2025年2月17日 (月)

顔は歴史書、人物鑑定法、観相学で命を守る

 

 自分の性格は、深く付き合う人の5人の性格の平均値であるという。両親、師、友人の中で、5人の影響を一番多く受ける。だから付き合う人の性格を見極め、悪い影響人との付き合いを薄くすれば、運がよくなる。

 人は食物からできている。心は師の教えでできている。顔を見れば、その人の食歴、指導を受けた歴史が見える。

 人間稼業を70年もやっていれば、相手の観相を観れば、おおよその人物像はわかる。

 世間を騒がす事件が起きると、私はネットでその顔写真をファイルして研究している。それが自分の命を守る技をもたらす。

 

書斎と書棚を見る

 大学時代の友人が豪邸を建てたので(嫁の親が金持ちで、全額援助してもらったようだ)、見せてもらったが、肝心の主人の書斎がない。書棚もない。お風呂とか豪華な応接間は見せびらかしてくれた。これはあかんと思い、その後の付き合いを薄くした。書斎のない人は、人格が「薄い」というイメージである。

 漫画しか書棚に並んでいない人とは一線を引いたほうが身への災いがすくなくなる。以前、彼から頼まれて仕事をしたが、その代金を踏み倒された。やはりと思い、言っても仕方がないので、その代金は手切れ金として諦め、彼とは縁を切った。

 

 書斎がないとか書棚がないとは、大学卒業後、まったく学んでいないという証である。

 「学ばないと宿命的存在、つまり動物的、機械的存在に成り下がる。学ぶことで運命的存在、つまり人間的存在になる。」(安岡正篤)

 つまり学んでいない人は、人間として教育を受けても、卒業後、勉強をしなければ、次第に動物的存在になり下がりつつあるのだ。そんな人と付き合うと、自分まで影響を受け、人間の価値が損なわれる。

 

観相を見る

 まず唇の形を見る。意地汚い性格だと、唇がゆがんでいる。

 N自動車会社の社長の顔相でよい実例である。噂では「英語ができるバカ」と社内では言われている。納得である。経営能力もないのに、H自動車会社の社長の2倍の給与をお手盛りで強奪し、意地汚く食べ散らかしていたのだろう。それが唇に顕われる。醜く肉のだぶついた下顎の肉が人生をあらわしている。付き合いたくない人種である。

 ゴーンの観相も最悪である。野獣の相である。眉毛がまずい。皺がよくない。唇の形がよくない。それにへいこらすればN自動車会社の社長の顔相となる

 

上唇と下唇

 上唇と下唇の厚みの差をみる。私の昔の上司は、上唇が薄かった。それは強情な性格を表している。下手にその上司に逆らうと、飛ばされる。上唇の薄さは、その冷酷さを示している。私は面従腹背でその上司に仕えた。自分の意見より、自分の命が大切であるからだ。私の1年後輩は、素直に逆らったので、その逆鱗に触れ、欧州の赤字営業事業所に飛ばされて命を落とした。

 彼は劣悪環境の職場で、ストレスで病気になり、帰国して54歳で他界した。私に言わせれば、技術畑の人間を見せしめで営業に飛ばしたその上司は推定殺人である。

 観相学は自分の命を守る。

 

顔のしみ

  顔にシミがあるかないか。顔のシミは悪食の結果である。悪食は性格を悪くする。信仰心で食べるべき食事を阿修羅の食欲で食べているので、性格も悪くなる。

 

顔の皺

 顔の中の皺を見る。性格で顔の筋肉を動かすので、その影響で顔の皺ができる。皺を観れば、その人の性格がわかる。

 

声を観る

 声を観ればその人に生命力の盛衰がわかる。生命力を感じる声の人と付き合おう。死んだ声の人と付き合うと、自分の命の生気を吸われて、運が悪くなる。

 明るい声を訓練で出すようにしよう。そうすれば運がよくなる。その逆は….

 

言動を観察する

 否定的なことや批判的なことしか言わない人と付きあうと、なぜか陰鬱になる。だからそんな人とは付き合わない。

 公的なことを批判するのはよい。利己主義的な感想を言う人に注意である。

 

 

2025-02-17  久志能幾研究所通信 2997号  小田泰仙

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2025年2月16日 (日)

孤独死、遺品整理、生と死からの学び

 

孤独死

 昨年、借家の店子さんが孤独死をされた。その遺品整理で人間の生と死を学んだ。

 その店子さんはがんになり、介護士が定期的に訪問して面倒を見ていた。彼が入院しなかったのは、お金が無かったためのようだ。店子さんは亡くなって翌日訪問してきた介護士に発見されたので、事故扱いにはならず、行政が事務的に死後処理をすませた。それが大家の私に事後報告されたのは2週間ほど後である。処理費用(葬儀、火葬、埋葬)は行政の税金からである。

 その後、私が彼の遺品の書類を調べていたら、彼は一度破産しており、生活保護を受けていたことが判明した。大家の私はそれを知らなかった。これは個人情報なので、大家が知らなくても致し方ない。しかしこれで人生の闇の世界を垣間見た。

 また私の世界とは異次元の世界を垣間見た。遺品整理で、その家の中を見たら、ゴミ屋敷状態で、その中、書籍が一冊もなかったことだ。ここは私の住む世界とは違うと感じた。生活保護を受けているから、ある程度は想像できるが、本のある生活とは隔絶した世界に生きていたのだと、改めてその生活姿勢に、疑問を感じた。

 

後始末

 店子さんは身寄りがなかった。行政が彼の親戚縁者を探したが、見つからなかった。行政が探してわからないので、大家としては手の打ちようがない。店子がなくなったので、その保証人に事故費用を請求するにも、破産した人の保証人では対応が難しい。弁護士に頼んでも、相談するだけで、一回10万円が必要である。それで費用を回収できるのはまれである。そういう案件で、相手が素直に払うのはまれである。法律的に対処しても、成果が上がらず、手間ばかり増える。だから私はその処理を諦めた。

 

 不幸な事件が襲ってきたら、自分がその不幸をかぶればよい。それが功徳、陰徳である。それを無理に避けよとすると却って害が大きくなる。それは良寛さんから学んだ私の人生観である。

 私が故人の法要をお寺さんにお願いしたが、お寺さんからそれは功徳だとほめられた。

 

 災難に逢う時節には災難に逢うがよく候。死ぬ時節には死ぬがよく候。これはこれ災難をのがるる妙法にて候。 良寛

 

廃業

 昨年は体調不良で動けなかったので、後始末が今年にずれ込んだ。

 いろいろと検討の結果、後片付けの費用負担で、弁護士に相談するのをやめ、遺骨の納骨、読経、4つの位牌、ご両親の遺影のかたずけ、お祓いをお寺さんに頼み、先日、無事に済ませた。その費用は相応にかかった。また他の遺品の整理を専門業者に頼むので、また相応のお金がかかる。借家業をやっていれば、いつかは起こる事故である。

 今の借家も築60年であり、耐用年数も限界であり、それで借家業は廃業することにした。借家業も生老病死である。空き家が増加の一途の現代日本では、借家業は時代に合わないと判断した。

 

吸血鬼商売

 遺品を調べていたら、S会社の健康食品の注文伝票、ダイレクトメールの山が出てきた。店子さんはがんになり、医者のかかる費用を削減しようと、民間治療食品で治そうと、健康食品を定期的に買ったようだ。

 第三者の目から、またがんを患ってその研究をした人間の目から見ると、人の弱みに付け込んで金儲けをしている悪徳商法、ハイエナ商売、吸血鬼商売に騙されていたと判定した。そんな健康食品では、がんは治らないし、健康なんかにはなれない。それは、私ががんになり、自分の体と向き合って学んだ結論である。

 そのSメーカは世間では一流の会社で通っているが、人の弱みにつくこむ悪徳会社であることが露見した。君子危うきに近づかず、で今後は注意して対応する予定である。

 

生活保護

 現在、生活保護受給世帯数は約164 万世帯。 高齢者世帯の増加により、 世帯全体は増加しているが、高齢者世帯以外の世帯については減少傾向が続いている。 生活保護受給者数は平成28 年11 月現在で214 万5930 人となっている。 世界金融危機以降急増したが、 季節要因による増減はあるものの、 近年、 ほぼ横ばいで推移している(厚生省)。生活保護世帯への補助費用は約4兆円。税金である。

 

 令和5年度の国の税収72兆761億円 で、生活保護世帯への予算の全体に占める割合は約5%である。生活保護者が214 万人とは日本の人口の1.7%である。それが税収の5%もお金を使っている。なにか違和感を覚える。

 教育に投資するなら納得できるが、返ってこない方面に金をばらまいても、日本の将来のためにはならない。現在の予算が適正なのか、検討の余地がある。

 

 

自業自得

 生活保護を受けるのは、言い方は酷だが、自己責任の部分がかなり大きい。やはり人生のやり方、取り組みが甘かったのだろう。勉強をあまりせず、経営の勉強もせず、個人事主として、自転車操業でやっていたようだ。それは彼の家にテレビはあっても、新聞、雑誌はおろか、書籍が一冊もなかったことで推察される。

 生きている限り、他人様に迷惑をかけず、人生を全うしたいもの。生活保護を受けるとは、他人様に迷惑をかけること。

 それで破産するとは、人生設計、人生経営、会社経営が甘かったのだろう。

 病気になるとは、自分の体の経営に失敗したのだ。狂った生活、狂った食生活をすれば、病気になるのは宇宙根源の法則。それで健康な人の健康保険金を使い、健康な人から税金で金を奪うことになる。最後まで、他人に迷惑をかけず生きる。それを最低の基準として生きたい。

 日本人の基本生き方は、ひと様に迷惑をかけず、生きる、である。お天道様に顔向けできない生活をしない、である。

 今回、大きな損害を受けたが、この事例を他山の石として、自分の人生の反面教師としたい。

 

 

2025-02-16  久志能幾研究所通信 2997号  小田泰仙

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2025年2月15日 (土)

食は信仰心で、 典座赴食修行、人生山三万日回峰行

 

料理する、食べるとは信仰心

 食べること、食事を作ることは人生の一番大事な修行である。それが人生という山を回峰する修行である。比叡山、大峰山で行われる千日回峰行では、その修行期間は千日だが、食の人生回峰行は3万日の一生の修行である。一生では約10万回の神仏に対する神事仏事である。それが満足にできなければ、まともな人生を歩めない。

 食べるとは、ご先祖から授かった命を維持、成長、命の継続をさせるための仏事、神事である。その食を餓鬼の食欲で貪るから堕落した性格になり、病気になる。結果として道を外れた人生となり、人生の敗残者となる。食は信仰・感謝で行うべき修行である。

 

食の目的

 食の目的を考えて、食べる意味を知れば、人生の道が新たになる。自分の命は、1億円の宝くじが連続で百万回当たる確率で生まれてきた。その命を育て成長させてくれるのが食である。その食の多くは、他の命を頂いている。その命のご恩に報いるように生きると思えば、食は信仰であることは明白だ。

 それなのに、現代のテレビ界の食に対する扱いは、生命への冒涜である。そこに日本の没落、衰退の原因がある。それを正せば、病気から遠ざかり、豊かになり、長生きできる。

 

食材の価値

 金を払って食を得たのだから、どう食べようと自由だというのは、大いなる勘違いである。そういう人に限って、出された食材を汚く食べ散らし、食い残す。

 食は天地自然の恵みがないと食は人間の手に入らない。また、その食を食べる形にするために、どれだけの多くの人の手がかかっているかを考えたい。金を出しても食材が手に入らない時代もあったのだ。それを思うと、食への感謝が起きる。

食べられる有難さ

 私はがんを患い、術後、今まで通りに食べられなくなった。多く食べると吐いてしまう。それが原因で、体重は30キロも減った。体力がなくなり、体がガタガタになってきた。普通の食べて消化できる有難さを、「食べる能力」を失って初めておもい知らされた。

 だから食は神事仏事として、命を提供してくれた他の生き物に感謝して食するべきなのだ、と術後にやっと悟れた。頭でわかっていても、痛い目の実経験をしないと知ったことにはならない。それを格物致知という。

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食材の作法

 禅宗では、「五観の偈」で食事への心構えを説く

「五観の偈」

 一、功の多少を計り彼の来処を量る。

 二、己が徳行の全欠を忖って供に応ず。

 三、心を防ぎ過を離るることは貪等を宗とす。

 四、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり。

 五、成道の為の故に今この食を受く。

 

『典座教訓』、『赴粥飯法』の教え

 道元禅師は、食に関する多くの教えを示され、調理係の心得と意義を説き示した『典座教訓』、食事をいただく作法と意義を示した『赴粥飯法』は、「作る修行」と「食べる修行」の尊さを教えている。

  

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2025-02-15  久志能幾研究所通信 2996号  小田泰仙

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2025年2月14日 (金)

オールドメディア、若者白内障報道で洗脳工作

 

 YouTubeニュースで、MBS,FNNのニュースが、「若者にも白内障が増えている」と報道していた。その原因はスマホ、PCの見過ぎだという。

 

 吉野敏明医師は、その原因を油の取りすぎで、リンパ腺が詰まり、白内障の原因になったと断言する。

 オールドメディアは、大スポンサーの食品会社に忖度をして、白内障の犯人をスマホ、PCにしている。だからオールドメディアは信用できない。理屈で考えて、私は吉野敏明医師の説を信じる。私も白内障にかかった身で、原因を考えれば、油の取りすぎ以外に考えられない。長年、その油の蓄積量が加齢とともに増えて白内障になると考えられる。最近の若者はピザや油で揚げた鳥やポテトチップスで油の摂取量が半端でない。だから若者に白内障が激増していると推定される。

 スマホやPCの画面を見ただけで、白内障になるなんて説は、オカルトである。それがオールドメディアが流すのが、洗脳教育だ。

 

 オールドメディアは食品メーカから金をもらって植物油を使った製品を売りたいのだ。それが毒でも儲かればよいのだ。

 

 眼科医も白内障の原因は言及せず、眼内レンズを入れる手術しか推奨しない。対処療法の極みである。そのほうが儲かるからだ。患者は年間100万人以上、10分の手術で30万円の収入である。眼科医は儲かって仕方がない。

 

売国奴

 ちなみにMBSは毎日新聞で中共から金をもらっていたことを国会でばらされている。毎日新聞は、一番信用のできないマスコミである。

 イギリスのガーディアン紙が「Inside China’s audacious global propaganda campaign」にて、中国が報道を自国に有利になるよう操作していると指摘し、日本では毎日 新聞がその役割を担っていると告発した。2018年

 FNNはフジテレビ系で、女性アナウンサーの性上納問題、中井問題で極悪非道のメディアである。日本のためには倒産が推奨される。

 

 ニュースは報道先を確認して閲覧しよう。USAIDの問題も、オールドメディアには後ろめたい問題であるので、報道に及び腰である。NHKはアメリカの報道はフェイクだと言い張っている。語るに落ちた、である。こんな放送局に税金が投入されている。そりゃこんな税金の使い方では日本も落ちぶれるさ。

 NHKは USAIDについて、資金提供を通じて、アメリカや日本などのメディアが操作されているといった誤った情報がSNSで広がっています。 日本でも同じような情報が広がっていて、専門家は、事実と憶測を切り分けるように呼びかけています。 USAIDは、アメリカ政府の海外援助を管轄する政府機関です。」と嘘の言い訳をしている。NHKは「トランプ大統領が嘘をいっている」といっているのだ。

 NHKは税金で運営されている。税金泥棒である。

 

 

2025-02-14  久志能幾研究所通信 2995号  小田泰仙

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2025年2月13日 (木)

心肺停止…、ちょっといい話

 

 2月2日に受講した防災士養成講座での心臓マッサージの実習で、その指導教官から、ちょっといい話を聞いた。

 

 氏は以前、消防署に勤めており、ある心肺停止をした方の心臓マッサージを担当した。氏はその心臓マッサージを1時間続けたそうだ。普通の人では、心臓マッサージはせいぜい2,3分しか続けられない。氏は訓練を受けているので、1時間の心臓マッサージをできたという。

 フルマラソンに出ても、一般の人はせいぜい数キロも全力で走ればギブアップだが、プロのマラソン選手は42kmを全力で走破できる。その違いと同じである。

 そのおかげで、家族が患者の最期に間に合い、脳死でない状態で、生きているうちにお別れができた。汗だくで心臓マッサージを1時間もしている氏に家族は感激し、もう十分ですと感謝一杯で心臓マッサージの継続をやめてもらったという。

 

  心臓マッサージも芸の一つ。芸は人の命を助ける。別に1時間も心臓マッサージができなくてもよい。やり方を知っていれば、回りの人とリレーで心臓マッサージを行える。それが文殊の知恵である。

 

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 松本明慶大仏師作 文殊菩薩像

  世の困難な事件には宝刀が必要であると文殊菩薩も教えている。

  宝刀とは情報、知識である。

 

 

2025-02-13  久志能幾研究所通信 2994号  小田泰仙

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2025年2月12日 (水)

高血圧症を治す、桃栗三年嘉来八年

 

 「桃栗三年柿八年」の意味は、植えてから実がなるまで(収穫まで)に何年かかるかを並べている。比喩的に、物事は一朝一夕にできるものではない。それ相応に時間がかかるものだという教えである。

 よきこと(嘉)が、来るのには精進しても8年はかかる、である。

 

高血圧症治療

 高血圧症で降圧剤だけの治療はおかしいと考え、ネットで情報を探し、久留米市の真島消化器クリニックを見付け、真島院長の診察を受けた。結果は、血管内部にプラークが蓄積しており、脳梗塞、心筋梗塞寸前であった。

 それ以降、食事療法の指導を受け、7年が経った。その間、薬は服用せずである。

 

成果

 当初、血圧の高い方が180、低いが120くらいであった。最近、高い方が150以下、低い方が100以下に納まってきた。ここまでくるのに7年間が必要であった。その間、治療が間に合わず、ガンも患った。がんは患部を除去すれば一応治る。しかし、脳梗塞になれば、半身不随となる恐れがある。心筋梗塞なら即死となる恐れがあった。

 その点で、ガンは死までの時間があり、その準備が出来る。その原因が分かれば、対策も打てる。打てる手を打ち、生活習慣、食生活を変え、そのおかげで、私はがんの手術後、余命宣告までされたが、なんとか術後、5年間を生き延びた。神仏に感謝である。

 血管内にプラークが溜まると、がんを貪食する白血球が毛細血管の末端まで流れにくくなるので、がんになりやすいのだろと推定した。

 血管内部にプラークが溜まったのには、50年間の悪食の結果であるので、それを食事療法で治すには、7年、8年が必要である。

 食事療法は単純である。プラークの原因となる、油分を食べない、それだけである。今風に言えば四毒(小麦、植物油、乳製品、甘いもの)を摂らない、である。それで7年程かかったが、高血圧症が改善した。50年かけて病状を悪化させてきたのだから、「油断」をしても、その毒が体内から無くなるには、長い時間がかかる。それは致し方ない。しかし「油断」をしなければ、病状は改善せず、私は脳梗塞で死んでいただろう。真島院長に感謝である。

 

2025-02-12  久志能幾研究所通信 2993号  小田泰仙

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2025年2月 9日 (日)

令和6年度 防災士養成講座 参加報告

 

 能登半島地震、熊本地震、阪神淡路大震災等、政府が想定していない場所で、大震災が頻発している。かように御用役人の予想する地震予知はあてにならない。災害の多い日本に住んでいる以上、災害への備えは必要だ。その防災の知識を持つことは、自分の命、家族の命、地域の安全を守るために必須である。

 今回、私は、大垣市が募集した防災士養成講座に申し込み受講をした。自治会長として、必要な知識と技能と資格を得るため、参加した。自治会に、防災士は最低2人は必要である。本来、もっと若い実戦的な人材が参加すべきだが、まず、誰かが口火をきらないと始まらないと思い、古希を超えた私が、老体に鞭打って自治会代表として参加した。

 

防災士の役目

 防災士は自分と家族の命を守る。

 自治会の被害を防ぐ。

 地域の助け合いで、被害拡大を防ぐ。

 行政と協業して、災害への備えを行う。

 防災士はその知識と意識、技能を持って対応する。

 

防災士要請講座

 3日間の講義と実習と認定試験である。

  令和6年度  2025年1月18日、1月19日、2月2日

 場所は、大垣市情報工房

 参加者68名

 テキスト代     4000円

 受験料       3000円

 試験合格で、登録料 5000円

 主催 大垣市危機管理室

 

 

参加者

 今回のほとんが自治会経由の参加者である。総数68名である。3日目の結果として、4名欠席で総計64名が受講終了した。64名中21人が女性である。防災士だからといって男性である必然性はない。

 注目すべきは、この64名中で、中学1年生、高校生の各1名が母親と同伴で参加したこと。若い人の危機意識の高さに感心である。この点は、我が自治会へのアピールにも使える情報である。

 2月2日に認定試験が有り、2月10日に合格通知が届いた。受験準備中に風邪をひき38度の熱に見舞われたが、無事合格できて、やれやれである。

 我が町内でも、若い人に受講を勧めたい。自治会内で、2名の防災士が望ましい。町内の全員がこの防災の知識を得るため、防災士養成講座の受講が望ましい。

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防災士

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 防災士 渡辺志朗氏の資料より(第11回防災人づくり塾) 

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 防災士の合格者数 大垣市 令和6年度
 40代、50代でも防災士になる人は多い。女性も15%を占める

2

 防災士 渡辺志朗氏の資料より(第11回防災人づくり塾) 

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 防災士の登録者数は増加の一途。

 日本国内で一般の人の危機意識が高まっている。

 日本全国大垣市では今まで298682人が資格を取っている。

 大垣市では、1002人が資格を取っている。

 大垣市では、154.4人に一人が防災士である。

 岐阜県では、200.6人に一人が防災士である。

 日本国では、418.1人に一人が防災士である。

 大垣市では、約500の自治会があり、1つの自治会に2人の防災士がいる。

 

 

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 防災士養成講座  大垣市 情報工房で

 

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 70歳でも80歳でも、今からでも遅くない。

 防災士でもなんでも知識を得ることは良いことだ。

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2025-02-09  久志能幾研究所通信 2992号  小田泰仙

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2025年2月 8日 (土)

死神が来るまでに、AEDよりも心臓マッサージを

 

 先年12月、自治会長研修で、AED、心臓マッサージの簡易講習を受けた。この2月、防災士の講習を受講し、そこで正式にAED、心臓マッサージの講習を受けた。それで心臓マッサージの重要性を再認識した。AED、心臓マッサージのことは、知っていたが、具体的な知識はなく、重要だと思っていたにすぎなかった。今回、その知識、実技を学び、良い経験となった。

 

心臓マッサージの必要性

 人が倒れ、心肺停止状態になったら、まず心臓マッサージを施し、血液を体(脳内)に回すことが最重要となる。そうしないと心臓が動き出し、体が復帰したとき、脳に重い障害が残る。何もしないと患者を死神に手渡すことになる。

 心肺停止後、心臓マッサージの有無が社会復帰への過程に大きな差を生む。一般市民が心肺蘇生を実施しなかった場合に比べ、1ヵ月後生存者数で1.9倍、1ヵ月後社会復帰者数で2.7倍にのぼる。

 今回、この事実は、AED、心臓マッサージの講習を受けて、一番感銘を受けた事実である。AEDはよく目にするが、危機意識が高いつもりの私でもこの事項は知らなかった。一般の人も多くは知らないだろう。

 

心臓マッサージ

 心臓マッサージと言えば聞こえが良いが、実際は「胸骨圧迫」といい、心臓を外から強い力で圧迫してポンプの作用を機能させる。そのために胸部に圧迫を加えて5センチの上下運動をさせる。一分間に約110回のペースである。心臓に外からでもポンプの機能を持たせれば、血液を脳に運ぶことが出来る。血に酸素が含まれているので、それが脳に運ばれて、脳死を防ぐ。そうでないと、脳は直ぐ脳死となる。

 

AEDよりも心臓マッサージを

 身近なところにAEDがあるのだが、それがすぐ利用可能かは、定かでない。

 私の町内でも近くのクリニックにAEDあることは分かっているが、その時、クリニックが開いていない恐れがある。その時、どうしたらよいかはわからない。

 またそこに行ってAEDを持ってくるだけで10分、20分は経ってしまう。それより救急車を呼んで、救急車が来るまで心臓マッサージをした方が現実的である。

 

過激な心臓マッサージ

 心臓マッサージというと聞こえはよいが、実際は、「胸骨圧迫」で、乳首の間の位置を上下5センチ動くように「暴力的に」圧迫を繰り返す。大変な過激な重労働で、体力がいる。時として患者のろっ骨を折ってしまうこともあるようだ。折れた肋骨は治るから、まず命を救うため心臓マッサージが最優先である。

 普通の体力の人なら、精々2,3分しか続けられない。だから交代しながら、心臓マッサージを施す。心臓マッサージをやっているうちに救急車の隊員が来てくれる。それまでひたすら心臓マッサージを続ける。

 私も実習でやったが、体力的に精々2,3分しかできない。

 できるならAEDも実施するが、その成功率は低いので、ひたすら心臓マッサージが良い。AED操作は救急車の隊員にまかせればよい。

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 自治会長研修での心臓マッサージの実演   2024年12月5日

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 防災士講座での心臓マッサージ実習  2025年2月2日

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 防災士講座  大垣市 情報工房で
 

 

 

2025-02-07  久志能幾研究所通信 2991号  小田泰仙

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2025年2月 7日 (金)

先祖供養、墓石に毛布をかける?

 

 先日、姪の夫婦が小田家の墓参りをしてくれて、お花を手向けてくれた。大変ありがたいことで、感謝である。私は最近、お墓にお花を手向けていなかった。

 しかし、それはまるで墓石に毛布を掛けるようなものだと感じた。私はお盆、彼岸や年末に墓参りに行っても、お花は手向けない。お花を手向けるのは、33回忌等の法事の時だけである。

 ご先祖供養でお花を供えても、ご先祖は喜ばない。ご先祖が希望するのは、子孫が幸せに暮らしていることである。お花のお金で子孫が美味しいものを食べていた方が、ご先祖は喜ぶ。

 

 私は、お花を手向けると、周りに迷惑をかけるから、控えている。お花を供えると、後片付けをしないと、まわりに迷惑をかける。枯れて腐ったお花を放置は無責任である。後かたづけをお寺さんがやってくれる墓地なら良いが、残念だが、私の菩提寺はそれをやってくれない。菩提寺が遠方になると、後片付けに出向くわけにもいかず、放置となる。それは大変見苦しい。

 法事の際は、私はお寺さんにお花の手配と供えをお寺さんにお願いするので、後始末もお寺さんがやってくれる。

 お花を手向けることで、ご先祖は喜んでいるのだろうか。否である。ご先祖の本当の喜びは、子孫が幸せに暮らしていること。それなのに、お花代に大金(私の家の墓の花立は本数が多いので1万円では済まない)がかかる。それに大金を使うことをご先祖は望んでいるだろうか。私がご先祖の立場なら、そのカネで、子孫が美味しいものを食べてもらった方が、私は嬉しい。

 

叔母の言葉

 叔母は、「お墓の花は見栄の産物」であると、墓にはお花を手向けなかった。真言だと思う。私はそれに納得して、お花を手向けるの止めた。

 しかし私はご先祖供養を軽視するのではなく、法事は50回忌まで欠かさずやっている。5年前は祖父の100回忌も執り行った。9年後にはご先祖の300回忌を計画している。その時は盛大にお花を手向ける法要である。

 

私の墓参り

 私が墓参りをする時は、お線香と蝋燭、そしてお水の供養である。お花は無しである。お水はペットボトルで用意をして、お墓の水の受け台を綺麗にして、お水を灌ぐ。墓地の井戸水ではない。そして手を合わせ、ご先祖に感謝である。元気な姿で墓参り、それが一番の供養で、ご先祖が喜んでくれると思う。

 彦根の井戸水には鉄分が多く含まれ、それが墓石を汚す。だから私は井戸水は使わない。

 

 

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 お墓の受け皿を綺麗にして、清潔な水を供え手を合わせる。

 それがお金もかからず、ご先祖様が喜ぶ供養である。

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2025-02-07  久志能幾研究所通信 2990号  小田泰仙

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2025年2月 6日 (木)

風邪4日戦争、戦力集中、ウーバイーツ禁止

 

 先日来より風邪を引き(医者に行っていないので病名は推定)、4日間ほど、38度の高熱に苦しめられた。なんとか、温かい寝室で安静、絶食、睡眠でやり過ごして完治させた。

 医者に行っても、「風邪でしょう」と解熱剤と栄養剤の注射をされるのが落ちである。折角、自律神経が体熱を上げて、ウイルスと戦う体制に取っているのに、解熱剤で体熱を下げては、なおる病気も長引き、治らない。それは単なる対処療法で、薬代で医師が儲かるだけだ。

 風邪薬を発明すれば、ノーベル賞だと言われるくらい、風邪薬は存在しない。温かくして安静にするしか手がないのだ。これは2000年来の人間の智慧である。

 私の症状は、咳が酷いわけでなく、発熱と痰だけだったので、様子を見ながら、絶食と安静と睡眠で治療を行った。4日間、水の補給とゆで卵1個だけで過ごした。それで4日目に平熱に戻り、体調も復帰した。

 

自律神経の働き

 高熱になるのは、ウイルスが体温を上げているわけではない、自律神経が異物(ウイルス)が侵入したことを検知して、体温を上げて、免疫細胞(白血球)の活動能力を2倍に上げているのだ。高熱になるとウイルスの活動が阻害される。

 食欲がなくなるのは、消化にエネルギーを使うのを止めて、自律神経がウイルス駆除に全力を傾けているのだ、

 戦争に例えれば、いわば国道(血管内)に敵兵がウジョウジョ侵入してきて、そこを自衛隊の戦車(白血球)が駆除で走り回っている状態である。そこを腹が減ったと栄養素を積んでウーバイーツや宅急便の車が右往左往したら、戦闘の邪魔になり、敵兵を倒すのに邪魔になる。だから戦車最優先の状態を造るために、絶食である。

 

 自分の最大最良の主治医である自律神経を大事にしよう。自分の体を一番熟知しているのは、自分の自律神経である。

 

 

 

2025-02-06  久志能幾研究所通信 2989号  小田泰仙

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