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2024年6月26日 (水)

観魂学で「みとりし」上映会とLINEを観望する

 

 2024年6月19日、23日に大垣市木戸町の木戸ホールで、「みとりし」映写会と講演会を開催した。参加者は両日とも15名である。新聞に開催記事が掲載されたので、多くの人から問い合わせがあり、参加してもらえてうれしかった

 本来の対象者は私の町内からであったが、その参加者は予想外に少なかったのが残念であった。この会の趣旨は、町内で、昨年夏の孤独死で腐乱状態での発見事件をきっかけとした、再発防止の啓蒙活動の映画会・講演会であった。

 

 岐阜新聞社、中日新聞社、大垣ケーブルテレビが取材にきてくれたので啓蒙活動の第一歩としては成功だろう。今後、地道に活動をしていくので、最初から大々的に進行しても続かないだろう。それを思えば良きスタートであった。内容が重たいので、ボチボチやって行けばよいと達観している。

 

抵抗感

 「看取り士」というと、やはりまだまだ色眼鏡で見られる。死を連想して拒否反応をする人が多かった。お嫁さんに親の参加をお願いしても、親の死を早く望んでいるのかと思われるのが嫌で映画会への参加を勧めがたいと言う。本人に私が直接案内に行ったが、死を連想して縁起でもないと門前払いであった。看取り士の小川さんも同じ体験をしているという。まだまだ認識がないようだ。私だって、72歳になるまで知らなかったのだから。知ってからまだ1年である。

 

成果  

 今回の映写会を開催しての最大の収穫は、古川秀昭氏(元岐阜県美術館館長、OKB美術館館長、「生と死を考える会」会長)にも参加いただき、

 「新築する際、死ぬ時は自宅でとデザインしたりもしたが、いざ臨終間際になると、家族も戸惑うだけだろう。看取りについて互いに学び合えるこういった機会は、切実に大切だと思った。活動を応援していきたい」と感想を述べて頂いたこと。感謝である。

 近い将来、「生と死を考える会」でも講演をする予定となった。良いご縁であった。

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 映画「みとりし」上映

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  講演者の小川みさ子さん


 

 

魂の交流以前

 数か月前、ある行事で縁が出来た人たちがいた。その人たちにも参加してもらおうと、友人に仲間の2人の電話番号を聞いたら、「個人情報だ。何で電話番号を知りたか?」と逆質問にあった。また「なんでラインをやっていないのだ」とも言う。そうか、彼は私を信用していないのかと愕然とした。

 私は彼らに名刺を渡して、携帯も住所もブログも全てオープンである。しかし彼らは誰一人私に名刺をくれない....

 ラインでは中国と韓国に個人情報が筒抜けである。そのサーバーは韓国にある。ラインは今まで何度も情報漏洩で、政府から行政指導を受けている信用できないシステムである。そのLINEは信用して、今まで真摯に付き合ってきた仲間が信用できないとして、電話番号も教えてくれない。彼にはがっかりさせられた。この件で、今後の付き合い方を神仏は示唆してくれた。

 後から、彼はしぶしぶ2人中の一人だけ電話番号を連絡してきた。しかしそこに電話をかけても応答がない。常識ある人なら、スマホに着信履歴が残るから応答があるのが普通だ。私は、「これは神仏からの啓示である」と受け止め電話をするのを止めた。これは「縁がないという縁」だ。今後、付き合うべきではないと判断した。住む世界が違うのだ。

 私は情報漏洩が怖いので、ラインはやらない。やる人の気が知れない。ラインをすれば、下手をすると銀行情報まで抜かれる。

 

久志能幾研究所通信:「LINEにあらずんば人にあらず、LINEで廃人に!」  

http://yukioodaii.blog.enjoy.jp/.s/blog/2021/04/lineline-7fe6.html

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毒にも薬にもならぬ

 ある会の会長に案内をしたら、いつまでたっても返事がない。電話で問い合わせたら、「参加人数が少ないなら、出てもよい」という。なにさまなのだ。やはり、彼は噂通り、毒にも薬にもならぬ御仁であったことが再確認できた。今後、この種の案内はこの御仁には出さないと決断した。そんな御仁と付き合うのは時間の無駄である。そんな御仁が出席すれば、会の雰囲気が悪くなる。

 

魂のふれあい

 知人の紹介で来たという老人が、映画を観て涙を流してくれた。ご縁があって良かったと安堵した。

 多くの方が参加して良かったと言ってくれて、嬉しかった。

 一人一人の死を考える良き機会となった、いままで無知だったので、良い機会であったとの感想が寄せられた。

 誘ったある人は、直ぐ「参加する」と返事があり、知人まで連れて参加してくれた。私への信用問題であり、魂のふれあいの問題である。

 

 ある人は、直前に急用があり、欠席との連絡があった。常識ある対応である。それに対比して、無断欠席の人がいた。その人にはある役目をお願いしてあった。しかし開催後でも欠席の理由連絡がない。それで人間性が分かる。よきリトマス試験紙の映画会であった。

 

霊界通信

 思いついて、恩師の子安一徳先生にも参加してもらおうと電話番号をかけたら、奥様から、「2か月前に道路で転倒して亡くなった」と告げられて絶句である。つい最近、先生が活躍されている姿を新聞紙上で見たばかりなのに。

 亡くなられたことを教えてもらって感謝である。ご冥福をお祈り申し上げます。人は生老病死である。春夏秋冬、年功序列である。

 恩返し 返したいときには 恩師はなし

 

 魂は百面百相である。魂の会話ができる人と付き合おう。人生で一番大事な友は、自分の中のもう一人の魂である。

  飛行機で海外に行くときは、入念な準備をして旅立つ。人は必ず此岸から彼岸に旅立たねばならないから、相応の準備が必要だ。看取りはその一つの準備である。

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 馬場恵峰書

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資料

 総務省は2024年3月5日、LINEヤフーに対し行政指導を行った。同社が提供する「LINE」サービス利用者の通信情報や従業員情報が流出するなど度重なる情報漏洩事案に対し、再発防止など必要な措置を講じることを求めた。

 

 2023年10月、LINEヤフーはZホールディングスとLINE、ヤフーが合併し発足。

 2023年11月、LINEヤフーは、サーバーがサイバー攻撃を受け約44万件の個人情報が流出した可能性があると公表した。

 2023年12月、11月に不正アクセスの時期が約1カ月続いていた。

 2024年2月にも旧LINEの従業員情報約5万7000件が流出した可能性がある。

 2023年11月時点で不正情報流出件数は約51万件に増えた。

 

 総務省は、同社の業務委託先である韓国ネット大手NAVERとの間にシステムやネットワーク構成に「相当に強い依存関係」が存在していたと断定した。総務省は、ネイバーや業務委託先会社の情報セキュリティーに関わる安全管理措置に不備があり情報漏洩につながったと認定した。

 

2024-06-22  久志能幾研究所通信 2869号  小田泰仙

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コメント

小田様
ブログいつもありがとうございます。
ご友人から信頼されていないと感じると悲しさや悔しさ、怒りなどが湧いてきますよね。
お察しします。
ただ、もしかしてこういう見方もあるのではと思う部分もあり、僭越ながら、投稿させて頂きます。

【友人に仲間の2人の電話番号を聞いたら、「個人情報だ。何で電話番号を知りたか?」と逆質問にあった。】

・友人の方は、電話番号という個人情報を勝手に教えることに抵抗があったのではないでしょうか。また、小田様とそのお仲間の方が不仲であった場合(あるいは、お仲間の方が小田様に対しあまり良くない印象をお持ちであった場合)に、番号を勝手に教えてしまって、後々トラブルになってはいけないとお思いになられたのかとも推察します。

【常識ある人なら、スマホに着信履歴が残るから応答があるのが普通だ。】
見知らぬ番号からの着信であれば、出ない(掛け直さない)ことはよくあることかと思います。お仲間の方もそうであったのかもしれません。

あくまでも一個人の感想です。
そんな見方もあるかもしれないと思って頂けましたら幸いです。
長文失礼致しました。

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