« 2023年2月 | メイン | 2023年4月 »

2023年3月

2023年3月30日 (木)

逆パワースポット大垣市、市民は貧乏に、議員は裕福に

 日本経済新聞(2023年3月23日)の「23年公示地価特集」によれば、「地方圏の商業地で2年連続、公示地価の上昇」が続いている。「コロナ禍からの回復鮮明に」ある。

 しかし大垣市は、その回復とは蚊帳の外である。大垣市は、他市の公示地価の上昇には全く無縁である。結果として、大垣市民が所有する不動産評価額が下落の一途である。

 大垣市で公示地価が一番高い高屋町(大垣駅前)の価格は、この2年間全く変動なしである。他市の公示地価が高騰しているのに、大垣市の公示地価が全く変化ないとは、実質的な下落である。これは政治の問題だ。政治が利権まみれで無為無策なのだ。

 

 行っても楽しくなく、魅力ある場所もないところには誰も来ない。そんな将来性のない所に住む気にもなれないだろう。だから大垣駅前通りは、幽霊通りとなっている。大垣駅前マンションは、他市で働く大垣市民ではない住民の住み家となっていて、市民税を払わない経費ばかりが必要なお荷物ばかりである。今回の予算でもその対策が全く見えない。だから大垣は没落の一途なのだ。

 大垣が繁栄するためには、まず根を伸ばさねばならぬ。その根の育成に全くやる気がないようだ

 一番の問題は、その件に、市長も議員も全く言及しないことだ。大問題から目を逸らして、自分達の利権の案件だけを推進している。それから話題を逸らしているから、原因追及も対策も目標設定もない。それで「選ばれる大垣へ」はブラックジョークである。これでは大垣は地獄の季節である。滅びゆく大垣を選ぶのは、利権に飢えたハイエナのような地獄の鬼たちである。

 

R51

 大垣広報 令和5年4月1日号

.

大垣市民は大損害

 大垣市に約50坪の家に住んでいると、2000万円の土地が、この20年間で1000万円に暴落で、約1,000 万円の評価損害である。

 名古屋市に住んでいれば、2,000万円の土地が約2,900万円になった。大垣市と同規模の刈谷市に住んでいれば、2,000万円の土地が約2,200万円に値上がりである。大垣市のように、1,000 万円の損害はない。大垣市は逆パワースポットである。大垣に住めば祟りがある。市長、議員が大垣市民の財産を蒸発させてしまう。

 

裏切り

 大垣駅前の便利な場所にやっとマンションを買えたと思ったら、駅前のデパートもその中の生鮮食品売り場も消えてしまった。大垣駅前商店街は幽霊通りとなっていた。買い物難民が続出である。そう嘆く人は多かろう。

 大垣市は、住みやすい都市との記事が数年前に、東洋経済誌にあったが、どうも大垣市との癒着で、やらせ記事のようだ。東建の発表した住みやすさデータとは大違いである。東建のデータでは、大垣市の住みやすさは並みである。

 大垣市は、大垣市長、議員、役人の利権で増税が頻繁で、住みにくく裏切られた思いだ。

 

逆パワースポット

 大垣市は逆パワースポットになったようだ。23年度の大垣市予算を見ても、それを回復させる「気」は全く見えない。

 コロナ不況のなか、大垣市民の収入が減り続けている。しかし大垣市の令和5年度予算では、税収は2.8%増、諸収入は4.6%増で総額9億円の増収の見込みである。つまり増税した結果である。

 

石田仁大垣市長にやる気なし、増税のやる気は満々

 大垣市長は3月6日の議会で、「安全で安心できるまち大垣」、「希望あれる活力あふれるまちづくり」、「子育て日本一を実感できるまちづくり」と大嘘をついて令和5年度の予算案を通した。

 そんな御託は聞き飽きた。それは「大垣未来ビジョン」で4年前からやっているだろう。4年も経って、何も実現できていないではないか。それどころか、ますます大垣は衰退の一途である。だから今まで4年もやってできないことが、今後の4年で出来るわけがない。なぜそうなったかの原因追及が先だろう。そのPDCAが回せないのだから、これからの4年は地獄の期間になるだろう。

 「子育て日本一を実感できるまちづくり」とは、児童生徒一人当たりの教育費が県下最低の大垣市で、ブラックジョークである。子育てで大変な家庭からもごみ袋有料化で年間5千円の増税である。ただでさえ物価高騰の折だし、コロナ不況で収入は減っているのだ。

 子育ては幼児期だけでなく、子供が成人するまでである。子供の小中学校の計画が全く見えない。そんな根性だから、元気ハツラツ市行事で児童生徒を炎天下の演台で躍らせる非道が出来るのだ。その非道を見ないことにして、当時の石田議員は、小川敏市長に議会の一般質問でヨイショをしていたではないか。

 2018年は、豊田市で児童が熱射病で死亡した時、小中学校のエアコン整備率が県内一低くて(大垣市は2.4%、他市は100%)で、児童生徒の命が危なかったが、金が無いと国に泣きついてカネを出してもらった醜態がある。

 それから大垣市の子育てに対する姿勢が変わったとは思えない。

 

 2017年の室本町のアンダーパス水没事件でも、その事後報告書、再発防止書させ、市民に公開していない。単にポンプの保守点検をさぼっていたのだ。

 また各自治体への防災補助金は雀の涙ほど。住民は身銭を切って自衛せねばならぬ。これでは安心など絶対にできない。

 大垣駅前大通りで、夜は電気が消されていて物騒で歩けない。そんな貧乏な街に放置して、なにが安心して住める街だ!

 

 だから大垣市の実態は、「安全ではなく」、「希望もなく」、「子育ても不適」の街である。前市長が無駄なオモチャのIT化道具に金をつぎ込んだ挙句、県下一豪華な市庁舎の維持費が足りなくなり、ゴミ有料化で3億円の収入増(つまり一戸当たり5千円の増税)をした。それもゴミがこの10年で35%も減っているのに、ごみが増えたと大嘘をいって、ごみ袋有料化政策をごり押しである。それに賛同した議員達が、逆パワースポット大垣で、市民を地獄に引きずりこむ力となっている。

 

 市民は現実に目を覚まして市民の敵の市長、議員に正しい行政評価をして、投票をするべきだ。市民の小さない力を合わせて、大垣市を変えて行こう。市民が声を出さなければ、利権まみれの市長や議員たちに生き血を吸い取られる。それで市民はますます貧乏になっていく。

 市民が大垣行政に無関心だと、子供たちを将来、地獄に落とすことになる。市民はもっとしっかり監視をしよう。

 

 

2023-03-30  久志能幾研究所通信 2656号  小田泰仙

 累計閲覧総数  374,190

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

2023年3月28日 (火)

柴田節郎陶展 青磁の季節 決断の季節

 

 柴田節郎陶展で見つけた素敵な青磁を購入した。この茶碗で白湯を飲むつもりだ。今でも私は毎朝、起きた時に白湯を一杯飲んでいる。体には白湯が一番よい。よい器でよい飲み物を飲む。それが心身ともよい効果を得られる。百金の器では、魂の成長がないだろう。

 私が朝一番に飲むのはコーヒではなく、白湯である。白湯は50℃から60℃くらいが最適である。今は白湯でも、わざわざ沸騰させてから温度を下げなくても、温度設定できる電気ケルトでそれが可能となった。

 白湯として一度、水を沸騰させるのは、昔は浄水器がなかったからだ。水道水のカルキ等を除去するのには、沸騰させる必要があったから。

 

 

白湯の効果

 白湯を飲むと、胃腸全体が温まり活性化する。胃腸が活性化すると消化が促進され、老廃物の排泄も促進される。それで便秘防止となる。

 白湯を飲むと内臓が温まる。その結果、基礎代謝が上がる。基礎代謝が約1割上がる。その結果、血液のめぐりが良くなり、冷え性の改善や脂肪燃焼による肥満防止にもなる。身体が温まるとリンパの流れや血流が良くなり、体調がよくなる。

 

後日談

 10日ほど前、私はこの青磁の茶碗を買う予約した。先日、知人が柴田節郎陶展に来て、それを気に入って注文を入れた。しかし既に私がツバを付けていたので叶わなかった。

 芸術品との出会いは、一瞬である。一期一会である。その時、買う決断をしないと永遠にお別れである。先に買うと決断して予約を入れておいてよかった。

 決断もその決断をする回数で決断力が養われる。要は経験数で勝負である。失敗をしてもいいから、多くの決断をすることだ。小さな決断を多くすると、大きな決断はさりげなく出来る。

 

 

Dsc00050s

 柴田節郎作 青磁茶碗    右側の茶碗を購入 (Saganにて)

Dsc00340s

   自宅で撮影

Dsc092551s

 波佐見焼  字は馬場恵峰書

 

Dsc08983s

 波佐見焼  字は馬場恵峰書

.

2023-03-28  久志能幾研究所通信 2655号  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2023年3月27日 (月)

柴田節郎作陶工房を見学

 

 2023年3月22日、柴田節郎作陶工房を見学した。その写真を掲載する。

 

やきもの教室 杜の土

 下図が柴田節郎作陶工房である。「在型作陶施設HO-CA・やきもの教室 杜の土」として運営されている。

 平成28年度多治見市まちづくり活動補助金を受けて第二ゲストハウスにギャリーHO-CAを併設した。滞在期間は1か月程である。2018年までで、外国からの作陶家が100名に達した。設立以来、海外を中心に140名程(2020年6月現在)のゲストが滞在した。滞在した方からのご紹介や口コミで訪れるゲストやリピーターも多数いる。現在、海外から2名の若い女性が作陶家として学んでいる。

 

  ABOUT – 滞在型作陶施設 HO-CA

01dsc00239s1_2

 この2階が滞在型作陶施設HO-CAのゲストハウス。2部屋ある。

02dsc00238s1

.

主作業場

 下図が柴田節郎作陶工房の主作業場である。 

 03dsc00223s

04dsc00221s

.

秋葉神社

 下図は柴田節郎工房の裏山にある秋葉さんの社である。秋葉さんの石は柴田節郎工房の裏山に捨ててあった。それでは良くないと祭壇を作ってお祀りをした。その横に祠を焼き物で作った。狛犬さんも陶器で作った。秋葉さんは火の神様、台所の神様として祀られる。柴田さんの工房は、窯で火を焚くので最適の神様だと思いお祀りしたという。

 この風景を『地獄の季節』に掲載した時は、山に木がたくさんあったが、その後、地主が木を切ってしまって、殺風景な山になってしまった。残念である。

 

05dsc00194sjpg

06dsc00210s

07dsc00209s

08dsc00207s

 .

主窯

 下図が主窯である。 21dsc00211s

22dsc00216s

23dsc00204s

24dsc00212s

 薪置場(上図)
 .

第二ゲストハウス 

 下図は第二ゲストハウスのギャリーHO-CA

11dsc00206

12dsc00214s

13dsc00205s

.

新たな工房
 
 下図は将来の拡張工房である。柴田節郎工房の隣の窯元が廃業した。それを柴田さんが借りることにした。まだどう使うか決めていないそうだ。

 廃業の窯元の名は「小田陶器」。私の工場ではない(笑)。柴田さんが受け継いだ窯は、素焼き用に使うとのこと。将来が楽しみである。

 

31dsc00227s

32dsc00234s


 
 

2023-03-27  久志能幾研究所通信 2654号  小田泰仙

         ブログ開始後 2132日目 (1日に平均1.24通を発信)

累計閲覧総数  373,734

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

宗教団体から脱会後(4/12) 酒からの解脱

 

完全断酒

 酒は頭の働きを麻痺させる薬物である。酒は教団の悪口、上司の悪口の発散手段として活用されてきた。しかし薬物の力を借りて、仲良くするような宴会は宗教団体の儀式と同じである。

 

 それも退団(退職)すれば、そんなことで酒を飲む必要もない。酒は少量でもがん発生の毒物である。若い時は免疫力も高いから問題が起きにくい。しかし退職する還暦ともなれば、免疫力も若い時の数分の1程度に下がる。だからその毒の全身へのダメージも大きくなる。だから断酒が望ましい。

 

 私は定年の前後で、数回、宴会で救急車を呼ばれる事態が発生した。それを契機に完全禁酒とした。私は酒に弱く、飲むと寝てしまう。それを周りが焦って救急車を呼んでしまうのだ。これ以上周りに迷惑をかけてはならないと思い、完全禁酒とした。

 

 酒は世界保健機関(WHO)の定義では、薬物である。食品は胃で消化吸収であるが、酒のアルコールは肝臓で、薬物と同じ工程で分解、無毒化、体外排出である。その分、肝臓の細胞に負荷をかける(細胞が死滅する)。頭の働きも麻痺させる。だから宴会とは薬物パーティである。

 

お布施

 酒の価格には、日本政府教団へのお布施が半分以上も占める。酒の価格の半分は税金である。その酒で飲んべえが病気になれば、政府教団は、医者を通してがっぽりと医療費としてカネを巻き上げる。酒が原因の無駄なお布施は止めよう。

 

酒の害

 酒の毒で、年間300万人が死ぬ(WHO公表)。日本では年間約3万人が死ぬ(WHO公表値から推定)。マスコミはこの件は声を小さくして報道する。

 正義の味方のはずのマスコミも、酒メーカらの広告収入が莫大なため、酒の弊害については何も言わない。それどころか日経新聞では、日本酒特集、焼酎特集、洋酒特集といった日曜日特別版まで発行する始末である。

 「酒はほどほどにするから、大丈夫」と酒飲みは言うが、そのブレーキの理性を破壊するのが酒である。酒を飲んで、ほどほどはあり得ない。

 酒で病気になる人が増えれば、国の総医療費が上がり、結果として健康保険料が高くなる。福祉に回るカネも防衛費に回る金も減る。酒飲みは国賊者である。

 

【2018年9月22日 AFP】世界保健機関(WHO)は21日、飲酒が原因で年間300万人が死亡しており、その数はエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)や暴力、交通事故による死者数の合計を上回るとする報告書を発表した。このうち4分の3以上が男性だという。

 

 定年後に、酒を飲むだけが楽しみとは、人間として情けない。それは酒の奴隷である。定年後は奴隷解放として、酒という支配者から解脱しよう。

 私は一時は酒に洗脳され、ニューヨークまで行って2000ドルのデキャンタまで買う狂気を演じた。しかし天罰(としか思えない)で、そのガラスコップの一つを割ってしまった。美人薄命である。

 美しものにはトゲある。美味しいものには毒がある。

 

47_1

 

2023-03-27  久志能幾研究所通信 2653号  小田泰仙

         ブログ開始後 2132日目

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2023年3月26日 (日)

柴田節郎陶展 鳴舞耳得(オブジェ)、ご縁の結晶

 3月5日~3月28日、岐阜市川原町 Gallery Saganで「柴田節郎陶展」が開催されている。

.

オブジェとは(新解釈)

 私はオブジェの意味が分からず、調べて考察した。「オブジェ」とは前衛芸術作品である。「鳴舞耳得」は、私がつけた「オブジェ」の当て字である。

 全てのモノには命があり、精霊が籠っている。モノは何かを伝えるため、き、っている。だからモノは「耳」で見なければ、真の姿は見えない。見えればをする。そのを受けるには、人として感性が高くなければならぬ。その感性が高い人が、精神性が高い人なのだ。

 「耳」とは「目」の四方八方に角が伸びた形である。つまり全身を使って「観る」である。

 「得」とは佛語で、体験から得る利益・功徳のことである。仏教用語の「利益(りやく)」とは、「ためになること、益を受けること、功徳、利徳」をいう。 特に「仏の力によって授かる恵み」を意味する。

 

二つの出会い

 オブジェとは、出会いというご縁の結晶なのだ。オブジェとは芸術家がもてる技術で感じたことを形に表した前衛芸術作品である。その感じかたは、そのモノと芸術家の出合いは5W2Hによって全て変わる。その出合いは一生に一度である。その出合いが成就して、形に昇華したのが「鳴舞耳得」(オブジェ)である。

 5W2Hとは、いつ  when、どこで  where、なにを what、どのように  how、誰が  who、なぜ  why、どれだけ how much である。

 

オブジェとは(辞書で)

 「オブジェ」は「前方に投げ出された物」を意味するラテン語のobjectrumを語源とする。現代芸術の用語では、日常的に認められている物の通念をはぎとり、物体に別の存在意味を付加させる。芸術家がそのモノから受ける波動を具現化した芸術作品である。

 オブジェ (仏:Objet)は、事物、物体、対象などの意味を持つ。英語ではobject(オブジェクト)にあたる。

 Object(英)は、現実の物、物体、対象、目的、目標、おかしなもの、目的語、客観、客体を意味する。

    以上、各辞書より編集、加筆

 

 

柴田節郎氏のオブジェ

 柴田節郎氏のオブジェを見て、陶器でここまでの作品が出来るとは驚きである。

 黒い木のオブジェは、柴田節郎氏と山火事との出会いで出来た結晶である。近くの山で山火事が有り、燃えた木の後から芽が出ていた。それを柴田節郎氏が見て、その生命力のたくましさを作品として形にした。

 この燃え尽きた木の陶芸作品を日本で展示した時は、みんな「ふーん」といって特に興味を示さなかった。

 それらの作品をニューヨークの美術館で展示したら、ニューヨークでは、大絶賛であった。デヴィッド・ボウイも柴田節郎陶芸家にサインを求めた。要は、当時のニューヨークの人の精神性は日本の人のそれより高かったのだ。野蛮人にはオブジェは創れない。オブジェを理解できるかどうかで、教養がわかる。

 一本の木のオブジェをそのまま陶器で焼くわけにいかず、2体に分けて焼く。それでも焼くと1割ほど体積が縮んでしまう。それを見込んで製作するが、どうしても歩留まりが悪い。その発送の船便も大変であった。

 

 白い家のオブジェも、当時の柴田節郎氏の記憶を形に具現化した作品だ。戦後日本の当時は、ウサギ小屋と揶揄された小さな家が立ち並ぶ。当時の柴田節郎氏が持つ印象は、黒いボルトという鉄が氾濫していた時代であった。

 

1dsc00111s

2dsc09990s

3dsc00103s

3dsc09963s

 湿気防止で釜の下に敷いていた鉄板。その跡が面白いと作品にした。

4dsc09964s

 ウサギ小屋と黒い鉄のボルトのイメージ

5dsc09967s

 作品展示の準備中の山路徹先生

6dsc09968s

7dsc09992s

柴田節郎氏の作品は公共の施設にも多く展示されている。

8dsc099971s

 

2023-03-26  久志能幾研究所通信 2652号   小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

 

 

 

宗教団体から脱会後(3/12) 垢落とし

 

 自分の屋敷をゴミ屋敷にしてはならない。家で一番清潔にすべきは玄関とトイレである。そこが一番汚れやすい。つまり、入り口と出口を清潔に、である。

 汚れは、神学的な死である。また社会的な死である。そんな家には誰も寄り付かない。寄り付くのは貧乏神だけである。

 神様は超清潔好きである。伊勢神宮などは、その清らかさでピカ一である。身も心も洗われる思いだ。だからパワースポットとして、多くの人が集まる。

 

 自分の体という宇宙をゴミ屋敷にしてはならない。定年後に最も清潔にすべきものは、自分の心である。40年間も拝金主義の世界で生きてこれば、汚れや垢が心にしみ込んでいる。その汚れを落とすのは大変だ。体を洗う人は多いが、心を洗う人は少ない。体の汚れは見て分かるが、心の汚れは、自分では気が付かない。

 心の汚れた人と付き合うと、知らず知らずのうちに心が汚くなる。霧の中を歩くと、いつしか衣が濡れるのと同じである。よき香を焚くと、家の香りや自分が良き匂いに染まる。年老いても、孟母三遷の教えを守ろう。

 

 体の入り口は目鼻耳口皮膚である。そこが汚れていると、入ってくるものが穢れる。それで排泄が汚る。そして体全体が汚れてくる。汚れた人間関係、汚染された食べ物、フェイクな情報、それらに接すると、身も心も穢れる。それでは幸せになれない。それでは幸せの神様が去っていく。

 

P1060650s

 馬場恵峰書

.

新興宗教団体のお掃除

 天理教やその他の教団でも、境内の掃除の徹底さは驚嘆する。天理大学では掃除が履修科目になっていると推定される。天理教の本殿に参拝すると、天理大学の学生が広大な渡り廊下を拭き掃除している。それも天理教のショーなのだ。

 

 NB教では、広い本山の境内を信者に割り当てて掃除をさせている。遠方でも早朝に掃除当番が割り当てられて掃除である。信徒は来るまでの運転で疲れ、掃除で疲れ、その疲労で帰り道で死亡事故を起こしている。しかし信徒は泣き寝入りである。教祖様のご指示は絶対なのだ。早朝に掃除当番が割り当てらえるのは、一般見学者との鉢合わせを避けるためだ。入信したら、こんな過酷な掃除ノルマがあると知れると、信徒獲得に影響するからだ。

 

 宗教狂団では、不正なカネで汚れているから、掃除をしても幸せになれない。その前に心の掃除が必要だ。心の掃除をすれば、その宗教の真偽が見えてくる。

 

トヨタ教の掃除

 そんな教祖様のご命令ではなく、自分の人生の務めとして整理整頓清潔清掃躾は、幸せになるための定石の務めである。それをトヨタ教、日本教(JIS)では5Sと言う。それは教団を退団しても変わらない日本人の務めである。

 

 トヨタ教は5Sで世界一の自動車教団に成長した。Coco壱番屋の創業者の宗次徳二氏は、今でも朝4時に起きて、街の掃除を続けている。Coco壱番屋はギネスで世界一のカレー屋として登録された。

 

大垣教の掃除

 大垣教では、大垣市長が市内の掃除費をケチったため、市内が汚い。駅前や繁華街の共同トイレが薄汚く、それが原因で県内一の衰退となっている。

 

 大垣市前市長は、大垣市前前市長が3000万円で作った公衆トイレを、わざわざ壊して700万円で作り替えたと噂される。安くできたのにはワケがある。見た目はおしゃれだが、よく見るとシッカリと安普請である。数年で外壁の塗装が剥げてきている。女性用のトイレも数も3個から1個に削減である。そのため、大垣祭り等の行事の際は、トイレの前は長蛇の列となる。また安く作ったので、排水処理工事が手抜きで、頻繁に詰まっていて不潔である。

 わざわざトイレをつくり直したのは、カネを動かし、利権を得るためである。その罰当たり行為のせいで、神様の怒りを買い大垣市の没落は加速した。

大垣市トイレが汚いのは、市長のケチが原因

 http://yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/11/post-4f2e.html

 

2023-03-25  久志能幾研究所通信 2651  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

 

 

2023年3月24日 (金)

宗教団体から脱会後(2/12) 自分ファースト

 

全ては自分の幸せの為

 今までは猪突猛進のトヨタ教信徒として、教祖様の為、教団の為、お国の為に滅私奉公してきた。モーレツ社員とも揶揄されたこともあった。私は脇目も振らず、準ブラック企業で、高度経済成長期を仕事一筋に駆け抜けてきた。

.

高度経済成長からバブル崩壊

 1973年から1990年の18年間で、前職の会社の売り上げは6.8倍に急成長した。その前の1966年から1972年までの6年間の成長は2.13倍である。毎年30%以上の成長である。平成時代の30年間で日本経済の成長率がゼロであった惨状から見れば、当時は本当に高度経済成長期であった。

 そして1991年にバブルが崩壊して、私の前職の事業部の売上は70%も減ってしまい、経営危機になった。そしてリストラが始まった。天国から地獄に突き落とされたのだ。当時の同業他社も多く倒産した。私はその社内リストラの前に昇格して、好調な事業部に異動となっていた。塞翁が馬である。

 リストラと言っても、社内の人員配置変更である。首切りではない。それがトヨタ教の凄さで、他社のような希望退職(首切り)はなかった。

 

 平成不況時以降に入社して働いてきた若者に比べれば、私の時代は幸せであった。頑張っただけの成果も手に入ったので、不幸とは感じなかった。しかし、今、冷静に当時を振り返ると、少々洗脳されていたようだ。

 

教祖様として生きる

 だから退団後は、自分が「自分人生有限会社」の教祖様として、自分の幸せの為に生きるつもりだ。今は洗脳された頭を正常に戻す「修行」に力を入れている。

 しかし還暦後に、自分を幸せにする時間は、少ない。そのことに思い至らず、時間など無限にあると錯覚している人は多い。日本人の平均寿命は81歳であるが、健康寿命は72歳である。72歳を過ぎれば、病院通いか、寝たきりか、認知症になる人が大半である。還暦後は、健康で走り回れる時間が12年しかない現実を正視すべきだ。

 

 自分は何のために生れてきたのか。最低でも一人に人間を幸せにする義務が私にはある。その一人が自分である。そのための残された時間は12年である。定年延長などすれば、時間はほとんどなくなる。だから私は定年延長せず辞めた。

 

天上天下唯我独尊

 お釈迦様が、ある王子から人生相談をされた。王子は妻からの「私とあなたと何方が大切か」との問いに悩まれていた。お釈迦様は、「自分も自分が一番いとおしく思う」と答えられた。

 お釈迦様が仰った「天上天下唯我独尊」とは、「この世で一番尊いものは自分である」との意味である。自分が一番尊いと思うから、相手も同じように自分が一番尊いと思っている。だから、相手も同じように大事にすべきとの教えである。

 退団後、会社を離れたら、会社ファーストを捨て、自分ファーストでよい。自分を大事にして、世の中に貢献すればよい。自分を大事にしない人は、他人も大事にしない。その極端な例が自爆型のテロリストである。

4k8a99231s

2023-03-24  久志能幾研究所通信 2650  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

宗教団体から脱会後(1/12)カラスは黒という

 

 新興宗教団体に入会しても、何時かは脱会する時が来る。入会・活動・脱会という事象も生老病死である。その脱会後の私の生き方を記する。 

 

 日本の有名大企業と言っても、いわば新興宗教団体と同じである。会社の経営理念は宗教の教義である。企業の創業者は教祖さまである。その経営理念を見ると、言っていることは、その辺の宗教団体と変わりがない。

 トヨタ自動車教団でさえも創業74年の新興企業である。松下電器教団(現パナソニック)でもわずか創業61年である。仏教やキリスト教の創業2000年に比べれば若輩新参ものである。日本最古の会社は「金剛組」で、創業は西暦578年である。創業以来1445年が経つ。

.

 宗教と会社

 宗教の「宗」と言う字は「家の神様」を表す象形文字である。「ウ冠」は家を表し、「示」は神様に捧げものを置く台の象形である。つまり宗教とはその家の教えである。企業なら、その組織の教えである。

 会社とは、創業者の理念に共感して、その夢を実現するために信徒が集った集合体である。会社とは宗教団体と同じ仕組みである。だから経営理念と教祖がしっかりした会社は成長する。会社は、営業して得た利益で社員を幸せにする。「利益(りやく)」は仏教用語からきた言葉で、「利益(りえき)」という娑婆で使う言葉になった。

 仏教用語の「利益」とは、「ためになること、益を受けること、功徳、利徳」をいう。 特に仏の力によって授かる恵みである。

 

 私もトヨタ教団のファミリー教団に入団して38年間、信徒として奉仕してきた。還暦を迎えて総本山から脱会した。今、私はその後の生き方を模索している。

 

1 カラスは黒と言おう

 いままでは教祖様の配下の上司が「カラスは白」と言えば、「カラスは白」と言わねばならなかった。宮仕えは辛いのだ。しかし教団から脱会すれば、「カラスは黒」と言える。

 教団から脱会後は、ワクに囚われた生き方から解脱しよう。「上司は正しい」との洗脳を解こう。何時までも考えない羊の信徒ではいけない。

 

 その感性のままでは、教団外のマスコミ、政府、各自治体に騙される。それは昔の上司が「カラスは白」と言っているのと同じなのだ。なにせ教団の外は、魑魅魍魎が住む世界である。

.

事例 

 2011年、民主党の枝野官房長官が「福島原発は安全」と言って、福島原発事故が起きても住民をすぐには避難させなかったが、実際は原子炉爆発の寸前であった。当時の超官僚組織下のソ連で、チェルノブイリ原発事故には、ソ連政府は速やかに住民をバスで避難させている。2011年当時の民主党政権は、1986年のソ連よりお粗末であった。

 その民主党は消えるべくして、消えた。その後を継いだ政党も更に酷くなった。元の母体が社会党だから、そうなるのが宿命である。

 その前から、政府は「原発は絶対に安全」とほざいていた。原発の利権のためである。原発の仕事は儲かり、利権の宝庫であった。

 

 東日本大震災でも、政府は30mを超える津波は来ないと高をくくり、防波堤を整備しなかった。政府専門家が大嘘を言ったのだ。

 

 「消費税は上げません」と何度も言って、何度も消費税を上げて、景気の足を折ってきたのは日本政府である。財務省の利権の為である。

 日本政府は大借金があり大変だと嘘を言って国民を不安にさせている。財政破綻すると脅していって増税している。しかし政府は負債の件ばかり言って、資産のことは何も言わない。バランスシートで負債に言及すれば、資産にも言及しないのは、大嘘をいっているのだ。

 しかしそんな日本政府の国債の金利は、低い。それは市場が絶対に破産しない安全国債と認めているからだ。破産寸前の国債の金利は高い。

 

 10年前に対して35%もゴミが減っているのに、「ゴミが増えた」と大嘘をついているのは大垣市長の石田仁である。そしてごみ袋有料化をごり押しである。要は、この狂乱物価のおりに増税である。石田仁市長とそれに賛成した議員は市民の敵である。

 

 新型コロナでワクチンを一度打てば大丈夫だと言って、嘘いう。それが2度になり、3度になり、4度目の正直と限りが無い。要は嘘を言ったのだ。

 全世界が新型コロナを5類に管理を下げているのに、医療関係者の利権のため2類に留めているのは、日本政府である。日本政府は、新型コロナの正しい情報を流していない。嘘ばかりである。

 

 

2023-03-23  久志能幾研究所通信 2649  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2023年3月23日 (木)

「ペーパーレス」が認知症への道

 

 携帯電話の11桁が覚えられなくて、ペーパーレスを言う資格はない。世の中は30年も前からペーパーレス化の嵐が舞ってていた。しかし相変わらず、完全なペーパーレスは実現できず、その風潮の風は収まる兆しが無い。確かに本の出版数は減っているが、紙の需要は減らないようだ。印刷でなく、スマホだけ情報を見るだけの人も増えたのは事実である。その分、確実に人間が幼稚化してきているようだ。そしてそれに付け込んで、闇の勢力が戦争に駆り立てる。

 

スマホの限界

 携帯電話の11桁が覚えられない人間に、ペーパーレスは無理である。人間の頭は2000年前からそんなに進化をしていない。画面を見ていても前頁の内容はすぐ忘れる。紙の資料なら、そこに付箋なり蛍光ペンで印がつけられるが、パソコンやスマホ画面では、その作業が容易ではない。パソコンやスマホを使うと、思考が軽薄になっていく。だから提供されるデータも軽薄になっている。読者は、その見える範囲の情報が全てだと思い込んでしまうからだ。スマホ用に記事を書く方も、なるべく1画面で全てを表現しようと、必要以上に文を削除して短くしてしまう。それがスマホ脳化、脳の幼稚化である。

 

 私は気になったネットの記事は、必ず印刷して読んでいる。その紙の保存もしている。本も今まで通りに買っている。電子ブックなどは買わない。

 

物価の高騰

 しかし最近の物価高騰のおり、常用のプリンター用のA4用紙500枚の値段が、450円が570円に値上がりで、悲鳴を上げた。しかし認知症防止のためには、その値上げを我慢するしかない。

 最近はガソリン代の値上がりが凄まじい。今までガソリンを入れると1万円でおつりが来たが、値上がり後は、おつりが無いどころ追加のお金が半端でない。

 自宅はオール電化である。電気代のばか上げで悲鳴を上げている。

 この狂乱物価のおり、石田仁大垣市長は、「ごみが増えた」と大嘘をついて、ごみ袋有料化をごり押した。大垣市民は怒り心頭である。そんな議案に賛成した議員は市民の敵である。次回の選挙で思い知らせよう。

 

 

Q1 何故、狂乱物価となったか

  ウクライナ戦争が始まったから

 

Q2 なぜウクライナ戦争が始まったか

  当時のバイデン候補が、戦争嫌いのトランプ大統領を不正選挙で退けたからだ。不正選挙で大統領になったバイデンが利権の為、プーチンに戦争をそそのかしたからだ。

 

Q3 何故、選挙不正が出来たか

  Facebook、ツイッター、大手マスコミが、裏でトランプ大統領を蹴落とす情報操作をして、マスコミへの情報操作ができたから。

 

Q4 なぜマスコミでの情報操作ができたのか

  多くに人がスマホ脳になって、思考が幼稚化され、洗脳されたから。

 多くの情報がフェイクニュースだと気が付いたら、利用をやめれば良かったのだ。

 

Q5 何故洗脳されると戦争になるのか

  それは第二次世界大戦前のドイツ人が、ヒトラーに洗脳され、熱狂的にナチスを支持したため、「喜んで」戦争に突き進んだのと同じ状態である。そうなれば独裁者は何でもできる。ナチスは宣伝工作で、ナチスの行動を正当化できた。そうやってドイツ人はユダヤ人570万人を虐殺した。戦後、ドイツ人は、ホロコーストをナチスがやったと責任回避するが、そのナチスを選挙で選んだのはドイツ国民である。

 フェイクニュース一杯の Facebook、ツイッター、大手マスコミを信じているのは、多くの洗脳された国民である。Facebook、ツイッター、大手マスコミを信用しているのは、思考停止にされた国民である。フェイクニュースを垂れ流すSNS、マスコミは、まるで統一教会のように洗脳をして信徒を思うがまま支配する宗教団体と同じである。

 

 

2023-03-22  久志能幾研究所通信 2648  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2023年3月21日 (火)

がん撲滅よりも、核兵器で人類抹殺を優先?   

 がんは全員の体に出来る。人間は必ず死ぬ。それと同じで、がんにならない人はいない。がんになる速度を遅くする手段しかない。そうすれば、がん以外の病気で死ぬことができる。それが本当に幸せかどうかは、神のみぞ知る。

 

がん撲滅戦争 vs. 核兵器開発狂騒

 1971年12月23日、ニクソン米大統領は、米連邦議会議員らの前で歴史的な「ガン戦争宣言」をした。「第二次大戦で死んだすべての米兵よりも多くのアメリカ人が、毎年ガンで死亡している。国として治療法を見つけるため、ガンに打ち勝つよう取り組む」と宣言した。当時、米政府は国を挙げたガン撲滅を超党派で決定した。

 ニクソン大統領のおかげで研究費などは飛躍的に増加し、米ニュースサイト「デイリービースト」によれば、「ガン戦争宣言」以降、「米国立がん研究所は900億ドル(約10兆円)ほどを研究や治療に費やした。

 

 1971年、ニクソン大統領ががん撲滅戦争を宣言してから、50年が経ったがその成果は芳しくない。日本ではがんは増加に一途である。日本人の2人に一人ががんになり、3人に一人ががんで死ぬ。

 全世界では年間8億人ががんで死ぬ。

 

【2021年6月8日 AFP】世界の核兵器保有国は昨年、新型コロナウイルスが猛威を振るい、経済が打撃を受ける中でも、核兵器関連に前年比14億ドル(約1500億円)増の計720億ドル(約7兆8800億円)以上を支出したことが、国際NGOが7日に発表した報告書で明らかになった。

 

 単純計算でこの50年間、人類は核兵器開発にガン対策費の45倍の450兆円をつぎ込んだ。人間の愚かさの象徴である。

 

がんの生成

 人は、ガンの生成とそのがん細胞を消す作用の中のバランスで生きている。それは人間がヤモリのような再生機能を捨てて、高度な細胞分裂・成長という選択をして進化したためである。その代わりの機能として、免疫酵素を体に取り入れる進化をした。しかしその免疫機能も還暦を過ぎると急激に下がってくる。それでも進化により、ヤモリよりは遥かに長い命を手に入れたのだから、やむなしである。だから人がガンになるのは必然なのだ。

 人間の体内には日に5000個のがん細胞ができる。そのできたがん細胞を免疫細胞が殺している。しかしがん細胞と正常細胞の差はない。両者とも同じ人間の細胞である。新陳代謝で新しい細胞を作る時DNAのコピーミスをしたのだ。単に、生まれた細胞がコピーミスでがん細胞になっただけなのだ。そのコピーミスがある前提で、免疫細胞が存在する。これは人間も組織が新陳代謝をするうえの自衛システムである。

 

自衛システムの破壊行為

 その出来たがん細胞は、免疫酵素が殺してくれる。それで健康を維持できている。免疫こそは、いわば体の自衛隊である。その自衛隊を「自衛隊は暴力装置だ」と罵ったのは民主党の輿石幹事長である。そいつはガン帝国主義国家の回し者としか思えない。自衛隊を大事にしないから、日本の国体が危機に陥る。

 

 それと同じことが、暴飲暴食、狂った生活習慣、狂った食生活を送ることである。正しい生活習慣で、体の免疫酵素が正常に活動できる環境にすることが、がんになる時期を遅らせるたった一つの手段である。そうすれば、がんになっても、それ以外の病気で天寿を全うできる。がんが目に見える大きさになるまでに10年間はかかる。人間はガンと共存しているのだ。

 

死ぬ運命

 がんにならなくても、必ず死ぬのが人間の宿命である。やりたい放題の乱れた生活で、がんで死ぬのも人生、体の免疫細胞を労わり、長生きするのも人生である。

 

 がん撲滅戦争で10兆円、核兵器開発で450兆円。それが人間の本性を表している。がん撲滅戦争は正しい生活の象徴、核兵器開発は乱れた生活の象徴である。娯楽遊行費のたった2%の努力で長寿が得られるのに、人は愚かである。

 

2023-03-21  久志能幾研究所通信 2647  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。