大垣の没落原因、無三鮮無飲食、公金横領?
三鮮とは生鮮食品の野菜、海鮮食品、生鮮果物である。大垣駅前商店街には、この三鮮を売る店が無くなってしまった。また少し休もうと店を探しても、しゃれた喫茶店も飲食店も無くなってしまっている。
お笑いとして、大垣駅前商店街には「お足(靴)」を売る店も無くなった。
こんな大垣に誰がした?
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買い物難民
大垣駅前商店街はこの20年間で60%の店がシャッターを下ろした。現在は当時の20%の店しか残っていない。今では商店街の形態を為していない。1.5 キロ長もある大垣駅前商店街でありながら、コンビニ店、書店が一軒もない。以前は書店が3軒もあったのに。書店がないとは文化の過疎地である。私が学生時代は、書店に行くために何度も大垣駅前商店街に通ったのに、今の姿には愕然とする。
なにせ無三鮮無飲食では、誰も大垣駅前商店街に買い物には行かない。行きたくても行けない。だから大垣中心地では、買い物難民が溢れている。足のない老人が増えているからだ。大垣駅前商店街は、商店街の基本構成が崩れているから買い物ができないのだ。自動車で言えば、タイヤもエンジンもない車である。
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戦犯
人は楽しくない所には絶対に行かない。まして買い物も飲食もできない街に誰が行くものか。人が歩いていない寂しい街などに行きたくない。だってワクワクしないからだ。だから大垣駅前商店街はこの20年で幽霊通りになった。大垣駅前商店街組合は商売の原則が分かっていない。大垣市の担当部門の同じだ。特に大垣市の担当部門はヒラメとなって自分の保身に汲々していた。それが大垣駅前商店街を滅ぼした戦犯たちである。
その理事長が自分の店を大垣駅前商店街に持っていなかった。理事長は利権だけを追求してその座にしがみついていた。理事長を決めるのは、密室の幹事会である。密室で決まるから、組合員には関与もできないし、理事長を辞めさせる手段もない。だから役員達はやりたい放題で、会計報告もない。大垣市からの補助金(約1億円=年間1000万円×10年)の使用用途も不明である。脱税、汚職、公金横領の疑いが濃厚である。
大垣駅前商店街組合総会時、ある女将さんがその件で質問したら、後で事務所に引きずり込まれて叱られたそうだ。「そんなことを皆の前で質問してはいけない」と。
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刑法の定め
補助金適正化法第30条第十一条の規定に違反して補助金等の他の用途への使用又は間接補助金等の他の用途への使用をした者は、三年以下の懲役若しくは五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。
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市功労賞
大垣市は、その理事長に平成31年4月1日のエイプリルフールの日に、大垣商店街の没落に大きな功績があったと市功労賞を贈ったのはブラックジョークであった。この20年間で60%の店がシャッターを下ろした原因を作った戦犯にである。それこそ大垣政治の腐敗の象徴であった。大垣市は賞を出して恰好を付ければよいだけだ。その理事長にとっても、大垣市行政にとっても、商店街のお店の繁盛などは知ったことではないのだ。だから大垣市は没落した。大垣行政の指導も癒着三昧でデタラメであった。商店街が消えても、役人の給与は変わらないからだ。
それに声を上げなかった議員たちにも、市民にも責任がある。
補助金を使ってでもして、その基本のお店の誘致や引き留めをすべきであった。平目の役人は自分の保身と利権で全く逆の行政をした。その結果が、現在の幽霊通りである。現実が正しい結果を表している。
美人コンテスト
大垣駅前商店街は大垣の顔である。美人コンテストでも顔の魅力度が勝負である。大垣市の公示地価は駅前の繁盛ぶりで、全体の公示地価が決まる。それがなっていないので、大垣市の公示地価はこの20年で半値以下に暴落した。名古屋市の近隣の都市はリニア景気で地価が爆上げしている。大垣はそのリニア景気の蚊帳の外である。全て行政の指導のお粗末さである。20年間の無為無策の独裁政治が続いた結果である。独裁政治の陰には必ず汚職がある。
政治の世界も生鮮食品が無くなり腐敗食品ばかりだと、その街は腐敗し、没落する。我々に出来ることは、腐敗していない正しい議員、市長を選ぶことだけだ。声をあげることだ。議会でもこの件を問題視した議員はいない。みんな利権にまみれた議員ばかりである。その一例がごみ袋有料化のごり押しである。
今まで通りの古い体質の議員や市長を選べば、今まで通りの衰退を招く政治となる。大垣をよくするためには変革が必要だ。
広報おおがき 平成31年3月15日号
2023-05-19 久志能幾研究所通信 2688号 小田泰仙
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