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2018年5月16日 (水)

恵比須軕の歴史と伝説(3/4)

恵比須軕の保管

 宮町の軕収納庫には、猩々軕が保管されている。この保管庫は2軕の収納が可能な造りである。船町、伝馬町、岐阜町、宮町の4つの町は、4年ごとに当番が回ってくるので、それを想定した大きさの収納庫となっている。各町は、担当の軕の収納庫を持っている。今日の2018年5月13日の本楽は、雨であったので、宮町では、猩々軕の奉芸の披露をこの軕収納庫内で行った。

 昨年2017年5月15日の朝、何気なく伝馬町を車で走っていたら、お頭の無い恵比須軕が目に飛び込んできた。慌てて車を降りて撮影した。大垣に住んで、初めて見た光景である。聞けば、恵比寿様の御頭は地区の役員の家で大事に保管されているという。

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 昨年2017年5月15日朝 前夜の御頭渡しが終わった後、伝馬町の収納庫前に置かれた恵比寿軕。御頭は地区の役員の家で大事に保管されている。

42p1100475  宮町の収納庫

43p1050103 雨のためテントを張って展示 5月13日

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 2018年5月13日11:27  ちょうど奉芸の披露が終わった後

伝統を守る価値

 今年は、大垣まつりの本楽は雨で中止であったが、恵比須軕を含めて3軕だけは、ビニールを被って、市内を練り歩いたという。370年間、この「大垣祭の軕行事」を継続して守っている各町内の皆さんに頭が下がる。伝説は、地道に愚直に自分達の街の伝統を守ることで、生まれる。奇をてらったことをするわけではない。継続が難しいのだ。大垣の子供たちには良き誇るべき大垣の財産である。

 

後世の記録として

 私は大垣まつりの写真をこの8年間、毎年撮っているが、「お頭渡しの儀」の写真撮影が上手く撮れたのは、今回が初めてである。それでも写真の出来には、反省点が多い。私は公式のカメラマンではないので、制約が多く撮りたい写真が全ては撮れない。それでも市民の眼で伝統を記録に残したいと思う。何事も一朝一夕では成就しない。これから順次、他の12両の軕の詳細報告をします。私はこの行事の記録を文書と写真で後世に残していきたい。

 

2018-05-16

久志能幾研究所 小田泰仙  e-mail :  yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp

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