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2021年9月 9日 (木)

がんの原因と不都合な真因、シャーロックホームズの推理

 

 がんが日本人を継続的に毎年約37万人も殺す。新型コロナが殺す人数どころではない。新型コロナは過渡的にこの2年間で約1.5万人を殺したに過ぎない。多くに人が新型コロナの脅威に、マスコミの扇情的報道で目を奪われていた。その陰で、がんの死亡事件が忘れられている。日本人への最大の脅威はがん死である。

 

 40年前は、ガン死など身近で話題にならなかった。この40年でがんは4倍に増えた。だからこの40年の生活の変化の中に癌の原因がある。単純に考えれば、その原因追及は簡単である。しかし、それが明白になると、不都合になる人(利権者)が大勢いるから、対策を曖昧にしている。確信犯である。その状態でこの40年が過ぎた。その結果、毎年37万人の日本人が、癌の真因を故意に放置されたのが原因で、無為に殺されている。私ももう少しで殺されそうになった。

 

シャーロックホームズの推理

 ある変化があり、その事象前はがんの発生が無く、その事象を蔓延させた後にがんが大量に発生したら、それががんの原因だ。単純明快な探偵シャーロックホームズの推理である。

 

がんの原因

 がんの原因の1/3は煙草である。1/3は食事である。残り1/3は狂った生活習慣が原因である。

 癌にならないためには、癌になる食品を避ける、煙草を吸わない、狂った生活を改める。たったそれだけである。

 

タバコ

 タバコと食品は、政府と食品業界とマスコミの責任が大きく影響している。タバコががんの大きな要因であるのが明白になったのに、政府は禁止をしない。政府の怠慢である。それは国会議員が喫煙者であるから、禁煙に対する法案に反対するからだ。喫煙者を当選させる有権者の責任でもある。

 

狂った食生活

 日本の厚生労働省が許可した添加物、農薬の種類は約350種、米国は133種、フランスは64種、イギリス21種と先進国中で日本が異常に多くなっている。

 日本人は一人当たり年間で4キロもの農薬や添加物を飲まされている。癌にならないのが、不思議だ。

 40年前は、添加物もグルメ番組も、食べ放題のお店も、外食産業も少なかった。食の欧米化が進んだ。国立がんセンターの調査によれば、パン食等の欧米化の食事が、がん増加の原因だとの発表をしている。

 それの規制ができないは、各省の役人が利権に縛られて、国民の命など眼中にないからだ。

 

狂った生活習慣

 以前は年功序列で、今のような成果主義、グローバル経済主義も蔓延していなかった。それがこの30年間で急速に蔓延して、ストレス社会に激変した。ストレスこそガンの大きな原因である。要は日本人が拝金主義に染まり、目の色を変えて、健康を度外視して金儲けに走り出した。日本人が狂った生活を送るようになった。運動もする時間を削り、家族も放置して、過労死になるまで働くように仕向けられた。それのストレスが、がんの原因である。 

 

2021-09-09   久志能幾研究所通信 2145  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2021年9月 7日 (火)

福禄寿の法(4) 安物買いをせず

 

 豊かで福のある人生を送るためには、安物を買うのはご法度である。安物にはワケがある。安物には製作者の魂が籠っていない。激安品は奴隷労働で雑な作りである。激安製品は、買った本人も安いからとつい粗雑に使う。だから早く壊れて、また買わねばならぬ。安物に囲まれて生活すると、薫習として心までが貧しくなる。安物買いの銭失いである。

 

モノつくりの現場

 私は技術者として、企画、研究開発、設計、生技開発、製造、教育部門で38年間働いたから、モノづくりでの安物の意味がよくわかる。品質保証をして、安全安心な製品を造るには、相応の人モノ金が必要で、相応の価格となる。

 特に車の部品開発・製造では、そのプロセス如何で人の命に影響を及ぼすので、その品質保証は必須である。そのためにその確認試験をするテストコースも必要となる。最低100億円程の投資が必要である。それを投資しても、一銭の儲けもでない。それどころかその維持管理費で莫大な金がいる。しかしそれがないと世界の自動車部品業界で戦えない。前職の会社も規模5千人の「中小零細企業」の時は、その投資が出来なかった。自動車部品業界では、規模5千人の会社は「中小零細企業」である。私も企画部門で、テストコース建設を計画したが実現しなかった。ない袖は振れない。いわば年収400万円の生活で1000万円の金食い虫の別宅試験場を作るような状況だ。それが実現したのは、二つの会社が合併してからであった。売上高1兆円規模の会社でないと、テストコースも造れないのが自動車業界の現実である。

 

命と向き合う

 部品のコストダウンの取り組みにしても、その変更に関する設計審査、コストダウン会議を何度も行い、その度ごとに4時間も5時間も激論を戦わせることも度々である。たった一つも部品のシールの締め代を決めるにも、上下限品を作り、その耐久試験をしてからでないと採用されない。そういう泥臭い取り組みをして自動車部品2万点の部品が作られている。

 その体験から見て自動車価格は安いと思う。それぞれの正規工程を怠るとリコール問題が出て、役員の首が飛ぶ。下手をすれば業務上過失致死罪にも問われる。だから自動車部品の開発は剣なのだ。

 エアバッグの死亡事故を起こし、その原因追及を蔑ろにしたタカタが、倒産したのは当然の結果である。リコール問題で対応を誤った三菱自動車が経営を迷走させているのは、経営の基軸があやふやであるからだ。りにって、カルロス・ゴーンの傘下になるなど、狂気の沙汰であった。その後の顛末は予想されていた。

 

「真」とは

 真は、人間の体から首を刎ねた形の象形文字である。その昔、戦いの後、討ち取った敵の数を数える時、正確に数えるため、首を刎ねた体の数で確認した。それが「真」である。

Dsc00976s   馬場恵峰書

激安製品

 激安製品は、そのご正道の開発プロセスでどこかが欠落している。ハイテク製品の開発には、膨大な技術開発費が必要で、それが製品の価格に大きな比重を占めるのに、安く販売できるのは、技術を不法に盗んだとしか言えない。それを知っていて購入するのは、自分達で自分の国を壊すことになる。

 今の安い輸入製品は、ウイグル族の人権を壊して生産された産物である。工業製品しかり、臓器移植しかりである。中国での臓器移植にかかる費用は、日本や欧米の費用に比べて劇安という。しかし安いものにはワケがある。

 高いモノを大事に長く使うこと。モノにも魂が宿っている。モノを大事にしよう。それが自分の運勢をよくする。

 安いものを買っていると、その労働賃金に日本の給与水準が追従してしまい、日本が貧乏になっていく。日本の現実は、この30年間、日本人給与の減少傾向が止まらない。日本はどこかでボタンをかけ間違い、日本経済が負のスパイラル降下に陥ったのだ。

 

福禄寿

 人生で一番大事なものは、自分の体である。それを支えるのは食事で、食費を削るために安い食材を食べていては、人生を削る事になる。食事はエネルギー補給だけが目的ではない。自分の体を作っているのだ。

 人生で大事なことは、自分の人生生活を支えるモノを大事にすること。それをケチっては、人生が崩壊する。それでは福禄寿にならない。

 人生を豊かにするために少し余分にお金を払おう。

 

2021-09-07   久志能幾研究所通信 2144  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月 6日 (月)

福禄寿の法(3) 私の顔相占い、動く墓石を観察

 

動くお墓

 墓標のような風体で世間を歩くべからず。

  顔を見れば、どれだけ苦労、学問をしたかが、顔の刻みでわかる。

 体を見れば、怠慢、飽食で過ごしてきた過去が、刻まれている。

 話し方を聞けば、どれだけ脳を鍛えてきたか、露見する。

 話しの内容を見れば、教養が滲みている。

 何を育ててきたかが、脳の溝に刻まれている。

 それが話に出てくるから、隠しようがない。

 態度を見れば、どれだけ教養を養ってきたかが分かる。

 顔に家の書棚が透けてみる。

 

玄関に骸骨(がいこつ)

 顔は人生の客を迎える玄関である。それなのに、偉そうに見せるため苦味走った顔を晒していては、まるで骸骨を玄関先にぶら下げるようなものだ。まるで動く墓石である。福沢諭吉翁は「学問のすすめ」で、その件を警告する。それでは人は寄ってこないし、人生を拓けない。笑顔のない顔はゾンビの人生である。福は笑顔からである。

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 私は馬場恵峰先生の「笑い」の字にほれ込んだ。象形文字として笑いをそのまま素直に表現した形である。

 

私の顔相占い

 顔にはその人の思想、歴史が刻まれている。それを見て、付き合い方を考えることは、自分の福禄寿を向上させてくれる。自分の人生の危機管理にもなる。

 人の顔を見て鑑定するうえで、ほうれい線は一つの判断基準である。ほうれい線とは、鼻から両側の口先に伸びた皮膚の線を言う。この線のハッキリ具合で、その人の歴史が分かる。

 ほうれい線は、多くの場合、40歳代になるとハッキリとしてくる。ほうれい線が明瞭にくっきり出ている人は、仕事が正確緻密にできる。仕事運がよく、天職に就き、やりがいのある仕事に携わる。反面、厳しいところもあるため、付き合いづらい面もある。

 それに対して、 40代になってもほうれい線がぼやっとハッキリしない人は、地に足が付かない生き方で、責任感もあまりないようだ。ある意味自由奔放に生きているようだ。

 ほうれい線が出来るかどうかは、人に会って笑顔を見せるとか、顔の表情を変化させる筋肉訓練をして来なかったためだと私は推察する。要は使わない器官は退化するである。ほうれい線の薄い人は笑顔を作る筋肉を使わなかったのだ。人に対して冷たかったのだ。

 

顔の責任を持て

 リンカーン大統領が、推薦されたある人の採用を断った。その理由は、顔が気に食わなかったという。リンカーンは「40過ぎたら顔に責任を持て」といったのは意味深長である。顔に人格と生きざまの全てが出る。

 

趣味は人間ウォッチング

 私の趣味は人間ウォッチングである。事件がありマスコミを賑わすと、その顔写真をファイルしてデータベース化している。それで顔をじっくりと眺めて、事件と顔を記憶にとどめる。長年、それを続けてきた。それから得られる感性が、私の人を見る目を養ってきた。それで得はないが、損をさせる人物や危険人物の感知はできた。君子危うきに近寄らず、である。

 

2021-09-06   久志能幾研究所通信 2143  小田泰仙

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2021年9月 3日 (金)

がん治療で迷走鬼になる: 担当医との闘い

 

 私が2年半前にがんの手術を受けた。その治療で6人の対戦医師がいた。その闘いでは、彼らのがんへの戦法が総て違っていた。私は誰を信じて癌に向き合えばよいか、それが最大の問題であった。

 

がんと共生

 がんの治療で、最大の間違いは「がんと闘う」ことである。闘うというから病気が治らない。今までの生活スタイルが、がんを発生させた原因である。原因と対策を考えないと、病気は治らない。がんは一過性のデキモノではない。「一つの生き物として生き方が間違っていた」と自身の細胞ががんと言う形で教えてくれている。それを直さない限り、ガンを切除しても、別の場所に再発するだけだ。闘うべきは、自分の間違った食生活、生活習慣である。

 それを教えてくれた恩人と「闘う」というのが間違っている。闘病生活とは、間違った言い方である。「がんと共生」が正しい付き合い方なのだ。それを指摘しない医師は味方ではない。だから薬もサプリメントも抗がん剤も、全て不要である。

 

入院の意味

 なぜ一般の病気が入院すれば治るか? それは入院で規則正しい生活を強いられて、暴飲暴食をなくして、内臓が休息できて、自己修復力で不調が治るのだ。医師は治療などしない。治すのは自分である。

 

父のがん死からの学び

 2001年、父に癌が見つかり、父の主治医が「切れば治ります」というので、それを信じて父の手術を託した。確かに胃癌は全適して治ったが、半年後、肝臓に転移をして、その半年後に逝ってしまった。結果的に高齢の父を手術で苦しめただけになってしまい、後悔している。手術をしなければ、数年は生きていたはずだ。

 父の手術の半年後、担当医師より、父のレントゲン写真を見せられた。その肝臓には。多くのがんの斑点が多くできていて、手術では手の施しようがない現状を思い知らされた。私は父への肝臓手術を拒否した。抗がん剤治療も拒否をした。そうしたら医師は「やることがないので、大垣市民病院を出ていけ」である。

 病院として、治療をしない患者を法律的に入院させたままにできないという。現代医療制度の矛盾を感じた出来事である。「切れば治る」と言ったから手術を承認したではないかと言っても後の祭りである。85歳の高齢の父に、胃の全摘手術を許したのは間違いであったと思う。大慌てで父を別の終末病院に入れた。

 

医師の言葉

 父の癌の手術をしてから、担当医師は「何も生活スタイルを変えなくてもよい」と言った。私は愚かにもそれを信じた。それと同じ言葉を、私も20年後に自分の手術後に聞かされた。外科医は切るだけが仕事、再発防止は外科医の仕事ではないと割り切っているのだ。それを信じた私が愚かであった。

 がんが出来たのだから、発生原因を特定して、それに対して対策を打たなければ、再発は必然なのだ。それを父が死をもって教えてくれたのだ。それが頭にあり、自分が癌になってから、癌関係の本を読み漁り、医者を探しまくった。横浜市、名古屋市、養老町、久留米市と計6人の医師と向きあった。

 私は抗がん剤治療を拒否したので、抗がん剤処方の薬物医師とはけんか別れである。

 担当医師からは、標準治療(手術後の抗がん剤治療を含む)を受けないと、命の保証はしないと脅された。

 A医師とB医師のサプリメントの考えが違い、一方は飲め、もう一人は飲んではダメと処方が違う。

 ある医師の指導で高額の血液検査を受け、その結果に基づきあるサプリメントを飲んだら、肝臓がやられてしまった。別の医師の指示で、直ぐそのサプリメントの服用を止めた。それで肝臓は復調した。医師だって、どのサプリメントがその患者に効くかは、処方しないと分からない。それを思い知った。

 再発防止の治療でビタミンC療法を受けたが、別の医師からは、ビタミンC療法は古いので今はビタミンDだと否定された。

 私のがん手術の大前提として、地元の大垣市民病院の選択は、拒否した。ある人から「大垣市民病院は野戦病院だから」と愛知県がんセンターを勧められた。20年前の父のがん手術の苦い経験もあり、大垣市民病院は避けた。

 

選択の決定は自分

 私は何を信じればよいか、自分の経験智を使い、それを選択するしかない。情報がいくら多くあっても(文殊の知恵)、それを賢く選択する能力が求められる。ネット情報は、玉石混交である。調べると逆に迷いが多くなる。文殊の知恵でも、6人も知恵者が言うなら、どれを選択すればよいのか。

 頼るべきは、巨人、大鵬、文殊菩薩様、普賢菩薩様、である。

 癌専門医が癌になる確率は、一般市民のそれと同じである。癌専門医だって癌がわからないのだ。だから自分が、癌専門医に負けない癌知識を持つことだ。自分の主治医は、自分である。

 

 下図は、私の病気回復祈願として納佛された文殊菩薩像、普賢菩薩像(松本明慶大仏師作作)

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2021-09-03   久志能幾研究所通信 2140  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月 2日 (木)

ガンは新型コロナより53倍も恐しい

 

 新型コロナで年間7000人が亡くなる。がんでは、日本人の半分が罹患し、年間で376,425人(2019年)が亡くなる。がんは新型コロナより約53倍も死亡率が高く、恐ろしい。40年前は、がんは話題にならなかった。しかし最近、日本人の二人に一人が癌になり、死因の30%ががんであることが一時話題となった。しかし、最近ではマスコミで全く話題にならない。最近は、マスコミは新型コロナの恐怖を煽る記事ばかりである。異常である。

 

 新型コロナの感染者は、年間で約68万人で、死亡者は年間約7千人。致死率1%である。(日本国内)

 感染者 2年間で 1,369,091人(2021年8月28日現在)

 死亡者 2年間で   15,768人(2021年8月28日現在)

 

 がんには年間980,856人(2018年)が罹り、376,425人(2019年)が死亡。致死38%である。(日本国内)

 インフルエンザで毎年1万人が死亡。

 日本国内で新型コロナに137万人ちかくが感染した。その状態で政府はワクチン一本槍の弾である。感染者ゼロにするなどという政府の作戦は、自然界の生の営みの理を無視した絵にかいた餅である。昔の陸軍の万歳突撃となんら変わらない。あるのは玉砕のみ。

 

真因

 しかしそれに関して、マスコミは口を閉ざす。なぜか? その感染爆発の過剰報道のやましさの原因をマスコミも政府も担いでいるからだ。新型コロナで恐怖を煽った方が、テレビ視聴率が上がり、週刊誌が売れるからだ。

 太平洋戦争末期も、マスコミは特攻を軍神に祭り上げて賞賛した。特攻を始めれば、負け戦は明白なのに、それには口をつぐむ。当時のマスコミは、事件を派手に持ち上げて、新聞が売れればよかったのだ。今もその体質は変わらない。

 政府も新型コロナは外国から来た疫病として、その原因については追及されないので、もっと重要な要件の追求から逃れられる。例えば日本国の存在を脅かす中国の侵害とその対策のお粗末さに対して国民の目を逸らせられる。

 また不適正で過剰な医療体制での金の使い道の追求から逃れられる。現在、年間43兆円もの金が医療費に散財されている。税収は60兆円しかないのに、だ。その多くが過剰な医療での金の無駄遣いである。

 

診療拒否

 コロナに罹っても、自宅療養と言うペテンみたいな名の診療拒否である。大病院は、コロナ患者用のベッド設置で、一床あたり月に900万円を国から支給される。ベッドが未使用でもお金は支払われる。それなら診療拒否が儲かるので、結果は新型コロナ患者受け入れ拒否である。また新型コロナを2類のままにしておけば、この補助金制度が維持され、利益が確保される。だから大学病院はインフルエンザ級の5類への変更に反対している。だから診療できる病院が限定され、医療関係がひっ迫して、診療拒否がなくならない。これが医療崩壊の実体だ。

 

無駄な医療

 コロナ禍で、国民の多くが医療機関に行くのを控えたので、無駄の医療が無くなり、医療費が1兆円以上も下がった(2020年3月)。

2006年に財政破綻した夕張市では、その影響で市の医療機関が無くなってしまったが、逆に市民の死亡率は下がったという。要は無駄な医療が多かったのだ。

 

憲法違反

 この時期、野党は臨時国会開催を請求したが、菅総理は拒否である。これは憲法違反である。菅は自身のエゴのため、憲法違反まで犯して保身に汲々である。週刊誌のタイトルにある「菅総理、錯乱」という表現は的を得ている。

 

マスコミと政府の扇情操作に騙されないようにしよう。

母の教え「政府の言うことを信じるな」

 

2021-09-02   久志能幾研究所通信 2139  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年9月 1日 (水)

菅内閣のコロナ対策は、八甲田山雪中行軍遭難事故と同じ

 

 1902年1月23日、八甲田山雪中行軍遭難事故が起きた。大日本帝国陸軍第八師団が雪中行軍中に遭難し、訓練参加者210人中、199名が死亡した。世界山岳史上から見ても最大級の惨事であった。

 これが起きた原因は、旧陸軍の精神論最優先体質、引き返すのは軍人として恥の思想、メンツの問題、危機管理不足、リーダーシップの欠如、である。

 現在の菅内閣の新型コロナ対策への運営姿勢は、旧日本陸軍の体質そのものである。楽観的見通しで八甲田山の雪中行軍訓練に出かけた陸軍体質と同じである。

 気象条件が変わっても、そのまま行軍を続けたのは、オリンピック開催を強行したいためのメンツの問題と同じである。旧陸軍は、行軍中、何度も判断ミスを繰り返したが、最初の方針を変えず、行進行動と目的地を変えなかった。雪中行軍の目的は訓練であるが、問題が起きるとそれは指導者のメンツの問題になって迷走した。それは、陸軍が精神論で固められて、間違いをするはずがないと自負していたためだ。

 

コロナ禍中の強行行軍

 菅内閣は、前例を踏襲して、方針を変えるのは恥だと思っているようだ。菅内閣は、コロナ禍が勢いを増し、感染爆発が起き、デルタ株までが出始めたのに、日本のメンツを重んじて、国民の命の安全を忘れ、そのままオリンピック開催を強行した。それで感染爆発が起きた。

 それでも感染爆発とオリンピック開催は関係ないと、丸山五輪相は菅総理に忖度して、否定して威張る有様だ。科学的な見地でモノを話せないのは、旧陸軍の精神論最優先と同じである。それでパラリンピックまで継続強行開催である。ますます感染が広がった。

 途中で状況が変わっても、反省もせず、最初に決めた方針に固執する様は、旧帝国陸軍の体質と何ら変わらない。「欲しがりません勝つまでは」が、今は「感染爆発が収まるまで、外出自粛」である。それが突き進んで、前回は、太平洋戦争の敗戦とつながった。今回は、日本経済が、世界の他国に敗戦である。

 

行く末

 今は菅総理の「お導き」で、日本は地獄への道を邁進している。その姿は、遭難し、直立したまま仮死状態で発見された後藤房之助伍長の像と重なる。菅総理は、相変わらずワクチン接種だけを唱え、感染者に自宅療養を強い、原稿も棒読みばかり、原爆慰霊式の原稿読み飛ばし、思考停止したような姿である。まさに菅総理の姿と後藤房之助伍長の像が重なる。

 

対策

 お願いだから、感染爆発事故が起きた原因分析と、再発防止をして欲しい。その真因を解明して欲しい。日本はソレをしないから、この失われた30年が過ぎた。いつから日本人はこんなに愚かになったのか。

 今の国民にできることは、明確なノーを選挙で示すこと。それには菅義偉と二階俊博を議員から落選させるしかない。それくらいしないと日本は変わらない。

 

2021-09-01   久志能幾研究所通信 2138  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年8月27日 (金)

感染爆発は問題ではない。役人モラル低下が問題(3/3)

日本政府、新型コロナ感染爆発に油を注ぐ

 

被害は身近に迫る

 近所で、この23日に現役の美容師の老女が亡くなられた。弔問に行き、事情を聞けば、末期のがんであったが、このコロナ禍のおり、病院の都合で入院ができず、自宅で亡くなられたと言う。政府の無策ぶりの被害が近所まで及んでいる。安心して病気にもなれない。病気になれば自宅で野垂れ死にである。国民は政府の無策に殺される。

 

 日本政府は、河川の治水を疎かにしたように「治菌」も疎かにして、新型コロナ感染爆発(大火)を起こした。その大火の消し方も、各部門の利権が優先して、全体的にちぐはぐの対応になり、結果として感染爆発に油を注いだ。政府の各政策は、相矛盾した愚策ばかりである。組織や人は、極限状態に置かれると、その本性が露見する。要は、非常事態でも本気にならない無能な指導者たちであった。その対策施策は、感染拡大防止とは真逆の政策であった。政府や地方行政は狂っている。

 

 丸山五輪相は、8月19日の参議院内閣委員会の閉会中審査では、新型コロナウイルスの感染者急増と、五輪開催が関係ないという見解の根拠として、「オリンピックの開会式は56.4%、閉会式が46.7%と、高い視聴率を記録」と、なぜかテレビ視聴率を読み上げた。

 だが、共同通信が8月16日に公表した世論調査では、59.8%が「五輪開催がコロナ感染拡大の一因」と回答。(「女性自身」2021年9月7日号 より)

 現実が見えず、国民の声を無視する議員など、お払い箱にすべきだ。

 

 それは誰の問題か。何が問題かである。それを明確にすれば、解決は簡単である。後は実務部隊に「人モノ金」を十分に与えて対処ばよいのだ。それを曖昧のままに放置するから、対策が対処療法に終始するだけとなる。それで混乱に拍車をかけ感染爆発が起きた。それが今の姿だ。

 

Go Toトラベル、Go Toイート

 人を故意に国内を移動させて感染者を移動させ、会食を進めさせ、感染の確率をあげている。空気感染が原因である新型コロナが、人の移動の増大と密面会の拡大で拡散して当然である。全ては日本旅行協会のドンである二階俊博の利権のためであるようだ。

 

オリンピック強引開催、パラリンピック強引開催

 菅内閣の支持率回復のための姑息な手である。本来、コロナが猛威を振るっている(大雨・台風が来ているのだから、自宅待機である。松下幸之助翁は、雨が降ったら傘をさせ、という。宇宙根源の理に反している)

 結果としてペルーの選手がデルタ菌を持ち込んだが、安易に放置したため、国内に感染が広がり感染爆発が起きた。政府はひた隠しであった。それが露見して官房長官が各部署の連携が悪かったと言い訳である。

 

緊急事態宣言の乱発

 緊急事態宣言を五月雨式で乱発するから、国民は慣れて、効果が少しもでないし、逆効果である。孫子の兵法で、小出しの戦術はもっとも拙い戦法である。強制力、罰則のない規制は効果がない。外国は法律に基づくロックダウンである。そういう状況を踏まえて、法律の整備に手を付けるべきだが、政府は無為無策である。

 

医療体制の崩壊

 政府が非常事態として、全医療機関を国が統括すれば、医療崩壊などしない。英国では、政府の統括でコロナ患者の受け入れを命令して、混乱は起きていない。日本の中小病院が、経営上の理由で、診療拒否、入院拒否をしているにすぎない。一部の悪党病院経営者は、補助金だけ貰って診療拒否である。今の政府には危機状態での統括能力がないのだ。

 

パラリンピックの児童生徒の強制観戦

 政府は無用な外出を避けよと国民を強制させながら、無力な児童生徒を強制観戦させるのは、感染防止の真逆の対応である。生徒は逆らえない。

 

修学旅行の禁止通達

 その状況で、なぜパラリンピックの観戦を生徒に強制するのか。委員も親も反対しているではないか。政府も東京都も狂っている。

 

増税

 アメリカ政府は減税で、景気回復である。日本は真逆の対応で増税である。経済を分かっていない官僚がのさばっているのが原因である。だから景気対策に正しい対策が打てず、失われた30年が過ぎた。

 

ワクチン販売の推進

 ここまで感染が爆発したのだから、その治療に力を入れるべきである。長尾医師会会長もイベルメクチンの推奨をし始めた。政府の対応が遅い。政府からは、利権と縄張り争いで少しも前向きの政策が出てこない。

 そのせいで、病床のひっ迫である。新型コロナは現在エボラ熱と同じ1類に分類されているから、混乱に拍車がかかっている。インフルエンザ並みの5類に変更すれば、一般病院でも治療が出来るので、軽病者の重症化が防げるはずだ。それをしないから、自宅で重症化して死亡する人が絶えない。すべて厚生省のメンツを重んじたための醜態である。

 もとはと言えば、日本政府がワクチン開発へ金を出すのを出し渋ったための結果である。

 

水際作戦のルーズ化

 なぜ外人の入国の水際作戦でルーズな対応をするのか。それが感染爆発の原因だ。欧米は都市封鎖のロックダウンの厳しい対応である。日本は、せめて入国時の水際作戦を徹底すべきだ。しかし特例とかで、中韓の慮両者をルーズに入国管理をしている。

強行したオリンピックで、感染していたペルー関係者の入国管理がずさんだった。ばっか会長に銀座漫遊を許した政治体制は最たる悪行だ。

 

真因

 こんな悲惨な状況に追い込まれた原因は、政治家のモラルの低下、道徳の欠如である。なにせ世界汚職度(クリーン度)では、日本は18位で、先進国中で最下位である。いくら対策を出しても、役人の根性が腐っていて、保身と利権に惑わされて取り組みが本気でないので、効果が出るわけがない。だから失われた30年が過ぎ、年々、国民の年収が下がっている。我々が出来ることは、声を上げ、選挙でそういう議員に投票しないことしかない。棄権が一番よくない。棄権率が下がって、横浜市長選挙では、結果が出た。具体的に動けば、何からの具体的な答えが出るのだ。

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 馬場恵峰書 2006年

2021-08-27   久志能幾研究所通信 2133  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年8月26日 (木)

私も言われた「生涯後悔するぞ!」(裁判官を威嚇した言葉)

 

 これは工藤会総裁の野村被告が裁判官から死刑判決を受けて、退廷するときに吐いた言葉だ。その言葉を我々は笑えまい。野村被告は、自分の世界で総裁として闇の世界に君臨し、裁判官さえ自由になると思い込んでいた。我々も科学文明の支配者として、甘く美味しい顔をした「美食の暴力団」を手なずけ、自分だけは病気にならないと思い込んでいた。その陰で、多くの身内の内臓の細胞を殺していた。病気になれば現代医学で治せばよいと思っていた。それで美食に溺れ、暴飲暴食の飽食を繰り返してきた。それで肺の細胞が死に、肝臓の組織が死に、脳細胞が死んだ。

 

人間の驕り

 本来の自然界にはない嗜好性の高い美食を、科学技術の力で開発し(金儲けのため)、人を麻薬依存症のようしてしまった。その結果、癌や認知症やアレルギーの昔はなかった病気が蔓延して当然である。新型コロナウイルス感染の蔓延も、これが影響しているのだろう。一連の異常事態は、食で暴走した人間への自然界からの逆襲だと思う。

 

 その「美食の暴力団」が、貴方の命を狙う。私はあの世の閻魔大王様に「この事で生涯後悔するぞ」と密かに言われ続けてきた。それに耳を貸さなかった。聞こえないふりをしていた。食の闇に無知の為、聞こえなかった。自分に下された最後の審判は、還暦後に訪れた。その審判では、認知症、ガン、肺炎等の死刑判決や、余命宣告である。

 

タバコ

 タバコを飲み、肺の細胞を殺した。肺の細胞は他の細胞と違い、一度死ぬと二度と再生しない。その咎は人生の終末期に、肺の機能低下等で己を苦しめる。その時になって、後悔しても遅いのだ。

 新型コロナウイルスに肺が侵されると、肺の組織が死ぬ。肺の細胞は再生しない。肺の機能が低下すると、溺れるような苦しさを引き起こす。そのように肺の機能低下は致命傷にある。

 私は職場でタバコの副煙流の被害で、長い間、苦しめられた。

 私の両親は喫煙をしなかった。そのお陰で私はタバコを吸わない。背中で両親に感謝である。多くの仲間は両親がタバコを吸い、子供である仲間もタバコを吸う習慣となる。タバコ飲みは、自分殺し、妻殺し、子殺しの大罪である。

 

飲酒

 酒を飲むと、肝臓の細胞を殺す。食べものは胃で消化されるが、酒は薬物の分解と同じプロセスで、肝臓でしか分解・無毒化ができない。その過程で会うコールの分解に携わった細胞は死ぬのだ。肝臓の細胞は分裂を繰り返して、死んだ細胞を再生するが、一定回数の細胞分裂を繰り返すと、それが止る。その時は、肝硬変、ガンになってしまう。

 私は数年前に完全禁酒にした。

 

美食

 脂ののった高級なお魚や天婦羅、脂肪分たっぷりの菓子類、砂糖漬けのお菓子を食べると、血管内の内側にプラークが堆積する。それは大食・飽食でも同じ結果となる。その堆積分が血管内径を細め、血流を妨げ、高血圧になり、毛細血管の末端まで血が行かなくなる。血には栄養素と免疫酵素が含まれるが、それが体の末端まで行かないと、体の末端の組織や、脳内細胞が死に、認知症や癌になる。体の組織の末端に免役酵素が行かないから、病気やがんになって己が死ぬ。

 私は食事で、断油、断糖、断脂、「ノー・パン」生活を心がけている。

 

死刑判決

 耳をすまして閻魔大王の死刑判決を素直に聞こう。死刑判決を聞いたら、反省して改心しよう。誘惑の「一口」の連続が死刑判決を招く。ご用心ご用心。

 私は癌になり死刑判決を受けた。死刑執行前に改心して、狂った食生活と狂った生活を改め、死刑執行猶予となった。残された時間を大事に使いたい。そのために健康が最優先である。

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2021-08-26   久志能幾研究所通信 2132  小田泰仙

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2021年8月25日 (水)

78年前は学徒出陣、今はコロナ戦線に生徒出陣、政治屋の犠牲に

 

 現在の新型コロナ戦争で、政治屋はオリンピック開催の正当化のため、「学校連携観戦プログラム」の虚名錦旗を掲げ、参加拒否の抵抗できない児童生徒をパラリンピックに集団観戦に強要している。新型コロナ戦争の最前線に生徒出陣である。感染爆発が起きている時の集団観戦は、コロナ戦場で集団感染への危険性がある。東京都を始め各地に非常事態宣言を出し、不要不急の外出を控えろと叫んでいるくせに、パラリンピックへ児童生徒の強制観戦である。何時からこんなに政治は劣化したのだ。

 オリンピックは無観客と決定したのに、なぜ児童生徒を動員するのか。なぜ韓国みたいにゴールポストを動かすのだ。ダブルスタンダードである。

 小池知事も菅総理も狂っている。危機管理とは、非常事態を想定して、行動を変えること。それを無視して猪突猛進とは、墓穴への道だ。

 子供は民族の宝なのだ。それを自分の人気取りの道具に使い、子供の命を危険に晒すとは、政治家の風上にも置けない。亡国の輩である。

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2021-08-25   久志能幾研究所通信 2131  小田泰仙

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感染爆発は問題ではない。課題は何か? 道徳崩壊(2/3)

 

 今の問題は、日本の衛生であるべき姿が描けないのが大問題だ。感染爆発の問題は、人モノ金を正しく投入すれば、解決する。それをケチり、不正を放置するから問題(事象)の鎮静化ができないだけだ。

 

矛盾だらけの日本医療体制

 日本では医師と病院が余っているのに、医療崩壊や診療拒否などが起きるとは、何かが狂っている。それは制度と政策が狂っているからだ。それに付け込んで、モラルなき医療関係者が金儲けのため、入院拒否、診療拒否の事態が起きている。

 2021年8月23日には、厚生労働省と東京都が、都内の全医療機関に新型コロナウイルス患者の受け入れを要請した。この非常事態宣言下で、何を今更!である。なにかが狂っている。今まで中小の病院の経営者の多くは、新型コロナウイルス患者の受け入れで経営悪化を恐れて、受け入れ拒否をしてきたのだ。これは医療の問題ではなく、医療関係者のモラルの問題だ。

 

日本の最重要課題

 それよりも重要な日本の課題とは、疫病が広がらない社会づくりである。そのために何をやるか、そのために政府機関で、防疫戦略を立てる部署や人が必要だ。今、それがない。それが問題なのに、政府は誰も口に出さない、議論もしない。

 

使命感なき為政者たち

 その最大の原因は、官僚が自分の仕事に使命感を抱いていない事だ。利権への誘惑、天下り先への気兼ね、製薬会社との癒着、医療機関との関係で、本来あるべき政策を打たなかった。だから役人に修身教育が必要なのだ。役人は拝金主義に犯されて、利己主義の塊になっている。

 日本は世界汚職度ランキングで、全世界183カ国中で18位(2019年1月現在)で、先進国中では下位である。情けない国になったものだ。それは家庭と学校で人格教育がなされていないためだ。だから金儲けだけの人間が育ってきた。

 

 管総理も、目先に支持率狙いで、やってはならないオリンピック開催を強行した。菅総理に国民の命を護るという使命感がないのだ。為政者として国民の命を考えていない。頭にあるのは支持率向上だけのようだ。リーダ失格である。

 

一手先さえ読めない政治家

 対新型コロナ戦でもワクチン戦法一本やりで、それで失敗したらどうするかまで考えていない体制である。あまりの単細胞的思考で考えが浅い。戦争で最大の戦略は、孫子の戦わずして勝つ兵法である。それは疫病が蔓延しない体制を作ればよいのだ。

 現在の役人は、ことなかれ主義・前例至上主義・責任回避主義で現在のことだけ考えて、100年後の姿など描けないから、未来のために研究開発費(ワクチンを筆頭に)をケチる。だからジリ貧となり、今になってボディブローのように感染爆発としてダメージを受ける。それは経済活動でも同じ結果である。だから失われた30年が生まれた。

 

対策

 国の為、世の為に働くことの意味を教える教育体制(修身教育)が必要だ。小手先の手だけでは、何時まで経っても問題は解決しない。それは単なる対処療法である。人が育てば、人が正しい対策をする。今は、目先のことに迷わされ、利己主義に狂っているから、後手後手の手しか打てない。

 医療体制を作る前に人を作れ。 

 

2021-08-24   久志能幾研究所通信 2130  小田泰仙

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