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2023年1月12日 (木)

私は芸術家の「おくり人」、閻魔様の前でお裁き

絵画懸賞応募の「おくり人」

 最近の芸術家は、ITを駆使しないと世に出られない。作成した絵画を応募する場合は、その作品を写真に撮り、適切なデータ量に調整して、ネットを通してデータとして事務局に「送る」ことをしないと、受け付けてもらえない。最近は、紙での応募がない場合が多い。

 現代では、作品が成仏するには、「おくり人」によって絵画懸賞応募の事務局の三途の川岸に辿り着かねば、閻魔様の前に辿り着けず、成仏さえできないのだ。

 

ITに疎いと閻魔様の前に行けない

 いくら高尚な芸術作品を生みだす画家でも、ITに疎い人が多い。ITに疎くては、世に作品を「送れない」。私は、芸術家の手足として「おくり人」になっている。

 最近の懸賞応募展では、作品の写真を撮り、写真のデータ量を調整して、ネットから応募である。紙での応募展は少ない。

 さらに、画廊で作品展を開催する場合、チラシや案内ハガキも自分で作成しなければならない。苦しみが一層増す。その場合、「おくりびと」が作品をデザイン配置して、チラシやハガキを作成する。だからハガキやチラシのその製作も、パソコンでの作業となる。最近の芸術家は大変である。

 

前後裁断、全身裁断

 今回、画家の山路徹氏が、岐阜の画廊「ギャラリー・サガン」で作品展を開催するので、その準備の依頼を私にされた。私は上記のチラシ作成、はがき作成、データ送付などの騒動に巻き込まれた。私は画像データの「おくり人」になってしまった。お陰で最近の展覧会関係の状況を知ることができた。それで智慧が一つ増えた。

 

 それもご縁である。それを昔の人は「犬も歩けば棒に当たる」という。だから家に閉じこもっていてはダメなのだ。自分で発信し、自分の足で動かないと、ご縁は手に入らない。地獄の閻魔様の前に出向いて、自分の作品の裁定をしてもらわないと、前に進めない。

 「具体的に動いてごらん  具体的な答えが出るから」 相田みつを

 さらに忙しい現代では、その三途の川の渡し舟に、5分でも乗り遅れると、舟は出てしまう。締め切りがあるのだ。それに遅れると閻魔様の裁定を受けられず成仏できず、幽霊になってしまう。まるでニューヨーク行きの飛行機の出発に5分遅れても、飛行機は離陸してしまうと同じである。だから私はデータの納期厳守の「おくりびと」になった。

 

 修羅場

 本日、その原稿対して特急の修正依頼が来た。前職で技術広報誌の編集長を担当していた経験があるので、なんとか締め切りの修羅場を凌げた。何でも経験はするものである。

 

 下図は、山路徹個展の作品紹介パンフレット(作成途中)です。

 2月に岐阜の画廊「ギャラリー・サガン」で展示会を開催予定です。

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山路徹展  令和5年2月4日~2月28日 

 【Gallery Sagan ギャラリーサガンのご案内】
  住所 岐阜市元浜町35-11 
  営業時間 11:00~17:00
  定休日 火曜日・水曜日
  お問い合わせ (TEL/090-7424-8924)(E-mail/g-sagan@hyper.ocn.ne.jp)

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2023-01-12  久志能幾研究所通信 2587  小田泰仙

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