i-修身 Feed

2020年5月 9日 (土)

日頃の心掛け

人生の成功は下記の要素で決まる。

 天附の才能  30%

 努力     30%

 心がけ    40%

  「心掛け」とは、「好きこそモノの上手なれ」である

   馬場恵峰師の講話より  明徳塾で 2006年4月28日

 

人生での成果を創造する理論式

2020年現在の考え

【成果】=【考え方】×【熱意】×【能力】×【IT道具】×【環境】

   「考え方」とは、心掛けである。

   「能力」とは、天附の才能である。

   「環境」とは知的生産活動の場である。

 成果は掛け算で、足し算ではない。マイナスもあり

 

2006年当時の考え

【成果】=【考え方】×【熱意】×【能力】×【ITツール】

   「考え方」とは、心掛けである。

   「能力」とは、天附の才能である。

 成果は掛け算で、足し算ではない。マイナスもあり

  これは私が「修身」の講義で教えた項目である。

  稲盛和夫氏の成功方程式を応用して考えた。

 

稲盛和夫氏の考える成功方程式

【成果】 =【考え方】×【熱意】×【能力】

  京セラ会長 稲盛和夫氏の成功方程式

 

 この式に照らして大垣市政を見ると、小川敏ちゃんは天附の才能だけで生きてきたようだ。彼の演説を聞いても、とても69年の年輪を重ねたとは思えず、人格的な成長が感じられない。

 私には天附の才能はないので、努力と心掛けを最大限にして生きている。

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 馬場恵峰書 2011年、東山魁夷画伯作「道」のポスター

 

2020-05-09 久志能幾研究所通信 1576 小田泰仙

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2020年4月12日 (日)

人生の守り佛が己を見守る

 2020年3月15日、馬場三根子先生のふた七日の法要に参列した。当日、馬場恵峰先生が、法要前に三根子先生の写真の整理に没頭されていた。その中から写真を選び、額に入れて、私に三根子先生の遺影と一緒に、玄関で写真を撮って欲しいと言われた。それで何故、恵峰先生が写真の整理をされていたかに合点がいった。

 幸い私には、ふた七日の法要の守り佛が釈迦如来であることの知識あった。初七日より49日まで、7日毎に法要の守り佛が存在する。それで先生宅の玄関に祭られた9仏像の中の釈迦如来像の前で、その写真を撮影した。写真を撮るにも、その知識があるかないかで、写真の価値が大きく変わる。三根子先生への良き供養になったと思う。

 

法要ごとの守り佛を下記に記する。

不動明王  秦広王  初七日(7日目・6日後)28日

釈迦如来  初江王  二七日(14日目・13日後)8日

文殊菩薩  宋帝王  三七日(21日目・20日後)25日

普賢菩薩  五官王  四七日(28日目・27日後)14日

地蔵菩薩  閻魔王  五七日(35日目・34日後)24日[2]

弥勒菩薩  変成王  六七日(42日目・41日後)5日

薬師如来  泰山王  七七日(49日目・48日後)8日

観音菩薩  平等王  百か日(100日目・99日後)18日

勢至菩薩  都市王  一周忌(2年目・1年後)23日

阿弥陀如来 五道転輪王 三回忌(3年目・2年後)15日

阿閦如来(閦=門<众) 蓮華王 七回忌(7年目・6年後)4日

大日如来  祇園王  十三回忌(13年目・12年後)28日

虚空蔵菩薩 法界王  三十三回忌(33年目・32年後)13日

 

十二支との対応

 十三仏に名を連ねる仏のうち、八仏が十二支の守護仏(守り本尊)である。各支の守護仏に合致する仏は次の通り。

子 - 観世音菩薩

丑 - 虚空蔵菩薩

寅 - 虚空蔵菩薩

卯 - 文殊菩薩

辰 - 普賢菩薩

巳 - 普賢菩薩

午 - 勢至菩薩

未 - 大日如来

申 - 大日如来

酉 - 不動明王

戌 - 阿弥陀如来

亥 - 阿弥陀如来

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 日中文化資料館の玄関に9仏が並ぶ  2011年4月2日撮影

 

自分の守り本尊

 自分の守り佛を知っておくことは、生きていく上で、大事な道標となる。あの世に行った時も、導いていただけるので迷わなくてよい。私は松本明慶大仏師に守り佛の虚空蔵菩薩坐像を作ってもらい、毎日手を合わせている。私は何時も虚空蔵菩薩に見つめられて、力と安心を頂いている。虚空蔵菩薩は「おだ仏教」のご本尊である。

 信じられる佛があるとは幸せである。無宗教者が畜生道に堕ち、現代社会で非道な罪で新聞紙上をにぎわしている。GHQが敗戦後の日本に宗教の制限を与えて、日本人の精神がおかしくなったためである。最近の日本で凄惨な事件が頻発するのは、これが遠因となっていると思う。

宗教と政治・経済

 海外でのビジネスの場面で宗教を聞かれたら、自信を持って「ブッディスト」と答えよう。日頃お寺さんとご縁が薄くても、無宗教と答えると、ビジネスで信用をしてもらえない恐れある。無宗教者はテロリストと見られるやも知れぬ。米国では大統領就任式で、新大統領は聖書に手を置いて、神に誓って宣誓する。それほど、西洋では宗教と政治、経済は密接に関連している。

 日本は、米国の陰謀で、政教分離され精神的におかしくなった。それが現代社会の癌細胞である。宗教は、魂の浄化と自身に戒律を与えるために存在する。人間は戒律がないと、堕落する。宗教は、修身が変形した形態であると思う。日本には「お天道様が見ている」という素晴らしい言葉がある。それが日本人の精神を守ってきた。

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      虚空蔵菩薩  松本明慶大仏師作、書は馬場恵峰書

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  魂の成長

 

2020-04-12 久志能幾研究所通信 1532 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

                             

2020年4月 8日 (水)

スマホ脳症のオネタリアンが徘徊、大垣崩壊

 オネタリアンとは、オバタリアンに脱皮・成熟する前のおねえちゃんの状態をいう。スマホ脳過労に侵され、自分ファーストとして生きている非常識な若い女性を指す。私の造語である。

 

事例1

 半年ほど前も、オバタリアンの二人組が、食品売り場の総菜売り場で、話し込んでいた。二人は唾気を飛ばしあっての会話である。食品売り場で、非常識である。唾気が不潔である。一言、言おうと思ったが、(気の弱い私は?)その時は、黙ってその場を離れた。

 

事例2

 約2週間前、大規模小売店内の通路で、オネタリアンがスマホ画面を食い入るように見つめながら、前も見ず、こちらに向かって突進してきたので、思わず道を譲ったが、怒鳴り付ければよかったと後から後悔した。

事例3

 2020年4月6日、大規模小売店内の食品売り場で買い物をしていたら、オネタリアンがスマホの電話で話をしながら食品売り場を歩いていたので、思わず、「食品売り場で、唾気を飛ばしながら、携帯で話をするな!」と一喝してしまった。時に新型コロナウイルス警報が発令されているさ中である。オネタリアンもオバタリアンも、新型コロナウイルスなど眼中になく、自分ファーストで我が道を暴走している。

  

事例4

 今日、2020年4月8日、14時ごろ、大垣駅前の歩道を散歩で歩いていたら、歩道のど真ん中で赤信号を待っているオネタリアンの自転車が私の前方を塞いだ。化け物みたいなオネタリアンは、スマホの画面に食い入っていた。信号が青になっても気がつかず、暫らくスマホに没頭である。前方をそのオネタリアンの自転車で遮られた私は、切れそうになった。

 

大垣の教育を破壊した小川敏

 スマホに没頭すると学校の成績は悪くなることが、東北大学の川島教授の調査で明らかになっている。前述のオネタリアンはスマホをやり過ぎて、頭が悪くなったようだ。己の行為が周りのどれだけ迷惑をかけているかに思いが及ばない。その遠因は、小川敏が学校の教育予算を削減して、教師は子供たちの情操教育、道徳教育が疎かになったのだ。教育の軽視は日本の道徳の崩壊につながる。小川敏市政19年間は、大垣の教育費を削減して、県下最低水準の教育環境に落とした。その影響を受けて育った女の子が、オネタリアンとして成人して、大垣市内を徘徊している。大垣崩壊は近い。

 

スマホの弊害

 大垣市の教育への投資が減り、教師の労働環境が悪化して子供たちをかまうことができなくなった。それで供たちが勝手にスマホに没頭して、「スマホ脳過労」に侵されたようだ。スマホを一日4時間以上も使うと、学力の低下が著しいという。例えば、スマホ使用ゼロ時間で、数学の得点が72点である時、毎日4時間もスマホを使うと数学の平均得点が58点に下がったという。スマホのやり過ぎで脳が異常を起こして、認知症みたいな症状を見せ、記憶力と集中力が落ちるという。

 大垣市の教育の劣化がそれに拍車をかけた。そのせいで大垣の子供たちは正規社員になれない確率が増え、社会の底辺に落ちる子が増えると予想される。それでは大垣崩壊、日本崩壊である。小川敏の教育軽視は、20年後に毒々しいあだ花として花開く。

 籠の中に(大垣政界に)、腐ったリンゴが一つでもあると、全てが腐ってくる(ドイツの諺)。

 

私はガラケー派

 私はスマホを持っていない。ガラケーとノートPCとタブレットとデスクトップPCである。私は仕事の情報はパソコンで処理しているので、スマホの必要を感じていない。必用なら家の書斎で冷静に考えて、デスクトップPCから発信すればよいと考えている。スマホのあんな小さな画面で、一秒を惜しんで操作していたら、頭も性格が悪くなる。表示すべき情報が、小さな画面に集約されるので、大事な情報が欠如するはずである。つまり偏った情報しか目に入らない。それでは正しい判断が出来まい。そもそも電車内等でスマホをやっている人の大部分はゲームをしている。それでは頭が悪くなるはず。

 私の情報源は本である。本を読んで考えることが基本である。私の書庫には本が4トンはある。冊数ではとても数えられないので、重量で勝負である(?)。

 

2020-04-08 久志能幾研究所通信 1528 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月30日 (月)

小川敏、御政道を逆走(1)都市の未来創り

税制での逆走

 小川敏も大垣市役所職員も、中央政界の政治家も中央官僚も御政道を逆走している。恥を恥とも思わない政治家達である。それから見れば、逆走するオバタリアンなどは可愛いものだ。

 罪務局は、己の天下り先の確保と利権の為に増税をしたようだ。増税すれば、必ず景気が悪くなり、税収が減ることが過去3回の増税で実証されているのに、今回、消費税を8%から10%に増税をした。世間からどれだけ非難されても、それに耐えれば、それを上回る美味しい利権と天下り先が高級官僚には確保されるからと推定される。

 経済政策での正道は、税率を下げ、経済を活性化してお金の流れを良くして、結果として税収が増える、である。安倍政権はその逆のことに邁進している。ご正道を逆走である。だから日本経済は20年間も経済が停滞したままである。中央官僚は、利権に目がくらんで、正しい経済政策をしていない。素人が見ても明らかである。今の高級官僚は、お国のために働くのではなく、己の利権の為に働いている。それと共謀して働く国会議員を落選させねば、日本は良くならない。

 

小川敏、民主主義街道を逆走

 小川敏は大垣市長選6選に出ることを大垣財界に表明した。民主主義を破壊する6選出場を恥とも思わない小川敏である。長期政権で腐敗しなかった例は歴史上にはない。小川敏市政には、不正の匂いがプンプンである。

 それで成果が上がっていればまだ救いがあるが、この19年間、大垣は小川敏の無為無策無能政治で衰退の一途である。

 その審判が、大垣市の公示地価の下落である。都市の公示地価は、市長の行政手腕の通信簿である。市場は神の如くの審判をする(松下幸之助翁の言葉)。

 

街づくりの逆走、公示地価は下落

 大垣新市庁舎の建設費の市民一人当たりの負担額は、県下一の高さである。大垣駅前商店街への援助は最低レベルで、小川敏が市長になってから衰退の一途で、現在約80%の店がシャッターを下ろした。だから大垣市の公示地価は19年間連続で下落の一途である。他市はリニア景気で湧き、上昇しているのにも関わらず、大垣市は小川敏が市長になってから、連続19年間も下落の一途で、50.2%も下落した。今年の公示地価も前年比0.55%も下落である。その分、大垣市民の財産価値が目減りした。

 大垣市の地価の高さは、小川敏が市長になる前は県下2位であったが、今は県下5位までに下落した。それほどに貧乏になった。

 それには意に介せず、ご機嫌な痴呆状態の小川敏である。大垣経済は年率1%で下落の一途である。シャッター通りとなった大垣駅前商店街の従業員は泣いている。大垣駅前商店街の従業員は、この10年で8,000人が泣いて大垣市の職場を去った。小川敏が運転する逆走政治で、大垣市民は交通事故の正面衝突に遭遇したのだ。

 

小川敏の御殿建設でご政道を逆走

 大垣市がそんな没落状況なのに、小川敏は他市よりも豪華な新市庁舎を建てて自慢している。市民一人当たりの負担額が、県下で一番高い新市庁舎である。

 大垣市がこの19年間も連続して没落しても、無為無策で過ごす小川敏である。小川敏市政は、ご政道を逆走している。大垣市を蝕む癌細胞である。

 日本の政治家の精神を正さないと、日本は沈没である。大垣市は既に沈没寸前である。日本の政治家は狂っている。日本の政治家には、修身の教育が必用だ。

 

大垣市の地価

         大垣市地価平均   前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落 

   2020年[令和2年]  6万1718円/m2        -0.55  下落 

 

大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

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市庁舎費用比較

 新市庁舎の建設費、大垣市は県下一豪華

      人口  新市庁舎費用  市民一人当たり負担

 大垣市   159千人  126億円  79千円(県下一)

 岐阜市   406千人  266億円  65千円 

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

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P1070429s   大垣市新市庁舎

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2020-03-30 久志能幾研究所通信 1518 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年3月29日 (日)

恐怖 オバタリアンの逆走、日本の沈没

事件

 2020年3月9日、僅か10kmを走行する間に(一回5kmの走行を2回で)、大規模小売店アピタの出口と三菱UFJ銀行駐車場の前で、オバタリアンの逆走に2回も直面した。正面衝突になれば命に係わる事件である。私は身の危険を感じて、クラクションを思いっきり鳴らし、相手を怒鳴りつけたが、相手はバツの悪そうに道を変えただけ。

 相手は両者とも、狂った中年女性である。その逆走の中年女性は、状況から判断して、初めてその店に行ったわけではなく、常習犯の逆走者であると断定した。

 中年女性は厚かましい。社会で揉まれていないので、我儘でやりたい放題である。怖しいので誰も注意をしないので、益々厚かましくなる。その女性の後姿を子供が見て育つと、怖しい未来が待っている。その逆走より怖しい影響が日本を襲う。

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 銀行の駐車場から一方通行の道に逆走してくる車

 2020年3月9日、11:10

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 アピタ駐車場の入り口から逆走で出てくる車

 右折のウインカーを出している。

 2020年3月9日、16:43

 

真因を探る

 この逆走事件が同日のわずか10kmの走行中に、中年女性により連続2回も遭遇したので、偶然ではなかろうと危機感を抱いた。その原因を「5回の何故?なぜ?」で、真因を探った。

 

何故、逆走する?

 自分だけは楽をしたいから法律を曲げた。ルールを無視しても、許されると思い違いをしているから。こういう公共心欠如の人間が増えるから、トイレットペーパーの買い占めに走る世相となる。テレビで〇〇がよいと放映されると、スーパーマーケットの棚から、その商品が消える現象となる。自分で考えず、回りの迷惑を考えず、軽薄なテレビに左右されるから、子供の躾教育が出来ない。結果としてゲームばかりする青少年が育つ。日本の衰退である。

 

なぜ、自分だけ許されると思うのか?

 中年女性は組織での厳しさを体験していないから身勝手である。そういう正しい躾を受けない少年もいるが、社会に出て組織から叩かれてその性格は矯正される。しかし女性はその矯正程度が少ないと推定される。

 

なぜそんな性格になったのか?

 そのオバタリアンを育てた親の躾が間違っていたからだと私は推定した。子供は一番多く見て、聞いた経験を自分の性格に身に着ける。親が不道徳な行動を子供に見せてきたためだろう。間違った躾をされた子供が大きなって、妖怪オバタリアンに成長した。

 子供は一日に20回の決断をする。食べるか食べないか、やるかやらないか、食べるのはお饅頭かケーキか等の決断を、1日に20回する。それが脳の完成までの13歳までに、約計10万回もその方向に決断する「訓練」をすることになる(20回×365日×13年=94,900回)。それは強固な固定観念となり性格が形成される。だから不道徳な親から躾を受けると、不道徳な人間が出来上がる。

 人間の脳は、13歳までに97%が完成する。その時、親の躾次第で、人間の出来不出来が出来上がる。つまり10万回の洗脳教育を親からされたのだ。それが良いか悪いかは、子供には分からない。子供の性格の形成は、親次第である。

 上記の理論は、アメリカの心理学者・エリックバーン博士がうち立てたTA(交流分析)の理論よりの説明である。

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 子供の脳の発達と状況 

 13歳までに、脳の97%が完成する。

 交流分析(Transactional Analysis,TA)とは、1957年に、精神科医エリック・バーンによって提唱された心理学性格分析理論で、人格と個人の成長と変化における体系的な心理療法の理論である。応用範囲は広く、ソーシャルワーカー、警察官、保護観察官、宗教職者などのカウンセリングで用いられる。

なぜその親の躾がなっていないのか?

 敗戦後の占領軍(GHQ)は、日本の精神を破壊する目的で、歴史、地理、修身の教育を禁止した。日本の神話からの歴史や修身は軍国主義につながるとして、禁止した。地理も軍国主義の世界覇権の野望につながるとして禁止である。

 太平洋戦争中、アメリカ兵は、日本兵が銃後の親や女子供のために、命を投げ打って突撃してくる恐ろしさに、震え上がった。恐怖で精神を侵され、本土に送還された兵士も多い。それで二度と日本が米国に立向かわないように、日本精神を骨抜きにする教育プログラムをGHQが施策した。それで戦後、欧米式の個人主義を謳歌する教育になった。日本人の利他の精神、協調の精神はゴミ箱に捨てられた。戦後の人間性教育は個人主義の教育に傾いた。サヨクがそれに便乗して勢力を謳歌した。それで人間性が劣化した親に躾けられた子供が、今は成人してオバタリアンになった。だから一方通行の道を平然と逆走するオバタリアンが跋扈する社会となった。

 

日本の病気

 逆走する人間を罰する法律を厳しくしても、日本は良くならない。それは対処療法。真因を除去しないと、日本の再生はならない。70年前にアメリカGHQがばらまいた「日本人精神を劣化させるウイルス」が、今になって猛威を奮っている。コロナウイルスなど可愛いものだ。70年間も日本人の脳に作用し続けた業病は、相応の月日がないと元に戻らない。このままでは日本沈没である。大垣を没落させた小川敏の無為無策無能政治も、この病気の一種である。

 

2020-03-29 久志能幾研究所通信 1517 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

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2020年1月29日 (水)

藁人形には五寸釘を打たない

 私は万物には精霊が宿っていると信じている。だから私は藁人形には五寸釘を打たない。人を恨めば、倍返しでその咎を受けるだろうと思う。そんな暇があったら、私は反省と学ぶことに時間をかける。人を恨まねばならないような仕打ちをする輩とご縁があったら、その人の分析をして、二度とそういうレベルの人とご縁がないように自己防衛をしている。その人は、悪縁の実相を教えてくれたのだ。そんな悪縁の人と付き合っていると、もっと大事な人とのご縁にかける時間が無くなってしまう。人生時間は有限である。人生二度なしである。私は、五寸釘よりも、ペンの力が大きいと信じて行動している。

 

精神教育

 現代日本社会で、心に病を持つ人が激増したのは、人の心を大事にするよりも、拝金主義・物質主義・刹那主義・利己優先主義が横行して、人の心を傷つけることが平気になったためである。日本の心教育の再建が必用である。

 親が仏壇の前で手を合わせないから、子供が手を合わさず、親が後ろ姿で子供を教えないから、子が目に見えないものに畏敬を覚えなくなる。仏壇のない家の子が不良になる確率は、仏壇・神棚のある家の子よりも大きいという。

 

己が神仏

 元京大総長の平澤興氏は、弟子が仕事で悩んで相談に来た時、「全力を尽くすのは当然だが、さらに神仏に祈ったか?」と問うたという。祈りとは、冷静に自分を見直す機会である。神仏の前で手を合わせて、傲慢になる人はいない。神仏の前では、人は謙虚に冷静になる。そこで自分と冷静に対峙できる。そこに神仏の加護がある。神仏は己の魂に籠る。己こそが神仏である。己が運命を切り開くのだ。神仏は見守っているだけである。

 

モノには精霊が籠っている

 モノには精霊が宿っているので、使われないと悲しむと思う。モノにはこの世のお役目がある。それが使われずに死蔵されと、そのモノに哀れを感じる。そう言っても、現在、私の家で使われず死蔵されている品数が死屍累々である。その多さを見ると、慙愧に堪えない。日々反省である。

 もっと大事なことは、自分の中で、使われずに死蔵されている才能である。出来ないのではなく、使って見なかっただけなのだ。だから何でも挑戦すべきだと思い、毎日新しいことに挑戦している。そこに日々新しい発見がある。

 

心の保護膜

 人の体は、鉄面皮のような面の皮、心臓の剛毛と頭蓋骨でその体を守っている(私の面の皮は薄い?)。しかし仏様も人間創造時の設計ミスで、心に保護膜を付けることをお忘れになった。そのため、たった一言で人の心は大きく傷つけられる。たった一言で勇気付けられる。私は、人間を含めた万物に宿る精霊、心魂は存在すると信じて日々暮らしている。だから口頭での言葉には細心の注意をしている。

 

家の精霊

 今まで、私は大学卒業後、就職で愛知県に移り、計6軒の借家に住んだが、その間、釘一本打ったことがない。釘を柱に打てば、家の木が痛みを感じて悲しむと思うからだ。ご縁があって住まわせてもらっている家で、家の精霊に申し訳ないと思うからだ。その借家で以前に住んでいた人が打ち込んだ多くの釘を見ると、五寸釘が打ち込まれたのを見るようで、その家に住む精霊が不憫になる。

 今は、月に一度、土地の氏神様に、お酒で清めて塩を撒いて、手を合わせて感謝をしている。土地にも精霊が住んでいると信じているからだ。お陰で無事に暮らさせていただいている。

 

命を繋ぐ

 昭和9年から始まった法隆寺の昭和大修理で、「鬼」と称された宮大工の西岡常一は、その修理方法を御用学者が鉄の補強をして木にボルト締めすべきとの提案を強固に反対してそれを阻止した「そんなことをすれば、木が泣きよります」と言って反対した。そこの西洋文化とは一線を画する考えがある。万物に神が宿るとした日本人の職人の心がある。木の精霊を信じる職人がいる。それでこそ千年先に命を繋ぐ仕事が生まれる。

 

自宅リフォーム

 現在、住んでいる自宅も、50年前に両親が苦労をして建てた家なので、10年前から7年がかりでリフォームした。本来、リフォームせず建て替えた方が安かったが、新築とほぼ同じ金額をかけてリフォームをした。両親の想い出と魂が籠っていると思ったからだ。だから私は家の精霊に気を使って、家の柱に釘一本打っていない。両親が建てた家に釘を打つのは、なにか気が引けた。

 だから書画を飾るための釘は、全て大工さんにピクチャーレールを取り付けてもらって対応した。それ以外は締め付けネジのついたフックや、万力等で固定をして家に傷をつけないように、大事に使っている。そういう心配りだから、2002年の燐家の火事の際、もう寸前で延焼しそうになったが、仏様・精霊さんのご加護で延焼にならずに済んだと信じている。家の精霊に感謝である。

 

大垣行政の愚行

 私は理科系、技術者でバリバリの科学技術信奉者である。しかし神仏は信じている。だから神仏をないがしろにする大垣市長の小川敏には怒り心頭である。小川敏は神仏の前で真剣に祈ったことはないだろう。真剣に大垣市民のために祈り、真剣に己れの行動に対峙すれば、今までの愚行は行えないはずだ。大垣が没落することもなかっただろう。政治は結果が全てである。

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   馬場恵峰書

 

2020-01-28 久志能幾研究所通信 1464  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年1月 4日 (土)

タイヤに窒素を入れて「得・徳・疾く」

 私は15年ほど前から、自車のタイヤに窒素ガスを入れている。窒素はガスが漏れにくく、温度変化にも強いため、航空機のタイヤにも使われている。フォーミュラカーもタイヤには窒素を入れている。

 

窒素入りタイヤのメリット

 窒素は空気に比べてゴムの透過速度が三分の一とガスが漏れにくく、空気圧チェックが年に1回くらいですむ。時間節約となる。

 窒素入りタイヤは、燃費向上につながる。タイヤ圧の管理は一般の人は怠慢になり勝ちである。JAFの調査によると高速道路を走る車で、その内15%の車のタイヤ圧が不足していたという。タイヤ圧が不足すると燃費が悪くなる。それが窒素入りのタイヤだとその確率が減る。

 窒素は酸素に比べて、タイヤやホィールの金属部への腐食影響が少なくタイヤの寿命を延ばすことが出来る。

 窒素は音の伝達率が低く、タイヤからの走行音の伝達が減少して、乗り心地が良くなる。しかし僅かな差なので体感するのは難しい。

 費用もタイヤ4本で2千円ほどである。無料の空気に比べて、それがデメリットだろう。

 安全運転への貢献、燃費節約への貢献は0.1%かもしれないが、その積み重ねが人生を質実剛健にする。

 

不徳の露見

 2013年、岐阜トヨペット大垣北店が、車検時に窒素が入った私のタイヤに空気を入れるという失態を犯した。タイヤには窒素入りの目印があったが、岐阜トヨペット大垣北店の整備マンは、それの知識がなかったようだ。岐阜トヨペット大垣北店は窒素を入れる設備も持っていなかった。そのミスを指摘しても、岐阜トヨペット大垣北店は、その事態を理解できず、その謝罪もなかった。

 これでは苦情を言っても時間の無駄だと思い、早々に退散して、別のお店で「お金を払って」窒素を入れ直した。それ以降、岐阜トヨペット大垣北店とは縁を切った。「窒素入りタイヤ」という事象がディーラの技術レベル、信用レベル(徳)を教えてくれた。

 自分の命を預ける車の点検を任せるディーラは、技術力、仁義、徳、礼儀、智慧、信用力があるお店を選ぶべきである、が今回の学びであった。

 

日本人の徳の消滅

 しかしこれは特定のお店だけの問題なのか。自分のやった仕事にミスがあっても、客に反省も詫びもない。そんな日本人が増えたようだ。企業も拝金主義がまかり通る経営が最優先される。日本人全体が「仁義礼智信」を忘れた、人間としての基本素養を放棄しつつあるのではと危惧している。それは日本の政治、大垣の政治でも垣間見える。

 

 「ビジネスは壊れやすい花瓶に似ている。無傷であればこそ美しいが、一度割れると二度と元の形には戻らない。」

    Business is like a fragile vase - beautiful in one piece, but once broken, damn hard to put back together again to its original form.

     “Letters of a businessman to his son" by G.KINGSLEY WARD

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 馬場恵峰書

 

2020-01-04 久志能幾研究所通信 1444  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月28日 (土)

運命を変える一番大事な力

 組織で一番必要とされる力とは、リーダの「総合的人間力」である。組織とは、二人以上で要素から構成された集合体である。集合体である以上、それを統括するリーダが必用である。会社で言えば、社長であり、家庭であれば家の主である。自分の体という組織なら、己の頭(心)がその統括者である。そのリーダが組織の持つ資源を最大限生かして、成果を最大にする営みを「経営」という。

 リーダがその経営を間違えるから、組織が左前になり倒産する。自分の体の経営を放漫経営するから、病気になり、早死にする。

 

組織とは

 組織は人、モノ、カネ、情報、歴史からなる。国で言えば、人(国民)、モノ(国土、インフラ)、情報(文化資産)、歴史からなる。

 会社で言えば、人、商品力(モノ)、カネ(資本力、土地、インフラ)、情報(情報資産)、歴史(信用、伝統)からなる。

 

資源の分類

 その資源の内、「人」こそが未来を作る組織の競争力である。「モノ、カネ、情報、歴史」は過去に作られた組織の補助力(追い風)である。

 自分の未来を作るのは、親からもらった遺産でもなく環境でもない。自分等言う「人」が未来を作るのだ。その意識の有無が成果に差を生む。

 企業を発展させるのは(逆境に立ち向かう力)、モノでもカネでも歴史(伝統)でもなく、「人」という綜合的人間力である。過去の栄光は、企業の発展には、過去の遺物は追い風にはなっても、推進力にはならない。

 

経営者の質

 しかし中小企業、いわんや大企業でも、指導者の素養を持つ人材は極めて少ない。大企業での経営者が有名大学を出ているから、指導層の素養を持っているわけではない。指導層になるには、相応の素養が必用だ。それがないと、知識はあっても経営の智慧のない経営者となる。その悪例は、大垣を没落に導いた市長の小川敏の経営の無能さを見ればよい。

 大企業でも有名大学を出たが、経営に無知で、指導者の素養がない人が社長を務めると、会社がつぶれている。日産、三菱自動車、東電、JR西日本、電通、タカタ、松下電器、シャープ、パイオニア等と事例が、次から次に湧き出る程である。

 

自分の体の経営者

 自分が何の為に、此の世に生まれてきたかの意識がないから、もてる最大のお宝の命を粗末にするのだ。だから病気になる。それは己の体の経営者失格である。乱れた食の経営、乱れた生活の経営、利己欲の制御の失敗、それが病気を招く。

 

ネッツトヨタ南国の経営

 経営者・リーダが持つべき力が「人間力」である。ネッツトヨタ南国では、社員全員が経営者の意識で働いている。だからネッツトヨタ南国は、不況で同業他社が売り上げを減らしている時も、成長している。

 その人間力の源は、「心」の問題である。グローバル経済主義競争が激化して、その心の教育がないがしろにされ、利他の心が失われ、利己主義、拝金主義が蔓延した。その結果、日本の「失われた30年」が生まれた。私が危機感を抱き、前職で技術者教育講座に「修身」の講座を新設し、私がその講師役を務めたのも、この危機感からである。

 ネッツトヨタ南国では、社員教育でこの人間力を高める仕組みを構築して、社員に目覚めさせている。最大の要点は、「何の為に働くか」を意識させるのだ。それに気が付けば、人間力は自ら高めていく。

 

「全ての成功は、メンタルから始まります。」

   サーシャ・パイン(テニス選手・大坂なおみのコーチ)

 

人間力とは

  自然の理を理解して経営する力

  自分の資源を最大限生かす力

  回りの人の持つ資源を、最大限に生かせる力

  周りの人を気遣う力

  困難に立ち向かう力

  恥をかく力(自惚れが強いと恥をかかないため黙っている)

  自ら考え、自ら発信し、自ら行動し、反省する力

  知識ではなく、智慧を活用する力

  夢見る力(夢のない人は人間ではない)

  AIには出来ない道徳、倫理観、慈悲を持つ力

  何の為に働くかを理解する力

  生まれてきた意味を考え、自分の使命を果たす力

 

 これと真逆の経営をしているのが小川敏の大垣市政である。「狂った政治」を18年間も続けた。だから大垣市は衰退した。

 自分の体の経営も同じである。これに反した「狂った生活」を送れば病気になる。日本人の半分が癌になるのは、使命感を忘れ、拝金主義、利己主義の「狂った生活」をしているため。つまり日本人に人間力が低下しているためである。

 心を整えれば、己の体は自分自身のモノではなく、世のために尽くすためにあることに気が付く。己が生まれた理由とその使命に気が付くはずだ。そうすれば、仏様のご加護で病気にならない。世のために何かを残そうという気になる。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)よ

 

以上は横田塾(2019年11月7日、11月10日、プレジデント社主催)でのネッツトヨタ南国の横田英毅相談役の講義、馬場恵峰先生の「言志四録」講義(2019年1月~12月)、南雲吉則先生の講義をヒントに作成しました。 

 

2019-12-27 久志能幾研究所通信 1436  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月21日 (土)

自分は仕事以外に何が出来るのか?

 会社を定年になり、会社を離れて自分は仕事以外に何が出来るのかを、自身に問うべきである。だから第二の人生で何が出来るのかを、会社に勤めている間に道を探すべきなのだ。会社に勤めている間に、その道を歩く準備に一日の時間の1割を割いて学ぶべきだ。そうしないと、定年後、やることがなく認知症になり、早く死ぬ。

 仕事は生活の糧である。それを卒業した後が、本当の人生なのだ。家のローンも終わり、子育ても終り、これからが人生の収穫期である。それなのに、やることがないなんて、惨めすぎる。それは社畜の人生だ。

 第二の人生でやることが、魂の糧となる。己は会社生活38年間で、何をするために生まれてきたかを、悟るべきだ。

 

利己主義の弊害

 下手でもいい、何かを取り組むべき。最初は下手で当たり前。字書き恥かきというように、恥をかかないから、何事もうまくいかない。

 身の回りで問題があっても「言わぬが花」と黙っている人は、保身主義者である。自分が可愛いのだ。自分が傷つきたくないのだ。それは今まで世間様から育ててもらった御恩を忘れた畜生の行為である。

 「学びしことを人に教えざるは、借金をして返さざるが如し」と福沢諭吉翁は説いた。今まで多くのことを人から学んできた。そのお陰で智慧ある年長者に成長したのだから、それを人に教えないと、知識泥棒になってしまう。教えないから、認知症になる「俺には関係ない」と利己主義を出すから、認知症になる。日本では、65歳以上の15%は認知症である。グローバル経済主義の氾濫で利己主義者が増えたのも原因の一つである。

 

人に教える

 情報とは情けの知らせである。それを自分の頭の中で、その流れを止めるから、頭の中で腐ってくる。溜めずに、人に話してその考えを流すから新しい発想や別の情報が入り、生まれてくる。

 それはお金も同じである。お金は財産ではない。経験を得るための回数券なのだ。それを溜めるから、有効期限切れになって腐る。若い時に使うべき経験のチャンスは、年老いてからでは有効期限切れで使えない。私も若いときにやっておくべきことが出来ず、後悔してことが多々ある。お金を世間に流せば、利子をつけて帰ってくる。その利子とは経験から生まれる智慧である。

 馬場恵峰先生は、自費で240回以上も中国に旅された。その経費は約7千万円で、お金は消えたが、それから得た智慧は頭の中に残っている。得たご縁は限りない。明日(12月13日)から、馬場恵峰先生は最後の中国旅行をされるが、それは人生最後のお別れの挨拶回りという。体力的に今回が最後の旅行になるという。何ごとも永遠に続くわけではない。

 

宗教の教え

 会社生活でしみ込んだ自己中心主義を止めないと、定年後の第二の人生は寂しいものになる。仏教もキリスト教も「自己中心主義を止めなさい」が基本の教えである。欧米の企業が害毒を振りまいたグローバル経済主義、拝金主義、利己主義が日本人の心を破壊している。宗教はそれとは反対の教えである。

 己の第二の人生で、人を祈る気持ちがないと、神仏の加護はない。今の成果主義、利己主義の権現のままでは、社会に受け入れてもらえない。

 

学び

 何のために学ぶかというと、己の感性を高めるためである。感性とは教養の事。それは学習しないと身に付かない。そのために「温故知新」、「温故創新」が必用だ。生涯かけて知識を学び知恵を磨くのだ。

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 以上は2019年12月12日、「生き活き教養塾」で馬場恵峰先生が講義した内容を元に記述しました。

 

2019-12-21 久志能幾研究所通信 1430  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月20日 (金)

価値創造力を計算する式

 2019年12月19日、友人と知立のホテルで食事を共にした。バイキング形式の昼食である。病み上がりであるので、食べる量を自省したつもりであったが、久しぶりに友人とお互いの病気の話に会話が弾み、つい食べ過ぎたようで、あとから少し嘔吐してしまった。それで疲労困憊になり帰宅後、すぐ寝てしまいブログのアップが出来なかった。恐縮です。まだまだ体調が完全に回復していないことを思い知らされた。健康の大事さを再度痛感した。健康でなければ、ブログ一つ書けない。

 

価値創造力

 そこで思いついたのが、自分の人間としての価値創造力を算出する方法である。成果を算出する式は、京セラの稲盛和夫氏や日本電産の永守重信氏の唱える式があり、企業創造力を算出する式も多数存在するので、それを参考に自分が付加価値を生みだす力を算出する方法を考えた。

 その実力を削いでいるのが、食欲であることを今回の食事会で痛感した。それで、この式に「利己欲」の項を追加した。自分の体を利他のために使おうと思うなら、ドカ食いはしないもの。自分の体は夢を実現するするための大事な資源だのだ。それを傷つけてはいけない。

 

【価値創造力】=[志]×[熱意]×[能力]×[道具]×[徳力]×[神仏加護力]×([利他力]÷[利己欲])+[知識]

 

 能力とは体力、決断力、知力、智慧の力である。能力がいくらあっても健康でなければ、実力を発揮できない。死んでもいいから健康管理である。志があれば仏様が守ってくれる。

 利己欲が強いと、能力があっても、例えば食欲や物欲があり過ぎると食べ過ぎて病気になる。その欲望が制御できず、却って能力が削がれてしまう。自分を自制できない人間に神仏もご加護を与えないだろう。いくら能力があっても神仏の加護がないと、その成果には限度がある。

 それと反対に利他欲が大きいと神仏のご加護がある。世のため人のためとの利他欲は大きほど、大きな仕事が出来る。大きく望まないから、小さな成果で終わる。

 知識は単に足し算だが、志、熱意、能力、道具、徳力、神仏加護力は掛け算である。それより智慧が大事である。人は智慧を持ち賢くありたい。知識を持っていても愚かで賢くない人が多い。

 私は文殊菩薩と普賢菩薩に毎日、手を合わせている。

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 松本明慶大仏師作 文殊菩薩と普賢菩薩

 

2019-12-20 久志能幾研究所通信 1429  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。