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2023年1月19日 (木)

108歳目標(16/16) 寒さで寿命が縮まるのを防ぐ

 

 「がん」は生活習慣病である。それに対して、寒さにより短命になるのは「生活病」であるというらしい。その生活病が原因で、高血圧になり、脳内出血、心臓発作等で亡くなる確率が急増する。

 日本では部屋の温度が18度以下の家が55%もある。コタツや電気ストーブの部分暖房でしのいでいるようだ。だから冬場の家での死亡事故が多い。

 

室温と血圧の関係

 部屋移動で温度が10度低い部屋に行くと、血圧が10上がるという。そのため、冬は血管障害での死亡事故が生しやすい。こういう事故例は、中途半端な暖房をしている本州で発生する。寒冷地の北海道では、しっかりと断熱工事と暖房をしているので、居間の平均気温が19.8度である。それに対して本州の栃木県のそれは15.1度、大分県のそれは14.9度である。冬場の他季節に対しての死亡率上昇率は、北海道が11%だが、栃木県のそれは25%と北海道よりも2倍も上昇する。(伊香川賀俊治教授調査)

 

 がんが生活習慣病であるから、狂った食生活、狂った生活習慣を正さないと、がんを切ってもまた再発する。同じように生活病は、家の物理的な寒さ対策をしなければ、根本対策にならない。それで私は家のリフォームをした。

 

室温と健康寿命の関係

 部屋の温度が2度違うと、住む人の健康寿命が4年延びるという。(笠井恵理子著『室温を2度上げると健康寿命が4歳延びる』光文社刊)

 温かい部屋に住めば、体温も上がる。体温が1度上がると、免疫力が6倍になる。人はがんでは死なない。がんで免疫力が低下して、入ってきたばい菌で肺炎等になり、それで死ぬのだ。それを防ぐ対策が免疫力向上である。

 

室温と脳活動の関係

 「冬場に1度温かい家に住むと、脳神経が2歳若くなる」と伊香川賀俊治教授(慶応大学)は言う。WHОは、冬の室内温度を18度以上にするようにと強く勧告した。国土交通省の調査では、平均年齢57歳の住居2000戸の居間で6割、寝室で9割が18度に達していなかった。調査した全家屋の55%の家が13度以下であった。

 

我が家のリフォーム

 私の家は築50年の日本家屋であるが、10年かけて、耐震対策と断熱対策をした。全部屋を二重ガラスの内窓付に改造した。一部の窓には電動シャッターも取り付けた。必要な壁には断熱材を取り付けた。トイレは耐震補強を兼ねて、窓を廃止して密閉とした。玄関戸のガラスも二重ガラスに変えた。

 特に居間の窓は、電動シャッター、二重ガラス窓、内窓、その内側の障子と4重である。

 窓から58%の熱の出入りがある。だからその部分の対策をするのが一番効果的である。

 寝室も寝るときはエアコンをかけっぱなしである。

 時間限定で、居間で石油ストーブを使うので、熱交換器式の換気扇を装備した。常時はエアコン暖房である。

 その結果、外の温度が4℃の時、玄関は14℃、居間は24℃、寝室も24℃である。

 

大垣市の寒さ対策 なし

 大垣市政は市民に冷たい仕打ちをこの20年間してきたので、すっかり大垣経済が冷え切って、大垣経済は衰退し、特に大垣駅前商店街は死滅寸前である。それに対して、無為無策の石田仁大垣市長は、県下一豪華な新市庁舎に居座ってぬくぬくとご満悦である。

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2023-01-19  久志能幾研究所通信 2592  小田泰仙

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