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2020年2月

2020年2月29日 (土)

夢を持とう

 夢があるから理想がある。理想があるから志が生まれる。

 志があるから計画が生まれる。計画があるから行動が生まれる。

 小さな一歩一歩の行動の積み重ねで夢に近づく。

 歩みを止めなければ、何時かは夢の実現に到達する。

 夢が叶わないのは、途中で諦めるからだ。

 夢がなければ、何も始まらない。

 夢を持つか持たないかが、犬猫との差である。

 人とは霊止(ヒト)である。霊にはご先祖のDNAが伝わっている。

 そのDNAが夢の実現を応援してくれる。

 自分はご先祖の代表で今を生きているのだ。

Img_47301s   馬場恵峰書

 

ストーリとは

 夢にはストーリが必用だ。ストーリとは、自分が語る夢物語を、己と皆が信じられるようにモチベートすること。

 「宗教」も「お金」も「信用」も総てストーリでの架空の存在である。そのストーリを人々が信じるから、それが生まれ、発展して、今の文明社会が生まれた。

 例えば「宗教」も、その教祖の話を信ずれば天国に行けると信じて、その宗教に帰依する。王はそれを手段として国家を作った。人がその宗教のストーリを信じたのだ。仏教もキリスト教も同じである。オウム真理教も同じである。どんな宗教も、最初は新興宗教である。自分が教祖となり「自分教」を立ち上げよう。私はオダ仏教の教祖である。

 一万円札の「お金」は、単に日本銀行券で単なる紙切れである。日本政府が保証をするというストーリで、お金として使えるにすぎない。

 未開人や、犬猫に食べ物の代わりに一万円を与えても、喜ばない。人は「お金」というストーリを信じて、お金が存在する。だからビットコインという仮想通貨も出現してきた。

 「信用」もその人のストーリがあって、人から信用してもらえ、1億円の借金でも、それが出来る人と出来ない人とに分かれる。人がスト―リ(夢)を語れるかのレベル差である。「自分信用金庫」の格を上げよう。

 

願棒、叶針

 だから夢は大きく持とう。夢は棒ほど願って、針ほど叶う。だから大きい夢を見よう。

 夢を信じて行動できる人は幸せである。それを信じて騙された人でも、一時的に夢を見ることができた。それも幸せである。騙されたのは、自己責任である。騙された人は、人を観る眼が無かったのだ。それで良き人生の勉強ができて良いではないか。それで日本経済の活性になれば、めでたしめでたし。

 

ご真言

 オダ仏教の御真言は「自分の夢のストーリ」である。誇大妄想の夢でも、嘘八百でも、夢の真言を10,000回も自分に語り、人に語り、心で唱えれば、脳細胞が活性化して、いつかそれが真実になる。

 ご先祖が与えてくれた己の命、夢を見ない人生ではご先祖に申し訳ない。夢を見ないのでは犬猫である。せめてご先祖を超えることだけでも夢としたい。

 その夢が悪いことでなければ、お金は何とかなるものだ。オダ仏教の佛さまがきっと助けてくれる。私は、そう信じてやっている。

 

夢の世に、夢見し夢は夢ならで、夢見ぬ夢を夢とこそ知れり

 

Img_43531s  馬場恵峰書

 

2020-02-29 久志能幾研究所通信 1495 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

大垣市役所食堂のランチは、不健康品だらけ

 私は脳梗塞、心筋梗塞、認知症、癌、網膜静脈閉塞症の病気の予防のため油を使った料理は避けている。油を使った料理は高血圧症を招き、前記の病気の遠因になると確信した。それは真島消化器クリニックの真島院長の指導と私の推定からの確信による。

 真島院長の診断では、診察した当初は、脳梗塞、心筋梗塞になる危険性がかなり高い危機状態であった。私は20年来、高血圧症に苦しみ、降圧剤を服用していた。しかし真島院長の食事指導により、高血圧症が治り、現在は降圧剤の服用が不要となった。

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 上図 私の右腸骨動脈の血管の断面写真

真島消化器クリニックにて  2018年7月9日

 当初、血管内部のプラーク厚みが2.72mmもあったが、2年かけて食事療法で1.49mmまでに減少した。血圧も正常に戻った。

 

油料理

 油を使った料理は、素材の味を誤魔化し、鮮度を誤魔化し、人間の舌を麻痺させる。油料理を出せば、飲食店は儲かるが、将来に人間の体に死病を発生させる時限爆弾を提供することになる。

 私の前職の会社の食堂でも、油で揚げた食品が多かった。それが私の高血圧の原因と推定している。

 現代日本でレストランに行くと、油を使った料理の氾濫である。油を使っていない料理を探すの難しいほどである。テレビのCMでは、油を使った料理、砂糖を使った料理・菓子ばかりである。

 それが現在日本の癌の増加、認知症の増加、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病の増加であると私は推定している。

 私が小学生の頃の60年前は、こんなに美味しいものは氾濫していなかったし、癌も認知症も癌も脳梗塞も心筋梗塞も数が少なかった。その後の「美味しいモノ、油・砂糖・添加物を多量に使った贅沢な食事」の氾濫が現代の病気の原因だと私は推定した。

 

極楽ポイント

 だから今の私の食生活は、禁「サラダ油を使った料理」、禁「油を使って焼いた卵」、禁油脂、禁「油の乗った美味しい魚」、禁「天婦羅」、禁「お饅頭」、禁「甘いケーキ」、禁「お煎餅」、禁酒である。お煎餅も張り付き防止で油を使って焼いているからダメなのだ。それはドクターストップである。

 美味しいものには毒がある。食品メーカは、「味の極楽ポイント」の開発に余念がない。「味の極楽ポイント」とは、一度食べ始めたら、止められない、止まらないという「味」の開発である。その味には添加物がふんだんに使われている。その添加物の多くは、欧米では禁止された種類である。マーガリンもそのうちの一つである。厚生省の役人は天下り先の利権の関係で、添加物の認可が野放し状態であると推定される。

 

歴史のIF

 今の庶民の食事は、古代エジプト王のクレオパトラの食事よりも豪華なのだ。もしクレオパトラの食事が今と同じ豪華なら、美食家の彼女は肥満体になり、ジュリアス・シーザが恋に落ちることもなく、エジプトの歴史が変わっただろう。現代人は食の奴隷になっている。

 

大垣新市庁舎のランチ

 岐阜新聞のべた褒め大垣新市庁舎の食堂の記事「城望む景観も魅力 大垣市役所の食堂口コミで人気」(2020年2月16日)を見て、2020年2月27日、大垣新市庁舎の食堂に出かけて食事をしようとして、そのメニューを見て呆れた。当日の3種類のランチメニューは、全て油を使った料理で、私が食べることが出来ない種類であった。私は何も食べずに大垣市役所の食堂を後にした。

 そのランチメニューは、唐揚げ定食、味噌カツ定食、魚フライ定食、であった。

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    2020年2月27日のメニュー

 

岐阜新聞社の記事

「城望む景観も魅力 大垣市役所の食堂口コミで人気」

https://www.gifu-np.co.jp/news/20200216/20200216-215695.html

上記のリンクが切れてしまったので、下記に内容を添付します。

 1.pdfをダウンロード

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油を使った料理はご法度

 油を使って揚げれば食中毒の恐れは少なくなる。しかし油を使った料理は、素材の味を誤魔化し、鮮度を誤魔化し、人間の舌を麻痺させる。油を使った料理を出せば、原価を安くして飲食店が儲かるのだ。それは美味だが、健康を害する食品なのだ。

 大垣市は、大垣市民の健康を全く考えていない。市民の健康を食品業者に丸投げである。岐阜新聞社は、大垣市の腰巾着で大垣市の宣伝媒体である。裏でつながっているとしか思えない状況である。岐阜新聞は読者の健康のことなど知ったことではないのだ。新市庁舎と出入りの業者の宣伝に余念がない。そうすれば小川敏の覚えが良いのだと勘ぐってしまう。

 自分の健康は自分で守るしかない。

 自分の城は自分で守れ。トヨタ生産方式を創った大野耐一元副社長)

 

2020-02-28 久志能幾研究所通信 1494 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します

2020年2月27日 (木)

魔墨智◇◇ 時の積み重ね

 一瞬一瞬の積み重ねで一日になる。その一日は二度と巡ってこない。そのご縁も二度と回ってこない。ご縁も一つ一つの積み重ねで花が開き、その恩があって実を結ぶ。

 一生は平凡な毎日の積み重ねである。「積小偉大」こそ時間の大切さを含んでいる。派手な世間受けを狙った一発勝負では、人生も大垣の政治も変わらない。それでは過度に大きな加速度もお金も必用である。無為な一発勝負では、エネルギーの消費が多く、時間の無駄である。だから大垣は衰退した。他山の石とすべき事例である。

 原稿もなしに出まかせでスピーチをする政治家を私は軽蔑する。聴衆の時間(命)を食い物にしているのだ。小川敏のように。

 小さな一事、一事の積み重ねで大きなプロジェクトの成就となる。その一事に己の夢が籠る。一度に夢は叶わない。一歩一歩の前進である。千里の道も一歩から。神は細部に宿る。細部を疎かにすべからず。一瞬を疎かにすべからず。自分という人生プロジェクトを大事にしよう。だから私は時間を大切にする友を大事にしている。

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  馬場恵峰書

 

2020-02-28 久志能幾研究所通信 1493 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年2月26日 (水)

磨墨智116 清水の舞台から飛び降りない

 そんなことをしたら大怪我をする。それよりも、日々の小さな決断をきちんとして、やるべきことを地道に積み上げよう。そうすれば、小さな決断の積み上げで、仕事が障害なく進められる。どんなプロジェクトも小さな決断と小さな仕事量の積み重ねである。そうすれば清水寺の舞台から飛び降りるような無謀な行為は無用となる。

 

土俵のど真ん中で勝負

 どんなプロジェクトも仕事でも、土俵のど真ん中で、正々堂々と勝負をすべきである。やるべきことをさぼったため、土俵の俵際に追い詰められての決断では、リスクが大きくなる。起死回生の決断は、応急処置、対処療法である。その決断は、清水の舞台から飛び降りるが如き決断で華々しいが、失敗する確率は大きい。

 

決断にもニュートンの法則

 いつも正しく速やかに決断をして仕事が回っている状態なら、決断は常に正しく動く状態で継続される。ニュートンの第一法則である。

 日頃、やるべき決断をせず、決断が止まっている状態に陥るから(決断を先延ばし)、上司から崖から突き落とされる羽目になる。

 

物理の法則からの検証

 清水の舞台から飛び降りる決断は、無限大に近い仕事量となる。仕事量は[力]×[距離]で表される。力は[質量]×[加速度]で表される。つまり仕事量は[質量]×[加速度] ×[距離]である。

  W=Fx

  F=mα

 飛び降りた時の力は、加速度が無限大ほどに大きく、結果として、とんでもない仕事量となってしまう。つまり日頃さぼっていたことを思いついてやろうとすると、とんでもない労力が必要になる。だから清水寺の舞台から飛び降りても成果が出ない。

 日頃、地道にやるべきことをやっていれば、そんな事態にはならない。それを二宮尊徳は「積小偉大」と言った。一発勝負で、カッコいいことをやってもダメなのだ。

 

大垣市・小川敏の例

 政治家でも、一発勝負で世間受けのすることばかりする輩が多い。しかしその輩は、日頃の地道な積み上げの政治は軽視する。小川敏は、市長としてやるべき仕事をせず、市民の目を逸らすため、派手な大垣市制100周年記念行事、新市庁舎建設等で市民の目を逸らした。

 大垣市制100周年記念行事の3億5千万円の大出費は、節約第一主義のケチの小川敏にとって、窮地挽回の「清水の舞台から飛び降りる覚悟」であったはずである。大垣市制100周年記念行事経費は、90周年記念行事予算(1億1566万円)より3倍以上にも増えた。だから市長選6選を狙った行事と見てもよいだろう。小川敏は、部下が上申する予算で、前年度より増えることを極端に嫌がり、場合によってはその担当者を左遷するという噂もあるくらいだ。だからヒラメの職員は、予算を必要以上にケチり、大垣市の未来への予算を計上しない。

 ケチな小川敏として、県下一の市民負担額の新市庁舎建設も、「清水の舞台から飛び降りる」覚悟であったはずだ。しかしその結果は翌年も地価の下落である。やはり日頃の政治が大事なのだ。

 

小川敏の末路

 小川敏の19年間の無為無策、無能政治で、大垣は没落し、大垣の地価は51%暴落し、大垣駅前商店街は80%が息絶えた。過疎地との無為な合併で人口密度は半減した。大垣経済は、介護・福祉・医療産業だけが伸びて、総合的に、年率1%で衰退の一途である。交通インフラの整備が放置されたので、朝夕の交通は大渋滞である。台風がこれば、基幹道路が水没してマヒするのが頻繁である。児童生徒の一人当たりの教育費は、県下最低レベルまで削減された。それで大垣の未来が破壊された。

 

崖下に突き落とすのも愛

 決断とは迷いの時間を断ち切ること。やるべき決断をしないから、上司から崖下に突き落とされる。突き落とされるだけ、まだ救いがある。上司は温かいのだ、愛があるのだ。突き落とす上司は部下のことを思っている。

 しかし上司は部下を見限ると、相手にもしない。上司も部下を崖下に突き落とすのに大変なエネルギーがいる。上司は緻密な計算をして、心を鬼にして部下を崖下に突き落とす。

 私も会社で部下を持ったときは、助言を聞かない部下は、無視をした。そうでないと、別の成長すべき部下の育成時間が犠牲となり、組織がダメになり、上司の体がもたない。上司の時間も健康も有限である。そうしないと激務の中間管理職は命がいくつあっても足りない。愛の反対は、憎悪ではなく、「無視」なのだ。

 

求む、徳川家康

 大垣の再生には、徳川家康タイプの政治家が求められる。小川敏は明智光秀タイプの政治家のようだ。小川敏は、知識だけはあるが智慧がなく、世間わたりが下手で、一発勝負(本能寺の変)で窮地打破を目指す政治家のようだ。小川敏は、重荷を背負って遠き長い道を歩くことが出来ないのだ。

 大垣には、今から時間をかけて大垣を再生する大仕事が横たわっている。

S   馬場恵峰書

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2020-02-27 久志能幾研究所通信 1492 小田泰仙

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2020年2月25日 (火)

新型コロナウイルスより怖しい徘徊老人

危機一髪、人を轢かずに済んだ 💛

 

 私は、夜間の車の運転は控えるようにしていた。しかし、昨夜、2020年2月24日、少し気が緩んで夕方に出かけた。帰路時は日が暮れ、自宅近辺で人を轢く寸前のヒヤリ事例に遭遇した。相手は痴呆症の徘徊老人のようだ。人を轢いて死亡事故でもなれば、私の人生が終わってしまう。死亡事故でなくても、老人のため怪我で要介護の状態になったら、相手の家族がまた大変だ。その保証も大変だ。それこそ生殺しの地獄に堕ちる。

 今、日本は認知症患者の増加とその徘徊の増大である。それを受けてオダ仏教団極楽交通省「戒厳令」を発令した(?)。認知症の氾濫は、新型コロナウイルスより危険である。私は「車での夜間外出禁止令」を自分自身に課した。

 

事故防止策

 事故防止には、夜間の運転は控えることを徹底するしかない。夜の遊びの徘徊(?)禁止である。特に、生活道路では、要注意である。

 

 事故の発生数=走行距離×事故率

 

 事故率は、夜間はその事故の発生確率が跳ね上がる。また生活道路でも、その発生確率が跳ね上がる。走行距離がゼロなら、事故はゼロである。だから夜は車で出かけてはダメなのだ。

 

ヒヤリ事例状況

 昨夜、2020年2月24日、18:25、日没直後、暗くなっていたので、私は慎重に運転をしていた。基幹道路から生活道路に入り50mも走ったところで、直前を横切る老人を発見した。私がその老人をハイビームで照らしても平然と後ろに手を組んで、悠然として歩き、そのまま道を横切って道横の自宅に入って行った。老人は私の車を全く認識していなかった。それで認知症の老人と断定した。

 最近はそういう徘徊老人が多い。昼間ならよほど早く発見できるが、夜間に闇に溶け込んで直前に車の前を横断されると、直前にならないと発見できない。

 以前に同じような状況で、この近くで人身事故を起こしたことがある。その時は、相手は黒い服装で、ヘッドフォンで音楽を聞きながら下を向いて歩いていた。相手は私が止まると思っていたようだ。私は相手が背景の暗い壁に溶け込んで、発見できなかった。

 そのため今日は夜の運転だからと、慎重に予測運転をしていたため、ヒヤリとはしたが、大事には至らなかった。

 

徘徊老人と断定

 その状況をドライブレコーダーの記録で確認してみた。相手の老人は、ヘッドライトに照らされても当方を全く認識していない行動ぶりである。まるで、さあ轢いてくれと言わんばかりである。今は、そんな老人が大手を振って徘徊している。

 日本では65歳以上の15%が認知症である。75歳以上は25%が認知症である。怖ろしい時代である。その数、602万人(2019年)。年々増加の一途である。2025年には700万人になると厚生労働省は予測している。この数値は、コロナウイルス罹患者数どころではない。

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 2020年2月25日、18:25  

 右手から横断する老人が闇に溶け込んでいる。

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 2020年2月25日、18:25  上図から1秒後

 前方に老人が道を横切っている。はっきりとは見えない。

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 2020年2月25日、18:25  上の状態から2秒後

 ヘッドライトをハイビームにして、老人が浮かび上がった。

 老人は我関せずで、後ろに手を結んで悠然と横断。

 

発見の法則

 今回のヒヤリが人身事故にならずに済んだのは、私が「極楽運転道」(『交通安全の科学』自著)「発見の確率」の法則を知っており、注意して走行したからだ。無意識に走れば、事故になったかもれない。

 

「発見の確率」

 事故防止には、事故を起こす要因・物体を、いかに早く発見するかに尽きる。そのためには「発見する確率」と「発見される確率」の向上をすればよい。なにせ、事故原因の55%が「認知の遅れ」である(1967年自動車技術会の調査データ)。このことから、事故の要因(障害物等)の認知(発見)をいかに早くするかで、事故に合う確率は激減する。認知の向上には、「発見しやすさ」と「発見されやすさ」を向上させればよい。

 「発見しやすさ」と「発見されやすさ」の確率を、1938年にローパーとハワードがドライバーの直前にダミー歩行者を飛び出させて実験してデータを得ている。実験では、何が起こるかを全く予知していない被験者が運転する車の直前に、ダミー歩行者を飛び出させて、ドライバーがそれに気づいてアクセルベダルから足を離す時点でのダミーから車までの距離を測定した。予知していれば当然視認した距離をLn 、実際にドライバーがダミー歩行者を視認した距離をNa として、〔Na /Ln 〕を横軸に、縦軸にダミー発見ドライバー数の累積頻度を図・7に図示する。これから下記のことが分かる。

 

・ダミー歩行者を予知せぬドライバーは、予知しているドライバーには見える視認距離の70%まで近づくまでは、一人もその存在に気づかない。

・50%の距離に近づくと、半分の人が気がつく。  

 予知しないドライバーが妨害物を発見する確率が50%になるのは、予知している

   ドライバーの視認距離の1/2になってから。

   つまり、意識して見れば人の2倍は見える 

・25%の距離まで近づいて、初めて全員が気がつく。

 

 予知を意識した運転とそうでない場合では、事故を起こす確率が異なるのをこのデータは証明している。

Photo

ドライバーの妨害物発見確率曲線 (V.J.ローバーTrans,IES" 1938.05

 

 また事故の大半は「衝突する相手の車を発見しなったため」に起きている。

 事故件数を違反別に分類したデータ(図⒏2)から、「安全不確認」、「脇見運転」、「一時不停止」、「動静不注視」、「漫然運転」のワースト5の合計は54.4%に達する。このワースト5こそが「不発見型」の事故である*3。

 

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  図8.3   運転者の内容別事故件数

 

2020-02-25 久志能幾研究所通信 1491 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

お礼 累計閲覧数 150,000越え

 今日、2020年2月24日、22:30ごろ、当ブログの閲覧累計数が150,000を超えました。エディオンブログでも、人気ブログランキングで6位を確保しました。皆さまの閲覧にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

 

 ブログ閲覧累計数が大垣の人口を超えれば大垣が変わる、と信じて大垣行政の問題点を解析し続けてきた甲斐がありました。悪意ある妨害コメントもありましたが、今後もそれに負けないように精進していきます。

 今後も大垣を良くし、日本を良くし、皆さんの人生を良くするための情報を提供してまいります。

 

2020-02-24 久志能幾研究所通信 1490 小田泰仙

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2020年2月23日 (日)

磨墨智89 決断できない部下は崖から突き落とそう

自分は清水寺の舞台から飛び降りよう

 

 成長する部下はそっと背中を押すだけで、自然に一歩踏み出してくれる。3分間で決断できない部下は、3年間経っても決断できない。

 ニュートンの第一法則で、止まっている部下は、永遠に止まっている。だから跳ぶのを待つのは時間の無駄である。獅子が我が子を崖下に突き落とすように、心を鬼にして優柔不断な部下を崖から突き落とそう。きっと大きく成長してはい上がってくる。人の前に克服できない障害は現れない。

 優柔不断が人生時計の針の進み方を遅くする。「遅い」というのは罪悪である。人が躊躇うしている間も、宇宙の絶対時間は冷酷に刻まれて進む。何時かは人生の最期の日が訪れる。

 

清水寺の舞台

 優柔不断な自分を、清水寺の舞台から飛び降りるように追い込もう。追い込まれれば、自分は信じがたい力が出せる。「火事場の馬鹿カ」である。「産むが安し」である。

 やってしまった後になり、何であんな些細なことに躊躇したのかと、後悔することが、この50年間でしきりである。毎日が反省の日々である。行動して失敗する後悔よりも、しないで後悔した方が、悔いは大きい。跳べなかったのは、跳べるはずがないという、オダ仏教教祖からの自己暗示に罹っていたのである。その洗脳から目を覚まして、人生の宇宙に飛び出そう。洗脳から解放され、宇宙には束縛のない無重力空間が広がる。

 

洗脳教育

 オウム真理教麻原教祖の洗脳教育で、清水寺の舞台から飛び降りるよりも恐ろしい行為をした人たちがいた。信徒は地下鉄内でサリンを撒いた。人として超えてはならぬ一線を超えた人たちだ。それほどに、洗脳教育は怖しい。

 その洗脳教育を自分のために、良いことに使おう。「自分はできない」という洗脳教育から抜け出そう。悪いことのために飛び降りるのではなく、世のために清水寺の舞台から飛び降りるなら、神仏が助けてくれる。

 

重力の壁

 ある時、アインシュタインがエリザベス女王に、「この崖から飛び降りるとどうなるでしょうか」と尋ねたことがあった。女王は、飛び降りれば死んでしまうのが当たり前なのに、変な質問ねと思ったという。アインシュタインが聞きたかったのは「飛び降りて落下の途中で、重力の影響のない世界に漂ったら、どうなるでしょう」を聞きたかったという。天才アインシュタインにとって怪我とか死は眼中になかった。

 我々は「重力」という社会の常識、慣習、掟、束縛から動けないように制限をされて生きている。我々は、それの束縛がない無重力な世界を体験すべきなのだ。世間のしがらみかを断ち切るとは、清水の舞台から飛び降りることなのだ。だから部下には、部下を支配している潜在意識の束縛から開放するため、崖から突き落とすのだ。(それは上司には快感である? 体感済)

 危機に遭遇して、自分を庇ってしまうからドツボに嵌って、益々窮地に追い込まれる。そういう時こそ、勇気を出して一歩前進である。

 

ご注意

 しかし、崖から突き落としてはいけない人がいる。全ての人がリーダになれるわけではない。メンタル的に弱い人もいる。その見極めをしないと、自分の大事な時間が無駄になる。

 

2020-02-23  久志能幾研究所通信 1489 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年2月22日 (土)

組織のリーダの使命

 リーダよ、夢を語れ

 

 会社社長の使命は、会社の未来を創ること

 大垣市長の使命は、大垣の未来を創ること

 家庭の長の使命は、家族の未来を創ること

  個人のプロの使命は、その道の未来を創ること

  後に続く人のために、道を創れ

 

 リーダは組織のあるべき姿の夢を語り、夢を形にするため、それの実現に情熱をかけて邁進し、責任感でそれを成就する。

 組織の現状維持だけなら、それはナンバーツーの仕事である。組織のトップは、未来への投資を選択・決断して、未来への道を拓くため組織の方向づけをするのが使命である。それはリーダが命を掛けて取り組む仕事である。

 

ルーチンワークと未来を創る仕事は違う

 現状の大垣市長の日々の業務はルーチンワークで、助役がこなせばすむ話である。決まりきった例年の敬老会の挨拶、スポーツイベントの挨拶、元気ハツラツ市行事の挨拶など、大垣の未来への貢献は皆無に等しい。誰が挨拶しても定型文を棒読みするだけである。特に小川敏の出まかせの論理構成のない挨拶など、誰も聞いていない。

 

人の育成

 未来を創ってくれる人の育成、人の教育へ投資、産業・稼ぐ事業の育成、文化の育成が、会社でも都市でも己の家庭でも、最重要項目である。伝統・歴史も成果も利益も人が作る。それを生み出す人財を育成しないと、組織は成長しない。人を創ること、それが長の使命である。家庭の長は主人である。都市の長は市長、会社の長は社長である。

 

前職の会社の社長は決断せず

 私の前職の会社では、歴代社長は「教育は大事だ」とお題目では毎回唱えるが、不況になると真っ先に教育費を削減していた。歴代社長は、学歴だけは立派だが、決断が出来ない人達だった。社長は時代が急速に変貌する中、未来への投資において選択と決断が出来なかった。そのため会社は段々とジリ貧になり、最後は市場から淘汰されて65年の寿命を終えた。従業員は相手先の会社に吸収合併され、悲哀を味わった。歴代のトップは人への投資を怠ったのだ。

 

大垣市を衰退させた小川敏は、節約最優先の貧乏神

 大垣市長の小川敏は、現状維持どころか、大垣を没落に導いた。デフレの時代、現状維持は衰退の道である。小川敏は現状維持さえできなかった。

 口先だけの魔術師は、節約ばかりで、未来への投資をせず、市長のあるべき使命に反した19年間の無能政治で、大垣の未来を消した。それでいて自己宣伝の行事は市民税を使い放題の大奮発である。

 小川敏の最大の過ちは、それに気が付いていないこと。知識はあっても智慧がない。だから市長6選に出馬を決断した。それが実現すれば、24年間の独裁政治である。

 

教育費削減の愚策

 小川敏は大垣市の児童生徒の教育費を県下最低レベルに落とし、その予算を自分たちの給与にお手盛りをして、県下一の高さにした。それの怖しい未来の結果になることに考えが及ばない。また、それを恥とも思わない厚顔さである。政治家失格である。子供たちが大垣の未来を創ってくれるのに、小川敏は、それへの投資を抹殺したのだ。それで大垣の没落は確定的になった。

 

教育費比較

 大垣市の教育は県下最低レベル

          一人当り予算   児童生徒数 

         千円  大垣100で   人

 多治見市    735    158    8,862  

 岐阜市     529    114    32,074  

 可児市     517    111    8,352   

 大垣市     465    100    14,400  

 各務ヶ原市   445     96    12,525   

 刈谷市(愛知県)918    197    11,120  

 

大垣駅前のマンション建設の愚策

 小川敏は、大垣市が稼ぐため(税収向上)の産業育成には投資をせず、人口を増やすためにマンション建設誘致ばかりした。彼は大垣市の人口だけが増えればよいとしている。その末路は、生産人口の減少での税収減少と社会保障費の増大である。大垣市のスラム化である。

 私はマンション建設に反対ではない。大垣駅前商店街をつぶして、マンション建設をするから、異を唱えているだけだ。大垣駅前商店街の裏手にマンションを作ればよいのだ。それとも、マンションの下階を店舗にすればよい。芸もなく、何も考えずマンションを誘致するから大垣の顔である大垣駅前書店街が息絶えたのだ。

 

異邦人の増加

 そのマンション住民は、自治会組織への加入も拒否して、市民として払うべき費用の出費を拒否している。その分、真面目な大垣市民の税負担が増えるのだ。大垣市民には、ゴミ回収や教育、医療、介護の社会保障費(税金)は増える一方である。新規マンション住民の意識は、名古屋市民である。大垣は寝るだけの場所である。彼らは大垣がどうなっても知ったことではないのだ。

 小川敏行政はそのマンション住民への指導さえせず、マンション誘致に余念がない。現在、大垣駅前はマンションだらけである。小川敏は、大垣市を税収が増えず、学校や病院、介護施設等の経費が増えるばかりの老人のベットタウンに落ちぶれさせてしまった。小川敏は、大垣市を医療・介護費用増大の蟻地獄体制にしてしまった。

 

娯楽遊行費の散財

 それでいて市民には娯楽遊行費としか思えない「大垣市制100周年記念行事」に3億5千万円も市民税を散財した。その会計報告もない。それは大垣の活性化には全く貢献せず、翌年も大垣市の公示地価は下落である。結局、小川敏が市長になって19年間、公示地価は連続下落である。いかに小川敏の政治が無能なのかを示している。

 小川敏は、私の両親が50年前に買った不動産価値を半分に激減させた。もし三河地区で不動産を取得していれば、逆に価値が上がったのに。これは大垣市民全員の恨みである。

 

贅沢な新市庁舎建設

 それでいて、小川敏は大垣の発展には貢献しない贅沢な新市庁舎を建設した。新市庁舎の市民の負担額は、県下一の高さの贅沢さである。3年待てば、激安になるAI、IT機器を導入して業者を儲けさせ、己のPRに使う為、割高のIT設備を新市庁舎に入れた。それは費用対効果の薄い投資である。出すべきお金の使い方が間違っている。その分、大垣に未来が暗くなった。市民の不幸の種である。要は市長選6選に向けた事前選挙活動の一環であると推定される。

 

市庁舎費用比較

 新市庁舎の建設費、大垣市は県下一豪華

      人口  新市庁舎費用  市民一人当たり負担

 大垣市   159千人  126億円  79千円(県下一)

 岐阜市   406千人  266億円  65千円 

 各務ヶ原市 145千人   83億円  57千円

 多治見市  107千人   52億円  48千円

 

大垣市の没落

 小川敏が市長になる19年前は、大垣市の一番高い土地(一等地)の公示価格は岐阜市に次いで県下二位であった。今は大垣が没落して、それが多治見市にも抜かれて、県下5位まで下落した。小川敏が市長になって、19年間連続で公示価格が下落して、51%も地価が暴落した。小川敏の無為無策の無能政治が元凶である。

 

大垣市地価平均     前年比変動率

 2001年[平成13年]   12万4222円/m2  -7.98%  下落 小川敏市長就任

 2002年[平成14年]   10万8425円/m2  -10.10%  下落

 2003年[平成15年]   9万6470円/m2   -9.65%  下落

  2004年[平成16年]   8万3482円/m2   -8.56%  下落

 2005年[平成17年]   7万3836円/m2    -7.04%  下落  小川敏市政2期目

 2006年[平成18年]   7万2277円/m2    -4.20%  下落 

 2007年[平成19年]   6万8535円/m2   -1.85%  下落

 2008年[平成20年]   6万9942円/m2   -0.16%  下落

 2009年[平成21年]   7万1687円/m2   -1.40%  下落 小川敏市政3期目

 2010年[平成22年]   6万7237円/m2   -2.82%  下落

 2011年[平成23年]   6万5702円/m2    -2.36%  下落

 2012年[平成24年]   6万3941円/m2    -2.41%  下落

 2013年[平成25年]   6万3216円/m2    -2.13%  下落 小川敏市政4期目

 2014年[平成26年]   6万1898円/m2    -1.31%  下落

 2015年[平成27年]   6万1495円/m2   -0.78%  下落

 2016年[平成28年]   6万0585円/m2    -0.57%  下落

 2017年[平成29年]   6万0692円/m2    -0.50%  下落 小川敏市政5期目

 2018年[平成30年]   6万1540円/m2    -0.39%  下落

 2019年[令和元年]   6万2036円/m2     -0.47%   下落

 大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより 

 ※変動率は、各地点の変動率の平均となる。(平均地価の変動率ではない)

  https://tochidai.info/gifu/ogaki/

 

2020-02-22 久志能幾研究所通信 1488 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2020年2月21日 (金)

磨墨智104 ニュートンの第一法則(慣性の法則)に従おう

 止まっているモノは永遠に止まっている。それは時間が止まっている状態である。動いているモノは永遠に動いている。それは生きている証である。一歩踏み出して、動きの慣性を付けよう。

         ニュートンの第一法則

 

50年後の姿

 じっとしていても、時間は無為に過ぎていく。時間という敵は優柔不断ではない。座して死を待つほど、愚かなことはない。いくら言っても、テコでも動かない人など、構っていられない。今やったことの結果が失敗でも、それは目的達成のための些細な一里塚、成功迄の一工程である。50年後に真の結果は出る。

 今、50年前を振り返ると、今の自分は50年前の行動があっての自分である。当時の学生時代の取り組みの汗が、今の己の姿なのだ。

 50年後の結果は冥途で見よう。今を全力で生きればよい。人生時間は有限である。人生の大事を急ごう。

 

生涯現役の師を選ぶ

 やって見て失敗すれば、その道は間違ってたことが分かったのだ。それ以外の道を行けば、成功にたどり着ける。だから死んだふりをして活動をしてない人とご縁を結んでも、時間の無駄である。どうせ何時かは死ぬのだ。だから生きている間に、全力で活きよう。

 人生の師を選ぶなら、生涯現役の師を選ぶべきだ。だから私は馬場恵峰先生を師として、人生の生き方を教えてもらっている。

Dsc09229s  馬場恵峰先生(93歳現役) 2020年2月13日 恵峰塾の講義で

 

挑戦し続けるエネルギーを

 エジソンも20,000回の失敗の道を動いて歩んで、20,000回目に、耐久性のある電球のフィラメントを発見した。エジソンが成功したのは、エジソンが天才であったためではない。エジソンに動き続ける好奇心溢れる慣性のエネルギーがあったからだ。

 彼は19,999回の失敗をしたのではない。一回一回、各項目の確認評価を19,9990回やったのだ。失敗したのではない。その方法で19999回、愚直に試験をしただけだ。全手順を「足」を使って確認したたのだ。「千里の道も一歩から」と同じである。

 

人生のエネルギー

 良いご縁を招くには、自分自身に強いエネルギーを持つことだ。

「人間の運命は人間の手中にある」哲学者サルトル

 成功のために自分で自分のダイナモ(発電機)を自家発電で回そう。だれも自分のダイナモは回してくれない。ダイナモを回せば回すほど、自分の慣性のエネルギーが高まる。自身の質量(家の財産、地位や名誉、名声、能力)が少なければ、走る速度を上げて補い、自分のエネルギーを高めよう。質量のない私は足りない分を補うため、走る速度を上げて生きてきた。マグロのような生き方だと思う。走るのを止めれば、倒れてしまう。

 

E=mV^2

  E:エネルギー(マンパワー)

  m:質量(人の能力)、 V:速度(動き回る速度)

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  馬場恵峰書

 

2020-02-21 久志能幾研究所通信 1487 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

ラム酒漬けレーズンパン、マーガリン入りで有害

 私はラム酒漬け葡萄の入ったレーズンパンが大好きで、月に数度、大垣駅近く大規模小売店舗内のパン屋で購入していた。一月ほど前、その成分表に目が行き、そのパンの成分にマーガリンが入っていることを発見して、驚嘆した。マーガリンは私にとって毒なのだ。それでそれ以降、そのパンを買うことを止めた。また、そのパン屋の健康に対する取り組みに疑問を持ち、そのお店でパンを買うことを止めた。

 

マーガリンとは

 マーガリンとは工業用プラスチックで、人間が食べるものではない。マーガリンはバターの代用ではない。マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は、脳梗塞や心臓病のリスクを高めるため、世界で規制の動きが高まっている。トランス脂肪酸は、植物油などの液体状の油脂や、マーガリン、ショートニングのような固形状の油脂を製造する加工工程で生成される。

 

フレッシュ

 コーヒに入れるフレッシュに、ショートニングが入ってる。フレッシュは牛乳から作られるわけではない。人造の疑似ミルクである。だから常温で1年も2年も放置しても腐敗しない。だからそれは人間の食べるものではない。猫でもハエでもゴキブリでも見向きもしない。だから私はコーヒをブラックで飲む。

 

欧米の規制

 欧米の専門機関やWHО(世界保健機構)は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー中で1%以下にするように勧告した。

 デンマークでは、2003年から国内で販売されるすべての食品の油脂中におけるトランス脂肪酸の含有量を2%以下に制限された。違反者には最高2年の禁固刑が科される。

 2008年、ニューヨーク市では、トランス脂肪酸を含む油脂製品の使用を禁止した。

 米国、カナダ、韓国は、加工食品など4種類の油脂について、含有量表示を義務付けた。あの中国でさえ2011年からトランス脂肪酸の表示を義務化した。

 

日本の野放し

ところが日本では(役人の利権がらみと推定)、その摂取量が少ないとして(大嘘)、基準値の設定や表示の義務付けはなく、野放し状態である。きっと役人の天下り先を優遇しての処置である。

 

法律違反

 日本では食品衛生法第6条で「有害な物質が含まれ、またはこれら疑いのある食品は販売、製造、輸入、加工、使用、調理、陳列してはならない」と明記されている。トランス脂肪酸は有害であることが明白で、この条文から、トランス脂肪酸を含む食品は販売、製造はもとより陳列しても違法なのだ。

 こんな日本の食品業界にド甘い行政姿勢だから、これが原因で日本だけが癌死が年々増えていると推定される。欧米は癌の死亡率が年々下がっているのに、日本だけ異常である。

 私は昨年、癌に罹患したので、再発防止のため少しでも疑わしい食品は避けている。その危険性を皆さんに伝えるため、この記事を書いている。

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船瀬俊介著『あぶない抗がん剤』(共栄書房 2018年)より引用

 

 

マーガリンの弊害

 最近、ショートニングは皮膚障害にもその原因となるとの研究結果も発表されている。50年ほど前、私が子供の頃は、アトピーなどは無かったし、聞かなかった。しかし日本が経済高度成長期になると、食生活が洋風に激変して、バターに変わり、健康にいいという神話で、マーガリンを筆頭にして、このトランス脂肪酸の摂取が増えた。また植物油を使った菓子、料理パン、アイスクリーム、スナック菓子、洋菓子、スーパーの揚げ物等の食品が氾濫し始めた。そのことが、アトピー等の異常な病気の原因と推察される。認知症、癌の増加もその遠因と私は推察している。

 

無知な小川敏

 大垣市長の小川敏は、ショートニングの病気のリスクが2003年頃から欧米では広く伝わっているのに、2018年の大垣スィーツグランプリで、ショートニングが含まれている菓子にグランプリ大賞を与えて、大きな顔をしている。小川敏は、大垣のスィーツが宣伝できれば、大垣市民の健康への被害など知ったことではないのだ。大垣市民として許せない市長である。

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 ショートニング入り大垣スィーツのグランプリ発表

 小川敏は大威張り  2018‎年‎3‎月‎4‎日、大垣元気ハツラツ市会場

 

油脂はドクターストップ

 私は血管内に溜まったプラークを削減するため、油脂を採ることは避けている。血管内のプラークの蓄積は、油脂のショートニングが影響するはずである。それが高血圧症、脳梗塞、心筋梗塞、癌の遠因となるはずである。血管内がプラークで細くなり、血液が流れにくくなると推定される。血液には癌等の異物を攻撃する免疫酵素が含まれる。だから血流が流れにくくなると、癌ができやすくなるとは、医学の素人の私でも考えられることである。私の場合、毒である油分摂取は、真島消化器クリニックの真島院長からドクターストップである。

 

 マーガリンの危険性は、Business Journal(https://biz-journal.jp)のカテゴリー「ヘルス・ライフ」内で、「マーガリン」で検索すると、多くの情報が出てくる。皆さんも各自で確認してください。

 

本ブログの情報は、下記の記事を参考にしました。

「食品の闇」中国ですら表示義務化の危険なトランス脂肪酸、日本では野放しで日本人は大量消費文 = 小薮浩二郎/食品メーカー顧問」

https://biz-journal.jp/2019/03/post_27174.html

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「危険なトランス脂肪酸に新たな健康リスク、野放しに批判強まる 菓子パン、マーガリン… 文 = 郡司和夫/食品ジャーナリスト」

Copyright © Business Journal.

https://biz-journal.jp/2014/11/post_6523.html

 

2020-02-20 久志能幾研究所通信 1486 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。