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2018年5月 7日 (月)

アンパンマンに頭が上がらない大垣市長

 2018年5月6日、大垣元気ハツラツ市が開催され、調査に赴いた。そこで、大垣市長の役目とは何か、市長の使命とは何かを考える機会を得た。

 大垣ハツラツの当初の目的の撮影も終わり、途中で喫茶店に寄ったおり、落とし物に気が付いて、再度、元気ハツラツ市の中央の新大橋に出かけたら、黒塗りの公用車が目の前に止まって、大垣市長が降りてきた。見ると行き先は、元気ハツラツ市のメイン会場でのアンパンマンショーである。

 大垣市の平成30年度予算額は、1,563 億9,600 万円である。大垣市長は、一時間1,785,342円、一分間297,557円の経費が流れて去っていく大垣市行政の執行に責任がある。それをアンパンマンにうつつを抜かし、あろうことか公衆の面前でスマホをいじっていた。

 

大垣市長にやって欲しいこと

 そんな時間があれば、大垣市の未来を考えることに時間を使って欲しい。衰退しつつある目の前の現実を直視して欲しい。直視すべきは、スマホの画面ではない。見るべきものを間違えている。市長が参加すべきは、アンパンマンショーではない。そんなのは、委員長か副市長の部下に任せればよいのだ。そうしないから、大垣市は衰退している。大垣市の興亡は全て組織の長、つまり大垣市長の双肩にかかっている。

 

大垣市長の使命

 大垣市長の使命は、大垣市民の幸せと生活の安全の確保、大垣市の発展のための政策を施し、大垣市の百年の計を立てる事である。そのために、何をやって、何をやらないかの戦略を練るのが仕事である。戦略とは、戦いを略すること。全てに手を出していては、戦いに勝てない。アンパンマンショーへの参加は、略すべき行事である。その軽重を考えられないのでは、リーダーとしての市長の資格がない。

 

金の義理のための裏事情

 アクアウォークのアピタ大垣より、アンパンマンショーの公演費用を半額で提供するとの話が大垣市にあったそうだ。元気ハツラツ市のチラシのトップに、「アンパンマンショー」は「アクアウォーク大垣共催イベント」として掲載されている。その義理立てで、大垣市長がアンパンマンショーに嫌々「ご臨席」されたようだ。本心では、子供相手のショーなど見たくもないだろう。私でも時間を取ってまでしては見たくもない。それ故、大垣市長は、暇を持て余してスマホをいじっていたのだろう。つまり大垣市長はアンパンマンに頭が上がらなかったのだ。ショーが終わったら、大垣市長は現金なもので、挨拶をするでもなく、あっという間に消えた。いつもなら滔々と演説をぶつ大垣市長であるのに。このアンパンマンショーは「大垣市政100周年記念事業」の一つなのに、だ。せめて子供たちがアンパンマンと握手する姿を見てあげて欲しかった。見て上げるのも教育である。

05dsc01626  5月6日12:16 大垣市長のご臨席 

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 5月6日12:18 スマホ

07dsc01641  5月6日12:19   市長の体の姿勢が、嫌々であることを示している。

08dsc01643 5月6日12:20   市長に媚びを売るアンパンマン。

 子供たちの夢を壊している。

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 アンパンマンと握手するために並ぶ子供達

 大垣市長はいつの間にか姿を消している

大垣市長の薄情さ

 大垣市長は12時前に会場に到着した。それよりほんの少し早く来て、その前の出し物の大垣西高校の若人の和太鼓演奏や吹奏楽部演奏を聴いてあげれば、大垣の未来を背負う若者への励ましになったのだ。吹奏楽部の代表が挨拶で、「今回の演奏で、学校最後の舞台を飾れた」と涙ぐんで挨拶をしていた。それを聞いていたので、市長の振舞いを情けなく思った「徳不孤 必有隣(論語) 徳は孤ならず 必ず隣有り」の正反対を大垣市長は実行している。大垣市民として恥ずかしい。政治に、人情がなければ、血の通った政治はできない。政治家大野伴睦氏は、「政治は義理と人情だ」と明言した。大垣市長は、金の義理しか果たさない人である。政治家として失格である。

01dsc01573  5月6日10:43 大垣西高校の吹奏部演奏

02dsc01606  5月6日11:32 大垣西高校の和太鼓演奏 

「アンパンマンショー」が100周年記念事業?

 「アンパンマンショー」を元気ハツラツ市で開催しても、大垣市は少しも活性化しない。まず元気ハツラツ市が大垣衰退の元凶なのだ。それさえ分からない大垣市長である。そのアンパンマンショーが「大垣市政100周年記念事業」の一つである元気ハツラツ市のトップイベントとして扱われている。子供相手のこのショーをトップ記念行事とする扱いには、大垣市民として恥ずかしい。

 

正義の味方は誰?

 原作者のやなせたかし氏は、アンパンマンを「正義」というテーマで創作した。氏は端的に「『正義の味方』だったら、まず、食べさせること、飢えを助ける。」と述べている。大垣市長が正義の味方に肩を持つなら、大垣駅前商店街が寂れて、商店主たちが食べられなくなっている現実を直視すべきである。元気ハツラツ市で、食べる金を稼いでいるのは、市外県外の露天商達である。大垣駅前商店街の商店主達は飢えている。廃業が続いている。今年は大垣駅前商店街組合の理事長のお店が閉店した。大垣市の商店街の状況を象徴している事象である。

 

公用車の運転手のお仕事

 アンパンマンショーの間、黒塗りの公用車の運転手も手持ちぶたさに、車の横に立って時間を潰していた。彼の人件費も市民の税金である。その後、彼は運転席で居眠りをしているようであった。当日はポカポカ陽気であった。

 仕事とは尊いものである。しかし、その尊い仕事を、投げやりにさせているのは、大垣市長の心がけの拙さである。市長を春の連休中に、付加価値の生まないアンパンマンショー視察のために送迎するのは、辛かろう。眠たくもなる。

 

公用車の異様さ

 その公用車の後部座席の窓を見て違和感を覚えた。濃いスモークフィルムが貼ってあって車内が全く見えないのだ。市長は公人である。何が後ろめたくて顔を隠してまでして、こそこそと市内を公用車で走り回っているのか。なぜ隠す必要があるのか。市長は、あちこちに顔を出して、顔を売っているのに、この公用車の後部窓の状態は異様である。天皇陛下の御料車には、スモークフィルムなど貼ってない。国民の父として振舞いをされていている陛下を見習ってほしい。大垣市長は、大垣市民の父も同然である。公用車の中で居眠りをしているのを見られたくないのかと勘ぐってしまう。移動中なら、居眠りしても何の問題もないではないか。

03dsc01616  5月6日11:53 大垣市長の公用車到着

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 5月6日12:18  大垣市長を待機中

どのイベントが一番重要なのか?

 テクニカルライティング的には、冒頭に記載する事項が一番重要なのだ。新聞でも、冒頭の記事が一番重要である。大垣西高校の若人の和太鼓演奏や吹奏楽部演奏などは、元気ハツラツ市のチラシの末尾に記載されているので、大垣市としては重要ではないとの意思表示である。こんな市長で、大垣の未来はどうなってしまうのか。心配で心配で、昼寝もできない。お蔭様で夜は熟睡している(?)。

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元気ハツラツ市の宴の陰で泣く

 元気ハツラツ市が開催されている大垣駅前通りは露店が開店して人出で賑わっているが、商店街のアーケード通路はシャッター通り化していて、中央の賑やかさとは対極で、人通りもまばらである。当日は、大垣市のやり方に反抗して店を閉めている店主も多い。誰かうまい汁でも吸っているのか?

 大垣市長は、役員に公用車からメインの中央舞台に案内されて、そのまま帰るので、この状況を見ないようにしている。見ざる聞かざる言わざる、である。

11dsc01598  5月6日11:25  

12dsc01602 5月6日11:24

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 5月6日11:28

 

2018-05-07

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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