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2024年10月

2024年10月28日 (月)

「みとりし講演会 生と死」、GHQの呪いで乳癌激増

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 人は新しい命を得て、祝福されて生まれてくる。

 人は志を持ち、夢に向かって、人生飛行へ飛び立つ。船で出航する人もいる。徒歩で出発する人もいる。

 乗り物に差(貧富の差)はあるが、終着地はみな同じ、黄泉の国。

 「一つの命が生まれる確率は、1億円の宝くじが百万回連続で当たるのと同じ」(筑波大学 村上和雄名誉教授)

 大事な自分の命、ご先祖の代表としての自分。

 自分の使命を全うしよう。

 

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 一度飛び立てば、何時かは着陸せねばならぬ。

 人は生老病死である。

 世界一の金持ちであったアップル社のスチーブ・ジョブズは、癌治療に60億円を使ったが、56歳で命が絶えた。お金があっても命の全うは難しい。

  だから生きているだけでも大儲けである。

 長い人生飛行の最期は、優雅に美しく。

 静かな朝もやの中、安らかに彼岸に着地。

 

 

「みとりし講演会 生と死」開催

 昨日(2024年10月27日)、第3回目の映画「みとりし」上映会と講演会を木戸町の多目的ホール(個人所有)で開催した。前回の2回は、各回とも15名ほどの参加者であった。今回は5名であった。大垣市広報でこの催しを紹介したので、もっと多いと予想したが、欠席者が多く、この結果となった。それでも多くの成果があった。

 この映画は何度見ても新しい発見がある。プレゼン資料を作る段階で、多くの学びがあった。また新しいご縁も生まれて、この講演会を実施して良かったと思う。

 

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 小川みさ子氏の講演中      木戸町多目的ホール  2024年10月27日  

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ご褒美

 高齢(85歳くらい)の参加者の二名が、この映画と講演に感銘を受け、「この映画は、我々老人ではなく、若い人が是非見て欲しい」と感想を述べられた。これが私への最高のご褒美であった。やって良かったと思った。

 

 そうなんです。本件は、看取られる側ではなく、看取る側(老いた親を持つ人たち)が関心を持つべき課題です。だから上映会・講演会を継続して開催している。

 

孤独死

 この映画では、看取りの4実例が映画化されている。その一つが孤独死、腐乱事件である。私の町内でも2022年9月19日、70歳の独居老人が孤独死、腐乱状態で発見される事件が起きた。自治会長の私に異変の通報があり、その処置で走り回った苦い経験があった。そのため、この啓蒙活動として本映画会と講演会を始めた。

 現在の日本では、年間約7万人が孤独死をしている。その中、かなりの確率で腐乱状態で発見される。住民が250名ほどの自治会(平均的な規模)では、確率的に5年に一度は遭遇する事件である。人ごとではない。

 孤独死は致し方ないが、せめて死後、数日で発見して弔って上げたい。孤独死腐乱事件を無くすため、町内の絆をもっと緊密にしたい。それがこの映画会を始めた動機である。

 

乳がん死

 もう一例が、若い母親が乳がんになり、それを家族が看取る事例である。この映画で看取りの4事例中の一つで、全国で頻発している事例である。

 私のピアノの先生も同じ病気で亡くなった。それがきっかけで、私のガンが発見された。手術後、私は余命宣告までされた。

 小さい子を抱えた若い母親の乳がん病死は深刻である。この看取りの事例映像では、小さい子供を残して世を去る母親の哀しい気持ちが伝わってくる。何度見ても、目頭が熱くなる。

 彼女の夫は、正式の看取りの作法で、妻を膝に抱えて看取ってあげた。実際に死亡宣告されてから7時間、妻を膝に抱え続けたという。映画ではそこまで描写されていないが、私は小川みさ子さんから、実話を聞いて感銘を受けた。

 

 この場面を見て、乳がんになる原因を考えた。看取る問題ではなく、治療の問題でもなく、乳がんにならない対策が一番重要であるとの思いを新たにした。だからその啓蒙活動の一助になればと上映会・講演会を続けている。

 

 この例は実例をもとにしている。この若い母親は、夫とともに東京で演劇を志していたが、夢かなわず、借金だけが増えて行った。その借金を肩代わりしてもらう条件で、二人は地元に戻り、家業を継いだという。当時の演劇団は赤字続きで、生活は苦しかった。それで、安く生活費を抑えるため、カップ麺や、小麦、植物油、乳製品を摂るような「狂った食生活」であったと推定される。それががんを誘発したのだろう。

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GHQの呪術 

 現在の日本では、年間37万人がガンで亡くなっている。太平洋戦争中よりも2倍近い戦死者数である。まだ戦後は終わっていない。この背景は、米軍(GHQ)が占領政策で、日本人の食料事情を強制的に変えて、日本人を洗脳したことが真因である。

 小麦、植物油、乳製品、甘いものは、脳の快楽報酬系に浸入し、この食品の中毒となる。だから止められない、止らない。そして各種の病気を発症させ、最後は癌になる。その医療費が現在は43兆円を超える(50年前は6兆円)。このままでは国家財政の破綻である。この悪循環を断ち切らないと、日本は滅ぶ。

 これは日米大戦中、日本兵の特攻や万歳突撃が凄まじく、それで精神を病む米兵が続出して、本国に送られ前線に多大な影響を与えた。欧米の想像を絶する日本の戦い方に恐怖心を抱いた米国が、二度と日本がアメリカに歯向かってこないように、呪いをかけた。その結果、50年後に日本にガンが蔓延した。乳がんは4倍増に激増である。糖尿病は50倍である。日本人の2人に一人ががんになり、年間37万人が命を落す。

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久志能幾研究所通信 癌予防、甘くない ノーパン生活 油断して 乳離れ

 

 

 次回の上映会・講演会は11月7日(木)、10:00~12:30

 まだ席はあります。詳細は、大垣市広報10月1日号で

 申し込みは 0584-73-7010 小田まで

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2024-10-27  久志能幾研究所通信 2963号  小田泰仙

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2024年10月22日 (火)

癌予防、甘くない ノーパン生活 油断して 乳離れ

断糖で 健康オタク 福は来る

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 日本民族に小麦のグルテン耐性、乳製品に含まれるエストロゲンの耐性はない。それは日本人が長年(15,000年間以上)、お米、貝類、魚、海藻類を常食としていて、小麦も乳製品も植物油も食べてこなかったからだ。それが日本人のDNAに刻まれている。

 欧米人は、長年(2,000年間以上)、小麦、オリーブオイル、乳製品を摂ってきたので、その耐性が具わっている。

 そもそも、欧米人と日本人は種族が違う。それは肉食動物と草食動物の違いと同じである。それで日本人が欧米人と同じ食事をすれば、日本人は病気になる。宇宙根源の理である。

 肉食動物のライオンに草ばかり食わせれば、栄養失調で死んでしまう。逆に草食動物の牛に、肉ばかり食わせれば、消化不良で死んでしまう。牛に牛肉骨粉飼料を与えて育てたので、狂牛病が発生した。宇宙根源の理に反した育て方なので、病気が出て当たりまえである。

 そういう欧米式の食事に日本人が変更させられたのは、日本が米国との戦争で負けたから。そのため敗戦後、日本は米国の余剰の小麦、植物油、乳製品を不平等条約で強制的に買わされてきた。それは今も続いている。(吉野敏明医師のYouTubeチャンネル情報より)

 利権をもっている議員たちやマスコミや食品会社は「みんなで黙っていようね」と国民には知らせない。

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私の病気遍歴

 私は小さい頃から体が弱く、病気が多かった。

 学生時代は、扁桃腺症、蓄膿症、円形脱毛症、近視、病弱、胆石症、

 会社勤めの時代は、高血圧症、高脂血症、腎臓のう胞、

 還暦後は、白内障、緑内障、網膜剥離、網膜静脈閉塞症、

      心筋梗塞寸前、脳梗塞寸前、認知症寸前、

 そして最後はがんになった。

 

真因探求 

 高血圧症では、「一生降圧剤を飲まねばならぬ」と内科医は言う。

 緑内障では、「根本治療法がなく、一生薬を使わねばならぬ」と眼科医は言う。

 お年寄りよりは白内障や緑内障の眼の病気は多い。その多くは降圧剤を飲んでいる、と眼科医は言う。目や脳、腎臓は血流不足に敏感な臓器です。降圧剤でダメージを受けてしまう危険性がある」(『文芸春秋』2004年7月号、安保徹博士)

 どんな病気も原因があるはずだ。一生薬を使うのはおかしいと思い、この原因をなぜ何故を5回繰り返し、東奔西走(大垣、刈谷、橿原市、奈良市、東京、名古屋、養老町、福山市、久留米市)して多くの医師に診てもらい、真因を探していた。

 辿り着いたのは、久留米市の真島消化器クリニックの真島院長であった。それで油の摂取を控える食事療法を指導された。それで高血圧症は改善した。

 後日、YouTubeを見ていて辿り着いたのが、吉野敏明医師のチャンネルである。両医師とも同じ真因を特定された。

 植物油、小麦を食べない(小麦のグルテンが犯人)、つまりは、油を摂らない、「油断」である。パンを食べない、「ノーパン生活」である。

 そして乳製品を摂らない。「乳ばなれ」である。

 また人生を甘くしない。「甘い」とは、人生で悪いことを表現する言葉である。つまり甘いお菓子類を食べない、である。

 

真因

 私の病気の真因は植物油と小麦粉と乳製品と砂糖の摂り過ぎであった。

 7年前に真島先生の診察を受けて、油の毒が原因であることが分かった。血管の状態は、血管内にプラークが約2mmも蓄積しており、心筋梗塞寸前、脳梗塞寸前であった。

 最近、吉野敏明先生のYouTubeを見て、植物油と小麦粉と糖分の摂り過ぎがその原因であることに辿り着いた。

 これも長く、何故なぜと繰り返して、真因を探求する習慣「なぜ何故を5回」を信じた成果である。これはトヨタ生産システム教

 

原因

 小麦のグルテンは、白血球内の免疫酵素(TNFα)の攪乱物質である。

 免疫酵素がグルテンにより攪乱されて、本来、外敵を攻撃するはずが、攪乱されて、間違って神経を攻撃したのがリウマチである。同じように蓄膿症、扁桃腺も、腺に油が溜まり、免疫酵素が機能しなくなり、病気となる。

 グルテンで免疫細胞が攪乱され、免疫力が低下する。それで免疫細胞が攪乱され、殺すべき癌細胞への攻撃能力が低下する。その結果、がんになる。

 同じ様に植物油はリンパ腺にも蓄積し、緑内障の原因となるはずである(推定)。

 植物油は、体の腺に溜まりやすい。腺とは、乳腺、発汗腺、甲状腺、唾液腺等である。そのため腺が正常に働かず、毒素を外に排出できず、発病する。植物油は飽和脂肪酸であり、これが酸化するとアルデヒドになる。これは発癌物質である。

 戦後、日本人が植物油を多く摂るようになって、ガンが5倍に増えた。

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 乳製品にはエストロゲンが含まれ、牛の子供の成長を促進させる。動物は生れたら早く成長して自立しないと、肉食動物に食べられてしまう。牛などは、生まれて数時間で立ち上がり、動くことができる。人間の赤児と大違いである。だから牛の乳には、成長促進剤としてエストロゲンが入っている。それを草食動物の大人が摂取すると、過剰成長をさせ、癌細胞まで増長させ、乳がん、前立腺がんを引き起こす。

 牛乳に含まれるタンパク質の約80%を占めるカゼインは、腸を傷つける。カゼインが未消化で腸に送り込まれ、腸に炎症を起こすことで腸粘膜のつながりが悪くなりバリアが破綻し腸に穴が開く。そして本来体内に入るべきでない物質が血液中に入り込んでしまう。腸内免疫が狂ってしまう。カゼインは、発癌性物質である。

 だから戦後、日本人が乳製品を摂るようになって、乳がんが4倍になった。

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 甘いものを食べると血糖値が上がり、それで膵臓からインシュリンが出て、血糖値が下がる。しかし、それで血糖値が下がり過ぎるので、肝臓からグルカゴンが出て、血糖値を上げる。その過程で、血糖値が乱高下して、血管内部が穴が開き傷つく。その傷にかさぶたが出来て、傷口をふさぐ。それの繰り返しでかさぶたが蓄積してプラークとなり、血管内径を細める。細くなった血管では血が流れにくいので、血圧を上げるように自律神経が働く。それが高血圧症。その結末は、脳梗塞、心筋梗塞である。そうでなければその末路はガンである。

 そうやって私はがんになった。

 そうやって戦後、日本人が甘いものを食べるようになって、糖尿病が50倍、癌が5倍に増えた。

 また甘いものは細胞を糖化させる。それは老化現象である。老化が加速すれば、免疫力が落ちる。がんになりやすい。

 

後日談

 母は肥満体で、もっと痩せろと口を酸っぱく言ったが、効果なく、高血圧、脳出血、脳梗塞で、半年ほど意識不明のまま亡くなった。それがあり、私は体重管理に気を付けていた。今年が母の33回忌である。

 父が2000年に、ガンになって手術をした。その後、医師に聞いたら、がん部は摘出したので、今まで通りの生活で良いと言う。

 私がガンになり、2019年に手術した。その後、同じ質問を医師にしたが同じ回答であった。

 ガンになったのには原因があるはずだから、それを除去しないと、がんは再発する。そう信じて真因を探り、ガン手術後の生活を一変させた。がんは生活習慣病である。だから生活習慣を変えねば、また癌が再発する。だから食生活と生活習慣を変えた。

 私は5年半まえに、ガンの手術をして、その後、余命宣告をされた。それで生活習慣改善をして、その甲斐があり、手術後、5年後の今も生きている。父はがんの手術後、1年で逝った。今年が父の23回忌である。

 両親は死をもって、病気の実態を教えてくれた。私が今生きているのは、両親のお陰である。

 現在も、太平洋戦争の洗脳工作が継続中である。「お米は頭に悪い、パンが健康に良い、チョコレートが良い、ケーキが良い、オリーブ油が健康に良い、フライパン料理が日本料理より良い」とはアメリカの余剰食糧を売るための洗脳工作である。

 その情報戦争での戦死者は年間37万人(癌の死亡者だけで)に及ぶ。太平洋戦争での年間戦死者の2倍に近い。その件に国会議員と医学界、製薬会社、マスコミは、利権と金儲けで口を塞ぐ。私の両親はその犠牲者である。

 

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2024-10-21  久志能幾研究所通信 2962号  小田泰仙

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2024年10月17日 (木)

鮒ずしが善玉菌を育成し、がんと闘う

 

 鮒ずしは滋賀県民しか食べられない? 他県の人は、鮒ずしは食べ慣れなれていないから、食べる気にもなれないだろう。その味と匂いは強烈である。食べられる人は勇気がある? 

 鮒ずしを食べるには、ナマコや生ガキを初めて食べるのと同じ勇気がいるようだ。

 

60年ぶりの再会

 先日(10月11日)、彦根に知人の病気見舞いに行ったとき、何か思いついて(天啓?)、昼飯を食べたお店で鮒ずしをお持ち帰りにしてもらった。10切れほどで2,000円である。60年ぶりに鮒ずしを食した。食べても、そんなに美味しいとは思わないが、薬と思って食べれば、相応のおいしさがある。酒の肴には絶妙な味と言われる食品である。私が小さい頃は、病気でもないと食べさせてもらえなかった。

 

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 白い部分はお米が発酵したもの。これを通は食べない。 

 これで2000円。

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 滋賀県人は熱いご飯に鮒ずしを「おかず」に、「うまい美味い」と言って食べるそうだ。その後、それのお茶漬けにするのが定番のようだ。私もそのように食べてみたが、とても「うまい美味い」とは思わず、自分はもう滋賀県人ではないと思い知った。

  

末後の鮒ずし

 23年前(2000年)、入院している父が亡くなる直前、鮒ずしを食べたいと言うので、彦根まで買い出しに行った記憶がよみがえった。親戚に案内してもらって、彦根の鮒ずし造りの本家で買ってきた。良き親孝行だったと思う。滋賀県人にはそんな懐かしい食品である。

 今回は、私のDNAがこれを食べるように導いたようだ。体に良い食品は頭ではなく、腸が決めて、脳に食欲の指示をするようだ。腸は脳より頭が良いようだ。健康は腸が決める。食欲は腸が決める。

 

腸内細菌

 腸内には細菌がおよそ1000種類、100兆個も生息していることが知られている。個人差があるが、多い人は1200兆個もの腸内細菌がいる。その腸内細菌の重さは、平均的に3~5㎏である。体の健康には、腸内にビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が占める割合を増やすことが重要である。善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維を十分にとって、同居人である腸内細菌と協同して健康を作ることで命を守る。

 106人の健康な日本人男女を含む12カ国861人の腸内フローラをメタゲノム解析したら、日本人はビフィズス菌の比率が平均17.9%を占め、欧・米・中国等の人と比較すると突出して高いことがわかった。

 その腸内フローラは母から子へと15,000年間にわたり、日本人の子孫に受け継がれてきた。それは他の民族でも同じである。

 このように民族によって、腸内に住む腸内細菌の種類が異なる。日本人はこの15,000年間も小麦のグルテンや乳製品を食べてこなかった。だから15,000年間をかけて培われた日本人の腸内細菌には、それに対して耐性がない。グルテンに対して、日本人の8割がその耐性がない。欧米人ではその耐性が無い人の割合はせいぜい1~2%である。

 だから日本人がこの70年間ほどで小麦、植物油、乳製品、砂糖を摂る食生活に激変させると、15,000年間も生きてきた腸内細菌が反乱を起こす。それが、がんやアトピー等の病気の発症である。

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がんが少ない県
 
 最もがん死亡率が低い県は19年連続で長野県である。 三重県、滋賀県、福井県と続いている。(2015/10/21)
 この結果は、長野県は発酵保存食から、滋賀県が鮒ずしから、善玉菌の腸内細菌を他県より多く摂っていることに因果関係があるだろう。

 だから滋賀県では、病気の時に鮒ずしを薬として食べてきた。長い間の経験から得た智慧で、それが腸内環境の改善に効果があると分かっていたのだろう。

 鮒ずしで、それを食することが出来るどうかも、県民性が出るようだ。

 ご先祖から受け継いだ腸内細菌の歴史を踏まえて食生活を見直そう。

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滋賀県人と鮒ずし

 私は小さい頃から、鮒ずしを食べていたので抵抗はない。しかし中学生時代には、食べなくなった。今でも強いて食べたいと食欲はわかない。

 彦根では、鮒ずしはお祭りのときや祝い事の時、病気になった時しか食べさせてもらえない。特に今は取れる鮒が激減して、鮒ずしは超高級品である。良品の一匹なら1万円、2万円が必要だ。

 滋賀県の人が東京の知人に鮒ずしを贈ったら、相手は、腐っていると思い、捨ててしまったという逸話もある。それほどに強烈な匂いと味ではある。鮒ずしは、日本最古のなれずしである。

 

歴史

 なれずしはタイの北部から中国雲南省にかけての地域に起源を持ち、弥生時代に稲作が中国から伝わったのと同じルートでもたらされたものとされている。

 冷蔵庫などなかった古代に動物性タンパク質を保存するための知恵として生まれた。魚介や獣肉、野菜や山菜を飯に漬け、重石をして数日から数か月、あるいは数年間も乳酸発酵させる。雑菌の繁殖を抑えると同時に発酵を促すため、日本酒が加えられることもある[4]。乳酸発酵作用によって酸っぱくなり、pHの低下により雑菌の繁殖を抑えつつタンパク質の分解に伴うアミノ酸系エキス成分により、うま味が増加する。

 この項、wikipedia より

 

 

2024-10-17  久志能幾研究所通信 2961号  小田泰仙

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2024年10月16日 (水)

私の自衛隊にバズーカ砲を整備、児玉一造の教え

 

 ディジュリドゥとはオーストラリア大陸の先住民アボリジニ人が使う世界最古の楽器である。シロアリに食われて筒状になったユーカリの木から作られる。一見すると、バズーカ砲のような形状である。

 

 音を出す方法は、管の一端に口を当てて唇を振動させる。口当てに口を付け、息を吹き込みながら唇を震わせ、口や筒の中に共鳴させて音を出す。循環式呼吸で、息を吐きながら鼻から息を吸う。それで腹式呼吸となるため、瞑想状態、脳波への影響等で体に良い影響があるという。体温も上がると言う。その音は体が持つ共振周波数やその倍音と共鳴して、頭脳に何らかの良い影響があるようだ。

 実際の音は、YouTube で「ディジュリドゥ」で検索して聞いてみてください。

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このディジュリドゥに出会った経緯は、久志能幾研究所通信で

薬膳の洗礼(4)縁起、脳幹を揺さぶられる

 

 

 アボリジニ人は儀式にこの楽器を使っていた。神聖な楽器である。現地では女性が吹くことは厳禁である。師はイルカを呼び寄せるのに、この音が効果あるとのことで興味を持ったようだ。

 クリニック徳(名古屋)等の東洋医学の病院でも、ディジュリドゥを使った治療をしているし、ネットでもその医療効果の紹介がされている記事が多い。

 

 ディジュリドゥを吹くと、腹式呼吸で体温が上がる。私がこの楽器に興味を抱いた最大の点である。ガン予防で自身の自衛隊である免疫力を上げるには、体温を上げることが最優先だ。体温が1度上がると、免疫力は5~6倍になる。それがオダ仏教の教祖を守る自衛隊(免疫酵素)の環境を良くすることになる。これが我が自衛隊がバズーカ砲を導入した経緯である。

 

 ディジュリドゥ奏者の方に話を聞き、船戸博子先生(船戸クリニック)がこの楽器をその師と患者さんと一緒に3年間も続けている実績も、これを信用して導入した要因である。

 やはり自分の目で視て、自分で体験して、状況を完全に把握する。トヨタ生産システムでいう「現地現物」である。

 

 2回目の体験で、師の推奨の3本の中から1本のディジュリドゥを選定して入手した。価格は20万円弱。師の使っているのは40~50万円とのこと。中国製なら数万円で手に入るが、本物でないので、すぐ飽きるからダメという。自然モノなので、制作本数が少なく、なかなか手に入らないようだ。この楽器に出会ったのもご縁である。

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 師の使っているディジュリドゥ

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 自宅に導入したディジュリドゥ

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 トヨタの中興の祖・石田退三の上司である児玉一造は、石田退三に次のように指導した。

 「何でも悪いことに使う金でなければ、あとからそいつは何とでもなる。金のことでトヤカク考えていて、やらねばならぬことの時期を失すなぞ、おおよそ馬鹿げている。」

    石田退三著『トヨタ語録』WAC    p175

 今の私の緊急要件は、自分の免疫力を上げること。トヨタ生産システム運用の基本は健康である。企業も健康でないと、良い製品が生み出せない、利益が出せない。

 自分の体は自分有限会社の工場である。その工場の生産性を上げねばならぬ。そのために体温を上げる事が必要だ。企業の体温は、その活動量と開発力の維持である。だからディジュリドゥの導入である。

 

 

2024-10-16  久志能幾研究所通信 2960号  小田泰仙

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2024年10月15日 (火)

何故あの仲間たちは死んだのか?

 

 自分はこの人生劇場の主人公である。他の知人もまたその人の人生劇場の主人公である。

 この10年程かけて記述した(自分が主人公の)『自分史(人生という本)』(A4版で約700頁(400字詰め原稿用紙で約2,800枚)を読み直し、あの時、あの人は、何故死んだのかを考えている。

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 会社勤め38年間で、一緒に仕事をした仲間の20名余もが定年前に世を去った。その原因は何だったのだろう?と分析をした。

 またなぜ自分が生き延びられたかも考えている。


久志能幾研究所通信: 西部戦線異状なし  (enjoy.jp)

http://yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/11/post-d9b4.html

 

寿命を全うできなかった理由 

1 会社には7人の敵がいることを知らなかった。

2 健康情報を軽視した。

3 生きる意味を知らなかった。

4 自分の体力を過信した。

5 自分がウサギなのに、ライオンに歯向かった

6 体調が悪いのに我慢して出勤していた。

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1 会社には7人の敵がいることを知らなかった。

  私は、母から「男が外に出れば7人の敵がいる」と教えられた。

  それを認識しない仲間の一人は、そのために命を落とした。

 宮仕えでは、辞令一つでどこにでも飛ばされる。人事は、究極、上司の好き嫌い。

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2 健康情報を軽視した。

 将来を期待された若者であったが、独身時代の食生活が良くなかったようだ。結果として若年性認知症になり、40歳前後で世を去った。

 今検証すると、頭は良かったが健康に関する意識が疎かったようだ。多分、四毒を頻繁に摂っていたようだ。

 

3 生きる意味を知らなかった。

 第二次世界大戦後にシベリア抑留をした人が言うには、頑強な若者でも、生きる意味を失うと、あっけないほど早く死んだという。朝起きると、隣のベッドで若者が冷たくなっていたという。父もシベリア抑留を経験したが、生きて帰れたので、今の私の命がある。

 アウシュビッツ強制収容所から生還したヴィクトール・E・フランクル(『夜と霧』の著者)は、この収容所の生活も人生で意味がある経験と考え、全力で生きた。だから地獄の強制収容所から生還できた。

 1992年頃、バブル崩壊で前職の会社も大騒動になった。アホな経営者が「全社一丸となって頑張って乗り切ろう」と、知性を捨て、精神論丸出しで、事務職まで現場応援の緊急体制を取った。慣れない現場のライン作業で、私の仲間は家族を離れた臨時の寮で、ある朝、冷たくなっていた。多分、その現場応援という現実が生きる意味を打ち砕いたのだろう。経営者が犯した殺人であると思う。

 戦後の不景気に、松下幸之助社長は、仕事のない時期、従業員の勤務時間を教育と社内整備、掃除に当てたという。不景気が終わったら、業績は他社より格別して延びたという。それこそが経営者の判断だ。

 

4 自分の体力を過信した。

 その先輩は、頻繁にマラソンで体を酷使するわと、ハワイマラソンにも出るなど、体力を自慢していた。

 私は若い頃から、激しい運動は過酸化酸素が体をいためるからと注意をしていた。彼は笑って私の忠告を無視していた。

 彼には『スポーツは体に悪い』という本で紹介したが、無視された。激しい運動をすると体内に過酸化酸素が作られ、体を老化させる。

 彼は、還暦後に歯のインプラント手術もして歯を矯正した。彼はインプラントの危険性を調べなかったようだ。

 私も2013年頃、インプラントを歯医者より勧められた。手術直前にその危険性を知り、当日の手術2時間前にドタキャンした。危ないところだった。家のリフォーム工事を請け負ってくれた業者の人が、インプラントの危険性を教えてくれて、命拾いをした。その人が私の健康を気にして、連絡をしてくれた。これもご縁である。

 彼は70過ぎでガンになり、人知れず亡くなっていた。その死を知ったのは、死後半年後であった。死後のお参りにも行けず、心残りであったが、縁なき縁であったと思うことにした。

 

5 自分がウサギなのに、ライオンに歯向かった

 一年後輩の仲間は、上司に些細なことで盾ついて、後年、フランスの出先に飛ばされた。純粋な技術屋の彼には二の思い勤務だったようだ。現地で体を壊して、帰国後2年で返らぬ人となった。まだ50代前半である。

 上司は権力を持っている。逆らうとは、自分がウサギなのに、ライオンに歯向う事なのだ。宮仕えには鉄の掟がある。彼はそれを安易に考えたため、命を落とした。

 

6 体調が悪いのに我慢して出勤していた。

 朝、体調が悪いと会社を休んで病院に行ったら、そのまま帰らぬ人となった。

 部署的に、合併後の2つの会社のいがみ合いを調整する立場で、心労が絶えなかったのだろう。

 自分は人生の主人公である。仕事で体調が悪くなるようなら、その職場を去る決断をしても良いはずだ。彼はそれができなかった。

 

7 処遇に不満を持ち、会社を辞め、もっと地獄な会社に転職した。

 彼が会社を辞める時「あんなにがんばったのに」というぼやきをきいたことがある。どんなに努力をしても、その評価をするのは上司である。その冷酷な掟を彼は軽視したようだ。

 今の階段でうまくいかないのに、別の階段でうまくいくわけがない。まず今いる階段で、どうやってリカバリするかを考えるべきだ。彼はそれが出来なかった。

 彼は現状に不満を抱き、会社を辞め、地獄な会社に転職した。その会社はリストラの嵐が吹き荒れる寸前の会社であった。社内派閥争いの絶えない松下電器である。過酷な労働環境で(精神的に)、彼はスキルス性のガンになり、半年で命を落とした。

 なぜ今のままを我慢できなかったかと残念に思う。

 

何故、自分は生き延びられたか

 神仏の加護、ご先祖の加護があり、運が強かったと思うしかない。また私は若い頃から、毎朝の読経(修証義)を欠かさなかった。修証義は生きる哲学が述べられている。これを体得したのが良かったのだろう。

 これからも神仏ご先祖に感謝して生きようと決意した。

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2024-10-13  久志能幾研究所通信 2959号  小田泰仙

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2024年10月12日 (土)

最高の人生は「今日無事」から、おから人生を避ける 

 

 先日、ディジュリドゥの師に、私が「10年後にご先祖の300回忌を執り行うために頑張っている」と話したら、諌められた。

 師は以前に脳梗塞で倒れ、一時心肺停止となったという。そこから奇跡的に生き返ったが、障害等級2級の後遺症が残った。それをなんとかディジュリドゥを使ってのリハビリで社会復帰できた。その師が私に下記のように諫めた。

 

 「貴方(私)が、10年後のご先祖の300回忌を目指して頑張ると言うが、それでは必ずどこかで無理をする。それが体には悪い影響を与える。50歳を過ぎると、若い時のような頑張りは出来ない。過度な頑張りが体に負荷をかける」、と。

 

 自分の過去を振り返り、思ったことは、人の明日は分からない、である。私の仕事仲間も多く定年前に亡くなっている。だからがんを経験し、その治療過程で多くの学びを得た。

 今日と明日を考え、今日を感謝して大事に生きる。その毎日の積み重ねで、結果として10年が経つのは良い。しかし10年後を目指して生きると、どこかで無理をして破綻する。

 

体への負荷

 師の言葉で私も目が覚めた。私がガンになったのは、頑張り過ぎたためだ。ガンのかなりの原因は、ストレスと食事の油断であった。他山の石として、多くの仲間が還暦前にこの世を去った実例を思い出した。

 まず今日を心穏やかに人間として生きる。ストレスなく、自分の37兆個の細胞にストレスを与えない食事をする。四毒の食事をしない。毒のある人間関係を送らない。夜更かし等の体に負荷をかける生活をしない。利他の心で生きる。そこから始めよう。

 

蟻の穴から堤も崩れる

 毎日の点が繋がって線になる。線が繋がって、面となる。面が重なり立体をつくる。それば人生の形である。つまり人生は毎日の点から成っている。点が大切なのだ。

 

 その点が、添加物のない、良質な点(正しい生活)に積み重ねの点であれば、丈夫な線となる。一か所でも不良品の点があれば、全体が崩れてしまう。

 それはまるで中国のおから工事の建造物のようだ。レンガ造りの建屋は、小さなレンガブロックを積み重ねて創られる。そのレンガが一つでも不良品であれば、レンガ造りの建屋は何時か崩壊する。

 自分の体は37兆個の細胞の積み重ねで出来ている建造物である。その細胞積み重ね構造をおから工事にしてはならない。

 

蟻の穴

 蟻の穴から堤も崩れる。(韓非子)

 たかが蟻の穴ぐらいと思って油断していると、堅固につくった堤防でも崩れることがある。些細(ささい)な欠陥がもとになって、天下の大事を招くこともあるというたとえである。

 人生も点の集まりだ。その一点(病気をして、いい加減な生活で)が崩れると、人生が崩壊するやも知れぬ。ご用心ご用心。

 

大凶

 中国の占いの世界でも、最高の人生とは、何もない平凡な人生である。波乱万丈で最後に成功しても、その人生は「大凶」である。

 「毎日、真っ黒になって働き、時が来れば静かに世を去っていく」、そういう人が国の宝であると安岡正篤師はいう。

 

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 「今日無事」の書   馬場恵峰書

 

2024-10-12  久志能幾研究所通信 2958号  小田泰仙

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2024年10月 9日 (水)

四毒汚染列島、年間37万人が毒殺される、食育と修身

 

 日本人がガンで毎年37万人も死亡する原因は、食欲で四毒を食べているから。

 太平洋戦争中でも、日本の戦没者が8年間で平均38万8千人

 太平洋戦争は1937年7月より1945年8月までの8年間、日本の戦没者数は310万人(1977年、厚生省発表)。年平均38.8万人の戦没者。

 それが現在は、癌による死亡者が年間37万人で、大惨事日癌戦争が継続中だ。糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞を含めれば、その戦死者数は更に増大する。

  糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞の死者数は各13,969人、62,122人、18,237人(合計約9.4万人   2017年)。これらの病気の主原因も四毒である。

 がん死亡者と合わせると年間約46万人の死亡者数である。太平洋戦争は8年間だけで、がん死は太平洋戦争の期間より長く続いている。

 50年前の医療費が約6兆円、現在は42兆円を超える。人口が7倍に増えたわけではない。明らかに異常である。

 がん患者は四毒の中毒者だ。中毒だから、美味しいものが ♪ 止められない、止らない ♪ である。麻薬中毒者と同じだ。

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対策

 食べ物は食育として食べよう。日本では教育、知育、体育はやっているが、食育がまともにされていない。魂も育てられていない。その食育魂育がないため、戦後、日本人にガン、糖尿病、認知症、アトピー、花粉症、等の病気が蔓延した。

 がんは生活習慣病である。魂を清らかにして、身と食と生活を正しくして暮らせば、がんにはならない。治療でも、生活習慣を正せば病気は治る。

 何かを摂って治すという考えは、低次元の治療である。それは下医の仕事。

 何かを摂れば治るというのであれば、それを売って商売になる。売って儲かると益々売りたくなる。毒であることが分かっていても、それを売って金儲けするのが拝金主義者である。

 マスコミも拝金主義者だから、スポンサーの出す金に釣られて毒食品の広告を平気で出す。

 何も足さない(薬も健康食品も不要)、何も引かない(我慢は不要)、何も多才ない(平凡でよい)、何も弾かない(人間は楽器、日本の風土に合った自然な生活を送る。それががん予防。

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食育

 間食をしない。

 よく噛んで食べる。

 感謝して食べる。

 日本人のDNAに合わない食品を食べない。

 食欲で食べない。食育として食べる。

     (吉野敏明医師の自説、吉野敏明医師のYouTubeを参照)

 

 食べる時は、自分を律する。これは修身の世界である。だから日本再建には、修身教育が必要だ。政府はやってくれないから、自分で食を正さないと、命が危ない。自分の城(自分の体)は自分で守るしかない。

 

修身教育を禁止

 GHQは敗戦後の1945年、日本人の精神性を育ててきた修身教育を禁止した。米国は戦争中の日本人の精神性に恐怖したからだ。なにせ銃後の親妻子のために命を捨てる特攻兵の日本人に戦慄した。米国人は、その精神を理解できなかった。米国人はあんな怖しい日本人と二度と戦いたくないと考え、そのために日本人の精神性を破壊する戦術を立てた。それが食生活で日本人を改造である。家制度の破壊である。財閥の解体である。日本人の軟弱化である。

 敗戦後、70年経って、米国のその戦術が成功しつつある。それを打破せねば、日本人が滅びる。いわば毎年37万人が「戦死(がん死)」している、毒殺されている、と同じ状況である。米国が仕掛けた食料の罠が成功しつつあり、まだ太平洋戦争は続いていると同じだ。日本人ががんになり、その医薬品の金が米国の製薬会社に流れている。

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小麦、植物油、乳製品、砂糖の毒

 この4製品は依存性があり、それが脳の快楽報酬系に入り、脳神経を犯し、中毒となる。

 だから病気になりたくなければ、この4毒をやめること。

 それが日本再建の第一歩である。

(吉野敏明医師のYouTubeより)

 吉野医師が、この四毒説を説いたら、世間から大バッシングをうけているようだ。世間とは、それで金儲けをしている食品メーカ、その広告で儲けているマスコミ、利権の議員等である。戦争でも、外の敵よりも、内の敵がその国を亡ぼす。国を建て直すには、国民が目を覚まさないといけない。

 

小麦アレルギー

 小麦にはグルテンが含まれる。日本人は戦後までパンを食べてこなかった。日本人の8割はグルテン不耐性である。欧米でもグルテン不耐性の人はいるが、1~1.5%ほどである。グルテンが免疫細胞を攪乱させ、ガン発症や神経細胞の破壊、認知症、花粉症、アレルギー等を引き起こす。

 グルテンにより、免疫細胞(TNFα)が攪乱され、間違って皮膚細胞を攻撃してなる病気がアトピーである。

 間違って粘膜細胞を攻撃してなる病気が、花粉症である。

 間違って大腸の細胞を攻撃してなる病気が、クローン病である。

 間違って神経細胞を攻撃してなる病気が、リウマチである。

 間違って腺細胞を攻撃してなる病気が、ガンである。

 正常な免疫細胞は、毎日、人の体の中で5,000個できる癌細胞を殺している。四毒により、その免疫力が下がるので、がんを発症する。

 欧米人は1万年以上、小麦を食べてきたので、民族的にその耐性がある。日本人は1万年来、小麦を食べてこなかったので、民族的にその耐性がない。食べれば病気になる。だから敗戦後、進駐軍に小麦、植物油、砂糖、乳製品を食べさせられるようになって、病気が激増した。

 

植物油の危険性

 植物油は発癌物質である。特にオリーブオイルは乳がんを誘発する。西洋人は数千年、オリーブオイルを摂ってきたから耐性がある。日本人が植物油を摂りだしたのは、敗戦後である。その量は戦前の2倍以上に増えている。吉野敏明医師の調査では、1960年以降、日本人の植物油の摂取量は7倍に増えていると断言する。それがガン激増の原因である。

 アメリカでは、がんに死亡率の増加とトランス脂肪酸を含む植物油の消費量の増加がほぼ一致しているというデータが報告されている。

 ポテトチップスの作る際、油でジャガイモを揚げるとアクリルアミドが発生する。これは国際ガン研究機関で、発がん性物質と認定されている。

(山田豊文著『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』より)

 

乳製品の毒

 乳製品には、毒がある。牛乳はあくまで牛の子供の食料である。大人が摂取すると毒になる。それをマクガバンレポートでは指摘している。そもそも日本人は、戦後まで乳製品を摂らなかった。だからこの40年間で女性の乳がんが4倍に増えた。男性は前立腺がんの増加である。この40年間で、死亡者数は少ないが約8倍の激増である。

 

甘いもの

 戦前まで、日本人は甘いものをあまり食べていなかった。それを敗戦により、GHQがチョコレートをバラまき、日本人を甘いもの中毒にしていった。

 砂糖が最初に作られたのは、西暦0年頃。その砂糖はローマ皇帝に献上された。砂糖は超贅沢品で、平民が口にできるものではなかった。

 江戸時代、砂糖はご禁制品で、沖縄で生産され幕府管轄の輸出品であった。砂糖を食べられたのは将軍様のみ。

 第14代将軍徳川家茂は羊羹・氷砂糖・金平糖・カステラ・懐中もなか・三色菓子など甘いものを好んだ。徳川家茂将軍はそれで虫歯になり、歯周病と脚気で21歳の若さで1866年に死去する。そのため、徳川慶喜が第15代将軍になる。日本の歴史上、砂糖が原因で激動の幕末に変った。砂糖がその因であった。歴史の因果である。

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インスリン 

 インスリンは血糖値を下げるホルモンである。インスリンが出るのは、動物の世界では、ごくまれである。甘いものが体に入ってくると、血糖値が上がるので、それを下げるため、膵臓からインスリンが出る。

 血糖値を下げるホルモンはインスリンしかない。その必要頻度がごく少ないから、インシュリンの一種類だけである。それに対して血糖値を上げるホルモンはたくさんの種類がある。

 甘いものを高頻度で食べると、血糖値スパイクを起こす。血糖値スパイクは、脳梗塞や心筋梗塞につながる動脈硬化を引き起こす。血糖値の急上昇の繰り返しで、 細胞から有害物質「活性酸素」が大量に発生し、血管壁を傷つける。すると、修復しようと免疫細胞が集まり、傷ついた血管壁内に入り込んで壁を厚くし、血管を狭める。言い換えれば、血管内部に出来た傷口にかさぶたが出来、それが血管内壁にこびりつく。それの繰り返しで、血管内部が硬くなり、それで動脈硬化となる。

 血糖値スパイクが繰り返さすと、動脈硬化が至る所で多発するため、突然死のリスクが高まる。 「万病の元」血糖値スパイクまた、認知症やがんのリスクも高める。通常は、膵臓が分泌するインスリンの働きで細胞が糖を吸収し、血糖値は調整されているが、体質や生活習慣の 乱れでその能力が低下し、血糖値スパイクが生じる。すると、膵臓はインスリンを大量に出し、血糖値を正常に戻そうとするが、インスリンが多いと有害 物質「アミロイドベータ」が脳に蓄積され、アルツハイマー型認知症を引き起こす。さらに、インスリンには細胞を増殖させる働きがあり、がん細胞の増殖を促す。

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私の治療

 自身の高血圧症を治そうと、久留米市の真島消化器クリニックで診断を受けた。血管の超音波診断で、脳梗塞、心筋梗塞寸前だと診断され、食事療法で治療を始めた。お陰で高血圧症は薬を飲まず、治せた。脳梗塞、心筋梗塞は免れたが、後年、がんにはなった。しかし真島先生に病気の真因と対策を教えてもらえて感謝です。

 病気の真の対策は、真島先生も吉野敏明先生も同じ意見であった。

 

 

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2024-10-09  久志能幾研究所通信 2957号  小田泰仙

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2024年10月 6日 (日)

日本がん対協会「がん征圧月間」(3)呪い「がんを防ぐための新12か条」

 

国立がんセンターの推奨の「がんを防ぐための新12ヶ条」は、がん発生を増長させる手段である。それには医療業界の呪い(拝金主義)が籠っている。

 日本では国民の多くがガンにならないと、医療業界が成り行かない体制となっている。根本方針は、生かさず殺さず。治さず殺さず。下医は真のがん対策を患者に教えない。医師自身も知らないこともある。

 だから日本では対処療法の医療が主流である。それは下医の仕事。下医の方針は、がん検診でカネをむしり取れ、である。しかし検診でがんが見つかるようでは、遅いのだ。がん検診はがんの征圧手段ではない。

  日本での保健医療の最大の問題点は、がんを防ぐよう医療をしても、保険診療では一銭の報酬も出ない。だからまず日本人をガンにしてから、対処療法の治療で稼ぐ、である。

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下記の12か条は、嘘ではないが、真の対策ではない。

がんを防ぐための新12ヶ条(国立がん研究センター)

1条 タバコを吸わない

2条 他人のタバコの煙を避ける 

3条 お酒はほどほどに

4条 バランスの良い食事を

5条 塩辛い食物は控えめに

6条 野菜や果物は不足にならないように

7条 適度に運動を

8条 適切な体重維持

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

10条 定期的ながん検診を

11条 身体の異常に気づいたら、すぐに受診を

12条 正しいがん情報を得る

 

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  日本対がん協会や国立がん研究センターのご推薦内容

 

シンデレラの「醜い姉妹」ノイズ

1条 タバコを吸わない

2条 他人のタバコの煙を避ける 

 

 タバコは確かにガンの原因だが、日本ではタバコは1/7になっているのに、肺がんは7倍になっている。だからタバコ以外にガンの原因がある。それを国立がんセンターは、12か条の中で冒頭に述べるという手法で真実を覆い隠している。これをシンデレラの「醜い姉妹」ノイズという。

 

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      成人喫煙率(JT全国喫煙者率調査)

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「醜い姉妹」

 イギリスの心理学者ジェームズ・リーゾンは「醜い姉妹」というおもしろい概念を提唱しています。童話『シンデレラ』では、真夜中にガラスの靴を落としていったシンデレラを、王子様が捜して回りますが、とうとうシンデレラ宅にたどり着いた時も、「醜い姉妹」たちがガラスの靴の持ち主は自分たちだと言い張ります。

 つまり、目当ての物を探し当てようとしているのに、「醜い姉妹」が邪魔をしている。「醜い姉妹」とは「記憶の混乱」です。試験前に、一生懸命にたくさんの項目を覚えて行っても、たくさん覚えた記憶がノイズになって、試験で答えるべき項目を思い出せなくする。似たような項目は、さらなる混乱を引き起こします。これが「醜い姉妹」です。

 

3条 お酒はほどほどに

 

 お酒もがんの要因ではあるが、第三位で警告する内容ではない。もっと大きな原因がある。それを国立がんセンターは、ノイズ情報で胡麻化している。

 

  テクニカルライティング的な手法では、大事なことを最初に重要な順で述べて、読者に意図を伝える。その観点から検証すると、第1条から第4条まで言っていることは的が外れている。邪悪な意図が明確に透けて見える。

 

4条 バランスの良い食事を

 

 バランスの良い食事とは曖昧過ぎる。国立がんセンターはマクガバンレポートの内容はガン無視である。米国が食事を日本風、地中海風に変えるのを推奨しているのに、日本はその逆で、欧米化である。それがガン激増の真因である。

 日本人は戦後、4毒(小麦、植物油、乳製品、砂糖:吉野敏明医師のYouTubeを参照)を摂ることを米国進駐軍に強要された。それこそが、ガンが激増した真因である。

 

 下記は日本人が油脂(植物油)を摂らされてきたデータである。

 (1935年のデータは全油脂のデータなので、植物油だけの値ではない)

 これを見ると、植物油の消費が戦後激増している。ガンの発生増加率と比例である。

 私は1970年ころ(20歳ころ)、胆石症になった。1977年に胆のう摘出手術を受けた。当時、脂っこいものが大好きであった。そういう社会の脂っこい食生活の風潮であった。

 

 アメリカでは、がんに死亡率の増加とトランス脂肪酸を含む植物油の消費量の増加がほぼ一致しているというデータが報告されている。

 ポテトチップスの作る際、油でジャガイモを揚げるとアクリルアミドが発生する。これは国際ガン研究機関で、発がん性物質と認定されている。

(山田豊文著『病気がイヤなら「油」を変えなさい!』より)

 

日本人の油脂(植物油)量の変化

 1935年 年間5.5㎏(全カロリーの6%)

 1965年     6.3㎏(            8%)

 2121年   13.9㎏(    15%)

 

5条 塩辛い食物は控えめに

 

 油はこびりつくと落ちないが、塩分は体の自浄作用で排出される。これががんの真因ではない。

 

久志能幾研究所通信: 減塩する人は、洗脳されやすく、殺されやすい (enjoy.jp)

http://yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2022/06/post-c82a.html

 

6条 野菜や果物は不足にならないように

  これは一部正解だが、甘い果物は糖分が多く、その取り過ぎが、がんを誘発する。がんの好物は甘いものである。

7条 適度に運動を

 これは正解

8条 適切な体重維持

 これも正解

9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療

 ガンはウイルスが原因ではない。惚けた対策である。

10条 定期的ながん検診

 これが国立がんセンターの本音。検診では、がんは防げない。愚かすぎる。

11条 身体の異常に気づいたら、すぐに受診を

 当たり前。異常になっては手遅れ。未病で発見するのが、上医。

12条 正しいがん情報を

 国立がんセンターが正しい情報を発信していない。

 

 

2024-10-06  久志能幾研究所通信 2956号  小田泰仙

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2024年10月 4日 (金)

日本がん対協会「がん征圧月間」(2)検査工程は無駄

 

 医師は上医、中医、下医に分類される。上医はいまだ病まざる状態の病を治し、中医は病まんとするものの病を治し、下医はすでに病みたる病を治す。

 下医は対処療法のみである。未病で病を防ぐ上医こそ本物の医者である。

 

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 某紙の全面広告 (2024年9月)
      企画・製作/G新聞社営業局

  協力/G県健康福祉部保健医療課 

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 この日本対がん協会の広告(G新聞社編集)での内容は、下医以下の言い分である。この広告の真の目的は、がん検診の推進で、ガンにならない方法の推進ではない。がんを正しく治す方法の推進でもない。多くの人が、がん検診を受けて、早くがんを見つけて、治療をしましょう(そうすれば医療機関は儲かる)、という医療関係機関からの宣伝である。

 日本対がん協会は、正しいガン予防策を隠蔽して広報している。誤ったがん対策で、多くの人ががんになってくれれば、またがん検診を受けてくれれば、それでがんを見つけたら、その治療で儲かる。またがんの恐怖を煽り、がん保険に加入してくれれば儲かる、である。がんの原因物質の食品メーカには被害が及ばないように気を使っている。なにせ相手はお得意様の大スポンサーなのだ。

 そういう広報活動を66年間もしてきて、その結果が、日本対がん協会発足当時よりも、がんが4.3倍になった、である。

 

 この広告で表明している「がんを防ぐための新12か条」ではがんは防げない。それは66年間の冷酷な日本人がん死のデータが証明している。

 

 この「がんを防ぐための新12か条」の内容は、1970年代後半にアメリカ上院議員マクガバン氏が連邦政府と議会に提出した一連のマクガバンレポートの提案内容をガン無視している。つまり日本ではがんになる状態を無視・放置している(利権のため)。これが国立がん研究センターのがん予防活動の実態である。だから先進国中、日本だけがガンが激増している。

 

久志能幾研究所通信

がん真因:欧米減少、日本激増、マクガバンレポート

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  日本対がん協会や国立がん研究センターのご推薦内容

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 日本対がん協会や国立がん研究センターは、早期発見には「がん検診」をと力説するが、もっと大事なことは、がんにならない方法(生活習慣、食事習慣)である。日本対がん協会はそれをぼかしてスルーしている。マクガバンレポートでも乳製品が乳がんの原因だと断定しているが、それはスルーである。国内の食品メーカとの利権問題であろう。

 

検査工程は無駄、がん検診も同じ

 トヨタ生産システムは、検査工程は無駄な工程と定義している。製品は工程で作り込み、後工程に不良品を流さない、が原則である。後工程はお客様なのだ。後工程に不慮品を流すと手直し(治療)が発生する。トヨタ生産システムでは、検査工程(がん検診)では付加価値を生まないとして、不良品を出さない生産工程を組む(がんにならない生活習慣、食生活)。それが真のがん対策である。

 だから、日本がん対協会が推進するがん検診は無駄な医療である。まずがんにならない生活をする。そこから始めないと、日本のがんは減らない。

  

 累計閲覧総数  460,217 (10月5日現在)

2024-10-04  久志能幾研究所通信 2955号  小田泰仙

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2024年10月 3日 (木)

日本がん対協会「がん征圧月間」(1)連戦連敗

 

 公益財団法人・日本がん対協会は、大本営発表のようながん防止策を広報し続けている。それはまるでB29に竹槍で対抗しようとするようなものだ。

 “9月は「がん征圧月間」”という表現は、「鬼畜米英を征圧」の精神論と同じものである。表面的には、この団体はがんを悪の権現のように敵視し、撲滅を推進している。

 

 しかしその結果は66年間、連戦連敗の全敗である。日本対がん協会が設立された1958年と比較して、現在(2023年)は、がん死が4.3倍となっている。それはがんを征圧しようとして、創業以来、連続66年間も連戦連敗で、無条件降伏となった状態である。それは日米戦争より酷い。そんな協会の大本営発表を信じていれば、殺される。私も殺されかかった。

(2023年のがん死亡者数は、 382,492 人)

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 某紙の全面広告 (2024年9月)
      企画・製作/G新聞社営業局

  協力/G県健康福祉部保健医療課 

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 現在、日本で毎年38万人ものがん死が出るとは、太平洋戦争の戦線を2倍に拡大して戦闘を継続していると同じである。太平洋戦争では、その15年間、毎年平均20.7万人の死者であったが、それでも今のガン死の約半分であった。

 昭和30年代(1955年 - 1964年)以降、日本における交通事故死者数の水準が日清戦争での日本側の戦死者数(2年間で17,282人)を上回る勢いで増加した。年間1万人以上の交通事故死者が出て大騒ぎとなった。

 現在、年間38 万人もガン死が出ていてもマスコミはそれほど騒がない。

 何故?

 それは、マスコミがガン発症の原因食品の広告でカネ儲けして、ガン死の原因の片棒を担いでいるいるから後ろめたいから。

 

太平洋戦争での日本人の死者

 15年にわたる戦争で、日本人の軍人軍属などの戦死230万人、民間人の国外での死亡30万人、国内での空襲等による死者50万人以上、合計310万人以上(1963年の厚生省発表)である。

 

 旧日本軍の大本営は、連戦連敗なのに、戦法を全く変えず、精神論に執着し、万歳突撃を繰り返し、日本兵を玉砕を強い、日本を敗戦に導いた。

 その大本営とそっくり同じ行動が「日本対がん協会」である。先進国中、日本だけがガンが激増している。政府も日本対がん協会は無為無策である。

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 日本対がん協会は1958年(昭和33年)8月、「がん撲滅」を目指して設立された。設立当時、がんによる死者は今の4分の1の年間8万8000人ほどでした。

 がんはわが国の死因第1位となり、2016年まで36年連続で死因のトップになった。2016年のがん死者は37万2986人に達し、3人に1人ががんで亡くなっている。(日本対がん協会のHPより)

 

 西洋医学は、対処療法が主で、なぜがんになったかの原因追及よりも、がんに対する対処慮法を優先する。それは下医の仕事である。

 日本がん対協会はがんをまるでウイルスのような扱いをしている。がんを外から来るウイルスと扱っている。がんは我々の分身なのだ。がんを作り出したのは、己なのだ。彼らには第三者意識で、その自分が作り出したという自覚が欠けている。

 

 この公益財団法人・日本がん対協会は病院、官僚、新聞社、マスコミ、製薬会社、医療機器会社、医療機関の天下り先のようだ。評議員にアグネス・チャンまでいて、利権・腐敗の匂いがプンプンである。ガンが簡単に治っては困り、その関係の金儲けが続けられないと思っている集団でもあるようだ。だから効果のないご神託を垂れ流し、66年間も続けている。まるで宗教団体である。

 

公益社団法人と公益財団法人

 公益社団法人は、一定の目的をもとに集まった人と組織から成り立ち、営利目的ではない活動を行う法人です。

 対して公益財団法人は、一定の目的のもとに拠出された「財産」の集まりで、公益を目的として管理運用される組織です。

 

 がんの真因を見付けないとがんは治らなし、再発する。トヨタ式生産方式の「何故なぜを5回を繰り返そう」。

 

日本対がん協会とは、

 日本対がん協会は1958年(昭和33年)8月、がんの早期発見や早期治療、生活習慣の改善によって、「がん撲滅」を目指そうという趣旨で設立されました。その前年の日本癌学会総会での提唱がきっかけとなり、朝日新聞社が創立80周年記念事業として支援し、設立の運びになったものです。その後もさまざまな団体、企業、個人の草の根の支援が、協会の活動を全面的に支えています。

 設立当時、がんによる死者は今の4分の1の年間8万8000人ほどでした。国立がんセンターができる4年前で、国が本格的ながん対策に乗り出す「夜明け前」の時代でした。

 残念ながら、その後、がんによる死者は増え続け、1981(昭和56)年、わが国の死因第1位となり、2016年まで36年連続で死因のトップになっています。16年のがん死者は37万2986人に達し、3人に1人ががんで亡くなる時代になっています。

 日本対がん協会は、がんを早期発見、早期治療するため、15年までの累計では、全国の日本対がん協会グループの検診団体で延べ3億6000万人以上の方にがん検診を実施し、41万879のがんを見つけ、早期発見・早期治療によるがん死の防止に努めています。

 また、がん予防にはがん検診だけでなく生活習慣の改善がきわめて重要です。タバコは肺がんだけでなく多くのがんの誘因や原因とされています。協会は「禁煙の勧め」など、がん予防の啓発活動にも力を入れ、「がん征圧」に向けて大きな成果を上げています。

https://www.jcancer.jp/about_japan_cancer_society/%E7%B5%84%E7%B9%94%E3%81%AE%E6%A6%82%E8%A6%81

 日本対がん協会のHPより

 

      

2024-10-03  久志能幾研究所通信 2954号  小田泰仙

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