巡礼 玲愛 詩絵賛歌 in Sagan
最初に言葉ありき
《新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章から》創世は神の言葉(ロゴス)からはじまった。 言葉はすなわち神であり、この世界の根源として神が存在するという意味である。
聖書の言葉にあるように、絵を描くにも、最初のイメージを言葉で表して、それを具現化する。その言葉の想像力も画家の大きな才能であると思う。詩を詠う、そこから絵を生む出す。その流れで作品を生み出すのは、画家にとって必要な才能だ。
玲愛さんの名付けるキャプチャーは、夢の世界に誘う。詩を詠うと同じである。彼女はその詩からイメージを膨らまして絵を描く。キャプチャーは、絵の命なのだ。
玲愛さんは俳句も詩の朗読も好きで、それで言葉を磨く修練をしているようだ。それが絵のキャプチャーに現れている。並みの画家の付けるキャプチャーとは少し世界が違う。キャプチャーも絵の一部である。
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「玲愛 作品展 childhood」開催中。in 川原町 Gallery Sagan、2月27日まで
抱きしめる木
春の酩酊 アクリル 455×970 mm
まだ夢をみられますか
アガパンサス族(南アメリカ産) 花言葉は「愛」、「恋愛」
優しくあるために アガパンサス族(南アメリカ産)
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2024-02-26 久志能幾研究所通信 2834号 小田泰仙
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