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2022年10月19日 (水)

死亡予告通知、赤紙(招集令状)?

 

 先日、中学校を卒業後56年が経過したと、中学校同窓会の案内ハガキが届いた。そこに「同窓会は今回で最後の予定で……」とあり、愕然とした。要はこれから卒業生の皆さんも後期高齢者となり、死亡者が増加するので、今回が最後だという意味のようだ。

 今回の通知には、何か己の死亡を予告されたようで、嫌な気分となった。当然、私も相応の歳になったし、4年前にがんを患ったので、当然死は意識をしている。しかし、文書でそれを明言されるとイヤなものだ。

 何も今回が最後の同窓会だと言わなければよい。仲間が沢山生きていれば、同窓会を継続してやればよい。同窓会の案内なら、もっと長生きして、またやろうというメッセージを発信して欲しいものだ。

 

 5年前の同窓会では、私のクラスの仲間の2割が亡くなっていた。その五年後の同窓会では、どうなっているか、気がかりである。仲間の誰かに起こる「死」は、人ごとではない。

 

「誰かに起こることは、誰にでも起こるのだ」

       (セネカ著『マルキアへの慰め』)

 仲間の2割が既に亡くなったことは、明日は自分の番なのだ。

 

「若さによらず、強きにもよらず、思ひかけぬは死期なり」(徒然草)

 だからこそ、今ここ、日々を充実して、日々全力で生きていくしかない。後期高齢者になれば、いやどんな歳でも、人間である以上、いつ死んでもおかしくない。毎日がそれで人生が完結した日になる覚悟で生きていきたい。

 

天才でない凡人は長生きすることだ。 坂村真民

 自分は37兆個の細胞を経営する社長なのだ。各細胞、各組織の持てる能力を最大限に発揮させて、使命を全うして、来世に旅立ちたい。己の命の長さは、全ては己の経営手腕かかっている。 

 

よく働いた一日が安らかな眠りを誘うように、よく働いた人生には安らかな死が訪れる。   ゲーテ

 不節制(体の経営の失敗)をして早死にするから、生木を裂かれるような苦しみを味わう。使命を全うし、老いて枯れるように倒れれば、苦しまずに逝ける。それが理想である。私はその理想を思い描きながら仕事をして生きている。

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 馬場恵峰書

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2022-10-19  久志能幾研究所通信 2519  小田泰仙

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