恵峰師のぼやき
世は見せる教育ばかりである。ガンガンと詰め込んでも限界がある。余裕をもって臨みたい。聞く教育がない。聞かせる教師がいない。聞こうとしない。それならば書いてみせようと恵峰は思う。(馬場恵峰師談)
学びとは、自分の手で、眼で、心眼で、足で観なければ身に付かない。体で痛みを感じる体験をしないと智慧はつかない。知識や情報は、本から得ることができても智慧がつかない。
小賢しい人間が知識、情報を集積して、原爆、水爆、サリン、ビットコイン、仮想空間の世界を作り出した。それを老子は「老子」18章で、「慧智出有二大偽一」(知恵出でて大偽あり)と達観した。その意味は「昔は、自然のままの生活で平和であったが、人間の知恵が進むにつれて素朴な心が失われ、人が踏むべき真の道は廃れて、不要の道徳が起こる。その結果、大きな人為的な偽りが行われるようになった」である。二千年前の言葉である。人は二千年前から進歩していない。
2018年4月20日、馬場恵峰先生宅で見つけた書です。即、入手しました。
2018-04-22
久志能幾研究所 小田泰仙 e-mail : yukio.oda.ii@go4.enjoy.ne.jp
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