仏の「子と音cotoneKiDS」
2017年12月3日、大垣フォーラムホテルで「クリスマスコンサート2017」が開催された。その出し物の中で一番魅力的であったのが「子と音cotoneKiDS」の出演であった。松本明慶師は、「人間で一番仏に近い存在が、赤子である」という。それから考えると、音楽に没頭している純心な子供たちも、仏に一番近い存在ではないかと思う。
その仏のような純心の子供たちを愛情あふれる「育ての鬼」の先生達が真剣に指導をしている。この演奏のリハーサルでは、4人の「愛の鬼」がその一挙動一挙動を指導していた。その指導に素直に従っている「子と音cotoneKiDS」である。その後ろで、親御さんが優しい眼差しで見学していた。微笑ましい姿である。「仕事の鬼」の目に、うれし涙である。
この世は仏も住めば、鬼も住む。何事も鬼になって取り組まねば成功しない。仕事のオニの松本明慶師は、創った作品に「魂(オニ)」と命名した。そのお値段、車一台分。己の心の中の「鬼」が「云う」と書いて、「魂」である。魂は嘘を言わない。仏と同じく純心である。
仏のサプライズ
そのクライマックスのサプライズは、このクリスマスコンサートが終わり、観客が出口で「子と音cotoneKiDS」からお土産を受け取る時であろう。出口で可愛い子供たちが待ち構えて、お土産を渡す姿は微笑ましい。私もこのサプライズを事前には知らず、思わずカメラを連写してしまった。
会場出口でお土産を渡す「子と音cotoneKiDS」のサプライズ
「子と音cotoneKiDS」とは
「子と音kotoneKIDS」は河村義子先生が、音楽を通して子供たちの感性や心を育てていきたいという理念で始めた活動である。小中高生を中心にした仲間達が、歌って、踊って、鍵盤ハーモニカや打楽器、ピアノなどいろんな演奏にチャレンジして、音楽を楽しんでいる。
今までの活動では、グルマンパンの森企画「春の感謝祭」「クリスマス感謝祭」、クリスマスコンサート2014(音楽堂ロビー演奏)、院内ふれあいコンサート(大垣市民病院)のなどに出演している。定期のワークショップ(レッスン)を、月2回(隔週日曜日)を行っている。講師は伊藤応子、粟野真由美、河村義子、高田伸子他である。現在、メンバーを募集中です。
3人の先生が演技の振り付けにかかりっきり
愛情あふれる指導で熱が入る。それが腕の形に現れる。
エレクトーンを弾く先生も真剣です。
首脳会談ではなく、「鬼脳会談」のひと時
リハーサルを見守る親御さんと指導の「愛の鬼」様たち
安心して後ろで見ていられる演奏レベルになったようです。
本番での演奏
松本工房作 松本明慶師監修「童地蔵」、字は馬場恵峰師書
2017-12-04
久志能幾研究所 小田泰仙 e-mail : yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp
HP: https://yukioodaii.wixsite.com/mysite
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