大垣市長、1億円のサプリメントに大散財
小川敏市政は、大垣駅前商店街を活性化する目的で、2011年から「元気ハツラツ市」を強行している。毎月、9年間も継続して、総額1億円も費やしているのに、全くその効果が出ていない。それどころかそれが原因で、益々大垣駅前商店街を衰退させていった。その様は、まるで病気を治そうと高額のサプリメントを使い、その副作用で苦しむが如くである。まともな神経なら、効果がなく副作用があることが分かれば、すぐ軌道修正をするのだが、小川敏市政は、その間違いを認めようとしない。まるで何かに取りつかれたダダをこねる幼児のようである。
精神が幼児のようだから、使った1億円の会計報告をしようとは思わないようだ。小川敏市長にとって行政の予算の使用用途は、マル秘扱いが常識なのだ。この9年間、元気ハツラツ市の会計報告は一度もナイ。社会人として、まともではない。それがどれだけ異常かを認識できないほど、常軌を逸している。
私のサプリメント経験
私もガンの再発防止で、サプリメントを使って、この9月に肝機能の低下という苦い副作用を経験して、サプリメントの使用をやめた。普通の神経なら、その異変に気が付くのだ。
元気ハツラツ市は「効かないサプリメント」で、副作用大
元気ハツラツ市の開催は、大垣駅前商店街という、いわば大垣市経済の肝臓部を傷めたのだ。肝臓が悲鳴を上げたのだ。元気ハツラツ市を開催すると、常連客が来なくなる、売上が下がる、露店で出店する市外業者が利益を奪う、車が商店街に入れない、キモイ連中がのさばる、シャッターを下ろす店が激増した等の被害を大垣駅前商店街に与えた。商店主の多くが、元気ハツラツ市の中止の声を上げたが無視された。この9年間、元気ハツラツ市は愚直に痴呆的に強行され、実施され続けた。
大垣の悲劇
そして悲劇が大垣市を襲った。大垣市が没落したのだ。象徴的な事象として、大垣市の平均地価が半値以下に暴落した。他市は名古屋のリニア景気で地価が上昇している市も多い。しかし大垣駅前商店街の81%が閉店した。児童生徒一人当たりの教育費が県下最低に暴落した。それでも精神が幼い大垣市の指導者は気が付かない。小川敏市長は、市制100周年記念行事で3億5千万円を無駄遣いして、白いオープンカーで大垣市内をパレードして悦に入っている。だれも止められないので、裸の王様である。
小倉利之理事長は元気ハツラツ市の実行中心人物
小川敏市長の手下である大垣商店街連合組合の小倉理事長は、小川敏市長の意向を愚直に継続した。大垣商店街がいくら衰退しても、小倉理事長は大垣駅前商店街にお店を持たないので、その痛みは感じない。お店の売り上げ減少など、知ったことではないのだ。小川敏市長は、愚直に大垣市のいう事をロボットのように聞いてきた小倉利之氏に「市功労章」を贈った。大垣市を没落させた中心人物に、市民税を使って褒賞するのは税金の無駄遣いである。私が民主党の仕分け責任者なら、真っ先に仕分け対象である。
小倉利之氏の表彰理由
市功労章の表彰理由が「大垣市商店街振興組合連合会理事長として、商店街の振興に寄与するとともに、中心市街地の活性化に貢献」とある。この2年間だけでさえ、大垣駅前商店街の48軒のお店(全体の20%)がシャッターを下ろした。大垣市商店街組合連合会の責任者として、大垣市商店街を衰退させ、地獄に突き落とす手先として働いて、それでなんで「市功労章」なのだ。市民税を納める市民として怒りが起こる。他市に対して、大垣の恥として恥ずかしい。
その理事長職の座も特定の人間だけの密室政治で決められ、誰も関与も辞めさせることが出来ない。彼も75歳位で、高齢なのに、ずっと理事長の座にしがみ付いている。きっと美味しいものが多くあるのだろう。
(№ いやなし)
小川敏市長の18年間の市政の挙句、
平均地価が 50.2% 暴落した。(2018年現在で)
人口密度が 58.3% 減った。(2018年現在で)
小売商店数は 46.7% も激減した。(2018年推定)
小売商店数は 35.7% も減った。(2014年現在で)
小売商店従業員は 39.8% が消えた。(2018年推定)
小売商店従業員は 30.4% が消えた。(2014年現在で)
教育・学習支援の従業員の 58.8% が消えた。(8年間で)
小売業商品販売額が 21.7% 減った。(2018年推定)
小売業商品販売額が 16.6% 減った。(2014年現在で)
(2018年の値は回帰分析での推定値)
(以上は2001年~2014年 大垣商工会議所のデータ)
地価は、大垣市の公示地価・基準地価マップ・坪単価 - 土地代データより
https://tochidai.info/gifu/ogaki/
. 以上は2001年から2014年(平成26年)までの統計値で、平成30年度の統計資料がまだ発表されていない。平成30年度は、回帰分析の推定値である。平成30年度の統計値では、もっとひどい状況だと推定される。
添付資料 大垣市経済推移20190821.jpgをダウンロード
下記は2017年現在での値
(2019年の公式データはまだ未発表)
駅前商店街のお店数 560店 → 361店 36%減
駅前商店街の従業員数 2,440人 → 1,901人 23%減
駅前商店街の売上 34,656 → 18,048千円 48%減
駅前商店街の売場面積 59,108 → 37,819 36%減
空き店舗数 44 → 36店(嘘)
「かくれ空き店舗」が集計に入っていない。
2017年現在、シャッターを下ろしたお店61%
2019年現在、シャッターを下ろしたお店81%
市民の買い物調査では、中心地に買い物に行く頻度が増加したのは36.5%である。つまり残り63.5%は、中心部に買い物に行かなくなった。(「大垣市中心街活性化計画」p17~19、36)
馬場恵峰書「佐藤一斎「言志四録」五十一選訓集」 久志能幾研究所刊より
2019-09-17 久志能幾研究所通信No.1340 小田泰仙
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