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2017年12月24日 (日)

Wolliクリスマスコンサート

 2017年12月24日、大垣のオカサンホテルのレストラン「へれんけらあ」にて、「ウォリのピアノ弾き語りクリスマスコンサート」に出かけ撮影をした。ウォリは、クラシックコンサート企画の小出さんのご子息である。彼女が、来年1月13日、ドレスデンフィルハーモニー弦楽三重奏団を大垣に招聘する段取りをされている。そのご縁で、今回の撮影を依頼された。

 レストラン「へれんけらあ」は、知的障がい者の就労を支援しており、料理のプロや主婦が「日替わりシェフ」となって、知的障がい者の方と一緒に活躍している。また大垣特別支援学校の生徒さんの実習の場となっている。この演奏会は、チャリティコンサートとしてオカサンホテルの岡田正昭社長が企画をされた。

 今回は、いつものアコースティックピアノではなく、今回初めて、キーボード演奏の弾き語りのビデオ撮影と写真撮影を経験した。演奏者、会場の状態、聴衆の違い等でやはり違った分野の演奏では学ぶことが多かった。

 クラシック音楽会では、演奏者はほとんど喋らないが、ピアノ弾き語りでは、走者のお話しが楽しい雰囲気を醸し出してくれる。クリスマスにちなんだ曲の演奏と弾き語りである。

14k8a8949  ウォリと岡田正昭社長の挨拶

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声という楽器

 まずピアノ弾き語りでは、最大の楽器は、「声」である。体自体が楽器であるので、それを表現するための楽器の表面(顔)の表情が千差万別であることを発見した。その声を出す時、ウォリは感情をこめて歌っているときは、目をつぶっているときが多く、これがカメラマン泣かせであった。今回は、瞳にピントが合う「瞳センサー」を持ったSONYα9で撮影した。それが目をつぶられては、「瞳センサー」泣かせである。それでも目を開けた時の顔には、暗い会場の最後部席からの撮影でもドンピシャで、瞳にピントが合い、最新技術の素晴らしさを確認した。

 またピアノ弾き語りでは、声が最大の楽器であるので、顔の前に常に黒いマイクがかぶって、それもカメラマン泣かせであった。マイクが顔の被らない瞬間を狙って撮影のタイミングを取ることになった。演奏会場が広ければ、最適な撮影場所を探せるが、こじんまりとした会場の為、撮影位置も制限されてしまった。

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老女の演奏妨害

 演奏中に遅れて入ってきて老女が、身に付けた鈴を鳴らしながら、隣の席に着いたので怒れてしまった。それもそのすぐ後に、演奏途中なのに席を立って、鈴を鳴らしながらビデオ画面の前面を無神経に横切って出て行ったので怒り心頭である。演奏中の出入りはマナー違反である。

 最近は、「自分だけが幸せになりますように」とお守りで鈴を身に付ける人が多い。それが演奏会や図書館等で、静かな環境であるべき場所で無神経に音を立てるので他人迷惑なのだ。鈴の音を出す本人は、その音に常時接しているので不感症になり、音を出すことに無頓着になっている。先週、聴いた宗次ホールでは、開演前直前に係員が、携帯電話と鈴の音の注意をしていて、気配りに感心をした。音楽会に参加するマナーとして、鈴を外して参加することを常識にして欲しい。最近はどこに行っても、チリンチリンと気に障る音が多い。それだけ隣人に配慮の無い人が増えたのだ。静かなことが誇りの日本文化を破壊しないで欲しい。

 

人生を見渡す心眼の狭窄症

 私は会場の最後列席の右端でビデオとカメラ撮影をした。私の前の右側と左側に通路を空けて椅子を並べた。ところが、その老女が右側からわざわざビデオとカメラの前を横切って私の横に来て座った。それも演奏が始まって撮影中のことである。座る前に全体を良く見れば、ビデオと私のカメラが目につくはずなのだが。左側から着席すれば、その邪魔にならないのが明白なのに、である。

 夏の夜、部屋にいた虫が何度も窓に突進して、外に出ようとする光景を見ることがある。少し横にずれれば、窓が開いているのでそこから外に出られるのに、わざわざそれを無視するが如く、閉じた窓ガラスに何回も突進してぶつかっている。それと老女の愚行が重なって見えた。人生で、障害にぶつかっても、少し冷静に後ろに下がって眺めれば、その障害を通過する解決手段は、すぐ横に存在するのに、我々は自身の考えに固執して愚行を繰り返すことが多い。反面教師として、老女に手を合わせた。あのように愚かに歳は取りたくないもの。

 

2017-12-24

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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2017年12月17日 (日)

心温まる弦楽の響き(改定)

名古屋パストラーレ合奏団・妙音天が奏でる

 2017年12月13日、ヴァイオリニストの天野千恵さんからの招待で、宗次ホールで行われた名古屋パストラーレ合奏団「大人の素敵なクリスマス~心温まる弦楽の響き~」に出かけた。演奏中の写真撮影は叶わなかったが、演奏会後の記念撮影を頼まれて、撮影を兼ねて出かけた。

 クラッシク音楽だからと安心(?)していたが、ホールは全310席が満席である。それも団体さんが入っているとか。その人気をみて驚いた。開場1時間前に会場に着いて正解であった。それでも20人ほどが列を作っていた。

 私はヴァイオリ演奏には疎く、今回初めて本格的な弦楽合奏団の演奏を、ホールの最前列席で聴いた。私の特技は、講義でも講演会でも、演奏会でも、羞恥心なく、最前列席に座ることである。「足りない能力は、最前列席に座ることで、補うことができる」が私の信条である。

 

演奏の鑑賞・観察

 今回、生まれて初めてヴァイオリの演奏を詳細に、かつ7人のヴァイオリニストの弾き方の比較を至近距離4mから鑑賞・観察することになった。素人の見方で今更ながら恥ずかしい告白だが、初めて各ヴァイオリの役割があり、演奏の内容、受け持つ部分が違うことを発見した。今までは複数の楽器の合奏としか「聞いて」いなかったが、今回、演奏家を近くから熟視・熟聴すると、いままで見落としていたお宝が見えてきた。特に今回は演奏会中の撮影はなかったので、演奏を聴くことに集中できたのがよかった。それで人生の多くの発見があった。

 

弦楽器は弁天様を連想させる。

 弦楽器は弦をこすって音を出す。ピアノは弦を叩いて音を出す。叩くのとなでるように擦るとでは、出てくる音に差があるのは当然である。叩くには力一杯叩けるが、擦るには力の限界がある。そのため弦楽器が女性的、ピアノが男性的な感触を持つと思う。弦楽器は弁財天様を連想させる。弁財天の琵琶の音色は弦楽器そのものである。弁財天は、妙音天、美音天とも呼ばれる。

 箕面・龍安寺の弁財天は、タカラジェンヌの芸の神様として崇められている。箕面に近い池田市の宝塚歌劇劇団のタカラジェンヌは、芸の上達を願って、弁財天に願をかけるため、このお寺をよく訪れるという。その弁財天様は琵琶を抱えている。

 弦楽器の弦は、こすれば必ず摩耗する。トライポロジイ的には、表面の微細組織が破壊され、それが音として外に出る。それが女性の身を粉になって働く姿を連想する。琵琶のようにこすって出す音は、叩いて出す音よりは、柔らかい音である。それに対して、ピアノは弦を叩いて音を出す。叩く姿は戦闘的で、男性的な姿を連想する。叩いて音を出すのは、刺激的な音で、こすって音を出すのに比べれば、多分に刺激的で甲高い力強い音である。今回の演奏会が「心温まる弦楽の響き」とのタイトルであり、弁天様による弾き手により、心温まる音楽が聴かせてもらえた。聴いて、見て、音色を確かめて、その弁天様を連想させられた。神様仏様弁天様、ありがとうございました。

1img_0827_2  弁財天

2img_0827_1  箕面市 龍安寺

演奏スタイル

 一つ発見したことは、天野さんの演奏スタイルが、他の演奏家と動き、動作、感情の込め方が違うことだ。あくまで7人の中の比較であるが、腕の上げ方とか、スピードとか、感情の込め方が実に音楽的なのだ。目の前で動きのある演奏を見ると、他の演奏者との差が歴然とする。それは彼女たちが着ているドレスのヒダの揺れを観察するとよくわる。ヴァイオリを奏でる音楽にも、ドレスのヒダの揺れかたが、その心の動きを表現していることを発見した。

 

演奏パートの差

 伴奏のような役割のヴァイオリニストの奏でる音は、主役を引き立てようとするが如く、控えめな弾き方が目に付いた。今までは見えていなかった世界である。主役のヴァイオリンの演奏と伴奏の演奏がよき協奏となって、気持ちよく音が響いている。まるで会話をしているようだ。この世は全て主役ばかりでは舞台は回らない。脇役というお役が、人生の使命としてお役目を全うして、織りなす音楽織物である。まるで四天王を支える邪鬼の姿である。邪鬼も四天王を支える尊い仏様である。

 

ヴァイオリン比較

 7人のヴァイオリンを観察すると、天野さんの楽器が一番古そうである。演奏会後に寄ったヤハマのピアノ販売課長さんの話では、ヴァイオリンは1700年代の楽器が今でも一番良いとか。お値段も1千万単位で、往々に1億円単位のものも多いとか。ピアノとはまた別世界の楽器である。なおかつ大人が今からピアノは習ってもサマになるが、ヴァイオリンでは、そうは問屋が卸さないという。今にして、私は定年後に取り組んだ楽器として(ボケ防止として)、ピアノにしておいてよかったと思う。

 

隼戦戦闘隊の隊長の立ち位置

 今回は天野千恵さんが、ソロ演奏もあり、指揮のリーダ的役割も演じられた。主役は楽団の真ん中に位置すると思っていたら、彼女は一番左端に位置して、演奏をしていた。その演奏のそぶりを見て納得した。真ん中の位置では、全員を見ようとすると、頭をその都度、回さないと見えない。ところが一番左端にいて横を向いて演奏すると、目の前に全員が一直線にならんでいるから、全員を見るのに、首を振らなくてもよいのだ。。

 隼戦戦闘隊の隊長が、編隊を汲んだ場合の位置は、一番前ではない。一番前は先頭に立って突撃する軍曹の位置なのだ。隊長は常に編隊全体が見通せるその後ろ上で飛んでいる。なにか編隊に異変があれば、すぐ援助に駆けつけることができる位置にいる。私も、昔は勘違いをしていて、リーダは一番前だと思っていた。それで任せられたプロジェクトで真っ先に突撃をして、ふと後ろを振り向くと、誰も付いて来ていないことを発見して愕然とすることが度々あった。それはリーダとして良き学びであった。今回の天野さんの立ち位置を見て、それを思い出した。

3p1090870_1  宗次ホール

4p1090870_2  演奏会後の舞台

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名古屋パストラーレ合奏団

 名古屋パストラーレ合奏団は1980年、愛知県立芸術大学音楽学部・器楽専攻科の同窓生により結成されたヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなど弦楽器13名による室内オーケストラである。今年で結成37年の由緒ある合奏団である。

 結成当初より「アンサンブルの神様」とも呼ばれた故・浅妻文樹氏(東京芸術大学教授 )の熱心な指導をうけ、1981年より定期演奏会を開始、その後着実な活動を重ね、これまでに第18 回を数えている。

 1991年2月、愛知県芸術文化選奨・文化賞を受賞。これまでに名古屋市や愛知県主催の演奏会に招かれる。また1990~1993年中部電力のコンサートに出演。中部5県で数多くの演奏会を行い、大好評を得る。1997~2010年名古屋市、大府市、北名古屋市、知多市などでコンサートを開催。2011年武豊春の音楽祭、2013年と2015年知多半島春の音楽祭に出演。2015年12月に熱田文化小劇場で、2016年12月に名古屋陶磁器会館でコンサートを開催した。

 宗次ホールでは、2012年「ランチタイムコンサート」に初出演、2014年より年1回のペースで開催、今回で5回目となる。

 レパートリーはバロックから現代まで幅広く、弦楽合奏の知られざる名曲の発掘や新作の紹介にも力を入れている。

 

今回のご縁

 私は、河村義子先生の演奏会で、たびたび天野千恵さんが共演されたので、そのご縁で今回の演奏会を知ることになった。感謝。今回もこの演奏会にヴァイオリニスト小坂井聖仁さんとお母さんが見えていて、偶然再会を果たした。ご縁は繋がっている。

 

2017-12-17

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2017年12月16日 (土)

ドローン墜落事故は、大垣市長が示す外道の鑑

 20171215日付の大垣市の「広報おおがき」で小川敏市長の「市長のかがやきメール」を見て哀しくなった。ここまで人の道に外れて、羞恥心もなく、小賢しい表明を16万人市民の目に晒すことができるものかと、呆れもした。市民は小賢しい行政を求めてはいない。もっと市民の人命を考えた血の通った大垣市政を求めている。法律的責任はおろか、道義的責任さえ取らない小川敏大垣市長である。人の道から外れている。こんな市長に大垣市の市民の命を預けてよいのか?

 

事故の状況

 ドローン事故をたとえ話で言うと、自分の息子が金を出して「いかがわしい業者」にラジコン機を大勢集まった上空で飛ばさせて、違法な曲芸飛行をするように指示した。それが原因でラジコン機が墜落して、人の子に怪我をさせた、である。

 自分とは、小川敏大垣市長で、息子とは大垣観光協会、いかがわしい業者とは超零細企業のドローン製造会社、ラジコン機はドローン、曲芸飛行とは「違法な菓子まき」と置きなおすと、今回の事態が良く見える。

 「市長のかがやきメール」で「催しの中では、けがを負われた方が出てしまいました。」とまるでヒトゴトの言い分である。まるで見物客が勝手に怪我をしたと言わんばかりである。まともな人の親なら、責任はともかく、まずお見舞いを、「冒頭で」述べるのが筋である。そのお見舞いも陳謝も一つもない。小川市長に常識はないのか。血も涙のないのかと勘ぐってしまう。「今後は、これまで以上に安全で楽しめるイベントづくりに努めてまいります。」とあるが、「努める」とある表現が無責任である。つまり努力をする意味で(『日本語語感の辞典』)、務める(役目をこなす(『日本語語感の辞典』)に比べて、より無責任な表現である。努力とは、「努力はしました、でもダメでした」となる文脈である。責任逃れの最たる表現である。

 この文章には反省も再発防止もない。当然、将来、もっと大きな事故が起きることを暗示させる。なにせ大垣市は、今回の事故に何の責任もないと宣言しているのだから。

 

物事の順序

 葬式の焼香者の順序でもそれを間違えると、大問題になるのが世の中である。公式の行事の挨拶者の順序でも、それを間違えると大問題である。最初に焼香するする人、行事式で最初に挨拶する人が一番、重要である。テクニカルライティング的にも、重要な事項から順次記載するのが原則である。それから見て、大垣市長のドローン事故への言及は5段落ある文中で、やっと4段落目で、「そういえばドローン事故が合ったね」といやいやながら言及している。この文章には、いかに大垣市民の命を重要視していないことを示している。いかにこの件から大垣市は責任逃れをしようとしているかが露骨に現れている。文章構成に大垣市長の胸の内が全て露見している。

 

無責任姿勢は変わらず

 20171115日付「広報おおがき」でも同じである。文章の末尾に、「そういえばドローンの墜落事故があったね」という扱いの記事なのだ。大垣市長にとっては、大垣観光協会は子供と同じ、子が子なら、親も親である。「子は親の背中を見て育つ」を示している。この1215日付「広報おおがき」の「市長のかがやきメール」では、ドローン墜落人身事故には全く言及がない。市長にとって、そんな些細な事故は知ったことではないのだ。小川敏大垣市長の人命軽視行政が問われている。

 

「ロボフェスおおがき2017」の主役は誰か

 「市長のかがやきメール」の原稿を裏方が書いたのは間違いないが、それの最終チェック者、最終責任者は大垣市長である。裏方は、弁護士と綿密に相談して、一語一句、大垣市に責任が飛ばないように、慎重に言葉を選んで「作文」をしたようだ。その文責として朱を入れる責任が市長にはある。大垣市長とは、行政の全責任の行き止まりの役職である。人間として、道義的責任もある。それが、ロボットの如く、裏方に指示されて盲目的に承認のハンコを押して、「広報おおがき」に上記コメントが掲載されたのだろう。「ロボフェスおおがき2017」の主役は、ロボットとして、裏方に操られているがままになっている小川敏大垣市長自身である。それで大垣市民の安全が確保されるのか。こんなことで大垣市の未来が築けるのか。

 

添付ファイル 広報おおがき1115日(1/220171115.PDFをダウンロード    

添付ファイル 広報おおがき1115日(2/220171115_2.PDFをダウンロード    

添付ファイル 広報おおがき1215日 20171215.PDFをダウンロード  

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2017-12-16

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2017年12月13日 (水)

心温まる弦楽の響き・名古屋パストラーレ合奏団

 2017年12月13日、今日はヴァイオリニスト天野千恵さんからの招待で、宗次ホールでの名古屋パストラーレ合奏団「大人の素敵なクリスマス~心温まる弦楽の響き~」に出かけた。演奏中の写真撮影は叶わなかったが、演奏会後の記念撮影を頼まれて、撮影を兼ねて出かけた。

 クラッシク音楽だからと安心(?)していたが、ホールは全310席が満席である。それも団体さんが入っているとか。その人気をみて驚いた。1時間前に会場に着いて正解であった。それでも20人ほどが列を作っていた。

 私はヴァイオリ演奏には疎く、今回初めて本格的な弦楽合奏団の演奏を、ホールの最前列席で聴いた。私の特技は、講義でも講演会でも、演奏会でも、羞恥心なく、最前列席に座ることである。「足りない能力は、最前列席に座ることで、補うことができる」が私の信条である。

 

演奏の鑑賞・観察

 今回、生まれて初めてヴァイオリの演奏を詳細に、かつ7人のヴァイオリニストの弾き方の比較を至近距離4mから鑑賞・観察することになった。素人の見方で今更ながら恥ずかしい告白だが、初めて各ヴァイオリの役割があり、演奏の内容、受け持つ部分が違うことを発見した。今までは複数の楽器の合奏としか「聞いて」いなかったが、今回、演奏家を近くから熟視・熟聴すると、いままで見落としていたお宝が見えてきた。特に今回は演奏会中の撮影はなかったので、演奏を聴くことに集中できたのがよかった。それで人生の多くの発見があった。

 

演奏スタイル

 まず、発見したことは、天野さんの演奏スタイルが、他の演奏家と動き、動作、感情の込め方が違うことだ。あくまで7人の中の比較であるが、腕の上げ方とか、スピードとか、感情の込め方が実に音楽的なのだ。目の前で動きのある演奏を見ると、他の演奏者との差が歴然とする。それは彼女たちが着ているドレスのヒダの揺れを観察するとよくわる。ヴァイオリを奏でる音楽にも、ドレスのヒダの揺れかたが、その心の動きを表現していることを発見した。

 

演奏パートの差

 伴奏のような役割のヴァイオリニストの奏でる音は、主役を引き立てようとするが如く、控えめな弾き方が目に付いた。今までは見えていなかった世界である。主役のヴァイオリの演奏と伴奏の演奏がよき協奏となって、気持ちよく音が響いている。まるで会話をしているようだ。この世は全て主役ばかりでは舞台は回らない。脇役というお役が、人生の使命としてお役目を全うして、織りなす音楽織物である。まるで四天王を支える邪鬼の姿である。邪鬼も四天王を支える尊い仏様である。

 

ヴァイオリン比較

 7人のヴァイオリンを観察すると、天野さんの楽器が一番古そうである。演奏会後に寄ったヤハマのピアノ販売課長さんの話では、ヴァイオリンは1700年代の楽器が今でも一番良いとか。お値段も1千万単位で、往々に1億円単位のものも多いとか。ピアノとはまた別世界の楽器である。なおかつ大人が今からピアノは習ってもサマになるが、ヴァイオリンでは、そうは問屋が卸さないという。今にして、私は定年後に取り組んだ楽器として(ボケ防止として)、ピアノにしておいてよかったと思う。

 

隼戦戦闘隊の隊長の立ち位置

 今回は天野千恵さんが、ソロ演奏もあり、指揮のリーダ的役割も演じられた。主役は楽団の真ん中に位置すると思っていたら、彼女は一番左端に位置して、演奏をしていた。その演奏のそぶりを見て納得した。真ん中の位置では、全員を見ようとすると、頭をその都度、回さないと見えない。ところが一番左端にいて横を向いて演奏すると、目の前に全員が一直線にならんでいるから、全員を見るのに、首を振らなくてもよいのだ。。

 隼戦戦闘隊の隊長が、編隊を汲んだ場合の位置は、一番前ではない。一番前は先頭に立って突撃する軍曹の位置なのだ。隊長は常に編隊全体が見通せるその後ろ上で飛んでいる。なにか編隊に異変があれば、すぐ援助に駆けつけることができる位置にいる。私も、昔は勘違いをしていて、リーダは一番前だと思っていた。それで任せられたプロジェクトで真っ先に突撃をして、ふと後ろを振り向くと、誰も付いて来ていないことを発見して愕然とすることが度々あった。それはリーダとして良き学びであった。今回の天野さんの立ち位置を見て、それを思い出した。

1p1090870_1 宗次ホール

2p1090870_2  演奏会後の舞台

3p1090870_3  名古屋パストラーレ合奏団の皆さん

名古屋パストラーレ合奏団

 名古屋パストラーレ合奏団は1980年、愛知県立芸術大学音楽学部・器楽専攻科の同窓生により結成されたヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスなど弦楽器13名による室内オーケストラである。今年で結成37年の由緒ある合奏団である。

 結成当初より「アンサンブルの神様」とも呼ばれた故・浅妻文樹氏(東京芸術大学教授 )の熱心な指導をうけ、1981年より定期演奏会を開始、その後着実な活動を重ね、これまでに第18 回を数えている。

 1991年2月、愛知県芸術文化選奨・文化賞を受賞。これまでに名古屋市や愛知県主催の演奏会に招かれる。また1990~1993年中部電力のコンサートに出演。中部5県で数多くの演奏会を行い、大好評を得る。1997~2010年名古屋市、大府市、北名古屋市、知多市などでコンサートを開催。2011年武豊春の音楽祭、2013年と2015年知多半島春の音楽祭に出演。2015年12月に熱田文化小劇場で、2016年12月に名古屋陶磁器会館でコンサートを開催した。

 宗次ホールでは、2012年「ランチタイムコンサート」に初出演、2014年より年1回のペースで開催、今回で5回目となる。

 レパートリーはバロックから現代まで幅広く、弦楽合奏の知られざる名曲の発掘や新作の紹介にも力を入れている。

 

今回のご縁

 私は、河村義子先生の演奏会で、たびたび天野千恵さんが共演されたので、そのご縁で今回の演奏会を知ることになった。感謝。今回もこの演奏会にヴァイオリニスト小坂井聖仁さんとお母さんが見えていて、偶然再会を果たした。ご縁は繋がっている。

 

2017-12-13

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2017年12月12日 (火)

クリスマスコンサート2017 第一部

ハープの演奏

 2017年12月3日、大垣フォーラムホテルでの「クリスマスコンサート2017」第一部で、足立優美さん(ソプラノ)、天野千恵さん(ヴァイオリン)、天野世理さん(ハープ)の協奏であった。

 その前に天野千恵さんからハープの紹介があった。私もハープの演奏をまじかで聴くのは初めてである。ハープの演奏は天野世理さんで、天野千恵さんの娘さんである。世理さんは祖母からピアノを、母よりヴァイオリンの手ほどきを受けた。現在、東京藝術大学音楽部1年に在学中である。

 

ハープの構造

 ハープは弦が47本で、手前の弦の材質がナイロン、中間がガット(羊の腸)、奥の長い弦がピアノと同じワイヤーである。ペダルは7本で、足で音の変化を付ける。半音を上げたり下げたりする。だから演奏スタイルは、見た目は上側の弦を弾きながら優雅に演奏しているように見えるが、下側は足をパタパタと忙しい。しかし、ハープ本体に隠れて、その足の動きは観客からは見えない。まるで白鳥が湖で優雅に泳いでいて、水面下で必死に足をかいでいるような姿である。両手でハープを抱えるようにして両側から、和音とメロディを弾く。ピアノの弦を両手で弾くような雰囲気である。その気になってハープの下を眺めると、ハープ本体の下側の胴体部が大きくなっているのを今回初めて発見した。

お値段はピアノほど。今回は東京から運んできた。通常はホール備え付けで、皆さんで共有である。ピアノのような扱いである。

 

演奏

 最初に天野千恵さんと天野世理さんがヴァイオリンとハープの協奏で、その後、足立優美さんと天野世理さんがソプラノとハープの協奏でバッハ~グノーのアヴェ・マリアを演奏された。その後、シューベルトのアヴェ・マリアを協奏された。足立優美さんが最初のドイツ語で、その後、日本語で歌われた。

 最後に天野千恵さん、天野世理さん、足立優美さんの3人で、聖なる夜(オー・ホーリ・ナイト)を演奏し、足立優美さん最初に英語で、次に日本語で歌われた。

 私は、本格的なクリスマスコンサートを聴くのは初めて、よき音楽会であった。

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 天野千恵さん

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 ハープの下側の大きさが良くわかる

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 天野世理さん 手の動きが良くわかる

7dsc01956_2  弦の色分けがよくわかる

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足立優美さん

 

ハープの起源

 ハープの起源は狩人の弓と考えられている。最も古いハープの記録は紀元前4000年のエジプトと紀元前3000年のメソポタミアとされる。シュメール王朝時代の遺跡からはほぼハープの原型と思われる楽器が発見されており、壁画の記録からも奏法もハープと同じものと見られる。古代の叙事詩やエジプトの壁画に現れている。聖書にもハープは登場し、ダビデ王が最も著名な演奏家である。実際にはその「ハープ」は十弦の一種のリラであった。レバーハープは演奏中にキーチェンジが可能になり、17世紀の後半に生まれた。これが発展し、近代的なコンサートハープが生まれた。

 

ダブル・アクション・ペダル・ハープ

 現代西洋音楽の独奏やオーケストラ、室内楽などで広く用いられているハープは、ダブル・アクション・ペダル・ハープである。このハープでは、47本の弦を変ハ長調全音階で張り、7本のペダル(上から順にフラット、ナチュラル、シャープ)を足で操作して、各オクターブのハ、ニ、ホ、ヘ、ト、イ、ロそれぞれの弦を同時に半音上げたり、全音上げたりできる。この仕組みにより、様々な調を演奏できる。しかし熟練してもペダルの操作を全て瞬時に行うことは不可能なため、オーケストラなどでは2人で演奏して、ペダル操作の不完全さを補う場合がある。音域は6オクターブ半を持つ。ピアノの音域が7オクターブなので、ほぼ同じ演奏能力を持つ。弦には識別用の色があり、各オクターブのハ(C)の音が赤、へ(F)の音が青(黒)となっている。

 この項、wikipediaより編集

 

2017-12-12

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2017年12月10日 (日)

神様仏様・天野様・ご先祖様

 2017年12月3日、大垣フォーラムホテルの「クリスマスコンサート2017」で、ヴァイオリニスト天野千恵さんが、愛用のヴァイオリンの紹介をされた。そのヴァイオリンはイタリア製で、制作年代が1740年頃、モーツァルトが活躍した時代だと言う。天野さんに、このヴァイオリンが受け継がれる前に6世代の演奏家が使っていた楽器だという。お値段は外車一台分とか。その弓だけでも普通乗用車が買えるとか。弓の材質は楓で、ガットは漂白をしない白の馬の尻尾の毛である。それに合わせてドレススタイルも配慮されたとか。

 電気で拡声しないでもヴァイオリンの音色は、ホールの隅々まで響き渡っていた。やはり名器のアコースティック楽器の音色は素晴らしい。

 9月に来日したチェリストTIMMの愛用のチェロも、300年ほど前の制作で、天野さんのヴァイオリンとほぼ同じ年代である。1740年頃と言えば、私の初代のご先祖・北尾道仙の没年の頃である。北尾道仙没年の享保19年とは、1734年である。ご先祖の北尾道仙は観世流の謡の師匠であったようだ。そのことをお寺の過去帳から発見できて、お墓を再建するご縁となったのが2015年である。そのご縁でお墓の字も馬場恵峰先生に揮毫をしていただいた。今回の演奏会も含めて多くのご縁が繋がっていることに感慨を深めている。

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演奏スタイル

 天野千恵さんが今回演奏した曲は、クリスマスコンサートに相応しいバッハ~グノーのアヴェ・マリアで、演奏時の天野さんの動きが少なく、写真撮影は楽であった。小坂井聖仁さんが演奏した曲は、演奏時の動きが激しく、カメラマン泣かせであったが、曲により、人により演奏家の動きが全く異なることを知った。ピアノでも河村義子先生は、派手に動くピアノ演奏スタイルには反対で、静かに動きの少ない正統派の姿で弾かれる。演奏家により、その演奏スタイルは千差万別である。カメラマンの苦労は絶えない。

 

2017-12-10

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2017年12月 9日 (土)

愛の院内クリスマスコンサート(改定)

 2017126日、1330分より大垣市民病院ロビーにて恒例のハンドベル演奏による院内クリスマスコンサートが開催されて、私はSONY α9と100400㎜望遠レンズを抱えて撮影に赴いた。演奏はビアン・シャンテの皆さんである。その指導と指揮を金城学院大学の吉田年一先生がされた。

 素敵な音色で、クリスマスにちなんだ7曲を演奏・合唱されて院内の患者や見舞客の約百人の皆さんへの素晴らしい慰問になった。大勢の人が熱心に聴き入っていた。私もハンドベル演奏をこういう形で聴くのは初めてであった。

 

愛(AI)の迷い

 今回使用したカメラSONY α9は、無音シャッターであるが、その他に瞳ピント機能があり、ピントが顔全体ではなく、瞳を検出して、瞳にドンピシャでピントが合う機能がある。まさに人工知能AIごとき機能である。その機能は、前回の小坂井聖仁さんのヴァイオリン演奏会では、買ったばかりで操作方法が分からず使えず(機能が多すぎて覚えきれなかった)、今回その機能を初めて使った。

 ところが今回の演奏会で焦点合わせの時、カメラが迷いに迷って中々ピントが合わない。その結果、ピンボケ多発でうまく写真が撮れなかった。後日、メーカに確認したところ、逆光での状態では、顔の瞳の検出が、一番苦手とか。確かに明るい背景の中から、瞳の検出はコンピュータのロジック上で難しいと納得した。AI(愛)にも迷いがあったのだ。そのせいで、演奏中の個別演奏者写真が限定されてしまったことをお詫びします。アイは難しい。

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ハンドベルとは

 ハンドベルは、17世紀ごろに英国で教会のタワー・ベルを何人かで技巧練習をするために、生まれた楽器である。米国で、独立した楽器となり、数人があわせて音楽を演奏する形態が完成し、賛美歌をはじめとして、色々なジャンルの曲を演奏するようになった。その鳴らし方次第で、魅力的な鐘の音が響き渡る。

 一つのベルが一つの音に対応するため、音階分のベルが必要である。5オクターブで約300万円と高価である。ハンドベルは、金色の鐘であるが、材質は銅や真鍮製である。

 1つのベルは一音程しか出すことができないので、曲を演奏するには、通常、2オクターブ(25個)から6オクターブ(73個)のベルを用意する。1人で4ないし5個程度のベルを担当することが多く、音域によって8人程度、多い場合は15人程度で1チームをつくって演奏することが多い。

 吉田先生が簡単なハンドベルの解説をされて、私は初めてその概要を知った。それからその詳細を調べる機会を得て、学びが多かった。ハンドベルも奥が深い。

 

吉田年一先生

 今日の演奏の指揮をされた吉田年一先生は、金城学院大学非常勤講師で、PRIME(ハンドベルチーム)および名古屋市立大学OB管弦楽団の音楽監督、名城大学管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、名古屋室内管弦楽団、アンサンブル・アトレイユ、金城学院大学管弦楽団、金城学院大学ハンドベルクワイアの指揮、指導をする傍らフリーで活躍中である。

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大垣公園イルミネーション点灯式での音楽

 こういう静かで上品なハンドベル演奏が、12月の大垣公園イルミネーション点灯式での音楽にふさわしいと思う。もっとも冬夜の寒空で、女性の皆さんに演奏を強いるのは心苦しい。それを考えると、冬夜の寒い外気中で10人程しかいない聴衆にジャズの音楽を大音量で聞かせて、市民税の大金を下請け業者に流すことに違和感がある。大垣市は、獲得した予算を下請け会社に無理に消化させているようだ。お役所の無駄使いの最たるもの。まるで、年度末に無理やり道路工事で道路を掘り起こすようなもの。

 この院内クリスマスコンサートを、大垣市役所の職員の方が裏方で支援をされていた。それには大感謝です。もっとこういう市民ボランティア活動を、大垣公園イルミネーション点灯式等でも展開して欲しい。そうすれば無駄なお金が節約できる。大垣市長の大好きな「節約」ができる。時期外れの新市庁舎建設で余分に必要になる建設費用の足しになる。 

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ぼやき

 この演奏会場のロビーが、市民病院の受付の横にあるので致し方ないが、初老のおばさんさんが、この演奏を邪魔するような大きな声で、我関せずとして受付の方に話しかけていた。彼女には、横での演奏は眼中にないようだ。大垣の文化水準を晒すようで恥ずかしかった。自分は、将来、ああいう愚かな姿は見せたくないと思う。

 

2017-12-09

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2017年12月 5日 (火)

エイリアンとの闘い

マイクの位置決めで一騒動

 2017年12月3日、大垣フォーラムホテルでの「クリスマスコンサート2017」のリハーサルで、ヴァイオリニスト天野千恵さんの演奏風景を撮影した。そのとき、私は天野さんの後ろ上部のマイクスタンドの姿が気になって、その位置を変えるように音響担当者にクレームを付けた。ところが、「ヴァイオリン演奏の収録では、この位置が常識で、公共放送の演奏会でもこの位置だ」と変更に抵抗をされた。

 天野さんに私が撮影した画像をカメラ液晶画面で見せたら「イヤ~だ! まるで後ろからエイリアンに操られているようだ」という。それから、マイクの位置を、前や下や横に色々と変更してみて、やっと目立たず、収音にも影響のない位置を見出して、天野さんも納得して演奏を開始することができた。いままで何年もこんな不細工な風景のマイクスタンドで人目に晒していたのかと呆れた。

1dsc01981  変更前  天野千恵さん

2dsc01996  変更後

音楽という芸術作品

 後でこの件を確認すると、公共放送の演奏会でのマイク位置は、確かにその位置ではあるが、その位置はずっと上で、上から吊り下げてあった。そのため、カメラには映らない様になっていた。今回のホテルの会場では、そのマイクを上から吊り下げるのではなく、マイクをステージ上のスタンドからぶら下げる構成であったので、その姿が演奏者を後ろから襲うエイリアンの姿であった。音響担当者は、あくまで音だけに関心があり、全体でどういう風に観客の目に映るかには、気が回らないようだ。私は、演奏の風景の絵として、美しくなく雰囲気が台無しだと感じて苦情を呈した。音響効果担当者も芸術家の範疇である。芸術家なら、音楽という作品作りで、自分の音響の分野だけの視野ではなく、もっと広い視野で、物事を観察して欲しい。音響効果担当者も、もっと美的センスを持って欲しい。見た目の美しさ、照明の全てに対して、美的感覚で気を使って欲しいと思う。どんな美味しく素晴らしい食材でも、センスの悪い器では、その味が不味く感じる。

 これは全ての仕事の通じる話である。プロなら、自分の担当分野だけでなく、関連分野にも気を使うべきだ。

 

エイリアン(営利闇)

 専門家は、自分の分野だけの損得で視野が狭くなりがちである。それがエイリアン(営利闇)で、己の利益しか考えない姿である。現在のグローバル経済主義者も同じく、エイリアンである。自分達だけ儲かればと、社会全体の利益には考えが及ばない。己たちだけの利益を確保するゲーム理論分野で、ノーベル賞が授与される経済学者が頻出しているが、実際の社会では貧富の差は拡大して、多くの人が不幸になっている。なにかおかしい。ノーベルさんも墓場の中でお嘆きだろう。

 

2017-12-05

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2017年12月 4日 (月)

仏の「子と音cotoneKiDS」

 2017年12月3日、大垣フォーラムホテルで「クリスマスコンサート2017」が開催された。その出し物の中で一番魅力的であったのが「子と音cotoneKiDS」の出演であった。松本明慶師は、「人間で一番仏に近い存在が、赤子である」という。それから考えると、音楽に没頭している純心な子供たちも、仏に一番近い存在ではないかと思う。

 その仏のような純心の子供たちを愛情あふれる「育ての鬼」の先生達が真剣に指導をしている。この演奏のリハーサルでは、4人の「愛の鬼」がその一挙動一挙動を指導していた。その指導に素直に従っている「子と音cotoneKiDS」である。その後ろで、親御さんが優しい眼差しで見学していた。微笑ましい姿である。「仕事の鬼」の目に、うれし涙である。

 この世は仏も住めば、鬼も住む。何事も鬼になって取り組まねば成功しない。仕事のオニの松本明慶師は、創った作品に「魂(オニ)」と命名した。そのお値段、車一台分。己の心の中の「鬼」が「云う」と書いて、「魂」である。魂は嘘を言わない。仏と同じく純心である。

 

仏のサプライズ

 そのクライマックスのサプライズは、このクリスマスコンサートが終わり、観客が出口で「子と音cotoneKiDS」からお土産を受け取る時であろう。出口で可愛い子供たちが待ち構えて、お土産を渡す姿は微笑ましい。私もこのサプライズを事前には知らず、思わずカメラを連写してしまった。

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 会場出口でお土産を渡す「子と音cotoneKiDS」のサプライズ

294k8a8807  お客さんたちをお見送りした後で記念撮影

「子と音cotoneKiDS」とは

 「子と音kotoneKIDS」は河村義子先生が、音楽を通して子供たちの感性や心を育てていきたいという理念で始めた活動である。小中高生を中心にした仲間達が、歌って、踊って、鍵盤ハーモニカや打楽器、ピアノなどいろんな演奏にチャレンジして、音楽を楽しんでいる。

 今までの活動では、グルマンパンの森企画「春の感謝祭」「クリスマス感謝祭」、クリスマスコンサート2014(音楽堂ロビー演奏)、院内ふれあいコンサート(大垣市民病院)のなどに出演している。定期のワークショップ(レッスン)を、月2回(隔週日曜日)を行っている。講師は伊藤応子、粟野真由美、河村義子、高田伸子他である。現在、メンバーを募集中です。

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 3人の先生が演技の振り付けにかかりっきり

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 愛情あふれる指導で熱が入る。それが腕の形に現れる。

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 エレクトーンを弾く先生も真剣です。

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 首脳会談ではなく、「鬼脳会談」のひと時

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 リハーサルを見守る親御さんと指導の「愛の鬼」様たち

 安心して後ろで見ていられる演奏レベルになったようです。

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 本番での演奏

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 松本工房作 松本明慶師監修「童地蔵」、字は馬場恵峰師書

 2017-12-04

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2017年12月 3日 (日)

クリスマスコンサート2017

 今日は、大垣フォーラムホテルで、朝9時から表記のリハーサルが3時間半あり、その後、約2時間の本番のクリスマスコンサートであった。私は河村義子先生の依頼で、写真撮影とビデオ撮影を担当した。3つの舞台があり、撮影枚数は1,600枚を超えた。ビデオの録画時間は5時間を超えた。内容が、第一部が音楽、第二部が「子と音cotoneKIDS」の演奏、第三部がバレエのクリスマスファンタジーであった。バレリーナの動きが速く、また舞台が暗いのでカメラマン泣かせでもあった。

 出演は安立優美(ソプラノ)、天野千恵(ヴァイオリン)、天野世理(ハープ)、子と音cotoneKIDS、林葉子バレイアカデミーによる「くるみ割り人形」のバレエである。観客約270名で、お茶とケーキが出て、大変盛り上がった演奏会であった。観客の約半数は子供たちである。大変、アットホームのほのぼのとした演奏会で、肩はこらないが、私は写真とビデオ担当で、これの仕事は疲れた。

 帰宅してカメラデータのPCへの取り込みが20時ごろに終了した。コンサート内容については、後日、ブログに上げます。

 

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2017-12-03

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