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2022年8月27日 (土)

空港バス横転炎上、真因は人命無視の欠陥設計

 

 2022年8月22日10時15分、名古屋市北区の名古屋高速道路・豊山南出口付近で、空港行きの大型バスが本線と出口の分離帯に突っ込んで、横転して炎上した。後続の乗用車もバスに追突し、2時間半も炎上し続けた。運転手と乗客の2人が死亡した。脱出できた7人は軽いけがですんだ。死亡者はバスの運転手と乗客一人で、死因は焼死であった。 

 当時、助かった乗客は、割れた後部窓から脱出したようだ。もし横転しても後部窓が割れず、火災が起きていたら、全員焼死していただろう。たまたま乗客が少なかったから良かったが、満席なら大惨事である。

 

推定原因

 その真因は人命を無視したバスの構造設計である。事故になった原因は、運転手の突然の病気、車のステアリングやブレーキの故障が取りざたされている。

 しかしどんな原因で事故が起きても、バスが炎上するのは、構造自体に問題がある。

 ステアリングやブレーキの故障も取りざたされているが、検討の結果、運転手の突然の疾患が、一番可能性が高い原因である。ステアリングやブレーキの故障なら、運転手の回避行動がとれたはずだ。ステアリングが異常なら、ブレーキをかけ停止すればよい。ブレーキ異常なら、エンジンを切ればよい。そうすればあんな事故にはならない。

 たとえ運転手の突然の疾患が第一原因でバスが横転しても、火災を起こすのは、構造的欠陥がある証拠である。

 

構造欠陥

 このバスには前部のタイヤの上に燃料タンクが設置されている。その容量は380ℓである。事故の直前に燃料を満タンに補給して、事故時は380ℓの軽油が引火して、2時間半も燃え続けた。軽油はガソリンより引火温度が80℃も高いが、引火すれば、ガソリンと同じ勢いで燃える。

 問題は、バスが正面衝突しても燃料タンクが破損しない構造になっていなかったことだ。燃料タンクを守る骨格も無かったようだ。中央分離帯への激突速度は時速60キロと推定されている。高速道路を走るバスなら100キロで衝突する恐れもあり、時速60キロで衝突してあの火災では構造的な安全性に問題があると言える。

 そもそも燃料タンクを車体の前面に設置する設計思想自体が異常である。しかもその燃料タンクをガードする骨格もないようだ。この構造は、三菱ふそうだけでなく、日野のバスも同じ構造のようだ。

 以前もこの種の事故はあったはずだが、三菱ふそうのバスで今回の事故が起きて炎上したのは、三菱ふそうには、特にその強度が弱かったとしか言いようがない。三菱ふそうは、あの三菱リコール隠しをやらかした会社である。

 また日野自動車は、エンジン検査不正で商用車連合を2022年8月24日に除名されたばかりである。両社とも、安全への意識が狂っていると言える。

 

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 大型バスの燃料タンク位置

 大型バスの燃料タンクは、非常に危ない位置にある。正面衝突、オフセット衝突をすれば、瞬時に炎上である。

   写真は下記ブログより引用

Jバス車体の簡易な構造研究 -  私の思いと技術的覚え書き (goo.ne.jp)

https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/868f1d65fa277c45d9de68c2f86cf42d

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法的規制が必要

 バスの構造安全規格で、100キロで正面衝突しても燃料タンクが破損しない構造が必要だ。それがなかったのが、今回の惨状の真因である。その面の法整備が至急必要である。

 現在は、バスやトラック、タクシーで、年間300件ほどの運転手の突然疾患での事故が起きている。その際に、燃料タンクが破損して、今回のようなバス全焼事故が起きる恐れが高い。

 

自己防衛

 私は恐ろしくなった。今後は、法整備が終わり、安全が確認できるまで、高速道路を走る高速バス、観光バスには乗らないようする。

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2022-08-27  久志能幾研究所通信 2474  小田泰仙

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2022年8月26日 (金)

73年前の嫁姑戦争、戦利品は「硬い歯」

 

 私が母の胎内に宿ったとき、まだまだ日本は敗戦の影響で食糧事情が厳しかった。特に町家に嫁いだ母は、食糧事情には苦労したようだ。母が私を妊娠しても、当時の町の家では、姑から十分に食べさせてもらえなかったと母は嘆いていた。食い物に関する嫁姑戦争で、当時の世相の厳しい実態である。それで母は実家に帰り、里帰り出産をした。幸い、母の実家は農家であった。

 当時は、町の人が着物や骨董品を農家に持ち込んで、米と交換してもらっていたと、母は当時の話をよくしてくれた。今の飽食の生活からは想像できない状況である。

 

当時の世相

 山口良忠とは、日本の裁判官である。法を守って餓死した裁判官として有名である。

 太平洋戦争の終戦後の食糧難の時代に、彼は闇市の闇米を拒否して食糧管理法に沿った配給食糧のみを食べ続け、栄養失調で1947年に33歳で餓死した。

 当時の裁判官の地位は非常に低く、ヤミ物資を買うにも十分な給与があるとは言い難く、複数の裁判官が栄養失調に苦しんでいる状態であり、過労や結核に栄養不足が加わって死ぬ者も少なくなく、裁判官の給料では到底食えぬとして、弁護士に転職する者が非常に多く、個々の裁判官の負担をますます重いものとしていた。

  この項、wikipedia 「山口良忠」より編集 2022/8/26

 

戦利品

 母は、その嫁姑戦争に勝利して、妊娠時に実家でシッカリ食べたので、私は丈夫な体と骨、歯を授かった。私が歯科医院に行っても、歯を削る際、人よりも私の歯は硬いとよく褒めてもらえる。仲間の中には、母が妊娠時に十分な栄養を取らなかったので、歯がぼろぼろだと嘆いている人もいる。そんな厳しい食糧事情の中で、丈夫な歯を授けて生んでくれた母に感謝である。そのお陰で、現在の歯の欠損は1本だけで済んでいる。

 

太平洋戦争の敗因、食糧は武器

 戦争になって、カネがあっても食料が無ければ、戦いに負ける。太平洋戦争での日本軍の死者の内、その60%の140万人は餓死である。インパール作戦の敗因も補給路を断たれて、多くの日本兵が餓死をした。私の祖母への戦死通告では、叔父は戦病死となっているが、多分、私の叔父も餓死であろう。

 学校のぺーパー試験だけ成績の良かった軍部のエリートが、頭だけの作戦を立てて、補給を考えなかった結果である。

 その仕組みは、現代の高級官僚が仕切る姿と同じである。

 

食料自給率40%が敗因となる

 今の日本の食料政策が間違っている。農業は外国に頼んで、工業製品で稼げばよいとの安易な考えは、間違いで、敵に洗脳された結果である。敵国は、その作戦で食料の輸出を止めれば、日本に勝てるのだ。食料とは戦略物資である。それが今なないがしろにされている。先進諸国は食料の自給率を100パーセント以上にしている。

 

オイルショックに反省せず

 1973年のオイルショックでは、カネがあっても石油が無ければ、日本は干上がってしまう状態になった。同じことが食料でも起きる。今はその準備が全くされていない。だから今、食料自給率が40パーセントを切っている。そんな愚かな政策を続ける先進国は他にない。

 

 ウクライナ戦争で、小麦が入ってこず、ロシアからの液化ガスの輸入が止まれば、広島の電気が止まる。食料、石油、液化ガス、石炭等、全て戦略物資である。もっと世界の危機状況を観察しよう。ウクライナ戦争を良く見よう。食料自給率向上こそ、国を守る危機管理である。敵国が日本と戦争になれば、日本に食料を輸出するはずがない。

 私が日本の敵国の軍大臣なら、即日本への食料の輸出を止める。

 日本はもって農業を大事にしよう。

 

敵に武器を贈る

 先日のニュースで、政府開発援助機構(ODA)が中国への援助を来年から止める検討をしている、という報道で高級官僚の堕落ぶりを思い知った。中国はそのカネで日本を攻めるための軍備を増強して、尖閣諸島、沖縄を攻める準備をしている。連日領海、領空侵犯を繰り返している。それなのにその敵に武器を贈るさまは日本政府の愚かさを世界に晒している。これでは政府高官は、敵の回し者である。これは媚中派議員に投票している有権者の責任だ。媚中派のテレビに洗脳されて、政治的に痴呆になっているとしか言えない。早く目を覚まさないと餓死である。

  媚中派の内閣は潰さないと、日本が危ない。平和ボケを正さないと大変な事になる。

 

2022-08-26  久志能幾研究所通信 2473  小田泰仙

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2022年8月24日 (水)

バス横転炎上時からの脱出手段は、脱出ハンマーのみ

バスが横転したら、窓ガラスを割らなければ、炎上したバスからの短時間での脱出は不可能である。

 

 2022年8月22日10時15分、名古屋市北区の名古屋高速道路・豊山南出口付近で、空港行きの大型バスが本線と出口の分離帯に突っ込んで、横転して炎上した。後続の乗用車もバスに追突し、2時間半も炎上し続けた。運転手と乗客の2人が死亡した。脱出できた7人は軽いけがですんだ。死亡者はバスの運転手と乗客一人で、死因は焼死であった。 

 当時、助かった乗客は、割れた後部窓から脱出したようだ。もし横転しても後部窓が割れず、火災が起きていたら、全員焼死していた恐れがあった。

 

P10905361 ANN  NEWS  より   "ただのノア@Noa_Ark_03"撮影

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横転時の状況

 この場合、乗客には脱出する手段がない。バスは横転しており、横にあった窓は3m上になっている。非常口も3m上になっている。それでは手が届かない。横転の衝撃で非常口も変形して開かないだろう。前方は火災である。後部窓しかないが、その窓は固定で開かない。そのガラスも手では割れない。割るための道具は車内にはない。往々に乗客は怪我をしていて、身動きできない恐れもあった。横転したためシートベルトが体に食い込み、シートベルトを外せないかもしれない。そうなれば焼死を待つしかない。死亡した2名の乗客はそういう状況であったかもしれない。

 

手段は他力のみ

 この場合、近くを走っていた車の運転手が自車の脱出ハンマーで窓を割って、内部の人を助けるしか手段がない。脱出ハンマーは自分の為ではなく、人助けの為の道具でもある。脱出ハンマーの装備は、「情けは人の為ならず」である。

 

啓蒙活動の必要性

 しかし車販売会社の人に話を聞くと現実的には、脱出ハンマーを新車購入時の装備する人は、全体の数パーセントしかないようである。いかに皆さんに危機意識がないかが分かる。

 もっと脱出ハンマー普及の啓蒙活動をすべきである。わずか3000円程の費用である。なおかつ、それは一生モノである。本来、車の標準装備品とすべき道具である。

 自分の城は自分で守れ。

 

久志能幾研究所通信: 引き上げられた死体には手が …

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/06/post-922e.html

 

2022-08-24  久志能幾研究所通信 2471  小田泰仙

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2022年8月23日 (火)

名古屋高速で空港バス横転炎上、その自己防衛手段

 

 2022年8月22日午前、名古屋市北区の名古屋高速道路・豊山南出口付近で、空港バスが横転して炎上した。後続の乗用車がバスに追突し、2人が死亡、7人が軽いけがをした。死亡者はバスの運転手(55歳)と乗客一人であった。バスが本線と出口の分離帯に突っ込んだ形跡が残っていた。

 事故の前に「バスがふらふら走行していた」という目撃情報があり、運転手が何らかの理由で意識を失って、ブレーキも踏まず分離帯に激突したと推定される。

 

P10904761s  FNNプライムオンライン(2022/08/23)より

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身の毛がよだつ

 バスがあんなに簡単に横転して、火災になるとは想定外であった。その状態から脱出するのは非常に困難である。また火災が2時間余も続いた。あんな酷い状態になった。あれででは、脱出が困難を極める。横転したバスから脱出できなければ、生きたまま焼死である。追突した後続の乗用車の火災状況も悲惨である。あれだけの惨事で死者が2人だけであったのは、不幸中の幸いである。

 私も県営名古屋空港行きのこの路線バスを頻繁に利用していたので、人ごととは思えず、身の毛がよだった。私は、飛行機の写真を撮りに行くため、このバスを頻繁に利用していた。

 

事故の遠因

 名古屋高速は全般的に路線設計に欠陥がある。一般道でも追い越し車線から高速道路に入ったり、下りたりする箇所が多くある。高速道路上でも、今回のように追い越し車線から、出口に入るので減速時に後続の車両から追突されかねない危険性がある。なおかつ今回の豊山南出口付近は交通量が多く、速度を落として車線変更するのは、大変危険な場所である。都市高速道路とはいえ、制限速度は60キロである。しかしその速度を守って走っている車は稀である。ほとんどの車はビュンビュン走っている。私も流れに沿って走ったことがある。

 

事故防止

 名古屋高速の出入り口の設計の全面的な見直しが必要。

  要は、名古屋市はカネをケチッて高速道路を造ったのだ。

  道路設計の原則は、走行車線から左方向に出る、である。ところが事故現場の出口は、追い越し車線から減速して右方向に出る、である。人間の感性に反した造りである。

 バスには、居眠り検知の瞳センサーを設置するべき。

  運転が人である以上、何らかの人体異常が起きる恐れがある。その検知として、居眠り検知の瞳センサーを設置して、意識がないことが検知できれば、自動ブレーキをかけるシステムが必要だ。今の技術なら、そんなに難しい話ではない。せめて警告音が鳴るシステムなら簡単だ。車メーカでは、一般車でもオプションで装備可能な装置である。

 

脱出ハンマー

 後続車で追突した車両も大炎上してしまった。幸い運転手は脱出できたようだが、車の前部が潰れて、ドアが開かない恐れもあったはず。そのために脱出ハンマーは必須である。車は簡単に燃えるのだ。その現実を今回の事故は教えてくれた。

久志能幾研究所通信: 引き上げられた死体には手が …

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 また追突しても、前部が潰れないような丈夫な車を所有すべきである。いくら自動車メーカが、「この車はクラス最高の安全性」と謳っても、それは同クラスでの比較で、相手がベンツやトラックでは、大敗である。リッターカーは、相手とぶつかれば、前部が潰れてしまう。軽自動車とベンツが正面衝突すれば、その致死率は7倍も違う。高いベンツにはワケがある。安全をカネで買うのだ。

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自己防衛手段

 危険な経路を走るバスに乗らない。

 欠陥設計の名古屋高速を走らない。

  走らねばならないなら、せめて危険な合流部での出入りは避ける経路を選ぶ。

  今後、私は県営名古屋空港へいく場合、名古屋駅から名鉄電車で西春まで行き、そこからバスで県営名古屋空港に行くことにした。それは仕事ではなく趣味の関係だから、命の安全を最優先にすべきであるからだ。遊びのため、命を危険に晒すのは、愚かである。

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 2022-08-23  久志能幾研究所通信 2470  小田泰仙

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2022年8月12日 (金)

身体の保全と危機管理、遺体の腐敗防止?

 日本は「農薬大国」で、年間約60万トンもの農薬が生産されている。農薬は主に殺菌剤、除草剤、殺虫剤として使われており、これらの中には、発がんリスクの高い猛毒を含んでいる。我々は普段の食事で、体によいと思って食べている野菜や果物と共に、そのような毒物も摂取している可能性がある。実際、日本人の体内脂肪から有機塩素材(農薬)の残留量が世界平均の3倍も検出されたというデータもある。

 最近の日本人は死んでも、昔ほどすぐ腐敗しないと言われる。つまり防腐剤が体にしみ込んでいるのだ。

 日本の年間約60万トンの農薬を一人当たり年間に換算すると、6kgの農薬を「浴びて」いる計算になる。輸入される外国の農産物に使われる農薬や防腐剤を含めると、恐ろしい量の「毒」を浴びていることになる。

 

日本はダントツの農薬使用量

 農薬の致死量は2グラムである。日本では、その3000倍の農薬が一人当たりに使われている。米国の使用量の4倍の量である。安全にうるさいスウェーデンの使用量の20倍である。下のグラフを見れば、中国の農作物が危険などと批判できない。

 

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▲ 出典:FAO「FAOSTAT」農地1haあたり国別農薬使用量(2018年)より弊社作成。

農薬https://musubi-ichiba.jp/blogs/syoku/noyaku-genjyo

 ブログ「産直 むすび」より引用

 

がんの大量生産

 1975年の医師数が約13万人、がん死者数は約13万人だった。その後の40年間で、医師数は約3万人増加し、がんに関する研究や治療は格段に進歩したのに、2014年のがん死者数は36万人を越えた。2021年には38万人になった。

 1970年代の日本の総医療費は10兆円であった。2021年には医療費総額は43兆円を超えた。しかしがん患者は減るどころか4倍に増えている。

 がん死は年々増加の一途である。政府はそれの事実を隠すために、年間1万人程の死者の新型コロナ禍を大々的に公報して恐怖を国民に植え付けている。その死亡者も疾患持ちの高齢者が大半である。

 新型コロナの恐怖を政府やマスコミが煽るのは、コロナ対策には兆円単位の利権がからんでいるのがその原因である。官僚の心ががんに侵され、堕落したのだ。現実は、がん死の方が、新型コロナ死よりも38倍も恐ろしいのだ。

 

農薬過多の原因

 日本人が自然に反して潔癖すぎる食品を求めすぎた結果、農薬を多く使わないと、農製品を商品として扱わないのが原因だ。多少は曲がったキュウリや虫食いの野菜を許容すれば、農家もここまで農薬を使わない。農薬を大量に使わないと扱う商社側が、農製品を買い取ってくれないからだ。売る方も消費者の求めるものを売っている。自業自得なのだ。

 農薬に殺される害虫は、人類と200万年も共生をしてきた。それを急に見てくれが悪いから殺す、では自然界の理に反している。害虫とは人間様からの一方的な位置づけ(差別)で、自然界ではそれで全体が回っているのだ。だからがん等の病気の増加は、日本人に「自然に帰れ」と警告しているのだ。

 

がん原因食品の増加

 1950年から2010年までの60年間でみて、平均的に肉の摂取量9.8倍、卵6.3倍、牛乳・乳製品が18.2倍と著増し、米が半分、芋類は10分の1と激減した。つまり、肉・卵・牛乳・バター・マヨネーズなどに代表される「高脂肪」の欧米食こそが現代日本人のがんの大きな原因の一つであると推定される。その証拠として、以前多かった胃がんや子宮頸がんなどの日本型のがんは減少して、肺、大腸、乳、卵巣、子宮体、前立腺、すい臓、食道がんなどの欧米型のがんが著増している。食生活を悪い方に変えたから、病気が増えたのだ。だからがん等の病気の増加は、日本人に「食生活を見直せ」と警告しているのだ。

 

宇宙音源の理に反した食肉生産

 畜産品は、利益最優先で牛、豚、鶏の成長を早めるため、成長ホルモンが投入されている。畜舎の中に過密状態で育てるため、伝染病にかからないように、多量の抗生物質が飼料に投入され無理に飼育されている。そうやって育った肉や乳製品を多く食べれば、病気にもなるのは「理」に合っている。「理」に適わない食品が体に毒になる。それは「宇宙根源の理」に反した食物である。

 「ハムや加工肉を日に50g以上食べ続けると大腸がんになる確率が18%増加する」とWHOから報告があったばかりである。ハムや加工肉は、防腐剤や添加物が多く入っている。そんな肉を長年食べれば、病気になるのが必然である。

 だからがん等の病気の増加は、日本人に「食生活を見直せ」と警告しているのだ。

 

食は生命

 2000年も前から漢方医学では「食は生命」としている。贅沢な欧米型の現代食生活を謳歌すると、20年後に病気と言う悪魔のサイクルのご縁を頂く。因果応報である。がんという病気を対処療法で治しても、その根本原因である食生活を直さないと病気は治らない。気づいた時には遅いが、それでも一日でも早く食生活を正すのが、ご先祖へのご恩返しである。

  

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2022-08-11   久志能幾研究所通信 2459  小田泰仙

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2022年8月 9日 (火)

虫歯菌の書かざる経を聴く

 

 30分早く寝て、30分早く起きて、30分以上の運動をして、30品目以上の食品を、一口30回以上噛んで食べて、30分以上誰かとお喋りすれば、病気知らずである。

 よく噛めば唾液量は1日、1500mlである。よく噛むと、脳への血行がよくなります。顔の表情がしっかりするので、若々しい元気そうな顔になります。

 『30回噛む食事の効用』鷲埼誠 2006.12.06

  (朱記は著者の追記)

 

虫歯発覚

 今日は歯科医院で4本の虫歯が発見された。定期的に歯医者に行っているのショックである。歯医者さんは、「この場所は前からはよく見えないし、磨きにくいし、歯間ブラシも入らないので、虫歯になっても致しかたない。早期に発見して治療するしかない。早期に発見できて幸いと思うしかない」であった。確かに、レントゲン写真を撮らないと発見できない場所であった。

 

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 虫歯のレントゲン写真 2022年8月9日18:00

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虫歯の原因

 私の今まで調べたことから理解したことは、この虫歯の主原因は、私の唾液量の減少である。私は間食も少なく、清涼飲料水もこの20年間飲んだことがない。ポテチも絶対に食べない。それでも虫歯にやられた。

 実質的に歯磨きでは虫歯予防の効果は少ない。今まで私に虫歯が無かったのは、私が若く、歯が丈夫であったからだ。

 

 しかし若い時(20代)に比べれば、高齢になると唾液量が若い頃の7分の1になる。唾液こそが傷んだ歯を修復してくれる。それが加齢で、その効果が少なくなったので虫歯になりやすくなったと納得した。

 対策として上記のように、一口30回よく噛んで、お喋りを30分間して唾液の量を増やすのがよい。おしゃべりする相手がいなければ、朗読でもよいだろう。定年退職をすると、当然、人と話す機会が減り、唾液の量も減る。だから誰でもいいから、30分以上のおしゃべりが必要だ。認知症防止にも効果があるだろう。



四運を一景に競う(道元禅師) 虫歯予防 - 久志能幾研究所通信

http://yukioodaii.blog.enjoy.jp › blog › 2022/07

 

書かざる経

 虫歯菌は佛様の化身である。唾液量が減ったことを教えてくれた。その減った分だけ、免疫力が減ったことを教えてくれたのだ。高齢者は免疫力が低下しているから、コロナ菌にも相応の注意をしなければいけないよ、と教えてくれた。その分、もっと体力を付けなさいとの助言である。万物は書かざる経を唱えて、メッセージを発している。その声を聞き逃さないようにしよう。虫歯菌も人類と200万年間を共生してきた仲間である。

 

色もなく香のなく つねに天地(あめつち)

書かざる経を繰り返しつつ

             二宮尊徳

 

2022-08-09   久志能幾研究所通信 2457  小田泰仙

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2022年8月 7日 (日)

日本人8割が洗脳され、思考停止で死の海に暴走中

まるでネズミが集団で暴走し、海に向かって突撃する有様だ。

早く洗脳から解脱しないと日本は滅亡である。

 

ガンの洗脳

 政府、マスコミ、企業からの洗脳で、間違った食生活、狂った生活習慣を強いられ、日本人の2人に一人ががんになっている。

 CMの規制がないので、マスコミは「毒物」の宣伝に余念がない。それが重要な収入源だからである。そのため75歳以上は4人に一人が認知症になり、国民の2割が糖尿病になっている。全て食品メーカ、マスコミの洗脳のためだ。

 

 その癌の原因と推定される食品添加物、防腐剤、発癌性物質の規制が先進国では最も甘い。日本は欧米の10倍以上の数が認可されている。官僚が利権に洗脳されているからだ。

 マスコミの社員も食品メーカの社員も、成果主義に追われ、目先の売り上げで責められていて、その食品が国民の健康にどれだけ害があるかは、関知しない。売ることが最優先である。成果主義の洗脳の効果である。

 

 がんはその原因を除去しないと、がんを外科手術で治しても、真の原因を除去しないと再発する。多くの日本人は先端医療、抗がん剤でガンが治ると洗脳されている。

 

新型コロナ洗脳

 政府、マスコミからの洗脳で、日本人の大半が致死率0.34%の新型コロナに怯えさせられている。がんは致死率38%である。国民はそれから洗脳され、目を逸らさせられている。それで経済が異常に停滞して、貧困化と経済の死に向かって突撃である。

 新型コロナを5類にせず、2類のままにしている官僚は、利権にまみれているから、国民全体の経済など知ったことではない。利権者たちは、新型コロナを2類のままなら、補助金で潤うのだ。だから4回もワクチンを接種しても、感染拡大が収まらない。政府の政策がおかしいと思わないのは、政府に洗脳されて思考停止となっている。

 

 それが結果として経済が停滞し、日本が没落して、自分達の首を絞めることには考えが及ばない。つまり全員が集団となって死の海に向かって驀進しているのだ。

 

テレビの洗脳

 テレビでは繰り返し繰り返し、食べ物の宣伝ばかりである。痴呆的なタレントが愚劣な話題(不倫、恋愛、皇室批判)を持ち上げで、視聴者に考えさせない洗脳を行っている。

 日本が危機状態でも、それから目を逸らさせ、考えさせない仕掛けをしている。日本にとって大事な事件が起きても、タレントの不倫報道で、その大事なニュースが葬られる。これが日本沈没の仕掛けである。それで日本人が洗脳され、全員で死の海に突撃である。

 マスコミには、媚中派社員が多いという情報がある。だからマスコミは、中国の都合の悪い情報は流さない。中日新聞は、名古屋市長河村氏の南京事件の意見広告を掲載拒否したという前科がある。

 

グローバル経済教の洗脳

 日本経済はこの30年間、停滞したままだ。その原因を国民はグローバル経済が浸透して、日本経済の競争力がなくなったと「洗脳」されてきた。

 しかしその実態は、増税と政治の無能化で、正しい経済政策をしてこなかったのが原因である。米国はトランプ大統領が減税して好景気を招いた。それを今はバイデンが増税でぶち壊している。だから米国も不景気になった。日本は、この30年間、増税を繰り返し景気が悪くなる一方である。景気が悪いのは外国のためせいではなく、身内の官僚の悪政のためなのだ。マスコミは特別減税対象にしてもらったから、増税に反対しない。マスコミは洗脳の主犯でもある。

 

中国の脅威はないという洗脳

 媚中議員、媚中マスコミの洗脳工作のせいで、日本国民は中国からの脅威に不感症になってしまった。

 中国は虎視眈々と日本を狙っている。連日、尖閣諸島近辺への領海侵犯を繰り返している。8月4日には、中国はEEZ(=排他的経済水域海)にミサイルを撃ち込んだ。まるで人を刃物で脅している様である。岸田政権は抗議もしない。岸田政権はオツムがお花畑である。媚中議員が内閣を仕切っているので、この有様である。

 チベットは50年前に中国に占領され、約20%の国民が殺された。日本に換算すれば2000万人が殺されたのだ。今はウイグル族の100万人以上の成年が強制収容所に入れられ、強制労働で殺されたり、臓器を摘出されている。だから中国に行けば3日でドナーが見つかる。

 国際的に先進国は人権侵害で中国に対して非難決議をしているが、日本だけは、媚中派議員と媚中派マスコミの洗脳工作で、それが叶わない。それに何の非難も行動もしないのが、洗脳された日本国民である。せめて媚中派議員への投票をやめるべきだ。しかし洗脳された有権者は、先の選挙でまた媚中議員に投票した。

 

統一教会の洗脳

 媚韓議員から洗脳で、日本政府は韓国に弱腰であった。統一教会に洗脳され、騙された信者は、500億円を貢いでいた。それが海外に金を送金していた。そうやって日本が没落していった。盗られた竹島は今だ返ってこない。媚韓議員や媚韓マスコミが日本を沈没させる。

 

 旧統一教会の被害に詳しい弁護士の紀藤正樹氏が日本の献金の実態を解説した。旧統一教会系の会員は日本の信者が世界の半分を占めると言われ「その献金額は大体550億~600億円とされている。その額は世界統一教会の献金額の半分以上で、総額の6割~7割を占めるのではないか」と見解を語った。

東スポーツ 2022年8月7日

https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/4333304/

 

共産党の洗脳

 共産党の党是は、他の政党の存在を認めない。それは憲法違反である。政権を取れば、天皇を廃止するのが党是である。土地の個人所有を認められない。宗教の自由も認められない。それは中国共産党を見れば一目瞭然である。だからほとんどの先進国では、共産党の設立自体が認められていない。日本だけ異常なのだ。

 共産党が日本で存在するのは、共産党に洗脳されたのだ。現在、日本共産党を支持しているのは、60歳台以上である。学生時代に共産党に洗脳されて、今だその洗脳が融けていないのだ。洗脳は恐ろしい。

 

共産主義の犠牲者

 『平成9年(1997)にフランスで刊行された「共産主義黒書」は、共産主義の犯罪を厳しく検証しています。編者ステファン・クルトワによると、共産主義による犠牲者は、8,000万人から1億人にのぼるとされます。この数字は、ヒトラー・ナチズムによる犠牲者数とされる2,500万人を軽く上回ります。

クルトワは同書において、共産主義体制により殺害された犠牲者数の国・地域別の一覧を提示しています。それによると、

 ソ連      2,000万人

 中国      6,500万人

 ベトナム     100万人

 北朝鮮      200万人

 カンボジア    200万人

 東欧       100万人

 ラテンアメリカ   15万人

 アフリカ     170万人

 アフガニスタン  150万人

 コミンテルンと権力を握っていない共産党 約1万人

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 総計       約1億人

https://ameblo.jp/ghostripon/entry-10274395398.html

 

2022-08-07   久志能幾研究所通信 2455  小田泰仙

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日本は「乳がん生産工場」、癌を大増産、製薬会社はぼろ儲け

 

 日本は世界でも有数の「乳がん生産工場」だ。今の日本は悪魔のサイクルに陥っている。まるで日本人が黒ネズミ集団となり、おぼれ死ぬため海へ向かって集団暴走しているようだ。政府もマスコミも企業も狂っている。誰もその狂気を止めない。

 

 乳がん薬の投与対象が増えて、第一三共の時価総額が7兆円を超えたとのニュースがあった。私はこのニュースに違和感を覚えた。

第一三共、「時価総額7兆円」支える乳がん薬の底力 | 医薬品・バイオ | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net) https://toyokeizai.net/articles/-/606059A

 

 この状況は、乳がんの増加で投薬対象が増えて、例年より沢山食べられると多く実った柿の木の下で、猿が舌なめずりしている様である。その陰で母親が乳がんで死んで、子供が悲しむことには、猿は全く気にしていない。

 病気を治すより、病気にならない対策が最優先なのだ。それが今の日本では無視されている。

 

がんの激増

 乳がんはこの40年間で4倍に増えた。それは乳がんだけでなく、他の癌も同じである。同時に日本の医療費総額がこの40年間で10兆円から43兆円に4倍も増えた。この間、日本の全人口は1億人から1億2千万人に2割増えただけだ。しかしその間で医療費が4倍に増えたのだから、がんが4分の1になるか減るなら納得できるのに、それが逆に4倍に激増したのである。

 

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  働き盛りの女性に乳がんが激増(日経ビジネス 2016年2月8日号)

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対処療法全盛

 マスコミや政府は抗がん剤、新薬開発、最先端医療現場、病床の増加の報道に余念がない。しかし、がんの真因とその対策は全く報道しない。がんは生活習慣病である。生活習慣を直さないと絶対に治らない。夢の抗がん剤を使ってがんを治しても、生活習慣を正さないと再発する。がんの真の原因を除去しないから、がんが再発して当然である。しかし製薬会社やがんの原因となる添加物満載の食品の宣伝規制には、全く手を付けない。ガンの原因のストレス減少には、グローバル経済下での競争が激化しているので、手つかずである。

 

乳がん生産工場でがんを大増産

 つまり食品メーカは、がんになる危険性のある食品の宣伝を氾濫させ、金儲けに忙しい。官僚は利権に溺れて添加物の認可で忙しい。日本で認可された添加物数は欧米の10倍以上である。企業は金儲け、成果主義で社員を精神的にも生活習慣でも追い詰めている。それでガンが激増している。

 それで日本人がガンになれば、「がん生産工場」の標準コースとして、最先端医療の駆使、抗がん剤の投与で金儲けである。真の原因を除去しないので、がんは再発する。だから関係機関は、また金儲けができる。

 がんの原因である生活習慣を正すと、この乳がん生産工場の生産システムが機能しないので(儲からないので)、マスコミはそれには積極的に言及しない。冒頭のニュースのように、抗がん剤で金儲けの話ばかりである。これでは、がんは減らず、増えて当然である。日本人全員が死に向かって暴走している。悪魔のサイクルである。

 

なんでも元を断たなきゃダメなのよ。

病気を治す努力よりも、病気にならない努力をすべきだ。

事故の後始末を頑張るより、事故を起こさない取り組みが大事だ。

 

 

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊

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2022-08-06   久志能幾研究所通信 2454  小田泰仙

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2022年8月 1日 (月)

炎天下の車内に放置された子供の救助

 

 最近、親に炎天下の車内に放置された子供が熱射病で死亡した事故のニュースを良く目にする。先日も、その件でそれに気が付いた自動車整備会社の人が、開錠して救い出したとの美談が報道されていた。

 

https://news.yahoo.co.jp/articles/f2da766b27cc28d63d7f2872e6f0fc1c71d4fd43

炎天下でドアがロックされた車、中には乳幼児2人…5分で解錠した男性「みんなで救った命」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

 

 プロでも施錠された車の鍵をあけるのに、10分程度はかかるようだ。それより、緊急事態なのだから窓ラスを割ればよいのだ。それなら1分で済む。何で車を大事にして開錠するのだ。子供の命がかかっているのだ。窓ガラスなど壊しても安いモノだ。

 しかし、普通の工具では簡単に窓ガラスは割れない。だから非常用の脱出ハンマーが必要である。各自が自分の車に装備していれば、簡単に対応が可能である。

 

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 2000年に取り付けた脱出ハンマー。

 このハンマーを取り外し、次の車に取り付けて、今も現役だ。これは一生モノだ。

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久志能幾研究所通信: 引き上げられた死体には手が …

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/06/post-922e.html

 本件は、2003年に起きた車の水没事故の教訓として、本ブログで2017年に車搭載のハンマーを啓蒙活動として記載した。本来、この工具は自動車メーカーが標準装備をすべきであるが、今だされていない。情けないことだ。最近は車の電気関係の装置の増加で、車の火災が増えている。だからこそこのハンマーが必要なのだ。

 

 AutoinsuranceEZ.comは、米国家運輸安全委員会(NTSB)、米運輸統計局(BTS)、リコール情報サイトRecalls.govから自動車火災やリコールに関するデータを集計。火災の発生件数などを調べたところ、販売台数10万台あたりの火災発生件数は、HVが3474.5件、ガソリンエンジン車が1529.9件、EVが25.1件だった。単純な発生件数は、ガソリンエンジン車が19万9533件、HVが1万6051件、EVが52件。

 目立つEVの火災事故だが、販売10万台あたりの火災件数はHVが最悪--次いでガソリン車 - CNET Japan

 

2022-08-01   久志能幾研究所通信 2449  小田泰仙

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2022年7月25日 (月)

がんは洗脳が育てた毒花

がんは金の亡者が仕掛けた「洗脳病」

 

 がんは生活習慣病である。がんになってしまう生活習慣は、意思の弱い人がサムシングダーク(金の亡者)から洗脳されて起きる。がんを治すには、生活習慣を正さないと治らない。その生活習慣はテレビやマスコミから洗脳されて育てた毒花である。その洗脳から解脱しないと、がんの根本治療にはならない。いくら高度な先端医療で治しても、それは一時的な対処療法に過ぎない。根本原因の生活習慣を正さないとがんは再発する。元を断たなきゃダメなのよ。

 

食品の洗脳CM

 テレビの毎日のCMに洗脳されるから、ファストフードを食べたくなり、街で見かけるとつい買ってしまう。それががんの原因だ。ファストフードには食品添加物やがんの原因となる成分がてんこ盛りである。

 今は操業60執念忌念とかで、唐揚げの宣伝がテレビのCMで氾濫している。私はフライドチキンを痴呆的な顔で貪る痴態を強制CMで見せつけられると不快である。日本文化の破壊である。それでも、それを見て食べたいと洗脳される人も多いのだろう。

 毎日、唐揚げを食べると、命が削られる。約11万人の調査から、フライドチキンを一日一個以上食べると、死亡率が13%上昇する。揚げ物を毎日食べると死亡率が8%上昇する。当然、がんにもなる。

 

タバコ会社からの洗脳 

 (昔は)俳優がスクリーン上で優雅に煙草を吸うから、軽薄なうつけ者が真似して煙草のみになっていた。親がタバコを吸うから、その後ろ姿から、息子がタバコを吸いだした。それがタバコメーカからの洗脳工作であった。喫煙ががんの最大原因だ。

 タバコによる死者は、全世界で年間600万人、日本で12万人である。その治療で使う健康保険金の無駄遣いを非喫煙者が背負っている。

 

酒メーカからの洗脳

 「ドライは美味い」とか、ビールを飲むのが快感とかの宣伝の大氾濫であった。それは「ビールは美味いもの」と洗脳されたためである。アルコールは少量でも発がん性物質である。酒は依存性があり、2018年に厚生労働省が発表した推計によると、飲酒による日本の年間死亡者は約3万5000人にのぼる。新型コロナの年間死亡者数の3倍である。世界では年間300万人が、酒が原因で死んでいる。

 

 酒メーカはキャッチコピーで消費者を洗脳した。

  男は黙って〇ッポロビール

  生ビール売り上げナンバーワン 

  すべては、お客さまの「うまい!」のために。

 

主犯

 サムシングダークからの洗脳で、グローバル経済至上主義が席巻し、マスコミや企業がそれに同調した。その結果、日本社会が成果主義、拝金主義に洗脳され、仕事に過度に追いかけられるようになってきた。そのため、ぎすぎすした会社内となり、ストレスが溜まる。それががんの原因となった。

 売り上げ至上主義で、発癌性ある食品が大量にでまわるようになった。テレビのCMで、視聴者を洗脳して売りつけた。そして癌は増えていった。この40年間で4倍に増えた。

 成果主義に洗脳され、夜遅くまで仕事をして、深夜に夕食を食べ、すぐ寝る習慣となる。それががんの原因だ。成果主義に洗脳されたのだ。

 

ブラック企業の洗脳

 ブラック企業に勤めると、自分の能力が低いと罵倒されて、自分をディスカウントして洗脳された。死ぬほどに働かされて、がんになった。がんにならない人は、自殺した。

 

車メーカからの洗脳

 「いつかはクラ〇ン」との名キャッチコピーで、日本人は高度成長期に雲の上の頂きを目指して山を登って行った。車の普及率の上昇に合わせて、日本人のガンも増えていった。車に乗る時間が増えて、その分、人として運動量が減り、がんが増えたのだ。運動不足ががん発生の一原因である。

 車メーカに「高い車、大きな車を持つことが幸せだ」と洗脳されたのだ。だから「隣の車が小さく見えます」とのキャッチコピーが大流行した。これも洗脳である。その分、無理して高い車を買うので、生活に余裕がなくなり、運動の機会も減った。

 

抗がん剤の洗脳

 日本では、大病院では標準治療コースとして、外科手術の後は抗がん剤治療が始る。拒否はできない。それが正しいと患者を洗脳している。

 私は外科手術の後、薬剤医師とけんか別れをして、抗がん剤治療を拒否した。「標準治療の抗がん剤治療を拒否するなら、命の保証はしない」と脅迫された。

 抗がん剤はがん組織を攻撃するが、正常な細胞も攻撃する。それで逆に命を短める。抗がん剤治療が正しいと市民を洗脳している。

 

医師からの洗脳

 高血圧になると、降圧剤を処方される。それしか治療方法がないと「洗脳」されているのだ。それは対処療法である。私は降圧剤を20年間、処方されて飲んでいた。それでがんになった。

 久留米市の真島消化器クリニックの真島院長から高血圧症の洗脳を解いてもらい、2年間の食事療法で高血圧を治した。何でも元を断たなきゃダメなのよ。

 

2022-07-25  久志能幾研究所通信 2443号  小田泰仙

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