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2019年8月13日 (火)

未来計画-5 大垣の運命を変える(1/3)

 大垣と言う市も一つの人格である。大垣を良くしようとするなら、大垣の人、モノ、カネ、時間、情報、場、方法の全てを変えればよい。

 大垣市の未来計画では、この5W2Hに焦点を当てた未来計画を創るべきである。

 ところが小川敏市長は、大垣市の運命を地獄に落とすような政策を計画・実行した。「大垣中心街活性化計画」もひどかったが、2018年に大垣市が発表した「大垣未来計画」もひどい出来である。お役所仕事の形だけの未来計画書である。これでは、大垣市はますます没落である。これは小川敏市長の負の遺産である。

 

 大垣を指揮するのは、現代なら大垣市長である。大垣市は小川敏氏が市長になって、地価を半分にする没落政策を施行した。福岡市は高島氏が市長になって大飛躍をする仕掛けをした。同じ市長職であるが、人によってこれだけの大違いがある。

 一国は一人によって興り、一人によって亡ぶ。一国に限らない。会社も家庭も大垣市も同じである。その興亡の要となるのが、「徳」と先見の明である。小川敏氏には徳も先見の明も経済能力も政治力もない。こもままでは大垣市の運は尽きる。次の新市長に期待するしかない。

 

小原鉄心の決断

 1868年、大垣藩は小原鉄心という藩老(家老相当職・いうなれば大垣市長)という人材を得て、幕末の滅亡から免れた。大垣藩は「蛤御門の変」(1864年)の時、幕府軍の参加5藩の一つで小原鉄心が大垣藩の指揮官であった。1868年1月の鳥羽伏見の戦いでは、大垣藩は幕府軍に従って出陣して、淀への先鋒を務めた。大垣軍は新政府軍と戦ったので、政府軍から朝敵に指定された(藩主の入京禁止)。それで小原鉄心が世の流れを見定め、藩内の佐幕派を説得して、藩論を尊王派で統一して、新政府に恭順の意を表した。それがギリギリ間に合い、大垣藩は幕末の動乱を生き延びることが出来た。そのため、戊辰戦争ではその忠義を試され、大垣藩の若い藩士は戊辰戦争で、会津藩との戦いの最前線で戦わされ、多くの血が流れた。

 小原鉄心がいなければ、大垣藩は、新政府に逆らう佐幕派の見せしめとして会津藩のように全土焼き討ちの目にあっていたはずだ。会津藩があれだけの惨状になったのは、新政府軍が見せしめの生贄にした為である。大垣藩がそうならなかったことは小原鉄心の決断のお陰である。なにせ蛤御門の変では、大垣藩は、長州藩を打ち負かしたのだ。長州藩にとって、大垣藩は会津藩と並んで恨み骨髄の藩なのだ。その仕返しを狙っていたはずだ。

 大垣市民は、もっと小原鉄心のことを知り、鉄心に感謝をすべきである。恥ずかしながら、私もこれの詳細を知ったのは、清水進先生の講演会「戊辰戦争と大垣藩」(2017/11/11)を聞いてからである。

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2img_5850s   前市長 小倉満書の戊辰戦争の顕彰の碑 大垣城内

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 会津にある大垣藩士の墓

 

 参考記事 2017年6月22日 久志能幾研究所通信

 「戊辰の役顕彰碑と祖母の悲哀に合掌す」

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2017/06/post-19c5.html

 

「恐ろしい大垣都市伝説(2/7)戊辰戦争 」- 久志能幾研究所通信

yukioodaii.blog.enjoy.jp/blog/2018/07/24-64e8.html

小川敏市長によるリニア景気戦争の敗戦

 現在、大垣市は小川敏氏が市長になって無為無策で、大垣市の平均地価が半分になった。いうなれば小川敏大災害で、大垣全戸を半壊させたと同じなのだ。

 現在、少子高齢化、東京一極集中化、リニア開通、車の自動運転化で環境激変、AI化で働き方激変、中韓との経済戦争で経済激変と時代は激動の時を迎えている。明治維新より激しい変化の時代である。小川敏市長は、そのかじ取りが出来ず、大垣市の地価は半分になった。

 

 昔の秀才は、答えのある問題だけを丸暗記すれば、有名大学に入れた。しかし、今は昔の秀才が対応できる時代ではない。昔の秀才名馬も老いれば騾馬に負ける。その明白な事例が大垣市のこの18年間の小川敏愚政である。小川敏市政の無為無策で、大垣市は没落し、地価が半額になった。戊辰戦争で、会津藩が壊滅状態になったと同じようなものである。平成末期のリニア景気戦争で、戦勝市の地価は高騰し、敗戦市の大垣市は地価が暴落した。

 

小川敏市長の責任問題

 責任者は、やったことは当然だが、やるべきことをやらなかったことにも責任が問われる。小川敏市長はやるべきことを、「節約」と称してやらなかった。大罪である。これが「西濃海戦」という戦艦同市の戦いなら、相手に撃沈される大敗戦である。

 

モノ

 モノには魂が籠っている。それを大事にしないとしっぺ返しを受ける。元気ハツラツ市で、露店商が跋扈している。路面に置かれた激安の商品を買うとは、そんな「激安品しか買えない貧乏な大垣市民」と市外の商売人からみなされていることだ。自分自身も「私は貧乏だから、露店の安いモノしか買えない身分」と自分で自分を卑下している。激安で買った品物を、普通の人は大事にしない。それではモノの魂に、仕返しをされる。ますます貧乏神の考えに取りつかれて、さらに貧乏になっていく。

 駅前商店街は小川敏市長の10年間も続く「元気ハツラツ市」の愚策の為、61%がシャッターを降ろすという壊滅状態になった。だからいいものを買うにもお店がなくなった。同時に美味いものを食べる店も無くなった。みんな名古屋に買い物や食事に行ってしまう。ますます大垣は寂れる。悪魔のサイクルである。

 これでは大垣市は豊かになれない。小川敏市長が、大垣市民を貧乏になる地獄のスパイラルの仕掛けをした。

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Dsc06549s  路上販売店 大垣・元気ハツラツ市で 2019年7月7日

 元気ハツラツ市出店者(路上販売)を大垣市商店街振興組合連合会の「元気ハツラツ市」(実質的に大垣市運営)で許可するのは大垣の恥である。止めるべきだ。

 洗練された街の銀座でも名古屋の繁華街でも、不潔な路上販売などは許可されていない。大垣市でそれが許可されるのは、大垣がそういうレベルだと自ら見下しているためである。これでは大垣市は、アジアの発展途上国並みである。発展途上国の将軍様が威張り、露天商が繁盛すれば、大垣市は益々没落していく。

お願い : 本ブログは「大垣を良くする階」か「久志能幾(くじのき)」で検索できます。友人にこのブログを広めて、「大垣を良くする活動」を支援してください。まず現状把握です。現状を知り問題意識を持たないと、大垣は良くはなりません。他市も同じ問題を抱えています。これは大垣だけの問題ではありません。大垣を良くすれば日本が再生します。

2019-08-13   久志能幾研究所通信No.1294 小田泰仙

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