2019年10月 5日 (土)

大垣市の悲惨な末路、25年後「兵どもが 夢の跡」

2010年当時の回想

 毎日、私が大垣の「ミニ奥の細道」を歩いていると、サラリーマン時代に仕事の上でビジネス戦争を交わした仲間のことが思い出される。そんな思い出が、東北の地で詠んだ芭蕉の句と重なりあう。

「夏草や 兵どもが 夢の跡」(岩手県平泉町)、

「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」(山形県・立石寺)

Photo   大垣「四季の路」

 そんな仕事上でのチャンバラも今は昔である。蝉が地上に出て、騒々しい鳴き声を響かせるのもせいぜい1週間である。長い人生を思えば人間の絶頂期の数年は、蝉が鳴く期間と同じであろう。どんなに騒々しく働き栄達を極めても、10年もたてば会社から消える。一緒に一時期を戦い、ゴマすり戦争に敗れ飛ばされ、過労死や病魔に襲われ亡くなったビジネス戦士を思うと、哀愁を感じる。芭蕉も戦国時代に思いをはせ、上記の俳句を詠ったのであろう。自分はよくぞ無事に還暦を迎えられたと神仏に感謝したい。

 

会社の末路

 その帰属した会社さえグローバル競争時代を迎え、同じグループ会社と合併を余儀なくされ消滅した。グローバル競争時代にあっては、年商5千億円の自動車部品メーカは、中小零細企業なのだ。それでは生き延びられないと親会社からの指示で戦略的合併をさせられた。うたい文句は対等合併であったが、実質的に吸収合併で、吸収された方は、悲哀を味わうことになった。会社の寿命も60年である。いくら花形産業としてもてはやされても、それは10年も続かない。いつかは衰退産業となり消えるのが運命だ。諸行無常である。会社生活の38年間、私は何と闘っていたのか、歩きながら考えている。

 人生は旅であると芭蕉は詠う「旅に病んで 夢は枯野を駆け巡る」。それが実感として伝わってくる。

 

四半世紀後(2045年)の回想

 100年弱の人間の歴史は、大垣市の長い歴史にとってはごく一瞬である。私が25年前(2019年)当時、真摯に大垣市政への批判・改善提案をしたことは懐かしい思い出である。これは、2001年に小川敏氏が市長に就任してから、約半世紀後の大垣市の姿である。その悲惨な状況が見えてくる。

 その当時の小川敏市長も理に合わない働きかたで、倒れてしまった。大垣市長職は、激務で無理な働き方であった。無理とは「理」がないのだ。松下幸之助翁は宇宙根源の「理」にあった経営をすべしと教えた。

 市長の死因は、功名心に溢れすぎた性格の為、無意味な行事に出すぎで、出しゃばり過ぎ、肥満と美食による高脂肪体質、高血圧からくる病気であったようだ。当時の大垣市長の外見を見れば、誰でもそう診断するだろう。市長が「仕事」をしていれば、まだ救いがあったが、彼は単なる「作業」しかしていなかった。彼は付加価値の生まない作業ばかりしていた。それの精神的負荷も大きかったのだろう。

 大垣市長の職は激務である。歴代の市長は全員現役で死んでいる。その職を長期間務めるのは自殺行為であった。各種の行事への顔出しと挨拶で、休日もないので、体を休めるときがない。

 

市長の役目

 私が大垣市長なら、そんな形式的で付加価値を生まない時間は、副市長に任せて、自分は25年後、50年後の大垣市のビジョンを考え、その実現への種まきに時間を使う。当時の小川敏市長の愚かさが、四半世紀経ってますます明らかになった。当時の小川敏市長は、知識が中途半端で、智慧は全くなかった。口先だけは達者であった。市民はそれに騙された。

 

当時の小川敏市長の愚策

 当時の小川敏市長は、御用新聞の痴呆新聞社を巻き込んで、毎日のように、「私はこんなにやっています」と新聞紙面に顔を出していた。ピエロのような活動ぶりの宣伝が、他人事ながら、懐かしい笑い話の思い出である。その仕事をもっと減らせば、もっと長生きできたのにと思う。

 

ITにのめり込んだ小川敏市長

 その昔(2019年9月)、大垣市民病院で新しく導入した会計システムのトラブルがあり、会計業務が止り、市民病院待合室がJR事故で駅構内が大混雑するが如き状態になった。IT化に頼り過ぎて、逆に混乱の元を作ったのだ。トラブル時に抜け道を作る智慧さえない業者にシステムを作らせたのが原因である。この事態から、その四半世紀後の怖しい姿が予想されていた。

 

大垣市役所の末路

 その昔(2019年)、当時の小川敏市長が電子化市役所と大見えを切ったシステムは、その保守管理が大変で、お金もかかり、毎年10%の保守費が重く大垣市財政にのしかかっている。何かあるとすぐ止まってしまう。それも10年も経てば、全て作り直しである。また膨大な費用が発生した。システムを導入する時は、そんなことを、当時の小川敏市長は口が裂けても言わなかった。

 そのシステムの利用に高齢化した大垣市住民は対応できず、市役所に来る老人に職員が一人一人対応しなくてならない。職員の工数が膨れ上がって、行政がマヒ寸前である。

 なにせ老人はスマホも何も使えない。なにせ僅か200円の証明書発行費用の徴収に訳の分からないシステムを使わないと、証明書がもらえない。25年経った今でも、ロボットに少し違った質問をすると、幼児並みの対応かできない。正常な大人なら対応できるが、認知症が20%も及ぶ老人には無理である。それに付け込んで、儲かっているのはIT業者だけという有様である。今も昔も行政と業者との癒着はなくならない。

 

人口減対策に無策

 大垣市の人口も、2045年には予想よりも多く3万人も減り、老人ばかりとなった。当時の小川敏市長は、それを食い止めるためと「大垣未来ビジョン」を高い金を投入して作成したが、総論の列挙だけで、その具体的な対策案は、何処にも記述がなかった。当時の小川敏市長は「言うだけの市長」であった。

 

子供への投資を削った都市の悲惨な末路

 当時の小川敏市長は「子育て日本一」を目指すと言いながら、実際はその資源を市役所職員の給与に振り向け、児童生徒の一人当たりの教育費は県下最低レベルに落とした。それを当時の小川敏市長は口が裂けても言わない。その咎が2045年の今、ボディブローのように効いてきた。その当時の責任者である小川敏市長も今はいない。そのツケを大垣市民が払っている。

 

大きすぎる大垣市新市庁舎

 当時の小川敏市長は「口先だけの魔術師」と言われていた。結果として、現在(2045年)大垣市の人口に対して大きすぎる市庁舎となっている。当時でも岐阜市より5割も贅沢な状況であった。現在(2045年)は、当時の小川敏市長の無為無策の無能政治の後遺症で、大垣市人口が激減し、産業が衰退して、地価が暴落し、税収が激減し、市庁舎の維持管理費が大変である。人口減、産業衰退の原因を当時の小川敏市長が作り出した。それが大垣市民の負担となっている。

 

駅前マンションの貧民窟化

 当時の小川敏市長が、人口増のために段取りした駅前マンションは、夢見た通りに林立した。しかし、マンションの住民の子供は成長して他市に行き、大垣市には老人ばかりが残り、医療費介護費が市の財政に重くのしかかる。駅前に商店街が消滅したので、その住民は買い物難民となっている。

 マンション住民は大垣市の自治会には入らず、意識は名古屋市民である。勝手なことばかり言って、大垣市の為にならない。マンション住民は、大垣の自治会に入っていないので、共同募金活動にも参加しない。

 老朽化したマンションを建て替えるにも、権利者が戸数分だけ存在して、マンションの建て替えは不可能で、駅前再開発の最大の障害となった。そのマンションは朽ちる一方である。大垣駅前が、老人が徘徊する幽霊ビル通りになっている。

 

IT負債

 今(2045年)の市長は、当時の小川敏市長が遺した負の遺産の処理で大変である。当時の小川敏市長が効率化の悪いITシステムばかり作って、大垣罪政の重荷である。元小倉満市長が作ったハコモノの維持管理は大変であるが、それ以上に、格好だけのIT化システムに金を投じた小川敏市長の負の遺産は、大垣市にとって時限爆弾となった。

 法学部を出たのに、法律を正しく守ることもまともに理解できない頭で、IT化を業者が言うがままに導入した咎である。「IT化に溺れた当時の小川敏市長を騙すのは、赤子の手をひねるようなもの」と当時のIT業者はあざ笑う。 

 

「大垣未来ビジョン」

 「大垣未来ビジョン」の実態は、当時の小川敏市長のように、見てくれだけの無為無策のビジョンであった。小川敏市長は口先だけで、一部だけを誇張して立派なことをぶち上げるが、実質的に虚言が多かった。それの一例が「子育て日本一を目指す」であった。実際は、県下最低レベルの教育への財源の振り向けであった。

 当時の小川敏市長時代の全ての期間、ずっと地価は下がり続けた。それが何よりの証拠である。地価は行政の通信簿である。神のごとき正しい市場の評価である。松下幸之助翁は、世間からの評価を「神の評価」と言った。過去の大垣市には、小川敏市長ほど成績の悪い市長は存在しなかった。東大卒だけが看板の化石のような政治家であった。

 2045年の大垣市は、駅前は老人だけの幽霊マンションビル、人通りのない大垣駅前商店街、老人ばかりの市街地、病院・介護施設ばかり繁盛している。人口は減少、地価は下落、産業も衰退である。こんな大垣市に誰がした?

 私は、上記のような状況にならないようにブログで問題提起、解決策の提案をしている。これは大垣市だけの問題ではない。大垣市以外の皆さんの都市でも同じ問題が存在する。もっと自分の地方都市に対して問題意識を持って欲しい。自分が市長ならどうするかを考えて欲しい。

Photo

 「大垣未来ビジョン」の表紙

 25年後の大垣市の姿がこんなわけがない。市民を馬鹿にしている。これで高いデザイン料を市民税から払っている。その業者との癒着さえ疑ってしまう。

Photo_2

 大垣市の人口予測

 人口減少は予測しているが、その対策はどこにも書いていない。絵にかいた餅である。

「大垣未来ビジョン」p4 より 

Dsc07123s  25年後の実現

 2019年10月6日12時05分のお昼時、その先の大垣駅前通りは元気ハツラツ市で数万人の人出である。しかしその直ぐ西側の通りで、大垣駅前に再開発計画で建設したマンション兼商業ビルやヤナゲン跡にできたマンション前は、人通りが全くない。25年後、このマンションの住民が老人になり、子供達が成人して大垣市から出ていくと、老人だけが徘徊する廃墟のような市内となる姿である。

 

2019-10-05   久志能幾研究所通信No.1358  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年10月 4日 (金)

成長のため脱皮する 脱皮なき大垣市DR体制

 成長の為には、間違った道、道具、方法、衣装に囚われるのも手である。成長して、間違ったことを気が付いたら、その道を変え、道具を捨て、方法を変え、衣装を脱ぎ捨てて脱皮をすればよい。人間は間違えて、脱皮の痛みを覚えないと真の道が見えない。

 

私の脱皮

 何回もダイエットに失敗して、逆に太り、スーツが着れなくなり新しいスーツに着替えるのが「脱皮」である。私も50年前の入社当時は、体重60キロ前後であったが、いつしか脱皮を繰り返し、80キロ近くまで太ってしまった。何度も脱皮をしてしまった。多くのスーツを捨てた。

 ダイエットを試みても、痛い目を合わないから、ダイエットが成功しない。私は今年、癌が見つかり、手術後、生活習慣を変えて、8か月間で体重が17キロ減り、腹囲が17センチ減った。服がだぶだぶになり、今回は正しい「脱皮」が出来た。それで50年前よりも体重が減ってしまった。痛みの伴う脱皮である。しかし、今までの間違った生活習慣を正しい方向に修正することが出来た。今までの悪い生活習慣を捨てることで、心身とも脱皮ができて健康になる基礎ができた。今は癌になったことを感謝している。

 

試行錯誤

 服を着てみて、自分に合わなければ、それを捨てればよいのだ。着て見ないとそれも分からない。問題は、合わない服をそのまま長く着て、それに気が付かないこと、捨てる勇気がないことである。人間だもの、間違って当たり前。その間違いを捨てる勇気を持たないから、人生で沈没する。

 

大垣市の没落原因

 頭の良いエリートと呼ばれる人(記憶力の良い人。記憶力だけのテストで良い点を取った人)は、減点主義の権現で、間違いをしないように、問題が起こらないようにと、物事を進めるから、事態が膠着状態に陥る。現在の日本経済停滞の原因である。間違いかもしれないが、やって見てダメなら変えればよいのだ。通称で頭の良い人はそれが出来ない。

 大垣市では、間違ったことが分かっても、それを変えると責任問題となるとして、もしくはメンツの問題で、間違ったことを何年も続けるから、大垣市が没落した。元気ハツラツ市の開催や都市再開発事業がその例である。

 

小川敏市政とトヨタの違い

トヨタの設計審査

 トヨタやトヨタグループで、開発やプロジェクトを行う場合に、小川敏市政とトヨタのやり方に大きな違いがある。それは設計審査(DR:デザインレビュー)というチェック機能が有るか無いかの差である。

 設計審査では、関係部署の責任者が忌憚のない意見を言い、それを設計や開発事項、プロジェクトの計画に反映させる。それを何回も回して製品に仕上げる。開発担当者として設計審査を受けると、参加者から言われ放題で神経がズタズタになる。私も開発責任者として、その修羅場の洗礼を何回も受けた。それでも製品になった後で、品質問題が出るよりはましである。下手をすると死亡事故にでもなれば、開発責任者は殺人罪も問われかねない。タカタのエアバッグ事件では、殺人罪が適用された。車両や車の部品における開発設計審査は、人の命に影響するので、それほどに真剣である。

 

小川敏市長の絶対君主体制

 小川敏市政では、トヨタにはあるチェック機能がない。市政の中で小川敏市長が18年間の絶対権力を握っているので、誰も小川市長の方針ややり方に反対できない。なにせ市長は人事権を握っているからだ。部下には生活がかかっている。18年間もその悪影響を市役所内に及ぼすと、当時40歳の中堅どころの職員でも、60歳に手が届くまで影響を受ける。若手も上役のそぶりを見て、その影響を受けて、市役所内で、モノが言えない状態に陥る。だれも大垣市役所内を良くしようとは思わなくなる。事なかれ主義が横行し、ヒラメ体質になる。だから長期政権は、必ず腐敗する。

 小川敏市長が管轄する都市再開発や街おこしプロジェクトでは、最初からうるさい関係者は除外して、その会議の場に呼ばず、関係ない人から形式的に意見だけ聞いて恰好をつけ、身内だけで物事を決めて遂行する。だから、元気ハツラツ市のように、やればやるほど大垣駅前商店街が衰退する始末となる。小川敏市長はメンツの為、その方式を変えようとはしない。小川敏市政の失敗は必然である。だから大垣市の没落は、必然であった。

 

タカタの絶対君主体制

 タカタの社長も、部下から開発したエアバックの問題点を指摘されていたが、それを無視した。それを指摘した部下を左遷させた。それ以来、誰も問題点を言えなくなった。

 タカタのエアバックは、米国で死亡事故を起こし、米国で殺人罪まで問われる事態となった。それでもタカタの高田社長は責任を感じなかった。タカタは2017年6月、負債総額1兆円を超えて製造業としては戦後最大の経営破綻をした。

 

大垣市の間違い

 大垣市民は、間違った市長を選んだから、大垣市が没落した。それは大垣市の長い歴史で、ささいな事項である。小川敏市長は、大垣市にとって間違った市長なのが分かったので、それを捨てて、正しい政策を実行する市長に変えればよいだけである。東大を出ただけの智慧なき市長では、ダメということが分かったのが、大垣市の知見となった。良い経験である。それが大垣市民の智慧となった。

 お天道様は何でも見ている。一時的には長期政権で栄華を極めても、必ず天罰があたる。天網恢恢疎にして漏らさず、である。私は、小川敏市長に、いつか「その日」が来るのを楽しみにしている。いつか、私の晩年に大垣市街を歩きながら下記の俳句を詠む日がくるだろう。

 夏草や 兵どもが 夢の跡 (芭蕉)

 

2019-10-04   久志能幾研究所通信No.1357  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年10月 3日 (木)

小川敏大垣市政、赤い羽根共同募金をつまみ食い?

 大垣市では、毎年、各家庭に半強制的に赤い羽根共同募金400円の寄付が割り当てられる。それは各自治体に割り当てられ、各自治体の班長さんが各家庭を回って集金する。班長さんが各家庭を集金に回ってこれば、世間体として出さないわけにはいかない。また多くの自治会では、最初から自治会費の中に組み込まれて、大垣市に納金される。自分の意思とは関係なしに寄付がされてしまう。それは強制的募金となり憲法違反であるという判例が2007年8月に大阪高裁で出されている。

 大垣市の寄付金総額は、400円×66,564世帯=26,618,400円である。

 

 この事例は大垣市だけでなく、全国の都市で行われていると思われる。皆さんは、募金の実態を知らなさすぎる。旦那はそんなことは奥さんに任せ切りである。奥さんは、自治会に任せていて関心がない。行政は、それを付け込んで闇に隠している。

 

上から視線

 行政からの募金依頼文書に、「募金目標金額 22,549,000円」とある。募金は善意の行為である。それを半強制募金で、集金目標値を掲示するなど不遜である。大垣市お役所の上から視線の頭が見え隠れする。

 岐阜県共同募金会大垣市会は、大垣市の外部団体である。市の職員と同じである。

 

添付ファイル 大垣市からの募金依頼書akaihane.jpgをダウンロード

 

大垣市の業務改悪?

 大垣市の職員の給与は、県下一の高給で、岐阜市よりも総額で年間1.3億円も人件費が高い。行政の改革をして、さらにその岐阜市より高い給与分を見直せば、すぐ共同募金額など浮いてしまう。そうすれば赤い羽根共同募金活動など不要となる。寄付金に依存しない財政体制、それが正しい行政である。

 そもそも共同募金活動の支援先の社会福祉活動は、行政が税金で賄うべきもので、市民の募金に頼るのが乞食根性である。行政の怠慢である。小川敏市長が市民税を無駄遣いしているから、社会福祉活動への資金が不足するのだ。

 

無駄遣いの実態

 例えば、大垣市職員の給与で、適正給与から比較して年間1億3439万円も多く、働きに対して多すぎる。それは毎年なので、小川敏市政18年間で、総額24億円も無駄遣いである。

  6,857,112円-6,729,844円=1,272,600円(年間給与差)

  (大垣市職員年間給与-岐阜市職員給与)  

 大垣市職員給与の総差額

 (6,857,112円-6,729,844円)×1056人=134,395,008円

      (大垣市職員給与 - 岐阜市職員)×(大垣市職員数)

 18年間の人件費費用の差額  134,395,008円×18年=24億円

 

 大垣市職員の働きが良いならまだしも、岐阜県下最低の働き方と最悪の成果で、大垣市を衰退させ、大垣市の地価を半値に暴落させた。大垣駅前商店街を81%閉店させた。大垣の教育を最低レベルにした。大垣の文化芸術活動を最低にした。

 その都市の地価は、行政の成績の通信簿である。大垣市は地価に比較して、大垣市職員の給与が高すぎる。地価が下がったのだから、給与を下げるべきだ。まるで会社に大損害を与えて、お手盛りで給与を上げ、ボーナスをせしめるみたいである。民間企業ではありえない。そんなことをすれば、倒産である。

 

大垣市政の無駄遣い金額

 大垣市制100周年記念行事で3億5千万円も無駄遣いである。なんで大垣市制100周年だからと言って100個の行事を遂行する必用があるのか。小川敏市長は、正気の沙汰とは思えない。小川敏市長は人には「節約。節約」と言って、己は放漫散財経営である。それでいて会計報告はマル秘である。業者から金を貰っているのではと、下衆の勘繰りをしてしまう。

 大垣市新市庁舎の建設で40億円も無駄遣いである。大垣市民一人当たり7697円の負担だが、岐阜市は6367円の負担ですんでいる。大垣市新市庁舎は岐阜市よりも5割も豪華なのだ。没落した大垣市として、分不相応に贅沢なのだ。小川敏市長は人の金だと思って、市民税を使いまくっている。

 

闇の寄付集金活動

 募金活動をするにもお金がかかる。寄付金額の19.9%が寄付を集める費用で消える。それはご苦労さん会やキャッシュバック等で、闇に消えるお金も多い。担当職員の給与や使い道は未公開である。やましいことがあるようで、今だかって公開されたことはない。

 赤十字募金では、募金を集めた組織に、褒賞として、寄付金額の8%のお金がキャッシュバックが与えられる。その金は闇に消えるようだ。赤い羽根共同募金でも同じであると推定される。 

Photo 社会福祉法人岐阜県共同募金会の共同募金の説明パンフレットより

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上の表を抽出すると、下記である。

平成30年度の共同募金の支出総括表(単位 円)

1. 共同募金配分金        318,628,271

   赤い羽根募金分配金            249,820,882

   歳末助けあい募金分配金       68,807,389

2.  募金運動推進費等                  55,485,000

   県共同募金会運動推進費      20,138,505

   県共同募金会職員給与諸手当 19,308,495

   市町村運動推進費              16,308,000

3.  中央共同募金分担金                2,120,000

4.  次年度運動受備金・分配予備費 21,617,424

  合計           397,850,695      

 

 上記の赤字部分が募金の集金費用である。全体の19.9%を占める。この募金活動が無ければ、それを純粋に市の費用に振り向けることが出来る。本来、市の職員の正規業務にすべきである。共同募金のお金の約2割を誰かがつまみ食い?している。いわばピンハネ?である。

 

赤い羽根の経緯

 赤い羽根共同募金活動は、日本の戦後の混乱期に戦災者への募金の象徴としてはじまった。GHQの指示でこの募金活動を行う際、自主的な募金団体が立ち上がるまでの暫定措置として自治体等で募金を行った。それが暫定組織のまま現在に至っている。現在の経済大国の日本でそれが存続するのがおかしく、化石のような存在である。それに利権で群がっている輩がいるから存続しているようだ。

 

園児の生き血を吸う

 大垣市は、未就学児の園児を共同募金活動のダシに使っている。2019年10月1日、大垣駅北側の大規模小売店舗に行ったら、その店中のステージで園児が共同募金活動の手伝いをさせられていた。募金の内容を理解出来ない園児に、募金活動の手助けをさせるのは、園児への洗脳教育である。それは園児の教育妨害である。

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   なぜ園児を募金活動に駆り出すのか。園児の意思とは無関係に誰かの利権のために行われる。それは教育への冒涜である。それをダシに誰かが、給与を貰い、キャシュバックをフトコロに入れ?、ご苦労さん会で、美味しいものを食べている。会計報告はない闇の世界である。何かおかしい。

大垣市は教育不毛地帯

 ただでさえ、大垣市は児童生徒への教育体制が最低なのだ。幼稚園、小中学校のエアコン設備率が県下最低で、児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。小川敏市長は子供への教育を軽視している。子供達の心を育てる情操教育への投資もほとんどない。

 小川敏市長は、その教育費用を大垣市職員の給与に振り向けて、県下一の給与にしてしまった。それでいて、自分達の役所の業務改革をせず、無駄な金を使いまくっている。だから大垣市は没落した。赤い羽根共同募金活動に園児をかりだすのは、ピンハネではないのか? いわば園児の生き血を吸っているようなものだ。

 赤い羽根共同募金活動の資金は社会福祉活動に向けられると言うが、本来、税金で賄うべき事業を、募金と言う追加税金で賄っているようなものである。

 大垣市は他市よりも税金が年間12万円以上も高い(刈谷市と比較)。市役所の職員の給与は、その成果に比較して目が飛び出るほど高い。

 

大垣市職員の働きは最悪

 その都市の地価は市政の通信簿である。市政が正しく回っていれば、都市の経済も成長して、地価も高くなる。市政が怠慢だと、経済が衰退して地価も下がる。

 大垣市は職員が怠慢で働かず、大垣市を小川敏市長の手下として、大垣市を没落させた。この18年間で大垣の地価を半分に暴落させ、大垣駅前商店街を消滅寸前まで追い詰めたのに、大垣市職員は県下一の給与を稼いでいる。自分の給与を下げず、さらに赤い羽根共同募金活動で、税金のように強制的に金を集めるのは憲法違反である。福祉国家として、その事業は税金で賄うべきだ。

 小川敏市長は、公式行事の使用用途をマル秘にして平然としている。また募金活動の憲法違反状態を理解できないようだ。法学部を卒業した小川敏市長がこれを理解できないようなので、どうしようもない。政治家として無能である。

 その異常さは韓国文在寅政権を上回る。韓国では市民の文政権への反対デモが多発しているが、大垣市では、地方紙が小川市政の不都合なことを故意に報道せず、ヨイショ記事を氾濫させてそれを隠すので、市民は実体を知らされない。だから、反対運動も起こらない。その手口は、文在寅政権を上回る。

 

参考

大垣市議の年収   942万円 全国115位

大垣市役所職員年収 685万円  全国67位( 全国792市中で上位)

           岐阜県下一位(岐阜市より多い)

岐阜市役所職員年収 672万円 (全国117位)岐阜県下二位

岐阜市民の年収   344万円 全国170位

大垣市民の年収   320万円 全国280位

 

大垣市地価平均        前年比変動率

2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

 2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47% 下落

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

 

2019-10-03   久志能幾研究所通信No.1356  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年10月 2日 (水)

心臓病で余命2ヶ月宣告。延命に奔走

 20年間乗った愛車の心臓であるエンジンからの油漏れが止まらない。このままでは2か月後の車検が通らないことが判明した。エンジンはまだ12万キロの走行で、油漏れ以外は絶好調である。この愛車には、人生の粋も甘いも共にして、愛着がある。

 20年間の経年変化でエンジンのパッキン類が駄目になった。パッキンはエンジンの奥にある部分なので交換が難しいとの話である。もし修理するとすると、修理費用(工数)が60万円近くかかり、それで収まらない恐れもあり、ディーラからは、今の車を廃車にして新車を勧められた。

 

新車検討

 一時は現実に納得して新車を検討した。しかし新型カローラが3ナンバーになり300万円程である。1500㏄のハイブリット車アクアが270万円ほど、1000㏄の小型車が170万円ほどと、選定に迷いがでた。

 

車格と言う安全性

 新車に切り替える大きな抵抗が、車格のサイズダウンである。リッターカーが、いくらクラス最高の衝突安全性を謳っても、サイドエアバッグの装備や安全装置を謳っても、車格が違うと正面衝突で喧嘩をすると、負ける。一般論では、現在所有の2500㏄のクラスの車が一番安心である。

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車への設備投資の履歴

 安全装置では、現在の車に30万円ほどかけて、最新のイスラエル製の衝突防止装置も導入したばかりである。その製品は、中部地方では取り扱い店が2社しかなく、わざわざ豊田市まで出向いて取りつけた。

 ボデイも最近、全面塗装をして新車同然にしてある(30万円)。ナビも最新に入れ替えたばかり。ドライブレコーダーも万一の故障を想定して、2丁拳銃方式である。意外とドライブレコーダーの記録ミスは多い。それを私も経験している。

 白内障(?)になったヘッドライトの透明部樹脂も一式交換した。ヘッドライトの透明樹脂部は経年変化して、黄ばんでくる。いくら磨いてもその黄ばみは取れないので、一式交換した(10万円)。

 

結論

 迷いの挙句、約60万円(追加費用を10万円程と想定)かけてエンジンを分解して、油漏れを修理することにした。

 いまでに現在の愛車に設備投資が多大である。愛着もあり、修理を決断した。人間で言えば、愛車は寿命の2倍を生きた。その途中で心臓の大手術があっても自然なこと。人間様の私も大手術をしたばかり。そう思うと、大手術(エンジン分解)も致し方あるまい。

 整備士には、エンジンをオーバーホールするというまたとない経験の場を提供することになるので、社会的な貢献もできると判断した。

 約200~300万円かかる新車代金が、修理ですませれば60万円ですみ、あと5年程乗れるので、お得と判断した。まずお金よりも、車に愛着があるのが第一理由である。

 

基本方針

 良いものを大事に長く使うのは私の信条である。最初の選択で、長く使える製品(車)を選択するのが、第一の出発点である。その点で、20年前の選択は間違っていなかった。良いものは高いが、長く使える。結局お得である。

 自分は、頂いた命を全うする人生でありたい。己と言う人生の乗り物を、大事に大切に乗りたいと思う。己の体は、両親が与えてくれた大事な乗り物である。それを安易に乗りつぶしていないだろうか、反省したい。仏様からの警告が、病気と言うメッセージである。心して対応をしよう。

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 馬場恵峰書

 

2019-10-02   久志能幾研究所通信No.1355  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年10月 1日 (火)

「力神」は吾なり、魂なり

 松本明慶大仏師は慶派の伝承者として、「人の心には、佛も住めば鬼も住む」という口伝を踏まえて仏像を作っている。日本では、鬼は身近な存在として共に暮らしを支えていた。家の鬼瓦を守り神として掲げるように、毛嫌いされる存在ではない。鬼嫁とか鬼婆との表現で負の表現もあるが、仕事の鬼、道を守る鬼とか、正の表現もある。鬼は身近な存在である。その鬼が云うと書いて「魂」である。己を見つめ叱ってくれる存在を明慶先生は「魂(オニ)」として仏像彫刻で表現した。下記の「魂(オニ)」は長く私の机の上から、私の勉強ぶりを監視してもらった。厳しい表情で睨んでもらった。大事な私の仏様である。

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 「魂(オニ)」 松本明慶大仏師作 

 

自分を支える存在

 自分を見えないところで支えているもう一人の存在こそ主人公である。自分は、顕在化された意識と潜在意識に支配されたもう一人の己が、行動を支配している。頭では考えていても、実際に行動に現れるのは潜在意識での行動が大部分である。何故あんなことをしたのかと後悔する時も、主人公の潜在意識がそれをさせている。その主人公が「魂(オニ)」である。

 そういう生活を過ごすのは、何十年と頭と体に沁み込んだ潜在意識の問題である。ご先祖や親から、何千回も教えられた習慣や考え方が潜在意識である。その意識の1割が顕在化して行動に表われるが、その9割の大部分は潜在意識として表には表れない。まるで海に浮かぶ氷山の一角のような存在である。

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鬼の役目

 自分の体とはご本尊である。鬼にはその行動の監視役の役目と、自分の体を守ってくれる2つの役目がある。自分の体を黙って支えて守ってくれる存在が力神である。それが体の免疫力であり、潜在意識で育てられた強靭な精神である。それがなければ、外部のばい菌で人間はすぐに死んでしまうし、精神がヤワでは社会の荒波にもまれて沈没してまう。

 鬼(力神)は何があっても自分を守ってくれるが、己が体を酷使する悪い生活をしてそれが限界を超えた時、病気の発病となる。誰のせいでもない。己の生活習慣の悪さが病気の原因である。精神がそれに負ければ鬱病になってしまう。運が悪いわけではない。人が悪いわけではない。己を守る仏様の「限界だよ」とのメッセージが病気なのだ。鬼が云うと書いて「魂」である。病気は己の魂が助けを求める叫びである。

 

佛の力

 自分が世を儚んで首を吊る時も、最後の最期まで、生きてくれよと血液を全身に送り、肺を動かしている働きが佛である。体を支える37兆個の細胞の働きを佛の力と言わずして、なんという。それも鬼の役目である。

 

佛の具現化

 仏師の松本明慶先生は「俺は夢の中でも仕事をしている。そこで浮かんだアイデアを起きてから、彫って形にする」と、先日、静岡伊勢丹の松本明慶仏像彫刻展の会場で私に言われた。そのアイデアを形にしたのが「力神」である。

 本来は、佛である力神は、岩の中に埋没して見えない。その岩を取り除くと、下図のように力神が己と言う御本尊(下図はお不動さん)を支えている。

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 「力神」松本明慶大仏師作

 「力神」と持ち上げている岩は一木彫り。上の不動明王は白檀製。

 写真は松本工房の許可を得て掲載しています。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」(久志能幾研究所刊)より

 

2019-10-01   久志能幾研究所通信No.1354  小田泰仙

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2019年9月30日 (月)

忖度に溢れた大垣市議会 一般質問

 2019年9月9日の大垣市議会一般質問の一覧項目を大垣市のHPで見ると、重箱の隅を突っつくような質問ばかりである。議会直前に、駅前の8月31日、百貨店ヤナゲンが閉店して、大垣駅前通りの人通りが1/3に激減した。大垣市の駅前の衰退がこれだけ顕著になった9月9日、大垣市議会の一般質問で、それに対する質問は全くないので、傍聴にいこうかと思ったが、思いとどまった。行っても意味がないと判断した。

 2019年9月20日に、基準地価が公示され、小川敏市長が市長に就任して以来、大垣市の地価は半分に暴落した。他市は地価が上がっているが大垣市は下落傾向が止まらない。これは18年来の傾向で、毎年、地価が下落している。それでいて大垣市会議員から、大垣市の没落に関する質問は全くない。まるではれ物に触るが如き、市会議員達の対応である。

 

原因推定

 それを追及すると、後で市長から嫌がらせを受けるので、己の地元の利権誘導に支障がでるのでやらないという噂のようだ。大っぴらな嫌がらせではないが、行政に議員が陳情しても無視されるとかの嫌がらせである。市会議員は、その空気に敏感である。そでもないと、これだけ大垣が没落したのに、一般質問内容が、異常である。

 次期市長候補と噂される某市会議員も、今回は一般質問をせず沈黙である。市長を目指すと、敵は作りたくないのだろう。前回の質問もヨイショの質問であった。

 

議員証言

 最近、現役を引退した与党系の某市会議員に、一般質問で小川敏市長への忖度があるかどうかを聞いてみた。

 曰く「そんなことはない。事前に事務局と質問内容を調整することはある。それは国会の一般質問と同じステップである。

 大垣も南側は寂れたが大垣駅北側が拓けて良いことだ。大垣市行政も月一の元気ハツラツ市で頑張っているが、なかなかうまくいかないようだ。誰がやっても同じだろ。」

 あまりにお粗末な回答で、議員の資質を疑ってしまった。現状認識がお粗末すぎて、よくこれで議員が務まったと思う。これが大垣市議会議員の実態である。これでは大垣市は良くならない。

 

傍聴経験

 以前に市議会の一般質問を傍聴したが、聴いていて馬鹿らしくなって、二度と傍聴などすまいと決めた。それほどに市民を馬鹿にした猿芝居であった。議員が問題点を追及しても、小川敏市長はのらりくらりと言い逃れをして、時間がこれば、議長が「時間です、次の質問者どうぞ」で終わりである。他の議員も押し黙って何も議論しない。国会答弁と同じ様である。まるでシナリオが決まった猿芝居である。

 

対策

 私には、なす術がないが、大垣市民の皆さんが、大垣市議会の惨状を認識することが、大垣を良くする第一歩であると思う。自分が投票した議員が、何を質問したかは知っておくべきだ。少なくとも、大垣市会議員の全員が、大垣市の衰退を食い止める気はない、だけは分かった。小川敏市長と大垣市議会が、大垣市を地獄に突き落としている。なんとかしなくては。

 それでいて,大垣市民に較べて、大垣市会議員と大垣市役所職員は高給を取っていることを認識しておこう。

 

大垣市議の年収   942万円 全国115位

大垣市役所職員年収 685万円  全国67位( 全国792市中で上位)

           岐阜県下一位(岐阜市より多い)

岐阜市役所職員年収 672万円 (全国117位)

大垣市民の年収   320万円 全国280位

 

2019年9月9日 大垣市議会一般質問者と質問内容(大垣市HPより)

1 関谷和彦

 1.ブロック塀対策について  

 2.ドローンの活用について

 3.親子バス利用支援事業について

2 田中孝典

 1.防災情報伝達手段のレベルアップを

 2.後付け型踏み間違い急発進防止装置への助成を

 3.令和の時代の本市の教育について

3 中田ゆみこ

 1.ひきこもり支援策について

 2.がん検診の受診率向上について

 3.小野小学校体育施設について

4 長谷川つよし

 1.防災士について

 2.子育て支援について

 3.NHK大河ドラマ「麒麟がくる」を生かした観光行政の取り組みについて

5 梅崎げんいち

 1.高齢者の移動手段確保と安全運転支援について

 2.市民病院における「認知行動療法」の導入について

6 近沢正

 1.地域住民に求められるコミュニティの場所について

 2.自治会加入の促進について

7 不破光司

 1.都市公園の適切な管理と整備について

 2.ドライブレコーダーの設置にかかる補助制度の新設について

 3.2020年東京オリンピック事前合宿誘致について

8 空英明

 1.国民健康保険の保険者としての役割について

 2.電力供給契約について

 3.北部体育館閉鎖に伴う利用者対応策について

9 中田としや

 1.子どもの貧困対策について

 2.幼児教育・保育の無償化について

10 岡田まさあき

 1.保育園の紙おむつ「持ち帰り」廃止について

 2.昌原市との国際交流について

 3.ふるさと納税について

 4.NPO法人大垣観光協会について

11 はんざわ多美

 1.大垣市地域公共交通網形成計画策定について

 2.留守家庭児童教室と夏休みの小学生の遊び場所の確保について

 3.第三次子育て支援計画策定過程における素案等の情報公開について

 

2019-09-30   久志能幾研究所通信No.1353  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年9月29日 (日)

敬老会、後何回、出席できるやら?

 2019年9月28日、地区の敬老会があり、お手伝いで参加した。対象は77歳以上の高齢者である。約1000人の対象者中で約140人が参加した。参加最高齢者は90歳である。

 第一部の式典は、厳かに進められた。今年は、前年に私がブログで指摘した不都合事項もかなり改善された。やはり問題点は提示すべきである。言わなければ、改善されない。その後の式次第で第二部の合唱、演芸に進めれた。

 合唱の部では、小学校児童と中学校の生徒の合唱で、児童生徒の真摯なお祝いの歌に高齢者たちは喜んで耳を傾けて聴いていた。

 問題点は、第二部の演芸の演歌ショーであった。ここで出席者の約3割の人が席を立って帰ってしまった事実である。もともと1割ちょっとの人しか参加しない敬老会である。何か問題があるのではないか。

Dsc06812s   小学校2年生児童の熱唱 

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 演歌ショー

 

敬老会での演歌ショー

 今時、誰が演歌ショーを見て喜ぶのかである。このレベルの演芸はテレビ上で氾濫している。今の時代、敬老会として演歌ショーでお茶を濁すのは10年前の発想である。主催者側の安易な考えが現われている。

 演歌ショーでは、敬老会参加者のごく一部の人間しか喜ばない。これは趣味の世界である。趣味は千差万別でごく一部の人だけに当てはまる。対象者の1割しか関心のない出し物では、敬老の意味がない。

 

人生あと3回の敬老会

 敬老会参加者の平均年齢は81歳である(77歳~90歳の参加者で計算)。参加者を見ていると、杖をつき、車いすで参加して、かなり体が不自由な老人が大半である。日本人の平均寿命が83.98歳(2016年)だから、あと3回しか敬老会に参加できない。限られた人生の残り時間で、好きでもない演歌ショーに付き合わされ、残り時間が奪われるのは残酷である。だから良識ある人は、敬老会に参加しないし、演歌ショーの時間になると席を立つ。

 私の知人に聞いても、そんな敬老会なら参加しないという仲間が全員であった。数年後、私も敬老会の対象者になるが、この敬老会内容なら、絶対に参加しない。

 

時間という残酷さ

 主催者側は、時間など永遠にあると思っているようだが、高齢者には、時間は待ってくれない。時間は残酷に過ぎて行き、死は明日かもしれない。そんな状況で、敬老会で1年ぶりに仲間と再会できたのは、限りない喜びであり、手を取って話し合いたい気持ちであろう。それが椅子に拘束されて、黙って歌を聴くだけでは辛かろう。それはテレビで見れば済む話である。

 

残された時間

 私は今年、癌が発見されて、手術をした。自覚症状がなく発見が遅くなり、ステージ3であった。手術後、医師からは余命2年を宣告された。だから残された命の時間の重要性を痛いほど感じる。

 今回の敬老会参加者の平均余命3年とあまり変わらない。高齢の敬老者は、いつも人生の残り時間を考えているはずだ。だから演歌ショーになり、参加者の3割が席を立つのも故ある事。主催者側が、それに無頓着である。

 

時間の浪費   p 35

 その原因はどこにあるのか? 君たちはあたかも自分は永久に生きられるかのように今を生きていて、自分のいのちの脆さに思い致すことは決してない。いかに多くの時間がすでに過ぎ去ったかを意識しない。時間なぞ無尽蔵にあるもののように君たちは時間を浪費している。そうやって君たちがどこの誰かに、あるいは何らかの事に 与えているその日が、実は君たちの最後の日であるかもしれないのに。死すべき者のように君たちは全てを怖れ、不死の者であるかのようにすべてを得ようとしているのだ。

  「人生の短さについて」3-4

 中野孝次著『ローマの哲人 セネカの言葉』 岩波書店 2003 年

 

仕事の価値

 仏師の松本明慶先生は「俺は夢の中でも仕事をしている。そこで浮かんだアイデアを起きてから、彫って形にする」と、先日、静岡伊勢丹の松本明慶仏像彫刻展の会場で私に言われた。敬老会主催者は、敬老会の企画を仕事としてこなしたのだろうか。利権に縛られて演歌ショーをずるずると続けているのではないだろうか。

 仕事とは、「事」に「仕える」と書く。寝ても覚めても仕事を考えていると、素晴らしいアイデアが生まれてくるようだ。いい加減に「事」に仕えるから、アイデアが生まれない。それでは、やっつけ仕事では、感動は生まれない。却って高齢者の迷惑になっているのではないか。高齢者の大事な残り時間を強奪していなのか。

 

仕事とは

 仕事とは付加価値を生む営みである。敬老会の余興の演歌ショーが、殆どの高齢者に拒否されている現状では、主催者だけの自己満足の「作業」になっている。仕事は相手に喜んでもらって、なんぼである。私は、後世の人が価値を認めてくれるような「仕事」を目指している。仕事は己の自己満足の為ではないのだ。

 

改善案

 高齢者は、仲間と残った人生時間を語りあう場を提供すべきと思う。式次第が終わったら、お弁当を皆で食べて団らんをする場を提供する。昔の人生の戦友と語り合う場を提供するのが良いと思う。主催者側には、手間はかかるが、費用は発生しない。その昔は、敬老会で、そういう設営がされていたと聞く。それが面倒なので、主催者側の都合で止めになってしまったようだ。

 だから現状は、敬老会対象者の1割強しか、参加しないのだ。改善が望まれる。

 

2019-09-29   久志能幾研究所通信No.1352  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年9月28日 (土)

夢の中でも仕事をする

 静岡市の伊勢丹で開催されている松本明慶仏像彫刻展(2019年9月25日~30日)で、松本明慶作の新製品(?)の「力神」を鑑賞した。

 「魂(オニ)」の変形である「力神」は、ユーモラスな顔つきで、今までの「魂」とは違う新しいスタイルの作品であった。松本明慶先生から、この新しいアイデアの仏像(力神)の説明をして頂いて、思わず明慶先生に質問をしてしまった。「どこからそんなアイデアが出てくるのですか?」

 明慶先生曰く「俺は夢の中でも仕事をしている。そこで浮かんだアイデアを起きてから、彫って形にする」と言われて感銘を受けた。

 そういう環境から生まれた「魂(おに)」も、この数年間で10体近く作ってきて、今回の「力神」のアイデアが生まれたという。

 仕事とは、「事」に「仕える」と書く。寝ても覚めても仕事を考えていると、素晴らしいアイデアが生まれてくるようだ。いい加減に「事」に仕えるから、アイデアが生まれない。芸術の創造者は、24時間365日、仕事の事しか考えない。芸術家はサラリーマンではないのだ。仕事師もサラリーマンではないのだ。労働基準監督署ことは知ったことではないのだ。

 

走る青鬼

 その昔、華明(先生の奥様)さんが、雑誌のインタビューで、明慶先生のことを尋ねられて「明慶さんは寝ていても、うわごとで、仕事のことを口走っている。明慶さんは「寝ていても走り回る青鬼」のような人です」と答えたとか。明慶さんが笑いながら、その説明をしてくれた。

 

仕事とは

 作業や労働は生活の糧の為にやること。仕事は命をかけてやることである。作業や労働は、やり過ぎると疲れてしまうが、仕事はやればやるほど面白くなる。給与など考えては、やってられない。そうでなければ、それは仕事ではない。

 仕事では、お金は後から追いかけてくるのだ。作業や労働は、金を追いかけ、お金に釣られてさせられるのだ。その違いを認識して、仕事に取り組むべきだ。

 仕事をしながら寝ているのは言語道断? 反省

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 「力神」松本明慶大仏師作

 「力神」と持ち上げている岩は一木彫り。上の不動明王は白檀製。

 写真は松本工房の許可を得て掲載しています。

 

2019-09-28   久志能幾研究所通信No.1351  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年9月27日 (金)

小川敏市長は「あおり運転」行政で暴走

 大垣市は街の活性化を名目に2011年から「元気ハツラツ市」を開催している。その「減気ハツラツ市」の悪影響で、大垣駅前商店街が寂れていき、今では81%が日曜日のお昼の書き入れ時に閉店である(2019年9月27日現在)。

 まるで、普通市民が、お天道様に恥ずかしくない商売道を走っているのに、小川敏市政があおり運転のような行事を強行して、真面目な商店主を蹴散らしているようだ。

 

あおり運転行政で商売妨害

 元気ハツラツ市では、見せつけのように「減気ハツラツ市」出店の露店商が大通りで、まるで「あおり商売」運転をして、地元の商店街の正常な営業運転を妨害しているようである。「減気ハツラツ市」出店の露店商の物品販売が既存のお店と競合である。他市の露店商のせいで、地元の商店街は売り上げ減である。商店街活性化の目的と逆の結果となっている。

 元気ハツラツ市のため、大通りは車の通行が禁止されるので、地元の商店主たちは、商品の出し入れができない。商売の妨害で、煽り運転で商売の前方を塞ぐようなものだ。

 商店街店主の多くが、元気ハツラツ市の改善を申し入れても、小川敏市長の意向を受けた事務局は、この9年間、聞く耳を持たず全く無視である。あおり運転手の多くが性格異常で聞く耳を持たない状況と同じである。

 なじみの客も、駅前大通りが通行止めになるので、買い物に来れない。

 

大クラクションであおり運転行政

 地元のタレントのショーで、大クラクションを鳴らすが如き拡声器で騒音を立て、回りの常識ある人を蹴散らしている。商店街の後側は住宅地なので、日曜日は静寂が求められる。またそのタレントのキモイ取り巻き(商店街の女将さんの表現)が奇声を上げる。だから普通の人は元気ハツラツ市に寄り付かない。そのステージでのショーが市民税を使って興行されている。

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 2017‎年‎10‎月‎1‎日 元気ハツラツ市会場

 住宅地を含む大垣駅前商店街での拡声器の使用は、岐阜県騒音防止条例違反であると推定される。しかし頭の良すぎる法学部出の小川敏市長は、そんなことは知ったことではない。

 小川敏市長は、その騒音の中、スマホをいじって画面に熱中しているので、そんな騒音など知ったことではない。

06dsc01634  2018‎年‎5‎月‎7‎日、‏‎15:44 元気ハツラツ市会場でスマホをいじる小川敏市長

08dsc01643  2018‎年‎5‎月‎7‎日

あおり運転の被害

 市民の聞く耳を持たない「あおり運転」行政のために、大垣駅前商店街の81%が閉店した。大垣商店街の従業員の40%(約8000人)が職を失った。そのせいで大垣市が寂れて、大垣市の平均地価が半分に暴落した。大垣市民は所有の不動産価値が半分になった。近隣他市は、リニア景気で地価が上昇している。

 小川敏市長は18年間も無為無策で市政を担当して、現実が理解出来ず、旧態以前たる方法しかとれない頭になっている。時の秀才も50年も経つと無能になる。新しい発想はできない頭になった。人の声が聞こえなくなった。現実が見えない目になったのだ。

 だれしも齢を取れば頭も耄碌し、目も見えなくなる。自然現象である。市長も69歳である。

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        大垣市地価平均  前年比 変動率

2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落

2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落

2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落

2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落

2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落

2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

2019年[令和元年]    6万2036円/m2     -0.47% 下落

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/  

あおり運転表彰

 これだけ大垣市を衰退させたのに、その主の実行責任者の小倉利之商店街組合理事長を大垣商店街の振興に功績があったと、小川敏市長は市功労賞を贈った。まるであおり運転手があおり運転手を表彰するようなものだ。それも税金を使って。ブラックジョークの最たるもの。

 市功労章の表彰理由が「大垣市商店街振興組合連合会理事長として、商店街の振興に寄与するとともに、中心市街地の活性化に貢献」とある。この2年間でさえ、大垣駅前商店街の48軒のお店(全体の20%)がシャッターを下ろした。大垣市商店街組合連合会の責任者として、大垣市商店街を衰退させ、地獄に突き落とす手先として働いて、それでなんで「市功労章」なのだ。市民税を納める市民として怒りが起こる。他市に対して、大垣の恥として恥ずかしい。

 その理事長職の座も特定の人間だけの密室政治で決められ、誰も関与も辞めさせることが出来ない。彼も75歳位で、高齢なのに、ずっと理事長の座にしがみ付いている。きっと美味しいものが多くあるのだろう。

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園児の強制出演

 あおり運転行政をするような小川敏大垣市長からの出演命令だから、園児児童が元気ハツラツ市のメインステージの踊りに駆り出されても、園長さんは文句も言えない。元気ハツラツ市は、大垣駅前商店街の金儲けの為の行事である。それに学業が優先の児童を駆り出すのは、教育への侮辱である。それに対して山本譲教育長も教育委員会も、小倉利之大垣商店街組合連合会理事長も何も言わない。小川敏市長は「子育て日本一」を目指して、あおり運転道を爆走して子供を泣かしている。

 園長さんも、その子供たちの出演を拒否すれば、後の人事と予算支給で仕返しをされるので、怖しく何も言えない。あおり運転をする運転手の恐ろしさは、何処でも同じである。相手はまともではないのだ。だからステージが終われば、子供たちは親御さん一緒に蜘蛛の子を散らすように、減気ハツラツ市の会場から消える。なんのために出演なのか。街の活性化には、全く貢献していない。

 この9年間、休日の朝に園児を、大垣市長名で招集して、金儲けの為にステージに駆り出すのは、問題である。大垣市教育員会は何をしているのか。

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2019年7月7日 元気ハツラツ市のステージ

 観客は親御さんだけ。 なぜこんな非道が許されるのか。

 

大垣市の損害

 2018年は、毎月の元気ハツラツ市行事に追加して、この駅前商店街の大通りを大垣市制100周年記念行事の大遂行で、大騒動である。3億5千万円の市民税を散財した。その結果が、2018年だけでも大垣市平均地価が0.47%の下落である。全体で60億円の損害である。

62,036円/m2×206.57km2×(-0.47%)=60.5億円の不動産価値下落

 (平均地価×大垣市の面積×下落率)

 あおり運転行政の暴走結果がこの有様である。大垣に損害を与えて、小川敏市長は何の反省のコメントもない。あおり運転で逮捕された運転手が「私はやっていない」の言いわけのようで、本人の自覚がないので重症である。

 

明徳を明らかにする

 自分が高位者、お上の立場、権力者、利権者、高学歴というお鼻が高い気になると、あおり運転手の境遇に陥る。他者の痛みが分からなくなるのだ。本人の自覚はなくなるのだ。新聞で記事になるように、あおり運転手が、真面目に運転している相手に、「殺すぞ」と口走る心境が、心理学的に納得できる。あおり運転手は、相手のことなど知ったことではないのだ。そうやって約8000人の商店街の従業員が職を失った。「殺された」と同じである。

 私は、小川敏市長の行動を「他山の石」として人生を学んだ。これほどに東大卒が50年後に愚かに落ちぶれることが、明らかになるのも珍しい。仏様が八千万世界を照らす光で、小川敏市長の悪徳を明らかにした。これが明徳である。分かったことは、喜ばしいことだ。

 

2019-09-27   久志能幾研究所通信No.1350  小田泰仙

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2019年9月26日 (木)

ガン、糖尿病、心筋梗塞、認知症の予防

 ガンも糖尿病も認知症もその根源は同じで、同じ生活習慣病である。各種の本や、国立研究センター、かかり付けの病院の指導内容を必死に研究して、それ比較して、その予防法に共通事項を発見した。

 糖尿病は失明もあり、根治が難しくガンより怖しい病気かもしれない。心筋梗塞も、即死状態になり、死に対して何も準備が出来ない。認知症になると、脳死も同然で、癌よりも怖しい。認知症になると、自分が自分で無くなってしまう。その点で、癌は良い素性の病気かもしれない。まず死に対して準備が出来る。癌になっても、すぐ死ぬわけではない。うまく対応すれば、死の直前まで、普通の生活が出来る。

 

癌にならない予防法

 これは癌、糖尿病、心筋梗塞、認知症の全てに当てはまることで、その予防は、当たり前の自然の理にかなった生活をするしかない。当たり前すぎて、拍子抜けである。100%の予防はできないが、それで病気になる確率が半分になる。しかし、その自然の理にかなった生活が、現代社会では難しいのだ。それを邪魔するのは、拝金主義に染まった企業の食品、近代的な生活道具の氾濫である。これはもう止まらない。自分で自己防衛するしか方法がない。

 下記は標準的なガン予防の方法である。糖尿病、心筋梗塞、認知症の予防も同じである。

 

タバコを吸わない

 当たり前すぎる原則である。それが分かって煙草を吸う人間に、企業の経営は任せられない。そんなレベルの人間が私の前職の会社を経営して、会社を衰退させ、市場からその名を消えさせた。

 

飲酒

 酒は発癌性物質である。少量でもダメ。私は完全禁酒にした。

 WHОは酒を薬物として認定している。

 

食事

 食べ過ぎない。バランスよく、食べる。

  バランスよく30品目を食べると過食になる。

  最近、厚生省も30品目を取れとは言わなくなった。

  腹7分目で。それでもどうしても食べ過ぎる。

  美味しすぎるものがあり過ぎる。それが病気の元。

 油分、糖分を避ける。

  添加物の少ない食事を目指す。なるべく加工していない材料を。

 ジャンクフードは禁止。

 スィーツも禁止。

   私は癌を患ってから、スィーツは月一の頻度に泣く泣く変えた。

   美味しいものには毒がある。つまり間食禁止である。

 

体形維持

 自分の食欲を制御できない人間に、管理職は務まらない。米国では肥満者は管理職になれない。肥満は全ての病気の原因である。

 

運動

 当たり前だが、なるべく体を動かす。

 座りぱなしの生活は、煙草を吸うのと同じ危険率がある。

 

お風呂

 一日に一度は体を温めるためお風呂に入る。シャワーはダメ。

 10分以上、40度のお湯につかる。週に2回は20分間が良いと私が通う医院は推奨する。カラスの行水はダメ。癌細胞は体が冷えると活動的になる。

 

睡眠

 良質な睡眠をとる。宮仕えでなければ、お昼寝を推奨。

 

能動的な知的活動を

 痴呆的なテレビを受け身で見るのは厳禁

 

笑いのある生活

 病気は「気」の問題である。笑いは癌細胞の成長を抑えてくれる。精神状態の健康が大事である。

 

惜福

 ガンや糖尿病にならない生活を心がけても、ガンになる人、ならない人に分かれる。それは運の問題である。その運は、癌や認知症にならない抵抗力のある身体と運を授けてくれた両親、ご先祖の陰徳である。それを大事に使わないと、今度は子孫が癌や認知症になってしまう。惜福の心掛けで、人生を送りたい。

 

検査工程の削減

 病気の検査は何の付加価値も生まない。放射線や、検査試薬の為に、却って病気を誘発しがちである。自動車部品の生産でも、検査は付加価値を生まない工程である。それよりも不良品を生産しないように工程を改善することが重要である。そうすれば検査工程を廃止できる。人間様でも、不良品(病気)を発生させない生活をするのが、最優先である。

 病気の予防の基本は、あくまで生活習慣の改善と食生活の改善である。薬やサプリメントに頼るのは応急処置である。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集

 久志能幾研究所刊より

2019-09-26   久志能幾研究所通信No.1349  小田泰仙

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