o-大垣を良くする階 Feed

2019年12月23日 (月)

己の道は手のうちに

己を拝め

 キリスト教で「天にまします我らの神よ」と祈っても、仏教で「南無阿弥陀仏」と手を合わせても、神も仏も己を助けてはくれない。ただ見守っているだけである。己を助けるのは己である。己が人生の運命を握っているのに、それの努力をしないで、「神も仏もないないのか」と運命を嘆いても、それはお門違いである。

 人は自分を拝む勉強をしない。自分が行動を起こさなければ、人生は変わらない。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)より

 

背中を観よ

 自分の背中を観よ。しかし己は己の背中は見えないし、観たことはない。己を支えてくれるのは背中である。

 仏様が与えてくれた機会を他人の為に、人のために話をしなければ、自分は幸せになれない。いいことを、良いことは人に話さねばならない。黙っている人こそ、くせ者である。保身者である。

 人がしないから、させてもらっている。自分が幸せを作っていくのだ。実力の裏が教養である。早く勉強した人が、早く実力をつける。

 自らが人生の暗夜を自らの灯で灯せ。だからお釈迦様は「自灯明」を説かれた。

 

実践あるのみ

 夢ばかり見て、手本ばかりを見て、書を書くからうまく書けない。自分で考えて書けば、うまくなる。人の真似をするな。自分で考えて書け、覚えて書け、である。

 習字をするからうまくならない。作品を書きなさい。下手でもいいから高い紙に丁寧に書きなさい。そうすれば残るし、うまくなる。安い半紙に練習字を書くから上手くならない。

 だから書道を仕事に当てはめて考えるなら、師の行動を真似するな、自分で考えろ、考えて行動しろ。師の行動は、師の人格の表れである。それを真似しても意味がない。自分で考えて、自分の人格が現われる行動をすべきである。それが学びの成果である。それでこそ師を乗り越えられる。

 

我以外皆師

 書の教室に来ても、自分だけ先生から添削をしてもらったら、後は知らんふりでは成長できない。他のお弟子さんが先生から添削を受けている状況を見て学べ。それが「我以外皆師」である。人生二度なしで、一生勉強である。

 字書き恥かきで、実際に恥をかいて体験しないと成長できない。恥をかくことを避けるのは、自分が可愛くて、自分を守り過ぎである。それは自惚れである。これでは成長できない。

 これは全ての道(武道、芸道、学道)で、いくら秘伝書でノウハウを伝えても、血の滲む鍛錬を繰り返さないと名人にはなれない。ノウハウをいくら読んでも、実体験しないと意味がない。それが難しい。今はノウハウ書がオンパレードであるが、それでは薄っぺらな道しか得られない。それは本当の勉強していないことである。

 

厳師の教え

 自分を厳し指導してくれる師が運命を拓く。だからこそ「3年かけて師を探せ」である。真剣に叱ってくれる師が本物の師である。師たるものは自分に厳しく学びを忘れてはならない。

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 馬場恵峰書

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 馬場恵峰師 2019年12月12日、‏‎20:23(夜の部の講義)

馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」をテキストに講義中

 

若手エリートの末路

 私の前職の会社でも、私が主任の時、私の部署に入社してきたエリートと目された二人の若手がちやほやされ、泥臭い汗を流してきた私を追い抜いていった。そして会社より博士号を取るために大学に派遣された。しかしその一人は、数年後、処遇を不満として会社に泥をかける様に去って行った。もう一人は、引き上げてくれる役員が力を無くすと、閑職に追いやられた。それで精神の病になり、今は鳴かず飛ばすの状態となった。泥臭い汗をかかなかった咎であると思う。「若くして高座に上った」咎である。エリート意識で、命を上司に任せて、自ら人生の灯を掲げなかった咎である。自ら己を拝まなかったのは人間として怠慢である。拝まないから反省がない。

 そんな不合理な学閥優先の人事が横行した前職の会社は市場から消えた。仏様は良く観ておられると思った。「天網恢恢疎にして漏らさず」を実感した。

 

小川敏の末路

 小川敏はド田舎の大垣市で、東大卒というブランドが効き、偶然、市長職になれて、それを20年弱の長きに務めることになった。しかし頭がよくても智慧がなく、過去に地道な雑巾がけの修行をしなかったため、恥さらしな行事をしても恥とも思わない人間に落ちぶれた。結果として18年間で大垣市は衰退した。大垣の公示地価は半分以下に暴落した。大垣の顔である大垣駅前商店街は80%が店を閉めた。大垣市の児童生徒の教育環境を県下で最低レベルに堕とした。

 一番大事な教育をないがしろにしたのは、大罪である。大垣市の未来は大垣市長の手の内にあるのに、それを蔑ろにした。その職位にあって、やるべきことをやらないのを、仏教では、「悪人」という。

 

以上は2019年12月12日、「生き活き教養塾」で馬場恵峰先生が講義した内容を元に記述しました。

 

2019-12-23 久志能幾研究所通信 1432  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月18日 (水)

毎日0.1%の改善で3倍の成長、9倍の差

 毎日、小さくても執拗な反省をして継続的な改善(成長)をすれば1年で1.4倍となる。3年間で3倍の成長が出来る。

 

 365日のべき乗  1.001^365       =  1.44 (複利計算)

 3年間のべき乗   1.001^(365*3)    =  2.99

 10年間のべき乗  1.001^(365*10) =  38

 

 毎日、自分の行動や考え方を見直して、無駄な行動や考えを0.1%だけでよいので改善して、その改善を3年間継続すると、能力は3倍になり、何もやらない場合より10倍の差となる。

 毎日、怠けて過ごすと3年間で、資源(能力、病気抵抗力、財産)が3分の一に退化する。それは認知症になること。

 日本人65歳以上の15%が認知症である。75歳以上は25%が認知症である。認知症にならなければ、日本人の半分は癌になる。毎日、不健康な生活になるように改悪し続けると、癌になる要素が少しづつ(0.1%)蓄えられて、定年後に許容値を超えて癌になるのだ。

 この世では、最高の事しか起こらない。癌や認知症になる要素を長年蓄える改善(改悪)を積み重ねるから、最高の結果として病気になる。毎日の積み重ねの賜物(?)である。

 

トヨタの成功

 トヨタは日々、執拗な反省と継続的な改善を積み重ねて、世界一の自動車メーカになった。ある日突然に日本一になったのではない。トヨタ生産方式を泥縄式に導入しても、他社は容易に追いつけない。企業文化の勝利である。

 日産はトップの社内派閥争いに暮れて、改善が疎かになった。ゴーンが来て、倒産することは免れた。しかしその間に、内緒で骨までしゃぶられた。

 トヨタの30年前の売上は8兆円、現在は30兆円である。

 日産の30年前の売上は5.8兆円(1993)、現在はやっと10.6兆円である。,

 

大垣市・小川敏の失敗

 小川敏は大垣市で無為無策の無能行政を18年間も継続したので、毎年0.1%づつ大垣の公示地価が下がり続け、18年後に大垣の地価が49%の価値に暴落した。地価はその都市の市長の通信簿である。それは小川敏の無能さの証明である。今更、その挽回は不可能である。

 成長している都市、企業、人は活気と智慧がその後ろ姿から垣間見える。それに対して没落している都市や企業、人は活気がなく寂れた雰囲気を出している。

 常識で考えて、向上心のある市長なら、都市を没落させることになる非常識な行事はやらないものだ。例えば、ギネス水饅頭の共食い大会、100執念で、100個の行事を無理やり捏造して市民税を浪費する市制100周年記念行事、大垣の衰退の原因となっている元気ハツラツ市行事の暴走遂行である。身分不相応の豪華な新市庁舎の建設である。そして市民税を使った行事の使途用途が、会計報告マル秘扱いとなる条令を定めるなんて狂気の沙汰である。

 自分が東大を出て頭がいいと己惚れて、回りがバカに見えるから、トヨタのように実直で執拗な反省をするはずがなく、改善などするわけがない。だから経営の基本のPDCAさえ回せない。経営者失格である。小川敏に支配された大垣市が没落して当然である。

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日産・ゴーンの失敗

 日産の場合も同じである。フランスのエリート校を出たゴーンは、日本人を馬鹿にして、自分のやる改革案が最高だと思い実行した。ゴーンが実施した「コストカッター」は、単なる資産の切り売りであった。余分な資産を売れば現金が入り、足手まといな系列を切れば業績が、回復して当然である。

 トヨタでは、業績の悪い系列会社を切るのではなく、トヨタ生産管理部がその会社に乗り来んでトヨタ生産方式の改善の指導をして、儲かる企業に変身させる。トヨタと系列会社は一心同体なのだ。ゴーンは、安易な目先の改革案に溺れて、日産を洗脳教育した。ゴーンは日産の教祖になった。だから誰もゴーンに何も言えなかった。だから頭いいと己惚れていたゴーンは実直な改善など見向きもしなかった。彼はトヨタの改善活動を、東京から遠いド田舎の豊田市の貧乏根性がなせる業だと思っていたのだろう。小川敏はゴーンと同じ轍を歩んでいる。

 

2019-12-17 久志能幾研究所通信 1427  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月17日 (火)

四時の序、功を成したものは去る

 これは『十八史略』にある言葉で、「四時」とは春夏秋冬の事である。春は春の役割を果たし、夏につなげていく。夏も秋も冬も同じである。各時がその役割を全力で果して、次の季節につなげていく。

 人間も同じである。今の時代を、今求められる役割を果して、次の世代につなげていく。そして彼岸に去っていく。今まで、人間が生きてきた自然の摂理である。人間だけでなく自然界の摂理である。

 前の世代の人たちの頑張りがあったから、今の日本がある。我々はそれを次世代につなげていく責務がある。今を生きる我々は、前の世代から受け継いだ資源を最大に活用して、次の世代につなげないといけない。

 

なぜそんなに頑張るのか?

 故河村義子先生が、大垣の音楽活動の普及で皆さんのために異常に頑張っているので、「どうしてそんなに頑張っておられるのですか?」と問うたら、「つなげたいから」がその返事であった。後から考えると、自己の死期を悟って、全力で今の活動をつなげたいとの河村義子先生の想いの叫びであった。

 私は義子先生と自分の活動を比較して、自分は何を受け継ぎ、何を後世に伝えるか、真剣に考えている。

 

小川敏の役割

 小川敏は、大垣の行政の歴史で何を受け継ぎ、何を伝えるのか。大垣の歴史を破壊し、経済を破壊して、教育を破壊して、長期政権という虚名だけを残したのではないか。小川敏は、大垣を没落させた罪人である。この時代のやるべき役割を放棄した罪人である。

 

小川敏は悪人

 小川敏は悪人である。仏教の経典での教えは、「悪人」とは悪いことをした人のことではない。人のためにやるべきことをやらなかった人間の事である。責任者として、その世代にやるべきことをやらなかった人間である。

 

2019-12-16 久志能幾研究所通信 1426  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月16日 (月)

狂った日本外交、狂った大垣行政

 毎日、家の周りを刃物を持ったゴロツキが来て、家の中を覗き、隙あらば盗もうと、うろうろしている。その都度、住民は怖ろしくなり町内自衛団に連絡して家を守ってもらっている。そのように例えられる事件が、中国軍による尖閣諸島、沖縄への領空、領海侵犯である。

 航空自衛隊F15イーグル戦闘機がスクランブル発進をすると、ジェット燃料代だけで、一回一千万円である。昨年は領空侵犯に対して、過去最高で999回のスクランブル発進があった。約100億円の税金が無駄に消えた。

 今年の中国公船の尖閣列島接続水域への航行は1,000隻超え、領海侵入は114隻である(日本経済新聞 2019年12月13日)。その度、海上自衛隊艦が投入される。船舶のガソリン代と自衛官の人件費を投じて自衛活動をしている。一体いくらの税金が消えているのだ?

 

何故国賓に?

 なぜそんな行為を繰り返す中国の親分を国賓として招かねばならないのか。それも税金である。何故、日本国の安全を脅かす国を優遇するのか。安倍首相は外交的に狂っている。その国賓にするように働きかけをしたのは経産省である。経産省は中国に媚びを売って、国を売っている。売国奴である。裏で利権が動いているようだ。

 増税すれば景気が悪くなるのが自明なのに、増税する財務省の役人は狂っている。過去3回の増税時、全て景気が悪化して、税収が減っている。それが分かって増税だから、よほど役人には美味しい利権があるのだろう。これも役人の天下り先の利権が絡んでいるようだ。これでは日本の経済は復活しない。

 

洗脳教育

 この国家の危機存亡の時、中国に裏で通じている野党は、話題を逸らすため「サクラを見る会」の追及で忙しい。野党(中国)は、日本の国会で憲法改正や中国問題のまともな議論をしてもらっては困るのだ。「サクラを見る会」で一人当たり5千円程の社交界の行事で、今のように大騒ぎする話しではない。それよりも国家として、もって議論すべき、報道すべき大事なことがある。マスコミも中国寄りが大多数で、中国のためにフェイクニュースを流すのに忙しい。我々は何が正しいか、自分で考えねばならぬ。そうしないと国が亡ぶ。

 無能で利権に飢えた官僚の経済政策で、失われた20年が過ぎた。我々は真の政治家を選んでいなかったのだ。

 

戦前の洗脳教育

 戦前は、国民が朝日新聞等に洗脳されて、「満州こそ新天地だ、日本の生命線だ」と唆されて、中国との泥沼の戦争に巻き込まれてしまった。挙句に太平洋戦争にまで追いやられてしまった。我々はその轍を二度と踏んではならぬ。

 現在でも、日本のマスコミは、中国のチベット、ウイグル族の虐待問題をほとんど報道しない。米国では盛んに報道されていることを、日本のマスコミが報道しないのは、フェイクニュースと同じである。それから目を逸らすため、紙面や番組を「サクラを見る会」の報道で埋めている。詐欺まがいの報道である。

 

小川敏の狂った行政

・元気ハツラツ市行事

 元気ハツラツ市で、大垣市外の業者を出店者として招けば、その分の大垣駅前商店街の売り上げは減る。市外の業者だけは儲かる。大垣駅前を「元気ハツラツ市」で全面通行止めにすれば、駅前通りの路地に車が入れられないので、地元の商店には営業妨害である。大垣経済に打撃があるのが明白なのに、市長の小川敏は、売名行為として元気ハツラツ市の開催を10年近くも止めない。

 元気ハツラツ市が開催されれば、小川敏は当日、その他市出店者に挨拶回りを欠かさない。しかし地元の店には顔など決して出さないし、故意に避けているようだ。小川敏は、地元の商店街の営業妨害をして、大きな顔をしている。小川敏はどこの市長なのか。その結果、この10年間も元気ハツラツ市を開催し続けて、結果として大垣駅前商店街の80%の店がシャッターを下ろした。大垣の地価は小川敏が市長になって、下落を続け51%も暴落した。その間、一度も上昇しなかった。他市はリニア景気で上昇しているのだ。小川敏は大垣市の疫病神である。市民は大損害である。

 今まで元気ハツラツ市の事業に市民税を1億円近く投入してこの有様である。その会計報告さえない。不正が疑われても仕方あるまい。

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 他市からの出店への挨拶回りで忙しい小川敏。地元のお店は無視である。

 2018‎年‎8‎月‎5‎日、‏‎10:43:

 

・大垣市中心市街地活性化計画

 2年前に立ち上げた「大垣市中心市街地活性化計画」は大失敗であった。この計画を実施したら、更に中心市街地が寂れてしまった。小川敏は、大垣市民税を使って、他市の業者に便宜を図っている。まるで中国のドンを国賓に招くと同じ行為である。

 

市長の仕事

 市長として一番大事な仕事は、大垣市民にとって何が問題かを見極め、それを明確化することなのだ。問題点が明確になれば、解決は有能な部下に任せればよい。市長がしゃしゃり出て解決することは不要である。しかし小川敏は無能なので、その問題点が見えず、自らしゃしゃり出て、誤魔化しの対処策だけですませているから、大垣は衰退した。小川敏には問題点の真因を探す能力がないのだ。またそれにかこつけて人気取りだけのイベントに終始している。ギネス水饅頭を食べて痴呆的な行政を演じている。50年前の知識では、現代行政は対応できない。小川敏は智慧がないのだ。

 小川敏が18年かけても実現できなかった大垣の再生は、あといくら頑張っても絶対に実現しない。小川敏は大垣を18年間かけて衰退させたのだ。地価はその都市の経済実力である。それが半値に暴落した。その間の功績は、大垣市役所職員の給与を、岐阜市を上回り県下一の高さにしたこと。しかしその働きは最低である。その財源を子供たちへの教育費を県下最低レベルに下げて確保したことである。大垣の文化芸術レベルも暴落した。だから大垣は衰退した。大垣史に残る罪である。

 

2019-12-15 久志能幾研究所通信 1425  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月14日 (土)

講演会品質とカメラマン人格

 2019年12月10日、プレジデント社開催のネッツトヨタ南国の横田英毅相談役の経営塾に参加した。そこでの問題は、その経営塾の講義の間、専属のカメラマンがビデオと写真を撮影して、一眼レフCANON 5DⅣのシャッター音がうるさかったことである。ミラーレスカメラが出現する前までは、一眼レフのカシャカシャというシャッター音は仕方がないと諦めていた。

 講演会や経営塾の講義内容を商品として売るなら、一眼レフカメラのシャッター音のない静寂な講演会にして欲しい。講師の話に没頭したいのだ。

 

無音カメラを愛用

 私は2年前から、演奏会用にミラーレスカメラSony α9の無音カメラを愛用して、演奏会では周りに迷惑をかけないように無音で撮影している。場所も演奏会ホールの一番後ろで、望遠レンズを使って撮影である。また演奏中はその席から動かない。動けば音楽演奏に集中している聴衆に迷惑である。

 それと比較して、雑誌社主催の講演会での一眼レフのシャッター音が気になった。雑誌社のカメラマンが、まるでそのシャッター音に無神経なのだ。主催者も無神経である。カメラマンは講演内容など気にしていないのだろう。それでは撮影する画像の品質も悪かろと推察してしまう。

 そのカメラマンは、70~200mm望遠レンズを装備して撮影しているのだから、講師の遠くから撮影すれば良い。それを聴衆の前に出てきて撮影するので、目障りで不愉快である。カメラマンの音と動きが暴力である。「講演会」という商品を破壊している。

 

他社の例

 これは致知出版社の講演会でも同じである。素人と思われるカメラマン(女性社員や若手一般社員)が真剣に聞いている聴衆の前にきて、一眼レフのデカいシャッター音をマシンガンのように平気で立てて撮影している。数多くシャッターを切れば、その分、仕事をしているように思うのか、撮影する写真枚数も多すぎる。雑誌に掲載される公演中の写真は1、2枚のみである。要はド素人の撮影者なのだ。この件は、致知出版社の主催者の幹部に苦言しても、少しも改善されない。カメラマンが変われば、元の木阿弥であった。

 問題は、カメラマンの横で話を聞いている聴衆にとって耳障りであること。後でその出版社から発売された講演CDを聞くと、そのパシャパシャというシャッター音が録音されている。それを聞くたびにその講演のか所でシャッター音の雑音を聞かされることだ。一度気になると、その録音の話の途中で、ますます気になる。

 

大垣市の例

 11月9日に大垣市で開催された歴史講座「明智光秀の生誕地」でも、大垣市役所の専属カメラマンが静かな講演会会場で一眼レフの大きなシャッター音を立てて撮影していた。それが私の真横でパシャパシャなので、余計に気になった。それで大垣市の文化レベルが分かってしまう。大垣市は文化には金をケチるのだ。大垣市は、痴呆的行事には億単位の金を散財するが、文化への設備投資にはビタ一文出さない。

P1130367s 大垣市歴史講座「明智光秀の生誕地」 2019年11月9日

 

 つい最近、河村義子先生の演奏会で、中日新聞社のカメラマンが私の横で一眼レフの大きな音を立てて撮影していた。私は無音のミラーレスカメラであった。それで中日新聞社の文化レベルが露見してしまった。

 テレビ報道でも、記者会見の撮影現場では、一眼レフのシャッター音がすさまじい。それが当たり前と思うことが異常である。世は無音シャッターのカメラが主流になりつつある。講演会主催者は世の技術の動向を見て欲しい。

 

全員が経営者

 自分はカメラマンで撮影するだけ、自分は講演会を運営するだけ、自分は客を集めるだけと、全体の講演会を「経営する」という視点が主催者にないから、品質の悪い商品(講演会・経営塾)が出来上がる。それは部分最適の経営をしているのだ。講師は満点、カメラマンも満点、司会者も満点、客集めも満点。しかし全体評価はイマイチとなる。だから客に感動を与える商品を提供できないのだ。それでは他社の猿真似の商品になってしまう。日本の経営が行き詰まってているのは、経営者が部分最適を追い求めすぎ、顧客のことと全体最適を考えていないからだ。結果として部分最適に特化した欧米に負ける経営となっている。欧米の価値観は金儲け至上主義、部分最適主義である。

  

ネッツトヨタ南国の経営

 ネッツトヨタ南国では、全員が経営者の意識で、お客様が何を望んでいるかを、社員全員に考えさせて客に感動を売る経営をしている。私はその経営に興味があり、今回、横田さんの講演会を知り、東京に聴きに行った。

 

2019-12-14 久志能幾研究所通信 1424  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月11日 (水)

食べるものがない

 急に小腹がすいて、何か無性に食べたいと近くのコンビニに足を向けた。ところが買うものがないのだ。菓子パンを手に取り、裏を見ると、フランスパンもクロワッサンもワッフルも小粋なパンも総て「ショートニング、マーガリン、植物油」が入ったものばかりであった。プリンでもと手に取っても、植物油が入っていて諦めた。私は、植物油の入った食品はドクターストップで食べない。それに私はショートニング、マーガリンの入った食品は、絶対に食べない。

 アラレか煎餅でもと探しても、価格が100円の商品しかなく、価格的に信用が置けなく、日本製ではないようで、何か恐ろしくなり手が出せなかった。本来、アラレや煎餅は油を使って焼くので、原則的に、私はドクターストップで食べない。小腹がすいて、あえて毒でも食らえと思ったが、100円という値段を見て諦めた。安いものにはワケがある。

 ナッツ類も食べたいが、これはドクターストップで私は食べない。食べたいのだが、我慢が辛い。ナッツ類は脂分が多いので禁止である。

 コンビニのおにぎりも、コンビニ弁当も、添加物・防腐剤が怖しくて、買う気になれず、諦めた。

 結局、昔ながらの和菓子のお饅頭を買ってすませた。和菓子も砂糖の塊で毒であるが、たまになら、添加物も少なく、その毒の影響は少ないと判断した。

 

日本人の良心の劣化

 毎日、こんなものを食べていたら病気にもなるなと、コンビニの商品棚をみて納得した。日本人の2人に一人が癌になる時代である。コンビニに並んでいる食品も見ると、それが納得される。日本の食品企業は、金儲け至上主義で、健康に悪い要素を入れて平気で販売している。それで、良心の呵責を感じないようだ。日本人に癌が増えたのは、企業人の倫理観、道徳観の劣化も大きな原因だと思う。消費者の健康を害することなど無頓着で、金儲けをしたい企業人が増えたのだ。

企業の問題対処

 企業は金儲けの為なら、添加物も油もショートニングもマーガリンも平気で入れて販売する。売上、利益至上主義のためである。何時から日本人はこんなに浅ましい人種になったのか。そんな金儲けをして、働き甲斐、やりがいが生まれるのだろうか。仕事をする以上、世のためになる仕事をしたいもの。人の健康を害させてまでして金儲けをするなら、ベニスの商人のシャーロックである。日本人の道徳教育が間違ってきた証しである。

 

企業や組織の長は何のために存在するか

 安倍首相も小川敏大垣市長も、国民、市民のことなど知ったことではない政治をしている。政治家として倫理観が劣化している。消費税を上げれば、国民の経済が打撃を与えることが自明なのに、それを実行する愚さがある。大垣市民を苦しめる政策をするしかない小川敏である。

 

自己防衛

 国を亡ぼすのは国外の敵ではなく、身内の敵なのだ。コンビニに行って、その食品メーカの名をしっかり刻んで覚えておくことだ。消費税を上げた首相の名を刻むことだ。利己のために金遣いの荒い小川敏の名を刻むことだ。私はその食品メーカの製品は買わないようにしている。選挙で次回は投票しないことにしている。

 

2019-12-11 久志能幾研究所通信 1422  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

乞食と大垣市長は3日やれば、やめられない

 いくら小川敏が無能で無為無策でも、市長を20年間も勤めれば、5.5億円の報酬(報酬3億円+退職金2.5億円)が与えられる。大垣市長を長年やっても、その成果も問われず、大垣が没落しても、その責任も問われず、市長の座に居座れるので、辞める気になるわけがない。だから乞食と大垣市長は3日やれば、やめられない

 小川敏が無能政治で大垣を没落させて、市民の不動産財産を半減させても、市長職の報酬5.5億円である。それが許されるなら、此の世は末世である。

 50年前の学校のテストの成績がよかっただけで、東大に行った。しかし、状況証拠から、東大を卒業後、伊藤忠商事に入ったが、そこでは使い物にならず、会社を辞めざるを得なかったと推定せざるを得ない。それはこの18年間の市長としての言動と実績を見れば容易に推定できる。

 

市長就任の偶然

 それが前市長小倉満氏の急死という偶然の産物と、東大卒だからと大垣市長に選出された。しかし、その後の市長歴18年間の実績がこの低落である。伊藤忠商事を辞めたのにはワケがあった。日本の学校のテスト点数だけでその後の人生を評価するという価値観を変えないと、大垣市の没落が、日本の没落になってしまう。

 既に日本の成果だけを求める経済政策が、壁にぶち当たっている。この20年間の失われたデフレ時代である。日本の学生の学力は低下の一途である。科学技術は衰退の一途である。労働観、道徳、倫理観が下落の一途である。経済は停滞したままである。従来の日本の価値観を変えないと、日本の滅亡である。

 

大失敗の「大垣中心市街地活性化計画」

 寂れた駅前商店街を活性化させるため、この計画を実施しても衰退は止まらず、この2年間だけでも百貨店ヤナゲンは閉店するは、全体の20%の店がシャッターを下ろすはと、活性化計画は大失敗である。それに対して大垣市はその失敗に完黙である。小川敏にはPDCAという概念はないのだ。それでも市長職を続ける。これでは大垣市の没落も必然である。

 

大垣駅前商店街を衰退させた

 小川敏の無為無策の経済音痴の政策で、年率1%で大垣経済を衰退させ、大垣駅前商店街の8割はシャッターを下ろしてしまって、幽霊通りになっている。大垣市の商業に従事していた8000人が泣きて大垣市を去った。大垣駅前には、マンション、予備校が立ち並んでいる。駅前にマンションや予備校が立ち並ぶとは、その都市の没落の始まりの事象なのだ。

 大垣市の平均地価は、小川敏が市長になって18年間、連続で下落の一途であり、一度も上昇しなかった。こんな市はない。

 

新市庁舎建設の愚

 市長の座に居座れば、豪華な市庁舎を市民税で建てて、立派な市長室でふんぞり返らる特権がある。庶民は寂れた商店街の維持に四苦八苦である。だから大垣市の市民税は刈谷市等より10万円程も高い。それは小川敏に大垣市を発達させる智慧がなかったためである。小川敏には50年前の知識しかない。

 その大垣新市庁舎は、東京オリンピックで資材が高騰しているときに建てた。時期を少しずらせば125億円の建設費が数億円安くなったのに。小川敏は、どうせ市民の金だと思ってやりたい放題である。大垣新市庁舎は、岐阜市新市庁舎よりも5割も豪華である。

 その市庁舎建設を、小川敏は「大垣市中心市街地活性化」の目玉として位置付けた。それは正気の沙汰ではない。新市庁舎を観光地として人が集まるわけがない。それを平然と計画書に謳うのが異常である。

 

市制100周年記念行事

 大垣私製100執念記念行事で、3億5千万円を痴呆的行事に散財した。マル秘条令を作って、使途用途を公開しない。汚職の疑いがあっても追求できない。それが東大法学部を出た人間のやることである。

 この行事を実行した翌年も、大垣市の地価は下落である。3億5千万円が無駄金であったことが、公示価格で証明された。

 

市役所職員の給与は県下一

 大垣市役所の給与は県下一の高さである。岐阜市よりも高い。大垣市民の平均給与の2倍である。しかし大垣市職員の働きの程度は半分である。その財源を児童生徒たちの教育費を減らし、自分達に転用してしまった。だから大垣市の児童生徒の一人当たりの教育費は県下最低レベルである。小川敏は、大垣の未来も、子供の未来も食い物にした。

 その結果、大垣の小学校のエアコン設備率は、2.1%で県下最低である。岐阜県下の他市はエアコン設備率が100%である都市が大部分である。その穴埋めを、国に泣きついて補助金を貰う有様である。恥知らずである。

 

市長職への執着

 小川敏は、姑息な市長権限で、事前選挙活動を展開して、選挙が広報されたときは、大垣財界の賛同を取り付け、対立候補が出れないようにしてしまった。それで連続3期も市長選無投票に持ち込んでしまった。小川敏は、民意を問う投票の権利を奪ったのだ。

 小川敏は、20年弱の5期も市長職に居座るから、市の職員はヒラメ状態になっている。市の職員も家族もあり家庭がある。市長に逆らうわけにはいかない。20年近くも同じ市長が君臨すれば、人事が停滞する。腐敗するのは常識である。それで職員の人事が澱んでいる。

 

小川敏の価値観は何か

 今、日本の社会で求められる価値観は何か。小川敏は成果だけを求めて、プロセスは無視する政治である。小川敏は、数値だけを追い、人の心を虚しくする政治しかできない。それでいて、その数値も成果も達成できないので、無能である。小川敏は、50年前の成績だけで評価される日本教育界が生んだバケモンである。日本の教育を見直さねがならぬ。小川敏は、知識があって東大を出ても、智慧がない人間が政治をすると、大垣市が没落するという事例を示した。小川敏は悪い事例を提供した貢献者である。

 

小川敏が示した価値観

 学校の成績がよければよい。

  智慧がなくても良いという価値観。それで大垣は没落した。

 大垣の人口が増えればよい

  駅前にマンション建設。将来は貧民窟になる要素である。

  稼がない住民が増えて、市には負担ばかり増える。

 大垣市が大きくなればよいと市町村合併を推進

  過疎地を合併して、平均人口密度が半分になった。

  それで市民の税負担が増えた。

 市役所職員の給与が高ければよいと給与をあげた。

  金目当てで市の職員を目指す人間が増え、住民サービスが低落した。

 市の行事は派手なほうがよい。

  カネばかりかかる行事が氾濫して、税金の無駄遣いが増えた。

  会計報告はマル秘扱いになり、汚職が疑われる事業が増えた。

 子育て日本一を目指す掛け声だけが映えればよい。

  実質の子育ては、県下一の最低レベルになっている。

  小川敏は、口先だけの魔術師である。

 新市庁舎が大きければよい。

  岐阜市新市庁舎よりも5割も豪華な市庁舎を建てている。

 市長職の期限が長い方がよい。

  5期20年間の長期政権は腐敗の元である。

 私製100執念記念行事は多ければよい。

  金を多く使いたい。会計報告がないから、汚職が疑われる。

 市長はできるだけ行事に顔をだして、売名行為をしたほうがよい。

  それが次の選挙の事前活動になる。

  小川敏は、決まり切った挨拶をするだけだから、誰が挨拶をしても同じ。

 

 こんな価値観が蔓延すれば、大垣市だけでなく、日本が亡ぶ。小川敏は日本の衰退の象徴なのだ。日本の教育が生んだバケモノである。今、日本の未来が危ないのだ。

 

2019-12-10 久志能幾研究所通信 1421  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年12月 7日 (土)

組織の長の存在意味

 組織の長の存在目的は、その組織の顧客(市民・社員)の創造と維持のために働くことである。

 「経営の目的の正しい定義はただ一つ、顧客の創造と維持である。(ピーター・ドラッカー)

 日本創造学会の「創造」の定義は、「今あるモノの分解・再構築で新しい価値を生む出す」である。

 「発明」は天才が、今までにないものを生み出すこと。しかし凡人の我々は、発明は難しくても、智慧と熱意があれば創造はできる。

 高学歴だけで、知識だけあっても、智慧と熱意のない輩には創造はできない。

 大垣市長の任務は、今ある大垣の資産(人財、財、歴史、都市インフラ、文化、芸術、自然資産、伝統)を再構築して、現代の社会の変化・ニーズに合うように再設計、再構築して、大垣に新しい付加価値を生み出し、大垣の価値を上げ、発展させることである。

 

小川敏の罪

 小川敏は、過去の知識だけで智慧がないから、大垣に新しい付加価値を創造できなかった。この18年間、維持もできなかった。教科書に書いてあるようなお粗末な「大垣市活性化計画」を実行して、PDCAさえ回さないから、「大垣市中心市街地活性化計画」が大失敗して大垣が衰退した。大垣駅前商店街が消滅寸前になった。その間違った行政を18年間も続けるから、その価値を維持するどころか、大垣市は、価値が半分に暴落した。地価はその都市の付加価値を表す最適に指標である。他市はリニア景気で地価が上がっているのだ。岐阜県第二の都市の大垣市が、地価の高さで、県下2番目から5番目の地位に没落したのだ。小川敏の無能政治のためである。

 小川敏は、大垣市の付加価値を上げてくれる未来の人材の一人当たりの教育費を、県下最低レベルに落としてしまった。その資源を自分たちの給与に転用してしまった。大垣市役所の給与は岐阜市を差し置いて県下第一位である。

小川敏は芸術・文化活動に全く理解をせず、資金援助をしないので、大垣の文化活動は衰退してしまった。

 それでいて大垣の未来に何の貢献もしない私製100執念記念行事に3億5千万円も散財して、その会計報告もマル秘にしてしまった。50年前に「灯台方角部」を卒業したのがお笑いである。大学法学部で何を学んだのか。100周年機縁行事で市民税を大散財したのに、翌年の大垣市の地価は下がった。お笑いを通り越して、怒りである。

 小川敏がその職にあること自体が罪なのだ。小川敏が無能だから、大垣市民を不幸に落としているからだ。大垣に新しい付加価値を生めなかったからだ。その維持もでなかったからだ。

 

自分人生有限会社の社長として

 己は「自分人生」の会社の社長として、「自分人生有限会社」に付加価値を上げる実績を残してきただろうか。小川敏を反面教師として自省したい。

 会社では企業戦士として、エリートコースを歩いてきた人に限って、会社の仕事から離れて、第二の人生を歩み始めたら、魂の抜け殻のような老後を送る人が多い。定年後にやることが自分で考えられないのだ。そういう人が、真っ先に認知症になる。

 現代日本では65歳以上の人の15%が認知症である。警察署長や校長先生等が一番認知症になりやすいという。気ばかり使って、頭を使ってこなかったためである。

 

窓際族

 会社時代の管理職として得た智慧は、「辞めさせたい人には、仕事を与えないと、勝手に辞めていく」である。要は対象者を窓際族にすればよいのだ。仕事をどんどん与えると、逆に辞めない。これが会社人事の原則である。

 人生有限会社も同じである。人生でやることが無くなると、此の世ではお呼びでなくなるので、認知症になり、脳死となる。その人は人間社会を辞めるのだ。

 

無職の仕事士と人生窓際族

 私は現在、無職の立場で忙しい。サラリーマン時代は有職であり、会社から金を貰って指示された仕事を期限までにこなせば、後は暇である。しかし、今は無職で、死ぬまでにやりたいことが山済みであるので、やればやるほど、忙しさが増えてしまう。ご先祖から受け継いだ「自分人生有限会社」の付加価値を生み出す仕事が山積みである。そこに、今までの経験と培った智慧の使い道がある。おちおち死んでなんかいられない。出版もせねばならぬ。最近、「大人の玩具」を買ったので、ますます忙しくなった。

 

死というチャンス

 何を人生で残すかを考えると、死というチャンスも楽しくなる。このチャンスは人生で一度だけである。私は他人様よりも有意義なものを世間に残し、有意義な死としたいと頑張っている(?)。「おだ仏教」の社長は己である。己の決断が総てである。長の仕事は決断である。93歳の馬場恵峰先生が、後世に残す作品作りに忙しいのを見ていると、元気になる。師は弟子に命を与える。

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 文責は著者、書は馬場恵峰先生

 

2019-12-07 久志能幾研究所通信 1418  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年12月 1日 (日)

狂った医療、狂った行政、狂った社会

 40年ほど前の私が若い時代は、少なくとも若い人で、ガンで亡くなる人は皆無であった。年長者でもガンで亡くなる人は少なかった。それが40年後の現在、日本人の2人に一人が癌に罹る。3人に一人が癌で死ぬ。

 40年前は日本の医療費は10兆円であった。それが今では42兆円である。医療費が4倍に増えて、癌患者も4倍に増えた。日本の税収は60兆円なので、例えれば、年収600万円の人が、医療費に420万円を使うようなものだ。

 世の中から癌がなくなれば、良い社会になるはずだが、現実はそれでは、病院も医療関係者も製薬会社も困ってしまう。だから癌は増える一方(増やす一方?)である。欧米ではガン死亡者が減っているのに日本だけは増加である。何かが狂っている。

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 なぜ、アメリカは1994年以降にガン死亡率が減る傾向になり、日本は、どんどんガン死亡率が増える傾向なのか?

 

食品関係の闇

 癌患者が減らないように、食品関係会社は、欧米では禁止された食品添加物・保存料を数10倍も多く入れた食品を販売するのに熱心である。癌の大好物の糖分と製糖した小麦粉で作った菓子を販売のCMが規制なしである。食品企業は金儲け驀進中である。消費者が病気になっても知ったことではないのだ。欧米では禁止されているショートニングが、日本ではふんだんに菓子類に使われている。これが癌、認知症等の病気の原因だと推定されている。

 政府はその添加物・保存料使用の規制をしない。官僚が、己の天下り先を刺激したくないとしか思えない。

 

小川敏の狂気

 大垣市では、市長の小川敏が、街おこしで大垣スィーツグランプリを選定して、大垣市民には健康に良くいなく、ガンや認知症の遠因となるショートニングやマーガリンが使われた菓子にグランプリを与えている。欧米ではショートニングやマーガリンは健康に害があるとして規制されている。それに賞を与えるのは、市長自身が認知症になったとしか思えない。大垣市長による大垣市民の命の軽視である。

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 元気ハツラツ市で大垣スィーツグランプリの表彰式 2018年3月4日

 入賞作品は、ショートニング、マーガリンが使われている。

 責任者の大垣市長には、やったことは当然として、やらなかったこと(規制しなかった)にも責任が問われる。

 

タバコの闇

 タバコが癌の原因であることが明白なのに、JTはたばこ販売をやめない。政府も規制が生ぬるい。

 

高血圧治療の闇

 医師は血圧を下げる薬は出すが、その真因を治す指導はしない。高血圧が治っては、製薬会社も医療機関も困るのだ。降圧剤の作用で、体内の毛細血管の末端まで血が回らなくなるので、免疫酵素や抗がん作用の栄養素も細胞の末端まで回らず、結果として癌や認知症になるようだ。

 

科学の闇

 科学とは、物事を細分して、さらに細分化をして、真理を究明する手法である。しかし今それが細分化し過ぎている。顕微鏡で見すぎて、全体像が目に入らなくなっているようだ。癌は治りました、患者は死にました、という時代なのだ。

 外科医は癌の手術はするが、それを防ぐ食生活の指導は(儲からないので)しない。現代医学は、細分化され、手術だけをする人、化学療法で抗がん剤だけを処置するだけの人、検査をだけをする人と、お互いが分業化され、全体像を統括してくれる人がいない。抗がん剤で、癌はやっつけたが、抗がん剤の影響で正常細胞まで痛めつけられ、免疫力低下で肺炎等を起こして死ぬ人が9割である。癌は癌自体では死なない病気なのだ。

 

製薬会社の闇

 製薬会社も癌を攻撃する薬は開発するが、癌にならない食生活の追及はしない。薬は基本的に毒である。しかしガン治療薬は儲かるので、製薬会社も開発を止められない。患者が正しい食事療法をされて、ガンに罹る人が減っては、製薬会社も左前になる。

 日本の医療機関は、癌を治す医療には多大な金を投じるが、それにならない生活指導には金を使わない。まるで火事を消す高性能・高価格の消防車ばかりに金をかけて整備しているようだ。まず火事にならない対策には、(儲からないのだ)無関心である。

 

作られた癌患者

 美白ブームで、紫外線が長く悪者になっていた。しかし、その紫外線こそが体内にビタミンDを作る大事な機能がある。それが長い間、間違った神話で阻害されて、日光浴が忌み嫌われてきた。人はビタミンDの欠乏で、癌の発生率が1.7倍になるという。

 日本人で、皮膚がんで亡くなられた人は、全体の癌患者の0.4%に過ぎない。命に係わる皮膚がんの原因は、紫外線とは無関係である。紫外線予防キャンペーンは、化粧品会社の陰謀である。紫外線を忌み嫌ったために、日光を浴びることが少なくなり、ビタミンDが体内で作られなくなり、ガン予防の免疫力が低下して、癌患者が増えたと推定される。

 1990年から始まった「紫外線予防キャンペーン」の始まりと時を同じくして、日本女性の乳がん患者の死亡者数が急増している。

 (南雲吉則著『病気が逃げていく! 紫外線のすごい力』(主婦の友社 1300円 2019年12月20日発行)にその実態が詳しい)

 

中国の昔話

 昔、晋の国に居酒屋を営む店主がいた。その店になじみの客がよく来ていたが、客がその店の台所が、火事になる恐れがある危険性に気づき、店主に注意を喚起した。しかし店主は忙しさにかまけて「分かった、分かった」と言って、まともに取り合わなかった。

 しかしその後、本当に火事が起こり、それに気が付いた客たちが大慌てで消し止めたので、大事には至らなかった。店主は、火事を消してくれた客たちに、お礼として馳走をして振舞った。しかし最初に火事の危険性を注意してくれた客人には、礼一つ言わなかった。それは日本のガン治療の現状に重ねると、昔の酒屋の店主を笑えない。

 

予防医学

 危機管理では、火事を起こさないように指摘をしてくれる人が、一番偉いのだ。癌でも、手術をして治してくれる医師よりも、癌にならない食事指導をしてくれる医師が一番偉いのだ。今は、その予防医学の医師は冷遇されている。日本の癌が増える一方の大きな原因である。

 私は今、そのガン再発予防のため、ナグモクリニック名古屋に通って南雲吉則先生より食事指導を受けている。

 私の高血圧は、久留米市の真島消化器クリニックで、真島院長からの食事療法の指導を受けて高血圧を治した。

 

2019-12-01 久志能幾研究所通信 1413  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年11月28日 (木)

狂った世相、その真因と対策

 狂った食事が癌を誘発するように、狂った精神教育が、狂った人間を生み、それが狂った世相を生み出す。1960年頃、私が小学生の頃、下記の事件や世相はなかった。これは日本の戦後の精神教育が狂っているためだと私は思う。

 

真因

 全ての事象は、拝金主義、利己主義、グローバル経済主義が蔓延したためではないか。ホリエモンのように、全ては金で換算できるという人間が世に蔓延してきたためではないか。かれは株式分割という違法手法で金を儲け、それで失敗した投資家が自殺までしている。ホリエモンはそれに罪悪感を覚えていない。

 昔の精神教育が充実した日本を破壊する教育が戦後、蔓延した。太平洋戦争で、特攻、玉砕、徹底抗戦等で日本の恐ろしさを痛感した米国による日本精神破壊工作だと私は思う。アメリカも昔は豊かであったが、現代は精神が荒廃して自己中毒症に罹り、1%の富裕層が、99%の富を独占する格差社会に落ちぶれてしまった。その波が日本に押し寄せている。

 欧米の価値観に侵されて、日本人の持つ精神構造が、動物の脳に支配され争いしか起こさなくなった。「爬虫類の脳」が「足る知る」を忘れ、欲望のまま暴走し始めたのだ。DNAに刻まれた日本人の尊い精神構造を取り戻さないと、日本人は滅びる。

 

対策

 その対策で、日本には「修身」教育の復活が必要だと思う。見えない敵からの精神破壊工作を防ぐのが目覚めた人間の義務である。その抵抗をしないと日本は滅びる。私はその警鐘をこのブログで鳴らしている。その身近な危機が、小川敏の大垣市政である。このままでは大垣は滅びる。

 

狂った世相

 死刑になりたいから誰でもいいと無差別殺人事件が氾濫。

 親による子殺し

 子による親殺し

 若者による友人の残虐殺人

 2人に一人の癌患者(昔は癌は珍しかった)

 60歳以上は2割の認知症患者(昔は認知症は聞かなかった)

 1%の富裕層が、99%の富を独占。格差社会の実現

 ゲームに没頭する若者

 ゲーム作成者になることが、将来の若者の夢?

 引きこもり中年の増加

 パワハラの増加

 鬱病の増加

 スマホにかじりつく若者

 高学歴である高級官僚の汚職

 狂った野党、それを指示する狂ったサヨク国民

 狂ったマスコミ

 狂った食物をCMで垂れ流すテレビ

 食べ物を粗末にする番組の氾濫

 大食い大会を推奨するテレビ番組

 電車の中で本を読む人が激減。スマホばかり。

 隣国が狂って日本の安全保障が危機に瀕しているのに、それを報道せず、それから目を逸らすように愚劣な事件を大きく報道する日本のマスコミ。

 増税すれば、景気が悪くなるのが自明なのに増税に血道を上げる財務省。その理由は天下り先の確保である。そんなレベルの人間が高級官僚になり、堕ちてしまった。

 円安を喜ぶ経済官僚がのさばるようになった。円安とは日本が貧乏になること。経済が分からない人間が、経済を支配している。

 移民を入れれば、欧州のように将来、混乱が起きるのが必然なのに、保身のため移民を推し進める高級官僚。

 日本は世界屈指のやる気後進国に落ちぶれた。日本には熱意ある人が6%%しかいない。それは米国の5分の一以下。やる気のない社員は70%の割合で跋扈する。

 真面目に働くのが悪であるかのような教育体制、社会体制。

 休め、休めの大合唱。

 上司の叱咤激励をパワハラとして訴える社員の氾濫。

 働く目的を、「楽しい生活」に求める若者。

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馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊より

 2019-11-28 久志能幾研究所通信 No.1410  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。