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2023年4月

2023年4月29日 (土)

大垣市長、「選ばれない街・大垣」実現へ舵を切る

 石田市長は、2023年2月21日、2023年度の予算案発表で、「選ばれるまち大垣」の実現を掲げた。実質的な内容は「排除されて、嫌われるまち大垣」の実現計画である。

 それを御用新聞はそのまま掲載、「選ばれるまち大垣」の実現へと大きく見出しを付けた。大垣市役所へのヨイショ記事である。新聞社は下記の問題点を知っていて無視である。これではマスコミとして報道の価値がない。こんな記事は読まない方がましである。

 こんな愚かな政治をする大垣市長、議員たちに、抗議の声を上げるべきだ。そうしないと大垣が滅んでしまう。

 

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 新聞記事を引用する場合、その引用が営利目的の通信でない場合、また新聞そのものを批判する場合は、著作権法の管轄外である。そうでないと、民主主義国家として新聞自体の批判もできなくなる。そこまで著作権法では規制していない。それまで規制したら共産国家である。

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人口減少が過去最大

 「大垣市未来ビジョン」の第一期が終わり、想想された人口減少のスピードが想定の2倍のスピードで大垣市の人口が激減している。石田仁市長は、その問題点の解決のためのPDCAを回さず、オツムがお花畑状態である。前市長の無為無策であった政策が、現市長ではさらに酷くなった。

 

子育て最悪

 大垣市は「子育て日本一(を目指す)」と標語を掲げている。しかし実質は、県下一子育てが難しい都市になっている。なにせ大垣市は、児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。児童生徒一人当たりに教育費が刈谷市の半分である。多治見市のそれの63%、岐阜市のそれの85%である。それでなんで「子育て日本一」なのだ。

 子供を育てるには、若者が結婚し、子供を生まねばならぬ。若者が結婚するには安定した収入が必要だ。その安心して働ける就職環境を破壊したのは、前市長と現市長である。

 

 幼稚園から高等学校まで私立に通った場合の学習費は、約1677万円(文部省「子供の学習費調査 2012年」)である。

 普通は子ども一人を育てるのに、2000~4000万円の教育費が必要といわれている。養育費約1,640万円をプラスすると、子ども1人の子育ての費用は、すべて公立の場合で約2,400万円、すべて私立の場合で約3,870万円となる。子ども1人を育てるのに3,000万円かかるというのは、決して、大袈裟な数字ではない。(2022/08/26)

 

 大垣市の就職環境が悪化していて、大垣市民の平均年収が340万円程(全国279位、2022年)で低迷しているのが現状である。日本全体の平均年収は460万円で、大垣は中央位置より低く、貧しい都市といえる。だから若者は職を求めて大垣市外に出て行っている。大垣では、若者が大垣を去り、結婚する若者がいないので、育てるべき子どもが生まれないのだ。だから大垣市の人口減少が止まらない。

 「子育て日本一を目指すはブラックジョークである。

 大垣市長は、それに対して何らの対策も打ち出していない。そんなことは知ったことではない、である。標語を言って、外見だけ整えれば政治屋の仕事は終わり。それで、自分達に利権の確保のため、「大垣市未来ビジョン」をごり押ししようとしている。 「大垣市未来ビジョン」が満期の時は、大垣市は滅亡しているだろう。

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大垣市の道路環境が経済の足を引っ張る

 大垣市の工業生産も、大垣市の生産環境が最悪なので、発展がしない。なにせ大雨が降れば、基幹道路が頻繁に冠水して、経済の血管である道路が麻痺をする。それでは有力企業も大垣に工場を建てる気にならない。

 危機管理室が非常時の排水ポンプの管理もできない無能さである。それの報告、再発防止も知らん顔である。これで大災害が起きたらと思うと寒気がする。

 災害以前の問題で、大垣市の道路環境は最悪である。南北の基幹道路は2本しかなく、いつもラッシュ時はいつも渋滞である。大垣市の新道路を造る計画は全く見えない。刈谷市や名古屋の道路整備と大違いである。

 

商業全滅、増税

 職場である大垣駅前商店街も80%の店がシャッターを下ろした。そこで働いていた従業員も雲散霧消した。

 10年前に対して、私の町内では世帯数が1割も減っている。若者が市の外に職を求めて出て行った。

 大垣市のごみの量も10年前に比べて35%も減っているのに、石田仁市長は「ゴミが増えた」と大嘘を言って、ごみ袋有料化をごり押しした。市民の一家庭あたり年間5千円の増税である。子供を持つ家庭には、重くのしかかる。この環境で、どうして子供を生めるのか。子育て以前の問題である。

 

収入元の消滅

 10年前は、資源ごみの回収でキロ6円の報奨金が大垣市から出ていた。それがキロ4円になり、2円になり、近い将来ゼロ円になるという。100世帯の自治会として約10万円強の減収である。年間70万円程の予算で厳しい自治会運営を強いられている。

 大垣市を住みにくくした元凶は、前市長と現市長の石田仁である。なにが「選ばれるまち大垣」の実現を、だ!

 

児童虐待

 大垣市は、元気ハツラツ市行事で児童生徒を一商店街の金儲けのため、大垣市長名で日曜日朝10時に強制的に駆り出して、炎天下36度の中、コンクリートの強烈な反射熱がある演台で踊らされていた。幸い、事故が起きる前に、この行事がコロナ禍で中断となっている。これは仏様のご配慮だろう。

 2018年7月17日、豊田市では児童が課外授業で熱中症になり死んでいる。その直後にさえ、大垣市は、元気ハツラツ市行事のため36℃の炎天下で児童生徒をコンクリートの演台で踊らされたのだ。それは大垣市教育委員会も関与である。大垣市で子供は安心して育てられない。

 

腐った大垣市小学校教頭

 興文小学校では「青少年育成推進会」名で、不正な用途の会費を各町内に請求している。それは大垣市役人の寄付をたかる現状に影響を受けているのだろう。

 なにせ大垣市が市内で集めている寄付金額は、岐阜市の10倍、刈谷市の300倍である。大垣市の役人がたかり体質になっている。

住民サービスが最低

 大垣市の防災支援として、各自治体に一戸当たり、1500円の補助金が出る。防災備品の購入の支援である。

 ところがゴミ袋有料化で、一戸当たり、年間5000円の増税と同じで出費が増えた。それで全てチャラである。しかし岐阜市はごみ回収袋は無料である。全国でも6割しかゴミ袋有料化をしていない。石田仁市長は、「ゴミが増えた」と大嘘を言って市民を騙して、増税を図った。

 大垣は寄付金も多いし税金は高い。子供の支援も最悪で、住民サービスは最低である

 

豪華な新市庁舎をごり押し

 衰退する大垣市に身分不相応な新市庁舎を建て、それで3億円の管理費、減価償却費が重くのしかかってきた。大垣市の新市庁舎の費用は、大垣市民には県下一の負担金高である。だからそれは増税で賄っている。そんな市民無視の都市から市民は逃げだしている。

 前市長は、IT化だと大見えを切って新市庁舎にロボットやIT機器を導入したが、今は錆ついてゴミとなっている。税金の無駄遣いである。すべて市民の税金だ。

 

 

2023-04-29  久志能幾研究所通信 2677号  小田泰仙

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2023年4月28日 (金)

自動車保険の見直し 10年間で60,000円のお得

 今回の自動車保険の更新に際し、44年間かけてきた自動車保険を見直した。現在は、年に2000キロも走らない。昔と同じ条件での保険内容ではおかしい。保険でも生老病死である。年齢に応じて、保険内容を変えていこう。

 

 今回、自動車保険の更新契約書を期日までに送り損ねて、保険会社から電話がかかってきた。それで電話で内容を確認しながら契約更新をした。

 今までは、前年の契約内容のままで更新を続けていた。今回、電話で確認を促されて、その契約内容の一部に違和感を覚えて、その特約部分の契約を止めた。それで保険料が、年間で6,000円も安くなった。10年間で60,000円の経費削減である。年金生活者には大きなお金だ。

 

 そのいつの間にか入れられていた保険の特約部分は、「被害者救済費用特約」「人身傷害保険」である。もともと私の保険では、対人対物への保証は無制限としている。それなのに、「それは何だ?」である。また事故時のレンタカー費用の特約もある。現在は、事故を起こして車がつかえなければ、電車かタクシーを使えばよい。だからそれも不要である。

 保険株式会社は豪華な本社ビルを建てている。それが必要以上の保険に入らせる手段からの利益である。

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車両保険

 これは高すぎるので、私は入っていない。細心の注意をして車に乗れば済む話で、車両保険にはいるから、車の操作が安易になり車を傷つける。車に傷を付けたら、痛い目を遭って直せばよい。それで次の事故が防げる。

 

保険の見直し

 保険契約書にある落し穴を見付けよう。心して保険を見直そう。

 安いネットの自動車保険もあるが、ディーラーの知人から聞いた話しでは、事故時の対応が大手の保険会社とは差があり、止めた方が良いという。それより信用できる保険会社を選んだほうが無難である。私は実績ある保険会社を利用している。

 自動車保険でも過不足のない保険にすべきである。過剰な保険は、一事が万事で身を亡ぼすことになる。それだけ身の回りに気が行き届いていない証拠である。私も72にして71の非を知った。人生知らないことばかりである。

 

資料

被害者救済費用特約とは何ですか?

 ご契約車両の欠陥(自動走行システムの不具合など)や車載システムへの不正アクセスなどに起因(注1)する事故で、被保険者に法律上の損害賠償責任がなかったときに、被保険者が被害者救済費用を負担することによって被る損害に対して、保険金をお支払いする(注2)特約です。

 ご契約のお車・バイクの欠陥や不正アクセス等の事実がリコールや警察の捜査等の客観的な事実により確認できる場合に限ります。

 被害者救済費用特約に係る保険金のみをお支払いした事故は、翌年のノンフリート等級には影響がない「ノーカウント事故」として取り扱います。

 自動車保険とバイク保険の全てのご契約に自動セットされます。

 

https://faq.mitsui-direct.co.jp/index.html?id=10631

三井ダイレクト損保

 

人身傷害保険とは?

更新日:2022年5月20日

 人身傷害保険は、事故が起きて加入者がケガを負った際、過失の割合に関係なく損害分の保険金が支払われます。また、事故後の示談交渉を待たずに損害額が決定したら速やかに保険金を受け取れる等のメリットがあります。ただし、受け取れる保険金は加入時に設定した保険金額までになります。

 人身傷害保険は、主に自分と家族のケガにそなえる保険で、自賠責保険の不足分を補う「任意保険」の一つです。

 自分の過失が多い事故や相手の過失が多い事故、単独事故、当て逃げ、歩行中の事故など、様々な事故において自分や家族が死傷した場合に補償が受けられます。

 自動車に乗っていなくても歩いている時や、バスやタクシーに乗っている時に事故に遭った場合でも補償が受けられるのは大きなメリットと言えるでしょう。

 「人身傷害保険」と「搭乗者傷害保険」のどちらも死傷された方に対する補償ですが、実は様々なポイントで違いがあります。

https://hoken.kakaku.com/kuruma_hoken/knowledge/shurui/jinshinshogai.html

 

2023-04-28  久志能幾研究所通信 2676号  小田泰仙

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2023年4月25日 (火)

余命宣告 HDの死

  ハードディスクの寿命は約5年である。私のディスクトップパソコンを使い始めて約6年が経ち、HⅮに少し異常が出てきた。HⅮ診断ソフト(CrystalDiskInfo 無料ソフト)を使って確認すると、警告の黄色表示である。間もなくハードディスクが寿命を迎えることが分かった。

 それで死ぬ前に(壊れる前に)、内臓HⅮのデータを別のHⅮに移行し、内臓HⅮを入れ替えた。

 そのHⅮ診断ソフトで警告が出た時に、量販店でHⅮを確保して(取り寄せに時間がかかる)、交換時期を探っていた。HⅮがクラッシュしてからでは遅いのだ。HⅮの死は必然である。今日の12時にPCをエディオンさんに持ち込み、その5時間後に修理が完了した。

 準備万端で、早め早めの対応が危機管理である。これが突然のHⅮクラッシュでは悲惨である。HⅮは壊れて当たりまえである。今まで、私は数度のHⅮクラッシュを経験している。そうなれば大事なデータが失われてしまう。蓄積したデータは自分の人生の記録なのだ。それを失うとは、人生を失うに等しい。

 

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      CrystalDiskInfo の診断画面

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生老病死

 どんなものにも寿命がある。世の全てのものには生老病死がある。花の命は1日、HⅮは5年の命、冷蔵庫なら10年、会社人生は38年、人の寿命は81歳、健康寿命は72歳である。

 どんなものでもおおよその寿命は分かっている。その寿命が尽きる前に、やるべきことをやっておこう。長生きできても、100歳では思うように体が動かせない。己の体が衰弱しきった1か月前では、何処にも行けない。そもそも死の直前では、気力も萎えて、何もできない。美味しいものも食べられない。だから死の2年前までに、やるべきことをやっておく。それが死計である。人が死ぬことは、必然である。

 

 人として、生命が誕生するのは、1億円の宝くじが連続で百万回当たると同じくらいの偶然である(筑波大学名誉教授村上和雄)。しかし死は100%必然である。だからその得難い幸運を手に入れたのだから、死ぬ前にしっかりと楽しもう。還暦まで働けば、社会への義務は果たせた。後はやりたいことをやって、楽しもう。楽しみながら世の中に貢献しよう。

 

 還暦後は、奴隷生活を送るのを止めよう。共産党や新興宗教団体の奴隷生活から逃げ出そう。奴隷生活の共産党員も高齢化で、今回の統一選挙で、91議席も議席を減らした。同じ理由で、東京都練馬区議選では、鉄の結束の公明党が4人落選である。全国では12名の落選である。

 大垣市の住民も、村社会からの奴隷扱いの強制投票圧力を受ける。それから目を覚まさないと、奴隷のままで人生を終わる。地域利権者の候補だけに投票しては、大垣市は良くならない。

 

 死の前までに楽しいことをやっと置かないと、死の床で後悔する。自由人として、自分の意思を明確にしないと、死の床で後悔する。

 いつやるの? 今でしょう! 時間は命である。人の命は日々尽きていく。人の明日は分からない。

 

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   馬場恵峰書

2023-04-25  久志能幾研究所通信 2675号  小田泰仙

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2023年4月24日 (月)

大垣市はシーラカンス 禁煙、減量等の決心は簡単

継続はいばらの道

 禁煙を決心するなど簡単である。禁酒も超簡単である。私はあるヘビースモーカーから「禁煙など簡単だ。私は何度禁煙したか分からない」と言われた。禁煙の決断は簡単だが、継続が難しいのだ。

 

 私は現役時代に、私の部長と元部下(同じ大学卒)が喫煙所で、お互い禁煙をする話を何度も聞いていた。二人はお互いに禁煙の約束をして取り組んでいた。

 後日、この二人がまた話し込んでいた。私の元部下が言う。「部長、もう止めましょうネ。禁煙することを」である。その部長がその提案に賛成したのは言うまでもない。

 

 禁煙を決意することは容易である。それを継続することが難しいのだ。それは禁酒、ダイエット、業務改革、自分改革でも同じだ。

 

トヨタ教のカイゼン

 改革も口先だけの改革は聞き飽きた。改善改革を地道に継続してこそ、本当に変われる。一日に一項目だけでいい。一日0.1%だけ変えるだけでいい。前日の1000分の一だけ変えるだけだ。それを10年継続すれば、元本の38倍になる。一日0.1%だけ変える改善を3年間継続すれば、3倍に成長する。それがトヨタ教のカイゼンである。そうやってトヨタは変貌し、世界一の自動車会社に成長した。2018年3月期のトヨタの純利益は、約2兆5千億円。2018年度は平成が始まって30年が経つ。30年間で純利益が約8倍となった。

 

3年も継続すれば偉大である。

10年、畏敬である。

30年、歴史である。

50年、神の如しである。

 

大垣市はシーラカンス

 大垣市がこの20年間で、没落した原因は、その改善を全くしなかったからだ。大垣市は今でも士農工商の封建社会で、何も変わらない。封建社会では変えてはいけないのだ。利権にしがみ付いた政治家が改革を、妨害するからだ。エリートと呼ばれる輩は、変革をしない。変革しては、今まで築き上げた利権の世界が壊れるから、変えない。だから他市は改革で変貌を遂げても、大垣市はシーラカンスのように変わらなかった。

 変わらないなら、まだましであったが、大垣市市長は、県下一豪華な新市庁舎を建て、結果として財政が火の車になった。それで、「ごみが増えた」と大嘘をいってごみ袋有料化をごり押しして3億円の増税をした。子供達の教育費を削減して他に流用し、児童生徒一人当たりの教育費を県下最低にした大垣市である。

 大垣市は、日々、カイゼンの真逆を実行している。

 だから大垣市の公示地価は、この20年間で半値以下に暴落した。名古屋市の公示地価は1.4倍になった。大垣駅前商店街は幽霊通りになった。名古屋市駅前はリニア景気に沸いてビル建設ラッシュである。大垣が没落したのは、大垣市の改善を阻止した小川・石田市長の責任である。それに同調して利権にしがみ付いている議員達の責任である。

 

無常

 人生は無常である。人やモノは生老病死である。自分が変わらねば、早晩に朽ちてしまう。命は日々尽きていく。周りの命は日々変化を遂げている。自分が変わらねば、自分が改善せねば、座死があるのみである。

 

2023-04-24  久志能幾研究所通信 2674号  小田泰仙

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2023年4月21日 (金)

人生最大のバクチ 人に賭ける

 

失敗の代償 

 飲むことで失敗をしでかしても、禁酒して出直せばよい。買うのに失敗しても金を出して買い直せばよい。しかし人生の博打を打ち直すことは難しい。それに失敗すると時間を失うのだ。モノはカネを出せば元に戻せるが、失った時間は、いくら金を積んでも取り戻せない。

 人生の最大の博打とは人の選択である。そのプロジェクトで誰に賭けるかである。失敗すると人生の時間を失う。時間とは、命である。命とは、その人が人生で使える時間の総量である。

 その人を選ぶ、会社を選ぶ、結婚相手を選ぶ、全て博打を打つと同じで、その成否が人生を決める。それは確率論で少しは変えられる。

 孟母三遷も人生の危険な人を避けるための確率論である。人生を共にする人やモノを選ぶのは、博打を打つと同じだ。それに勝利する確率を上げる選択、危険に巻き込まれる確率を下げる選択を取れば、その確率は変えられる。

 日露戦争でも、日本は東郷平八郎に賭けた。だから日本海海戦で勝利を得て、ロシアに勝てた。そのかける人の選択を誤れば、日本はロシアに負けて、領土を割譲させられて、北海道はロシア領になっていたかもしれない。

 その時の人事の選択理由は、「東郷平八郎は運がいい男であった」であった。

 第二次世界大戦が起きたのは、ドイツ国民がヒトラーを選択したのが、最大の原因である。そのため、日本は戦争に巻き込まれた。それで私の父の弟の2人がビルマで戦死し、地獄のシベリアで抑留されシベリアの土になった。当時の日本の選挙で、国民が戦争に走るような議員を選んだのだ。

 国の未来は、議員、市長、知事、首相の選択に懸かっている。心して選挙に行こう。

 

人の選択

 友、結婚相手、師という人の選択なら、観相学で判断すればよい。

 男の顔は履歴書、女の顔は請求書である。「男は40過ぎたら顔に責任を持たねばならぬ」とリンカーンは言った。人の人格は、顔を観ればわかる。

 

会社の選択

 就職先の会社を選択するなら、経営理念、歴史、創業者を調べればよい。

 不祥事を起こしている会社はまた同じような事件を起こす。歴史は繰り返す。自動車会社のN社の生い立ち、労働争議の歴史をみれば、将来は予見できる。ゴーンはそれに付け込んだのだ。

 

確率論

 人生の選択は丁半の博打ではない。手順を踏み調べれば、8割の確率で危険を避けることが出来る。後の2割は人生の綾である。運命は95%が運である。それが運命だ。宿命ではない。

 だから私は人相学を学び、会社の歴史を学び、宗教家の人物像を学び、歴史を学び、相手の文章能力を調べ、日本人としての感性を観ている。そうこうしていたら、所蔵する書籍の重量が5トンを超えた。

 

選挙

 選挙での選択でも同じである。私は候補者の日頃の言動を調べ、選挙ポスターの顔を熟視して、誰に投票するか決めている。

 

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2023-04-21  久志能幾研究所通信 2673号  小田泰仙

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男の悲甲斐性 飲む、ウツ、買う

 

 飲むとは酒を飲むである。酒は少量でも発がん物質である。酒を飲めば、そのアルコールの分解で、毒物を分解処理するのと同じプロセスを肝臓が行う。肝臓の処理にも限界がある。もともと日本人という人種は、アルコールの処理が欧米人より弱い。酒に適量もないし、酒は百薬の長でもない。

 酒を飲み、頭を酩酊状態にしてまで、人生や仕事のことを語り合う必要は無い。頭が酩酊状態では、同じ話を何度も繰り返しグダグダ言うのがオチである。

 酒を飲まねば仲良くなれないなら、仲良くなどしなくてもよい。私はそんな縁は、ご縁がなかったのだと達観する。

 私は5年程前に完全禁酒とした。

 

 2つ目の悲甲斐性の「ウツ」とは、鬱にならない、である。「鬱」とは葉が生い茂り過ぎている状態を表す漢字である。

 甲骨文字・金文は「林」+「勹」(かがんだ人)+「大」(立った人)、人が生い茂った草木の中に隠れる様子を象る。 「茂る」を意味する漢語{鬱 /*ʔut/}を表す字。 「爵」の略体を加えて「鬱」となる。

 

「鬱」という漢字の意味・成り立ち・読み方・画数・部首を学習 (okjiten.jp)

 https://okjiten.jp/kanji2081.html

 

 鬱の意味は、その持てる能力以上に、負荷がかかった状態である。鬱病とは、脳力以上に負荷がかかり過ぎ、体と頭が悲鳴を上げている状態である。治療方法は単純明快で、負荷を減らせばよいだけだ。

 根が張り、健やか成長して大木になってから、葉が生い茂るのはよい。しかし成長もしていない状態で、葉だけ生い茂っても、末路は枯れるだけだ。

 人が鬱病になると、現代医学業界は治療と称して、薬漬けにする。鬱病患者はますます治らなくなる。要は医師の金儲けである。その方が儲かるから、医師にとっては、患者のことは知ったことではない。

 

 

私の鬱病

 私は管理部の管理職として、うつ病の部下を多く預かった。しかしその部下を医師に任せても、守秘義務とかで、その病状の情報は全く私には入ってこない。医師のやりたい放題である。だから私は、鬱病関係の本を数十冊集めて勉強した。

 その本から得た結論は、「鬱病になったら、医者にかからず、仕事の負荷を減らし、太陽を浴び、規則正しい生活で過ごせば、自然と治る」である。

 私自身が会社時代に鬱病寸前になった時、私は自分で治療方法を調べて、自分で治した。その時、会社の保健婦は「小田さんは軽い鬱状態だから、薬を飲めばすぐよくなりますよ」だった。

 鬱病患者は、真面目な人ほどかかる。かのチャーチルも梅原勝彦社長((株)エーワン精密)も鬱病になった。

 

ベンツに乗る、二号さんを持つ、別荘を持つ

 ベンツに乗ることも財布にとっては鬱病である。自身の財力以上にベンツはカネを使うから、家の財政が破綻する。それは家庭会計の鬱である。

 二号さんを持つことも、人間関係の鬱病である。自分が複数の女性を満足させる財力、体力、世間体能力以上の負荷を人生にかけるから、自然に破綻する。また世の男性のひがみを受けて、社会的に抹殺させられる。自分にそれだけの甲斐があればよい。しかし、今の税制では、日本の男性の99.9%はそれは不可能である。

 二号さんに乗ることは、楽しいが、乗っていない時の維持費が大変なのだ。それはベンツを所有することと同じである。

 

買う

 モノを買うとは、日々日銭が出ていくことだ。モノを買えば、何時かは壊れて買い直さねばならぬ。モノも生老病死である。モノを買えば、毎年、そのモノの減価償却費を積み立てねばならぬ。だからモノを買うと、その分の減価償却が増えていく。300万円の車を買えば、10年後には300万円の金がまた必要となる。それは冷蔵庫でもエアコンでも同じである。

 そのモノが自分の一部となって、自分を助けてくれるかどうかを、熟慮して買うべきだ。人は往々に衝動買いをしてしまうのだ。

 

 大垣市の石田仁市長は、2021年に県下一豪華な新市庁舎を建てたので、その維持費と減価償却費が必要となり、「ゴミが増えた」と大嘘を言って、ごみ袋有料化をごり押しした。

 

 

2023-04-20  久志能幾研究所通信 2672号  小田泰仙

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2023年4月20日 (木)

ベンツ車に乗る覚悟

 

 ベンツ車でも200万円、300万円の中古車はざらにある。安いと飛びつくと地獄が待っている。ベンツの中古車で「安い!」と衝動買いをすると、後で車検代、維持費で地獄を見る。ベンツと言う魔物と付き合うには覚悟がいる。

 なによりもベンツに乗るということは、日本の車が一台売れず、日本の雇用の機会が減るのだ。それだけは避けたい。だから私は国産車愛用である。

 

 ベンツでは、中古車でも車検代が80万円である。それは新車でも中古車でも同じ。ベンツディーラーは「ベンツ規格ですから」と、車検時にどんどんと部品を交換してしまう。それで標準の車検代が80万円である。だから正規ディーラーではなく、街の修理工場に車検を頼む人も多いとか。

 要は、車検代が80万円を気にする人は、ベンツなど乗ってはならない、である。

 

貧乏人のベンツ

 ベンツに乗って、零細激安ラーメン屋には行けない。ベンツでその店に行くのは恥さらしである。私はそんなベンツを安いお店の駐車場で見て、この貧乏人はベンツだけを見せびらかすため、生活を切り詰めてベンツに乗っていると私は見る。要は生活の中の一点豪華主義でのベンツである。ベンツを乗る人にしては、浅ましいし、みっともない。それが貧乏人の美学なのだ。

 

 今日、クリーニング屋さんと世間話をして聞いた話である。ある客はベンツで来て、クリーニングの割引チケット等をフル活用するという。持ち込んだものがウール品なので、お店が少し高いクラスのクリーニングを推奨すると、わずか数百円の差なのに、客は考え込んで、結局、引き返してしまう客が多いそうだ。情けない。それならベンツに乗っている資格がない。

 

欧州のお金持ちのベンツ

 欧州のお金持ちは、絶対にベンツ等の高級車を乗り回さない。ベンツでホテルに行けば、ホテルのドアマンに、通常の数倍のチップを渡さねばならぬ。お金持ちは庶民に高額のチップを払う義務があるのだ。それで社会が成り立っている。だから真のお金持ちはそんな無駄な金を使わない。ベンツを所有しても、目だっては乗り回さない。

 だから西洋社会では、日本の貧乏人(若造)の様に一点豪華主義は通用しない。

 

高級車からの学び

 私も一時期、レクサスLSに乗ったが、税金、保険、駐車場代の高さに音を上げて2年で手放した。いくら高級車でも、それが新車でも、売る時は買った時の半値以下である。それはベンツでも同じ。

 どんなに金がかかろうが、そんなことに気にせず、持ち続ける財力がないと、ベンツ等には乗ってはいけない。真のお金持ちは中古車など買わないから、ベンツ等の中古車は中途半端である。

 ベンツ所有者の大半は、中小企業の社長で、社用車として経費で落としている。個人で高級車を買う客は1割もいない。だから、車検代、車両代を高く設定しても、高級車は売れるのだ。コストパフォーマンス的に庶民は手を出してはいけない。

 それが学びであった。やってはいけないことは、やってみないと分からない。それを智慧という。生活でも、一点豪華主義でなく、バランスの取れた消費生活を送るべきだ。

 

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  馬場恵峰書

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安全

 高級車を買う最大の目的は、安全である。いくら普通車、軽自動車の安全性が向上しても、ベンツと正面衝突をすれば、ベンツには勝てない。いくら「クラス最高の安全性」と謳っていても、あくまでそのクラスで最高という意味で、2クラスも上位のベンツには安全性で全く歯が立たない。

 ベンツに乗っていると、相手が意識して避けてくれるので、安全性が向上?する。私だって、走行時には、ベンツには近づかない。

 

ご縁

 その安全性の点で、私はレクサスLSを購入し、馬場恵峰先生ご夫妻の送迎に使った。本来の目的は達成できてよかったと思う。あの時、レクサスLSのご縁があり、馬場恵峰先生ご夫妻を乗せるご縁が出来て良かったと思う。今は、ご夫妻ともこの世に居られないのだ。そのご縁は早からず、遅からず、一期一会でやってきた。当時それをやっていないと、後悔の山であったろう。

 ご縁が終わったので、レクサスLSは手放した。ご縁も生老病死である。

 

価格

 以前、人生経験として、ベンツの最高のSクラスの見積もりを取った。その見積もり価格が1800万円である。諸経費の高さと維持費が大変だ。それを買う人がいるのも、現代の日本社会である。

 

Sクラス 価格   16,640,000円

     諸経費   1,435,298円

     見積金額 18,075,298円   2018年当時

 

 ベンツと言ってもマークχクラス、クラウンクラス、レクサスLSクラスと幅がある。ベンツでも国産車より100~200万円ほど車両価格が高いだけである。その最高クラスのベンツが1800万円である。しかし、見積書には出てこないが、その維持費が高いのだ。

 その点で、レクサスLSは、車検等は一般車より少し高いだけで、車両自体の維持費はそんなに高くない。さすが国産車である。

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2023-04-19  久志能幾研究所通信 2671号  小田泰仙

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2023年4月18日 (火)

大垣市、ヤブ医者の餌食に、衰退ガンにさせられた

大垣市は癌症状になる

悪魔の処方箋「大垣市未来ビジョン」

 

 大垣市は無能役人やヤブ医者同然の有識者に、「大垣市未来ビジョン」を捏造してもらった。しかしその計画の第一期が終わっても、衰退する病状が少しも改善しない。まるで癌患者に抗がん剤を処方されているようだ。その処方箋を盲信して(信じている振りをして)、役人どもは利権を貪っている。

 

万歳突撃

 石田仁市長は、ヤブ医者の処方箋「大垣市未来ビジョン」を信じて、第二期をそのまま暴走すると宣言した。第一期で、大垣の没落傾向と人口減少傾向が全く変わっていないのに、軌道修正もせず、狂った処方箋をまた継続実行しようとしている。市長はPDCAを回す能力さえない。旧日本軍の万歳突撃と同じである。

 

産業基盤を放置

 大垣没落の原因は、「大垣は子育て日本一(を目指す)」と嘘で市民の気を逸らし、大垣の産業を育てる取り組みを放棄したのが原因である。「大垣は子育て日本一(を目指す)」と言いながら、大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。

 また子育てをするには、若い人が結婚して子供を生まねば、人口増の大前提が狂う。それを無視したから、大垣市は成長しない。大垣の産業が興隆し、雇用が増えれば、人は集まる。それがないから、雇用は増加せず、だから若い人は集まらず、子供も増えず、人口が減り、市の活力が下がり、衰退する。

 これは当たり前のこと、宇宙根源の理である。栄えようと思ったら、根を伸ばさねばならぬ。根とは大垣市の産業基盤である。口先だけで「大垣は子育て日本一(を目指す)」と嘘を言っても、生活基盤が保てなければ、結婚もできないし、子供も産めない。だから人は集まらない。若い人は他市に仕事を求めて逃げていく。

 大垣は県下一住民サービスがお粗末である。そのうえ、ごみ袋有料化で増税である。岐阜市は無料なのだ。それでは人口が増えるはずがない。それも、石田仁市長が、「ゴミ場増えている」と嘘を言って増税である。こんな市長で、どうして大垣が栄えるのか。

 

老齢化、少子化、子供の大垣脱出

 私の街は大垣市の中心地に近い場所である。10年前に比べて10%も戸数が減っている。77歳以上の高齢者は10年前に比べて50%増しで増えている。子供世代が、どんどん他市の出て行き、空き家が増えた。それは大垣市にまともな雇用が無く、他市の生活の基盤を求めて出て行ったのだ。だから人口が減る一方である。空家が増える一方である。増えるのは、老人ばかりである。

 

デタラメの計画

 大垣市は、「大垣市未来ビジョン」で予想した人口減のスピードの倍の速度で人口が減少している。だから「大垣市未来ビジョン」はデタラメの計画である。

 

「大垣市未来ビジョン」計画 年222人の減少 (2010年~2030年)

           実績 年500人の減少 (2010年~2020年)

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  大垣市の病気を治してくれる指導者を選ぼう。

 大垣市を食い物にする輩を選んでは、大垣市は滅亡である。

 

Photo     「大垣市未来ビジョン」より

大垣市の人口推移

2007年  166,960  

2008年  165,420  減少

2009年  164,680   減少  小川敏市政3期目

2010年  164,649   減少

2011年  164,306   減少

2012年  163,134   減少

2013年  162,859   減少   小川敏市政4期目

2014年  162,702   減少

2015年  162,157   減少

2016年  161,992   減少

2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

2018年  161,308   減少

2019年  161,123   減少

2020年  160,485   減少

2021年  159,359    減少 石田仁市政1期目

 

 

2023-04-14  久志能幾研究所通信 2668号  小田泰仙

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2023年4月15日 (土)

巡礼 芸術家の心を拝む ― 手描き友禅作品展

 

 岐阜市川原町 Gallery Saganで「ー花逍遥-尾崎尚子 手描き友禅作品展」が開催されている。

 

 2023.4.1(土)~4.29(土) 11:00-17:00  ※最終日16時まで

 水・木曜定休 14日(金)臨時休み

 

 手描き友禅染の作品で、タペストリー、暖簾、テーブルセンター、スカーフ等、一点一点手描で描かれている。優しい色合いが心を和ませる。私には初めての巡礼である。

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2023-04-15  久志能幾研究所通信 2669号  小田泰仙

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2023年4月14日 (金)

宗教団体脱会後(11/12) 無職を生きる

忙殺

 仕事を受け持つと忙しい。忙しいとは、心を亡くすと書く。心が殺されるのだ。その仕事に縛られるとは、奴隷である。奴隷は洗脳されていやいや働かされている。還暦になれば、会社と言う宗教団体から定年という名目でお役御免にされる。だから、定年後は自由人として無職を貫こう。無職ほど、やらねばならぬことが増える。仕事なら、言われた一つのことだけを期限通り、やればよい。要求された仕様だけ満足すれば、それで終わりである。それは職人の世界。

 

無職

 しかし無職ではそういうわけにいかず、以前より忙しい。それはお金の問題ではなく、自身の満足度であるからだ。それにはジレンマがある。仕事ならコストパフォーマンスがあるから、無制限に時間をかけるわけにはいかない。

 しかしそれを自分の天職として取り組むら、自分が満足するまでやり続けることが出来る。だから社会に役立つことを真剣にするには、無職でないとできない。

 

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2023-04-14  久志能幾研究所通信 2668号  小田泰仙

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