i-修身 Feed

2021年7月26日 (月)

人生とお墓の耐震対策(2/2)

 

 人が暮らすとは、日の光(日)の上で過ごすこと。お墓とは、過ごす場面が「土」の上になる。「暮」らすと「墓」は漢字下部の「日」「土」の違いで、生死が違うだけある。両方とも同じ意味である。漢字はよくできている。お墓の耐震対策も人生の耐震対策も同じである。

 

人生経営の地震対策

 会社経営では、経済環境の激変で経営基盤が揺さぶられることが多々ある。それで倒産する場合は、トップと中間管理職と一般社員とが一体感がないため、事件という激震が襲った場合、会社全体が烏合の衆になり、会社が崩れて倒産に至る。トップから一般社員まで一体となって守りの体制で取り組めば、どんな衝撃でも耐えられるはずだ。

 

 自身の人間構造でも、頭と心と体が一体となり、困難に立向かえば、人生で崩れることはない。心と体がバラバラで、肝が据わっていないから、小さな事故ですぐ挫折する。要は人生の覚悟ができていないのだ。人間が出来ていないのだ。己の戒がないのだ。危機管理ができていないのだ。

 

人生の仕事

 人生で最大の仕事は人間になることである。人は動物で生まれて、最低でも人間にならねばならぬ。しかし人は動物で生まれて、人間にまで成長できず、金だけを握りしめ、餓鬼もまま死ぬ人がなんと多いことか。

 人間として最高の出世とは、生きたまま佛になることだ。その手順がお経「修証義」に書いてある。曹洞宗道元禅師著「修証義」第三章「授戒入位」には、お葬式の手順が書かれている。それは亡くなった人が、戒名を授かり、授戒して佛になるための手順である。佛になるためにやってはならないこと、やるべきことが書かれている。死んだ人にその手順を読経で教えている。生きている人は、それに沿い、佛になる修行(事前練習)をすることだ。

 その件は、馬場恵峰先生のふた七日の法要(2021年1月14日)で、鏡園寺の住職様がお勤めの読経をして、参列者に説法をされた。それで私はふた七日の法要に参加して、初めてその内容を知った。70迄生きてきて、毎日「修証義」を読経しているのに、今までそれを知らなかったのは情けない。人生知らないことばかりである。

Dsc09930s   馬場恵峰先生のふた七日の法要  鏡園寺の住職様     2021年1月14日

 

「修証義」第三章 授戒入位

  授戒入位とは、お葬式で、来世で佛として戒(戒名)を授かり(授戒)、佛としての位を授かる儀式である。

 来世で仏道を歩むための戒めの名前が戒名である。

 佛としての第一歩は、佛・法・僧の三宝に帰依しなさい、である。

 (馬場恵峰先生の雅号が、「三寶齋恵峰」である。三寶とはこの佛・法・僧である。これは原田観峰師の名命である。凄い名前だと思う。)

 次が摂律儀戒 一切の悪不善を行わない。

 摂善儀戒 すすんで一切の善行を行う。

 十重禁戒 重要な十種の最も重い戒。

 第一 不殺生戒 生きとし生けるものの生命を大事にしなければならぬ。

 第二 不倫盗戒 盗みや不正を行ってはならない。

 第三 不邪淫戒 夫婦の道を乱してはならない。

 第四 不妄語戒 うそ偽りを言ってはならない。

 第五 不酤酒戒 迷いの酒や思想に溺れてはならない。

 第六 不説過戒 他人の過ちを言いふらしてはならない。

 第七 不自讃毀他戒 己の自慢、人の悪口を言ってはならない。

 第八 不慳法財戒 物でも心でも与えることを惜しんではならない。

 第九 不慎恚戒 激しい怒りで自分を失ってはならない。

 第十 不謗三宝戒 佛陀の教えをそしってはないない。

  以上の戒を受けることが仏門に入ることである。衆生が仏戒を受ければ、諸仏の位に入る。

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人の道

 現世でこの戒を守れれば「生き佛」様である。そうなれば、どんな人生の大災害や激震が起きても、動ぜず倒れることはない。この内容は、どの宗教でも言っている当たり前の戒律ばかりである。この教えは、本来、人が守るべき指針である。多くの人がそれに反して、欲にまみれ、道を外して歩いている。人は人の道、佛の道を目指して修行をすべきなのだ。そうすれば人生のどんな試練にも耐えられる。

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馬場恵峰書    「修証義」第三章 授戒入位

 

2021-07-26   久志能幾研究所通信 2101  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年7月 5日 (月)

何のために生きているのか?

 

アインシュタインの言葉

 1922年、アインシュタインが来日して京都大学の学生たちと対談したとき、一人の学生が、「人間は何のために生きているのですか?」と質問した。

 アインシュタインはびっくりしたような顔をして、

「他人を喜ばせるためです。そんなこともわからないんですか」と答えた。

 

どうすれば人を喜ばせることが出来るか?

 仕事で人に喜んでもらうのが最高である。それを人に命令されてやっているだけなら、また生きる為だけなら、動物と同じ次元である。それは生きているのでなく、生きながらえていると同じだ。

 人を喜ばすために、どう人生経営をすればよいか? 人生経営は会社経営と同じである。人生経営では、会社経営と同じ手法で成果を出せばよい。会社経営で社長は楽である。なんとか潰れないようにつなげて、次に社長に社業を渡せばよいからだ。不祥事が起きても、引責辞任すれば済んでしまう。

 しかし人生経営では、バトンタッチする相手がいない。絶望したからと沖縄の海にドボンでは済まされない。それは貴方が勝手に自分の人生に絶望したのであって、貴方の人生は貴方に絶望はしない。あんたの人生の後ろには、貴方をこの世に遣わしたご先祖様たちがいるのだ。

 

第1事項 死の意識

 人生経営有限会社の社長として、心せねばならぬ第1事項は、人は必ず死ぬという哲理である。人生目標があれば、いつも日暮れて道遠し、である。目標に向かってひたすら歩むしかない。千里の道も一歩からである。それでも後ろからひたひたと死が追いかけてくる。

 会社経営で失敗すれば、会社人生の破綻である。しかし借金や倒産は、娑婆の些細な出来事だから大した話ではない。人の世界で起きたことは、人の世界で修復できる。またゼロからやり直せばよいのだ。

 人生での失敗は、3歩進んで3歩下ると同じだが、成果はゼロではない。経験という大きな財産が手に入ったのだ。それで目標に一歩近づいたのだ。

 エリートは失敗しないように、しないようにと物事を進めるから、老いてから大失敗をして人生を失うことが多い。挫折を知らないエリートは脆いのだ。それは死を意識せず安穏と生きてきたため、それで晩節を汚す。

 エリートや強欲の金持ちは、人生観、死生観のない人が多いようだ。人生観がないから、死を忘れ、使いきれないほどの金を溜め込み、権力にしがみ付き、もっとよい女が欲しいと人生驀進である。その先は死である。

 

第2事項 ご縁の取り扱い

人生経営で死は必然だから計画できる。だからこそ、一日一生として生きるべし。

人生は、机上の計画だけでは成立しない。人生一寸先は闇。計画された人生は、机上の空論になる場合が多い。人生経営では、ご縁こそが運命を左右する。だからこそ出会いを大事にすべきだ。

 縁ありて花開き 恩有りて 実を結ぶ

 

第3事項 強みは何か

 人生で成果を出すためには、自分の強みを知るべきだ。人は万能の神ではない。自分が人よりも優れた才能で勝負をすべきである。レッドオーシャンでは天才の戦場である。凡才が勝てるわけがない。凡才はブルーオーシャンで戦えばよい。

 

第4事項 顧客は誰か

 誰のためにやるのかを明確にする。人生経営で、最大の顧客は誰だ?

 最大の顧客とは自分自身である。それを「どうせ自分なんか」と思っていては、決して成果は上がらない。大義名分の立つ社会に役立つ事を目指せ。そうすれば五右衛門風呂の定理で、その恩恵が自分に回ってくる。

 

第5事項 人生の大事とは

 自分にとって「人生の大事」は何なのか。言い換えるとそれが「使命」である。

 人生のクライテリア(基準)を明確にすべきだ。それはテクニカルライティングの基本姿勢と同じ。何に基づいて人生を歩むのだ?

 それを枝葉末節の目的を追うから、人生経営で失敗をする。

 

 されば一生のうち、むねをあらましきから事の中に、いずれかまさるともよく思い比べて、第一の事を案じ定めて、其の外は思い捨てて一事にはげむべし。(徒然草188段-3)

 

第6事項 成果の指標

 成果は何によって計るのか

 「人を喜ばせる」が成果なら、その指標を考えて行動しよう。

 成果を数値目標に落とし込まないと、人生で曖昧さが出る。

 

第7事項 使える資源の活用

 自分が使える資源を明確にする。それを使って効率的に成果を出せ。猫の手、孫の手も借りよ。なにかようかい?と言ってきた妖怪の手さえも借りよ。全てご縁である。ワケあって出会ったご縁である。仏様の手配なのだ。

 

 ROA(総資産利益率)=(利益)÷総資産(負債+純資産)

 

 すべての資産は、他人から借りた資本(負債)と自分の資本(純資産、自己資本)に分けられる。総資産利益率(ROA)は、総資産(負債+純資産)に対する利益の割合である。ROAは総資産を使ってどれだけ利益を生み出したかを表す指標となっている。

 師から教えてもらったことは、人生経営の負債である。借金は返さねばならぬ。利子を付けて世の中に返すべきなのだ。

 株主の立場から見ると、総資本利益率が高い会社は「自分が投資したお金を使って効率よく稼いでいる会社」である判断される。逆に、総資本利益率が低い会社は「経営効率の悪い会社」である判断され、投資家からのお金も集まりにくい。

 「経営効率の悪い人生会社」では、自分人生有限会社の株主である仏様やご先祖様から、援助が受けにくい。目に見えない財産こそ、大事なのだ。

 

自己資本

 自分の資本とは、時間、人、能力、金(財産)である(人、モノ、カネ、時間、情報)。それは人が「誰に会い、何に金を使い、何に時間を投じたか」で、持てる人生資源の増減が決まる。それで投下資本が決まる。

 

時間という資源

 時間一つをとっても、健康に留意して長生きした人と、体力に任せて馬車馬のように驀進した人とは、使える残時間(生きる長さ)が違い、その成果が違う。体力に任せて馬車馬のように驀進しても、長くは続かない。死んでもいいから健康管理である。人生工場のフォークリフトは自分の体である。

 貝原益軒も言う「人の命は、もとより天にうけてうまれ付けたれども、養生よくすれば長し。養生せざれば短し。然れば長命ならむも、短命ならむも、我心のままなり」

P10700601s 馬場恵峰書

2021-07-05   久志能幾研究所通信 2080  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年7月 2日 (金)

脳という器の発達

 

 子供の脳は3歳までに65%、6歳までに80%が完成する。その間に親の教育(躾)ができていないと、動物同然の生き物に育つ。その昔、インドで狼に育てられた狼少女が発見されたが、程度問題の差で、同じである。躾がないと自制心も自立心もない。食べたいものは食べ放題、躾や清掃清潔等の価値観が形成されない。親は子供を人間に躾をする義務を持つ。躾をしない親は、子供の将来を抹殺していると同じで、殺人者である。Photo

 技術教育テキスト 2005年

 

エピソード

 2013年8月12日、大垣市文化センター内のレストランで食事をしていたら、真後ろの大きな体格の子供がイスをバタンと倒した。こちらに被害はないが、謝りもしないので、躾として注意をしたら、泣きながら、お祖母さんと思われる女性に抱きつきに行った。普通の口調で注意しただけだが、お祖母が子供をあやしながら「この子はこれでも小学2年生なのです。親が甘やかして叱らないから、いつもこんな風なんです」と申し訳なさそうに謝る。子供に謝るように諭すのだが、子供は泣いて祖母に抱きついているだけ。

 その子は小学6年生並みの体格で、肥満体である。外見から判断すると、甘いもの、清涼飲料水、ポテトチップス等のファーストフードを食べたいだけ食べているようである。頭は正直に小学2年生である。これではこの子の将来は終っている。これが現代の子供の姿なのだと愕然とした。この子達が成長して私の年金の基礎となる税金を納めるはず。それが危ない!

 

そんな子が成長すると

 最近もアピタ大垣店の生鮮食品売り場で、マスクをしているが、展示食品に顔を近づけ息を吹きかけるが如く、スマホで家族と相談しながら品定めをしている若い女性がいた。このコロナ禍の非常事態宣言下に非常識である。マスクをしても息の20%は漏れるのだ。思い余って注意をしたら、ぷいと横を向いて行ってしまった。それでも決してスマホの会話は止めなかった。この女は先の小学校2年生とオツムのレベルは変わらないと感じた。この女は、我が子にどんな躾をしていることやら。情けない日本になったものだ。すべて親の躾が悪いのが元凶だ。

 

日本の衰退の元凶

 日本は今、失われた30年でかっての経済大国が失意のどん底である。その不景気に中、うまい汁を吸って人生を謳歌している国賊者がいる。利己主義、拝金主義にまみれて野獣のような汚職、職権乱用、脱税、人権蹂躙、情報漏洩、危機管理無視で金を稼いでいる輩たちである。幼少の頃から利他の躾を受けなかったのだろう。弱肉強食の世界を親に躾けられたのだろう。それが今の日本の衰退の元凶である。

 

   『命の器で創る夢の道』 p172

 2021-07-02   久志能幾研究所通信 2077  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年6月14日 (月)

良く死ぬために、断縁捨利離業(4/7)

 

悪縁が人生を狂わせる

 朱に交われば赤くなる。悪縁を断つべし。

 良き師につけば、薫習でよき習慣が身につく。習慣は第二の性格である。

 

 悪縁の中にあっても、泥沼の蓮のような存在をめざせ。

 高貴な蓮の花は、泥沼で清らかな花を咲かす。

 だからお釈迦様は蓮の花の上に乗っておられる。

 それに対してワサビは清流の中でしか咲かない。

 人間はワサビの人生であってはならない。

 人間は清濁があってこそ、人間である。

 

利己主義は畜生界への道

 利己を捨て、利他で生きよ。死ぬ時は、何も持って逝けない。

 人生では与えたものが、倍返しで返ってくる。時として時間を置いて、子孫に返ってくる。それでよいではないか。

 

死とは人生で最大のプロジェクト

 人は裸で生まれて、裸で死んでいく。人は必ず死ぬ。人は必ず老いる。

 いくら金があっても、体力的に使えない時がくる。

 私もがんの手術をしてから、金があっても沢山食べられないし、旅行したくても動けないし、モノも買えない。モノを買うにも体力がいる。神仏にすがるにも体力がいる。死んでもいいから健康が大事である。死ぬにも体力、気力、知力が必要だ。死とは人生で最大のプロジェクトである。立派に死にたい。認知症で死にたくはない。

 

責任をもって使え

 それを前提に稼いだ金は、責任をもって使いきって死ね(生きよ)。老後のために爪に火を点す生活は愚かである。そんな人に老後はやって来ない。直ぐ病気で死んで、残った金を遺族が散財する。

 お金はお足なのだ。足止めすると、お足に復讐される。

 

人生はバイキング料理店

 バイキング料理店では、食べても食べなくても料金は同じである。人生もまたバイキング料理店と同じで、やっても、やらなくて、時間は同じように過ぎていく。その終着点は死である。

 人生の取り皿に入れた物件で稼ぎ、その稼いだ金を使わないと、何のために時間(命)をかけて稼いだか無意味になる。死後、無駄飯食いの役人が、税金として没収して無駄遣いしてしまう。それでは自分の人生が徒労になる。稼いだカネを使わないなら、人生で無駄な時間を使ったのだ。その時間を使ってもっと楽しめたはず。

 

高級レストラン

 若い時は体力に任せてバイキング料理店でもよいが、熟年ともなれば、高級レストランを目指して、自分の品格を研ぎ澄ますべきだ。オリンピック選手でもないのだから、体力ではなく、人は人格で勝負をするべきだ。その人格以上の人生は作れない。人格を高めれば、お金は自ずと寄ってくる。

 

金を稼ぐのは簡単

 金を稼ぐのは簡単だ。真剣に仕事に精力をかければ、大抵成功する。しかし稼いだ金を有意義に使うのが難しい。下手に金を残すと子孫が不幸になる。

 稼いだ金が少なかったら、真剣さが足りなかったのだ。今にして、今までの真剣さが足りないと自覚するなら、今から真剣になればよい。人生で決断が遅すぎることはない。死ぬ1日前でも、心を変えれば、1日の進歩がある。

 人は集めた金ではなく、使ったもので評価される。天界に行く人と、地獄界、畜生界に行く人の差は、カネの使い方である。人間と生まれたのなら、天界を目指せ。畜生界に堕ちてはならない。

 今の世界の混乱はグローバル経済主義が放つ利己主義・拝金主義が原因で畜生界のような様になっている。グローバル経済主義が進展して、人間の格もその格差が拡大している。

 

身に付いた業を消すには、悪縁を断ち、利他で生きよ

 人生の最終目的は、佛になること。

 人間は神を目指してはならない。神とは完全無欠な存在。

 神は人ではないので、「ひと で なし」である。

 だから人は神を目指してはならない。

 佛とは、人間味溢れた「ほとけさま」のこと。

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煩悩を消す必要はないが、少なくせよ

 生物として、生きたいという欲まで消せば、殺されてしまう。

 欲があってこそ、人間である。レベルの高い欲を持て。

 色欲まで消せば、人という種が滅んでしまう。色も必要だ。

 程よい色欲で、こんがりと人生を焦がせ。

 

積善の家には必ず余慶あり

 積善は、子孫のためにすること。自分がその恩恵を受けようと思っては罰が当たる。ご先祖の積善があって、今の自分がある。徳の循環である。

 自分が孤児であったら、今の(昔の人の生活に比べれば)贅沢な生活はできていないはず。両親、ご先祖に感謝である。

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  馬場恵峰書

2021-06-14   久志能幾研究所通信 2059  小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年6月 9日 (水)

欧米型の食事で乳がんになる

 

乳がんリスク

 欧米型に偏り過ぎると  リスク1.3倍

 喫煙          リスク1.9倍

 (夫の喫煙で      リスク1.4倍)(別資料で)

 (夫・息子の喫煙で   リスク2.0倍)(別資料で)

 大量飲酒        リスク1.8倍 (飲まない女性に対して)

 肥満          リスク上昇

 

 国立がん研究センターの研究グループは、1995~1998年の間に食生生活のアンケート調査をした。それに回答した45~74歳の女性49,552人を2012年まで追跡調査して、期間中に718人が乳がんと診断された。

 調査では、食生活を下記の3つに分類して、134品目の食品や飲料の摂取量を点数化して比較した。

 1 健康型  野菜・いも・大豆製品

 2 欧米型  肉類、パン、乳製品

 3 伝統型  ごはん、味噌汁

 

 以上は2016年6月2日、6月20日の日本経済新聞記事の要約である。国立がん研究センターは「欧米型の食事が乳がんを誘発する危険が高い」と警告している。その予防策として推奨しているのは、バランスの良い食事、禁煙、禁酒、運動、体形、感染防止の6項目である。周知の当たり前の対策である。それが現代人は守れない。

 

 それから5年経った現在で、状況はまるで変っていない。癌患者は増える一方である。がんは生活習慣病であることが明白である。

 その間に河村義子先生が亡くなり、私にがんが発見された。自分の狂った生活を振り返り、がんは生活習慣病である事実を認識した。

 食品業界もマスコミも、がん撲滅の取り組みを全く無視である。そんな品行方正な生活をされては、会社が儲からないからだ。マスコミはスポンサーの食品業界さま様である。迎合することはあっても批判は絶対にしない。マスコミは健康に悪い食品のCM放映、グルメ番組制作に狂騒している。日本経済新聞でさえ、酒やスィーツ等の宣伝や特集記事を頻繁に掲載している。日本人はここまで精神的に劣化した。日本のがんの激増の原因は、日本人の道徳心の衰退にある。

 自分の城(体)は自分で守れ。それしかない。

 

2021-06-09   久志能幾研究所通信 2054 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

 

2021年5月22日 (土)

自分は仕事以外に何が出来るのか?

 

 会社を定年になり、会社を離れて自分は仕事以外に何が出来るのかを、自身に問うべきである。だから第二の人生で何が出来るのかを、会社に勤めている間に道を探すべきなのだ。会社に勤めている間に、その道を歩く準備に一日の時間の1割を割いて学ぶべきだ。そうしないと、定年後、やることがなく認知症になり、早く死ぬ。

 仕事は生活の糧である。それを卒業した後が、本当の人生なのだ。家のローンも終わり、子育ても終り、これからが人生の収穫期である。それなのに、やることがないなんて、惨めすぎる。それは社畜の人生だ。

 第二の人生でやることが、魂の糧となる。己は会社生活38年間で、何をするために生まれてきたかを、悟るべきだ。

 

利己主義

 下手でもいい、何かを取り組むべき。最初は下手で当たり前。字書き恥かきというように、恥をかかないから、何事もうまくいかない。

 身の回りで問題があっても「言わぬが花」と黙っている人は、保身主義者である。自分が可愛いのだ。自分が傷つきたくないのだ。それは今まで世間様から育ててもらった御恩を忘れた畜生の行為である。

 「学びしことを人に教えざるは、借金をして返さざる如し」と福沢諭吉は説いた。今まで多くのことを人から学んできた。そのお陰で智慧ある年長者に成長したのだから、それを人に教えないと、知識泥棒になってしまう。教えないから、認知症になる。「俺には関係ない」と利己主義を出すから、認知症になる。日本では、65歳以上の15%は認知症である。グローバル経済主義の氾濫で利己主義者が増えたのも原因の一つである。

 

人に教える

 「情報」とは情けの知らせである。それを自分の頭の中で、その流れを止めるから、頭の中で腐ってくる。溜めずに、人に話してその考えを流すから新しい発想や別の情報が入り、生まれてくる。

 それはお金も同じである。お金は財産ではない。経験を得るための回数券である。それを溜めるから、有効期限切れになって腐ってしまう。若い時に使うべき経験のチャンスは、年老いてからでは有効期限切れで使えない。私も若いときにやっておくべきことが出来ず、後悔してことが多々ある。

 お金を世間に流せば、利子をつけて帰ってくる。その利子とは経験から生まれる智慧である。馬場恵峰先生は、自費で260回以上も中国に旅された。その経費は約8千万円で、お金は消えたが、それから得た智慧とご縁は消えない。得たご縁は限りない。2019年12月13日から、馬場恵峰先生は最後の中国旅行をされた。それは人生最後のお別れの挨拶回りという。実際にそうなってしまった。何ごとも永遠に続くわけではない。

 

宗教の教え

 会社生活でしみ込んだ自己中心主義を止めないと、定年後の第二の人生は寂しいものになる。仏教もキリスト教も「自己中心主義を止めなさい」が基本の教えである。欧米の企業が害毒を振りまいたグローバル経済主義、拝金主義、利己主義が日本人の心を破壊している。宗教はそれとは反対の教えである。

 己の第二の人生で、人を祈る気持ちがないと、神仏の加護はない。今の成果主義、利己主義の権現のままでは、社会に受け入れてもらえない。

 

学び

 何のために学ぶかというと、己の感性を高めるためである。感性とは教養の事。それは学習しないと身に付かない。そのために「温故知新」、「温故創新」が必用だ。

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             「修身」2004年

2021-05-22 久志能幾研究所 2028   小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年5月19日 (水)

狂歌臭 日本餓鬼道をブッ飛ばせ

日本はどうなってしまったのか 

 

五輪、誤倫と ごり押し開催 金亡者

コロナ禍の ハードル狂技 死屍累々

  常識で考えれば東京オリンピックの開催は無理。

  なぜ菅総理はオリンピック開催に固執するのか。

  何かに囚われると、見えるものも見えなくなる。

  当たり前を当たり前に考えられなくなれば、餓鬼道に堕ちている。

  菅総理はなぜ国民の命を考えて、決断できないのか。

  中国冬季五輪を意識して、東京五輪が中止できないとの噂は本当か?

  管総理を指導者失格の他山の石として観察しよう。

 

Go to Go to 二回も 吠える

 二階建ての利権トラブルが邁進だ。全国旅行協会さえ儲かりゃそれでよい。

 (二階幹事長は全国旅行協会のドン)

 食べろ食べろと、いつからこんなに日本人は下品になった? 食欲を刺激するのは、一番畜生に相応しい刺激である。

 ゴーツウトラベルとゴーツウイートで、コロナ菌が拡散した。疫病の基本的拡散対策で、正反対のことを二階は二回もやった。国賊者だ。

 

後手後手 コロナ対策 菅る相手は 中国か

  なぜ日本が先進国中で一番ワクチン手配が遅れているのか

  管の対策は非情似宣言

 

 

刃物持ち 家の前 国賓狙い うろうろと

  連日96日間、武装集団が領海侵犯と領空侵犯を繰り返する国のドンを国賓で招待するの? まるで刃物を持ったヤクザが家の周りをうろうろしているようなもの。それに対して二階一回も文句を言わず、ドンの国賓扱いに固執。

  尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で19日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは96日連続。 第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。(産経ニュース 2021年5月19日 より)

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金バラまき 尻ぬぐい コロナ増税 ニンマリと

  議員も財務省も、コロナ支援金を出しても懐は痛まない。

  役人はコロナ禍でも減収なしで、特別給付金のお手当だ。

  後から、国民はその尻ぬぐいで増税される。

  災害には災害国債を発行すればよいものを、どさくさに紛れて増税である。

  国債は一時的だが、増税は永久である。対策がまちがっている。

  正しい経済政策は、減税である。増税が念願の財務省官僚はニンマリだ。

  先の東日本大震災でも同じ手口で増税をした前科がある。

  こうなった原因は財務省官僚の劣化である。

  役人は「公僕」であるべきが「慌僕」に成り下がった。

 

2021-05-19 久志能幾研究所 2024 小田泰仙

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2021年5月18日 (火)

恵峰先生を偲ぶ会(3)希望という事業計画

 

 「恵峰先生を偲ぶ会」で紹介された師の教育功績が下記である。

 師は中国に自費で260回以上も渡航しておられる。中国は、馬場恵峰先生の尽力に対して正当に評価している。

 それに比べると日本政府の対応が情けない。長崎県は叙勲を何度も申請したが、叶わなかった。日本では政治のコネがないと叙勲は難しいようだ。日本の叙勲の基準は、公的役職在任の得点の加算できまる。大学学長を〇〇年やって何点、公的委員会の役員をやって〇〇点、とその合計値で叙勲のランクが決まる。加算されるのは、単に在職の事実だけで、実績で世に貢献した話しではない。馬場恵峰先生は、そういう公的な役職を避けてきた。

 日本の役人が「上から視線のお役人仕事」しかしなくなったので、日本の衰退が始まった。心の問題、使命感の問題である。日本に修身教育が必要だ。

 

渓流希望諸学校の建設

 中国の浙江省でダム建設により、その土地の学校が水没した。学校の建設計画ミスで学校に行けなくなる子供たちが出た。当時、まだ貧しかった中国政府は各国に「希望」という名の事業計画で学校建設に寄付を募った。

 

1993年、その資金集めに尽力したのが、恵峰先生であった。恵峰先生が私財から必要資金の1/3を寄付し、それと同じ額を有志の方たちから集めた。中国政府が残り1/3を出して希望小学校が完成した。

1993年、恵峰先生は、その功績で初代の希望小学校の校長になり、以降、名誉校長を拝命した。

1997年 馬場恵峰訪中七十回記念で、北京中国美術館で個展開催

 北京中国美術館は中国一の美術館で、そこで個展を開催できるのは半端な力量ではない。

2000年12月、中国杭州浙江省博物館にて個展を開催。

 そのおり、人口4230万人の浙江省の名誉市民賞を授かった。浙江省は昔から文化人たちの憧れの地であり、現在でも文化の中心地である。

2002年 大村市より書の文化功労賞を授与。

2003年 浙江工業大学江学院の客員教授として招聘された。

2004年 中国桐蘆県より教育功労賞を授与された。

2012年 大村市国際交流活動表彰

     長崎県波佐見町民表彰

2013年 長崎県民功労賞受賞(祖父、父、恵峰 三代県民表彰)

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2021-05-16 久志能幾研究所 2023 小田泰仙

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

2021年4月12日 (月)

「百俵の米」精神でコロナ対策を

 

のぞみ号満席!

 2021年4月11日、馬場恵峰先生の「偲ぶ会」に参列後の帰路でのこと。17時38分博多発のぞみの自由席1号車に乗って驚嘆した。日曜日とはいえ、ほぼ満席なのだ。広島からは満席で、デッキに立ち客までいる。

 2月27日、馬場恵峰先生の四九日の法要に列席の為、博多行きの新幹線と特急かもめに乗ったが、グリーン車は2,3名で、ほぼ貸し切り状態であった。指定席も一車両に4,5名程度しか乗っていなかった。それが今回は状況が激変である。これでは感染者が増えるわい、と感じた。

 

 その自由席車両でも、隣に座った2組の若夫婦と子どもの6名は、マスクもせず、2人の子供は騒いでうるさい状態である。後方でも子供が騒いでうるさいこと。若い親が少しも子供を叱らない。これが現代の日本の姿だと、情けない思いをした。

 

 博多行きの新幹線ではグリーン車を利用したが、そこに認知症まがいの老女が乗車してきた。老女の身に着けた鈴が頻繁にチリんチリんと大きな音で鳴り、遠くからも響き、耳障りであった。老女は「自分だけ幸せになりますように、チリんチリん」である。本人は高齢で耳が遠く、その音が他人迷惑となっていることに気が付かない。老女まで利己主義に染まり、世も末だ。

 

コロナ禍の状況

 マスコミがコロナ禍を煽り過ぎ、一般市民が、非常事態宣言に対して我慢の限界を超え、国内旅行に出歩き始めたようだ。

 日本のコロナ感染者、死亡者は、欧米の1/50~1/100である。ドイツなら、非常事態宣言を解除するレベルなのに、政府もマスコミも対応が異常である。

 

狂った政治

 トランプ大統領時代のアメリカは、減税をして景気がよくなり、企業の業績が良くなり、税収が増えた。景気の好循環であった。

 ところが、日本は逆に増税をして景気を冷え込ませ、増税の増加以上に、企業からの税収が減った。愚かとしか言えない。

 今回のコロナ禍でも、その対策が頓珍漢で、超特定の業界だけに補助金(GO TO予算)をバラまき、財政を緊迫させた。それで潤ったのは、日本旅行業界のドンである二階幹事長だけだ。それで景気は回復せず、財政だけが緊迫したので、来年度、コロナ増税をするという。増税すれば、ますます景気が悪くなる。狂っている。

 30年前から、日本の政治家は愚かな政策しか、打ち出せない。政治家も官僚も利権にまみれているからだ。政治家も官僚に利他の精神が失われ、利己主義ばかりになっている。

 

狂った産業界

 産業界でも、グローバル経済主義で、拝金主義が横行している。ウイグル族の民族大虐殺が明白で、欧米が非難しても、厚顔無比に、知らぬ存ぜぬとユニクロも無印良品も、その奴隷労働で作った製品の商売を止めない。情けない日本人である。

 

真のコロナ対策

 政治家、官僚が国の為に利他の精神で働かないと、いくら金をバラまいても利権に群がる阿修羅に負ける。人間としての修養の教育が必要である。50年間の学校の成績だけで、行政の長になるから、日本は衰退した。

 日本には、修身、心の教育が必要だ。百俵の米の精神を呼び戻そう。利他の心が薄くなり、利己主義が大きくなったから、日本は衰退した。

 

 「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育に充てれば明日の一万、百万俵となる」(長岡藩・小林虎次郎)。

 

 その大事な財源を、大垣市の役人どもは教育に回さず自分達のために「喰って」しまった。大垣の子供たちの未来を喰ったのだ。人食い人種である。

 小川敏市政20年間で、大垣の児童生徒一人当たりの教育費が県下最低となり、大垣市の役人の年間給与が岐阜県下最高になった。これでは大垣が衰退して当然である。

 同じことを日本政府もやっている。日本の公的な教育投資は先進国中でいつも最低である。小役人が私腹を肥やしているから、日本の失われた30年が起きた。企業も拝金主義に染まり、人へ投資をしなくなったためだ。

 日本を代表するソニーも東大卒の社長が君臨するようになると、没落した。大垣と同じである。

 

2021-04-12   久志能幾研究所通信 1985 小田泰仙

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2021年2月24日 (水)

武器を使いこなそう PC、ペンは我が命(磨墨知143)

 

 侍の刀は武士の命、カーボーイのライフルも開拓者としての命である。命だからこそ彼らは全て自前で揃えていた。

 現代のビジネスとは、生き残りをかけた顧客創造戦闘である。闘うためには、良き武器が必要だ。現代ビジネスマンの刀は、パソコンである。会社のお仕着せではなく、自前で揃えよう。これで仕事でもつかえるし、人の首でも切れるのだ。これで時間を切ろう。スマホでは力不足だ。

 私はこれで大垣市長の6選を切り捨てた。そのPCでの情報伝達には、エビデンスと論理構成と市の未来を思う志が柱であった。

 エビデンスと論理構成を支えたのはテクニカルライティングの技術と危機管理である。志を支えたのは修身の精神であった。

 

PC使いこなし

 ブラインドタッチ、文章力、読解力、パソコン使いこなし力、ソフトの使いこなし、パソコン更新資金力、があって、初めて武器が生きる。最新の武器だってすぐ陳腐化する。ネットを眺めるだけでは、傍観者である。発信をしないとフェイクニュースに洗脳され、認知症になってしまう。

 PCはあくまで道具であって、高性能だから仕事が出来るわけではない。名刀を持ったから、真剣勝負に勝てるわけではないと同じだ。

 そのビジネスの前提は、読み書きそろばんである。日本語の基礎ができていなければ、仕事でPCは使いこなせない。読むとは外国語も読めること。書くとはテクニカルライティング手法で、論理的に簡潔に記述が出来なければ、オーディエンス(読手)を説得できない。そろばんに相当する統計計算ができなければ、現代ビジネスでは通用しない。幸いなことに、Excelが出来れば、その統計計算を簡単にやってくれる。

 

手書き武器

 PC全盛期の今でも、手書きの手紙は強力な武器である。それも毛筆なら最高だ。下手でもいいから手書きの真心のこもった手紙で、相手の心を切り拓こう。私が礼状を送るときは、毛筆です。馬場恵峰先生から、よく巻物の毛筆のお手紙を頂いた。その返礼に、ワープの手紙では済まない。

 私は毛筆の手紙を書くために、毛筆で写経をしたことが役立った。恵峰先生の教えは「書道の上達には、写経するとよい。一日2行で良い。」と。

 

思考は手書きメモで

 全てパソコンでやるのが良いわけではない。思考の基本は手書きメモである。そのアイデアがまとまったら、一気にパソコン入力である。最高のワープロは、手書きメモである。

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2021-02-24 久志能幾研究所通信 1930 小田泰仙

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