柴田節郎陶展 作品紹介 人生の壺
3月5日~3月28日、岐阜市川原町 Gallery Saganで「柴田節郎陶展」が開催されている。そのうちの「壺」の作品を紹介する。
モノを買うとは、自分を買うことだ。買うとは、持っていたお金が、等価のモノに変わる。だから安いものを買う人は、自分を安くする行動をしている。安く買ったものは、往々に大事にしないのだ。
バーゲンセールで安いものしか買わない人は、価値観の基準が値段だけになっている。そんな人には貧乏神しか寄ってこない。安いものにはワケがある。
ものを買う場合は、お金を感謝の念を込めて旅立たせよう。そうすれば、お友達の「お金」を連れて帰ってきてくれる。だから値切るなどとんでもない。値切るとはディスカウントである。自分と相手を否定しているのだ。
ディスカウントとは心理学用語で、自己否定、他人否定、状況無視である。対人交流でいうA(アダルト)が働いていない状況である。それでは幸せになれない。
ものを買う場合は、自分の人生の壺とは何かを問うべきだ。そのものが自分の一部となって、「地獄の季節」に助けてくれるかを考えよう。郵便ポストが赤いのも、自分の責任である。
自分の価値観の壺にヒビが入ると、大事なものが洩れていく。その壺には、自分を守る宝刀が入っている。人生の壺を、大事にしよう。
「壱/壹」という漢字
会意兼形声文字である(壺+吉)。「ふた付きのツボ」の象形と「刃物の象形と口の象形」から、ツボを密閉して酒を発酵させるさまを表す。刃物をおまじないとして置いて、めでたい事を祈るさまから、「めでたい」の意味である。
そこから、事が成功するように力を入れ続ける、すなわち「もっぱら(1つの事に集中する)」を意味する「壱」という漢字が成り立った。
※「壱」は「壹」の略字で、「壹」は「壱」の旧字である。
https://www.okjiten.jp/kanji1254.html
¥200,000
¥300,000
川原町 Gallery Saganで
川原町 Gallery Saganで
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2023-03-10 久志能幾研究所通信 2637 小田泰仙
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