ma_時間創出1001の磨墨智 Feed

2018年11月10日 (土)

磨墨知133. 思い上がろう

物事を短時間に達成するとは時間を創ること。人間、思い上がらずして物事は成しえない。思いがあって時間を創ろう。才ある者は思いがあってこそその力を十二分に発揮できる。膂力ある者は、わが力優れり思えばこそ、胆の底から力が沸き上がってくる。

 美人コンテストのモデルは自分が美しいと思えばこそ、カメラの前で美しく振る舞い、美くしさが増し、美人としての価値が輝く。

演奏家が、己の演奏力が世界一だと思いあがるから、世界一の演奏で聴衆を魅了する。思いあがるだけの胆力がなければ、国際ピアノコンクールで勝ち残れない。敵との差は僅差なのだ。思い上がり、自信をもって、持てる力を最大限に出して戦おう。自信とは自分自身を信ずること。そのハレの舞台に立てだけでも素晴らしい。

人生の知力・体力・人徳の総合力が問われる人生コンクールで、思いあがって謙虚に臆せず戦おう。「私なんか」というイジケタ考えでは、人生は戦えない。己の力が世に通用しなければ、世間が教えてくれる。鼻をへし折られるまで挑戦しよう。

生涯現役・生涯青春

人間として生きているだけでも素晴らしい。五体満足で生きているだけでも有難い。己も歳をとり、思いあがって戦えない分野が増えると、つくづくと思いあがれた青春の時代が懐かしいと思う。思いあがれる時、若いくせに、年寄りのくせにと、言われる風圧を押しのけ、気持ちだけでも青春でありたい。生涯現役と思いあがって生きよう。

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挑戦者95名の中から勝ち抜くは大変

10回浜松国際ピアノコンクール 2018119

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浜松国際ピアノコンクールの休息時間中に、舞台上で黙々と調律をして舞台を裏で支える調律師がいる。調律師も他社のピアノとの戦いだ。

アクトシティ浜松 中ホール   2018119

2018-11-10  久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨知89. 決断は自分でしよう(浜コン)

決断とは、その人の生き方そのもの。それは誰の問題ですか?

二つの選択肢のうち、選択できるのは一つだけ。一つを選択したら、もう一つは捨てるのだ。それを曖昧にするから、人生が甘くなる。その決断の判断を人に任せると、その件の時間は他人に支配される。大事な自分の時間を人に支配されるのは、時間をどぶに捨てるようなもの。

人に参考意見で色んな見方があることを知るのは良いが、最終決断は人生の責任者である自分がする。人に参考意見を求めるのは、ものの見方の視点が、自分とは違うことがあることを知るためだ。それを踏まえて、自分で判断する。それを参考意見以上に求めるから無為な時間が過ぎる。

貴方は自分の人生の主人公。自分で決断をせよ。

 

エピソード

2018119日、「磨墨知84. 成果の出る方に選択の決断をしたら、1秒でも早く行動を」とブログにアップした。ところが、第10回浜松国際ピアノコンクールの第一次予選を聴こうと、119日、現地に着いたら、11月10日、11日の土日のチケットが完売で入場できない事態に直面した。

知人からは、浜松の第一次予選はガラ透きで、予約は不要と聞いて安心をしていた。20183月の高松国際ピアノコンクールでも、第一次予選の会場はガラ透きであって、油断をしていた。主催者も一次予選でチケットが予約で完売などは初めてだという。ネットでその情報は掴んでいたが、現地に行けば何とかなると思っていた。しかし、何ともならなかった。何事も善は急げである。

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10回浜松国際ピアノコンクール 2018119

 

2018-11-10  久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨知121. 真剣が真面目に勝つ

 真面目にやるだけでは時間は創れない。真面目なんか、誰でもやっている。真面目は真剣に負ける。真剣な取り組みからのみ時間は創造される。努力したというのは自己美化の表現である。真剣に智慧を出さなければ、努力は花咲かない。新入社員は努力というプロセスで評価されるが、プロは成果でのみで評価される。

明日でも昨日でもない、今この時点でのあなたの目標は何? 今を真剣に生きれば時間は生まれる。

 

語源

「真」とは戦いのあと、戦死した頭のない敵の胴体を表した象形文字である。戦って討ち取った敵の人数を数えるため、「真」の数を調べるとの意味である。真とは命である。

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 馬場恵峰書

   

2018-11-10  久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年11月 9日 (金)

磨墨知130. スカーレット・オハラを演じよう

  I’ll think of it all tomorrow, at Tara. I can stand it then.

  Tomorrow, I’ll think of some way to get him back, After all.

  Tomorrow is another day.

  過ぎた事を悔やんでも時間はもどってこない。

 Gone with The   Wind

 明日は明日の風が吹く。だからこそ、明日からではなく、今から精一杯生きて、明日からの種を植えよう。そうすれば、明日の風が変わる。自分がエネルギーとなって風を起こそう。

 貴方のタラは何処? 故郷が貴方に癒しの時間をくれる。

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2018-11-09  久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨知84. 成果の出る方に選択の決断をしたら、1秒でも早く行動を

今の己の姿や状況は3年前にした決断、努力の成果である。今決断し、頑張ってもその成果は3年後でしかない。だから早く決断して、早く実行しないと成果は手に入らない。考えている間に時間だけが、無為に過ぎてゆく。己の敵の時間は、待ってくれない。

 

2018-11-09  久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年11月 8日 (木)

磨墨知340-2. 家の玄関に骸骨をぶら下げない

 笑顔がご縁を呼ぶ。ご縁とは時間の缶詰である。笑顔で皆さんと接しよう。私でも、しかめっ面の人とは話などしたくない。その分、しかめっ面の人は、ご縁と出会う機会の確率が少なくなる。時間の喪失である。

 

 「顔色や容貌を、いきいきと明るく見せることは、人間としての基本的なモラルである。なぜなら人の顔色は、 家の門口のようなものだからである。広く人と交際して、自由に付き合うには、 門をひらき入口を清潔にし、客が入りやすくすることが大事である。

 ところが、本心は人と交際を深めたいのに、顔色に意を用いず、孔子の格言を信じて、ことさら渋い顔つきを示すのは、入口にガイコツをぶら下げ、門前に棺桶を置いているようなものである。これでは誰も近づかなくなる。」(福沢諭吉)

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2018-11-08 久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨知54. 仕事の時刻表を意識しよう

 時刻表(納期)のない仕事は仕事ではない。自分の人生、仕事、家庭そして今日の時刻表は何? 納期を心に刻んで、仕事をしよう。きっと仏様が助けてくれる。己の命を返上する日は決まっている。どんなに引き延ばしても100年なのだ。それを意識しないから、真剣な仕事ができないのだ。

 

私文書窃盗

 2013年7月27日、大垣市立図書館長と副館長とに談判する「事件」を体験した。当方が出した文書窃盗事件(私の私文書を図書館員が窃盗した)に対する公式見解の要求書を大垣市立図書館長宛に出したが、2ヶ月近くも回答がないので、知人の有識者に同席してもらい、二人で談判をして、その返事を求めた。私文書窃盗罪は、懲役5年以下の重罪である。その場で図書館長は、職員が窃盗した犯罪事実は認めたが、ウダウダと言い訳を言うだけで、いくら追及しても、その公式見解書の回答期限は口にしない。まさにお役人根性である。これでは行政の改革は進まないと痛感した。

 これでは埒が明かないと、議論するだけ時間の無駄と分かり、二人とも呆れ果てて退室した。その会話内容は全て録音した。いつでも公開できる準備はある。録音データのバックアップは知人に預けた。

 

民間企業とお役所の違い

 仕事として何らかの書類を要求されたら、嘘でもいいから回答期限を宣言する。そうすれば、遅れるかもしれないが、自ずとそれに向かって仕事を回すようになる。ところが、その民間企業の論理は、お役所には通用しない事態に遭遇した。よき反面教師との例である。魚は頭から腐る。大垣行政の頭が腐るから、組織の末端まで腐っていた。今回、記録としてこの事件を報告する。

 

私用文書等毀棄罪(刑法第259条)

 権利又は義務に関する他人の文書又は電磁的記録を毀棄した者は、5年以下の懲役に処する。

 

2018-11-08   久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年11月 6日 (火)

磨墨知2. 過ぎ去る時間は命の刻み

 「時は金なり」は間違い。失ったお金は稼げば取り戻せるが、失った時間は取り戻せない。

 いくら金を積んでも、18歳の輝く青春は戻ってこない。過ぎ去った時間とは、己の命の一部が死に、抜け殻が歴史として記憶に残っていること。その抜け殻を懐かしがっても、新しい価値あるものは生まれない。その失われた時間の冥福を祈り、その供養のため、残った時間を精一杯生きるために知恵を出そう。そうすれば命が輝く。生きているのではない、生かさせているのだ。

 人生の時間の法則は、水の如し。人生の「法」とは、水(サンズイ)が上から下に流れる(去る)こと。決して、その逆はあり得ない。人生二度なし。生涯現役で精進しよう。

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2018-11-06   久志能幾研究所 小田泰仙

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磨墨知76. 自分を見失わないように

 自暴自棄での行動や、迷っての判断ミスが最大の時間ロスである。その苦しみは、仏様が与えた己の成長のため訓練である。進むべき方向はどこ? 自分を見失わず、冷静に自分を見つめよう。

 その欲しいモノを手に入れても、それが自分の一部となって価値ある力となるのか。よく考えて手に入れよう。己の人生に力にはならぬ荷物を手に入れると、付加価値なき時間ロスを生む。生まれた時は、みな裸。自分ファーストで、時間を創ろう。

 下記は、平成24年の明徳塾で、恵峰先生がこの原文の書かれた巻物を皆さんに見せて、講義をされた。私は感銘を受けて、その文言を板材に揮毫してもらった。

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2018-11-06   久志能幾研究所 小田泰仙

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2018年11月 5日 (月)

磨墨知41. 一生涯を貫く仕事を持とう

 一生涯を貫く仕事は無限の時間を与えてくれる。仕事のないほど辛いものはない。仕事は社会とのつながりであり、社会への貢献である。奪うより与えるほうが喜びは大きい。仕事とは人生そのものである。

 仕事の最大の罰は、窓際族である。仕事のないほど辛いものはない。私も一時、閑職に追いやられて寂しい思いをした。周りが忙しく走り舞わっているのに、己の周りは死の時間が流れている。

 宮仕えの時代が終われば、自分で一生涯を貫く仕事を見つけるのが、定年後の急務である。その仕事で儲からなくてもいい。社会に貢献できればいいではないか。それがなければ、急速に老いる。社会で不要の存在になれば、生きている価値がない。

 今の私の仕事は、馬場恵峰先生の書の撮影と製本、出版準備、演奏家の写真撮影、エッセイの記述等である。まったく儲からないが、充実した日々を送っている。

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2018-11-05   久志能幾研究所 小田泰仙

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