c-馬場恵峰師の書・言葉 Feed

2022年12月 5日 (月)

108歳を目標(13/14) レクサス並みの体はタンパク質で作る

成人は生きるため、体重1㎏で1gのたんぱく質が必要である。体重65㎏の人の一日当たりの必要タンパク質量は65gである。

 人生の長い闘いのため、食わねば闘えない。それも過不足ない食事である。食べ物は動くエネルギーだけでなく、体を作る材料になる。その材料に大事な要素が欠けていれば、新しく生まれてくる細胞も弱い免疫力を持った細胞となる。それでは長生きできない。何事も基礎が大事である。

.

「土台を考えないでいて、家の構造ばかり考えたって、その家は住むに耐えられない家になっちまうでしょう。人生もまたしかり、であります。」

 中村天風著『心が強くなる言葉』イースト・プレス P48

 

部品の品質

 人間の体は37兆個の細胞で出来ている。その細胞で構成された臓器(部品)は、腸の細胞で数日、肌細胞で1か月、血液で4か月、骨は5か月で入れ替わる。

 車の構成部品でも、リッターカーとレクサス高級車の部品ではその材質が違う。その分、部品の寿命が違う。つまり車の寿命が違う。だからレクサスは高価である。高いものにはワケがある。人間の体を構成する細胞の素材も同じ論理が通用する。短命な人は、部品(細胞)が粗悪品で出来ているからだ。長生きするには、高品質な食事が必要だ。高品質といっても、ジャンクフードでなく、普通の昔からの日本食でよい。

 

リコール問題

 車の部品も高品質な素材でないと、部品が早く疲労破壊して寿命となる。機械設計の第一歩は、材料の選定からである。

 同じように人間の構成要素を創る食事で、必要たんぱく質が不足すると、出来上がる細胞(筋肉)が低品質のため短時間で、早く筋力の低下、免疫力の低下、活動量の低下、気力の低下となる。それに連動して脳の活動が低下し、肌のハリがなくなり、髪の毛が弱くなる。またその相乗効果で、老化が加速する。粗食では、長生きはできない。

 様々な食材からタンパク質を摂ることが、免疫力の向上になる。一品からの集中摂取は良くない。

 

母の嫁姑戦争

 母は終戦後、農家から町の家に嫁いだ。戦後の食料がない時代、私を妊娠した母は栄養を摂るのに苦労をしたと私によくこぼしていた。姑が母に食べ物を十分に与えなかったという。当時の町中の食糧事情を考えれば致し方ないのであろう。そこで母は実家に戻って私を生んだ。実家では十分に食事ができたようだ。だから私の骨格はしっかりしている。歯医者に行っても、医師からこんな硬い歯は滅多にないと褒められる。それは母が妊娠中にシッカリ栄養を摂ってくれたためだ。嫁姑戦争で勝ち抜いた母に感謝である。

 知人で歯や骨が弱い人をよく聞くが、ほとんど町で暮らした母から生まれた人が多い。その母親が妊娠中に十分な栄養を取れなかったのだ。妊娠中の母親の栄養補給は、子供の一生を左右する。食事が人間の体を造るのだ。

 

タンパク質とガン死について

 たんぱく質の摂る量は、多すぎても少なすぎてもガン死が増える。特に動物性たんぱく質を取り過ぎると、そうでない人より23%もガン死が増える。植物性たんぱく質を摂るとその比率は下がる。

 最適のタンパク質の摂取量は体重1㎏あたり1.5gである。(欧米人)

    J Hum Nutr Diet 2022年10月号の情報

   YouTube「がん情報チャンネル 外科医 佐藤のりひろ」 より

 

参考 一日の食事でのタンパク質摂取

 紅鮭 1切れ        15.8g

 納豆1パック        12.4

 ごはん300g          7.5

 牛もも肉(脂身なし)100g  19.5

 卵1個            6.2

 かまぼこ100g        15

 絹ごし豆腐100g              4.9

          合計 81.3g

 

 

Img_64111s

 

2022-12-05  久志能幾研究所通信 2560  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年12月 2日 (金)

108歳を目標(12/14) ながらメシ 佛の怒り 死の海へ

 

 人が食品を食べるとは、他の命を自分が生きるために頂くこと。そんな厳かな所行中に、テレビを見ながら食べるとは、命を自分のために捧げてくれた生物、またその命を恵んでくれた神仏に対して冒涜である。神仏を冒涜しては、長生きはできない。

 そのテレビも食え喰えと洗脳説法のCMばかりなのだ。

 食品とは、自分が活動するエネルギーを得るためでもあるが、その食品の半分は、自分の体を作る素材となっている。その大事な体の建設作業中に、お笑いのテレビ番組で気を逸らしてはならない。その命の栄養素を全て吸収するつもりで食べるべきだ。

 ながら食事では、しっかりと噛むことなく食物を胃の中に流し込むことになる。咀嚼での信号が脳に行かず、満腹感が脳に伝わるのが遅れる。それでつい食べ過ぎてしまう。肥満こそ、病気に第一原因である。気の入らない食事行では、栄養も中途半端にしか、体に回らない。それでは長生きはできない。

 

 その食事が本当に正しい食事なのか?毒ではないのか? テレビに洗脳されながら食べていては、正しい答えに到達できない。

ながら人生での行きつく先は、病死、ガン死、認知症等の死の海である。

.

正しい食事

 食べることは生きることだ。その姿勢で人生が変わる。その食を与えてくれた神仏に感謝をして、一口一口味わって食べる。食べ物に佛性がある。その佛性が己を育ててくれる。

 人生で出会うご縁も同じだ。出会ったご縁を大事にする。一期一会。最近では、料理を一杯並べ、食べ散らかすのがかっこいいと思っている人もいるようだ。そういう人が成功したことを聞いたことがない。

 

一杯のラーメン

 私が小学生の頃、母がインスタントラーメンをよく良く作ってくれた。母はそのラーメンを野菜等で増量し、2つに分けて出してくれた。一つは母が食べるためだ。食欲のある私は、母をけちだと思い、1食分全部食わせろと心の中で思っていた。母はそうやって節約していた。50年前は日本全体が貧しかったのだ。幼い私はそこまで頭が回らなかった。

 いまはその事を忘れて、日本全体が飽食に溺れている。テレビでは食べ物のCMばかりである。しかし日本の食料自給率が40%を切って、非常時は大変なことになるのに、日本人はノー天気である。その神仏からの警告が病気の増加であると思う。50年前は日本の総医療費が10兆円だったが、現在は43兆円を超えた。それでいて病気は減らず、がんは激増である。なにかおかしい。それを考えて、日本の事を考えながら、食べる時は食べることに集中しよう。何かが見えてくる。

一事一心一念道、一食一心一念道

 

東印請祖

 我々が呼吸をしていること自体、食べることが出来ること自体、お喋りが出来ること自体、一大経巻を説き続けることなのだ。(お釈迦様の霊鷲山会上の説法で)

 我々が一大経巻を説く行いとして食事をする時、よそ事をしてはならない。108歳を目指すために、心して食事をしよう。

 

4k8a1616s

2022-12-02  久志能幾研究所通信 2557  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年11月28日 (月)

108歳を目標(10/14) ヒトの存在は空

人不異空 空不異人 人即是空 空即是人

 人の実態は空であり、何もないものである。何もないものが人である。人は何もない所から卵子と精子が結合して人が生れ育って人間になる。しかし100年も経つと死んで煙となり、この世から消滅する。遺骨も墓の土に埋められて、80年で土に還りこの世から物理的に消える。

 だから人の実態は、空である。それが分かれば、この世の悩みから解脱できる。人の葛藤の苦しみや病魔など、実体のない「空」なのだ。それを般若心経が256文字で説いている。人間世界の艱難辛苦の雑事は、「深般若波羅蜜多」を修行することである。観音様が到達された「空」の境地になることが、天寿を全うすることだ。

 

Img_47301s

1

佛の世界が象徴するもの

 古代より聖人は人の何たるかを佛の姿で象徴してきたようだ。佛の最高位は釈迦如来(社長)である。その下には、次の佛たちが担うべき職務を全うしている。各専門部門を統括する菩薩様(役員)、部門別の実行統括者の明王(執行役員)、実行部隊の天(部長)、佛の道を開いた開祖様(次長)、人が佛となった権現様(課長)である。カッコ内は、企業に当てはめた職位である。

 

人間さま

 それを人間に当てはめると、人(霊止)とはご先祖から受け継いだ霊魂が止まった存在である。人間とは、その霊に一時的な肉体が付与されただけの存在で、100年も経てば、煙となって消える。

 その霊こそが、全てを司る釈迦如来である。此の世で生きていくために、知恵を蓄える機能として文殊菩薩、考えるために普賢菩薩、慈悲と智慧を与える虚空蔵菩薩、世間を慈悲をもってい観る観音菩薩の能力を与えられた。

 己の怠惰で傲慢な感情を不動明王が叱咤激励して自制させている。

 外からの敵から身を護るため、四天王の防御の能力を身に着けた。

 多聞天のように、人の話、佛の話を聴いて徳を上げて実行に移している。

 どんな凡人も一芸に通じれば、開祖となれる。

 どんな凡人でも精進をして徳を高めれば、その道の権現様になれる。

 

人間はお体様に支配されている

 自分の体の如来様とは、自律神経様である。如来とはかくの如く来たりしものである。いくら頭で考えても、自律神経が体の運営を統括して、体を経営している。その理想の経営を己の邪鬼が邪魔するから、体が経営不振(病気)になる。人間がいくら頑張っても、自律神経の経営力には勝てない。

 体は四天王である免疫細胞が、外からの細菌の侵入を防いでいる。病気になるのは、その細胞の働きを阻害する邪鬼である。邪鬼とは己の傲慢、我儘、欲望である。その邪鬼の欲するままに狂った生活習慣、狂った食生活をするから、病気になる。四天王が十分に働けないから病気になる。

 美味に惑わされて毒のある食品を食べるから、高血圧、認知症、がん、腎臓障害を患うのだ。全ての原因は、自分内に存在する如来様を蔑ろにしたこと。

 それを考えれば、自ずと己の体の寿命を全うする術が見えてくる。経営とは、持てる資産を最大限に活用して成果を出すことだ。持てる資源には支障がある資源もある。それを他の資源で補うのが経営である。

 此の世で完璧な資産を持った人間はいない。目の不自由な人は、それを補う天附の音楽能力を使えばよいのだ。会社でも、人事異動で人を適材適所で配置して、その能力を発揮させ、会社を支えている。

 人の体もそれと同じである。単に人間を構成する部品に弱いところがあるだけである。残った機能を最大限に発揮すれば、なんの問題もない。それが社長の経営の見せどころである。

 その人間の構成としての象徴を、私は釈迦如来、虚空蔵菩薩、文殊菩薩、普賢菩薩に見る。私は毎日この佛様に手を合わせている。佛に身を任せれば天寿を全うできる。

 

4k8a02642s

 松本明慶大仏師作 釈迦如来像 

 

2022-11-28  久志能幾研究所通信 2553  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年11月26日 (土)

108歳を目標(8/14) 死臭病を歯行悟磨で防ぐ

 

 最近連続して虫歯が見つかり、気落ちしている。自分では、最新の歯磨き機でしっかり磨いていたつもりなのに、見えない所に虫歯が出来ていた。加齢とともに、虫歯菌に対する抵抗力(免疫力)も減ったようだ。若い頃は、今ほど歯磨きをしていないのに、虫歯にならなかった。それで危機感に目覚め、次の方法に歯磨き方法を改善した。虫歯防止に取り組みは、命の保全である。歯は命なのだ。

 しかしいくら自分でしっかり磨いたつもりでも、限度がある。それよい適宜、歯科医院で歯の手入れをしてもらった方が確実である。それで歯科医院に行っていた頻度は、今までが3か月に一度であったが、今は月1の頻度に変え、歯の点検、歯の掃除をしてもらっている。費用は一回当たり千円以下である。散髪でも月一回である。外見の散髪での手入れより、体内面の歯のお手れが重要だ。それで命が守られれば安いものだ。

 髪の毛は「余血」とも呼ばれる。それを考えると、歯は「命血」なのだ。

 

P1150492s

 歯の裏側に出来た虫歯の穴。前からは見えない

.

死臭病

 歯の病気で虫歯より恐ろしいのは、歯周病(死臭病)である。歯周病の菌が脳梗塞、心筋梗塞に深くかかわっている。歯周病の菌が血管内を巡り、梗塞の原因となっていることが分かってきた。歯周病の人が脳梗塞になる確率は、そうでない人の2.8倍も高いという統計もある(日経ビジネス2018.09.10号)。だから私もがんの手術前に、愛知県がんセンター内の歯科医で診察を受けさせられた。

 私が歯を一本失ったのも、歯周病が原因であった。

 

残存歯の数

 残存の歯の数で、余命が決まる。歯の命は自分の命のバロメーターである。だから歯を大事にするために、下記の取り組みをしている。

 108歳を目指すには、歯が無くては、「歯なし」にならない。

 

歯行悟段磨き 5段活用

 1段活用 回転式歯磨き(ブラウン製) 荒仕上げ工程

 2段活用 超音波歯磨き(フィリプス製) 中仕上げ工程

 3段活用 歯間ブラシで歯磨き    手直し工程

 4段活用 手仕上げで歯磨き     最終仕上げ工程

 5段活用 検視鏡で歯磨き状況確認  検査工程

  ライト付きの歯科医用の鏡(歯科医院で購入 約5千円)。

  自分の目でしっかり確認する。トヨタ式現地現物です。

  この鏡は洗面台の鏡で見るよりも、はるかに自分の歯が良く観察できる。

 この歯磨き工程は慣れれば5分もかからない。手磨きだけでは、どうしても磨き残しが出る。それを機械化して、短時間に効率よく磨くだけだ。回転式も振動式も手磨き式も一長一短なので、全てを使う。これで100%ではないが、少しでも虫歯、歯周病になる確率が減らせれば、ヨシとしている。

 歯科医院での辛い治療を思い出せば、この歯磨き工程を我慢して実施できる。何事も痛い思いをせねば、進歩もないし、学べない。死んでからでは遅いのだ。

P1090806s

  回転式歯磨き機、振動式歯磨き機、手磨き用歯ブラシ

P1090805s

  歯科医用の鏡。鏡の下に4つのLEDランプが設置されている。その下がボタン。


.

人生の汚れ

 食べれば、知らず知らずのうちに汚れが歯に付いてくる。それも時間が経つと簡単には落とせない汚れに成長する。人生での生き様でも同じで、知らず知らずに悪縁の汚れが人生にまとわりついてくる。それが事故や病魔の原因となる。歯磨きをしながら、自分の人生の汚れを考えたい。体の汚れを落とす人は多いが、心の汚れを落とす努力をする人は少ない。

 

 

039a32691s

 馬場恵峰書

.

日本人の歯の本数

 8020運動は、平成元年(1989年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」という運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。(日歯HPより引用)

 厚労省が5~6年に一度実施している歯科疾患実態調査の報告によると、すべての年齢層において年々保有する平均歯数は増加してきている。現在、平均値で20本以上保有する年齢層は69歳まで、70歳以降では自分の歯が20本を下回っている方が多い。

 歯の機能が落ちないようにかかりつけ歯科診療所で定期的にチェックを受けることが必要となる。

1

日本歯科総合研究機構 恒石美登里

この項、下記のHPの記事を編集

8020現在歯数と健康寿命 - 歯とお口のことなら何でもわかる テーマパーク8020 (jda.or.jp)

https://www.jda.or.jp/park/relation/teethlife.html

 

2022-11-26  久志能幾研究所通信 2551  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年11月23日 (水)

108歳を目標(7/14) 自衛隊員を後から撃つな

 「世界には二人の名医がいる。それは食欲不振と発熱だ」

    イエルス教授   p181  

    渡部昇一・石原結實著『病気にならない生活のすすめ』 PHP

 

 自分の体に常駐している名医を無視しては、長生きはできない。

 自分の体という組織体の社長は自律神経である。社長に反旗を振りかざしては、リストラされてしまう。自律神経社長は、人の37兆個の細胞社員と五臓六腑の内臓事業体を経営する凄腕経営者なのだ。外部の敵から適切に防衛戦争をする名指揮官である。ホモサピエンスという自律神経社長は、300~400万年もの実戦経験がある名経営者である。経営にド素人な我々とは違うのだ。

 その社長に反旗を翻すとは、体の自律神経社長に指揮された自衛隊員(免疫細胞)の背中を鉄砲で撃つことだ。身内の自衛隊員を殺すようでは、長生きはできまい。

 

発熱

  人間の体を支配する自律神経は、発しん、下痢、発熱で体内に入ってきた毒素を外に出そうとする。それを解熱剤を服用すると体が拷問を受けることになる。

 菌を嫌い抗菌製品に囲まれた無菌状態で生活をすると、バイキンに対する抵抗力が弱くなる。箱入り娘のように純粋培養すれば、世間知らずの人間が出来上がると同じだ。

 KK、KM問題も、親が子供を過保護に世間知らずに育て、社会の荒波から強引に隔離をしようとするから、却って問題が大きくなる。

 会社時代、私を追い抜いて行った若手エリートもその末路は悲惨であった。エリートたちは純粋培養で育てられ、挫折を知らない。エリートが挫折をした時は、再起不能である。

 体の総支配人である自律神経が、発熱で体を立て直そうと必死に頑張っている。バイキンと戦って発熱しているのを解熱剤で対処しては、自衛隊の後ろから鉄砲で味方を撃つようなものだ。その行為への罰は死である。

 風邪を引いたら、安静にして汗をかいて寝ていればよいのだ。そうすれば体内の免疫細胞が風邪菌をやっつけてくれる。その戦果が発熱と発汗である。それを解熱剤を飲めば、体の持つ免疫力が下がってしまう。免疫力を下げれば長生きはできない。

.

嘔吐

 嘔吐は、自己防衛機能が体が入ってきた食物が悪性と判断して、受け入れず体外に出す防衛機能である。私はいまだかって二日酔いになったことがない。つまり少し飲み過ぎると全て吐いてしまうのだ。体がアルコールを受け付けないようだ。酒は発がん性の毒物である。お陰で私は肝障害等の病気には縁がない。

. 

高血圧

 高血圧症とは、血管内部がプラークで詰まり、血流が悪くなれば、自律神経が血圧を上げて血流を正常に戻そうとする現象である。

 自律神経が必要だと判断したから、自律神経が血圧を上げているのに、降圧剤を服用したら、副作用が出る。血液が末端まで届かず、認知症にもなる。血液中の免疫酵素が組織の末端に届かず、がんにもなってしまう。

 高血圧症の治療は、血管内部の詰まり状態をなくす食事療法しか解決策はない。元を断たなきゃダメなのよ。

 

がん

 自治率神経は、体にがんが出来れば、その毒素を一か所に集めて、全体に広がらないようにする。抗がん剤いう毒素が体に入ってこれば、組織を守るため、一番影響のない皮膚を捨てようとする。それが脱毛である。

 がんになった真の原因を取り除かず、がんだけ切り、元の狂った食生活、狂った生活習慣に戻るから、がんが再発する。元を断たなきゃダメなのよ。

 

食欲不振

 食欲不振は、体の細胞が休みたいと訴えている。それを無視して食べるから病気になる。余分に食べた分の食料費用は、医師を養う為に使われる。それはエジプトの古代碑文にも記されている。

 現代人は食べ過ぎである。最大の敵は、「食え食え」と洗脳教育をするテレビコマーシャルである。食品業界は、拝金主義に染まり、人の健康など知ったことではないのだ。

 CMに登場するファストフードは、噛まずに食べれてしまう。どうしても早食いになり、満腹感が出にくく、つい食べ過ぎてしまう。それが敵の付け目である。食品を数多く咀嚼すると、それが脳に刺激となって到達し、食べ過ぎを防いでくれる。しかしファストフードはそれのストッパーの信号が脳から発されない。だからつい食べ過ぎとなり、栄養過多で病気になる。

 

 鬱とは体と神経が酷使され過ぎ、悲鳴を上げている状態である。唯一の治療法は、その酷使を止めることだけ。それをまやかしの薬で胡麻化すから、鬱病が治らない。儲かるのは心療内科の医師だけだ。

 一度、心療内科の門をくぐると、統一教会と同じレベルの秘密の洗脳教団に取り込まれるようだ。私の部下が心の病気になって心療内科を受診した。しかしその後は、患者の情報が全くこちらに入ってこない。患者の病状は、個人情報とかで、課長の私にも会社の保健婦も門前払いである。診療内科医と全く面談が出来なかった。20年前の現役時代に遭遇したことで、違和感を覚えた。

 「鬱」という字は、木が鬱蒼と茂っている状態である。幹に対して葉が茂り過ぎたのだ。自然の木の事象を見れば解決策は簡単である。つまり多すぎる葉を減らせばよい。つまりその人が背負っている負荷を減らせばよい。それを薬で治そうとするから、おかしくなる。薬は基本的に毒である。体が病気で弱っているのに、薬を投与するとは、自軍の後ろから鉄砲で味方を撃つことだ。その行為は軍法会議にかけられ死刑判決である。

 私も一時期、鬱状態に陥ったことがある。病院に行けば、自動的にうつ病と診断されただろう。私は鬱病の本を買いまくり、鬱病を研究し、その治療法を学び、病院に行かず、自分で治した。薬は使わず、休日は太陽に当たり、運動をして、仕事量を減らして、休養をしっかりとって鬱状態を改善した。正しい治療法は、元を断たなきゃダメなのよ、である。

 

低体温

 体温が1度下がると、免疫力が30%も低下すると言われる。逆に体温が1度上がると免疫力が5~6倍も上げるという。低体温は、生活習慣病やアレルギー、うつ、ガンなど、さまざまな病気を引き起こす。例えば、肺結核者はがんにならない。なぜなら発熱で体温が高くなっているので、がんになりにくい。

 がんになってもがんでは死なない。免疫力低下で、肺炎等を発症して亡くなる。免疫力の向上こそ長命の秘訣である。

 だから体温を下げる生活は、体の自衛隊員を虐待する行為だ。お風呂に入らず、シャワーだけで過ごすとか、冷たいものばかり飲むとか、睡眠不足の生活では、自律神経環境が狂って、低体温になり、がんになりやすい。

 私は、朝寝朝朝湯が大好きである。残念だが、歳をとると長時間の睡眠は難しくなる。だから朝寝をしたくてもできなくなる。せめて朝湯で体を温めている。だから私は、朝晩、お風呂に10分間肩まで浸かって体を温めている。ただし10分以上の入浴は、浴室内死亡の恐れがあるので、必ず10分間だけである。浴室内死亡は日本で年間2万件ほど起きている。

 そして私は毎朝の体温測定・記録を欠かさない。それで体調が管理できる。

 

大垣市の体温

 大垣市を支配する市長が冷たい政治をすると、市民が凍るような生活を強いられる。その結果、大垣市は没落する。人口減と大垣市の公示地価の下落だ。都市の体温とは、人口と公示地価であらわされる。それが都市の健康のバロメーターである。

 魅力のない人は成長しない。魅力のない都市は発展しない。市長の責務はその都市を魅力ある都市に変貌させること。

 没落一途の大垣市は、この5年間でマイナス1.04%の人口減。公示地価も下落の一途。

 大垣市の人口推移

 2015年  162,157 人 減少

 2016年  161,992   減少

 2017年  161,628   減少  小川敏市政5期目

 2018年  161,308   減少

 2019年  161,123   減少

 2020年  160,485   減少

 日本一発展中の福岡市は、2015~2020年で、4.9%の人口増である。

 行政の長が利己主義で利権ばかり追い、市民生活を軽視する政治をすると、市民の免疫力で淘汰されるだろう。前市長の小川敏がその悪例である。その悪政を石田仁市長が継承すると言うとは、狂気である。

 為政者が利権を食べ過ぎるから、大垣市が病気になったのだ。

 

 

P10702501s

 馬場恵峰書

 

2022-11-23  久志能幾研究所通信 2549  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年11月21日 (月)

人生の成功とは

天附の才能 30%

努力    30%

心がけ   40%

  心がけこそ、好きこそモノの上手なれ、である。

    馬場恵峰師談  2006年4月28年 明徳塾

 

 最近、この言葉を記録したB5カードを見付けた。これの件を最近のA家のKK問題に重ね合わせ、その反面教師の実例として再確認した。彼は弁護士になる努力も心がけもゼロ%である。だから成功するはずがない。KMさんも天附の環境に甘えて、努力も心がけもゼロ%であったので、M美術館の学芸員としての能力が育っていないことが露見した。

 私の両親は戦後、裸一貫から立ち上がり、私を育ててくれた。父は地獄のシベリア抑留から生きて帰国できた。父の弟はシベリアの土になった。私には天附の才能も家柄もなかった。私は両親の働く姿の背中を見て育った。だから私は努力と心がけだけは、人並み以上にしたと思う。人生は努力しただけ成果が上がるわけではない。その成果は問わず、頑張ったプロセスが大事だと思う。

 松下幸之助翁も、二階に上がるために必要なことは、「二階に上りたいという熱意」という。それが努力と心掛けである。その話を幸之助翁が京都経営者講演会で参加者の質問に答えて話したら、会場の全員が笑ったという。それを笑わなかった人が、稲盛和夫氏であった。

Img_5682s

Dsc027441s

 馬場恵峰書

.

2022-11-20  久志能幾研究所通信 2547  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年11月20日 (日)

第41回 岐阜水墨画人展を見学

 

 2022年11月18日、岐阜市日乃出町のロイヤルホールで開催されている「岐阜水墨画人会展」に行ってきた。4年ぶりにKさんにお会いして、親交を新たにした。当時より私が20キロも痩せているので、私を見ても気が付かなかったという。聞けばご主人を癌で亡くされたばかりだとのこと。私も癌を罹患し、今、生き延びている幸せを感じた。前回お会いした時からの時の流れを痛感した。がんもあるし、新型コロナウイルス騒動もある。生きていくは大変な時代だ。

 

生命

 展示作品で目を引いたのが神山恵子氏作『生命』である。植物という生命はひたすら天を目指して伸びていく。動物もひたすら生きているが、動物の行動は、少し生々しく感じるが、植物の方が素直な静かな生命力を感じる。

 人間の欲望は、カネの為、他の為とかで生き方をさ迷わせる。しかし植物は、何も考えず、ひたすら頂いた命を使って天に向かって成長していく。そういう生き様を現代人は忘れている。こういう命を表した絵は、水墨画があっている。ごてごてと絵の具を塗りたくった油絵には合わない。一度、死の瀬戸際に追い詰められると、こういう絵に引き付けられる。

 馬場恵峰先生も書画を多く描かれた。恵峰先生は書だけでなく、墨で絵も同時に描かれるので、絵と文字の美しさから多くの作品を集めた。今は私のお宝である。

 

P1150626s

P1150625s

P1150628s

  神山恵子氏作 生命   撮影許可は得ています

.

命無残

 会場のある柳ケ瀬商店街はすっかり寂れていて、シャッターが下りたお店が多かった。以前に来た時と様変わりである。岐阜の大通りの書店も無くなっており、時代が変ったようだ。商店街にも、商店の状況にも命があり、繁栄と衰退を繰り返しているようだ。世は無常である。

 帰りの電車を岐阜駅ホームの待合室で待っている時、その中にいた6人の若者全員が、スマホ画面を無言で見つめていた。まるで統一教会スマホ支部に洗脳されているような雰囲気である。そんなスマホ情報に洗脳されて、人間として命を全うできるのか、不安に覚えた。時間は命である。電車内でもスマホをいじっている人の大半がゲームである。スマホを捨てて、もっと人間として考えることに時間を使って欲しい。自分の有限の時間を勝手にスマホに奪われるようで、私はスマホは好きではない。

 私は外出時、スマホを持って行かない。私は時間に追われた仕事をしていないので、かかってきた電話でも、後でスマホの着信履歴を見れば事すむことだ。外出時、持っていくのは、A4版の紙ばさみで、電車の中や、待ち時間にメモ用紙に文案を書きなぐっている。私の発想の場は家だけではなく、場を変えることで新しい発想も生まれる。スマホでは、そういう状況にはならないようだ。文字を打つのは簡単だ。それよりも新しい発想を生み出すことが大事である。

 

P1150629s

  柳ケ瀬商店街

P1150632s

  JR岐阜駅ホームの待合室

4k8a02411s

 馬場恵峰書

.

2022-11-19  久志能幾研究所通信 2546  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2022年11月18日 (金)

108歳を目標(6/14) 病気とは仏からの啓示、病気と闘うとは冒涜

 

 長い人生、病気との闘いに明け暮れていては長生きはできない。108歳まで人生を戦うために病気と共存共栄することだ。

 敵を知り、己を知れば、108戦危うからず。

 それを一病息災ともいう。

 人生では病気以外にも敵は多い。男は家を出れば7人の敵がいる。私は、古風な母からそう教えられた。その中の最大の敵が己の慢心である。

 

共存共栄 

 コロナ菌だって、宿主の人間が死んでしまえば、己も死ぬ。だからコロナ菌も学習をして、肺まで侵入しないように進化を遂げて、弱毒化し、感染力を上げた。コロナ菌が感染する目的は、宿主を殺すことではない。種として繁殖することだ。ウイルスは宿主とともに成長してきた。人間はウイルスがいたから、卵の生殖体制から胎盤での生殖体制になり、霊長類として進化ができた。

 病気になっても、病気と闘わない、病気を敵視しない生き方で長命が達成できる。病気とは「今の生活スタイルに、問題や無理がある」と仏様が教える内部監査報告である。それ故、病気と闘うなどと発言するのは、神仏に対して冒涜である。病気になったら、その生活の間違いを直せばよいのだ。病気とはuso119健康監査機関(?)の監査報告なのだ。病気とは、自分の行動を監査してくれる佛の監査員なのだ。佛の監査員と仲良く生きていけばよい。

 

部品の故障

 病気になったら、自分の体の部品の一つが故障したと判断する。故障したのだから、その真因を見つけて治せばよい。精神を病んだら、魂を支える頭脳と心が故障したのだ。人の根幹である「魂」が病んだわけではない。精神も心も人間を形成する部品の一つだから、治せないわけがない。

.

KK問題

 毎日がみがみと理不尽に怒鳴られれば、精神だって疲労破壊で故障する。出来の悪い親が、親の見栄で理不尽に振舞えば、子供が疲弊する。

 親の見栄で高望みの超有名進学高校に姑息な手段で入学させ、無理な教育を強要すれば、か弱い少年の心は壊れてしまう。

 Hさまが心配である。A家の両親は学生時代は落ちこぼれであったようだ。両親が学生時代は遊び惚けていたのに、子供に躾を強要すれば子供が反発するのは、自然の理である。だからKK問題が起きた。

 子供は親の後姿を見て育つ。かえるの子はかえるである。かえるの子をとう大出の大鷲に育てようとするから無理が出る。誰もそんなことを望んでいない。不祥事の連続は佛様の啓示である。布袋様は、「A家の振る舞いが三千界の理に合わない」と警告している。Hさまは心の故障の起きやすい性格に育てられたようだ。最近のH様の元気のないお顔を見るが辛い。

 A家からの問題続出は、因果応報である。火のない所に煙は立たぬ。A家と971ちょうの傲慢極まりない対応の結果なのだ。

 

内部監査員

 病気はISO14001監査員より厳密な評価である。ISO9001やISO14001監査機関は英国が作った金儲けシステムの一つである。だから監査員は企業の顔と懐具合を見て審査をしている。監査不合格にしてしまうような厳しすぎる認証機関では、お客が逃げてしまう。企業という客が欲しいのは、監査機関の「印籠」だけなのだ。審査内容は二の次だ。だから、ISO9001やISO14001から認証をもらっている企業でも不祥事が絶えない。あの日産も三菱ふそうもISO9001やISO14001の審査を通っている。

 監査の時だけ審査をパスすれば、ISO9001認証を貰える。認証機関も問題なく過ぎれば、定期的に認証料が入ってきて儲かり幸せである。そういうシステムを作った英国は狡猾である。

 私は会社内でISO9001やISO14001、QS9001の勉強をさせられ、企業内内部監査員の資格を得て、自社内のほぼ全部署の監査もした。だからその裏側を良く見てきた。

 

仏様からの監査

 しかし仏様の監査は厳しい。病気という監査結果を放置すると命が危ない。並みの人は、病気を悪魔の手先のように扱い、対処慮法で患部を攻撃するから、病気が根治しない。病気の症状に、解熱剤、降圧剤、抗がん剤、抗生物質で対処慮法を使い出先の敵陣だけを攻撃するから、病気が根治しない。対処療法で一時的には収まり、治ったように見えるが、病気の根本が消えていないので、必ず再発するし、別の病気が発症する。元を断たなきゃダメなのよ。

 病気は仏様が遣わした体のリトマス試験紙と考えて、その原因を考えよう。

 トヨタ生産方式の何故なぜを5回繰り返して、病気の真因を見付けないと病気は治らない。

5_

 糖尿病、高血圧症、肥満、がんは生活習慣病である。生活習慣を正さないと治らない。対処療法の薬だけに頼るから、別の病気を発症する。

 私の長年、高血圧症に悩まされ、降圧剤の薬を20年間飲み続けた。その結果、鬱、網膜静脈閉塞症、白内障、網膜剥離、記憶力減退、最後はガンになった。

 その全ての根本原因は、美味いものの食べ過ぎ、運動不足で、血管内部にプラークが溜まり、血流が悪くなり、高血圧になった。それを降圧剤で血圧を下げるから、必要な血液が全身に流れず、各種の病状が出た。プラークの影響で毛細血管の細部まで免疫酵素が運ばれないという弊害で、20年後にガンになった。

 真島消化器クリニックの治療は食事療法と運動指導だけである。それで血管内部にプラークが減少して、問題は解決した。薬は不要であった。大垣から九州久留米市の真島消化器クリニックまで、年2回、通った甲斐があった。片道6時間の旅である。真島先生の指導のお陰で病状が好転した。今までの循環器系医師の治療に不信感を抱いた。彼らは対処療法の降圧剤しか処方しなかった。その方が、彼らは儲かるからだ。

Dsc099581s

 馬場恵峰書

.

2022-11-18  久志能幾研究所通信 2545  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年11月16日 (水)

108歳を目標(5/12) 自分自身を料理する

 

 煮ても焼いても食えぬ人は、長生きできない。自分自身を料理して、人に美味しく食べてもらうのが、長生きの秘訣である。「人に美味しく食べてもらう」とは、人のために役立つこと、人に喜んでもらうこと。

 クセのある味でなく、素直な人間味のある人柄になることが、良き料理品である。

 我々は生れてから、叱られ、叩かれ、刺され、くさされ、切り刻まれ、焼かれて料理される。そういう試練を経て、人間として成長する。そうやって鍛えられた身が、引き締まって美味しい肉なのだ。

 それに比べて過保護で育てられたボンボンの肉は、養殖魚のような臭みがある。身は弛緩し美味しくない。養殖の魚の命は短いのだ。それはエリートと呼ばれる特権種族である。

 我々に体は放っておかれれば、腐臭の肉となっていまう。その己の体の料理を外部の料理人(医師)に任せれば、金儲けの道具にされるだけだ。自分の身は自分で料理せねばならぬ。トヨタ経営の原則「自分の城は自分で守れ」に相通じる。

Dsc097511s

 馬場恵峰書

Photo

   人生の消化過程

.

人生経営

 人生経営とは料理をするのと同じである。鍋の火加減を見ながら試行錯誤をして自分の料理を味付けする。人を喰うための料理も同じである。自分の体の調子を見ながら、体が食べるもの、心が食べるもの、運動、学習、休憩、睡眠を味加減して育てていく。それが体の経営である。自分自身を料理することが、人生経営である。

 生れた人間をそのまま鍋(学校や社会)に放り込めば、それで料理が完成するわけではない。手塩をかけて料理しなければ、一人前の人間に料理が仕上がらない。材料の状態によって火加減も変えなければならぬ。それが人間の人生経営である。

 

自分が料理するもの

 自分の体は土から生まれて、土に還る。その己の器に何を入れて料理するかが、人生経営で問われる。その料理には時間制限がある。通常の与えられた時間制限は、日本人男性の平均で、72歳である。これは男性の平均健康寿命である。それ以降は、寝たきり、病院通い等で思うようには動けなくなる。だからこそ、その健康寿命を延ばす取り組みが肝要なのだ。その時間を最大限に伸ばして、後世に残る料理を作るのだ。肉体は滅んでも、料理は残る。だからこそ美味しい料理を遺そう。

 馬場恵峰先生は素晴らしい書画の作品を残してくれた。

 松下幸之助翁は素晴らしい経営哲学を遺してくれた。

 

1

 

2022-11-16  久志能幾研究所通信 2543  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2022年11月 8日 (火)

お墓内部の梵字 ご先祖様の寝室を飾る

 

 墓の文字は馬場恵峰先生に書いて頂くことにし、ご快諾を頂いた(2015年)。並みの書家は、頼まれても墓の字を絶対に書かない。それは己の字のまずさが長く後世に残るから嫌がるのだ。

 馬場恵峰先生のご先祖は、武田家の武田四天王といわれた馬場信春公である。武田三代に仕えた40数年の間、70回を越える戦闘に参加したが、「長篠の戦い」(1575年6月29日)までかすり傷一つ負わなかったという。このため「不死身の馬場美濃」、「不死身の鬼美濃」と評されている。井伊家の赤備えは、もともと武田信玄軍団の赤の装備に由来する。徳川家康が、徳川四天王と称された井伊直政の武功を称えて、赤備えを許したというご縁である。

 

梵字

 お墓や卒塔婆には、仏教の五大要素である「地水火風空」にあたる梵字が彫られている。その梵字は、仏教で大切な五大要素や宗派のご本尊を意味している。梵字は、一つ一つに象徴する如来や菩薩などを象徴している。

 墓石に梵字が使われている場合、その宗派のご本尊への敬意や、「守ってほしい」という願いが込められている。例えば、真言宗では大日如来を表す「ア」と言う梵字が用いられる。

 本来、お墓の納骨室内部に般若心経を彫ろうと思ったが、納骨室の狭い内部側面には物理的に難しい。そこでその五面には梵字を彫ることにした。ご先祖様に安らかに眠っていただく環境を作るためである。

 何時かは自分も入る寝室である。この発想は、2015年3月12日に馬場恵峰先生宅で、三重塔と五重塔の写真撮影をした時のことが頭にあり、今回の発想となった。その時は今回のお墓建立の話は全くない状態である。これも恵峰先生とのご縁の賜物である。

Photo

 三重塔  馬場恵峰先生書

 三重塔製作は新立広美氏  恵峰先生宅で  2015年3月12日撮影

Photo_2

Photo_3

Photo_5

 恵峰先生と管主寛旭和尚 

 寛旭和尚は将来の中国仏教界のトップに立つ方

   2014年6月26日      福田琢磨氏撮影

.

2022-11-08  久志能幾研究所通信 2535  小田泰仙

「久志能」↖ で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。