大垣市役所案内ロボット、受付嬢の笑顔に勝てずクビ
2020年、大垣市前市長が鳴り物入りで大垣市新市庁舎に導入した案内ロボット君はいつの間にか、お払い箱になっていた。今でも大垣市庁舎内の案内をしてくれるのは、気配りがある受付嬢である。出向くと笑顔で迎えてくれる。
そもそも新市庁舎の顔である受付嬢を案内ロボットに代行させようと考えることが浅はかである。IT音痴で、現場に無知なエリート、世間知らずが考えることである。今の技術レベルでは、案内ロボットの仕事は使い物にならない。それは、常識ある人なら導入前に分かること。これは前市長が無駄なIT化を盲信して、税金を無駄遣いした愚行であった。
人間様の受付嬢は、市庁舎の入り口から入ってくる人を、その姿から一瞬で素性を見抜く。これは今のAI技術レベルではとても太刀打ちできない。その能力で、行動を一番よく判別できる人種は自治会長だという。自治会長は真剣な面持ちで受付窓口に真っ直ぐに突進してくるという(笑)。
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岐阜新聞 2019年4月26日 岐阜新聞のヨイショ記事
後方の議員たちは、忖度で拍手喝さいのヤラセ演技をしている。お笑いである。記事は恥ずかくて読む気もならないレベル。岐阜新聞は御用新聞だ。読者はこんな洗脳記事にも金を払っているのだ。これを踏まえて、しっかりと大垣の未来を考えよう。
これは読者(大垣市民)への「洗脳報道」である。「お殿様は偉いのだ」と大本営発表と同じである。そうやって市長と岐阜新聞は市民を油断させて大垣市を没落させ続けた。大垣没落には、岐阜新聞の責任も大きい。太平洋戦争でも、新聞が戦争を美化し煽った黒歴史がある。新聞が大本営発表をそのまま報道する。批判記事は全く書かない。その末路として、先の大戦で国土が灰に帰した。
マスゴミはその反省もせず、今も過ちを繰り返し続けている。だからこの20年間、岐阜新聞は大垣市長の忖度記事ばかりで、それが一因で市民が気が付かないうちに大垣が没落した。それは大垣だけでなく、日本全体でも同じで、失われた30年が生まれた。国民が日本の政治の腐敗ぶりとマスゴミの偏向報道に目を覚ます必要がある。このままでは日本は地獄に堕ちる。
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参考 久志能幾研究所通信;
大垣市役所の案内ロボットは上から視線・平成猿芝居、無能で左遷、不貞腐れ、IT音痴
創造とは、生存を賭けた血みどろの闘い
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何時もこの場所に鎮座するだけの案内ロボット 大垣市庁舎南玄関
仕事がないのです......😿
2022年2月14日、14:49:
案内ロボットが左遷されて姿が消えた後 大垣市庁舎南玄関 2022年4月14日
受付の主人公は受付嬢です。
案内ロボットが異動 大垣市庁舎 北口 2022年4月15日、11:18
窓際に左遷されました。
2024年現在は、外部団体のある施設に出向させられたとか......
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会社の守衛
私の父は紡績工場の守衛であった。たかが守衛、されど守衛である。それは会社の顔でもある。その工場を代表して、最初に工場に訪れる客に接するのが守衛(警備員)である。また工場内の社員の出入りの全て顔や身なりを見て、それに対応している。不審者を工場に入れるわけにはいかない。またどの課長や部長が何時入り、何時出て行ったかを覚えている。それが仕事だからだ。守衛は単に門で座っているだけの存在ではない。
事件があると、工場のエライさんから真っ先に守衛室に問い合わせがくる。また工場内の女子寮には数百人の若い女工さんが住んでいる。不審者が女目当てで塀を乗り越え、侵入する事件の多くあった(60年前の話)。だから守衛として門を守るだけでなく、預かっている娘さん(女工さん)を外からの侵入者から守るのも大きなお役目である。まるで四天王のお役目である。工場の自衛隊としての警察、警備員である。だから、たかが守衛ではなく、怖い存在である。
私は守衛の本質を母から父の仕事内容を教わっていたので、自分が前職の会社に勤めていた時は、守衛室(今は保安室に名前が変わった)の人にはいつも一目を置いて、接していた。
母の教え
その母からの教えの一つは、会社員の自分が出張で外に出たら、会社の代表として振舞えという教えである。「男は外に出れば7人の敵がいる」である。今振り返ると、凄いことを教えてくれた女傑の母であった。
自分の服装、食事、態度でその会社のレベルが知られてしまうという。「勤める会社のレベルに見合った行動を取れ」と言われた。出張先の会社や講演会場で、自分の姿と行動が観察されている。出先の食事でも、出張で食費が支給されているから、それに見合った値段の食事を取れと教えられた。ケチって安い食事をとると、世間から「あの会社は、あの程度しか食費を出さない貧乏な会社」と思われてしまい、自分の会社の評価を下げるのだ。
だから私は出張時には少し奮発して良い食事をした。それが肥満の原因? お金は人生劇場の入場料だ。それをケチッるのは、キセル人生と同じだ。
大垣市役所の受付嬢
大垣市役所の受付嬢も上記との同じ役割である。市役所には血相を変えて突撃してくる市民も多いとか。その御仁が、行く部署が分からず、迷う時に親切に案内をしてくれるのが、受付嬢である。
その優しい案内嬢が怒り心頭になるのが、たらい回しである。来訪者の用件を聞き、電話でその部署に問い合わせても、別の部署を紹介され、またそこからもたらい回しをされることが頻繁にあると言う。役所でたらい回しをされるのは、市民だけでなく、一番の被害者は受付嬢である。それをにこやかな笑顔で、怒りの市民と冷静に受け答えするのは大変な仕事だ。頭が下がる。
ロボット君の末路
そんな気を配る必要がある激務を4歳の頭脳レベルの案内ロボット君がこなせるわけがない。だから案内ロボット君は、前市長のコネで入庁?したが、わずか2年で左遷され、クビになった。この2年、ロボット君の出番は1日に1度あるかないかであった。私は案内ロボットが動いている姿を一度も見ていない。
私だって、そんな無機質な案内ロボットに聞くより、親切な受付嬢に行き先を案内してもらう。人として当たり前の話だ。最高学府卒の前市長はそれを理解できなかった。エリートは現場に無知である。そんな人が市長となれば、大垣が没落するのは必然であった。
高学歴に目がくらみ、それで市長を選んだ市民にも責任がある。日本人は学歴偏重主義から目を覚ますべきだ。その末路が、現在の国会議員の裏金問題で、日本政治の崩壊である。
Pepper君の末路
そういえばソフトバンクのPepper君も、リストラ対象となり、リース更新をしてもらえず、姿を消しつつある。孫さんも頭は切れるが、どこか抜けている。合理的に考える人は合理的にしか物事を考えられない性である。世の中は合理的だけではうまくいかない。
観音菩薩様の悩み
受付嬢は一瞬にして市庁舎に来た衆生の悩み(音)を観る。そして親切に笑顔で案内してくれる。まるで観音菩薩様のようだ。観音菩薩様は、来庁舎を訪れる善良なる衆生を救う。それでいて市庁舎を襲う外敵を見分ける四天王の役目も負う。その観音菩薩様や四天王でも、ヒラメ主義が染み込んだたらい回し役人には手を焼いている。敵は外からくるのではなく、「敵は本能寺」である。ヒラメ習性のある衆生、度し難しである。
身内の敵が「忍法たらい回しの術」を仕掛けてこれば、手も足も知恵もない案内ロボット君はなす術がない。移動車輪が空回りするだけだ。
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馬場恵峰書
松本明慶大仏師作 聖観音菩薩像
高野山 中門の広目天 開眼法要後 2015年4月25日
松本明慶大仏師作
足元の邪鬼の姿は前面の柵のため良く見えない。
高野山 中門の持国天 開眼法要後 2015年4月25日
松本明慶大仏師作
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2024-05-09 久志能幾研究所通信 2857号 小田泰仙
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