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2022年10月

2022年10月19日 (水)

死亡予告通知、赤紙(招集令状)?

 

 先日、中学校を卒業後56年が経過したと、中学校同窓会の案内ハガキが届いた。そこに「同窓会は今回で最後の予定で……」とあり、愕然とした。要はこれから卒業生の皆さんも後期高齢者となり、死亡者が増加するので、今回が最後だという意味のようだ。

 今回の通知には、何か己の死亡を予告されたようで、嫌な気分となった。当然、私も相応の歳になったし、4年前にがんを患ったので、当然死は意識をしている。しかし、文書でそれを明言されるとイヤなものだ。

 何も今回が最後の同窓会だと言わなければよい。仲間が沢山生きていれば、同窓会を継続してやればよい。同窓会の案内なら、もっと長生きして、またやろうというメッセージを発信して欲しいものだ。

 

 5年前の同窓会では、私のクラスの仲間の2割が亡くなっていた。その五年後の同窓会では、どうなっているか、気がかりである。仲間の誰かに起こる「死」は、人ごとではない。

 

「誰かに起こることは、誰にでも起こるのだ」

       (セネカ著『マルキアへの慰め』)

 仲間の2割が既に亡くなったことは、明日は自分の番なのだ。

 

「若さによらず、強きにもよらず、思ひかけぬは死期なり」(徒然草)

 だからこそ、今ここ、日々を充実して、日々全力で生きていくしかない。後期高齢者になれば、いやどんな歳でも、人間である以上、いつ死んでもおかしくない。毎日がそれで人生が完結した日になる覚悟で生きていきたい。

 

天才でない凡人は長生きすることだ。 坂村真民

 自分は37兆個の細胞を経営する社長なのだ。各細胞、各組織の持てる能力を最大限に発揮させて、使命を全うして、来世に旅立ちたい。己の命の長さは、全ては己の経営手腕かかっている。 

 

よく働いた一日が安らかな眠りを誘うように、よく働いた人生には安らかな死が訪れる。   ゲーテ

 不節制(体の経営の失敗)をして早死にするから、生木を裂かれるような苦しみを味わう。使命を全うし、老いて枯れるように倒れれば、苦しまずに逝ける。それが理想である。私はその理想を思い描きながら仕事をして生きている。

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 馬場恵峰書

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2022-10-19  久志能幾研究所通信 2519  小田泰仙

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改善提案 事故多発交差点の危険性を無くす

 

事象

 2022年10月12日、午前11時頃、私は大垣スイトピアセンタ横の片側2車線の道を、南行きに時速50キロで走っていて、子供サイエンスププラザ横の交差点で、横から走ってきた車と衝突事故寸前の状況になった。

  私が走行中に、認知症者の運転と思しき車が、右横道から一旦停止もせず、優先道路の走行車の確認もせず、私の車の直前を横切って、一方通行の裏道へ走り去った。相手は私の車が走ってくるのを認識していない。私は慌ててパニックブレーキをかけ、間一髪で衝突を避けることができた。

 事後に現地を調査したら、今後もこの種の事故が起こる危険性がかなり高いと判断したので、道路の改善案を提案する。

 

 

202210123

 衝突寸前でパニックブレーキをかけ、停止できた状態

  2022年10月12日、10:51

 相手は一旦停止をせず横から突っ込んできて、一方通行の裏道へ走り去った。

   スイトピアセンタ 〒503-0911 岐阜県大垣市室本町5丁目51

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    Googleマップより

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原因

 道路設計に根本的欠陥である。

 「事故多発」と赤色燈が、東行きの道路に表示されているだけで、根本対策がされていない。事故を誘発する設計の道路である。

 

 一時停止の表示がない。既存の停止線は離れすぎている。

  橋を渡った所に一時停止表示がない。

  優先道路を走る車から見て、横切ってくる車が川の上の草木で隠れる。

  横切ってくる車から見ても、南行きの車が川の上の草木で隠れる。

  南行きの道路に反射ミラーがない。

  北向きだけの反射ミラーしかない。

 

 東進して南北道を交差して進入する車からは、南に向かう車が川の上の草と、自分の車のセンターピラーに遮られて見えなくなっている。

 横断する車は20メータ手前の一時停止線で一旦止まったので安心している。

だから一時停止違反でもない。前方注意不足だけである。

 これではいつかは事故になる。だからこの場所が「事故多発」と看板表示されている。

 

 

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相手車の進行方向からの眺め  

 私は川を挟んだ向う側の車線を右方向に走行しての事件である。

 「事故多発」の看板がある。赤の回転灯まで設置されている。危ない場所なのだ。しかし、私が走行した道路からは、この看板は見えない。注意喚起が不十分である。

 相手車からの視界は、川上の土手が盛り上がっており、走行してくる車が見えにくくなっている。だからこそ一旦停止が必要だが、今回はその一旦停止がされなかった。

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 東行きの交差点(停止線なし)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠と川の上の草に車が隠れて見えない)

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 相手車(東行き)からの眺め(窓枠に車が隠れて見えない)

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 私の車(南行き)からの眺め(川の上の草に車が隠れて見えない)

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事故防止策

  東行きの道路を進入禁止とする

  南行きの道路からのみ進入可。

  北向き道路と、東行きの道路からの侵入を禁止とする。

 以上が出来ない場合は、

  橋を渡った場所に一時停止ラインを新設

  川の上の草木を取り除く

  南行きの道路用に反射ミラーを新設

 

 2022-10-18  久志能幾研究所通信 2518  小田泰仙

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2022年10月18日 (火)

パニックブレーキのお稽古、忘備ラベル

 

 パニックブレーキを実施する頻度を守るため、実施の忘備ラベルを応急的に付箋紙で作成して、運転パネルに貼った。これで前回は何時にパニックブレーキ訓練をしたかが一目瞭然である。

 その付箋の色も、白、黄、赤と1年毎に変える。他の資料も、その年は同じ色を使っているので、経過時間がすぐわかる。2022年は赤付箋である。来年になれば白付箋を使うので、その色だけを見るだけで、何時パニックブレーキ訓練をしたかが分かる。それで訓練の見落としが無くなる。

 車検の時期等は、ディーラから知らせが来るので、忘れることはないが、パニックブレーキ訓練をいつやるかは、忘れがちとなる。その忘備の方策である。

 

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 応急的に付箋紙で作成。後日、もう少しカッコよくする予定。

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測定器点検

 これは前職の会社の精密測定室で実施していた方法である。測定器の点検年を簡単に視える化するため、測定機に①、②、③等のラベルが貼ってある。例えば、①とは2001年、②とは2002年に定期点検をしたという表示である。何時点検するかが一目瞭然である。

 

資料整備への応用

 今、スクラップ資料の整理にもこの手法を応用している。いつその資料を見直したか、その日付を白黄赤の付箋紙に書いて貼っておく。それでその資料を見直した履歴が分かる。

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命の定期点検

 定年を迎え、自由人になると定期人間ドックが受けづらくなる。会社時代は会社の健康保険を使い3,300円で受けられた。しかし退職して会社健康保険から外れると、人間ドック費用が数万円の費用となる。それでつい先延ばしして、いつ健康診断をしたかを忘れがちだ。私はそれが原因でがんの早期発見が出来なかった。

 私にがんが見つかり、パニックブレーキとして緊急手術で処置をした。とにかく、がんの進行を止めねばならぬ。後は医師任せればよい。

 体という人生道を走る乗り物には、パニックブレーキを踏まないような、日頃の健康管理が最優先だ。

 

詐欺の定期便

 人生道の運転で、パニックブレーキ訓練を忘れないようにしたい。危険を感じたら、躊躇なくブレーキを踏むべきだ。2011年頃、怪しい新興宗教団体からお誘いがあり、その過程で危険を察知して急ブレーキを踏んだ。

 知人との交友関係で、危ない匂いを嗅いで、急ブレーキでそのプロジェクトへの参加を断ったこともある。義理に縛られて、ずるずるといくよりは、良き判断であったと思う。その後、その人と縁が切れて運勢が好転した。

 この種の詐欺まがいの付き合いのご縁は、長い人生では定期的に襲ってくるようだ。危ないと思ったら、早めにブレーキを踏もう。それだけは、年の功で危険予知の知恵かになった。人生では知識ではなく、智慧が大事である。人生では本で読んだことは役立たないが、実際に経験したことが智慧となる。

 

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 馬場恵峰書

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2022-10-17  久志能幾研究所通信 2517  小田泰仙

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2022年10月16日 (日)

パニックブレーキ稽古のご作法

 

 車の衝突事故とは、突然の爆発火災と同じである。その火事を消すには消火器が必要である。消火器の使い方にも訓練が必要なように、交通事故を防ぐためパニックブレーキ使用にも、その訓練が必要である。咄嗟には体が動かない。事前訓練が必要である。

 

 日本では年間約43万件(2018年)の事故が起きている。どんなに注意をしても、車を動かせば、何時かは必ず事故となる。また貰い事故もある。日本では平均で13年に一度、交通事故は起きる。そうやって保険金は決められている。その時のために定期的な事故防止訓練(パニックブレーキ訓練)が必要である。芸事の習得には訓練が必要である。極楽運転道という芸事のご作法として、パニックブレーキ訓練をしよう。

 極楽運転道とは人生経営である。持てる資源を最大限に使い、最大の利益(りやく・安全)を確保しよう。利益とは仏語で、仏の力によって授かる恵みである。自分を益するのを功徳、他を益するのを利益とよんで、自利と利他を分けることもある。

 

事故の確率

 宝くじの1等の本数は、1000万本に4本と言われており、その確率は1,000万回に4回。これに対して人身事故、物損事故を起こす確率は、1万回に一度(万が一)と推定される。一日15 kmの距離を2回乗るとすると、13年に1度の確率となる。つまり、13年に一度の間隔で43万円の出費を強いられるとの確率・統計上の試算である。だからその確率を減らす対策が、事故を減らすことにんる。

 下記は1990年のデータで、少し古いが、現在でも430,601件(2018年)の交通事故が起きている。

 

             事故別保険金支払い額 

   事故内容       保険金支払い概算(1990年度)

 

 死亡事故(   11,000件)約3,500 億円( 3,180万円/件)

 人身事故(   890,000件)約8,500 億円(  96万円/件)

 物損事故(約2,000,000件)約8,600 億円(  43万円/件)

 

 

パニックブレーキ訓練

 合掌して感謝する。

  この車に乗れること、訓練できるご縁を神仏・ご先祖に感謝。

  健康でなければ訓練もできない。 

 回りを整理整頓する。

  急ブレーキで、椅子上に置いた品物がすっ飛んで行かないように。

 シートに正しく座る

 シートベルトをかける

 ハンドルを10時、14時の位置に持つ

 見通しの良い道で、交通量が途絶えた時を選ぶ

 走り始めてどこでブレーキをかけるか決めておく。

 ハザードランプを付ける。

 走り始めて一定速になったら、思いっきりブレーキペダルを踏む。

  タイヤがロックするまでブレーキペダルを踏む。

  床が抜ける勢いでブレーキペダルを踏む。

  いつも優しくブレーキをかけていると、これが出来ない。

  タイヤが鳴かなければ、不十分な踏み方である。

 ブレーキを踏んで、何処までで止ったかを記憶しておく

 これを年に1,2回実施する。

 生きて訓練できたことに感謝して合掌。

  タイヤ君もタイヤロックによる高温摩擦で、0.1mmも体を焼いて、命を守るための働いてくれた。タイヤ君には、そのタイヤを開発した技術者の魂が籠っている。無機物のタイヤだって、命があるのだ。

 

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 馬場恵峰書

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2022-10-16  久志能幾研究所通信 2516  小田泰仙

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2022年10月15日 (土)

パニックブレーキで認知症車と衝突回避

泣きながら 命を守る タイヤ君

 

 2022年10月12日、午前11時頃、私は片側2車線の準国道扱いの道を時速50キロで走っていて衝突事故寸前の状況になった。私が走行中に、認知症者の運転と思しき車が、右横道から一旦停止もせず、優先道路の走行車の確認もせず、私の車の直前を横切って、一方通行の裏道へ走り去った。相手は私の車が走ってくるのを認知していない。私は慌ててパニックブレーキをかけ、間一髪で衝突を避けることが出来た。

 

202210123

 衝突寸前でパニックブレーキをかけ、停止できた状態

  2022年10月12日、10:51

 相手は一旦停止をせず横から突っ込んできて、一方通行の裏道へ走り去った。

 場所は、大垣スイトピアセンターの南側の信号のない交差点

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 もし私が制限速度以上で走り、また私がテストドライバーのパニックブレーキ訓練(約25年前)を受けておらず、普通の運転技量なら、事故になっていただろう。

 

神仏の加護

 事故を回避できたのは、神仏のご加護と思った。この前日に伊勢神宮に参拝したので、そのご利益と解釈した。神仏を信じるとは、心に余裕が生れ、咄嗟の行動に落ち着いて対処できる利点がある。金儲けのガリガリ亡者では、何事の行動にも余裕がないだろう。だから信仰の薄い者は、ミスや事故を起こしやすい。そういう輩は感謝の念が薄いからだ。

 

事故寸前状況の分析

 私は、冷静に事態をドライブレコーダーの画像から分析した。翌日の10月13日、警察にドライブレコーダーのデータを持参して、相談をした。また翌翌日の10月14日、現地を再走行して確認をした。また相手の車の経路も走って、状況をシミュレーションして確認して、分析を行った。

 

法律の壁に頓挫

 私は、この相手がまた同じような運転を繰り返し、他の人に危害が及ぶ危険性があると判断した。それで再発防止として、相手を特定して、警察から注意勧告をして欲しいと思い、翌日、データを持って警察に出向いて、大垣警察の署員にその説明した。

 署員は状況を理解はしてくれたが、事故になっていないし、その相手に交通違反切符を切る状況ではないと判断して、「事故にならなくてよかったね」で終わってしまった。

 ドライブレコーダーに写った画像から車両ナンバーは95%の確率で断定できたが、現行法律では、正面からの全面画像ではないし、車の所有者が乗っていたかの特定ができないので、それ以上の追及は難しいとのこと。車の特定でき、ナンバーもほぼ特定できているのに、情けない対応である。それが現在のお役所仕事の限界である。

 事故を起こしてからではなく、その前に処置をするのが危機管理であるが、今のお役所体制ではその対応は難しいようだ。ストーカ行為でも、実際の殺人事件が起きないと、警察は動かない。今回もそれと同じことのようだ。

 その記録をブログに残して、皆さんに注意を喚起するしかないようだ。そう思い、この記事を書いている。

 

原因

 私は、この事故寸前のヒヤリ事例を道路設計のミスと断定した。いつかは、この場所でまたヒヤリ事例が起き、300回に一回の割合で、死亡事故が起きるだろう。ハインリッヒの法則である。現地には「事故多発」との注意喚起の看板も立っていた。

 その件の道路改善案は後日のブログで報告します。

 

P1150579s 相手車の進行方向からの眺め  

 私は川を挟んだ向う側の車線を右方向に走行しての事件である。

 「事故多発」の看板がある。赤の回転灯まで設置されている。危ない場所なのだ。しかし、私が走行した道路からは、この看板は見えない。注意喚起が不十分である。

 相手車からの視界は、川上の土手が盛り上がっており、走行してくる車が見えにくくなっている。だからこそ一旦停止が必要だが、今回はその一旦停止がされなかった。

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再発防止

 警察や国に道路の改善工事を求めるには時間がかかるので、それまで自分でできる身を守るための方策を考えた。

 

1 この道を走らない。 

  この道は信号も少なく快適に走れるので、いつも使っていたが、道路に欠陥があることが判明したので、今後はこの道の走行を控えて、別のルートを走ることにした。

 美味しいものには毒がある。美しい花にはトゲがある。快適な道にも命を脅かす危険があった。交通安全の基本は、君子危きに近寄らず、である。

 

〔事故発生件数〕=〔走行時の事故率〕×〔走行距離〕 

  どんなに注意しても一定の距離を走ると、上記の式の確率で事故は発生する。その対策として、自分の運転技量を上げ、この事故率の数値を小さくするのと、事故率の小さな道を選び、走行距離を少なくして事故の確率を少なくすることが、交通事故防止の最善の手段である。

 この道は2012年12月5日、先の天皇皇后両陛下が大垣に行幸啓された時、使われた道である。そこで私は写真撮影もした。そんな道だから私にはこだわりがあり、よくこの道を使っていた。しかしそこに怖ろしい危険が潜んでいた。

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 先導の皇宮警察白バイと先導車

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 スイトピアセンター・学習館の西側にて 2012年12月5日(著者撮影)

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2 パニックブレーキの定期的訓練を実施

  今回はなんとかパニックブレーキで回避できたが、そのブレーキの踏み方がイマイチであったと反省した。それで衝突寸前のギリギリ停止となっていた。それで、今後は年に一回か2回のパニックブレーキ訓練をすることにした。その実施チェック表を車に積むことにした。火災訓練でも、会社では年に2回ほどやっている。車の運転での最優先事項は自分の命を守ることだ。年に2回ほど実施するのが妥当だろう。

 

女とタイヤを泣かす

 ただし一度パニックブレーキを踏み、タイヤを派手に泣かすとタイヤが0.1ミリほど摩耗する。その費用をタイヤ価格から換算すると、一回で約500円である。金がかかっても命には変えられない。それで命を守る訓練ができればヨシである。タイヤと女を泣かせるとカネがかかるのだ。必要なら泣いてもらう?しかない。

 

 

2022-10-14  久志能幾研究所通信 2515  小田泰仙

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2022年10月13日 (木)

コロナ禍後の伊勢神宮参拝

 

 2022年10月11日、3年ぶりに伊勢神宮に参拝をしてきた。概ね人出の状況も例年に戻ったようだ。たまたま当日から「全国旅行支援」も始まり、11:10発の名古屋発近鉄特急も、ほぼ普通の混雑状況となっていた。現地でも例年並みの人出である。幸せなことに、静寂な雰囲気を壊す騒がしい中国の団体客もいない。おかげ横丁も結構な人込みである。

 伊勢神宮には年間1000万人ほどの人が訪れる。日本にこういう聖地があり、毎年日本人の10人に一人が参拝する。こういう精神的拠り所がある日本は幸せである。これは日本の宝である。

 

 

一人で参拝

 今回は正宮の垂れ幕の内側で、一人だけで参拝できた。幸せである。例年だと順番に数人ずつで参拝であるが、今年は前後に待っている参拝者がおらず、私一人で参拝ができた。神様に今までの平穏無事な生活を送れたことにお礼を述べた。

 

 正宮の垂れ幕の内側での参拝は、特別参宮章があれば可能である。神宮事務所に式年遷宮の造営資金として寄進をすれば、特別参宮章が発行される。私は毎年、参拝する度に寄進をしている。この特別会員券は2年間有効である。なお参拝には正装が必要で、男性は背広・ネクタイ着用が必要である。女性も相応の正装が必要である。

 

 4年前の2018年、馬場恵峰先生ご夫妻を伊勢神宮にご案内して、一緒に参拝ができたことを思い出し、いい時に参拝できたと邂逅した。2年前に二人とも旅立たれてしまわれた。

 時は人を待たず。時ともご縁である。一期一会である。

 今日無事に参拝できたことを神さまに感謝である。

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タクシー値上げで狂乱物価を実感

 なお五十鈴川駅から内宮までは、いつもはタクシーを使うが、今年はタクシーがちっとも来ず、バスが丁度来たのでバスで内宮に行った。それだけ参拝客が少なくなって、タクシーの台数を減らしているようだ。

 内宮からの帰りは、バスの待ち時間が長くなったので、タクシーを使った。その時、値段が1,230円である。以前は1,050円であった。狂乱物価の影響が、ここにも及んでいることを実感した。

 

P1150555s 五十鈴川駅前のタクシー乗り場 2022‎年‎10‎月‎11‎日、‏‎12:54

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‎  伊勢神宮 宇治橋 2022‎年‎10‎月‎11‎日、‏‎13:19

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  手洗い場

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 正宮本殿前

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  伊勢神宮 宇治橋

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  おかげ横丁  ‎2022‎年‎10‎月‎11‎日、‏‎14:21

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2022-10-13  久志能幾研究所通信 2514  小田泰仙

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2022年10月12日 (水)

新型クラウン店頭発表会、日本の死臭を嗅ぐ

売る気モード全閉、新型クラウン納車1年待ち

貧国の富者ではカネがあっても王冠を頂けず

 

 2022年10月8、9、10日に新型クラウン店頭発表会があるとの新聞チラシを見て、最終日、祝日の10日13時半ごろ、店頭に出かけた。そこでお店の対応に呆れた。そこに日本が置かれた現実があった。

 そのお店では、受付に男性1名、女性1名。店の奥で商談中の営業マンが1名いた。来店した私を若い営業マンが対応してくれた。客は私を含めて2名だけである。

 以前のこのお店だと、私が車を乗りつけると、フロントが車両番号で検索して、担当の営業マンが飛んできたが、今回はそんな気配はない。以前のネッツトヨタ南国の猿真似営業技は雲散していた。

 営業マンから新型クラウンの一通りに説明を受けたが、商談テーブルに誘ってのお話しもない。お茶も出てこない。このお店は、もともと法人相手重視で、一般客には冷たいディーラである。私はそんなもんかと達観していたので、納得である。その営業マンに税金の件で質問しても、正確な答えが返ってこない。その営業マンは私に名刺も渡さない。こちらの住所氏名も聞かない。売る気全くなしである。そこで死臭さえ感じた。

 

売る気なしの営業

 その営業マン曰く「今、商談して頂いても、買うか買わないか決定の話だけです。契約して頂いても納車は1年後です」と全く売る気はないようだ。タマがないので、手持無沙汰の有様である。売る気満々とはかけ離れた「売ってやらないモード全開」である。

 こんなことで車販売店としてやっていけるのか、人ごとながら、心配になってきた。

 他のディーラも売る車がなく、閑古鳥が鳴いている。

 

新型クラウンのスペック

 今度の新型クラウンは、ハイブリッド車しか設定がない。私の設計原則であるシンプルイズベストに反するので、好きではない。自然吸排気エンジンの設定もない。

 またFRではなく、FFとなってしまった。実際に運転しても、FRとFFの差は少なく成ったが、この種の車はFRであって欲しかった。

 

 今度の新型クラウンはクロスオーバーなので、車高が高く、イスの位置が高く、乗り込むには都合がよい。ないものねだりだが、そのせいで重厚感がないデザインとなっている。私は好きではない。

 新型クラウンはターゲットは世界に広げ、売る客層を変えたようだ。そういうコンセプトなので、文句と言っても仕方がない。それに合わなければ、買わなければ良いだけだ。どうもトヨタは貧しくなった日本の顧客を相手にしていないようだ。

 

 運転パネルは以前のクラウンより、格段によくなった。以前のクラウンはガキの車のような雰囲気であったが、それが改善はされている。

 

クラウン価格

 店頭のパネルでの表示価格は570万円、チラシでは475万円である。なぜその差があるのか気になる。なにか騙された気になる。オプションを付ければ、結局700~800万円程の値段になるようだ。

 

 2003年頃、ゼロクラウンが発売になった時、新聞広告では価格450万円とあったので、その気になって販売店で見積もりを取ったら、オプション込みで650万円をはるかに超えたので、早々に退散した覚えがある。安い価格を提示して変なイメージを持たせるは詐欺である。だってその車は、「いつかは」のクラウンなのだから。買う方の夢を壊さないで欲しい。

 

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  新聞チラシ

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納車1年待ちの背景

 クラウンをはじめとして、新車の納期は1年待ちが当たり前になっている。しかしトヨタは車の生産がフル生産で、売上、利益とも過去最高を記録しそうである。それでいて部品がなく納車が1年待ちなどざらである。何かおかしい。

その原因は、国内に車を回すより、輸出に回した方がトヨタは儲かるためのようだ。一ドル140円代の円安では、輸出で売った方が利益が倍増するのだ。少し前の一ドル100円代に比べれば4割の円安である。つまり海外に売れば、4割も高く買ってもらえのだ。正気の経営者なら、4割も高く買ってくれる外国の富裕層へ先にタマをまわすだろう。

 原価計算で、損益分岐点を考えれば、4割も高く売れば、利益は倍増するだろう。それが回り回って新型クラウンでも納車が1年待ちという結果だと思う。それは日本没落の始まりの「DISCOVER」である。新しいクラウンが始ると同時に、日本の新しい没落がはじまる。

 

 いくら金を出しても新型クラウンが買えないのだ。そううち、カネをだしても食料が買えなくなる事態となる。食料自給率40%で、日本の命を守れるのか。それはウクライナ戦争を見れば、燃料が手に入らない状態になっているのことから類推すれば容易に考えられる。

 

検討死の問題

 この失われた30年間で、政治の貧困で日本国民が貧しくなったのだ。政治の経済政策の失敗である。検討氏の岸田政権がまともな経済政策を実施していないのが根本原因である。そういう政治家に投票した有権者にも責任がある。もっとまともな政治家を選ぼう。今のマスコミは媚中派に牛耳られていて、世論が操作されている。媚中派、利権屋、媚宗教派の政治屋を選挙で選べば、日本はさらに貧しくなり、他国からの侵略に脅かされる。国民はもっと国際情勢、経済を学ぶべきだ。

 今のままでは明日は、日本もウクライナなのだ。今の日本の現象は、日本国民の心を表しているのだ。貧者のクラウン(王冠)を脱ぎ捨て、富者の王冠をかぶるために精進をしよう。

  

2022-10-12  久志能幾研究所通信 2513  小田泰仙

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2022年10月10日 (月)

十万石まつり、大垣の復活を願う

 大垣十万石まつりが10月9日、開催された。このお祭りも、この新型コロナウイルス禍のおり、3年ぶりの開催である。観客は約1万人(主催者発表)、市内のスポーツや芸術の約50の団体の総勢約2000人が、歩行者天国となっている大垣駅前大通りを行進した。

 約2000人の行進は大垣市の秘めた若いパワーを示すようで、見ていて嬉しかった。例年より演奏楽団の数が少なく、少し寂しかったが、それでも大垣にお祭りが戻ってきたのだ。

 

観閲者

 私はその反面、その行進を観閲している大垣市の幹部達(患部?)を観察して、哀しくなってきた。

 この行進する若人を支える家庭家計を破壊しているのがこの大垣市の幹部達(患部?)なのだ。新型コロナウイルス禍で市民の生活が苦しくなっているのに、実質増税のゴミ袋有料化を推進する石田仁市長以下の為政者たちである。自分達は高給を食み、のほほんとしている。大垣が衰退の一途なのに、無為無策である。その傷口に、ゴミ袋有料化の悪政で塩を摺り込んでいる。それもゴミが減っているのに、増えているという大嘘をついての悪政である。市民に寄り添わない為政者など、市民の敵なのだ。この子供たちの行進を見て、何も思わないのだろうか。

 

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 閲覧者の市長以下の為政者テント本部。

 ここが大垣駅前商店街の中心地である。

 その後ろのビルは大垣商店街組合。まるで幽霊屋敷のような外観。

 これが市の再開発を怠り、大垣市全体を衰退させている象徴である。

 石田仁大垣市長は何も感じていないようだ。 

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 行進を閲覧する大垣市の幹部達

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長の責任

 若人の教育を蔑ろにしているのが老害の山本譲教育長である。もう72歳なのに、大垣市の教育を支配している。今でも大垣市の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低である。一時は、日本全国を酷暑が襲った数年前、小中学校のエアコン設置率を県下最低に放置したのだ。県下の他市は100%のエアコン設置率だったのに、大垣は2.1%であった。後から国に泣きついて、設置をした。

 以前の元気ハツラツ市行事で、児童生徒が酷暑のなか灼熱のコンクリートの演台上で踊りを強制させられているのに、知らんふりをした張本人である。大垣市の一商店街の金儲けである「元気ハツラツ市行事」に幼稚園・小学校の園児、生徒を動員させたのだ。倫理違反である。そういう状況に陥れた元凶がこの山本教育長である。小川敏市長が退陣してもまだ居座っている。

 為政者はやったことだけではなく、やらなかったことにも責任が発生する。教育長として倫理違反を阻止しなかった責任がある。それで園児児童の命を危険に晒したのだ。

 

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2022-10-10  久志能幾研究所通信 2512  小田泰仙

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窓際のトットちゃん、神の領域に近づく

 

 1976年2月2日から『徹子の部屋』が始った。現在で46年間の長寿番組となっている。黒柳徹子さんが『徹子の部屋』を病欠ゼロで46年間続けられた秘訣には、ジャイアント馬場さんからの助言があった。

 ジャイアント馬場さんは、黒柳徹子さんが100歳まで仕事をしたがっていると聞き、それならスクワットをやりなさいと指導をされた。

 

 『徹子の部屋』が長寿番組として続けられた要因は、黒柳徹子さんに「体は資本である」との考えがあるからだ。ジャイアント馬場さんから教わったスクワットを毎日欠かさず一日50回やっている。また軽い体操を毎日1時間している。エアロバイクも室内に設置している。

 黒柳徹子さんは23時には寝て、10時までしっかり寝る。5時間ほどで一度目が覚めるが、白湯を飲んでまた寝るという。

 また窓際のトットちゃんは好奇心が全開である。それが知力の維持に貢献した。体が元気でも、ボケては何事も継続できない。黒柳徹子さんは御年88歳で元気溌剌である。

 

10年は偉大なり

20年は畏るべし

30年は歴史なり

50年は神の如し

 

 人生は窓際でよい。人生は細く長く生きた方が勝ちである。天才でない凡人は長く生きることが、凡人の生き様である。人生でスポットライトばかり当る場所にいると、あらぬ誹謗中傷を受け、病気や突然死などに襲われる。

 せめて第二の人生は、窓際で静かに長く生きよう。窓の外(あの世)に出されるまでは、好奇心満杯の「窓際のトットちゃん」の生き方をしよう。私も『オダブツ教の部屋』である『久志能幾研究所通信』を続けたい。

 

P10409731s 馬場恵峰書

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2022-10-10  久志能幾研究所通信 2511  小田泰仙

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2022年10月 7日 (金)

風が吹くまで昼寝かな ゴミ袋有料化で生活悲惨 大垣市の堕落 磨墨知647

   

「風車 風が吹くまで 昼寝かな」 (広田弘毅)

 

 不遇の時には、あがいても無駄なエネルギーを使うだけ。風が吹かない時は自分を充電する時間にしよう。風が吹いた時、充電したエネルギーが時間を圧倒する。

 首相を務める能力のある広田弘毅が左遷をさせられ、閑職としてオランダ公使に飛ばされた時期は辛かったと思う。彼はオランダ公使赴任中、本を読みまくっていた。

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 1991年10月14日 オランダにて  著者撮影

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舟越圭作 「長い休止符」

 「長い休止符」でGoogleの画像検索をして下さい。

 (著作権の関係で掲載できませんので、画像検索をして見て下さい)

ArtFM メナード美術館「舟越桂2012 -永遠をみるひと-」(愛知県 ...

   

 舟越圭作「長い休止符」は、バイオリン(仕事)を奪われた演奏家が、弾きたくても楽器がなく、呆然と手を動かす様を表している。長い自身の影の横に、奪われたバイオリンが影として地面をさ迷っている。

 

 この作品をメナード美術館(小牧市)で見て衝撃を受けた。ある時期、私も閑職に飛ばされて仕事のない悲哀を体験させられた。鬱症状もでて自殺も考えたこともある。でも意思を持って病気を治し、復帰をした。それで今の自分がある。負けていたら、今はない。

 その経験があるから仕事をする意味が理解できる。お金があっても仕事がない状態は地獄である。人は失ってみて始めてその価値に気づくもの。

 仕事のない死んだ時間を、次のチャンスのための準備時間にしょう。それは神様が与えてくれた黄金の時間。勉強し放題である。

 

仕事を奪う者ども

 今、コロナ禍が渦巻き、給与削減、在宅勤務、雇止め等で、国民は大変な時期を過ごしている。仕事(バイオリン)をしたくても、その仕事が奪われた状態だ。ある人は、そのせいで精神的に追い詰められ、バイオリンにも触れなくなる鬱の精神状態になっている。

 そんな折、大垣市でそのバイオリン(仕事)を奪う悪政が、ゴミ袋有料化の実施である。仕事を奪われ、収入が絶たれ、なおかつ増税である。

 悪代官どもが、新型コロナウイルス騒動で景気が落ち込み、給与も下がり、雇止めも発生している中、ウクライナ戦争で物価が高騰しているのに、ゴミが増えたと大嘘を言い、ゴミ袋有料化の悪政を実施する。家庭ごみの量は10年前に比べて減っているのだ。

 商業のゴミは増えているが、市民の出す家庭ゴミは減っている。それなのに、ゴミ袋有料化で、実質増税である。まるで生活に苦しんでいる傷口に塩をすり込むようだ。

 この施策で3億円のカネが市民税から出ていく。大きなカネが動けば、必ず政治家に利権が発生する。そのゴミ袋有料化推進の首謀者は、石田仁市長と近沢正議員(ゴミ袋有料化推進委員長)である。二人は市民の敵である。次回の選挙では、投票してはならない。

 このまま市民に寄り添わない汚役人や汚議員が繁殖すると、大垣市は滅亡である。

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資料 

大嘘1

 「ごみの減量を目的」が大嘘である。岡田議員が調べた結果では、家庭ごみは減っていて、増えているのは商業系のごみである。

 2015年から2019年にかけて大垣市民一人当たりのゴミ量は0.4%も減っている。しかし事業所から出るゴミ量は6.4%も激増しているのだ。増えたのは、行政が出すゴミと商業者が出すゴミの量なのだ。

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      「岡田まさあき市政報告 令和4年5月」より

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大嘘2

 また大垣市ごみ総量は、過去最大ピークが7.8万トン(2006年)のであったが、それから市民の努力で令和元年には5.1万トンまで減っている。それでなんでゴミが増えたと言えるのだ。駅前商店街がこの20年間で60%もシャッターを下ろせば、ごみも減る。大垣市は小川敏の悪政で大垣経済が低迷し、それにつれてゴミが減ったのだ。大垣の没落で人が大垣から逃げ出し、人口も減った。経済が低迷し、人口が減れば、ごみも減る。経済の基本である。

 

 ごみが増えてゴミ焼却炉の増設が必要ならともかく、現在の処理施設で、なんの問題もない。16年まえの7.8万トンの処理能力に対して、3万トンもの余裕があるのだ。16年前より35%もごみ量が減っていて、なぜゴミが増えたと嘘を言うか。

 

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  グラフで見る大垣市のごみ総排出量(総量)は多い?少い?(推移グラフと比較) | GraphToChart

 

2022-10-07  久志能幾研究所通信 2510  小田泰仙

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