空家増え ハチの一刺し 日本危機 トヨタ生産方式で再発防止
町内のある家から蜂の巣の件で相談が来た。軒下に大きな蜂の巣が出来ており、そこから蜂が数多く舞っていて、庭に危なくて近寄れないという。
業者に駆除を頼めば2万円~4万円が相場である。
それでなんとか自力で駆除しようと蜂の巣駆除法をネットで調べて、知人にも助言をもらい、準備を万端にして、9月24日の夜と25日の夜、26日に駆除の処理をした。27日に死骸と巣を撤去できた。
その再発防止策を考えたら、日本の少子高齢化問題と空家問題が浮かび上がった。これは政治の問題だ。
当面の対処療法として、蜂の巣を早く見つけ、巣の大きさが小さいうちに駆除することだ。そしてその予防として、庭の樹木、草木の防虫対策である。
注意喚起
私もこの件を羽柴秀吉の参謀の末裔の知人に世間話として話したら、そんな危ないことはやってはダメと叱られた。天下の智謀の末裔の諫言である。その言葉は重い。
蜂の巣の駆除には命の危険性があるので、できれば業者に蜂の巣の駆除を依頼するのが無難です。スズメバチは獰猛なので、駆除には命の危険があります。その点、足長蜂は毒性が弱いが、それでも刺されたら、その毒性で、高齢の方はショック死の恐れがあります。いくら弱毒でも猛毒ですから、命に対して危険です。
愛媛県大洲市で2017年9月11日、車いすの女性がスズメバチの群れにおよそ50分間にわたり襲われ、死亡するという痛ましい事故が起きている。毎年、全国で約20人が死亡するというスズメバチ被害が起きているのが現実である。
今回駆除した巣は、約50匹の少し大きな足長蜂が生息していた。それが同時に襲ってきたら、命が危険があった。特に私のように過去にがんを患い、また年齢が高いので、免疫力が低下していて、大変危険であった。
現在の新型コロナで死亡する方の多くは、免疫力が低下している高齢者だ。私の町は高齢者が多いため、蜂は新型コロナと同等に危険である。天下の智謀の末裔の諫言は正しかった。
本記事は、蜂の巣の駆除方法としても参考にしてください。
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蜂の巣を駆除実施
蜂はその行動パターンで、日が暮れると活動を休止する。また蜂は夜目がきかない。蜂はこちらから攻撃しないと、刺しに来ることはない。
私は生き物を殺すのは本意ではないが、人に危害が及ぶ危険性があるので致し方ない。
それで、やっと台風も過ぎ、雨風が納まった日の2022年9月24日21時、闇夜に紛れて、完全な蜂防止対策の服装をして、蜂駆除用のバズーカ(価格1,738円)を携えて、現場に向かい、蜂の巣に向けて発射した。幸い、風向きも良く、風上からバズーカを発射することが出来た。
この暑いさ中、厚手のグレーのジャンバーを着て、厚い黒皮の手袋、紺色の帽子と眼鏡、顔をマスク、バスタオルで覆った。完全な蜂に対する防御服装である。人が見れば泥棒の恰好である(笑)。警官が見れば職務質問するだろう。
蜂の駆除業者のHP情報では、夜でも白色の服装が良いようだが、私にはどちらが良いか、よく分からない。
暗闇の中、蜂の巣に向けて噴射時間20秒ほど、3m程離れてバズーカを発射した。さすがに製品が誇る「12m離れて駆除」というわけにはいかない。そのバズーカの発射持続可能時間は35秒なのだ。蜂からの反撃を避けるため、すぐ現場を離れた。幸い、巣の中で寝ているのか、蜂は飛び出してこなかった。
大きなバズーカ管なので、何回も使えると思ったら、一回の使い切りである。
翌朝、現場を確認したら、蜂の巣の下に50匹ほどが、巣から落下して死んでいた。かなり大きな蜂で、蜂の種類は足長バチであった。生き物を殺したことに後ろ冷たさがあり、手を合わせた。
念のため、9月25日21時、2度目のバズーカを発射した。26日、巣を棒で壁から落として、27日に死骸と巣を撤去した。
殺生
私は生き物を殺すのは大嫌いで、虫一匹殺したことはないというは、大袈裟な表現ではない。子供頃は、遊びで生き物を殺したこともあるが、大人になってからは、そんなことはしていない。ましてや遊びの魚釣りは絶対にしない。
しかし人間として生きていく以上、生き物を殺して食べないと生きていけない。しかしそれは生業としている方が行う。その方々は、年に一度、その生き物の供養をされている。
蚊が私の腕に止まれば、さすがに叩いて殺すが、そんな蚊が来る環境を作らないようにしている。
ゴキブリも叩いて殺すことはなく、ゴキブリを見付ければ、卵が産めなくなる餌を台所に撒いて、ゴキブリがそれ以上増えないような対策を打っている。
そもそもゴキブリが出るのは、台所が整理整頓清潔でないのが原因だ。
台所の流しにもときおり、ナメクジが出るが、ペーパータオルで包んで外の排水溝に逃がしている。とにかく家の外に出てくれれば、それでヨシである。ナメクジは人間様に悪さはしない。それを塩で殺すなど、私はやりたくない。
そんな生物が出てくるのは、私の生ごみの処理が悪いからだ。清潔でないからだ。元を断たなきゃダメなのよ。
生き物だって、その生を必死に維持している。生き物が人間に及ぼす害の原因を、人間様が作る出していることが多い。
どんな小さな生物でも自然界の循環の中でその役目を果たして生きている。小さな細菌が廃棄物を分解して、土に還して循環の役目を果たしている。それを人間さまの都合で、一方的に殺すのは自然界(神仏)に対して不遜ではないのか。その人間が森を破壊し、動物の生息域を破壊し、やりたい放題をしてきた横暴さを咎めたのが、新型コロナ菌ではないのか。自然界は、人間に自省を促しているようだ。
再発防止
今回、蜂の巣を駆除して終わりではない。再発防止をしないと、また蜂が巣をつくる。なぜ巣が出来たかを検証して、その対策を打たないと、単なる「対処療法」になってしまい、カネと時間をかけた意味がなくなる。それはトヨタ生産方式に反する。
なぜ何故を5回繰り返し、その真因に辿り着いた。
真因
蜂が巣を作った真因は、近くの家の庭の雑草や樹木の管理放棄である。蜂は雑草の中にいる虫を餌として、その近くに巣をつくる。蜂は職場と住まいを近くする智慧があるのだ。人間様と同じ職住近接である。働きバチだって、通勤時間を短くしたいのだ。だから、雑草の手入れをしないと、また巣が出来る。
今までの経験では5年くらいは、蜂は同じ場所に巣をつくる習性があるので、その都度、駆除すること。それを5年間続ければ、蜂も巣つくりを諦める。そのように隣町の自治会長に教えられた。
その蜂の餌になる虫の発生を防止ため、植木や雑草に防虫剤を撒く必要がある。巣が出来ても小さい状態のうちに処理すれば、簡単に処理できる。だから定期的な蜂の巣の有無の点検が必要だ。それを近くの家に伝えた。
当町内は、独居老人が亡くなり、空き家となり、樹木や雑草が生い茂った状態の家が多くなっている。これが蜂の繁殖する原因である。今からその対策を打つ計画をしている。
しかし空家になっている家は、その持ち主も分からず、その連絡しようがなく、困惑である。まずそこから対策を打たねばならぬ。
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蜂の巣が日本の危機を示す
私の住む町は大垣の中心地にあるが、それでも空き家比率は10%に迫っている。我が町の高齢者(77歳以上)は市内で一番多い。先日、町内で孤独死事件が起きて、また1軒の空き家が増えた。
日本全国でも、空き家比率は13%(2018年)と上昇の一途である。少子高齢化で、空き家が増えている。これは政治の問題だ。これを解決する政治家を選ばないと、日本は滅亡だ。大垣も滅亡である。
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大垣市の少子高齢化対策
それは簡単で、大垣の景気を良くするため減税して、都市の設備投資をして、人を呼び寄せ、人口を増やし、空き家を減らし、子育てに対して優遇策を取れば、大垣市の人口は増え、景気は良くなる。
今の大垣は税金は高いし、市からの恩恵は少ない。大垣の児童生徒一人当たりの教育費は県下最低である。今の大垣市が没落したのは、前市長が没落の為の施策を取り続けたためだ。それで大垣市の魅力がなくなった。増税で市民を苦しめ、大垣駅前商店街をイジメて、シャッター通りにしたのは、前大垣市長である。その悪政を石田仁市長は継承すると吠えている。狂気である。
現状の悲惨さに対して、石田仁大垣市長と近沢正議員が、少子高齢化社会に反する「ゴミ袋有料化」の愚策を邁進している。彼らはゴミ袋有料化に関する利権に目が眩み政治を迷走させている。これで億単位の金が動き、それに付随して多くの利権が発生する。これが、大垣の未来にとどめのハチの一刺しとなりそうだ。
蜂の巣が大垣の現状を示す
私は蜂の巣の処理を、この1年間で3回も行った。前回は1年前で、別宅で発生し、知人に処理してもらった。それが1年間に3回もとは異常な状態である。なにせこの歳まで、こんなことは初めてだ。蜂という神仏が異常を教えてくれている。
今回、自分で処理して多くのことを学んだ。蜂の巣の増加が日本の危機であることを教えてくれた。
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ハチの一刺し
本件で、40年前の榎本三恵子の「ハチの一刺し」を思い出した。
榎本三恵子は、田中角栄元総理大臣の筆頭秘書官、榎本敏夫の元妻である。
1981年10月28日、東京地方裁判所で開かれた戦後最大の疑獄事件と言われるロッキード裁判丸紅ルート公判で検察側の証人として出廷、田中角栄被告の5億円受領を決定的に裏付ける内容の証言を行い、日本中を騒然とさせた。また記者会見でのマスコミとのやりとりから出てきた「ハチの一刺し」という表現が話題になり流行語にもなった。
この項、Wikipediea より
この蜂の一刺しで、私は大垣政治の不徳に再度目を向けた。
国土交通省 空き家等の現状
蜂の巣ができやすい場所トップ5!効率的に蜂を予防する対策ポイント|ハチ110番 (sharing-tech.co.jp)
https://www.sharing-tech.co.jp/hachi/news/%E4%B8%80%E6%88%B8%E5%BB%BA%E3%81%A6%E3%81%A7%E8%9C%82%E3%81%AE%E5%B7%A3%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%89%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84.php
2022-09-25 久志能幾研究所通信 2501 小田泰仙
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いつも、ブログの更新ありがとうございます。
蜂の習性に関わる記述について伺いたいのですが、
こちらのブログには「蜂は服装が白色だと攻撃してくるそうだ。だから黒色である。」と書かれていますが、私が調べたところによると、「蜂は本能的に黒色を敵だと認識して、攻撃してくる習性がある」そうです。たしかに、蜂の防護服は白色をしています。
服装が白だと攻撃されるという根拠(ソース)をお示しいただけましたら幸いです。
投稿: | 2022年9月27日 (火) 00時16分