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2017年8月27日 (日)

トヨタ式ダイエットで14kg減(6/7) 血管

水を治める者は国を治める

 水を治める者は国を治めるという。昔から政治を預かるものの務めとして、河川の整備が最大の仕事であった。それができなければ、国は洪水に悩まされ、干ばつに苦しめられ、飢饉になり、年貢は徴収できず、民衆が領土から逃げ出し、国が亡びる。

 

血管の肥満

 人は自分の体内の水の道(血管)を管理しないと、自分の人生を治められない。血管には、動脈、静脈、毛細血管3種類があり、これらの血管の全長は約10万km(地球2周半)の長さにも及ぶ。血液が全身を一巡りする時間は、およそ1分で、地球を2周半している。心臓から送られた血液が、体全身を巡り、血液は、酸素、栄養、水分などを細胞に運ぶ。

 その大事な水路が己の食の貪りで、存亡の危機に瀕している。体に悪い食品を多量に取ることで、水路の壁に汚染物(コレステロールの糟、プラーク)が付着し、その血管の内径が細くなり、血流の流れを阻害する。血管が肥満状態で、正常に機能しなくなっている。その結果が、血を流すために血圧を上げる自己防衛機能が働く。それを降圧剤で、血圧を過剰に下げては、体の自律機能が混乱する。それは体の自動操縦装置と人為的操縦装置の闘いとなる。

 1994年4月26日、名古屋空港で着陸進入中に中華航空140便エアバスA300が墜落した。事故は、乗員による誤操作と、自動操縦装置の反作用により発生した。この事故で、職場の仲間の母親が犠牲となられたのでよく覚えている。血管に血が正常に流れないと、酸素、栄養や免疫酵素が末端まで届かないので、ガンや痛風、認知症、脳梗塞、心筋梗塞、各種の障害が発生する。前記の航空機事故の様である。

 

現代医学の対処療法

 現代医学は、対処療法で、その部分だけを治療する方策をとるが、根本原因の対応はしないので、治療はしても病気は治らない。結果として患部は治りました、患者は死にました、となるのが現代西洋医学である。いわば圧政(薬)で不満分子(患部)を押さえつけるだけである。まるで独裁共産国家のやり方と同じである。インフラの道路(血管)が細くなって、必要な生活資材(栄養素、免疫酵素)が回って来ないので、暴動(病気)という形で、民衆(体)は警告を発しているだけである。

 己は、自身の体の政治を取り仕切る殿様として、名君と呼ばれてその一生を過ごしたいもの。その土台が自分という王国の治水(治血)である。飽食・淫食では、その国が乱れ、国家存亡の危機となる。自制心を無くして、食を貪ると、人生第4コーナでフェンスの激突である。 

 楽其生 保其寿  その生を楽しみ その寿を保つ   『忠経』

 淫其食 乱其命  その食を淫し その命を乱す     百舌鳥

人生最大の目的は、生きていることを楽しみ、天寿を全うすること。己の生業を楽しむこと。食におぼれては、命が危ない。足るを知り、血の道を大事にすれば、長生きができる。親から頂いた命の天寿を全うすべし。全ての血の道は心臓に通づる。

 

冥途行きをドタキャン

 2016年10月12日、体調不良の真因を検証してもらうため、久留米市の真島消化器クリニックで血管に付いたプラークの厚みを測定した。その結果、かなり危険な状態であることが判明した。全身の8か所の血管の状態を検査して、一部の血管は血管年齢80歳と判定された。いうなれば余命5年である。現在、余命5年を40年にするための食事療法、生活改善を取り組み中である。今のままの生活習慣では、冥途行きの特急切符を携帯していたようだ。その冥途行きをドタキャンした。

 

真島消化器クリニックでの診察

 医院では、看護婦からの事前問診が20分、真島院長によるエコー検査が20分、資料説明が10分、エコー検査の写真8枚と食事療法の資料40頁を受け取った。診断のエコー写真まで提供してもらえたことに新鮮な驚きを感じた。全身8か所の血管のプラーク厚みを測定してくれるのは全国で、真島消化器クリニックしかない。

  真島消化器クリニック 〒839-0862 福岡県久留米市野中町1483-4 TEL:0942-33-5006

 私は、過去、数十人の医師から診察を受けたが、対処療法がほとんどで、真因の除去方法として食事療法を指導して頂いたのは、真島院長が初めてであった。

 今まで診断を受けていた病院とその診察対応を比較して考えさせられた。普通の受診では待ち時間1時間、問診3分、医師は患者本人をあまり見ず、パソコン画面を睨めっこしていることが多い。あと「薬を出しておきます」で終わりである。薬で治すことが最優先で、生活習慣や食事療法の指導には及ばない。その結果、私の場合、毎月の薬代が、1万円を超えている。

 

薬の過剰投与

 その薬も長年使われて副作用の少ない安全で安価な薬ではなく、高価で安全性がまだ定まっていない新薬を処方されることも多い。製薬会社も新薬開発で膨大な研究開発費をつぎ込んでいるので、元を取るため医師に取り入って新薬を使ってもらうため工作をしているようだ。病気はすべて薬や手術をすることで治療としている。食事療法や生活指導で薬をなくすような指導はない。それでは、医院の売り上げも、製薬会社の売り上げも減ってしまう。薬漬けにして儲ける体制が出来上がっている。その結果が40年前は10兆円であった日本の医療費は、現在40兆円に膨れ上がっている。患者は減らず、むしろ増えている。なにかおかしい。

 

会社のかかる死病

 会社とは、社員を支え育成に限りない援助を与えてくれる親的な存在である。会社も長く存続すると、それ相応に成熟し安定成長に入る。自然現象として、大事な情報がトップに伝わらない現象である「情報の動脈硬化病」、「組織の硬直化病」という死病がじわりじわりと迫りくる。企業の寿命は30年といわれる。入ったときは若かった会社もいつかは老いる。社会を見渡しても、2000年の雪印乳業の食中毒事件、2001年の三菱自動車のリコール隠し、2002年のみずほ銀行のシステムダウン等、この病気に起因する不祥事が続いている。発病後のトップの発言は不思議と同じで、「そんなことは聞いてなかった」である。情報が流れない情報ルートの詰まり、組織の硬直化といった死病に罹った企業の症状である。そして倒産の危機に面する。病気にかかれば治療する。事前予防をする。当たり前のことを当たり前にするのが自然の理にかなった経営である。その治療が業務改革である。(2003年7月31日記)

 以上を13年経った今の目で見直しても、問題企業の体質は何ら変わらない。最近の燃費偽装問題で、三菱自動車の隠ぺい体質は、13年経っても変わらないことが露見した。人も企業も変わらない。なぜそうなったかの真因を追求せず、表面的な対処療法で済ませるからである。よき反面教師の教えである。(2016年9月23日記)

 

身内というカス

 名経営者と言われた人でも、企業が公器であることを忘れて、身内の人間には甘くなることが多い。その身内の人間が経営者として失格でも、身内ゆえ、切るに切れず、経営の中枢部が侵食されてゆく。そうすると本体の経営がおかしくなる。血管のプラークのように経営の中枢の障害物となって経営情報の流れを阻害する。経営の意思決定の流れの中に付いた不純物は、身内というカスなのだ。身内ゆえに切るに切れない。経営情報という血が正常に流れないので、じわじわと企業の生命力を削いでいく。業病である。かの松下幸之助翁も娘婿の経営者を切れなかった。そのため辞めさせる汚れ役を後進の社長に託したが、反撃され返り討ちにあってしまった。そして松下電器はおかしくなっていった。それは企業が公器であることを忘れた罰なのだ。

 地元の企業でも名経営者と呼ばれた方も、身内におかしな娘婿を入れたがため、経営がおかしくなった。そんな娘婿を選ぶような娘の男を見る眼が問題で、娘の育て方を間違えたのだ。

 

2017-08-27

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2017年8月26日 (土)

トヨタ式ダイエットで14kg減(2)方針(改定

 どんなプロジェクトも方針、基準が明確でないと成功しない。私はトヨタ生産方式でダイエットを進めた。その原点は豊田佐吉翁が定めた豊田綱領にある。

 

豊田綱領

豊田佐吉翁の遺志を体し

一、上下一致 至誠業務に服し 産業報国の実を挙ぐべし

一、研究と創造に心を致し 常に時流に先んずべし

一、華美を戒め 質実剛健たるべし

一、温情友愛の精神を発揮し 家庭的美風を作興すべし

一、神仏を尊崇し 報恩感謝の生活を為すべし

 

 豊田綱領を発表した1935年10月末は、G1型トラックの発表を翌月に控えた時期にあたり、自動車事業をやり遂げるための心構えを示したとも解される。自動車産業の確立を通して、社会経済の発展に寄与するという「産業報国」の目的を明示するとともに、技術開発に努めて、さらに自動車を進化させていくという「研究と創造」の決意を表明したといえよう。

「トヨタ自動車75年史」より

 

 トヨタ綱領の戦術としての具体的展開が、カンバン方式、現地現物、なぜなぜを5回繰り返す、PDCA,VA,無借金経営、視える化、アンドン方式、5S(整理整頓清潔躾)、無駄の排除、工程の平準化、高品質、適正価格、である。

 NHK「ためしてガッテン」のディレクター北折一氏が自らの体を実験台にして編み出した「メタボ脱出法」(『死なないぞダイエット』メディアファクトリー (2009年) 1200円)の方法も応用して、自分の体でトヨタ生産方式ダイエットを実験した。結果として7ヶ月間で体重を14kg削減できた。

 

自身の体の経営者として

  標準体重の基準値をオーバーするのは赤字経営と同じ

  それが3年も続くと、倒産の危機です

 

 我々は神様から体を借りてこの世のひと時を過ごしている。本当の自分は精神(頭、心)であって、体は自分ではない。病気になったら、「ああ、お借りしている体の使い方が悪くて故障しているんだな」と思うべし。この世で有意義で価値ある人生を送るには、最大の資本財である体を大事に使わないと、神佛様がバチを当てる。体の大家さんは神佛です。

 会社の経営者、管理者なら、自分の体が管理できなくて、なんで会社の経営、部下の管理ができるのか。そこからが経営者のマネジメントの出発点です。

 肥満とは、会社に例えれば倒産の危機にある状態といえる。リストラをして、一部門だけ改善すれば、会社が良くなるわけではない。会社の全部門が協力して、改革に取り組まない限り、会社の改革は成功しない。同じことがダイエットにも言える。特定の食品の摂取だけや、食事制限だけ、運動だけとの対応は、部分最適で、全体最適ではなく、体のリストラは成功しない。ダイエットは業務改革、全面戦争と思って取り組むべだ。

 

標準体重からの乖離量は、自分の会社の経営の贅肉の量に比例する。

標準体重からの乖離量は、肉親に対する愛情の深さに反比例する。

                                       人生での行動力

機械工学の観点から体重を見ると、下記の第一運動方程式が当てはまる。

 

 F=m・α  ( F:力  m:質量(体重) α:加速度)

 

 つまり、身軽に行動するには質量を減らすか、加速度を増やせば、少ない力で素早い動きが出来ます。第二次世界大戦初期に驚異的な戦果を上げたゼロ戦は、非力なエンジンにもかかわらず、徹底的な軽量化設計で質量を減らし、結果として得られた優れた運動性能で敵の戦闘機を圧倒した。自分の体が身軽であることは、人生の行動で、他よりも優位に立てる。ビジネスは戦いである。何かをやるのに、どっこいしょ、と体を動かすようでは人生の勝利者にはなれない。活動的な状態を維持するには、思いついたら、すぐ実行をする、すぐ現地に飛ぶ、である。人生の最大の敵は、自分の怠惰な考えと結果としてなった重い体なのだ。

 

自分の収支バランスを知る 

下記のグラフは私のカロリー消費状態

 約141日分の自分自身の摂取カロリーと消費カロリーのデータから、体重がどの程度増減するかを統計計算の二次回帰分析使って自分の体で実証してみた。毎日の摂取カロリーと体重変化をグラフにして、体重変化を記録した。そのため、各食物のカロリーは頭に叩き込んだ。

その結果、1日の摂取カロリーを現在より約400k㎈減らさないと、体重の増減がバランスしないことが判明した。北折氏の著書によれば、倹約型の遺伝子が節約するエネルギー量は、1日に普通100~200k㎈だが、私の場合ダイエット中で、体が超倹約型状態になっているためか、400k㎈もの節約量となっていた。つまり、見かけ上で収支ゼロカロリーなら、1日当たり約300gの体重増となってしまう。また過剰摂取カロリーによる実際の体重の増減は、理論的な体重の増減よりも大きな変化を示す。

 

〔一日の過剰摂取カロリー量〕=〔一日の摂取カロリー量〕-〔1日の総消費カロリー量〕

〔1日の摂取カロリー量〕=1日の3食と間食の総摂取カロリー量

〔1日の総消費カロリー量〕=〔基礎代謝量〕+〔DIT〕+〔生活代謝エネルギー〕+〔運動エネルギー〕

〔基礎代謝量〕=生きていくために最低限必要なエネルギー。体重計で表示されます。

〔DIT(食事誘導性熱産生)〕=咀しゃくや消化、吸収、代謝など食事にともなうエネルギー消費≒〔基礎代謝量の約14%〕

〔生活代謝エネルギー〕=万歩計で消費カロリーとして表示されます

 

図1 一日接種カロリーと体重変化の関係

図2 ゼロ戦 スミソニアン博物館 1994年8月

 

2017-08-26

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2017年8月25日 (金)

トヨタ式ダイエットで14kg減(1/7) 総括(改定)

 ダイエットは健康問題ではなく、経営の問題である。経営者としての危機管理の問題である。たかが己の体重管理ひとつができなくて、なんで会社の経営ができるのか。目の前の小さな変化を見逃して、何で経営者なのか。私は経営診断で、社長の肥満度を見て、その会社の経営の重要参考データとして観察している。米国では、肥満者は管理能力がないと見なされ、管理職失格である。

 ちなみにダイエットとは痩せる意味もあるが、真意は「食餌療法・処罰」(ランダムハウス英和辞典)である。お相撲さんは強くなるために、ダイエットとして体重を増やし、そして自然の理に反した体重増で短命となる。この世では最高のことしか起こらない。肥満になる生活をして、起きた最高の事象が肥満なのだ。喜ばしいことだ。それで太らなければ、自然の理に反する事象となり、神仏が差配する「天会社」の経営が成り立たなくなる。

 

 2010年、還暦の歳を迎えた機に、体の整備として、トヨタ生産方式を活用してダイエットに再チャレンジした。2010年1月から7ヶ月間で体をスリム化して、定年退職の日には標準体重を達成した。ダイエットは200人に1人しか成功しない。このダイエットの成功の最大の成果は、まだまだやれる自分の再発見と生きる力の獲得である。一時、落ち込んでいたが、第二の人生を歩む上で自信を取り戻した。

 

体重を14kg減    (77 → 63Kg)、

体脂肪率で6%減  (25.8 → 19.7%)、

おなか周りで14cm減 (96 → 82cm)

BMI 22        (26.7 → 22.1)

 

 7年後の現在(2017年)でも、少しリバウンドだが許容値内で(67 Kg)、心身とも身軽になり、総コレステロール値を始め、人間ドックの検査結果の要注意項目が激減した。また嬉しい出費として、スーツ、ズボン類がほとんど買い直しとなった。今までは太ってスーツが着られなくなるのを「脱皮」と称して、笑って誤魔化していたが、今回は真の脱皮となった。新しい出発に際し、体の贅肉が取れて身軽になった。

 

茹でかえる現象

 体重が長期間にわたり微増し続ける変化は、茹でかえる現象である。知らず知らずのうちに、内臓に脂肪がたまり血圧が上がり、肝臓に脂肪肝が増え、体の細胞が死の岸に押し流されていく。毎日毎日が、小さな変化なので気にならず、意識もなく時が過ぎ去っていく。38年前の入社時には58Kgであった体重は、年々徐々に、かつ順調?に増え、一時80kg弱まで増えた。入社から10年間ぐらいの自身の写真を見ると、どこのスマートな青年かいなと、我ながら笑ちゃいます。まさに「命は光陰に移されて暫くも停め難し、紅顔いずくへか去りにし、尋ねんとするに縦証跡なし」(修証義)である。今まで何回もダイエットに取り組み、数キロは痩せるが、すぐリバウンドしてしまった。今回は病気によるご縁を引き金に、新たな決意と視える化による科学的・経営的な取り組みが功を奏した。

 

ダイエット成功者

 『ワシントン・ポスト』の調査によると、アメリカでは過去70年間で、26,000種のダイエット法が発表されたそうだ。それらのダイエット法で成功した人は、200人のうち10人。つまり成功率は5%。この場合の“成功”というのは、いちおう「目標体重に達した人」という意味だ。100人のうち95人が目標体重に達する前に挫折する。理由は「ダイエットを続けられないから」。

 そして、わずか5%の「成功者」の中でも、その後も体重の維持に成功した人は、200人のうちでわずか一人。たった0.5%しかいない。ダイエットの失敗というのは「やせられないこと」ではなく、「続けられないこと」なのだ。いかに持続することが難しいかがわかる。

『いつもでもデブと思うなよ』岡田斗司夫著(新潮新書)

 

ダイエットのきっかけ

 2009年末、私は社内保健婦S氏から特定保険指導対象として、体重と万歩計値をWEB上で管理される身となった。昨年病気をした件もあり、本気でダイエットに取り組むことになった。これを機に5年前購入の100g単位の体重計を、50g単位の体重計に更新した。前機種は測定値が不安定で閉口したが、今回のT社の体重計は1万円余の値段なのに、何回計っても同じ値が表示される高性能さである。これは技術進歩なのか、メーカ差異かは不明だが、ダイエットのモチベーション維持には大きな力となった。前日の悪行(食べ過ぎ)と努力(節制)が、即、数値で表示される。この効果は大きく、1万円の投資はすぐ元が取れた。また体脂肪率(体脂肪量)、骨量、基礎代謝、筋肉量、内臓脂肪レベル、体内年齢の表示機能もあり、その推移をグラフ化して視覚で納得するのもダイエットのモチベーション維持に大きな力となった。

 

母の死

 私は母を42歳の時に亡くした。享年69歳、平均寿命から見て早すぎる死である。母は太っていて、私が健康上から、もっと痩せろと口すっぱく言っても、母は「食べたいものを食べずに、長生きなどしたくない」と聞く耳を貸さなかった。

結果的に肥満からくる高血圧で、脳内出血で倒れ、最後は脳梗塞で亡くなった。亡くなる前の5ヶ月間は、意識がなく、眠るがごとく逝ってしまった。この間、就業後の深夜、刈谷から大垣市民病院まで(80kmの距離)車を飛ばして通ったのだが、意識のない母を見舞うほど、辛く情けないことはない。面会しても意識のない母の顔を見るだけ。全く反応がない。看護していた父はもっと辛かったろうと今にして思う。こんな見舞いがいのない、辛い見舞いはない。見舞いに行っても母の反応があれば、まだ慰めがあるのだが、全く反応のない母の顔を見るのは辛いものだった。

 親としての健康管理は家族・子供に対する責務です。特に肥満は発病の大きな原因の一つで、突然死や脳溢血の発生率が数倍に跳ね上がる。だから肥満の解消と健康管理は、親としての責務なのです。

親の早死にほど、子供にとって不幸なことはない。還暦を過ぎて、両親が健在の友人をみると羨ましくなる。親として子供がかわいければ、自分が健康管理をして、長生きしてあげるのが、最大の「孝行」です(「孝」の字は、大人を意味する「老」と「子」から構成されています)。子供に残して喜ばれるのは、財産よりも親の長生きです。親を失って初めて、また還暦の歳を迎えてその価値がわかる。でも、その時には遅いのだ。母が逝ってから、今日で18年が経った。今日は母の命日です。         (この項2010年12月9日 記)

 

図1 体重、体脂肪率、体脂肪量の変化 (2010年1月1日~7月12日)

図2 人間ドック数値の推移

図3左 大学の実験室で(左) 1972年 58kgほど

   今見ると笑っちゃいます。なんとスマートな青年! 

図3右 ミシガン大学セミナー参加時 1997年

   なんと肥満な体形! 米国の食事を飽食して80kg超えと推定

 

本稿は2010/07/12初稿、2017/08/25第3版

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2017年7月 7日 (金)

毒を食らわば……

身体の保全と危機管理

 日本は「農薬大国」で、年間約60万トンもの農薬を生産している。農薬は主に殺菌剤、除草剤、殺虫剤として使われる。これらの中には発がんリスクの高い猛毒を含む。我々は普段の食事で、体に良いと思って食べている野菜や果物と共に、そのような毒物も摂取している恐れがある。日本人の体内脂肪から有機塩素材(農薬)の残留量が世界平均の3倍も検出されたというデータもある。日本の年間約60万トンの農薬を一人当たり年間に換算すると、6kgの農薬を「浴びて」いる。輸入の外国農産物に使われる農薬や防腐剤を含めると、恐ろしい量の「毒」を浴びている。最近の日本人は死んでも腐敗しにくいといわれる。

死学の進歩

 1975年の医師数が約13万人、がん死者数は約13万人だった。その後の40年間で、医師数は約3万人増加し、がんに関する研究や治療は格段に進歩したが、2014年のがん死者数は36万人を越えた。1970年代の日本の総医療費は10兆円だが、2010年代には総医療費は40兆円まで拡大した。がん患者は減るどころか3倍に増えている。

 1950年から2010年までの60年間でみて、平均的に肉の摂取量9.8倍、卵6.3倍、牛乳・乳製品が18.2倍と著増し、米が半分、芋類は10分の1と激減した。つまり、肉・卵・牛乳・バター・マヨネーズなどに代表される「高脂肪」の欧米食が現代日本人のがんの大きな原因の一つであると推定される。その証拠として、以前多かった胃がんや子宮頸がんなどの日本型のがんは減少して、肺、大腸、乳、卵巣、子宮体、前立腺、すい臓、食道がんなどの欧米型のがんが著増している。

 畜産品は、利益最優先で牛、豚、鶏の成長を早める為、成長ホルモンが投入されている。畜舎の中に過密状態で育てるため、伝染病にかからないように、多量の抗生物質が飼料に投入され、無理に飼育されている。そうやって育った肉や乳製品を多く食べれば、病気にもなるのは「理」に合っている。「理」に適わない食品が体に毒になる。それは「宇宙根源の理」に反した食物である。ハムや加工肉を日に50g以上食べ続けると大腸がんになる確率が18%増加するとWHOから報告があった(2016年)。ハムや加工肉は、防腐剤や添加物が多く入っている。そんな肉を長年食べれば、病気になるのが「理」である。

医食同源、毒食病源

 2000年前から漢方医学では「食は生命」としている。贅沢な欧米型の現代食生活を謳歌すると、20年後に病気と言う悪魔のサイクルを頂く。因果応報である。がんという病気を対処療法で治しても、その根本原因である食生活を直さないと病気は治らない。気づいた時には遅いが、遅くても、一日でも早く食生活を正すのが、ご先祖へのご恩返しである。

 

2017-07-07

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2017年6月23日 (金)

人生の課題とは何か(2/2)

私の病気の問題と課題

 私は長年の高血圧症(問題)を、対処療法の降圧剤を飲むのではなく、食事療法で血管内に蓄積したプラーク層が無い状態にする(課題)取り組くんでいる。その治療のため、私は4ケ月に一度、岐阜県大垣市から真島消化器クリニック(真島康雄院長 福岡県久留米市野中町1483-4 TEL:0942-33-5006)に出かけて診察を受けている。その医院のHPには、血管プラークに関する研究成果情報が随時更新して提供されている。

真島消化器クリニック http://majimaclinic22.webmedipr.jp/

 

私の過去の食生活

  身の回りには揚げもの、添加物・砂糖だらけの菓子類、酒類、肉類、乳製品の美味なる食品が激安で氾濫し、食卓を襲っている。100円でハンバーガが提供され、うまい早い安いで280円の牛丼が目の前にぶら下がる。しかし外来種の全ての食品には、遅延性の毒が盛られている。それはフードトラップ(食品に仕掛けられた至福の罠)である。私はすっかり油断をしていた。

 

 私は中間管理職として宮仕えの長時間労働で、夜遅い食事、外食の悪食を30年間食し続けた結果として、肥満、高血圧、心房細動、高脂血症、網膜静脈閉塞症、記憶力低下の体に変貌した。その毒が血管の内側にコレステロールの血漿の壁(プラーク)を作り、血管の内部を細くし、血管の柔軟性を損なわせた。それは無言の殺し屋として、ガンよりも恐ろしい脳梗塞、心筋梗塞を招く引き金となる。

 ガンの場合は死まで1年くらいの余裕があり、死に対して心と身辺整理の準備ができる。しかし脳出血や心筋梗塞は、即死状態になることが多く、自分も家族もその準備ができない。また助かっても後遺症が残ると家族を介護の地獄の生活に陥らせる。自身もリハビリで地獄の苦しみを味わう。現代医学の対処療法では、また病気が再発する。真因を突き止めて、根本原因を除去すべきなのだ。

 

降圧剤の弊害

 高血圧の場合、一般的に医師は降圧剤を処方する。しかし、高血圧は体の自己防衛機能として働いているにすぎない。血管内部が狭くなり、血が全身に回らないので、心臓のポンプ作用を正しく機能させるために血圧を上げているに過ぎない。必要な血が全身の各部や脳に回らなければ、認知症、ガンの発症率も高くなるはずと推定した。血液には免疫酵素が含まれており、いろんな病気の発症を防いでいる。その血が、降圧剤のため全身に回ることが不十分になれれば、副作用で病気にもなる。それが、自然の理である。基本的に薬は毒である。

 

 現在、自分の体の不調(目の病気、肥満、心房細動、高血圧、記憶力の低下)が、長年の食生活の乱れで、血管の若さが失われたのが病状の真因であると推定した。それで病気の治療として、油を使った料理、砂糖の入った菓子類、肉類、乳製品、酒類を避ける食事療法を始めた。国家試験受験の勉強の成績がなかなか上がらないというご縁を頂いて、体の異常が発見できた。有り難いことである。

 

真島消化器クリニックでの診察

 真島消化器クリニックでは、看護婦からの事前問診が20分、真島院長によるエコー検査が20分、資料説明が10分、エコー検査の写真8枚と食事療法の資料40頁を渡された。診断のエコー写真まで提供されたことに新鮮な驚きを感じた。全身8か所の血管のプラーク厚みを測定する医院は全国で、真島消化器クリニックしかない。

 

 今まで診断を受けていた病院とその診察対応を比較して考えさせられた。大病院の普通の受診では、待ち時間1時間、問診3分、医師は患者本人をあまり見ず、パソコン画面を睨めっこしていることが多い。あと「薬を出しておきます」で終わりである。薬で治すことが最優先で、生活習慣や食事療法の指導には及ばない。その結果、私の場合、毎月の薬代が、1万円を超えている。

 

 その昔、高血圧の関係で、新しい病院の門を叩いた。その医師は私の診断結果を見ながら、「少し血圧が高いから、もう一種類の降圧剤を追加しましょう」と簡単に告げた。当方は、体重減に必死に取り組んでいる時で、今の降圧剤の薬の量を少しでも減らそうとしている最中であった。私は即、その病院を去った。

 

現代医療への疑問

 その薬も長年使われて副作用の少ない安全で安価な薬ではなく、高価で安全性がまだ定まっていない新薬を処方されることも多い。製薬会社も新薬開発で膨大な研究開発費をつぎ込むため、元を取るため医師に取り入って新薬を使わせる工作をしている噂もある。病気は全て薬や手術を前提に治療として、食事療法や生活指導での指導は皆無の等しい。そうしないと、医院の売り上げも、製薬会社の売り上げも減ってしまう。薬漬けにして儲ける体制が出来上がっている。その結果が40年前は10兆円であった日本の医療費は、現在40兆円に膨れ上がっている。患者は減らず、むしろ増えている。なにかおかしい。

 

父の死去

 父は86歳で胃癌のため胃の全摘手術を受けたが、その1年後、癌が肝臓に転移をして亡くなった。医師の勧めるままに手術を受け入れたが、却って苦しめただけだと今にして後悔している。86歳の高齢癌患者に、胃の全摘手術が本当に適正な治療であったのか、手術万能主義の現代医学に疑問を感じている。手術後、トレーに載せられた父の全摘の血まみれの胃を見せられて、自分の判断ミスを悟らされた。今は父の写真を見るたびに慚愧の念に駆られる。

 

 父はシベリア抑留を経験して生き延びた。シベリア抑留(1945年~)では60万人以上が飢餓と重労働に苦しみ、6万人以上の同胞が異国のシベリア凍土に消えた(致死率10%)。その数は10万人以上とも言われる。父が地獄のシベリアから生還できたので、今の私の命がある。2,300万人を殺した恐ろしいスターリンの共産主義国の魔の手を逃れられたが、現代の薬や食品や含まれる魔の手からは逃れなかった。父も高血圧であった。病気の大部分は、間違った薬の処方、誤った食の摂取に起因すると私は確信している。医食同源である。ひょっとしたら、金儲け主義の食品業界は、添加物・糖分・油脂を含んだ極楽ポイント設定食品で、スターリン以上に人を殺しているのかもしれない。

 

図1 父との写真

 父86歳、著者51歳(2001年7月撮影)。父は翌年の2002年8月に他界。父との最後の写真で、入院の前日に撮影。この写真が霊前を飾ることになった。当時の私の体重は80kgに近い。食生活の乱れによる肥満が原因で、10年後に病魔が襲うことを暗示している写真である。今、この写真を見ると、己の醜い体形を恥ずかしく思う。

 

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人生の課題とは何か(1/2)(改定)

 人生で大事なのは、降りかかる問題を解決することではない。大事なことは、生きる課題が何であるかを見つけることだ。問題は衆智を集めて取り組めば、どんな問題でも時間が解決する。人が生み出した問題は、人が解決できる。解決できないのは智慧と努力と時間が足りないからだ。

 

  問題とは、トラブルの現象である。その現象の解決手段はいくらでもある。火事が起きれば消せばよい。血圧が高ければ、降圧剤で血圧を下げればいい。熱が出れば解熱剤で下げればよい。しかし、それは対処療法である。真の解決、根本治療にはならない。却って問題が大きくなり、別の問題が起きる。

 

 課題とは、「あるべき姿」に対して現在との乖離である。火事が起きたら、それが二度と起きないような安全な環境を作るのが課題である。血圧が高ければ、血圧が高くなった原因を取り除き、正常な血圧となる体の状態にするのが課題である。人生の目標点に到達するための過程を「人生道」と言う。自分のあるべき姿とは何か? その実現に命を使う。それが使命である。

 

人生とは、何のために生きるかを探す旅

 人生とは、40億年間も連綿と続く自分のDNAが、何のために未来に繋がっているかを捜す旅である。それは命(=時間)の使命を探す旅である。連綿とした経糸が過去から未来につながる。時代毎に異なる横糸としての各種の問題が、経糸と織りなすのが人生模様である。その経糸は何処に向って流れているのか。自分の代の役割、目的、使命は何か。そのつど表れる横糸の問題は、そのつど解決していけばよい。経糸としてのDNAは、解決ではなく、何のために自分は存在するかの課題を探る旅での道筋の糸道なのだ。

 

人生とは、自分つくりの旅

 自分という作品の完成を目指して還暦までに一応の完成を見るが、それは所詮、師匠のコピー作品である。還暦まで人生を歩いてきて、己の心身には多くの汚れがついている。還暦を機に、目を凝らし、耳を拭い、癖の悪い手と泥にまみれた足を洗い、身についた悪縁を落とし、心の垢を洗わねばならぬ。その上で心を込めて、自分という作品を、自分の心眼で見て、自分の手で仕上げなければ、本物の自分は完成しない。人生で最大の作品は自分自身である。あるべき姿の自分と現在の自分の乖離を見極め、一歩でもあるべき自分に近づくための歩みが人生である。人生に完成はありえない。どれだけ高い状態の未完成で、人生を終るかである。

 

図1 2013年10月27日 大垣市桐ケ崎町で起きた火事

 近年まれにみる大火となった。写真は著者が朝の散歩中に、この火事に遭遇して撮影した。私も手前の消化器を使って初期消火をしたが、全く歯が立ったない大火となった。この写真は岐阜新聞に掲載された。

 課題が解決されていないと、問題(火事)を起こす。火事の原因は、塗装工の当事者が、塗料を違法に大量保管して、当人が煙草を吸いながら仕事をしていたため。そのタバコの火が保管塗料に引火して大火事となった。隣人が再三再四、注意をしていたが、本人が聞く耳を持たなかったという。自業自得である。巻き添えが大迷惑である。違法なのだから、消防署、警察に通報するのが、隣人の社会的責務と思う。結局、延焼を含めて3棟が全焼である。課題は、火事に至らない環境にすることだ。警察への通報も一手段である。

図2 DNAの継承

図3 人生の課題と問題

 

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2017年6月 4日 (日)

佛は牛丼を我慢する

ファーストフード禁止令

 ロワジールホテル大垣の料理長・齋藤さんは修行時代に親方から「牛丼、カレー、ホンだし入りの味噌汁は食べてはいけない」と指導された。牛丼が世に出回り始めた頃の話である。

 親方曰く「牛丼はあまりに美味しすぎて味覚が麻痺するので、料理人として食べてはならない」。普通の料理方法では、あれだけの魅力的な味は出せないという。魔法の調味料(味覚を麻痺させる化学調味料)を多量に入れてあるからだという。だから味覚も確実に劣化する。多量に食べ続ければ、何時かは体がおかしくなる。またそんな美味しいものが280円で食べられることが異様である。安いものにはワケがある。

医療費増加の怪 

 牛丼が世に出回り始めた40年前の日本の医療費総額は、10兆円ほどであったが、現在は40兆円を超える。医療費総額の最高額の更新は12年連続である(2015年9月現在)。医療が発達しても患者は増え、医療費は増える一方である。最近はガン、認知症、糖尿病の急増である。今では若年性認知症まで蔓延している。当時は、認知症など話題にも上らなかった。何かおかしい。その医療費の増加は、日本のファーストフードの普及の歴史と重なる。ファーストフードに含まれる、糖分、劣悪油、添加物、抗生物質や成長ホルモン(牛や鶏の餌に含まれる)を多量に日本人が摂取しはじめたせいではないかと私は推定している。

 

 とは口という門から入る食物を毒見する六根の一佛である。六根とは六織を生ずる六つの感官(眼・耳・鼻・舌・身・意)の称である(佛語)。そのお役目は体の防衛である。しかし化学調味料はその六根の門番さえも騙してしまう魔物である。

 

 カレーは、いつ何処で食べても美味しく食べられるので、味覚が麻痺させられる。カレーには香辛料が多く入っている。香辛料とは胡椒等の本来の味を誤魔化す調味料である。胡椒とは保存技術の無い中世ヨーロッパで、腐りかけた肉を少しでも美味しく食べるために、腐臭を誤魔化すために使った調味料である。腐った肉が体に良いわけが無い。その腐臭を誤魔化すための香辛料も体に良いわけが無い。

 胡椒が宝石のように高価なインドの特産品であったので、奴隷商人のコロンブスは、胡椒の新しい運搬航路を求めて新航路を探す旅に出て、新大陸を発見した。その後、アメリカ原住民のインディアン600万人が、アメリカ人(イギリス人)により虐殺された。カレーとは、そんな曰くつきの料理である。

 

 ホンだしも化学調味料であるので、同じ理由で不可である。齋藤さんがある土地でメチャウマのラーメンに出あった。その料理をするところを見ていたら、小さじ一杯の白い粉を汁に入れていた。白い粉は、味の素に相当する化学調味料の何かであったようだ。

 

我慢とは煩悩である

 我慢とは七慢の一つである(佛語)。七慢とは、過慢、慢過慢、我慢、増上慢、下劣慢、邪慢を言う。慢とは「忄」(心)+「曼」〔音〕で、「心が伸びたるんで怠る」を意味する。「我慢」の意味は、①我をよりどころとして心が高慢であること、②我を張ること、③じっと耐え忍ぶこと、である。当初の意味の「自分自身に固執する」ところの①の意味から②に転じ、さらに③の意味となった。

 七慢は人が持つ煩悩である。その煩悩を断ち切るのが不動明王の持つ宝剣である。佛法、佛像を作り出した古代の賢者は、人の持つ慢心を知っていた。慢心を持つ人の本質は、2千年前から少しも変わっていない。それが、今でも不動明王が現役で活躍する所以である。

 

下図はロワジールホテル大垣の料理長・齋藤秀己さん  2015年1月18日

齋藤さんの料理は本物の味である。

 

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