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2020年7月

2020年7月 4日 (土)

アフター「コロリ」の人生経営

 全世界で自然死以外での死亡者数は、新型コロナで50万人、煙草で800万人、癌で950万人(これは、死亡男性8人に1人、女性11人に1人の割合)、アルコール依存症で300 万人である。

 日本での新型コロナの死亡者数は、世界人口比で換算すれば7500人(世界人口77億人、日本の人口1.26億人)になっても不思議でないが、実際は976人である(7月3日現在)。その理由は不明だが、世界平均の7分の一以下のようだ。

 それに対して、2018年のインフルエンザの日本の死者は3325人である。だから日本のマスコミは新型コロナウイルスに対して過剰な報道ぶりである。死亡率で言えば、例年のインフルエンザの方が、死亡率が高いのだ。

 

タバコ・狂気の食材・アルコール

 それでいてタバコの人体への脅威に対しては、殆ど報道しない。またそれよりはるかに大きな脅威の癌での死亡者の増加は大騒ぎをして報道するが、その真の原因の犯人については、全く報道しない。

 癌の原因は、現代の狂った食生活が大きな割合を占めるのが間違いない。その販売元(食品メーカ、飲料水メーカ、菓子メーカ)が、マスコミの大スポンサーであるので、報道しないだけである。現代のマスコミが如何に偏向しているかを認識しないと、自分の命を縮めることになる。

 また新型コロナウイルスでの死亡者の6倍のアルコール依存症の危険性についても、完全にスルーである。それは酒製造会社が、マスコミの大スポンサーであるからだ。

 

自分の城

 自分の城は自分で守れ。(トヨタ語録 大野耐一)

 自分の体は、自分で守らないと、拝金主義の食品メーカの「食品の罠」に堕ちて、癌、糖尿病、認知症になってしまう。食品メーカは、製品が売れれば、消費者の健康などどうでもよいのだ。新型コロナウイルス禍は一過性の騒動である。それより怖しい「食品の罠」にハマらないように、生きていくのが「アフターコロリの人生設計」である。拝金主義教の罠でコロリと騙されて、コロリと逝っては、人生の敗北である。オダブツ教では、それを追及していきたい。そのノウハウを提供していきたい。

 医食同源、生きていればこそ、死んでもいいから健康第一である。

 

お見舞いで悟る

 今日(2020年7月4日)、名古屋の叔母を見舞いに行って、つくづくと健康の有難さを痛感した。健康で動けるとは何と有難いことか。朝起きて、息をしていれば、まだまだ世のためにやるべきことがある。健康な体を授けて頂いた両親・ご先祖に感謝である。病床にあっても、やれることはいくらでもある。そういう病気になった原因を、「5回の何故なぜ」で真因を追究して、そうならないように後世の伝えるのも社会奉仕である。同じ過ちを子孫がしなようにするのが、現世世代の責務である。

 

2020-07-04 久志能幾研究所通信 1654 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月 3日 (金)

妾とレクサスは囲うものではない

骨董と妾は囲うものではない

骨董品と妾は成仏させよ

 なにせ骨董品は、その保守が大変である。特に書画は陰干しも必要だし、経年変化する膠の保全が大変でお金がかかる。妾とレクサス等の高級車は、乗らないときの維持費が大変である。

 

骨董品の叫びと祟り

 また骨董品には作者の魂が籠っている。それが恨みとして祟るかもしれない。名古屋ボストン美術館はその祟りで潰れたようだ。

 ボストン美術館に拉致された日本の国宝級の仏像や仏画、古美術品は、拉致されて150年が経つ。それらに使われた膠の寿命は100年である。その保守をボストン美術館が、正しくやっているかは保証の限りではない。なにせ拉致された美術品の実態さえ、正確に分からないのだ。北朝鮮の拉致問題と同じである。ボストン美術館の倉庫で膠の寿命がきた美術品が助けて欲しいとの叫び、その積もった怨念が、名古屋ボストン美術館の経営不振と閉館の原因ではないのか。

 日本政府も、海外に流失した美術品の回収事業を始めるべきだ。それでこそ文化国家である。

 

レクサスの祟り

 私も「レクサス欲しい症候群」にかかっていたが、偶然、2年ほど前にレクサスの最高グレードの車種を手にいれることになった。それでレクサスを2年程乗り回して極楽気分になっていた。ある日、祟りで目が覚めた。それは、お金の減り方が半端でないことで気が付いた。

 本妻としての愛車の駐車場代とは別に、二号さんとしてのレクサスの駐車場代が月に22,000円、本妻の税金の55,000円以外にレクサスの税金が年に88,000円、自動車保険が本妻で51000円、レクサスに年88,000円である。お手当としてのガソリン代も高い。他に色々と経費が掛かる。

 レクサスも置いておくだけというわけにもいかず、たまには乗って可愛がってあげねばならぬ。少し間をおくとバッテリーが弱り、バッテリー交換である。これが普通の車よりもはるかに高い。前回、癌の手術をして入院したので暫らく乗らなかったら、バッテリーが上がり、バッテリー交換である。

 やはり二号さんでも定期的に懇ろに乗ってあげねば、すねてしまう。妾の嫉妬は高くつく。本妻を諦めて二号さん一本にすればよいが、それも未練が残る。レクサスのバカでかい車体で、市内の狭い駐車場のお店に行くのが大変だ。それは本妻の足としての車の方が使い勝手がよい。だから結局、レクサスを買っても、しばらくは2台持ちになってしまった。未練があり、なかなか本妻とは別れられなかった。でもそれは分不相応であった。

 しかしこのレクサスがあったから、大垣を訪問された馬場恵峰先生三根子先生ご夫妻をこの車で送迎できて、三根子先生にも喜んでもらえてよかったと思う。それでレクサスが成仏である。

 

格物致知

 名古屋ボストン美術館は、古美術品の祟りに20年間耐えて、没した。私は2年間、祟りに耐えて、耐えきれずレクサスを手放した。

 欲しいというモノは、一度手に入ると、こんなものかと達観になる。だから再度欲しいという気にはなれない。それはどんな品物やイベントでも同じであるとやっと達観できた。だから後悔してもいいから、欲しいと思ったものは、入手して、やりたいことを体験するのが人生だ。それをやらないから未練が残り、死の間際でやらなかったことを後悔する。何事も、実際にやってみないと、その旨さも不味さも分からない。だから、なんでもやってみる事だ。ダメなら引き返せがすむ話である。そういう意味で、レクサスを買ったことは後悔していない。よい経験であった。

 愚かなことは、愚かだとやって見て初めて実感するのだ。実際に体験して、それが知に致るという。「格物致知」である。それは本を読むだけでは体得できない。

P10500021s   馬場恵峰書   2008年

2020-07-03 久志能幾研究所通信 1653 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月 2日 (木)

私を踏みつけていったエリートの末路

エリートのコンプライアンス値は低い

 

 自分のサラリーマン生活38年間を俯瞰して分かったことが、エリートと呼ばれる輩の虚弱さ、免疫力の小ささである。そういうエリートを選抜する役員が跋扈すると、会社は左前になる。それで私の前職の会社は消滅した。

 私はエリートでなかったので、雑巾がけから接待営業まで会社の業務のほぼ全てを経験させられた。要は、お魚を頭から尻尾まで食べたと同じである。それに対してエリートは、トロの美味しい部分だけを食べるようなものだ。その差は、私の経験と比較して逆境で表れたようだ。その分、私のコンプライアンス値は上がった。

 

私の経験

 私は、設計、実験、原価計算、見積もり、営業、接待、現場指導、棚卸、現場監督、汚れた廃液タンク掃除、教育、出向経験、土木工事(これが現場実習となった)、道路建設工事(親会社の天皇様が視察にくるというので、急遽工場内に道を造った)、自動車部品生産工場でライン業務、海外への機械設置、機械サービスマン、焼き入れ工場・鍛造工場・鋳物工場の担当課長、ISO内部監査員、バスツアーの引率、総会の段取り・司会、特設消防隊消防隊長、テストドライバー、等現場で真っ黒になって働いた。

 現場の課長(焼き入れ、鍛造、鋳造)となっても、現場のオジサンたちと仲良くなって、後から感謝をされた。「(私の)後の課長は現場に来ても、偉そうに振舞い、我々に挨拶もしない」とかで、後日懐かしく話してくた。私は現場で、現場のオジサンたちに声掛けや挨拶は欠かさなかった。後日、そういう風な評価されて感謝である。

 

エリートの処遇の差

 ある有名大学出の若者は、会社が不況になり、現場応援(自動車部品工場でのライン業務)が通達されると、出身の大学の教授に泣きついてそれを免除してもらった。会社もその大学の教室から学生が欲しいので、教授には逆らえない。その後のその若者の出世話は聞こえてこない。

 私と一緒に仕事をしたことのある主任は(アメリカ出張時にお世話になった)、現場応援に出されて、ある日の朝、単身赴任として泊まっていた寮の一室で、冷たくなっているのが発見された。残された妻と幼い子供が哀れであった。

 

エリートの栄光

 私の部署に配属された2名のエリート扱いの若者は、回りから鼻ツマミモノであった。将来の役員として処遇されていることがミエミエの扱いであった。

 まだ仕事の実績もないのに、私を追い抜いて海外見本市視察である。その順番は、事業部内で暗黙のうちに決まっていたが、私がその時期になって意図的に(そうとしか思えない)、別の部署に異動になり(飛ばされて)、その若いエリートが海外視察のメンバーに選ばれた。

 私は、当時たまたま会社創立60周年社内懸賞論文募集があり、それで最優秀賞を勝ち取り、副賞であったその海外見本市視察の切符をもぎ取った。

 その若いエリートは、当時めずらしかったAIを使った技術の研究論文である賞をもらった。内容を見ると実務上では、オモチャのようなものであった。その学会で、上司が役員の座にあり、大学の先生と懇意であったので、裏工作でその賞を獲得したのがミエミエであった。日本の学会の賞など、その程度のものであることが分かったのが、収穫である。ちゃっかりとその役員も表彰の一員となっていた。お手盛り受賞である。

 

エリートの末路

 二人は経歴に箔を付ける為、ある部品加工する機械の開発で、博士論文を書くため2年間、上司の出身のT大学に派遣された。しかし、二人が博士号を取って会社に戻った頃に、親会社で別の技術開発が進み、その機械の技術が不要となってしまった。もともとその機械の開発に、博士号の取得は不要である。あくまで彼らに博士号を取らせるのが目的である。

 二人は、それが面白くなかったのか、一人は大学に帰ってしまった。会社から2年間も博士号取得為の金を使ったのに、である。恩を仇で返すようなものだと我々は呆れた。それから20年、彼はその有名大学で教授にもなれず、政府の外部団体の研究所で並みの教授に就任している。

 もう一人のエリート扱いの若者は、室長までは出世はしたが、結局、引き立ててくれる役員がいなくなると、閑職に飛ばされ、精神を病んで休みがちになったという。今は定年間際である。鳴かず飛ばずである。

 

人に三不幸あり。

第一に、少年にして高科に登る。一不幸なり。

第二に、父兄の勢により美官を得る、二不幸なり。

第三に、高才(多才)ありて文章よ能くす、三不幸なり。

『小学』

 

 人間には三つの不幸がある。第一は年若くして出世すること。第二は父母のおかげによって、高位な官職につくこと。第三は才能に恵まれ、文章が達者過ぎて過剰に自分を美化すること。

 これらは常人が喜ぶべき事だが、現実は、学問の未熟、他人のヒガミ、そしり、徳の不足によって、身を持ち崩し、道を誤まるもととなる。

 

 私には天分の才能がなかったので、血みどろな努力で自分の能力を磨いた。一歩一歩積み重ねてきた能力であるので、それに自信がある。その努力の過程で多くの学びがあった。今にして悟ったことは、人は無理して偉くならなろうとしなくてもよいということだ。真っ黒になって黙々と働けば、仏様が相応の対応をしてくれる。自分の能力相応の偉さがあれば、それでよい。市場の評価、世間の評価は、神仏の如くである。

 

2019-07-02   久志能幾研究所通信 1652 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年7月 1日 (水)

ホテルはビジネス戦士の航空母艦

ホテルのこだわり。

 生涯現役で戦うビジネス戦士にとって、ホテルは寝るだけの場所ではない。そこで仕事もせねばならぬ。永眠に近い状態の睡眠もせねばならぬ。遠地で戦うための航空母艦と同じである。だから私はホテルにこだわりを持っていて、仕事が出来ないカプセルホテルには泊まらない。仕事ができても、それの効率悪いビジネスホテルにも泊まらない。

 

仙台リッチモンドホテルのお粗末さに怒り

 2019年5月に仙台国際ピアノコンクールに行った折、仙台リッチモンドホテルを利用した。しかしそのホテルとしての低レベルに懲りて、もう二度と利用しないつもりである。

 部屋代は16,000円であって、部屋の造作は値段相応に満足であったが、その他の条件がホテルとして、私の基準に達していなかった。あまりに省人化、コストダウンを図り過ぎており、宿泊者として不愉快であった。16,000円を払うホテルは7,000円のビジネスホテルとは違うのだ。たまに泊まるホテルである。また今回は病身を押して泊まったホテルである。今後は、一定水準以上のサービスのあるホテルに泊まりたいと思う。サービス商品も値段相応の付加価値(価値=内容÷価格)を提供しないと、市場から淘汰される。

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 ホテル内掲示のポスター  

 何をもって「お客さま満足度№1」なのか?

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体力の限界

 部屋代が16,000円のホテルを選んだのは、2019年2月に癌の手術をしてまだ3ヶ月しか経っていないので、体を労わっての事情もあってのことである。次回の仙台国際ピアノコンクールは3年後であるので、病後であるが、無理して仙台に走った。今思うと、当時手術後3ヶ月であったので、体力はまだまだあったようだ。その後、1年かけてじわじわと体重と体力が無くなっていった。良い時期に行く決断をしてよかったと思う。手術後、1年半経った今では、とても体力的に行けない。

 

食事

 朝食で、日本食のご飯がない。すべてパン食である。高級ホテルで、それはないだろうと思う。それでは健康に悪い。なおかつ、パンも冷凍パンを目の前で焼いて、自家製と謳っている。まるで客に見せてはいけない台所の秘所を見せているようだ。「自慢の焼き立てのふっくらしたホテルブレッド」と自慢するのでは詐欺のようなものである。

 出てきた食材は、すべて外で作った工業製品の食材である。これでは遠路旅行をしても、地元の食材を楽しむことができない。遠地に泊まるのは、地方の食事の楽しみが大きい。それが裏切られた。

P1120723s  朝食 

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  副食品

P1120724s  パン焼き機

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部屋

 部屋の窓の遮光が不十分で、朝、ゆっくり寝ていられない。嫌でも目が覚める。これこそ安ホテルの典型である。このホテルは、宿泊・睡眠する場というホテルの基本ができていない。

P1120717s 5‎月‎26‎日、‏‎5:08 太陽光で目が覚めて       

 ゆっくり寝ていられない。遮光が不完全。

P1120719s 一般常識の遮光カバーもない構造

お風呂

 お風呂も小さな並みのユニットバスである。高い部屋代にそぐわない。狭いから足を伸ばしてゆっくりと湯舟にも浸かれない。

 トイレットペーパーも一重である。一泊16000円も取るなら、高級ホテルのはずだから最低、二重のトイレットペーパーにすべきだ。

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清算

 フロントの横に精算機がある。清算くらい、人との対面でやって欲しい。フロントマンが遊んでいるではないか。宿泊客は、自動販売機でホテルを買っているわけではないのだ。自動化が行き過ぎである。

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新聞

 朝日新聞がないので好感は持てた。

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ロビーの備え付けPC

 Windows7の古いパソコンでプリントの操作がうまくできず、フロントを呼ぶ羽目になった。これでは仕事にならない。高級ホテルらしからぬ機器である。

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無料のスマホ

 部屋には無料のスマホが置いてあるが、机上を占有して邪魔である。

 必要ならフロントで借りれるシステムにすればよい。

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2019-07-01   久志能幾研究所通信 1651 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コロリ対策 私の免疫力向上戦略・戦術(3/3)

組織のコンプライアンス値向上

 

 組織のコンプライアンス値を上げないと組織が堕落する。不正に対して免疫力が低下する。その事例が東芝、東電、日産、三菱自動車、小川敏大垣市政である。

 コンプライアンス値が低下する原因は、狂った生活(経営・行政)、狂った食生活(稼ぎ方、使い方)である。

 

狂った経営

 長期政権、長期独裁者経営は狂った経営である。20年間もカルロス・ゴーンの独裁経営で、日産は食い物にされた。独裁だから、誰も手を出せなかった。

 大垣市も小川敏が19年間も独裁政治で君臨するから、役人がヒラメになり、無為無策の無能な政治に口を出せず、結果として大垣市は没落した。異常な政治でも、だれも口を出せない。市役所で正論を言えば、左遷される。だから誰も言わなくなった。仕事もしなくなった。

 どんな組織でも、組織長の任期は精々2期、8年間が限度である。歴史上の長期政権で、腐敗をしなかった例はない。だから米国大統領選挙では3選を禁止している。

 

身体検査

 定期的に日に当たり(監査)、身体検査をしないと(選挙)、腐敗がお天道様の下の明らかにならない。癌細胞が繁殖する。光のないところには、じめじめした悪の温床となりやすい。大垣の小川敏市政は、市制100周年記念行事での予算用途の不正が噂されている。小川敏は特例の条例を作って予算の使用用途をマル秘にした。

 なぜ特例のマル秘条令を作らねばならないのか。不正をやりたい側から見ると、その理由がよくわかる。モノを見る場合は、相手の立場になることだ。

 

狂った食生活(稼ぐ方法・使い方)

日産の例

 ゴーンは、先人が稼いだ財産を切り売りして、見た目は利益が出たように見せかけた。それを全マスコミは絶賛した。ゴーンに媚びを売っていたマスコミの国民に対する洗脳教育であった。

 将来の投資である研究開発費を削るから、当面は利益が出たように見えるが、将来はジリ貧である。金をケチり、人材育成をしないから、売れる車が作れない。日産社員は、部下に持てる技術を教えると自分の座が危なくなるから、部下に教えなくなったという。それで技術が低下して、魅力的な車を作れなくなった。それが20年経った今の日産の姿である。だから大赤字である。

 

大垣市の例

 利権の詰まった美味しい仕事をするから、腐敗が起きる。正しい経営をしないから、大垣市は左前になる。だから大垣市の地価は小川敏が市政を担当してから19年間で半値以下に暴落した。19年間も連続で公示地価が下落である。他市はリニア景気で公示地価が上がっているのだ。大垣市は投資に値しない都市として、市場が認めたのだ。市場の評価は神の如くである(松下幸之助翁)。

 小川敏が先人の貯めた金を、大垣市制100周年記念行事で散財するから、それの利 権に群がる輩が跋扈する。

 ギネス水饅頭共食いで、ギネス社に100万円もたかられ、僅か2週間しか記録が保持できなかった行事に1千万円も無駄遣いをした。その行事で業者の不具合があり、その尻ぬぐいをしたので、1千万円では収まらなかったという噂が駆け巡っている。その使用用途はマル秘である。水饅頭の共食いを公費でやる浅ましさを、全国から笑われた。知らぬは本人ばかりなり。下品の極みである。

 ガキのような小川敏のこだわりで、大垣市政100周年記念行事で、無理やり100個の行事をねん出した。税金の無駄遣いである。100周年記念行事は無理に捻出するものではない。品がない。

 小川敏は、自分が会長の北高の2019年の同窓会で「今年は市制100周年だから、参加者を何がなんでも100名以上集めろ」と担当幹事に檄を飛ばした。下品である。子供である。

 これが全てを象徴している。同窓会は、市制100年だから集まるわけではない。大垣市政100年だから祝うのではない。小川敏はそれにかこつけて、名を売りたいのだ。

 それでいて大垣市政100周年記念行事で3億5千万を散財しても、100年に一度といわれる新型コロナウイルス禍での支援で、海津市の10分の1以下しか出さないから、大垣市長として品格が疑われるのだ。海津市の市長や市議会は自主的な給与カットをしているが、小川敏にはそんな素振りもない。俗人である。

 

「経営者がなさねばならぬことは学ぶことができる。しかし経営者が学び得ないが、どうしても身につけていかなければならない資格が一つある。それは天才的な才能だけではなくて、実はその品性である」ドラッカー

 

「人生の大病は、ただこれ傲の一字なり」王陽明

 

 小川敏は、市政100年の計として人財に投資をしなければならぬのに、その教育費の財源を自分たちの給与に振り向けてしまった。だから大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低となっている。児童生徒一人当たりの教育費で、大垣市は、刈谷市のそれの半分である。小川敏市政は、大垣の将来に禍根の種を植えている。子供たちが大垣の未来を支えてくれるのに、小川敏はその子供の未来を食いものにしている。

 

Dsc010421s  馬場恵峰書

2019-07-01   久志能幾研究所通信 1650 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。