« 一日一怒 | メイン | 南海トラフ巨大地震 対策プロジェクト »

2021年12月15日 (水)

気を付けよう ぬくぬく詐欺が 財布抜く

ぬくぬく詐欺まがい住宅メーカの嘘・傲慢・甘やかし

 

 多くの住宅メーカは床暖房の素晴らしさを豪語している。I社などは、床暖房と太陽光発電が標準装備である。それを外したくても外せない。

 床暖房を入れた家は、ある時期には、気密性が高すぎるので、入れなくてもよい時に冷房を入れないと、暑くて家に居られない。却って電気代がかかる。

 その床暖房も一年のうちで2,3か月しかつかわない。多くの家庭が運転費、維持費が高く、直ぐ温まらないのに嫌気がさし、使わなくなるそうだ。

 だから儲かるのは住宅メーカだけ。

 

結論

 床暖房は、人間として傲慢である。人間ならもっと自然に接して暮らしたい。普通の虚弱でない人間なら、床暖房は不要であると思う(私の意見)。

 私はこの10年、築50年の自宅の日本家屋をリフォームしてきた。断熱工事、耐震工事、床下工事、暖房改善工事で、体得した智慧から出した結論である。今の最新式のハウスメーカが作る家は、私の自宅よりはるかに性能が良いはずである。だから床暖房は不要と結論付けた。

 

基本方針

 雨が降れば傘をさす(松下幸之助翁)

 だから寒くなれば、一枚余分に服を羽織ればよいではないか。

 状況が変われば、それに適応して過ごす。それが経営である。

 

 その昔、エリザベス女王も英国宮殿の光熱費を削減するため、一枚余分にガーディアンを羽織ると英国民に向けてメッセージを出した。エリザベス女王も国民に対して、税金の無駄遣いはしていないとアピールしたのだ。

 

高性能の家

 そもそも最近の住宅は高性能になっており、高気密、高断熱の住宅ではエアコン一台で家の中は安定した温度を維持できる。それを年中Tシャツ一枚で過ごせる環境になると宣伝するのは、愚かな人間様を騙し、傲慢さに導くことである。寒い時は一枚くらい余分に羽織ればよいではないか。そうしないから、財布から札束を抜かれても気が付かないのだ。

 さらに新築30年後、床暖房の全面修理で目の玉の飛び出る金を請求される。機械(家も含む)はシンプルイズベストである。

 家と自然と共存して暮らすことが大事である。甘やかされて育った子供はろくでもない人間になり勝ち。家も同じである。床暖房システムは肥満の脂肪のように過剰設備となり、高い初期費用と、維持管理費用が必要となる。

 

お風呂の事故死

 多くのハウスメーカは、お風呂のヒートショックの死亡事故で、床暖房の必要性を宣伝している。まるで脅迫である。事実、日本では年間2万人がお風呂で事故死している。

 しかしそれはお風呂に長く浸かり過ぎたため、のぼせて意識を無くなり、その結果溺死である。決してヒートショックが原因ではない。高気密、高断熱の住宅では、お風呂場の脱衣所でヒートショックを起こすような環境ではない。

 

 だからオダ仏教では、床暖房を勧めるハウスメーカの手口を「ぬくぬく詐欺まがい」と定義している。

 

2021-12-15  久志能幾研究所通信 2239号  小田泰仙

「久志能」 で検索

著作権の関係で、無断引用を禁止します。

コメント

コメントを投稿