である。小事とは日々の生活姿勢である。

 

 

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 松本明慶大仏師作 文殊菩薩

  衆知を集め、文殊の知恵を出せと教える佛様。

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 松本明慶大仏師作 普賢菩薩

  多くの選択肢から正しく選択し、賢く決断せよと教える佛様。

 

 

2023-01-23  久志能幾研究所通信 2595  小田泰仙

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2023年1月22日 (日)

Colabo どす黒い「赤い羽根共同募金」で炎上

 

 昨年2022年末よりネット上で炎上しているのが、仁藤夢乃さんが代表をつとめる一般社団法人Colaboにまつわる「赤い羽根共同募金」問題である。

 2018年度 700万円

 2019年度 980万円

 2020年度 1000万円

と、3年間で合計2680万円の助成決定報告があるとの指摘がSNSで行われ、赤い羽根の中央共同募金会に対して批判の声が溢れ、炎上している。

 Colaboとは、30年前からある貧困ビジネス生活保護を悪用するホームレス支援事業の仕組みである。シェルターを作り、看護師も入れ、天下りに警視庁ОBも受け入れる東京都若年被害女性等支援事業である。

 またColabo以外の助成先も問題視されるなどしているようだ。

 ナニカグループが助成金800万円を20人で山分けして、化粧品を配っているか。

 赤い羽根募金の理事が、自分が代表を務める協会に、4年間で1000万円以上も助成しているとか。

  赤い羽根や緑の羽根の原材料を中国から調達するから、その裏金が中国に流れているという情報もある。

 赤い羽根共同募金のカネが在日の韓国料理教室に流れているという情報もある。

 合計で億単位のカネが不正に「赤い羽根共同募金協会」から流れているようだ。市民が善意で出した募金が悪用されている。

 私のブログでは5年前から、大垣市が強制的に集金している「赤い羽根募金」を批判してきた。5年経ってやっと闇が表に浮かび上がってきた。喜ばしいことだ。

 

久志能幾研究所通信: 赤い羽根で牙を隠す凶暴募金の妖怪

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2023-01-22  久志能幾研究所通信 2594  小田泰仙

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2023年1月20日 (金)

大垣市の寒さ対策なし 石田市長は増税の鬼

 大垣市政は市民に冷たい仕打ちをこの20年間してきたので、すっかり大垣経済が冷え切って、大垣経済は衰退し、特に大垣駅前商店街は死滅寸前である。それに対して、無為無策の石田仁大垣市長は、県下一豪華な新市庁舎に居座ってぬくぬくとご満悦である。

 市長の一番大事な仕事は、実務ではない。異常に気が付き、声を出して、その対策の指示をだすことだ。石田市長は、それに気がついていても、両目をつぶって「(大垣市の没落は)軽傷だ、朝銭だ(継承と挑戦)と口先だけで、何もしない。前市長の無為無策と同じ間違った政策を継承するから、大垣は没落を継承している。そして市民を地獄に落とすことに挑戦している。

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表敬訪問ラッシュ

 市長はやることが無いので、小学生の表敬訪問を御用新聞に掲載させ、次に選挙のための顔売りに余念がない。市長としてやるべきことは、表敬訪問を受けることではない。そんな雑事は副市長に任せればよい。もっと緊急課題があるだろう。

 衰退しきった大垣市をどう復活させるか、それに取り組むのが市長の最優先課題である。

 石田市長には、時間はあと2年2か月しか残っていないのだ。もう半分近く任期が過ぎたのだ。

 人の明日はわからない。一刻の猶予もない。

 市長という行政のトップに立ったら、任期の残り時間を意識して政策を実行するのが必要だ。

 人生でも死を前提に、今から残り時間を意識すべきだ。そうしないと、何も残せない。そうなっては、死の床で後悔することになる。

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増税

 そんな状況なのに、石田大垣市長は増税にはご熱心である。ただでさえ大垣市の税金は高く、市民へのサービスレベルは貧弱なのだ。大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低なのだ。

 今年から石田市長はゴミ袋有料化政策を開始した。実質の増税である。実際は家庭ごみは減っているのに、増えていると大嘘を言って、ゴミ袋有料化政策をごり押しである。そういう面に熱心なだけ、市民の懐が寒くなり、大垣経済が冷え込み、若い人は結婚もできない状態に追いやられる。

 だから大垣市人口は小川敏から石田仁に市長が変わって、今まで通り、22年間も減少の一途である。市民生活がお寒い大垣市から皆が逃げ出しているだ。大垣市の公示地価も22年間、下落に一途である。もう半値以下に暴落した。大垣市に住んでいたら、保有する不動産財産で目減りという大損害を受ける。私も一千万円の大損害を受けた。すべて行政の長の責任である。市長がやるべきことをやらなかったのだから。

 

福岡市の例

 現在、日本一発展している福岡市では、高島市長が表敬訪問を拒否する。表敬訪問は、売名行為で福岡市の発展に貢献しないからだ。その表敬訪問に対応する時間で、大事な仕事に費やす時間を奪われるからだ。

 大垣市では、事前選挙運動の顔売りが目的なので、小川敏も石田仁も表敬訪問は大歓迎なのだ。市長が顔売りにうつつを抜かし、経済復興の政策を無視したので大垣市は没落した。

 

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資料

大垣市の地価  下落が止まらない

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55%    下落 

 2021年[令和3年]     6万0993円/m2   -1.24%  下落 石田仁市政1期目

 2022年[令和4年]     6万0683円/m2  -0.81%  下落

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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大垣市の人口推移、減少傾向が止まらない

 大垣は衰退している。それでどうしてゴミが増えるのか。

2006年  166,925 人   この年に上石津町を併合

  一見人口増だが、合併で大垣市の面積が増えたので、人口が増えたように見えるだけ。実質的には人口減の傾向は変わらない。元の大垣市部分は人口減は続いている。人口は微増だが、人口密度は半減した。

2007年  166,960  

2008年  165,420  減少

2009年  164,680   減少  小川敏市政3期目

2010年  164,649   減少

2011年  164,306   減少

2012年  163,134   減少

2013年  162,859   減少   小川敏市政4期目

2014年  162,702   減少

2015年  162,157   減少

2016年  161,992   減少

2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

2018年  161,308   減少

2019年  161,123   減少

2020年  160,485   減少

2021年  159,359    減少 石田仁市政1期目

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2023-01-20  久志能幾研究所通信 2593  小田泰仙

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2023年1月19日 (木)

108歳目標(16/16) 寒さで寿命が縮まるのを防ぐ

 

 「がん」は生活習慣病である。それに対して、寒さにより短命になるのは「生活病」であるというらしい。その生活病が原因で、高血圧になり、脳内出血、心臓発作等で亡くなる確率が急増する。

 日本では部屋の温度が18度以下の家が55%もある。コタツや電気ストーブの部分暖房でしのいでいるようだ。だから冬場の家での死亡事故が多い。

 

室温と血圧の関係

 部屋移動で温度が10度低い部屋に行くと、血圧が10上がるという。そのため、冬は血管障害での死亡事故が生しやすい。こういう事故例は、中途半端な暖房をしている本州で発生する。寒冷地の北海道では、しっかりと断熱工事と暖房をしているので、居間の平均気温が19.8度である。それに対して本州の栃木県のそれは15.1度、大分県のそれは14.9度である。冬場の他季節に対しての死亡率上昇率は、北海道が11%だが、栃木県のそれは25%と北海道よりも2倍も上昇する。(伊香川賀俊治教授調査)

 

 がんが生活習慣病であるから、狂った食生活、狂った生活習慣を正さないと、がんを切ってもまた再発する。同じように生活病は、家の物理的な寒さ対策をしなければ、根本対策にならない。それで私は家のリフォームをした。

 

室温と健康寿命の関係

 部屋の温度が2度違うと、住む人の健康寿命が4年延びるという。(笠井恵理子著『室温を2度上げると健康寿命が4歳延びる』光文社刊)

 温かい部屋に住めば、体温も上がる。体温が1度上がると、免疫力が6倍になる。人はがんでは死なない。がんで免疫力が低下して、入ってきたばい菌で肺炎等になり、それで死ぬのだ。それを防ぐ対策が免疫力向上である。

 

室温と脳活動の関係

 「冬場に1度温かい家に住むと、脳神経が2歳若くなる」と伊香川賀俊治教授(慶応大学)は言う。WHОは、冬の室内温度を18度以上にするようにと強く勧告した。国土交通省の調査では、平均年齢57歳の住居2000戸の居間で6割、寝室で9割が18度に達していなかった。調査した全家屋の55%の家が13度以下であった。

 

我が家のリフォーム

 私の家は築50年の日本家屋であるが、10年かけて、耐震対策と断熱対策をした。全部屋を二重ガラスの内窓付に改造した。一部の窓には電動シャッターも取り付けた。必要な壁には断熱材を取り付けた。トイレは耐震補強を兼ねて、窓を廃止して密閉とした。玄関戸のガラスも二重ガラスに変えた。

 特に居間の窓は、電動シャッター、二重ガラス窓、内窓、その内側の障子と4重である。

 窓から58%の熱の出入りがある。だからその部分の対策をするのが一番効果的である。

 寝室も寝るときはエアコンをかけっぱなしである。

 時間限定で、居間で石油ストーブを使うので、熱交換器式の換気扇を装備した。常時はエアコン暖房である。

 その結果、外の温度が4℃の時、玄関は14℃、居間は24℃、寝室も24℃である。

 

大垣市の寒さ対策 なし

 大垣市政は市民に冷たい仕打ちをこの20年間してきたので、すっかり大垣経済が冷え切って、大垣経済は衰退し、特に大垣駅前商店街は死滅寸前である。それに対して、無為無策の石田仁大垣市長は、県下一豪華な新市庁舎に居座ってぬくぬくとご満悦である。

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2023-01-19  久志能幾研究所通信 2592  小田泰仙

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2023年1月17日 (火)

納骨 風土記 地球環境の持続可能性

 

 関東と関西で、納骨の方式が違うことを、私は古希を超えて初めて知った。関東の同年代の知人に聞いても、同じように知らなかったので、少し安心した。世の中、知らないことばかりである。

 

 今回、関西系の私が東京での納骨式に初めて参列して発見したことは、関東では納骨では骨壺のまま墓の納骨室に収める、とのことである。 中部地方も同じようである。私は中部地方に住んでいて知らなかった。

 関西では、納骨はお墓の納骨室の土の上に(布の袋に入れて)置く

 2015年にお墓を改建したときも、私は古いお墓から回収したお骨を、新しいお墓の納骨室の土の上に置いた。その時は、写経を開眼法要までに110枚ほど書き溜めて、それを土の上に敷いて、その上にお骨を袋に入れて収めた。その袋には全面に般若心経が書かれていた。

 

 東京の知人は骨壺方式が当たり前と思っていたし、関西系の私は関西方式のお骨を土の上に置くのが当たり前と思っていた。東京の知人も、本件を聞いてみたら、東京方式が当たり前で、関西方式を知らなかった。お互い、古希を過ぎた人間で、世間の常識はひと通り知っているはずが、この程度の有様である。言われてみれば、実際の納骨式には、よほどの親族でないと立ち会わないので、その実態を知らないのだ。

 

お墓の機能

 私は、「お墓はお骨を土に還す装置である」と教えられてきた。だから土の上にお骨を置けば、バクテリアが80年かけて土に還してくれる。それを私は正しいと信じていた。しかしそれは各地の風土の違いのようだ。どちらが正しいかではなく、日本では、各地で違った風習なのだ。これで一つ賢くなった。

 なお骨壺方式では、80年経っても骨は風化せずそのままのようだ。しかし長い間に骨壺内に水が溜まるので、最近は骨壺の下側に1ミリくらいの水抜きの穴が設置されているという。

 

墓とは

 人生は幕の内で暮らすこと。生きている間は「お天道様」の下で暮らす。だから「幕」の下側が、「日」である。死んでからは、土の上で暮らす。だから「幕」の下が「土」である。

 

 その字源からみると、お骨は土に上に置くのが正式の方式のようだ。しかし時代が変り、場所も変われば、その方式も変わる。私(人間)は土から生まれて、土に還る。そう思うと、私は骨壺方式よりも、土の上に置かれて土に還った方を選択したい。自分で建てた墓で、自分で書いた般若心経の紙束を布団にして、永眠する予定だ。

 

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 墓芝石に設置した納骨室部。そこに山土を敷設した。この上に墓石が設置される。

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 納骨室に写経の紙を110枚程置いた。その上にお骨を置いた。

 お墓を改建した当時は、自分もこのお墓に入ることを全く考えていなたかったが、冷静に考えれば、自分もいつかこのお墓にはいるのだと気が付いた。その時、冷たい骨壺の中で過ごすより、温かみのある紙(写経紙)の布団の上で、80年かけて土に還ったほうが安眠できそうだと気が付いた。それが地球にも優しいサスティナビリティなのだ。ご先祖様の為にと思って墓を改建したが、それは自分にも返ってくるのだ。情けは人の為ならず、である。

 

2023-01-17  久志能幾研究所通信 2591  小田泰仙

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2023年1月16日 (月)

磨墨智324 自分の評価価値を知ろう - 改

 

遅刻は、自分に対する軽視表現

 相手の自分への認識価値を確認しよう。人は潜在意識で行動する。それがそのまま約束時間での行動に現れる。

 

 自分の時間を大事にする以上、他人との約束時間、特に待ち合わせ時間を守るのも、間接的に大きな時間節約である。人さまの時間を尊重しない人間に、自分の時間の大切さは分からない。

 曰く「遅刻は最大の拒否表現」

 それは人とのご縁を大事にすることだ。私は、人の評価にこの待ち合わせ時間の正確さである程度判断している。その人の持つ人格、人生思想、自分への評価(自分がどの程度大事に思われているか)に、高い相関係数がある。

 

縁起説

 仏教の縁起説では、人生は縁の出会いで始まる。良い出会いが、良い縁を招く。だから良き出会いを求めばならぬ。またその出会いを良いものにする努力をしなければならない。それが、待ち合わせ時間を厳守する心掛けである。

 

未来の損失を防ぐ

  あと36年しか生きられない、残り少ない人生で(?) 、付き合う人物を選別することは人生の密度を高くする。時間にルーズな人から将来受けるであろう時間損失を考えると恐怖である。時間は命なのだ。

 またこのことの、私は自分へのけじめとして、待ち合わせで、電車で行く場合は必ず予定の一本前の電車で行く。そうすれば一つ乗り遅れても慌てなくて済む。現地で時間があれば、することはいくらでもある。

 

 私は待ち合わせ場所を、なるべく本屋ですることにしている。ここは早く行っても、待ちぼうけを食っても、時間を有効に使える場所だ。また人を待たせると、どうしても受け身になる。人生では主体性が大事である。私は、人を待たせるより、待つほうが性にあっている。

 

出入り禁止

 ある知人(経営研究会仲間)が会いたいと言うので、時間を指定した。相手の都合により、指定時間より1時間も早い時間で約束時間が決った。そのため私は図書館から帰宅する時間を1時間早めて帰宅した。当時、私は国家試験受験のため、図書館で毎日勉強をしていた。ところがその約束時間に自宅で待っていると、相手から電話がかかってきて、「今から1時間後に行っていいですか」という。時間に遅れることの謝罪はない。怒り心頭であったが、黙っていた。当日は大した用事でもない話で終わり、そつなく話をして別れた。私は彼の行動に呆れて、その知人とは黙って交際を絶った。

 その御仁は、後日、私ががんで入院したとき、私の不在の家に、とんでもない不始末をしでかした。それで私は電話口で怒鳴りつけて、「二度と来るな」と通告した。そういう人は言わねば分からないのだ。

 私がそんな立場なら、営業マンとして常識的に即刻お詫びに飛んでいく。最低でもお詫びの手紙を書く。しかし彼にはそんな気配もなく、その御仁とはそのまま絶縁となった。そんな気配りもできない心掛けでは、営業成績も上がるまいし、経営研究会に入会している意味もない。その人の行動一つで、その人の能力が分かる。

 

慶弔での待ち合わせ

 特に大事な慶弔関係で出発する場合は、電車を1本か2本前の電車にしている。先日も慶弔関係で遠方に出かけたが、2本前の電車をめがけて行ったので、不都合があっても間に合った。それは当日が休日で、予定した電車のホームライナーが運休の思い違いだった。しかしそのミスには、全く影響を受けず、予定の電車に乗れた。これも予定より早めに行動をしたお陰である。

 その話を相手にしたら、その法事に対してそこまで気を使ってくれたと、大層喜ばれた。そういうことに感じてくれる人は、付き合って心地よい。

 

----15分前の余裕----

 「私の生涯の成功の全ては、他人より15分早く行動したことにある。」

  19世紀初頭、ナポレオンのフランス艦隊をトラファルガー沖で壊滅させたイギリスの名将ネルソン提督の言葉

 

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2023-01-16  久志能幾研究所通信 2590  小田泰仙

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2023年1月15日 (日)

縁起 「この世で縁がない人」との付き合い方

 

 性善説、性悪説を唱えるのは儒教である。「全てのことは縁に始る」との縁起説は仏教である。これは恵峰先生の三回忌法要で圓鏡寺の住職様が、説法でこの教えを説かれた。

 私は、昨年12月24日に九州での恵峰先生の三回忌、昨日(1月14日)に東京での親戚の三回忌に参列して縁起説を意識した。恵峰先生は、儒教の「性善説、性悪説」の教えを否定された。性悪説に従えば、悪人がいくら勉学、修行をしても、善人にはなれないことになるからだ。

 

 仏教の縁起説では、人生は縁の出会いで始まる。良い出会いが、良い縁を招く。だから良き出会いを求めばならぬ。また出会いを良いものにする努力をしなければならない。

 その出会いは全て心が決める。心とはすなわち、その人の魂である。魂の向上を目指さないと、人生は豊かにならない。類は類を呼ぶからだ。

 

4k8a93721s 馬場恵峰書

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縁の多様性

 世間を騒がしているKK問題もやんごとなきお家の騒動も、全て悪縁、穢れた縁との付き合いから始まっている。縁起である。

 安陪さんを殺めた山上徹也容疑者も、その母が間違った教えの縁に関わったのが始まりである。間違った縁につながると、間違った思想に洗脳されてしまう。それから、いくら正気に戻そうとしても無駄である。

 

縁なきご縁

 親戚関係でも、相手がある考えに思い込むと(洗脳状態)、いくら当方が正論を言っても、理解しようとさえしない。だから話し合いが無駄である。それは山上徹也被告の母を説得して1億円のお布施を止めさせるようなものである。その人とは「この世では縁がない」という縁でつながっている。

 現在、私が分かり合えていない親戚たちは80歳以上である。もう時間が無く、生きている間に分かり合える縁もなかろう。それが、「この世では縁がない」という縁である。つい最近、その中の2名が亡くなった。私と分かり合えないままに世を去ったのだ。歳月という名の「佛様のお裁き」である。

 

 515事件では、犬養毅首相が「話せば分かる」というのに、反乱軍は「問答無用」と発砲した。此の世では縁がなかった。その極端な例の惨劇である。

 

 もしお釈迦様が生きておられて、習近平と話し合う機会があっても、ご縁が無いから、分かり合えないであろう。我々が思い違いの人との分かり合いが無理なのと、同じである。

 

全方位外交の愚

 日本には1億2千万人の人間がいる。全能でない凡人の我々は、その全てに人間と縁を結べるわけではない。限られた付き合いの中で、その縁を結んでも、「縁がない人」と無理に縁を結ぼうとするから軋轢が起きる。そういう縁には、近づかず、そっと縁を遠ざけるのが、賢い人の行動である。

 お釈迦様は、全ての人と仲良くせよとは仰せでない。お釈迦様でさえも、縁なき衆生を「縁なき衆生は度し難し」と突き放されている。お釈迦様ではない凡人の我々は、全ての人と平等に付き合うなど無理なのだ。

 第二次世界大戦中のドイツでヒトラーから迫害を受けたユダヤ人で、命を守れたのはドイツから逃げ出した人達だけであった。狂人のヒトラーと個人で戦うのは、狂気の沙汰なのだ。ライオンが襲ってきたら、ウサギのような我々は逃げるしかない。

 

 日本政府も狂国や敵国と、全方位友好外交をする必要はない。それなのに、ノー天気外交で、媚中派の岸田政権は、敵国、味方国の区別なく全方位友好外交を強行している。財界の太鼓持ちのマスコミに踊らされている現状は、痴呆症外交である。次の選挙で自民党にお灸を据えないと、日本国家が危なくなる。

 

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2023-01-15  久志能幾研究所通信 2589  小田泰仙

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