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2024年3月17日 (日)

赤十字、蛇の生殺し民は貧乏に、皇后陛下は飛龍に

 

大垣市での赤十字社の社費集金業務

 日本赤十字社の社費500円の領収書は、大垣市の職員が一軒ずつ名前入りの領収書を作成して、台帳に登録している。大垣市の世帯数は約7万世帯である。その一軒一軒の領収書を大垣市役所の職員が管理して発行している。官僚組織の無駄の最たるものだ。その分、無駄な人件費がかかり、市民税が高くなり、住民サービスは低下し、市民は貧乏になる。

 一軒の管理費用を年間100円とすると、大垣市だけで年間700万円の無駄づかいである。日本国益の損害である。日本全体の額を考えると、単純計算で約54億円の損害である。

 5419万世帯✖100円=54億円  (2023年の日本の世帯数)

 

 春になると500円の日本赤十字社社費の納入命令書が全自治会に届く。町民も自治会の班長が集金に回ってくるので、世間体の手前、出さないわけにはいかない。それを自治会役員が集金し、お役所に年貢として持参させられる(交通費は自費)。お上から、その自治会の世帯主名の入った領収書が人数分だけ下げ渡される。

 それを自治会役員が恭しく受け取り、持って帰り、町内の班長さんが各世帯に配って歩く。奥さんはその領収書を一瞥し、それは何の利用価値もないのでそのまま捨てる。旦那はそんな無駄なことが行われているとは露知らず。知らぬが佛どころか、知らぬが地獄である。

 

 日本赤十字社の社費集金の業務には、大垣市の役人の1人分の給与が無断で使われている。それが日本中で大事な時間とカネが無駄に流れている。資源のない日本では、人的資源が大事である。それが無為に使われている。だから失われた30年が生じた。

 

 私の町内では、一軒一軒の領収書発行を辞退して、町内で一括の領収書としている。その分、大垣市の税収からの人件費、工数の負担が減る。

 

 現在は、日本赤十字社の業務では、大垣市の税金を使って、付加価値の非常に低い作業をしている。福祉の税金で、その分を一括処理すれば、もっと豊かな社会を作れる。日本赤十字社の制度は疲労破壊している。それは日本の発展を阻害する仕組みの一つであり、日本政府の金集めの象徴でもある。

 

赤十字社の使命

 本来、赤十字社の仕事は国としてやるべきことだ。ナイチンゲールが赤十字社を立ち上げたのは、列強諸国が植民地獲得戦争、戦争の勃発でどこに属さない機関が必要として立ち上げた。

 しかし時代は変わった。今は国際連合もある時代だ。日本は平和国家として、日本政府の一部署がその役割を果たせばよい。そうすれば余分な日本赤十字社社費を集める必要もない。組織がダブっている。その無駄な分だけ、福祉に金が回らない。止められないのは利権を手放したくないだけが理由だ。

 

 やるべきは戦争や災害時の支援ではなく、戦争の起こらない体制作り、災害時の支援体制の強化である。起きてからの支援ではない。それは対処療法である。対処療法なら愚か者でもできる。そうならないような体制作りが必要である。それをすると、役人は裏金が作れないし、自分達の利権の拡大ができないので、やる気がないのだ。

 

ナイチンゲールが草葉の陰で泣いている

 日本赤十字社は箔付で、皇室を最大限に利用しているが、その一員が国民を敵視し、皇室離脱後に、後ろ足で泥を掛けるが如く米国に逃亡した。一般人となった人を国民の血税を使って支援をしているのが皇室である。さる方は金いが荒く、姑の嫁いびりで、嫁を精神崩壊寸前まで追い詰めていた。そんなさる方が日本赤十字社の関係者では、赤十字社の博愛精神を象徴するブラックジョークである。ナイチンゲールが草葉の陰で泣いている。

日本衰退の象徴 

 汚役人の悪行と誤政策の集大成の結果として日本の医療費が国の予算の半分以上を占める状態に陥っている。43兆円が医療費に使われている。まだ年々増加の一途である。国の予算は112兆円である。国債発行額は157兆円である。実質の国家予算は80兆円から100兆円である。要は、国家予算の半分が医療費に使われている。超異常状態だ。国の政策ミスで病人は増える一方である。

 1968年を1とすると、ガンは5.7倍に増えた。糖尿病は4.8 倍に増えた。脳血管疾患は4.1倍に増えた。虚血性心疾患は3.6倍、高血圧症は2.4倍に増えた。認知症も増えた。アレルギー性も増えた。医療費は4倍に増えたにのに、患者は激増である。何かおかしい。

 汚役人はそれの真の対策も打たず、対処療法しかやらない。その対処療法は儲かるので、それで裏金を捻出している。それで組織拡充、天下り先確保と増税にご熱心である。国会議員は裏金作りで余念がない。だから日本経済は衰退の一途なのだ。

 政府の未必の故意の政策で国民が病気になり、貧しくなったら、日本赤十字社が温かく看護しますよ、である。日本政府が防災費を削減したので、それで災害被害が拡大したら、日本赤十字社が義援金を集めて援助しますよ、という体制なのだ。ブラックジョークである。

 政府がやるべきは、国民が病気にならない真の予防対策、国土強靭化政策の実行である。義援金に頼らなくてもよい支援体制の整備である。

 

 日本赤十字社の社費500円は、たかが500円、されど500円で、国民から観えないように税金を集める手段の象徴である。役人は狡猾なのだ。

 50年前はだれも給与の安い役人になりたがらなかったが、今や就活では、高収入、リストラ無きお役人が大人気である。お役人は50年かけて、寄付、社費、会費等の錬金術を駆使して、なおかつお手盛りで給与を上げ、成果を上げた。大垣の役人の年収は、市民のそれの2倍である。

 大垣市地方公務員の平均年収 670.3万円  (2022年)

 大垣市民の平均所得     323.1万円  (総務省2018年統計)

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 市民が声を上げて、見えない税金に対して問題提起しないといけない。そうでないと日本は地盤沈下の一途である。我々の給与はこの30年間、まったく上がらない。それなのに年金額は下げられ、行政サービスは低下し、増税の一途である。

 大垣市ではこの10年で、ゴミ量が3割も減っているのに、「ゴミ量が増えた」と大嘘を言って、ゴミ袋有料化を強行した。各家庭当たり、年間5千円以上の実質の増税である。

 それに黙っている市民も悪い。もっと声を上げよう。

 自民党の腐敗ぶり、役人の堕落ぶりを見ても、日本の旧来の仕組みの再構築が必要な時期が来たようだ。それを日本赤十字社の有様が啓示してくれたようだ。

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希望

 今年は辰年である。変革の年である。蛇が変身して龍になる。日本も目覚めて龍に変身して、飛躍の年になると願いたい。私が出会った出来事は、その飛躍の兆だと思う。日本は眠れる龍なのだ。長い暗い30年であったが、目を覚せば日本は飛龍となれる。

 日本赤十字社の名誉総裁も現皇后陛下に変り、大飛躍の兆である。

 日本社会の縮図のようなこうしつで30年間も続いたドロドロした泥沼のような中で、ずっといじめに耐えてきた龍が、蓮の花のように美しく咲いて、飛龍のように飛躍する。今年はそんな年であると確信した。

 

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 「箱入り龍」になる前の「自由奔放な龍」   中島法晃画

 才能ある美龍は、こうしつ泥沼に入り、人格否定のいじめにあった。

 それは飛龍になるための試練であった。

 極楽に行くためは、泥沼の試練を経ねばならぬ。

 平民の龍は、手の指は3本である。

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    ガラスケース内「 箱入り龍?」に変身して、飛龍となる。

 まるで現皇后陛下を象徴しているようだ。

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  昇龍  樋口ナオミ 画

  そして飛龍は昇竜に出世する。

  皇帝を象徴する龍の手は、5本指である。

 

 

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2024-03-17  久志能幾研究所通信 2845号  小田泰仙

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