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2019年8月16日 (金)

第三の眼を開く

 素晴らしい人生はないかもしれないが、すばらしく楽しむ生き方はある。

 毎日丁寧に生きれば、価値ある人生が生まれる。書道でも、今から頑張っても、うまい字は書けないが、丁寧に書法に則って字を書けば、下手でも読んでもらえる字が書ける。雑に書いた字は、誰も読んでくれない。馬場恵峰先生の教えである。

 雑にこなした人生では、素晴らしい人生は作れない。誰も振り返らない。私は、雑に生きている人とは縁を切っている。そういう人はご縁を大事にしないのだ。感謝をしないのだ。恩を仇で返す人なのだ。

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 馬場恵峰書

 

死との闘い

 還暦を過ぎれば、毎日が死との闘いである。特に癌の手術を受け、余命宣告を受けるとなおさらである。既に会社で一緒に仕事をした仲間24人が、この世を去った。ビジネス戦争の戦死である。朝、生きて目が覚めるだけ、幸せである。それを感謝もせず起きるのは、恩知らずである。私は毎日、目が覚めると、体調が悪いか最悪の状態である。それでも目が覚めるだけ、幸せなのだ。目の覚めない仲間に較べれば。だから毎朝、仏壇に手を合わせ、お勤めをする。

 

 その最悪の状態で己は何ができるのか、己の心に刃を向けて考えることが、「忍」である。今日よりは、明日、何か自分を向上させるため、心に刃を向けて精進をしたい。それが人間の勤めである。人は畜生ではないのだ。その点で、無欲ではなく、貪欲になりたい。

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 馬場恵峰書

 

「市民のために」やることは間違い

 己は世の支配者ではない。己の支配者は己でない。己の支配者は世間である。己は世間から生かされている儚い存在である。己の立場で、己の為にやるから、人生はうまくいかない。世の為、佛の為に、何をやれば喜ばれるかを考えて、世のために事をやるべきである。今まで生かしてもらった人生の恩返しをすべきである。やったことは自分に帰ってくる。

 大餓鬼市長のように、「市民のために」ことを興すから愚政となる。それは実際には、己の利害の為に、目立つ為にやるだけで、市民の為にはならないのだ。リーダーは、やりたいことをやってはならない。リーダーとしてやるべきことをやらねば駄目なのだ。大餓鬼市長は、やるべきことをやらずに、愚政を18年間も続けるから、統治を任された市が衰退した。市民の立場に立って、市民の為になる行政をしなければダメなのだ。

 大餓鬼市長は、やってはいけないことを教えてくれた逆縁の仏様である。人として、そうしてはならないことを教えてくれた。知識があっても知恵がないとダメなのだ。

 自分の為にことを興すからうまくいかない。相手の立場になって、何をやるべきかを考えると、額の真ん中にある心眼(第三の目)が開く。それが文殊菩薩の智慧の眼である。それで世間が求める願いが観えるようになる。

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 文殊菩薩  大仏師松本明慶作

 

2019-08-16   久志能幾研究所通信No.1298  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月13日 (火)

未来計画-5 大垣の運命を変える(1/3)

 大垣と言う市も一つの人格である。大垣を良くしようとするなら、大垣の人、モノ、カネ、時間、情報、場、方法の全てを変えればよい。

 大垣市の未来計画では、この5W2Hに焦点を当てた未来計画を創るべきである。

 ところが小川敏市長は、大垣市の運命を地獄に落とすような政策を計画・実行した。「大垣中心街活性化計画」もひどかったが、2018年に大垣市が発表した「大垣未来計画」もひどい出来である。お役所仕事の形だけの未来計画書である。これでは、大垣市はますます没落である。これは小川敏市長の負の遺産である。

 

 大垣を指揮するのは、現代なら大垣市長である。大垣市は小川敏氏が市長になって、地価を半分にする没落政策を施行した。福岡市は高島氏が市長になって大飛躍をする仕掛けをした。同じ市長職であるが、人によってこれだけの大違いがある。

 一国は一人によって興り、一人によって亡ぶ。一国に限らない。会社も家庭も大垣市も同じである。その興亡の要となるのが、「徳」と先見の明である。小川敏氏には徳も先見の明も経済能力も政治力もない。こもままでは大垣市の運は尽きる。次の新市長に期待するしかない。

 

小原鉄心の決断

 1868年、大垣藩は小原鉄心という藩老(家老相当職・いうなれば大垣市長)という人材を得て、幕末の滅亡から免れた。大垣藩は「蛤御門の変」(1864年)の時、幕府軍の参加5藩の一つで小原鉄心が大垣藩の指揮官であった。1868年1月の鳥羽伏見の戦いでは、大垣藩は幕府軍に従って出陣して、淀への先鋒を務めた。大垣軍は新政府軍と戦ったので、政府軍から朝敵に指定された(藩主の入京禁止)。それで小原鉄心が世の流れを見定め、藩内の佐幕派を説得して、藩論を尊王派で統一して、新政府に恭順の意を表した。それがギリギリ間に合い、大垣藩は幕末の動乱を生き延びることが出来た。そのため、戊辰戦争ではその忠義を試され、大垣藩の若い藩士は戊辰戦争で、会津藩との戦いの最前線で戦わされ、多くの血が流れた。

 小原鉄心がいなければ、大垣藩は、新政府に逆らう佐幕派の見せしめとして会津藩のように全土焼き討ちの目にあっていたはずだ。会津藩があれだけの惨状になったのは、新政府軍が見せしめの生贄にした為である。大垣藩がそうならなかったことは小原鉄心の決断のお陰である。なにせ蛤御門の変では、大垣藩は、長州藩を打ち負かしたのだ。長州藩にとって、大垣藩は会津藩と並んで恨み骨髄の藩なのだ。その仕返しを狙っていたはずだ。

 大垣市民は、もっと小原鉄心のことを知り、鉄心に感謝をすべきである。恥ずかしながら、私もこれの詳細を知ったのは、清水進先生の講演会「戊辰戦争と大垣藩」(2017/11/11)を聞いてからである。

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2img_5850s   前市長 小倉満書の戊辰戦争の顕彰の碑 大垣城内

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 会津にある大垣藩士の墓

 

 参考記事 2017年6月22日 久志能幾研究所通信

 「戊辰の役顕彰碑と祖母の悲哀に合掌す」

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/06/post-19c5.html

 

「恐ろしい大垣都市伝説(2/7)戊辰戦争 」- 久志能幾研究所通信

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2018/07/24-64e8.html

小川敏市長によるリニア景気戦争の敗戦

 現在、大垣市は小川敏氏が市長になって無為無策で、大垣市の平均地価が半分になった。いうなれば小川敏大災害で、大垣全戸を半壊させたと同じなのだ。

 現在、少子高齢化、東京一極集中化、リニア開通、車の自動運転化で環境激変、AI化で働き方激変、中韓との経済戦争で経済激変と時代は激動の時を迎えている。明治維新より激しい変化の時代である。小川敏市長は、そのかじ取りが出来ず、大垣市の地価は半分になった。

 

 昔の秀才は、答えのある問題だけを丸暗記すれば、有名大学に入れた。しかし、今は昔の秀才が対応できる時代ではない。昔の秀才名馬も老いれば騾馬に負ける。その明白な事例が大垣市のこの18年間の小川敏愚政である。小川敏市政の無為無策で、大垣市は没落し、地価が半額になった。戊辰戦争で、会津藩が壊滅状態になったと同じようなものである。平成末期のリニア景気戦争で、戦勝市の地価は高騰し、敗戦市の大垣市は地価が暴落した。

 

小川敏市長の責任問題

 責任者は、やったことは当然だが、やるべきことをやらなかったことにも責任が問われる。小川敏市長はやるべきことを、「節約」と称してやらなかった。大罪である。これが「西濃海戦」という戦艦同市の戦いなら、相手に撃沈される大敗戦である。

 

モノ

 モノには魂が籠っている。それを大事にしないとしっぺ返しを受ける。元気ハツラツ市で、露店商が跋扈している。路面に置かれた激安の商品を買うとは、そんな「激安品しか買えない貧乏な大垣市民」と市外の商売人からみなされていることだ。自分自身も「私は貧乏だから、露店の安いモノしか買えない身分」と自分で自分を卑下している。激安で買った品物を、普通の人は大事にしない。それではモノの魂に、仕返しをされる。ますます貧乏神の考えに取りつかれて、さらに貧乏になっていく。

 駅前商店街は小川敏市長の10年間も続く「元気ハツラツ市」の愚策の為、61%がシャッターを降ろすという壊滅状態になった。だからいいものを買うにもお店がなくなった。同時に美味いものを食べる店も無くなった。みんな名古屋に買い物や食事に行ってしまう。ますます大垣は寂れる。悪魔のサイクルである。

 これでは大垣市は豊かになれない。小川敏市長が、大垣市民を貧乏になる地獄のスパイラルの仕掛けをした。

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Dsc06549s  路上販売店 大垣・元気ハツラツ市で 2019年7月7日

 元気ハツラツ市出店者(路上販売)を大垣市商店街振興組合連合会の「元気ハツラツ市」(実質的に大垣市運営)で許可するのは大垣の恥である。止めるべきだ。

 洗練された街の銀座でも名古屋の繁華街でも、不潔な路上販売などは許可されていない。大垣市でそれが許可されるのは、大垣がそういうレベルだと自ら見下しているためである。これでは大垣市は、アジアの発展途上国並みである。発展途上国の将軍様が威張り、露天商が繁盛すれば、大垣市は益々没落していく。

お願い : 本ブログは「大垣を良くする階」か「久志能幾(くじのき)」で検索できます。友人にこのブログを広めて、「大垣を良くする活動」を支援してください。まず現状把握です。現状を知り問題意識を持たないと、大垣は良くはなりません。他市も同じ問題を抱えています。これは大垣だけの問題ではありません。大垣を良くすれば日本が再生します。

2019-08-13   久志能幾研究所通信No.1294 小田泰仙

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累計閲覧総数 104,680

2019年8月12日 (月)

未来計画-4 人生を変える

 自分の人生・運命を変えたかったら、人、モノ、カネ、時間、情報、場、方法の全てを変えればよい。惰性で流されてきた人生を変えるには、7つ要素を全て変えればよい。5W2Hの問題である。

 サムソン電子は、李健熙が「女房と子供以外すべて変えろ!」と号令を出し、DRAM市場で東芝を抜いてついにシェア世界1位となった。しかしそれは変えてはいけない倫理観・道徳観まで偏向させてしまって、できたことである。

 変えるべきものと変えてはいけないものを見極めて、人生を変えよう。 

1.人

 付き合う人を変える。人は朱に交われば赤くなる。悪い縁に染まると、運命が暗くなる。悪縁の人間とは付き合わないこと。人は悪縁の中を歩いている。一歩間違えれば、地獄へ転落である。一夜明けたら、大成功してたという話はない。毎日毎日、悪縁の道に迷い込まないように慎重に正道を進む。孟母三遷の教えは、今も生きている。私も多くの悪縁を切ってきて、今の自分がある。良いご縁が自分の人生を開花させる。縁ありて花ひらき、恩ありて実を結ぶ。

 

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2.もの

 モノを買うとは、自分を買う事。人は自分に見合ったものしか買わない。商売人は、その人を値踏みして、その人に合ったものしか勧めない。安いものを買ってくるとは、自分をディスカウントして、自分の価値を下げることになる。少し背伸びをしてでも、高いモノを買うこと。

 私もモノを買う場合は、一番高いモノを買うことを心がけている。その方が長い目で見てお得なのだ。迷って時間を無駄にしては、高いモノにつく。良いモノを長く使う。そのために日頃節約して、無駄金を使わず金を貯めている。

 

3.カネ

 カネの使い方が、人生を変える。何に金を使ったかを見直そう。金で時間も買えるのだ。カネをきれいに使えば、お金がお友達を連れて帰ってきてくれる。お金も水も、流れないと腐る。あの世にはお金をもって行けない。

 

4.時間

 人生は寿命80歳として3万日しかない。60歳ならあと1万日しかない。時間をどう使うかが、人生の分かれ道である。人が一生の間に使える時間が「命」である。有限の資源である。今、自分が何に時間を取られているか分析しよう。

 

5.情報

 情報とは情けの報せ。諫言を大事にしよう。己の事を一番知っているのは、師であり、批判者である。

 

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6.場

 天の理、地の理を生かすべく、場を大事にしよう。風水も理にあった教えである。住む場所、働く場所、行きつけの場所を変えよう。

 

7.方法

 人、モノ、カネ、時間、情報、場という資源をどのように使うかで成果が違う。一番効率的な方法を選ぶべきだ。

P1020304s   馬場恵峰書

2019-08-12   久志能幾研究所通信No.1293 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月11日 (日)

私が毎日ブログを書く理由

大垣を良くしたいため

  故郷は自分を育てた母なる大地。母に恩返しをしたい。

  ブログ閲覧が10万人になれば大垣が変わる。

  大垣の問題は、日本の地方都市が抱える問題と同じ。

  大垣の問題を解決すれば、日本の地方都市が良くなる。

  現在の惨状を見ると、書いて置かねば死ぬに死ねない思いである。

日本を良くしたいため

  まず足元の故郷を良くし、世界に誇れる状況に変えたい。

自分の人生を良くしたいため

  大垣と日本が良くなれば、自分の人生が良くなる。

  大垣の課題に取り組むことが健康管理

  考えなければ認知症になる。65歳以上は17.5%が認知症(2020年)

  書くことで、自分の生き方の再確認ができる。

あの世に逝って、後悔しないため

  此岸の旅記録を遺すため。浄土に還りご先祖に土産話をしたい。

心の健康管理のため

  心に鬱積する悪いものを溜めない。

  澱む水は腐る。流せば清流のままで腐らない。

頭の整理整頓のため

  書くことで、カオス状態の頭が整理される。

  書く文章は、人格の身だしなみ。人格のお洒落をしよう。

自分のモチベーションの向上のため

  人に公開することで、モチベーションが上がる。

情報の共有化のため

  「情けの報せ」を恵むのは布施で、金がなくてもできる功徳。

  私の情報から、皆さんの生き方に変化が出れば幸いです。

死ぬまでにやりたい108の夢の実現のため

  書くことでやりたいことが明確になる。

前向きで倒れるため

  建設的な公式批判の銃撃なら、正しい戦いである。

  前向きに戦いながら死にたい。陰口は後ろ向き、負け戦である

  批判は世間への叱責。叱ってくれる師が、真の師である

後は野となれ山となれ、のため

  やるべきことをやれば、後は仏様が後始末してくれる。

  悪いことでなければ、なんとかなる。

 

2019-08-11   久志能幾研究所通信No.1291 小田泰仙

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2019年8月 7日 (水)

人生60余年を振り返り

 今までの60余年の人生で、己は何を学んだのか。何を後世に残すのか。何が悔いなのか。年初に癌の手術をして余命2年宣告を受けてから、毎日、自分の人生を振り返っている。それを念頭にブログを書いている。 

 いつ何時、大震災・大地震が起きて、命が絶たれるかもしれない。東日本大震災では、猶予もなく津波に流された人や、911で自爆テロに巻き込まれた人を思い、最近の無差別殺人事件の頻発を思えば、人ごととは思えない。

 今、私は癌で余命2年を宣告され、身辺整理を兼ねて、溜まった雑誌や新聞を見直し、整理している。2011年当時、ある思いがあって東日本大震災関係の主要な新聞を全て保存しておいた。それを今、引っ張りだして眺めていると、感慨にふけさせられる。人の命は儚いものだ。当時の混乱ぶりが自他共に愚かに見える。その教訓が風化寸前である。それを当時の新聞を見直して、考え直している。

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 311記事の保存新聞は、この2,3倍ほどの分量がある。

 

振り返り

 己の生きざまが、仕事の成果に現れる。人生は自分が思った通りになるのだ。会社時代の38年間、その後の9年間の足跡を振り返ると、よくやったねと、自分で自分を褒めてあげたい。

 この10年弱でリフォームもした、書庫も造った、演奏会の写真も撮った、ピアノも弾けるようになった、馬場恵峰先生の本の出版もした、経営学もマスターした、お墓も作った、終活も終わった。それで大きな悔いがないのが救いである。

 今、余命2年と宣告された命を39年に延長するための仕掛けに、取り組んでいる。まず種を撒かないと、芽は出ない。現在、大きなプロジェクトが3つ計画・進行中である。今日も、10年後に花を咲かせるために、下調べと打ち合わせに行ってきたばかりである。先方から良き感触を得てほっとしている。

 戦いは生き残るためにするもの。戦わないと老化という時間に押し流され、露と消える。人の命は儚いもの。時間との戦いで汗をかけば、命が輝くと信じている。

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  馬場恵峰書

 

小川敏市政の振り返り

 小川敏市長は、この18年間で悔いはないのか。彼にそれを問いたい。彼は大垣をどう変えたのか。彼は、この18年間で無為無策の為、大垣の価値(地価)を半分に減らした。彼は、それを失敗だと思わず、その振り返りさえしない。今もその変革の兆しさえ見ない。反省なき行政は市民を地獄に連れていく。

 小川敏市長が市長になった目的は、市長になり威張ることで、大垣を良くすることではなかったようだ。小川敏氏は、東大に行くことが目的で、そこで何を学ぶかは目的ではなかったようだ。彼は当時、東大入試中止の為、京大に入り、翌年、東大を受験して、入学した。その後の経歴を見ると、何を目的に働いたかが薄々感じられる。その意図が不気味である。彼が大垣市長になって、大垣をどうしたいのか、今後どうしたいのかが、全く見えない。それが大垣市民を地獄に落とした。

 

Wikipedia で小川敏市長の業績を調べた(青字)。赤字の解説は著者。

小川敏 - Wikipedia   https://ja.wikipedia.org/wiki/小川敏 

それによると、小川敏市長の業績はないに等しい記述である。

小川敏市長の主な業績[編集]

 平成の大合併では、最初は西濃地区全域の計画が存在したという。実際に2003年(平成15年)の西濃圏域合併協議会発足では10市町(大垣市、安八郡神戸町、輪之内町、安八町、墨俣町、養老郡養老町、上石津町、不破郡垂井町、関ケ原町、揖斐郡池田町)が参加し、中核市への移行をも視野に入れていた。しかし、調印直前になってからの離脱が相次ぎ、大垣市、安八郡墨俣町、養老郡上石津町の1市2町が残るのみとなる。2町とも旧・大垣市とは接することなく、二重飛び地合併という結果となってしまい、現在も大垣市が日本で唯一の二重飛び地の市である。旧墨俣町の区域は「墨俣町地域自治区」、旧上石津町の区域は「上石津町地域自治区」となっている。

 (周りの市町村は、小川敏市長の本性に気が付き、大垣市に反旗を振りかざした。その原因を小川敏市長は考えていないようだ。)

 近畿日本鉄道養老線の存続問題では、存続に力を入れている。その結果、養老鉄道養老線としての存続となっている。

 (当初は、小川敏氏はこの問題に反対で、県会議員や古参の議員の周囲に説得されていやいや対応した。現在、この鉄道の存続のための負担金が、零細町村も大垣市も均等であるように画策した。関連市町村は、その不合理に怒り心頭だが、この鉄道の存続の為、泣き寝入り状態である。)

 財政再建を推進しており、大垣市は2007年度から地方交付税不交付団体になっている。

 (小川敏市長は、出すべき金までもケチり過ぎて、大垣経済を衰退させた元凶である。小川敏市政は経済音痴である。デフレで大垣財政の財布を閉めれば、大垣経済は死ぬ。このため、小川敏市政18年間で、大垣市の地価は半値になった。大垣駅前商店街は61%がシャッターを降ろした。それでいて、小川敏市長は、節約と投資の区別もつかず、祭りや宴で金を無駄づかいばかりしている。)

 「墨俣町地域自治区」の下水処理場問題では、下水処理場の建設地が安八町に近いことから、安八町が強く反対している。この問題は、元々は墨俣町は安八町の下水処理場を使用することになっていたが、西濃圏域合併協議会の安八町の離脱、墨俣町の大垣市への編入の影響でその計画が頓挫したため、「墨俣町地域自治区」単独の処理場を建設することになったことから発生している。

 (結局、小川敏氏の人徳の無さと無能に起因する行政の失敗なのだ。

以上しか、小川敏市長の業績が記載されていない。これは業績がないとの結論である。)

 

人生の戦い

 戦いとは、生きるためにするもの。大垣市長は、大垣の生き残りをかけて戦わねばならない。近い将来、少子高齢化、東京一極集中で、日本の900近い市町村が消滅すると予想されている。大垣市中心市街地活性化計画は、大垣市が生き残るためにするもの。その計画が、誰の眼にも欺瞞で、大垣衰退の道であるのが明白である。それでは市民が付いてくるはずがない。大垣市役所の人間も働く気が起きるはずがない。だから大垣市は衰退した。

 人生は成果を出すために、戦わねばならぬ。私も生き延びるために、価値ある仕事に取組み、その成果を遺して世を去りたい。

 

2019-08-07   久志能幾研究所通信No.1287  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年8月 6日 (火)

生きよう、今日も喜んで

 これは、平澤興語録『生きよう今日も喜んで』(致知出版社 1995年1000円)の題名である。これは私が病気になった知人に、いつもお見舞いとして贈る図書である。

 今年、私は癌を患い、手術後の療養中に、この書を久しぶりに読み直して、元気をもらった。病気とは、無理があって起こる体の故障である。その故障は軽くはなかったが、修復不能ではないのが、不幸中の幸いであった。病気に気付き、治療の機会に恵まれたのは、ありがたいことであった。

 病気というのは、無理をせずに長生きをする一つの過程である、と平澤師は言う。癌を患い、つくづくとそれを実感した。病気にならないと、本当の健康の意味は理解できない。

 本当にものを知るとは、賢くなることではなく、しみじみと自らの愚かさを知り、世の不思議を感じて、それに感謝をすることだと知った。格物致知の世界である。

 

本書を自宅に在庫

 この書は、字が大きく、小冊子で、病気の人でもすぐ読めて、読んだら元気になれる言葉が一杯書かれている。私はいつも病気見舞い用に10冊単位で購入して、家に在庫している。約20年前から、そうしている。自分が人生で悩んだ時、この書が勇気を与えてくれる。この書は、心の常備薬である。

 平澤興氏は、元京大総長で、本来ならノーベル賞を貰っても不思議でない業績を上げられた。

 

以下、その抜粋

ものを知る

 本当にものを知るということは、普通に考えるように、いわゆる賢くなることではなく、むしろしみじみと自らの愚かさを知り、世の不思議を感じて、心からそれに頭を下げることだと思う。(p13)

 

朝に希望 夕に感謝

 今日一日の実行こそが、人生のすべてである。(p20)

 自ら燃える人は、人を燃やす力がある。思い切って遠慮せずに、人々に情熱を与えなさい。 (p25)

 

人生に無駄はない

 人生に無駄はない。しかし無駄にするか、しないかはその人の心がけによる。

 無駄の多い人ほど、苦労のし甲斐のない苦労をする。(p33)

 独創とは、いいつけられたことをやるだけではない。それはたんなる経験では駄目で、寝ても覚めても考え、ひたすら仕事に対して一層よりよきことを考え出すことである。

 ただ一生懸命に真面目にやるとか、熱心に仕事をするだけでは駄目で、独創とは与えられた仕事に生命をかけてよりよき道を見つけることである。

 絶えず新たしい事を考えて創造せよ。(p44)

 実行とは、覚悟をきめ、肚を据えて、目標に向かって進むことである。

 かしこいことを言うだけではだめである。実行が出来なければなにもならぬ。結局実行により成就する。(p44)

 

仕事は祈り

 仕事は祈りであるということは、自らの最善を尽くして、それ以上は神に祈るということである。

 仕事は祈りである。仕事は人生を内容づけ、価値づけるもので、人生の目的そのものといわれよう。(p48)

 

一流の人は明るい

 くよくよする人は、ストレスがたまって早死にをする傾向がある。(p70)

 大人は日に新たに、日々に新たに成長するものである。(p71)

 

道というもの

 人生は不思議そのもので、自分の工夫で生きておるのではなく、生かされて不思議な生命を生きておるのである。(p85)

 

生かされて生きる

 修養と人生、仕事と人生は一つである。

 人生をはなれた修養はない。また仕事をはなれて人生はない。(p91)

 

自己との対話

 自己との対話は、よく考えることである。

 よく考えることは、感謝することであり、拝むことである。(p106)

 

自らを拝む

 今日一日の生活、実行こそが人生のすべてである。

 この実行こそが、われわれに絶えざる希望と、道を求めてやまぬ情熱を湧きたたせてくれるのである。(p114)

 健康だけでは健康はわからない。一度その健康をこわして、しみじみと健康がわかる。健康のありがたさが本当にわかるのである。(p115)

 

一日生涯

 一期一会とは静かであっても、生命のかかった、そのうしろには燃えるような火があってこそ一期一会である。

 仕事でもよい、お茶を喫するのもよい、後ろに燃えている火がなければならない。

 明日のことはわからない。只今に生命をかけて打ち込む情熱が大事ある。

 自らを礼拝し、自らの心に頭を下げて、言葉を超えた無限のものにひたすらに頭を下げることである。(p123)

 

四苦即四喜

 病とは、無理があって起こる故障である。治療、修繕の出来る病気でなければ、故障即ち死ということになって大変である。

 そうではなく、故障の軽い中に病気に気付き、治療のチャンスがあたえられることはむしろありがたいことではないか。(p136)

 病気とはいうのは、無理をせずに長生きをする一つの過程と思われる。(p137)

 私は糖尿病のおかげで、そのため注意をしているので長生きをしているように思われる。病気は困るというより、考え方によれば、与えられた生命を無理なく長生きさせるためのものであり、それは喜びであり、感謝である。(p137)

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   馬場恵峰書

 

2019-08-06   久志能幾研究所通信No.1286  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2019年7月24日 (水)

ご用心:金貨でも腐る

 身辺整理で家中を整理整頓していたら、33年前の1986年に母が買っておいてくれた昭和天皇在位60年記念10万円金貨が出てきた。ネットで調べると市価は13.8万円である。

 ところが詳細に調べていくと、金貨で保存すると、金貨でも腐る(価値下落)ことを発見した。買う場合の市価は138,000円だが、それをコイン商に売りに行くと、買取価格は100,100円である。少し汚れていれば、原価の10万円である。

 10万円金貨を金の含有量で計算すると、金の含有量は20gだから、一グラム4,800円として、96,000円にしかならない。

 つまり33年かけて100円しか儲からない。交通費を加味すれば赤字である。それより金利が1%で回る商品に投資をして複利で回せば、100,000円が 138,869円になる。それも世にはもっと高利で回る金融商品がある。金貨のままでは100円しか儲からない、である。物価上昇を初任給で考えれば、実質三分の一に減価した。つまり、金貨のままでの死蔵では、減価なのだ。コイン収集で儲かるのは、コイン業者だけである。

 

動けば何かが変わる

 お金はお足である。死蔵で、お蔵に留めておくのではなく、世の中に回して初めて、その価値を増やすことが出来る。情報も、ご縁も、自分自身も世の中で走り回って初めて価値を出せる。それを死蔵するから、お金に恨まれて、金が寄ってこなくなる。お金だって、心がある。

 人のご縁だって、陸の孤島で引きこもりでは、何ともならない。縁を精選して歩けば、ご縁がご縁を呼んで幸運が訪れる。お金も大事に使ってあげれば、嬉しくなってお友達を連れて帰ってきてくれる。コイン、切手、絵画等を、ため込んで金儲けをしようとしてもダメである。

 人生で最大の金貨は自分である。人生が思い通りにならないからと言って、動かないのでは、何時までも止まったままである。

 

ニュートンの第一運動方程式

 止ったものは止まったまま。動いているものは動いているまま。

 

 人生は、動けば何かが変わる。それがマイナスの結果になっても、よいではないか。マイナスが結果なら、それをしてはダメということが分かった学びである。死蔵では何も変わらない。人生で最大の投資先は、「動き回る」自分自身である。動けるのも生きている間だけ。

 命には限りがある。一日一日、命は尽きていく。死蔵では、死んだまま価値が尽きていく。自分の命は、生かして寿命を全うしたい。

 

2019-07-24   久志能幾研究所通信No.1270  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年7月 6日 (土)

なぜ日本に共産党は存在するのか?

 世界の共産党が何をしてきたかは、歴史の基礎知識として我々は知っておく必要がある。意外と知らない人が多くて、私自身が驚いている。

 私の父の弟も共産党にシベリア抑留で殺された。だから従弟は父の顔を知らないで育った。それと比較すると私は幸せである。父も殺されそうになったが、無事、地獄のシベリア抑留から帰国できて、今の私の命がある。敗戦後、6万人の日本兵がシベリアの土になったという。一説によると、10万人を超えるという話もある。シベリア抑留開始当初は、死亡率が80%になったという。アウシュビッツ強制収容所並みの残酷さである。

 

史郎さん(父の弟)を思う

 現在、私は2月12日の手術後、この半年で、体重が17キロも減り、体脂肪率が8.5まで低下した。まだ満足に食べられず、まだ嘔吐も収まらない。体中の油分が抜けたようで、力が入らず体がだるく満足に歩けない。この半年間で今が最悪の体調状態になっている。

 シベリア抑留で強制労働させられた方は、多分これよりももっとひどい状態で、食事も満足に与えられなかった。全員が栄養失調状態であった。シベリアの極寒の地で強制重労働を強いられた父や史郎(父の弟)のことを思うと共産党に怒りが沸き起こる。

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 「恒久平和の碑」 大垣公園内 父の名が刻まれている。

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 「平和の礎」の碑  彦根護国神社内 叔父の名が刻まれている。

 

中学時代の親友の悲劇

 私の中学時代の親友は、大学を卒業後、日本共産党に入党して活動をしていた。結局、子供もできたが離婚をして、45歳ぐらいの時、親に説得され、日本共産党を離党した。結局、人生を棒に振ったようだ。それを約30年前に亡き母から聞いて暗い気持ちになった。今どうしているか、音信不通である。悲しいことだ。

 

 小川敏市長は、大垣市の行事使用用途明細の公開をマル秘にする(汚職用と勘繰られる)恥さらしな条例を作った。そんな愚かな条例を作る力があるなら、大垣市議会で共産党禁止の条例を作れば、名市長として後世に名を残せたのに、残念である。

 

日本共産党の議員

 過去の共産党の歴史を知っていて、それでも日本共産党に入党して活動する人の気がしれない。共産党市会議員として活動する人を信用できない。そんな党に投票する人も信じられない。私はそんな人を信用しない。そんなに共産党が好きなら、中国共産党に入ればよい。

 問題は、日本人の多くが、共産党の実態を知らないことである。だから共産党に投票するのだ。

   なぜトランプ大統領が中国の人権侵害で、怒っているかを理解しないと、米中経済戦争が理解できない。

 

世界の情勢

 現在、先進国では共産党の結党は、認められていないか、制限がされている。日本に共産党があるのが異常である。

 1954年8月22日、『ニューヨーク・タイムズ』は、共産党を非合法化している国を調査した。共産党を非合法化している国は、アメリカ、スペイン、韓国など約40カ国にも及んでいる。違法ではないが制限している国は、西ドイツなど多数ある。

 現在、共産主義の国は、中国、キューバ、北朝鮮、ベトナム、ラオスの5カ国のみである。主要先進国で共産党が国会で議席を持っている国は、日本とフランスのみである。

 

共産党の虐殺の歴史

  • ソ連:2000万人

     革命期処刑者    100万人、

     革命後処刑者    200万人、

     貴族資本家等    100万人、

     富農階級     500万人、

     強制移住死亡者 1000万人、

     粛清された共産主義者 100万人、

  • 中国:6500万人

    中国共産党によるチベット民族皆殺し作戦進行中、120万人を虐殺

    中国共産党による仏教寺院の破壊活動

       (仏教の平和主義は共産党に不都合)

  ・ベトナム:100万人

  ・北朝鮮:200万人

  ・カンボジア:200万人

  ・東欧:100万人

 

 ラムル教授は1900年から1987年までの中国での民衆殺戮犠牲者数を政治勢力ごとに下記のように推計している。

 

政治勢力の民衆殺戮

 政治勢力  殺戮数        注

 清王朝    10万人

 外国軍隊  5000人       義和団事変を鎮圧した8カ国の軍隊

 軍閥      91万人

 日本軍    394万9千人  

 中国国民党     1,021万4千人

 中国共産党       3,870万2千人

      中華人民共和国成立前の中国共産党:346万6千人

      中華人民共和国成立後の中国共産党:3,523万6千人(餓死者を除く)

  1949年10月~1953年 全体主義化   842万7千人

  1954年~1958年    集団化      747万4千人

  1959年~1963年       飢饉/調整期 1,072万9千人

  1964年~1975年    「文化革命」  773万1千人

  1976年~1987年    自由化      87万4千人

ラムル 2008, pp. 33-37 表1.A)

 

 以上、アメリカ合衆国ハワイ大学教授R・J・ラムル(Rudolph Rummel)の研究書、福冨健一著『日本共産党の正体』新潮新書、ステファヌ クルトワ著『共産主義黒書〈ソ連篇〉』筑摩書房より編集記述

 

 日本共産党では、宮本顕治がスパイを殺した容疑で投獄された。世界の共産党が殺した人数は、控えめの見積りで1億人を超え、第2次大戦の死者を上回る。

 

虐殺に走った理由

 戦争で敵国の兵士を殺すのは正論である。しかし、共産党が自国の国民を大量に虐殺した原因は、他の思想を拒否する一神教と同じ体質であったためである。それはキリスト教やイスラム教と似ている。両宗教とも、戦争では多くの異教徒を殺した。異教徒は神の前では、教義上で人間ではなかったためである。それは当時のローマ法王も認めている。かように一神教は怖しい。

 他の思想を認めないから、怖しい事態に陥る。共産党が政権を取れば、自動的に怖しい恐怖政治になるのは、その教義から導かれる自然の理である。過去・現在で1億人が殺された、殺されつつある事実がそれを証明している。

 万物に佛が宿るという仏教の考え方とは次元の違う世界である。同じように、グローバル経済主義狂も、己が絶対だとして、世界中を暴走している。共産主義もグローバル経済主義狂も止めなければ、我々が破滅する。

 

日本共産党を見る目

 日本共産党は、公安調査庁の破壊活動防止法(破防法)に基づく監視対象団体として指定されている。2016年3月の時点においても、日本政府は「現在においても破壊活動防止法(破防法)に基づく調査対象団体である」としており、共産党が「暴力革命」の方針を保持していると認識している。同じく、警察庁も、共産党が「暴力革命の方針」を保持していると認識している。公安調査庁毎年1回発刊する内外情勢の回顧と展望で、日本共産党の動向を報告している。

 

未来の姿を目指す経営フィロソフィー

 我々が見なければならないのは、その団体の教義と原理原則である。その原理原則をつきつめると、その団体の行動の結論がどうなるかは、過去の歴史が示してしてくれている。その団体の教義は、会社の経営フィロソフィーと同じである。真面目に活動していれば、何時かはその目指す方向の夢が実現する。共産党はその夢の実現で1億人を殺した。当然の帰着である。

 それでも共産党に投票する人は、論理思考の能力が無いと言わざるを得ない。日本共産党はこの50年間で、どういう付加価値を日本にもたらしたのか。北朝鮮の拉致問題の解決に力を貸したのか。北朝鮮の共産党に惚れこんでいた社会党のオタカさんは、拉致問題の犯人を知っていながら、何も動かなかった。その結果、社会党は消滅した。当然の報いである。

 

共産党の各資料は、wikipediaを参考にした。

 

2019-07-06   久志能幾研究所通信No.1247 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2019年6月30日 (日)

癌の原因追及(2)日本経済の癌細胞

 癌細胞のように日本経済を襲っている少子高齢化での労働力不足も、経済の血液であるお金の流れを「グローバル経済主義症」が、阻害しているために起きている症状にすぎない。

 日本企業が海外に工場を作れば、日本の雇用が減り、安い製品がブラーメンのように日本に流れ込んでくる。お金は海外に流れて、日本国内に流れなくなってゆく。「グローバル経済主義症」で企業が内部留保の精を出して、労働者に金を回さなくなった。それで労働者でフリータと呼ばれる若者は90万人も発生した。

 それなのに100万人の外人労働者を入れるとは、政府は正気の沙汰ではない。それで利益を得ている闇の世界がある。だから引きこもり者が69万5000人にもなり、挙句に悲惨な無差別殺人事件が頻発する。労働力という経済の血が流れず、鬱積したためである。血が流れなければ、病気になる。自然の理である。こんな日本に誰がした。

 

日本の惨状

 労働者の給与はこの20年で50万円ほど激減している。正規採用者も減っている。拝金主義になった企業は教育訓練費を削減している。だからそれを労働人口が足りないと外人労働者を入れる対策は、降圧剤治療と同じで、対処療養である。言い方を変えれば、抗がん剤投与である。正常な組織までも殺している。

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ブログ K's Strategy.「日本人サラリーマンの平均年収の推移と中央値について。」より

http://k-strategy.net/japanese-average-annual-income

 

 

EUの病気

 対処療法では、一時的に効果が出るが、10年後にその副作用が牙を剥き、正常な細胞の日本社会を破壊する。その現象が今、欧州で起きているドタバタである。だれでも自由に他国に移動できるなど、おかしい。元の真面目な税金を納めていた住民の権利はどうしてくれるのだ、である。それが英国のEU離脱騒動である。我々は欧州を他山の石にせねば、子孫に恨まれる。外人労働者を入れれば、それで日本の病気が治るわけではない。ますます日本は重病になっていく。

 

正しい治療

 正しい対策は、正規労働者の採用、非正規労働者の削減、賃金の向上と、政府の財政投資である。それと減税である。それを金融政策と増税で対処するのでは、日本経済は終わりである。

 人間の健康も薬に頼るのではなく、日頃の生活姿勢を正せばよいだけである。薬に頼るのは下の下である。

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 馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」久志能幾研究所刊より

 

 

財政政策と金融政策の違い

 財政政策とは、インフラへの投資である。くだけて例えると、疲れた人に、太っ腹の無法松が「しけた面だなぁ。ビフテキを食いねえ、寿司を食いねえ。元気になりねぇ」と啖呵を切って、弱った体に栄養素を入れるため、堅気にご馳走を食わせて元気になってもらうことだ。

 それに対して、金融政策とは、金利の変更である。疲れた相手に対して、ヤクザが見せ金を見せて「この金を借りて、もっと働け。みかじめ料を払え。そうすれば、老後の面倒をみてやる。金利も安くしてやるから。そすればビフテキが食える」というが如しである。

 

裏切り

 しかしそういうヤクザみたいな役人は、我々に約束した「年金安心100年プラン」を反故にした。麻生大臣が「実は、年金が不足して老後には2000万円が必要」と口を滑らし、大騒動となった。年金の10兆円の資金を、族議員と役人がこの80年間で懐に入れてしまったのだ。しかし誰もその責任を取らない。そんなヤクザみたいな役人の言うことが信用できるか、である。

 

経済学の理論

 金融政策では、経済は立て直せないのは、経済学の理論的に証明された常識である。それを敢えて実行しようとする財務省は、よほどの利権が絡んで、その政策に邁進しているようだ。

 今まで3回の消費税増税では、毎回、景気が落ち込んでいる。それも3回とも、税収が減っている。そのことが分かっていて、この10月の増税を計画している罪務省は、よほど美味しいものが後ろにぶら下がっているのだろうと勘ぐってしまう。まともな論理構成の頭ではできないことだ。

 

私に出来る事

 次回の選挙で、自民民主党にお灸をすえねばならぬ。と言って野党ではどうしようもない。今の野党に投票すれば、もっと状況は悪くなる。前の民主党の政権時代に、国民が痛い目にあったのは記憶に新しい。今の野党のいう事は支離滅裂である。「では、どうすればよいのだ!」が私の悩みである。

 私のできることは、皆さんに状況を分かりやすく説明することで、意識改革をしてもらうことである。

 

2019-06-30   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

癌の原因追及(1)私の癌

 私の癌の場合と日本経済、大垣経済、日本医療、人生道にできる癌の原因を推定する。これを5回の記事で検討する。

 

エンジニアとして推定

 私は医者ではないが、機械設計技術者として、自分が癌になった原因を推定した。その私が出した結論は、降圧剤での副作用、加齢による免疫力の低下、サラリーマン時代のストレスの後遺症、食事の偏り、添加物・油分の取り過ぎ、運動不足であった。癌は目に見える大きさになるのに10年はかかるという。だからその発症は10年以上も前である。

 それと同じ論法で、日本経済、大垣経済、医療問題、人生道の癌の原因を推定した。

 

人間を機械に置き直して考える

 私は元機械設計のエンジニアである。その立場で人間の体を機械に置き直して考えと、心臓は油圧ポンプ、血管は油を送る配管、筋肉とか脳細胞は、アクチュエータ(ピストン)に置き直すことが出来る。

 高血圧とは、その配管の内側に油の汚れのカスがたまり、詰まった状態になり、ポンプから送られた油がうまく末端のアクチュエータに送れないので、ポンプが油の送付圧力を上げて、必要な油がうまく流れるようにしていると同じである。人間の体も自律神経の作用で、血圧を上げている。必要だから血圧をあげているのだ。それを降圧剤で圧力を下げたら、肝心の器官に必要な血液が流れなくなってしまい、アクチュエータが作動不良を起こす。やるべきことは、配管内のカスを取り除くことであって、圧力を下げることではない。それを現代医学では、降圧剤しか処方しない。医師は患者が治ってもらっては困るようだ。儲かるのは製薬会社と医師である。

 日本で癌患者が急増しているのは、日本血圧学会がその基準値を変えて、降圧剤がもっと売れるようにしたためではないかと、私は疑っている。

 現在、日本の高血圧患者は4,000万人である。3人に一人が患者である。降圧剤市場だけでも1兆円を超える。美味しい利権の場なのだ。多くの医師や薬品メーカの人の生活がかかっているのだ。簡単に治ってもらっては困るのだ。

 ちなみに医療薬剤の市場は10兆円で、抗がん剤治療薬の市場は1兆2000億円である。多くの関係者の生活が懸かっている。増えることは有っても、減ることはない。

 

Photo_3      日本の国民医療費の推移 日本経済新聞2017年2月12日

医師の遍歴

 かかりつけの医師の治療を続けて、治るのか、である。高血圧は症状であり、病気ではない。20年ほど前から、私は人間ドックで高血圧と診断され、会社の産業医にかかり、今まで3名の医師、定年後は、街の医師3名にかかったが、誰も根本治療をしてくれず、どの医師も降圧剤の処方だけである。ある大垣の病院の初診では、「チョっと血圧が高いようだから、もう一種のお薬を追加して出しましょう」であった。私は、血圧を下げるために減量に取り組んでいる最中で、薬の量を減らしたいとその病院に行ったのに、である。私は即、その病院を去った。その後、消化器内科と循環器系の専門医にかかったが、何方の病院も降圧剤の処方以外は何もしてくれない。

 日本の循環器系の医師は全員が結託して、降圧剤治療しかしないのか、とさえ思った。

 

週刊現代の記事

 今まで服用していた降圧剤アムロジンの副作用を週刊誌で読んで、自分で医師に申し出て、薬を変えてもらった。なぜ患者がそこまで考えなければならないのか、疑問には思った。その時点では、その降圧剤が癌の原因になることまで頭が回らなかったのが悔いである。当時は、高血圧で眼の病気、脳溢血、心筋梗塞が心配され、癌の原因となることまでは考えられなかった。

 週刊現代「健康診断&人間ドック 不都合な真実」(2014年5月24日号)の記事では「医師の言いなりになっていたら、死ぬ」とまで言っているが、同感である。医師は飲まなくてもいい薬まで、金儲けで飲ませるのだ。

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 週刊現代「健康診断&人間ドック 不都合な真実」2014年5月24日号より

 

真島消化器クリニックの治療

 これに正解を与えてくれたのが、真島消化器クリニック(久留米)の真島康雄先生であった。真島先生は高血圧の原因を血管内に溜まったプラークだとして、そのプラークの厚みを測定し、治療として食事療法の指導をされた。2年半の食事療法の結果、そのプラークは半減し、高血圧は治った。脳梗塞、心筋梗塞の危険性は激減した。すこしこの治療を始めるのが遅く、癌を発病してしまったが、手遅れにはならず、神仏に感謝である。

 このクリニックは、私がネットで高血圧の真因を探していて、見つけた病院である。予約制で半年待ちの状態であった。国内の全国各地から、海外からも診察に訪れる人が多いそうだ。

 真島消化器クリニックHP http://majimaclinic22.webmedipr.jp/

 

目の病気も完治

 私は網膜静脈閉塞症にもかかり治療を受けた。大学病院まで行って治療を受けたが、しかしそれは対処療養であた。その原因を血管内のプラークと推定して、真島康雄院長の処方の食事療法で血圧を正常値に戻すと、網膜静脈閉塞症も治ってきた。

 

発癌の推定

 私が長年服用していた降圧剤は、発癌の遠因ともなっていたと推定される。降圧剤で血圧が下がれば、制癌作用のある白血球が毛細血管の末端まで届かなくなる。そのため免疫力が低下して、発がんの恐れがある。血液が末端まで流れないと、白内障、網膜静脈閉塞症にも罹りやすくなる。加齢現象で、65歳を超えると、免疫力が急に低下して、発がんの確率が上がってくる。私はすっかり油断していた。こういう事実は、己の身を守るために知らなければならない。これが、私が癌になった原因の一因と推定した。

 また癌細胞は糖分が大好物である。私は辛党ではなく、甘いものに目が無かった。それも癌を患った原因の一つであろう。今は月に一度だけは和菓子を食べることを自分に許して、基本的に甘い物を我慢している。

 病気は、真因を突き止めて、元を断たねばダメなのだ。降圧剤は対処療法である。

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     年齢ごとの癌発生率

 https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

 最新がん統計 更新・確認日:2019年01月21日

 © 2018 国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センターより

 

2019-06-30   久志能幾研究所通信 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。