大垣祭り 鯰軕(魚屋町)
この軕は、別名、道外坊軕とよばれており、1648年に造られた。からくり芸は、赤い頭巾を冠り、金色の瓢箪を振りかざした老人が、鐘と太鼓の賑やかなお囃子につられて、水上で踊り狂う大鯰を抑えようとするもので、面白い。
これは、室町時代の高僧が「泥水の中に住むヌルヌルしたウロコのない鯰を底の低い丸い瓢箪で押えることができるか」と問い、この問題を画僧の如拙が絵に描いたのが国宝「瓢鮎図」で、これをもとにして造られたのが、鯰軕の鯰押えである。郷土玩具に鯰山車の芸を模した「鯰押え」がある。
水引幕の正面は「有慮十二証」(古代天子の衣装模様)・側面に「阿吽の双竜」を描き、屋形には瓢鮎図と禅問の彫刻を見る。
大垣市のHPより
下記写真は2011年から2019年までの撮影分
奉芸が終わって、八幡神宮様に一礼
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2023-05-15久志能幾研究所通信 2687号 小田泰仙
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