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2021年12月

2021年12月 3日 (金)

不用品整理は、損切と思おう

 

 家中の品物を断捨離している。つい勿体ないと、溜め込んだ結果、不用品に占領された生活を送る羽目になっていた。「不用品整理は、損切と思おう」の言葉を雑誌で見つけて、すっと腑に落ちた。それで使わないものを躊躇なく捨てられるようになった。

 不要なものは、場所を占有して、必要なものを探す時間を失う。それが一番の人生ロスである。

 それより無駄の品物が、社会を交差して、無駄である。自分がその種の品物を提供する場合は考えるべきだ。

 

再発防止

 不用品となる恐れのあるモノを買う場合、廃棄を想定して購入する。

 お金持ちの家にはモノは少ない。

 当家は貧乏なので、品物が溢れている。

 家に置く品物を少なくする心構えが必要だ。

 

 モノに執着する心こそ、捨てるべき不要な心である。強欲があるから、みちることのない執着心が生まれる。

 一衣一鉢、小欲利他の心で過ごそう。

 人は裸で生まれて裸で死んでいく。

 

 本音は、それに付けてもお金の欲しさよ(笑)。谷底に落とされても無くならないと書いて「欲」である。人間である以上は、欲は無くならない。生きる欲まで捨てたら人間ではない。それを前提に精進は続けよう。

 

最近捨てたモノ

 有名観光地を特集した雑誌「サライ」等

  いつもお世話になっている近所の人に進呈した。

 

 最新号「週刊文春」、「週刊新潮」、「ゲーテ」、「PHP」

  必要なページをコピーして、後は近所の人に進呈。

 

 有名画家のリトグラフ

  貸与として先生に進呈。価格は数十万円の絵である。

  私が入院した時、お世話になったのでそのお礼である。

  もし私より先に亡くなられたら、返してもらう約束である。

  今は先生と生存競争である。

  

 昔のVHSテープ

   今のブルーレイビデオを見ると、とても見れないレベル。

 

 オイルヒータ、パネルヒーター

  いつもお世話になっている先生に進呈した。

 

 足踏み健康器

  この種のモノは、長続きしたためしがない。

  買ってはいけないという知恵がついた。

 

 50年前のカッターシャツ

   母がバーゲンセールで、私のために大量に買っていた。

   新品なので捨てられず、50年間も保存することになった。

   当時と体格が変わり、また変色して着られない(😿)

   保管場所ばかり取り、無駄であった。

 

  電気掃除機

   今はクルクルを使って畳の上を掃除している。

   電気掃除機は、面倒である。不要と断定して捨てた。

 

  野菜ミキサー

   一度も使わず捨てた。誰も貰ってくれなかった。

 

  お茶やシイタケ、砂糖

   慶弔時のもらい物である。

   賞味期限を見たら、10年前に期限が切れていた。

   当時は管理職として、香典を数多く出していた。

   その返礼として、お茶やシイタケが返礼で来た。

   とても消化しきれない。付き合い上で、悪慣習である。

   私が香典返しをした場合は、その考慮をした返礼品にした。

   

  結婚祝いの返礼品

   コーヒーカップやコップセット、毛布

   ダブってあるので使いきれず、捨てるしかない。

 

  固形石鹸

   50年前のお歳暮、お中元での品ものである。それが自家には大量にある。今は液体の洗剤の使用が中心で、固形石鹸など年に数個しか使わない。

  タオル

   もらい物の新品のタオルが段ボールで2,3倍分もあった。普通の成果腕はとても使い切れない。10年前の東日本大震災のおり、支援物資として提供した。

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  馬場恵峰書

 

2021-12-02  久志能幾研究所通信 2226号  小田泰仙

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2021年12月 1日 (水)

自分が豊かになれない原因、日本が貧乏になった原因

 

日本経済の停滞

 この30年間、日本人の給与が上がらなかったのではない。企業が上げなかったのだ。「日本人の給与が上がらなかった」と報道するから、その責任が曖昧になる。

 それはグローバル経済主義狂に汚染された大企業の責任である。個人の行動に当てはめれば、そのままでは貧乏になることが分かっていて、行動しなかったのだ。

 だから企業は労働者へ払うべき金が浮いたから、内部留保は増大した。従業員の給与はこの30年間上がらなかった。欧米の給与は2倍に増加している。

 大企業は正社員を減らし、派遣労働者を増やし続けていた。だから全日本で見れば日本人の年収が上がらなかった。非正規社員が増えたので、給与が上がらないから、若者が結婚できず、子供が増えないのだ。それが少子化の真因である。金が市中に回らないから、日本経済の活性化が出来なかった。

 

企業の投資先

 企業は出すべき金を労働者に出さず、内部保留にして、未来の投資をしなかった。最大の投資先は人財なのだ。成長しなかった企業の生きざまは、現代の年金生活の老人のそれと同じである。

 

老後?

 老人は「老後」?を心配して、金を銀行に蓄えて、なるべく使わないようにしている。だから金が市中に回らない。お金は経済の活動の血である。それが回らねば、壊死する。それが、日本経済が停滞している原因である。老人が今の5%分の金を余分に使えば、すぐ景気は回復する。

 生涯現役で働けば、「老後」は存在しない。その教えを、馬場恵峰先生は後ろ姿で示してくれた。

 

他山の石

 日本の企業を他山の石として考えよう。日本企業の失敗から、自分の活動を反省しよう。自分が金持ちになれなかった原因は、自分が貯めるばかりで、使わなかったことにある。お金を使わないと今後、ますます貧乏になっていく。お金とは、経験智を取得するための費用である。経験智が増えれば、稼ぐ力が身に付く。

 お金を自分の財布から感謝の念で送り出せば、未来にお金がお友達を連れて帰ってきてくれる。

 お金はお足である。足止めすれば、腐ってくる。腐ったものをあの世にも持って行けない。お金を子孫に残せば、却って子孫を不幸にする。自分が稼いだ金は自分で使うべきだ。

 

母の思い出

 これを書いていて、母から指導されたお金の使い方を思い出した。「会社で出張時、昼食費が千円支給の場合、金を浮かすために、500円のモノを食べてはならない。千円の料理を食べること。外に出れば、平社員でも会社の代表だ。それが500円のモノを食べていては、他人が見れば、あの会社は500円のモノしか食べられない貧乏な会社と思われてしまう。それでは会社にも自分のためにもならない」である。

 私はその教えを守り、つい高いものを食べていた。それで肥満になったのは、愛嬌?

 

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 馬場恵峰書

 

2021-12-01  久志能幾研究所通信 2225号  小田泰仙

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