書籍1.2トン分の収納準備が完了
この1年間で、私はスチール製書棚(W80×H180×D25㎝)を自宅に8台を追加購入した。一個の書棚で約150kgの書籍が入るから、8台で合計約1200kg、つまり1.2トンである。車一台分の重量である。スチール製書棚の価格は、一台1万円ほどだが、収納する書籍代が半端ではない。既にその書棚の半分は埋まっている。
この本箱を追加購入前は、所有の書籍の総重量が4トンであった。
空間の意味
頭の中も受け入れるスペースがあるから色んな発想が出てくる。それは書庫も同じである。ぱんぱんに詰まった書庫では、発想に閉塞感が出てしまう。何事も余裕である。余裕のない人生は貧乏人の人生だ。お金の問題ではない。お金が無くても裕福な人生は送れる。その第一の条件が「余裕」である。空間も時間も人もカネも、全て余裕がないとダメである。
人生の中に、何もない時間を作って、自分の人生を考えないと、何かに支配された奴隷の人生となってしまう。何もない時間があるから、社会の問題を考えることが出来る。
なぜ乳がんが増えたか?
なぜ日本人だけにガンが増えたか?
なぜ大垣市が衰退したか?
明確な増税であるのに、なぜ大垣市は、ゴミ削減に貢献しない「ゴミ袋有料化」を強行したか?
無用の用
これは老子の思想の「無用の用」である。部屋でも、何にも置いてないからこそ、色んな用途に使える。部屋がゴミだらけでは、何の用途にも使えない。くだらない情報に頭が満杯になるから、マスコミに洗脳される。だから私はテレビを見ない。本やネットが最大の情報源である。
原文
三十輻共一轂。当其無、有車之用。
埏埴以為器。当其無、有器之用。
鑿戸牖以為室。当其無、有室之用。
故有之以為利、無之以為用。
書き下し文
三十の輻は一轂を共にす。其の無に当たりて、車の用あり。
埴を埏して以て器を為る。其の無に当たりて、器の用あり。
戸牖を鑿て以て室を為る。其の無に当たりて、室の用有り。
故に有の以て利を為すは、無の以て用を為せばなり。
現代語訳
30本の輻は1つのこしきに集まって、車輪を形成する。
何もない空間があるから、車輪としての役割を果たす。
粘土をこねて器を作る。器の中に何もない空間があるから、器としての役割を果たす。
戸や窓を貫いて部屋を作る。部屋の中に何もない空間があるから、部屋としての役割を果たす。
形ある物に価値があるのは、形ない物がその役割を果たしているからだ。
2022-05-28 久志能幾研究所通信 2392号 小田泰仙
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