虫歯菌の書かざる経を聴く
30分早く寝て、30分早く起きて、30分以上の運動をして、30品目以上の食品を、一口30回以上噛んで食べて、30分以上誰かとお喋りすれば、病気知らずである。
よく噛めば唾液量は1日、1500mlである。よく噛むと、脳への血行がよくなります。顔の表情がしっかりするので、若々しい元気そうな顔になります。
『30回噛む食事の効用』鷲埼誠 2006.12.06
(朱記は著者の追記)
虫歯発覚
今日は歯科医院で4本の虫歯が発見された。定期的に歯医者に行っているのショックである。歯医者さんは、「この場所は前からはよく見えないし、磨きにくいし、歯間ブラシも入らないので、虫歯になっても致しかたない。早期に発見して治療するしかない。早期に発見できて幸いと思うしかない」であった。確かに、レントゲン写真を撮らないと発見できない場所であった。
虫歯のレントゲン写真 2022年8月9日18:00
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虫歯の原因
私の今まで調べたことから理解したことは、この虫歯の主原因は、私の唾液量の減少である。私は間食も少なく、清涼飲料水もこの20年間飲んだことがない。ポテチも絶対に食べない。それでも虫歯にやられた。
実質的に歯磨きでは虫歯予防の効果は少ない。今まで私に虫歯が無かったのは、私が若く、歯が丈夫であったからだ。
しかし若い時(20代)に比べれば、高齢になると唾液量が若い頃の7分の1になる。唾液こそが傷んだ歯を修復してくれる。それが加齢で、その効果が少なくなったので虫歯になりやすくなったと納得した。
対策として上記のように、一口30回よく噛んで、お喋りを30分間して唾液の量を増やすのがよい。おしゃべりする相手がいなければ、朗読でもよいだろう。定年退職をすると、当然、人と話す機会が減り、唾液の量も減る。だから誰でもいいから、30分以上のおしゃべりが必要だ。認知症防止にも効果があるだろう。
四運を一景に競う(道元禅師) 虫歯予防 - 久志能幾研究所通信
http://yukioodaii.blog.enjoy.jp › blog › 2022/07
書かざる経
虫歯菌は佛様の化身である。唾液量が減ったことを教えてくれた。その減った分だけ、免疫力が減ったことを教えてくれたのだ。高齢者は免疫力が低下しているから、コロナ菌にも相応の注意をしなければいけないよ、と教えてくれた。その分、もっと体力を付けなさいとの助言である。万物は書かざる経を唱えて、メッセージを発している。その声を聞き逃さないようにしよう。虫歯菌も人類と200万年間を共生してきた仲間である。
色もなく香のなく つねに天地(あめつち)は
書かざる経を繰り返しつつ
二宮尊徳
2022-08-09 久志能幾研究所通信 2457 小田泰仙
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